JP2001271207A - 柔道用パンツ - Google Patents

柔道用パンツ

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JP2001271207A
JP2001271207A JP2000085426A JP2000085426A JP2001271207A JP 2001271207 A JP2001271207 A JP 2001271207A JP 2000085426 A JP2000085426 A JP 2000085426A JP 2000085426 A JP2000085426 A JP 2000085426A JP 2001271207 A JP2001271207 A JP 2001271207A
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line
crotch
judo
back body
pants
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Katsuya Tsujinaka
克弥 辻中
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Mizuno Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フィット性と運動性を向上した柔道衣を提供す
るものである。 【解決手段】左右前身頃と左右後身頃とを縫合してなる
柔道用パンツにおいて、股ぐり線を人体の股ぐり部横断
面に沿うように湾曲させ、後身頃股ぐり線をウエスト水
平線を超えて延設させ、該後身頃股ぐり線の上端点か
ら、後身頃脇線とウエスト水平線の交点に向かってウエ
ストラインを傾斜させることにより、後身頃の股ぐり部
を深く形成し、該股ぐり部の少なくともクロッチ部にマ
チを形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィット性と運動
性を向上した柔道衣に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の柔道用パンツは、図4に示すよう
に、前身頃と後身頃の型は基本的に同形であり、後身頃
の股上は前身頃より少し長く形成されていた。そのた
め、左右前身頃と左右後身頃を縫合すると、柔道用パン
ツの履き口に段差が生じていた。
【0003】また、従来の柔道用パンツは、競技中、過
激な開脚動作に対応するため、内股部に3枚の生地から
なる比較的大きなマチを設けていた。さらに、従来の柔
道用パンツは、立体的な縫製を考慮せずに平面的な前身
頃と後身頃を左右脇線と内股線で縫合し、さらに内股部
にはマチを縫合しているだけなので、殿部や膝部におい
て柔道の激しい動きに対応した柔道衣ではなかった。ま
た、従来の柔道用パンツの紐通しは、左右前身頃股ぐり
線同士が縫合されて生地の厚みが厚くなる前身頃股ぐり
縫合線上に1本しか形成されていないかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の柔道用パンツ
は、前身頃と後身頃の型が同形の生地を縫合しているた
め、平面的な身頃であることにより、人体の股ぐりにフ
ィットしにくく、着心地が悪かった上に、殿部や膝部に
いわゆる引き攣れが生じ動作の妨げになるという欠点を
有していた。さらに、人体の殿部の突出に対応するため
に、後身頃の股上は前身頃より少し長く形成されている
が、左右前身頃と左右後身頃を縫合すると履き口に段差
が生じるので、ウエスト紐を締めた際に、段差が後身頃
のウエスト部で皺になり外観的に優れないという欠点を
有していた。
【0005】また、内股部に設けたマチは、マチを大き
く形成しているため開脚の動きには効果的だが、開脚以
外の動きの際には、大きくとったマチで股ぐり部、特に
クロッチ部がごわつくので非常に邪魔であり、動作を妨
