JP2001271330A - ゲートポンプ設備 - Google Patents

ゲートポンプ設備

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JP2001271330A
JP2001271330A JP2000086104A JP2000086104A JP2001271330A JP 2001271330 A JP2001271330 A JP 2001271330A JP 2000086104 A JP2000086104 A JP 2000086104A JP 2000086104 A JP2000086104 A JP 2000086104A JP 2001271330 A JP2001271330 A JP 2001271330A
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俊憲 徳永
Kazuo Iizaka
一夫 飯坂
Hiroyuki Tanaka
裕之 田中
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Tsurumi Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成が簡潔で大型化することなくローコスト
に設置でき、水路中の流下物が排水ポンプに直撃するこ
とを回避でき、且つ、昇降操作に大きな動力を必要とせ
ずランニングコストの面でも優利なゲートポンプ設備を
提供。 【構成】二又状に分岐されたエルボ状吐出管４をゲート
躯体１内の下方部に定着させてその両側端開口面１３
ａ，１３ｂをそれぞれ側開型ポンプ吐出口１０ａ，１０
ｂの衝合面に形成し、エルボ状吐出管４内をセパレータ
により主ポンプ側吐出路と副ポンプ側吐出路に区画し、
その上端開口面にそれぞれ逆止弁８，８を付設し、更に
その上方に上記両吐出路を合流させる単一の吐出導管９
を立設し、ゲート躯体１内へ立設された主ポンプ用昇降
ガイド１４ａに主ポンプ１０ａの外側の係合子１５ａを
摺動自在に係合させ、ゲート躯体１内へ立設された副ポ
ンプ用昇降ガイド１４ｂに副ポンプ１０ｂの外側の係合
子１５ｂを摺動自在に係合させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の技術分野】本発明は、外水の侵入を防止すると
共に内水を外水側へ強制的に排出するたの、ゲートポン
プ設備に関するものである。
【０００２】
【従来技術とその問題点】図４および図５に示すよう、
水路に設けられた水門に昇降自在に支持される門扉１０
１の内水側Ａに面して排水ポンプ１１０を装着し、内水
位よりも外水位が低いときは図４のように門扉１０１と
共に排水ポンプ１１０を引き揚げて自然流下により排水
させ、内水位よりも外水位が高くなれば図５のように門
扉１０１と共に排水ポンプ１１０を下降させて外水の侵
入を防ぐと共にポンプ運転により内水を強制的に排出さ
せる、というゲートポンプ設備は既に公知である。
【０００３】しかし上記従来のゲートポンプ設備では、
門扉１０１の内水側Ａ面へ排水ポンプ１１０が片持状に
装着されているため、重量アンバランスを生じて門扉１
０１の昇降作動が不円滑となり、排水ポンプ１１０と共
に大重量の門扉１０１を昇降させるので大きな動力が必
要でランニングコストが増大し、且つ、水路上部のスラ
ブにポンプ通過のための大きな開口部Ｈのマシンハッチ
が必要で建築躯体強度保持のため建設コストが嵩み、ま
た、内水路Ａに面している排水ポンプ１１０に水路中の
流下物などが直撃して損傷を与えるという欠点がある。
更にまた、ゲート設備は、主ポンプの故障時や緊急時の
増設排水に備えて副ポンプを併設し、これら個別に装着
