JP2005348899A - 舌ブラシ又は歯ブラシ - Google Patents
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Abstract
【課題】ニームの木がダタン(Dutun)に代表される抗菌性、抗プラーク性を発揮する有効成分を含有し、ミュータンス連鎖球菌や大便連鎖球菌等の細菌を死滅させて該連鎖球菌のコロニー形成能力を減少する特性を有することを利用し、歯や舌の病原除去、ひいては口臭予防に有効な舌ブラシ又は歯ブラシを提供する。
【解決手段】柄1の先端ヘッド部2に、舌又は歯清掃用の摩擦材3を取り付けた舌ブラシ又は歯ブラシにおいて、上記摩擦材3を取り付けた先端ヘッド部2にニームチップを保有せしめ、舌ブラシ又は歯ブラシを構成する。
【選択図】 図2
【解決手段】柄1の先端ヘッド部2に、舌又は歯清掃用の摩擦材3を取り付けた舌ブラシ又は歯ブラシにおいて、上記摩擦材3を取り付けた先端ヘッド部2にニームチップを保有せしめ、舌ブラシ又は歯ブラシを構成する。
【選択図】 図2
Description
本発明は柄の先端ヘッド部に歯清掃用の摩擦材を取り付けた歯ブラシ、又は舌清掃用の摩擦材を取り付けた舌ブラシに関する。
従来口腔内の歯及び舌の摩擦清掃を目的として、多種多様の形状の歯ブラシや舌ブラシ等が用いられており、特許文献1には、歯ブラシの植装穴や植毛面に殺菌剤を混和した高分子化合物からなる塗布層を設け、歯ブラシの雑菌繁殖を抑止せんとする歯ブラシが開示されている。
特開平5−76417号公報
然るに上記特許文献1における高分子化合物は化学物質であり、口腔内の歯や舌の殺菌剤としては健康を損なう懸念を抱かせ、又これを層成する方法では充分な量を確保できず、更に密着性が悪く剥落の恐れがあるばかりか、特に殺菌材として予定している塩化デカリニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等は高分子化合物によって閉鎖され、薬効が充分に望み難く、殺菌剤としても効果が薄い。
発明者はインドやパキスタンやバングラディッシュにおける約600万人が、毎日その小枝を歯ブラシとして使用し、現在ではアメリカ、オーストラリア、ドイツにおいてもその効果が認められ、練り歯磨きの成分等として用いられている天然の植物であるニーム(学名 Azadiractha indica)に着目し、該ニームのチップを使用して活性な薬効効果が望める舌ブラシ又は歯ブラシを提供するものである。
即ち本発明は柄の先端ヘッド部に、舌清掃用の摩擦材を取り付けた舌ブラシ又は歯清掃用の摩擦材を取り付けた歯ブラシにおいて、上記摩擦材を取り付けた先端ヘッド部にニームチップを保有せしめた舌ブラシ又は歯ブラシを提供する。
具体例として上記摩擦材を取り付けた先端ヘッド部に室を形成し、該室内にニームチップを保有せしめ、該ニームチップ保有室にニーム成分放出用開口を設け、該ニーム成分放出用開口を通して上記ニームチップの成分を歯や舌に作用せしめる構造とする。
上記ニームチップを保有せしめた舌ブラシ又は歯ブラシで口腔内を清掃することにより、該ニームのダタン(Dutun)に代表される有効成分が抗菌性、抗プラーク性を発揮し、ミュータンス連鎖球菌や大便連鎖球菌等の細菌を死滅させて該連鎖球菌のコロニー形成能力を減少し、歯や舌の病原除去、ひいては口臭予防の目的を達成する。
以下本発明の実施の形態を図1乃至図5に基づき説明する。
図1乃至図3に示すように、柄1の先端ヘッド部2に舌清掃用の摩擦材3を取り付けた舌ブラシ、又は歯清掃用の摩擦材3を取り付けた歯ブラシにおいて、上記摩擦材3を取り付けた先端ヘッド部2にニームチップ4、即ちニームの木をスライス等したニームチップ4を保有せしめる。ニームチップ4は先端ヘッド部2に形成した室5内に直接嵌着する。
又は図4に示すように、ニームチップ4を該ニームチップ4の周面を捕捉する底面と上面において開放するリング形、又はリング形の周壁の底面を閉鎖した構造のトレー形のニームチップホルダー9内に嵌着し、該ニームチップホルダー9を室5内に嵌着する。
ニームチップ4は後述するニームチップ保有室5の形状に合わせ円形又は四角形又はハート形等に形成する。
上記ニームチップ4の母材である上記ニームは、インド等に自生又は栽培される樹木であり、古代より該ニームの成分が有する効果が認められ、これを擦り付ける、飲用する等の方法で用いられていたことが記録上明らかにされている。
上記舌ブラシ又は歯ブラシにニームチップ4を保有せしめる具体例として、上記摩擦材3を取り付けた先端ヘッド部2に室5を形成し、該室5内にニームチップ4を保有せしめ、該ニームチップ保有室5にニーム成分放出用開口7を設け、該ニーム成分放出用開口7を通して上記ニームチップ4の成分を口腔内に放出し歯や舌に作用せしめる構造とする。
上記ニームの有効成分はその葉、樹液、樹皮、花、果実等全木に亘り含まれ、これらの適用が可能である。好ましい実施例としては、上記虫歯や歯周病の予防や治療に対しては特に樹皮が有効であることに着目し、該ニームの樹皮をチップ状にした平板状のニームチップ4、又は樹皮を含む樹木をスライスして平板状にしたニームチップ4を用いる。
又は樹皮又は樹皮を含む樹木を粉末状にし圧縮して固形化した平板状のニームチップ4を適用する。又上記ニームの葉の粉末や、樹液や、果実の圧搾エキス等を担体に含ませたニームチップ4を適用する。
例えば図3に示すように、ベース10に多数のブラシ材3aに代表される摩擦材3を植え込んだ清掃板11を形成する。又は図2A,Bに示すように、ベース10に多数のリブ又は突起3bから成る摩擦材3を一体成形した清掃板11を形成する。
上記清掃板11のベース10の下面に下方へ向け開放せる円形又は四角形等のチップ収容室5aを形成する。
