JP2001271053A - 異方性導電接着剤 - Google Patents

異方性導電接着剤

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JP2001271053A JP2000084377A JP2000084377A JP2001271053A JP 2001271053 A JP2001271053 A JP 2001271053A JP 2000084377 A JP2000084377 A JP 2000084377A JP 2000084377 A JP2000084377 A JP 2000084377A JP 2001271053 A JP2001271053 A JP 2001271053A
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Taiichi Kishimoto
泰一 岸本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも一方に軟質な接着面を有する物体
を異方性導電接着剤により圧着しても、軟質な接着面が
損傷を受けない異方性導電接着剤および異方性導電接着
剤を提供すること。 【解決手段】 硬化性樹脂溶液2の溶液中に導電粒子3
と絶縁粒子4を分散させた異方性導電接着剤1におい
て、前記導電粒子3と絶縁粒子4の合計密度は10万個
/mm3 以上であり、前記絶縁粒子4の平均粒径は導電
粒子3の平均粒径の0.3〜1.5倍にした異方性導電
接着剤1で、電極列を位置合わせした基板の電極間に介
在させて熱圧着し電気的接続を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICチップ、LC
D電極基板あるいはフレキシブルプリント基板の回路と
フィルム状樹脂表面に設けられた薄膜回路などとの接着
等に用いて好適な異方性導電接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子部品を電子機器の所定の部
位へ接着するための接着剤として、ベース樹脂中に導電
粒子と絶縁粒子を分散させた異方性導電フィルムや異方
性導電ペーストなどの異方性導電接着剤が実用化されて
いる。
【0003】それらは主としてガラス液晶パネル(LC
Dモジュール)とドライバーモジュールとの接続、撮像
部品としてのCCDモジュールとプリント基板との接
続、LEDモジュールとドライバモジュールとの接続な
どに用いられてきたが、近年、ポリカーボネート等の透
明フィルムを主体とするフィルム液晶とドライバーモジ
ュールの接続にも検討が開始されつつある。
【0004】対向する電極間を異方性導電接着剤により
接着させた接続部では、対向する電極間の電気抵抗は低
く、各隣接する電極間の電気抵抗は高くなり、対向電極
間の導通が行われる一方、隣接する電極間での短絡は生
じない。
【0005】図3は、フィルム液晶パネルと液晶パネル
を駆動するためのドライバモジュールを異方性導電接着
剤で接続した構造を示したもので、ポリカーボネート等
の軟質な樹脂フィルム(基材)81上にITOなどの薄
く硬い材質の透明電極82をマトリックス状に配列して
なるフィルム液晶パネル100の各透明電極82と液晶
パネルを駆動するためのドライバモジュール83の電極
87とが異方性導電接着剤84により接続されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フィル
ム液晶パネルのような比較的軟質の樹脂フィルム81の
上に形成された透明電極82とドライバーモジュール8
3の電極87とを異方性導電接着剤84で接着させた接
続部は、導通不良が多くて歩留まりが悪いという問題が
あった。
【0007】本発明者はこの問題につき検討した結果、
絶縁性樹脂液中に導電粒子85および絶縁粒子86を分
散させてなる異方性導電接着剤84では、フィルム液晶
パネル100とドライバモジュール83との圧着時に、
フィルム液晶パネル100の透明電極82とドライバモ
ジュール83の電極87間に挟まれた導電粒子85が各
電極を押圧し、透明電極82が、薄くて硬い上に樹脂フ
ィルム81が軟質で僅かな圧力でも撓むため、この透明
電極82が破断して導通不良を発生させることを見出し
た。
【0008】本発明は、かかる知見に基いてなされたも
ので、フィルム液晶パネルの軟質の樹脂フィルムに形成
された透明電極のような薄くて固い電極を接続する場合
でも電極を破断させることのない異方性導電接着剤を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の異方性導電接着
剤は、硬化性樹脂に導電粒子および絶縁粒子を分散させ
た異方性導電接着剤において、前記導電粒子と絶縁粒子