げると言った欠点を有していた。
【0006】さらに、柔道用パンツは、基本的に厚くて
丈夫な生地で形成されるため、屈伸の動きの際に、膝が
曲げにくく動作の妨げになる上に、膝部で柔道衣が引き
攣れるため柔道衣が腰部からずれやすくなると言った欠
点も有していた。
【0007】また、柔道用パンツのウエストを締める際
に、紐通しが強く引っ張られても身頃の生地が破れる心
配があることから、左右前身頃股ぐり線が縫合され生地
の厚みが厚くなる縫合線上に紐通しが形成されていた。
しかし、紐通しが1本しか形成されないので、締めたウ
エスト紐に安定感がなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係わる柔道用パンツは、左右前身頃と左右
後身頃とを縫合してなる柔道用パンツにおいて、股ぐり
線を人体の股ぐり部横断面に沿うように湾曲させ、後身
頃股ぐり線をウエスト水平線を超えて延設させ、該後身
頃股ぐり線の上端点から、後身頃脇線とウエスト水平線
の交点に向かってウエストラインを傾斜させることによ
り、後身頃の股ぐり部を深く形成し、該股ぐり部の少な
くともクロッチ部にマチを形成したものである。このよ
うに、股ぐり線を人体の股ぐり部横断面に沿うように湾
曲させ、後身頃股ぐり線をウエスト水平線を超えて延設
させることにより、また、後身頃脇線とウエスト水平線
の交点に向かってウエストラインを傾斜させることによ
って、後身頃の股ぐり部を深く形成するものである。こ
の構成により、人体の殿部の突出に対応することがで
き、また、競技中に前屈みの姿勢をとっても柔道用パン
ツが人体の腰部からずり落ちることがないうえに、腰周
りをすっきり見せることができる。ここで、ウエスト水
平線とは、前身頃ウエストラインの延長線をいう。さら
に、前記クロッチ部に設けられるマチの幅を、人体のク
ロッチ部を正面から見た幅と同等に形成し、開脚状態で
左右の内股線がほぼ直線となるように縫合したので、競
技中の開脚運動を妨げることも無くまた、開脚以外の動
きの際にも邪魔にならずに済む。
【0009】本発明に係る柔道用パンツは、クロッチラ
インから裾線にかけて、前身頃脇線を後身頃脇線より長
く形成するとともに、前身頃内股線を後身頃内股線より
長く形成し、前身頃の膝領域の脇線及び内股線上に水平
方向へ少なくとも1本のダーツもしくはタックを入れた
ことを特徴とする柔道用パンツである。このように構成
することにより、前身頃の膝領域に膝関節を屈曲させる
ためのゆとりを持たせることができ、競技中、膝部の屈
伸運動による生地の引き攣れを大幅に緩和することがで
きる。ここで、クロッチラインとは、クロッチいわゆる
股ぐりの一番深い所を水平に通るラインのことを言う。
【0010】この際、前身頃においては、膝線から裾線
にかけて、クリーズラインは、前身頃脇線及び内股線よ
りも短く形成することも可能である。ここで、クリーズ
ラインとは、ズボンの筒部前面、背面の中心のラインの
ことをいい、膝線とは膝蓋骨の中心を通る水平線のこと
をいう。このように構成することにより、前記前身頃脇
線及び内股線を後身頃脇線及び内股線よりも長く形成し
することによる前身頃の裾部の生地余りを解消すること
ができ、裾部の足捌きを良好にし、外観もすっきりと見
せることができる。
【0011】また、本発明に係る柔道用パンツにおいて
は、前記股ぐり部に設けられるマチをクロッチ部から前
身頃ウエストラインまで延設もしくは前身頃ウエストラ
インからクロッチ部を経て後身頃ウエストラインまで延
設して、該マチの左右両脇をそれぞれ前記左右前身頃股
ぐり線に縫合するとともに、それぞれの縫合線の上端近
傍に紐通しを形成することも可能である。このように構
成することにより、 股ぐり部に2本の縫合線が形成さ
れるため、クロッチ部にかかる力を分散させることがで
き、それぞれの縫合線上に2本の紐通しが形成されるた
