JP2001271269A - 繊維製品及びその製造方法 - Google Patents

繊維製品及びその製造方法

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JP2001271269A
JP2001271269A JP2000084604A JP2000084604A JP2001271269A JP 2001271269 A JP2001271269 A JP 2001271269A JP 2000084604 A JP2000084604 A JP 2000084604A JP 2000084604 A JP2000084604 A JP 2000084604A JP 2001271269 A JP2001271269 A JP 2001271269A
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Nagaaki Kataoka
長昭 片岡
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】抗菌特性、害虫忌避特性、消臭特性、紫外線吸
収特性などを備えた衣服,肌着,靴下,タオル,ハンカ
チ,寝具類、その他の繊維製品類やウエットティッシュ
などの繊維素材製品を提供する。 【解決手段】ニームの樹から抽出されたニーム油脂成分
を、繊維素材に噴霧する又は繊維素材をそのニーム油脂
成分に含浸させることで含有させ、これを乾燥させて、
抗菌、害虫忌避、消臭、紫外線吸収などに優れた特性を
発揮する繊維製品を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニームの樹から抽
出されたニーム油脂成分を含有し、抗菌特性、害虫忌避
特性、消臭特性、紫外線吸収特性などに優れた効果を発
揮する衣服,肌着,靴下,タオル,ハンカチ,寝具類,
その他の繊維製品類やウエットティッシュなどの繊維素
材製品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、天然の抗菌材料として、檜や
月桃草などに代表される植物由来の成分や、キトサンの
ような甲殻生物由来の成分が知られている。キトサンの
抗菌性は分子内の遊離アミノ基によるカチオン性にある
と云われているが、乳酸菌の増殖抑制には所定の効果を
発揮するものの、病原菌等に対する抗菌性が弱いという
欠点がある。植物由来の成分においては、α−ピネン、
ホルニルアセテート、リモネン等が抗菌性、防虫性に有
用であると云われているが、台湾ヒノキや青森ヒバ等の
精油中のヒノキチオールは催奇形性を誘発すると懸念さ
ている向きもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く、従来にお
いては、抗菌性、害虫忌避性、消臭性などの複数につい
て優れた特性を発揮する天然の材料は知られておらず、
特に害虫忌避について優れた機能を発揮する天然成分は
ほとんどないといっても過言ではない。これに対し、近
年の清潔・抗菌指向、人体に対する安全性の重視、化学
物質に対する安全性の危惧などの観点から、自然界から
抽出される成分であって、衣服,肌着,靴下,タオル,
ハンカチ,寝具類,その他の繊維製品類やウエットティ
ッシュなどの繊維素材製品に、抗菌性、害虫忌避性、消
臭性、紫外線吸収性などの特性を付与することができる
天然成分が求められている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した従来事情に鑑
み、本発明者は鋭意研究を続けた結果、インド、中近
東、アフリカ等に存在し、歯磨粉、石けん、解熱剤など
に使われているニームの木から抽出した油脂(ニーム油
脂)に着目し、このニーム油脂成分を繊維素材に含有さ
せた場合、抗菌、害虫忌避、消臭、紫外線吸収、細胞活
性などについて優れた機能を発揮することを知見して本
発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、主材料となる繊維素
材に、ニームの樹から抽出されたニーム油脂成分を含有
させてなることを特徴とする繊維製品である。含有させ
る手段としては、繊維素材にニーム油脂成分の溶液を噴
霧して含浸させる手段、ニーム油脂成分の溶液中に繊維
素材を含浸させる手段、その他の手段を用いることが出
来る。また本発明において繊維素材とは、繊維製品とし
て加工成形されたもの、繊維製品として加工成形される
前段階のもの、糸状のもの、繊維状のもの、不織布状の
もの、織布状のもの等を包含するものである。
【0006】上記ニーム油脂成分は、含有するアザデラ
ン(AZA)の濃度が15ppm以上である場合、これ
を含有させた繊維素材は、害虫忌避効果、抗菌効果、抗