される主副２台のポンプについてそれぞれ各別の吐出配
管が施されるため、構成が複雑となると共に設備の大型
化が避けられないという憾みがある。
【０００４】
【発明の目的】本発明の目的は、構成が簡潔で大型化す
ることなくローコストに設置でき、また、水路中の流下
物が排水ポンプに直撃することを回避でき、且つ、昇降
操作に大きな動力を必要とせずランニングコストの面で
も優利なゲートポンプ設備を提供することにある。
【０００５】
【発明の構成】本発明に係るゲートポンプ設備において
は、上面開口箱状のゲート躯体を水路に設けてその内水
側壁面の下方部に取水口を開口し、エルボ状吐出管内を
セパレータにより主ポンプ側吐出路と副ポンプ側吐出路
に区画すると共に該区画された両吐出路の上端開口面に
それぞれ逆止弁を付設し、更にその上方に上記両吐出路
を合流させる単一の吐出導管を立設してその上端部を外
水側へ開口させ、下方を二又状に分岐されたエルボ状吐
出管を着脱ベンドによりゲート躯体内の下方部に定着さ
せてその両側端開口面をそれぞれ側開型ポンプ吐出口の
衝合面に形成し、ゲート躯体内に主ポンプ用昇降ガイド
と副ポンプ用昇降ガイドを各別に立設し、主ポンプの外
面から導出された係合子を主ポンプ用昇降ガイドに摺動
自在に係合させると共に副ンプの外面から導出された係
合子を副ポンプ用昇降ガイドに摺動自在に係合させた。
【０００６】
【実施例】以下実施例の図１乃至図３により説明をす
る。
【０００７】１は水路中に設けられたゲート躯体であ
り、上面を開口した箱状に形成され、内水側壁面１ａの
下方部に取水口２を開口し、下底部には着脱ベンド３に
よってエルボ状吐出管４を定着させる。エルボ状吐出管
４は管内をセパレータ５により主ポンプ側吐出路６ａと
副ポンプ側吐出路６ｂに区画し、該区画された両吐出路
６ａ，６ｂの上端開口面７ａ，７ｂにそれぞれ逆止弁
８，８を付設するのであるが、バタフライ型の逆止弁で
あれば一方の弁体を主ポンプ側吐出路６ａの上端開口面
に配し、他方の弁体を副ポンプ側吐出路６ｂの上端開口
面に配することになる。逆止弁８，８の上方には上記両
吐出路６ａ，６ｂを合流させる単一の吐出導管９が立設
され、その上端部はゲート躯体１の上方から外水側へ開
口されている。１０ａは主ポンプ、１１ａは主ポンプ１
０ａの側開型ポンプ吐出口、１２ａは主ポンプ１０ａの
ポンプ吸込口、１０ｂは副ポンプ、１１ｂは副ポンプ１
０bの側開型ポンプ吐出口、１２ｂは副ポンプ１０ｂの
ポンプ吸込口である。前記エルボ状吐出管４は下方を二
又状に分岐されてその両側端開口面１３ａ，１３ｂはそ
れぞれ側開型ポンプ吐出口１１ａ，１１ｂの衝合面に形
成されている。１４ａは主ポンプ１０ａ用の昇降ガイ
ド、１４ｂは副ポンプ１０ｂ用の昇降ガイドであり、そ
れぞれゲート躯体１内において吐出導管９を挟んで対設
されている。１５ａは主ポンプ１０ａの外面から導出さ
れた係合子で、主ポンプ用昇降ガイド１４ａに摺動自在
に係合される。１５ｂは副ポンプの外面から導出された
係合子で、副ポンプ用昇降ガイド１４ｂに摺動自在に係
合される。１６ａはポンプ吐出口１１ａの上縁から導出
されてエルボ状吐出管４の側端開口面１３ａの上縁へ係
脱自在に係止する係止爪、１６ｂはポンプ吐出口１１ｂ
の上縁から導出されてエルボ状吐出管４の側端開口面１
３ｂの上縁へ係脱自在に係止する係止爪、１７ａは主ポ
ンプ１０ａの昇降操作用吊下げチェーン、１７ｂは副ポ
ンプ１０ｂの昇降操作用吊下げチェーンである。
【０００８】
【作用】内水位よりも外水位が低いときはゲート躯体１
と共に主副両ポンプ１０ａ，１０ｂは上昇位置にあって
自然流下による排水が行われ、水位が高くなって来ると
ゲート躯体１と共に主副両ポンプ１０ａ，１０ｂを下降
させた状態により外水の侵入に備えるが、外水位が更に