め、ウエスト紐の位置ずれを防止し、確実に緊締するこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。本発明に係わる柔道用パンツは、前身頃、後身
頃、マチ、ウエスト紐、紐通し布、膝部当て布、裾部テ
ープ布を縫合して形成している。なお、各部材は従来か
ら用いられている綿布等の生地を裁断し形成する。
【0013】本発明に係る柔道用パンツの後身頃は、股
ぐり線を人体の股ぐり部横断面に沿うように湾曲させ、
後身頃股ぐり線をクロッチ部からウエスト水平線に向か
って湾曲状に上方へ延ばし、ウエスト水平線を超えてさ
らに数cm延設させ、該後身頃股ぐり線の上端点から、
後身頃脇線とウエスト水平線の交点に向かってウエスト
ラインを傾斜させる点に特徴を有する。ここで、前記後
身頃股ぐり線は前記ウエスト水平線から約6〜10cm
上方まで延設するのが好適である。この場合、本発明に
係る柔道用パンツの前身頃において、後身頃と同様に前
身頃股ぐり線をクロッチ部からウエスト水平線に向かっ
て湾曲状に上方へ延ばして形成することが好ましい。
【0014】また、該左右前身頃と左右後身頃とを縫合
する際、前身頃と後身頃の履き口は同じ位置で縫合する
ため段差もなく、ウエスト部に皺がよることがない。さ
らに、後身頃股ぐり線をウエスト水平線を超えて延長さ
せることにより、人体の殿部の突出に対応し、また膝関
節屈曲時の殿部のゆとりを後身頃に付与することができ
るため、前屈動作や脚部の屈伸動作時の腰部から殿部、
脚部の引き攣れを緩和することができ、動作を妨げるこ
とがない。
【0015】一方、従来の柔道用パンツは、該後身頃股
ぐり線がクロッチ部からほぼ垂直に上方へ延ばされてい
て、ウエスト水平線の高さまで延設されているに過ぎな
いため、平面的な形状となってしまう。
【0016】このように、本発明に係る柔道用パンツ
は、前身頃及び後身頃股ぐり線を湾曲状にして股ぐり部
を深く形成し、左右前身頃と左右後身頃をそれぞれ縫合
すると、股ぐり部が立体形状になる。
【0017】さらに、本発明に係るマチは、少なくとも
クロッチ部に適当な形状に設けられるが前記股ぐり部が
深く形成されているため従来のマチよりは小さく形成す
ることができる。
【0018】一方、前記股ぐり部に設けられるマチをク
ロッチ部から前身頃ウエストラインまで延設して長形に
形成し、該マチの左右両脇をそれぞれ前記左右前身頃股
ぐり線に縫合することも可能である。また、該マチは、
クロッチ部から後身頃ウエストラインまで延設して長形
に形成し、該マチの左右両脇をそれぞれ前記左右後身頃
股ぐり線に縫合することも可能である。さらに、該マチ
は、後身頃ウエストラインからクロッチ部を経て前身頃
ウエストラインまで延設して一連に形成し、該マチの左
右両脇をそれぞれ前記左右身頃の股ぐり線に縫合するこ
とも可能である。
【0019】この場合、これらクロッチ部に設けられる
マチの幅は、人体のクロッチ部を正面から見た幅と同等
に形成ことが好ましい。具体的には、前記マチのクロッ
チ部における幅を約3〜8cm程度、好ましくは6cm程
度とし、ウエストラインに向かって、徐々に幅を広げ、
ウエストライン付近においては、約5〜10cm程度、
好ましくは8cm程度が好ましい。このように形成した
マチを、開脚状態で左右の内股線がほぼ直線となるよう
に、前記前身頃及び後身頃と縫合したので、競技中の開
脚運動を妨げることも無くまた、開脚以外の動きの際に
も邪魔にならずに済む。
【0020】この際、それぞれの縫合線の前身頃側の上
端近傍に、紐通しを形成することも可能である。該紐通
しは、柔道用パンツに用いられる生地と同一の生地を用
いてループ状に形成され、ループの一部を前記縫合線上
に縫着することが好ましい。
【0021】本発明に係わる柔道衣パンツは、膝領域に
ゆとりをもたせるために、クロッチラインから裾線にか
けて前身頃脇線及び内股線の長さを後身頃脇線及び内股
線より1cm〜8cm長く形成して、その長さからダー
ツもしくはタックを形成する。本発明において、ダーツ