カビ効果等に関し優れた特性を発揮する。
【0007】上記ニーム油脂成分は、含有するアザデラ
ン(AZA)の濃度が30ppm以上である場合、これ
を含有させた繊維素材は、害虫忌避効果、抗菌効果、抗
カビ効果等に加えて、消臭効果に関しても優れた特性を
発揮する。
【0008】上記ニーム油脂成分は、含有するアザデラ
ン(AZA)濃度が300ppm以上である場合、これ
を含有させた繊維素材は、消臭効果、害虫忌避効果、抗
菌効果、抗カビ効果等に加えて、紫外線吸収効果に関し
ても優れた特性を発揮する。
【0009】上記ニーム油脂成分は、含有するアザデラ
ン(AZA)が所望濃度となるよう例えば水などで薄
め、このニーム油脂溶液に、シリコン樹脂やグリオキザ
ール等のバインダーを混合せしめ、これを含有させた繊
維素材は、前述の各特性を発揮することに加え、洗濯や
長期の使用にも耐え得るものとなる。
【0010】上記ニーム油脂成分は、含有するアザデラ
ン(AZA)が所望濃度となるよう例えば水などで薄
め、このニーム油脂溶液に、松の油脂又はシルク溶液又
はベントナイトやゼオライト等の無機材料粉末の中から
選ばれる少なくとも一種以上を混合せしめ、これを含有
させた繊維素材は、上記バインダーを用いる必要なくニ
ーム油脂成分の付着固定性が向上し、洗濯や長期の使用
にも耐え得るものとなる。
【0011】本発明に係る繊維製品は、主材料となる繊
維素材に、ニームの樹から抽出されたニーム油脂成分を
含有させ、しかる後、乾燥させる製造方法により、好適
に製造することができる。繊維素材にニーム油脂成分を
含有させる具体的手段としては、ニーム油脂成分を繊維
素材に噴霧する方法、繊維素材をニーム油脂成分に含浸
させる方法などを採用することが出来る。また、ここで
用いるニーム油脂成分は、請求項2〜5に記載される何
れかのものとすることで、前述の特性、効果を得られる
ことは云うまでもない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を参照して本発
明を説明する。
【0013】市販のニーム油脂(0KADAECOTE
CH Pte.Ltd社製のBIOACT−TN)を、
水で薄め、このニーム油脂溶液を、繊維素材としての綿
に対し、噴霧方法と含浸方法により含有させ、しかる
後、所定時間乾燥させた。
【0014】上記ニーム油脂溶液には、シリコン樹脂又
はグリオキザール等の公知のバインダーを混合させたも
の、松の油脂を混合させたもの、シルク溶液と松の油脂
を混合させたもの、シルク溶液及び松の油脂とベントナ
イト、ゼオライト等の無機微粉末を混合させたものの数
種を用意し、且つ溶液中のアザデラン(AZA)濃度
が、3ppm、6ppm、15ppm、30ppm、6
0ppm、300ppmであるものを複数種用意し、消
臭効果、害虫(ダニ)忌避効果、抗菌効果、抗カビ効
果、紫外線吸収効果に関する試験を行った。効果が認め
られた場合を○、認められなかった場合を×で判定し、
結果を表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】上記の試験結果から、AZA濃度:15p
pm以上である場合は害虫忌避効果、抗菌効果、抗カビ
効果が認められ、AZA濃度:30ppm以上である場
合はこれに加えて消臭効果が認められ、AZA濃度:3
00ppm以上である場合はこれに加えて紫外線吸収効
果が認められることが確認できた。
【0017】すなわち、紫外線吸収効果をもたらすため
には、ニーム油脂溶液中のAZA濃度が10%以上であ
ることが必要であるが、害虫忌避効果、抗菌効果、抗カ
ビ効果、消臭効果についてはニーム油脂溶液中のAZA
濃度が1%以上であれば良く、害虫忌避効果、抗菌効
果、抗カビ効果についてはニーム油脂溶液中のAZA濃
度が0.5%以上であれば良いことが確認できた。
【0018】次に、本発明の実施例としてAZA濃度1
0%のニーム油脂水溶液を含浸させた20mm角の綿布
と、比較例として何も含浸しない20mm角の綿布とを
用い、上記各特性に関し詳細に測定した試験結果を説明
する。
【0019】(消臭特性)アンモニアの消臭効果に関
し、実施例の綿布と比較例の綿布を200m1のガラス
容器に入れて密栓し、所定量のアンモニアガスを注入し
た後、室温でのガス濃度変化をガス検知管で調べた。経
過時間に対するアンモニアガス濃度の変化を図1に示
す。この結果から、本発明の実施例が消臭特性に関し優
れた効果を有することが確認できた。
【0020】(害虫忌避特性)ダニの繁殖抑制効果につ
いての試験を行った。シャーレーにイエダニ20匹を入
れたものを二個用意し、実施例の綿布と比較例の綿布を
入れてイエダニの生存数を数えた。経過日数に対するイ
エダニ数の変化を図2に示す。実施例の綿布を入れたシ
ャーレーでは、綿布にはダニが寄らず7日目には全滅し