の合計密度が10万個/mm3 以上であり、前記絶縁粒
子の平均粒径が導電粒子の平均粒径の0.3〜1.5倍
であることを特徴としている。
【0010】上記硬化性樹脂としては、1分子中に2個
以上のエポキシ基を有する多価エポキシ樹脂が適してい
る。
【0011】本発明に使用される1分子中に2個以上の
エポキシ基を有する多価エポキシ樹脂としては、一般に
用いられているエポキシ系樹脂が使用可能である。
【0012】このようなエポキシ系樹脂の具体例として
は、例えば、フェノールノボラックやクレゾールノボラ
ック等のノボラック樹脂、ビスフェノールA,ビスフェ
ノールF,レゾルシン、ビスヒドロキシジフェニルエー
テル等の多価フェノール類、エチレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、グリセリン、トリメチロールプロ
パン、ポリプロピレングリコール等の多価アルコール
類、エチレンジアミン、トリエチレンテトラミン、アニ
リン等のポリアミノ化合物、アジピン酸、フタル酸、イ
ソフタル酸等の多価カルボン酸類等とエピクロルヒドリ
ン又は2−メチルエピクロルヒドリンを反応させて得ら
れるグリシジル型のエポキシ樹脂;ジシクロペンタジエ
ンエポキサイド、ブタジエンダイマージエポキサイド等
の脂肪族および脂環族エポキシ樹脂;等が挙げられ、こ
れらは単独又は2種以上混合して使用することができ
る。
【0013】これらのエポキシ系樹脂の硬化系成分とし
ては、1分子中に2個以上の活性水素やフェノール性水
酸基を有する化合物であれば特に制限することなく使用
することができる。
【0014】上記硬化性樹脂の硬化系成分として使用さ
れる化合物としては、例えば、ジエチレントリアミン、
トリエチレンテトラミン、メタフェニレンジアミン、ジ
シアンジアミド、ポリアミドアミン等のポリアミノ化合
物;無水フタル酸、無水メチルナジック酸、ヘキサヒド
ロ無水フタル酸、無水ピロメリット酸等の有機酸無水
物;フェノールノボラック、クレゾールノボラック、ビ
スフェノールAノボラック、ポリビニルフェノール、フ
ェノールアラルキル等のフェノール樹脂;等が挙げら
れ、これらは単独又は2種以上混合して使用することが
できる。
【0015】本発明の異方性導電接着剤に配合される導
電粒子としては、金属粒子や、無機又は有機の絶縁粒子
の表面に金属層を形成したものが例示されるが、これら
に制限するものではない。
【0016】金属粒子としては、白金、金、銀、ニッケ
ル、コバルト、銅、錫、アルミニウム、パラジウム等の
単体や、ハンダ等の合金が挙げられる。表面に金属層を
形成し得る無機又は有機の絶縁粒子としては、例えばシ
リカ、アルミナ、ジルコニアなどの無機粒子や、エポキ
シ樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル
系樹脂、ポリブタジエン、ニトリルゴムなどの有機ポリ
マー粒子が挙げられる。 これらは、単独又は2種以上
混合して使用することができる。これらの絶縁粒子の表
面に、金属層を形成する手段としては、例えば無電解メ
ッキ法による金、銀、銅あるいはニッケルなどの金属メ
ッキが挙げられる。
【0017】絶縁粒子としては、シリカ、アルミナ、ジ
ルコニアなどの無機の粒子やエポキシ樹脂、アクリル樹
脂、フェノール樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリブタジ
エン、ニトリルゴムなどの合成ゴムの粒子が挙げられ
る。絶縁粒子は、導電粒子による隣接電極間の電気的短
絡を防止する作用をする。導電粒子による電極間導通を
妨げないためには軟質である方がより望ましく、特に有
機ポリマー粒子が好適している。
【0018】本発明においては、導電粒子と絶縁粒子の
合計密度は10万個/mm3 以上であり、前記絶縁粒子
の平均粒径が導電粒子の平均粒径の0.3〜1.5倍で
あるが、特に導電粒子と絶縁粒子の合計密度が11万〜
13万個/mm3 で、前記絶縁粒子の平均粒径が導電粒
子の平均粒径の0.3〜1.0倍の範囲にあることがよ
り望ましい。
【0019】また、導電粒子と絶縁粒子の最大粒径は1
0μm以下、好ましくは7μm以下であり、平均粒径は
1〜7μm、好ましくは3〜5μmの範囲である。絶縁
粒子は、導電粒子との合計に対して、個数比で少なくと
も10%以上あることが望ましく、特に、絶縁粒子と導
電粒子は、個数比で2:1〜1:2であることがより望
ましい。
【0020】本発明では、以上の各成分が必須成分であ
るが、それ以外の成分の添加を妨げるものではない。例
えば、本来の特性を維持する範囲で硬化性樹脂に対する
安定剤や防錆剤など必要に応じて添加することができ
る。
【0021】なお、本発明の異方性導電接着剤の形態
は、ペースト状でもフィルム状であってもよい。