とは、平面的な布を立体的に人体にあわせるために必要
な箇所に布の一部をつまんで縫い消したつまみのことを
言う。また、タックとは、運動量として、或いは装飾と
して必要に応じて布の一部をつまむことを言う。ダーツ
とタックの違いは、ダーツが布を立体化するためにつま
んだ部分を縫い消すのに対し、タックはつまんで留める
だけで後はひだとして残るところである。
【0022】前記ダーツもしくはタックは、前身頃膝領
域において、両脇線と両内股線上の対向する位置に、水
平方向の少なくとも1本形成される。このようにダーツ
もしくはタックを入れることにより、前身頃膝領域が前
面側に膨らみをもった立体形状となり、膝領域にゆとり
ができる。具体的には、人体の膝蓋骨の上側周辺と下側
周辺に、2本ずつ形成することが望ましい。
【0023】この場合、膝領域にダーツもしくはタック
を形成することにより、膝領域にゆとりができるため膝
の引き攣れが軽減されるが、立った姿勢の場合には、そ
のゆとりが柔道用パンツの裾部において生地余りとな
り、足捌きが良くないうえに足元がだぶついて外観的に
優れない場合がある。具体的に説明すれば、前身頃の膝
線の上側周辺に約2cmのダーツもしくはタックを設
け、さらに、膝線の下側周辺に約2cmのダーツもしく
はタックを設ける場合、前身頃のクロッチラインから裾
線にかけてのクリーズラインの長さは、後身頃のクロッ
チラインから裾線にかけてのクリーズラインの長さより
約4cmのゆとりがでることになる。この状態で、前記
膝線の上下周辺で、前身頃脇線と前身頃内股線上で2c
mずつ摘まんで2本のダーツもしくはタックを形成する
と、前身頃脇線と後身頃脇線の長さ、及び前身頃内股線
と後身頃内股線の長さはそれぞれ一致することになる。
しかし、前身頃のクロッチラインから裾線にかけてのク
リーズラインの長さは、前身頃脇線及び内股線の長さよ
りも約4cm長いままであるので、前身頃の裾部に生地
余りが生じ、だぶついてしまう。
【0024】このような前身頃の裾部のだぶつきを解消
するために、膝線から上の前記クリーズラインの長さは
そのままに、膝線から下の前記クリーズラインを、前身
頃脇線及び内股線よりも約2cm短く形成する。する
と、膝線の上側周辺のダーツもしくはタックにより膝部
に2cmのゆとりをのこしつつ、立った姿勢において、
膝線の下側周辺のダーツもしくはタックによる膝線下方
の生地余りが生じない。
【0025】また、左右前身頃の裏側の膝領域に前記前
身頃と同様なダーツもしくはタックを形成した当て布を
縫合することも可能である。この場合、左右前身頃の膝
領域に設けたダーツもしくはタックの位置と、同じ位置
に当て布のダーツもしくはタックの位置が重なって形成
されると、生地が厚くなり脚部に当たって痛みを感じる
恐れがある。そのため、それらが重ならないように様若
干ずらして縫着することが望ましい。
【0026】
【実施例】本発明に係る柔道用パンツ1の実施例を図面
に基づいて説明する。図1、2、3に示すように、本発
明に係る柔道用パンツ1の後身頃3は、後身頃股ぐり線
3aをクロッチ部9からウエスト水平線Aに向かって湾
曲状に上方へ延ばされ、ウエスト水平線Aを超えてさら
に8cm延設させ、該後身頃股ぐり線3aの上端点か
ら、後身頃脇線3cとウエスト水平線Aの交点に向かっ
て後身頃ウエストライン3bを傾斜させるとともに、前
身頃2も同様に前身頃股ぐり線2aをクロッチ部9から
ウエスト水平線Aに向かって湾曲状に上方へ延ばした。
【0027】また、該左右前身頃2と左右後身頃3とを
縫合する際、前身頃2と後身頃3の履き口は同じ位置で
縫合し、後身頃股ぐり線3aをウエスト水平線Aを超え
て延長させることにより、人体の殿部の突出に対応し、
また膝関節屈曲時の殿部のゆとりを後身頃3に付与し
た。
【0028】また、前記股ぐり部に設けられるマチ4を
クロッチ部9から前身頃ウエストライン2bまで延設し
て長形に形成し、該マチ4の左右両脇をそれぞれ前記左