他方上記柄1の先端ヘッド部2に上方へ向け開放された円形又は四角形のチップ収容室5bを設け、該チップ収容室5b内に上記清掃板11のベース10を嵌合し、チップ収容室5bの開放面をベース10で閉鎖し、先端ヘッド部2の底板2aとの間にチップ収容室5a,5bとが協働して空洞構造から成るチップ保有室5を形成する。
上記清掃板11のベース10の外縁部にはスタンド10a、例えばスタンド10aを兼ねる室画成壁10aを設けてチップ収容室5aを画成し、該清掃板11のベース10を先端ヘッド部2の底板2aの外縁部に設けたチップ収容室5bを画成する室画成壁2bの内面に圧入しつつスタンド10aの端面を上記底板2a(チップ収容室5bの底板)に当接し、上記空洞構造のニームチップ保有室5を形成する。
図5に示すように、ニームチップ4は清掃板11のベース10下に設けたチップ収容室5a内に収容し一体部品とするか、又は先端ヘッド部2の底板2a上に形成したチップ収容室5b内に収容する。よってニームチップ4を先端ヘッド部2の室5内に保有せしめる。
上記の如く上記清掃板11を上記柄1の先端ヘッド部2に嵌脱可に嵌合してニームチップ4を保有する舌ブラシ又は歯ブラシを構成する。
上記ニームチップ保有室5内に平板状のニームチップ4を直接収容するか、又は前記図4に示すニームチップ4を嵌着したホルダー9を収容し、これを清掃板11と底板2aとの間に挟持し確固に保有する。
上記清掃板11のベース10の室画成壁10aとヘッド部2の室画成壁2bの嵌合面間には互いに雌雄係合する凹凸8等の係合手段を設け、嵌合を保持すると共に嵌脱自在とする。
上記ニーム成分放出用の開口7は摩擦材3を設けた空洞形成壁、即ち清掃板11のベース10に設ける。即ちニームチップ保有室5の開口面を閉鎖する清掃板11のベース10に単数又は複数の小孔を貫通して設け、これをニーム成分放出用開口7とする。
上記先端ヘッド部2から清掃板11を解除することにより、上記ニームチップ4を該ヘッド部2、即ち凹部からなるチップ収容室5bより取り出し洗浄すると共に、該室5bと5aの洗浄が可能となる。又上記ニームチップ4を交換することが可能である。
他例として、上記摩擦材3の担体たる清掃板11を別部品として形成せずに、上記摩擦材3を上記先端ヘッド部2に直接設け、該先端ヘッド部2にニームチップ保有室5を形成し、該室5内にニームチップ4を嵌着する場合を包含する。
例えば先端ヘッド部2内に側方において開口するニームチップ保有室5を一体成形し、該室5内に側方の開口からニームチップ4を嵌着する。
又は先端ヘッド部2の下面に下方へ向け開放するニームチップ保有室5を設け、該室5内にニームチップ4を嵌着する。
上記の如くニームチップ4を担持させた舌ブラシ又は歯ブラシにより口腔内を清掃することにより、該ニームのダタン(Dutun)に代表される有効成分が抗菌性、抗プラーク性を発揮し、ミュータンス連鎖球菌や大便連鎖球菌等の細菌を死滅させて該連鎖球菌のコロニー形成能力を減少し、上記虫歯や歯周病の予防、ひいては口臭予防の効果を達成し、歯と舌を健全にする効果を期待できる。
1…柄、2…先端ヘッド部、2a…底板、2b…室画成壁、3…摩擦材、3a…ブラシ材、3b…リブ又は突起、4…ニームチップ、5…ニームチップ保有室、5a,5b…チップ収容室、7…ニーム成分放出用開口、8…凹凸、9…ニームチップホルダー、10…ベース、10a…スタンド(室画成壁)、11…清掃板。
Claims (2)
- 柄の先端ヘッド部に舌清掃用の摩擦材を取り付けた舌ブラシ又は歯清掃用の摩擦材を取り付けた歯ブラシにおいて、上記摩擦材を取り付けた先端ヘッド部にニームチップを保有せしめたことを特徴とする舌ブラシ又は歯ブラシ。
- 柄の先端ヘッド部に舌清掃用の摩擦材を取り付けた舌ブラシ又は歯清掃用の摩擦材を取り付けた歯ブラシにおいて、上記摩擦材を取り付けた先端ヘッド部に形成した室内にニームチップを保有せしめ、該ニームチップ保有室はニーム成分を口腔内に放出するニーム成分放出用開口を有することを特徴とする舌ブラシ又は歯ブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004171793A JP2005348899A (ja) | 2004-06-09 | 2004-06-09 | 舌ブラシ又は歯ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004171793A JP2005348899A (ja) | 2004-06-09 | 2004-06-09 | 舌ブラシ又は歯ブラシ |
Publications (1)
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JP2005348899A true JP2005348899A (ja) | 2005-12-22 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2004171793A Pending JP2005348899A (ja) | 2004-06-09 | 2004-06-09 | 舌ブラシ又は歯ブラシ |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014083066A (ja) * | 2012-10-19 | 2014-05-12 | Ibio Epoch:Kk | 歯ブラシ及びその製造方法 |
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2004
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