上昇しても内水位がポンプ運転水位に達しない間はポン
プ運転による内水の強制排出は行われることがない。こ
の間に万一ポンプの故障による修理や交換の必要を生じ
た場合は、ゲート躯体１は水路に残したままで、その修
理・交換の必要なポンプのみを上昇させれば足りる。そ
して内水位が上昇して予め定められた運転水位に達すれ
ば主ポンプ１０ａの運転により内水を強制的に排出させ
る。主ポンプ１０ａに故障を生じたときは副ポンプ１０
ｂの運転により内水を強制的に排出させる。また、内水
の排出を緊急に行わせる場合には主副両ポンプ１０ａ，
１０ｂを同時に運転させる。
【０００９】
【発明の効果】本発明ゲートポンプ設備によれば、主副
２台のポンプの吐出口を単一の吐出導管へ導通させるた
め、構成が簡潔で大型化することなくローコストに設置
でき、また、主副２台のポンプが上面開口箱状のゲート
躯体内に保持されているため、水路中の流下物がポンプ
に直撃することを回避でき、且つ、排ポンプの修理や交
換時にゲート躯体を水路に残置したままで、その修理・
交換の必要なポンプのみを昇降させれば足りるという構
成であるため、昇降操作に大きな動力を必要とせずラン
ニングコストの面でも優利である。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明ゲートポンプ設備におけるゲート躯体
の外水側壁面を除却した状態を示す内部正面図である。
【図２】 図１のＡ−Ａ線矢視方向の縦断側面図であ
る。
【図３】 本発明ゲートポンプ設備におけるエルボ状吐
出管の平面図である。
【図４】 従来のゲートポンプ設備を例示した要部縦断
側面図であって、門扉と共に排水ポンプを上昇させた状
態を示す。
【図５】 従来のゲートポンプ設備を例示した要部縦断
側面図であって、門扉と共に排水ポンプを下降させた状
態を示す。
【符号の説明】
１ ゲート躯体 １ａ 内水側壁面 ２ 取水口 ３ 着脱ベンド ４ エルボ状吐出管 ５ セパレータ ６ａ 主ポンプ側吐出路 ６ｂ 副ポンプ側吐出路 ７ａ 主ポンプ側吐出路の上端開口面 ７ｂ 副ポンプ側吐出路の上端開口面 ８ 逆止弁 ９ 吐出導管 １０ａ 主ポンプ １０ｂ 副ポンプ １１ａ 主ポンプの側開型吐出口 １１ａ 副ポンプの側開型吐出口 １３ａ 側端開口面 １３ｂ 側端開口面 １４ａ 主ポンプ用昇降ガイド １４ｂ 副ポンプ用昇降ガイド １５ａ 係合子 １５ｂ 係合子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 上面開口箱状のゲート躯体を水路に設け
    てその内水側壁面の下方部に取水口を開口し、エルボ状
    吐出管内をセパレータにより主ポンプ側吐出路と副ポン
    プ側吐出路に区画すると共に該区画された両吐出路の上
    端開口面にそれぞれ逆止弁を付設し、更にその上方に上
    記両吐出路を合流させる単一の吐出導管を立設してその
    上端部を外水側へ開口させ、下方を二又状に分岐された
    エルボ状吐出管を着脱ベンドによりゲート躯体内の下方
    部に定着させてその両側端開口面をそれぞれ側開型ポン
    プ吐出口の衝合面に形成し、ゲート躯体内に主ポンプ用
    昇降ガイドと副ポンプ用昇降ガイドを各別に立設し、主
    ポンプの外面から導出された係合子を主ポンプ用昇降ガ
    イドに摺動自在に係合させると共に副ポンプの外面から
    導出された係合子を副ポンプ用昇降ガイドに摺動自在に
    係合させたことを特徴とするゲートポンプ設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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