たのに対し、比較例の綿布ではダニの数が増加した。こ
の結果から、本発明の実施例が害虫忌避特性に関し優れ
た効果を有することが確認できた。
【0021】(抗菌特性)黄色ぶどう球菌に対する抗菌
性について、統一試験法による試験を行った。20mm
角の綿布を二枚用意し、黄色ぶどう球菌を接種させた。
接種直後の生菌数は2.0×104であった。一方の綿
布はAZA濃度10%のニーム油脂水溶液を含浸させて
本発明の実施例とし、他方の綿布は何も含浸せず、18
時間経過後の生菌数を確認した。結果を表2及び図3に
示す。
【0022】
【表2】
【0023】比較例の綿布では生菌数が9.4×106
であるのに対し、実施例の綿布では6.3×101であ
った。この結果から、本発明の実施例が抗菌特性に関し
優れた効果を有することが確認できた。
【0024】(紫外線吸収特性)7.5cm×7.5c
mの綿布を二枚用意し、一方にはAZA濃度10%のニ
ーム油脂水溶液を含浸させて本発明の実施例とし、他方
には何も含浸せずに比較例とした。夫々を紫外線強度計
の受光部の上に直接置き、2cm離れた箇所から、25
0nmの波長と360nmの波長の紫外線をあてて、1
5秒後の紫外線透過量を測定した。夫々の波長で3回試
験を行い、その平均値を算出した結果を表3に示す。
【0025】
【表3】
【0026】紫外線は200〜400nm、特に280
〜320nm近辺の波長が皮膚に良くないとされている
が、上記測定結果によれば、本発明実施例は比較例と比
べ、250nmの波長において約49%、360nmの
波長において約62%の紫外線が透過され、このことか
ら、本発明実施例は比較例と比べ、250nmの波長に
おいて約51%、360nmの波長において約38%の
紫外線を吸収することが算出された。この結果から、本
発明の実施例が紫外線吸収特性に関し優れた効果を有す
ることが確認できた。
【0027】(細胞活性)人正常皮膚繊維芽細胞活性に
ついて、以下の通り測定試験を行った。細胞は人正常皮
膚繊維芽細胞株であるNBIRGB細胞株を用い、倍地
はEaglc’sMEMを用い、血清は生胎児血清を用
い、5%CO2インキュベーターを用いて培養した。ま
ず、3×104個m/lの細胞浮遊液を作成し、直径3.
5cmのペトリディッシュに1ml宛分注した。翌日、
細胞の生着を確認した後、培養液を交換し培養皿を検体
である綿布上に整置し培養を続けた。綿布は、AZA濃
度10%のニーム油脂水溶液を含浸させた本発明の実施
例と、何も含浸しない比較例との二種類を容易し、夫々
において培養を行った。4日後、各群の細胞数をビュル
ケルチュルクの血球計算盤で測定し、実施例と比較例に
綿布における細胞数を比較した。結果を図4に示す。
【0028】以上の結果から、実施例の綿布における繊
維芽細胞数は、比較例に対し40%程度多いことが確認
できた。この結果から、本発明の実施例が細胞活性特性
に関し優れた効果を有することが確認できた。
【0029】(抗カビ特性)PSA培地に、AZA濃度
10%のニーム油脂水溶液を含浸させた実施例の綿布
と、何も含浸しない比較例の綿布を入れ、糸状菌である
フザリウム属薗を培養し、その菌糸の成長程度を3日間
観察した。比較例においては一日24時間の菌糸の伸長
が12〜13mであったのに対して、実施例ではほとん
ど伸長していないことが確認できた。この結果から、本
発明の実施例が抗カビ特性に関し優れた効果を有するこ
とが確認できた。
【0030】以上、綿布にニーム油脂水溶液を含浸させ
た試料を用いて各種試験を行った場合を説明したが、綿
布にニーム油脂水溶液を噴霧した場合、綿布に代えてウ
エットティッシュを用いた場合においても同様の結果が
得られることが確認できた。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、ニームの
樹から抽出されたニーム油脂成分を含有させてなる繊維
製品としたので、消臭、害虫忌避、抗菌、抗カビ、紫外
線吸収、細胞活性などの各種特性において優れた効果を
発揮し、衣服,肌着,靴下,タオル,ハンカチ,寝具
類,その他の繊維製品類やウエットティッシュなどの繊
維素材製品に好適に供することが出来る。
【0032】ニーム油脂成分中のAZA濃度が15pp
m以上である場合、害虫忌避性、抗菌性、抗カビ性につ
いて顕著な効果を発揮する。
【0033】ニーム油脂成分中のAZA濃度が30pp
m以上である場合、消臭性、害虫忌避性、抗菌性、抗カ
ビ性について顕著な効果を発揮する。
【0034】ニーム油脂成分中のAZA濃度が300p
pm以上である場合、消臭性、害虫忌避性、抗菌性、抗
カビ性、紫外線吸収性について顕著な効果を発揮する。
【0035】ニーム油脂成分がシリコン樹脂やグリオキ
ザール等のバインダーを混合せしめたものである場合、
洗濯や長期の使用にも耐え得る効果がある。