【0022】
【作用】本発明の異方性導電接着剤は、導電粒子と絶縁
粒子の合計密度が10万個/mm3 以上、前記絶縁粒子
の平均粒径が導電粒子の平均粒径の0.3〜1.5倍と
したので、異方性導電接着剤としての本来の特性、すな
わち接着状態では、導電性粒子により厚さ方向に直流抵
抗値10Ω以下の低抵抗を示し、平面方向には導電粒子
間で直流抵抗108 Ω以上の高抵抗の電気絶縁性を示
し、しかも、導電粒子の粒子径が小さく、その密度が高
いので導電粒子1個にかかる加重が小さくなり、透明電
極等に対する面圧が減少してその破断が防止される。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の異方性導電接着剤
の一実施形態を説明する。
【0024】以下の実施例および各比較例は、次のよう
に行ったものである。
【0025】すなわち、異方性導電接着剤1は、図1に
示すように、硬化性樹脂溶液2の溶液中に導電粒子3と
絶縁粒子4を均一に分散させて調整し、図2に示すよう
に、この異方性導電接着剤1を介在させて試験用フィル
ム液晶基板とフレキシブルプリント基板の電極間を熱圧
着して接続し、この接続部について電気特性を測定し電
極の破損状況を観察した。
【0026】実施例1 [異方性導電接着剤の調整] 下記の組成の成分をホモジナイザで混合攪拌するこ
とにより樹脂組成物を得た。
【0027】 ビスフェノールA型エポキシ樹脂 100重量部 (油化シェルエポキシ社製エピコート828) アミノポリアミド樹脂 (硬化系成分) 20重量部 (東都化成製G−725) 1,2−メチルイミダゾール(熱硬化促進用触媒) 5重量部 (四国化成製) γ―グリシドキシプロピルトリメトキシシラン 1重量部 (表面処理剤) 上記熱硬化促進用触媒は、硬化系成分より硬化作用が大
である。
【0028】上記表面処理剤は、ITO膜との接着力を
改善するものである。
【0029】 次に、上記樹脂組成物に、導電粒子4
9として平均粒径5μmの表面が金メッキされた硬化し
たエポキシ樹脂粒子(比重2.5)を約1.3重量部添
加し、樹脂中の密度が10万個/mm3 以上にした。
【0030】 さらに、絶縁粒子50として平均粒径
5μmのエポキシ樹脂粒子(比重1.3)を約0.7重
量部添加して樹脂中の密度が10万個/mm3 以上にし
た。
【0031】 混練工程 、、の工程による混合液を十時間以上混練して、
導電粒子および絶縁粒子を均一に分散させた。
【0032】 脱泡工程 混練された混合液中の泡(気泡)を除去して異方性導電
接着剤とした。
【0033】[異方性導電接着剤による接着]上記異方
性導電接着剤を用いて、試験用フィルム液晶基板とフレ
キシブルプリント基板の接着(接続)を行った。
【0034】上記試験用フィルム液晶基板の構成は下記
の通りである。
【0035】 基板材料 ポリカーボネート(厚さ0.8mm) 電極材質 ITO(インジウムー錫―酸化物)のスパッタ膜 (膜厚50nm) 電極ピッチ ライン幅50nm,ライン間スペース50nm 上記フキシブルプリント基板の構成は下記の通りであ
る。
【0036】 基板材料 ポリイミド(厚さ40μm) 電極材料 銅箔(厚さ18μm) メッキ 錫メッキ(膜厚約1μm) 電極ピッチ ライン幅50μm,ライン間スペース
50μm 上記試験用フィルム液晶基板(接着面)上に、上記の異
方性導電接着剤を約2mg塗布し、この基板をボンデイ
ング装置の所定の位置に位置合わせしてセットした。
【0037】セットされた試験用フィルム液晶基板上
に、位置決めして上記フレキシブル基板を設置し、温度
120℃、圧力100kg/cmで時間10分間加
熱、加圧して熱圧着し、測定用サンプルを製造した。
【0038】[異方性導電接着剤の評価]このサンプル
の電極間導通抵抗、絶縁抵抗、フィルム液晶基板のIT
O電極の損傷状態を顕微鏡で観察した。その結果は、表
1の通りであった。
【0039】比較例1 実施例1のの樹脂組成物に、導電粒子として平均粒径
5μmの表面金メッキされた硬化したエポキシ樹脂粒子
(比重2.5)を樹脂中の密度が10万個/mm3 にな
るように約1.3重量部添加した。
【0040】さらに、絶縁粒子として平均粒径5μmの
エポキシ樹脂粒子(比重1.3)を樹脂中の密度が1万
個/mm3 になるように約0.07重量部添加した。
【0041】この混合物を、混練し、脱泡して製造した
異方性導電接着剤を使用して実施例1と同様に試験用フ
ィルム液晶基板とフレキシブルプリント基板を接着し、
測定用サンプルを製造した。接着条件は、温度120
℃、圧力100kg/cm2 で10分間の保持である。
【0042】このサンプルの電極間導通抵抗、絶縁抵
抗、フィルム液晶基板のITO電極の損傷状態を顕微鏡
で観察した。その結果は、表1の通りであった。