右前身頃股ぐり線2aに添って縫合した。前記マチ4の
幅は、クロッチ部9の周辺においては6cm、前身頃ウ
エストライン2bの周辺においては8cmとした。さら
に、前記左右前身頃股ぐり縫合線2e上の上端近傍に、
ループ状に形成した紐通し5を2本縫着したことによ
り、ウエスト紐6を締めた際の結び目の位置がずれるこ
とがない。
【0029】また、本発明に係わる柔道衣パンツ1は、
前身頃2の膝領域にゆとりをもたせるために、クロッチ
ラインBから裾線Dにかけて、前身頃脇線2c及び内股
線2dの長さを後身頃脇線3c及び内股線3dより4c
m長く形成して、膝線Cの上側周辺に前身頃脇線2c及
び内股線2dから水平方向に約2cm摘んだダーツ10
aを設け、さらに、膝線Cの下側周辺に前身頃脇線2c
及び内股線2dから水平方向に約2cm摘んだダーツ1
0bを設けた。また、ダーツ10a、10bの長さを取
る必要がない膝線Cから裾線Dにかけての前身頃2のク
リーズラインEの長さを、前身頃脇線2c及び内股線2
dよりも約2cm短く形成した。すなわち、前身頃の裾
部のだぶつきを解消するために、膝線Cから上の前記ク
リーズラインEの長さはそのままに、膝線Cから下の前
記クリーズラインEを、前身頃脇線2c及び内股線2d
よりも約2cm短く形成するものである。以上の構成に
より、膝線Cの上側周辺には脚関節の屈曲に必要な2c
mのゆとりができるとともに、膝線Cから下側には立っ
た姿勢において、前身頃2の裾部に生地が余らない効果
を奏する。
【0030】また、図示はしていないが、左右前身頃2
の裏側の膝領域には、膝部を補強する目的で、前記前身
頃2と同様にタックを形成した当て布7を縫着するもの
である。この場合、左右前身頃2の膝領域に設けたダー
ツ10a、10bの位置と、当て布7のタックの位置は
若干ずらして縫着する。また、裾部のほつれを補強する
目的で裾部テープ布8を身頃の裾部裏側に縫着すること
も可能である。
【0031】図4、5、6は、従来の柔道用パンツ1’
を示すものである。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る柔道用ズボンは、前身頃及
び後身頃股ぐり線を湾曲状にして股ぐり部を深く形成
し、左右前身頃と左右後身頃をそれぞれ縫合すると、股
ぐり部が立体形状になるため、着用者の股ぐりに違和感
なくフィットする。さらに、本発明に係るマチは、少な
くともクロッチ部に適当な形状に設けられるが前記股ぐ
り部が深く形成されているため従来のマチよりは小さく
形成することができるため、競技中の開脚運動を妨げる
ことも無く、また、開脚以外の動きの際にも邪魔になら
ずに済む。
【0033】さらに、後身頃股ぐり線を、ウエスト水平
線を超えて延長させることにより、人体の殿部の突出に
対応し、また膝関節屈曲時の殿部のゆとりを後身頃に付
与することができる。そのため、前屈動作や脚部の屈伸
動作時の腰部から殿部、脚部の引き攣れを緩和すること
ができ、動作を妨げることがない。
【0034】また、クロッチラインから裾線にかけて、
前身頃脇線及び内股線を後身頃脇線及び内股線より長く
形成し、前身頃の膝領域の脇線及び内股線上にそれぞれ
ダーツもしくはタックを入れたため、前身頃の膝領域に
膝関節を屈曲させるためのゆとりを持たせることがで
き、競技中、膝部の屈伸運動による生地の引き攣れを大
幅に緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の柔道用パンツに係る展開図である。
【図2】本発明の柔道用パンツに係る正面図である。
【図3】本発明の柔道用パンツに係る背面図である。
【図4】従来の柔道用パンツに係る展開図である。
【図5】従来の柔道用パンツに係る正面図である。
【図6】従来の柔道用パンツに係る背面図である。
【符号の説明】