【0036】ニーム油脂成分が松の油脂、シルク溶液、
ベントナイトやゼオライト等の無機材料粉末を混合せし
めたものである場合、洗濯や長期の使用にも耐え得る効
果がある。
【0037】本発明に係る繊維製品は、主材料となる繊
維素材にニーム油脂成分を含有させ、しかる後、乾燥さ
せる製造方法により、好適に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アンモニアの消臭特性に関する測定結果を示す
グラフ
【図2】害虫忌避特性に関する測定結果を示すグラフ
【図3】抗菌特性に関する測定結果を示すグラフ
【図4】細胞活性特性に関する測定結果を示すグラフ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月15日(2001.2.1
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】上記ニーム油脂成分は、含有するアザデラ
ン(AZA;azadirachtin)の濃度が15
ppm以上である場合、これを含有させた繊維素材は、
害虫忌避効果、抗菌効果、抗カビ効果等に関し優れた特
性を発揮する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】上記ニーム油脂溶液には、シリコン樹脂又
はグリオキザール等の公知のバインダーを混合させたも
の、松の油脂を混合させたもの、シルク溶液と松の油脂
を混合させたもの、シルク溶液及び松の油脂とベントナ
イト、ゼオライト等の無機微粉末を混合させたものの数
種を用意し、且つ溶液中のアザデラン(AZA;aza
dirachtin)濃度が、3ppm、6ppm、1
5ppm、30ppm、60ppm、300ppmであ
るものを複数種用意し、消臭効果、害虫(ダニ)忌避効
果、抗菌効果、抗カビ効果、紫外線吸収効果に関する試
験を行った。効果が認められた場合を○、認められなか
った場合を×で判定し、結果を表1に示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主材料となる繊維素材に、ニームの樹か
    ら抽出されたニーム油脂成分を含有させてなることを特
    徴とする繊維製品。
  2. 【請求項2】 上記ニーム油脂成分におけるアザデラン
    (AZA)濃度が30ppm以上であって、消臭効果、
    害虫忌避効果、抗菌効果、抗カビ効果等を有することを
    特徴とする請求項1記載の繊維製品。
  3. 【請求項3】 上記ニーム油脂成分におけるアザデラン
    (AZA)濃度が300ppm以上であって、消臭効
    果、害虫忌避効果、抗菌効果、抗カビ効果、紫外線吸収
    効果等を有することを特徴とする請求項1記載の繊維製
    品。
  4. 【請求項4】 上記ニーム油脂成分が、アザデラン(A
    ZA)が所望濃度となるよう薄めたニーム油脂溶液に、
    シリコン樹脂やグリオキザール等のバインダーを混合せ
    しめたものであることを特徴とする請求項1〜3の何れ
    か1項記載の繊維製品。
  5. 【請求項5】 上記ニーム油脂成分が、アザデラン(A
    ZA)が所望濃度となるよう薄めたニーム油脂溶液に、
    松の油脂又はシルク溶液又はベントナイトやゼオライト
    等の無機材料粉末の中から選ばれる少なくとも一種以上
    を混合せしめたものであることを特徴とする請求項1〜
    3の何れか1項記載の繊維製品。
  6. 【請求項6】 主材料となる繊維素材に、ニームの樹か
    ら抽出されたニーム油脂成分を含有させた後、乾燥せし
    めることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載の
    繊維製品の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005348899A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Masami Tsuboi 舌ブラシ又は歯ブラシ
JP2008019206A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Biomass Kodo Riyo Kiko:Kk ニームオイルの精製方法及び当該方法により得られた生成物を用いた害虫忌避剤
JP2015504849A (ja) * 2011-12-07 2015-02-16 アイピーイーエル イティバニル プロデュトス エスペシアイス エルティーディーエー 殺菌剤組成物及びその調製方法

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