【0043】比較例2 実施例1のの樹脂組成物に、導電粒子として平均粒径
5μmの表面金メッキされた硬化したエポキシ樹脂粒子
(比重2.5)を樹脂中の密度が10万個/mm3 にな
るように約1.3重量部添加した。
【0044】さらに、絶縁粒子として平均粒径10μm
のエポキシ樹脂粒子(比重1.3)を樹脂中の密度が1
0万個/mm3 になるように約5.6重量部添加した。
【0045】この混合物を、混練し、脱泡して製造した
異方性導電接着剤を使用して実施例1と同様に試験用フ
ィルム液晶基板とフレキシブルプリント基板とを接着
し、測定用サンプルを製造した。接着条件は、温度12
0℃、圧力100kg/cm2で10分間の保持であ
る。
【0046】このサンプルの電極間導通抵抗、絶縁抵
抗、フィルム液晶基板のITO電極の損傷状態を顕微鏡
で観察した。その結果は、表1の通りであった。
【0047】比較例3 実施例1のの樹脂組成物に、導電粒子として平均粒径
5μmの表面金メッキされた硬化したエポキシ樹脂粒子
(比重2.5)を樹脂中の密度が10万個/mm3 にな
るように約1.3重量部添加した。
【0048】さらに、絶縁粒子として平均粒径1μmの
エポキシ樹脂粒子(比重1.3)を樹脂中の密度が10
万個/mm3 以上になるように約0.006重量部添加
した。 この混合物を、混練し、脱泡して製造した異方
性導電接着剤を使用して実施例1と同様に試験用フィル
ム液晶基板とフレキシブルプリント基板とを接着し、測
定用サンプルを製造した。この接着条件は、温度120
℃、圧力100kg/cm2 で時間10分間の保持であ
る。
【0049】このサンプルの電極間導通抵抗、絶縁抵
抗、フィルム液晶基板のITO電極の損傷状態を顕微鏡
で観察した。その結果は、表1の通りであった。
【0050】
【表1】 表1から実施例1は、ITO薄膜に損傷がなく、導通特
性も10Ω以下の低抵抗であり、絶縁特性は108 Ω以
上高抵抗の良品であることがわかる。
【0051】(最適合計密度、最適平均径比)上記実施
例,比較例と同一条件で導電粒子と絶縁粒子を混合して
異方性導電接着剤を多種類製造し、試験用フィルム液晶
基板とフレキシブルプリント基板を接着し測定用サンプ
ルを製造した。このサンプルの電極間導通抵抗、絶縁抵
抗、フィルム液晶基板のITO電極の損傷状態を顕微鏡
で観察した結果を表2に示す。
【表2】 表2から、本発明の異方性導電接着剤の最適合計密度が
10万個/cm3 以上で、最適平均径比(絶縁粒子の最
適平均粒径と導電粒子の最適平均粒径)が0.3〜1.
5倍であることがわかる。
【0052】上記範囲の異方性導電接着剤による電極接
続部は、導電抵抗値が10Ω以下の低抵抗の良品であ
り、絶縁抵抗値は108 Ω以上の高抵抗良品である。さ
らに、この異方性導電接着剤を用いて、軟質なITO膜
を有する接着面と他の電極と圧着しても、この軟質な接
着面に損傷が認められない接着剤として最適なものであ
ることがわかった。
【0053】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように、本
発明の異方性導電接着剤によれば、軟質な樹脂フィルム
上に薄くて固い透明電極の形成されたフィルム液晶パネ
ルとドライバモジュールとを接続する場合でも透明電極
に損傷を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る異方性導電接着剤の実施形態を説
明するための導電粒子と絶縁粒子の分散状態を示す断面
図。
【図2】図1の異方性導電接着剤を用いて電極を有する
基板同士を接着した時の異方性導電接続状態を説明する
ための一部切欠断面図。
【図3】従来の異方性導電接着状態を説明するための断
面図。
【符号の説明】
1…異方性導電接着剤 2…硬化性樹脂溶液 3…導電粒子 4…絶縁粒子 5…第1の絶縁基板 6、8…電極 7…第2の絶縁基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬化性樹脂に導電粒子および絶縁粒子を
    分散させた異方性導電接着剤において、 前記導電粒子と絶縁粒子の合計密度が10万個/mm3
    以上であり、前記絶縁粒子の平均粒径が導電粒子の平均
    粒径の0.3〜1.5倍であることを特徴とする異方性
    導電接着剤。
  2. 【請求項2】硬化性樹脂が、1分子中に2個以上のエポ
    キシ基を有する多価エポキシ樹脂であることを特徴とす
    る請求項1記載の異方性導電接着剤。
  3. 【請求項3】導電粒子と絶縁粒子の個数比が10:1〜
    1:10であることを特徴とする請求項1又は2記載の
    異方性導電接着剤。
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