1 柔道用パンツ 1’ 従来の柔道用パンツ 2 前身頃 2a 前身頃股ぐり線 2b 前身頃ウエストライン 2c 前身頃脇線 2d 前身頃内股線 2e 前身頃股ぐり縫合線 3 後身頃 3a 後身頃股ぐり線 3b 後身頃ウエストライン 3c 後身頃脇線 3d 後身頃内股線 4 マチ 5 紐通し 6 ウエスト紐 7 当て布 8 裾部テープ布 9 クロッチ部 10a ダーツ 10b ダーツ A ウエスト水平線 B クロッチライン C 膝線 D 裾線 E クリーズライン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月28日(2000.3.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右前身頃と左右後身頃とを縫合してな
    る柔道用パンツにおいて、股ぐり線を人体の股ぐり部横
    断面に沿うように湾曲させ、後身頃股ぐり線をウエスト
    水平線を超えて延設させ、該後身頃股ぐり線の上端点か
    ら、後身頃脇線とウエスト水平線の交点に向かってウエ
    ストラインを傾斜させることにより、後身頃の股ぐり部
    を深く形成し、該股ぐり部の少なくともクロッチ部にマ
    チを形成したことを特徴とする柔道用パンツ。
  2. 【請求項2】 クロッチラインから裾線にかけて、前身
    頃脇線を後身頃脇線より長く形成するとともに、前身頃
    内股線を後身頃内股線より長く形成し、前身頃の膝領域
    の脇線及び内股線上に水平方向へ少なくとも1本のダー
    ツもしくはタックを入れたことを特徴とする柔道用パン
    ツ。
  3. 【請求項3】 クロッチラインから裾線にかけて、前身
    頃脇線を後身頃脇線より長く形成するとともに、前身頃
    内股線を後身頃内股線より長く形成し、前身頃において
    膝線から裾線にかけて、クリーズラインは前身頃脇線及
    び内股線の長さよりも短く形成したことを特徴とする請
    求項2記載の柔道用パンツ。
  4. 【請求項4】 前記股ぐり部に設けられるマチをクロッ
    チ部から前身頃ウエストラインまで延設して、該マチの
    左右両脇をそれぞれ前記左右前身頃股ぐり線に縫合する
    とともに、それぞれの縫合線の上端近傍に紐通しを形成
    したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に
    記載の柔道用パンツ。
  5. 【請求項5】 前記股ぐり部に設けられるマチを前身頃
    ウエストラインからクロッチ部を経て、後身頃ウエスト
    ラインまで延設して、該マチの左右両脇をそれぞれ前記
    左右前身頃股ぐり線に縫合するとともに、それぞれの縫
    合線の上端近傍に紐通しを形成したことを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1項に記載の柔道用パンツ。
  6. 【請求項6】、前記クロッチ部に設けられるマチの幅
    を、人体のクロッチ部を正面から見た幅と同等に形成
    し、開脚状態で左右の内股線がほぼ直線となるように縫
    合したこと特徴とする請求項4または5に記載の柔道用
    パンツ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100356845C (zh) * 2002-07-12 2007-12-26 株式会社岛野 钓鱼用裤子
JP2009133015A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Hishitomo Shoji Kk 織物製パンツ及び織物製パンツの製造方法

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CN100356845C (zh) * 2002-07-12 2007-12-26 株式会社岛野 钓鱼用裤子
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