JP2001269983A - 断面可変押出成形用ダイ - Google Patents

断面可変押出成形用ダイ

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JP2001269983A
JP2001269983A JP2000087003A JP2000087003A JP2001269983A JP 2001269983 A JP2001269983 A JP 2001269983A JP 2000087003 A JP2000087003 A JP 2000087003A JP 2000087003 A JP2000087003 A JP 2000087003A JP 2001269983 A JP2001269983 A JP 2001269983A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の押出成形において、チューブの長手方
向に内腔の形状を一定間隔で連続的に変化させたチュー
ブを成形したときの外径変化をコントロールし外径が一
定にすることが容易になった断面可変押出成形用ダイを
提供する事を目的とする。 【解決手段】 チューブの外径が一定であり、樹脂断面
積が一定間隔で連続的に変化するチューブの押出成形ダ
イにおいて、アウトダイとインダイの間の断面積が変化
するのに合わせて樹脂の流路の途中に樹脂を外に逃がす
開閉機構を有することを特徴とする断面可変押出成形用
ダイ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として外科治療
において、治療後に体内治療部位に滲出する体液を体外
へドレナージ(排出)するための医療用ドレーンチュー
ブの押出成形用ダイの機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】医療用チューブでは、1本のチューブ製
品において内腔の形状が何段階かに変化する製品が数多
く存在する。例えば、傷部治療用のドレーンチューブで
は、チューブの長手方向の一部分の断面を変えることで
要求される機能を満足させている。その要求される機能
を満足するために、まず、体内に留置されて治療部分の
体液を吸引する部分は、排液が吸引し易く且つ臓器に圧
迫されてもキンクしないようにリブを付設し内腔を出来
るだけ大きく確保している。
【0003】一方、体外に出た部分はチューブが抜けな
いようにチューブに糸を巻き付けて皮膚と固定するた
め、巻き付けた糸でチューブがキンクしない程度の硬さ
と排液がつまらないように内腔にリブを設けた縫合固定
部と、且つ、排液ボトル等のコネクター類に接続する部
分は気密性を持たせるため、内腔にリブがなく丸い形状
で、且つ比較的肉厚なキンクしにくい形状の部分が必要
になる。
【0004】従来の技術では例えば図4のようなドレナ
ージチューブを作製するために体内に留置する部分のチ
ューブ1(13)を成形し、後端の外側に新たなチュー
ブ2(14)をかぶせて接着し、且つその後端にリブが
ない丸い内腔を持ったコネクター(15)を別々に成形
した後に接着するという複数箇所の接着が必要であり、
場合によってはチューブを体内から取り出すとき接着部
から破断したり、つなぎ目の段差に血栓が付着しやすい
ために詰まることがあった。また、成形と接着が複数回
必要で工数がかかるためコストアップにもなっていた。
【0005】一方、上記問題を解決するべく特願平09
−289340号に開示した技術を応用し、図3に示す
ような断面積が段階的に切り替わるチューブを押出すた
め、インダイ(2)を一定周期で樹脂流路(7)内にて
樹脂流路方向に前後に移動させるにより一体成形する技
術があるが、この機構だけではダイ先端の樹脂出口部分
の開口面積が変化するため、スクリューが一定速度で回
転の場合、断面可変成形用ダイに受ける樹脂圧力は周期
的に変化する。これにより押し出された樹脂の押出スピ
ードは変化することになるが、引き取りスピードは一定
のため、チューブはプレ加硫炉の中で引き伸ばされて断
面積の小さいところは外径が細くなり、断面積の大きい
ところは外径が太くなる。また、チューブをたるませて
プレ加硫炉に通した場合、断面積の大きいところは押出
の吐出量が追いつかず外径が細くなる。
【0006】これにより1本のチューブで外径差が生
じ、寸法が安定しないため、体内に留置する部分の外径
が大きい場合、体外にチューブを抜くときに患者が痛が
ったり、抵抗が大きくなるため材料の破断強度より強い
力で引っ張られチューブが破断することがあった。ま
た、体内に留置する部分の外径が小さい場合、対外に出
る部分との外径差により体液が漏れることがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のチュ
ーブ成形のこのような問題点を解決すべく種々の検討の
結果なされたもので、従来の押出成形において、チュー
ブの長手方向に内腔の形状を一定間隔で連続的に変化さ
せたチューブを成形したときの外径変化をコントロール
し外径が一定にすることが容易になった断面可変押出成
形用ダイを提供する事を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、チューブ
の外径が一定であり、樹脂断面積が一定間隔で連続的に
変化するチューブの押出成形ダイにおいて、アウトダイ
とインダイの間の断面積が変化するのに合わせて樹脂の
流路の途中に樹脂を外に逃がす開閉機構を有することを
特徴とする断面可変押出成形用ダイである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する
が、図は本発明による断面可変押出成形用ダイ機構の一
実施例を示す概略図で、図1は本発明の一実施例の断面
可変押出用ダイを設置した押出成形ラインの概略図で、
図2は一実施例のオーバーフローコックの構造を示す図
である。
【0010】本発明の断面可変押出成形用ダイ機構は図
1に示すように、インダイ(2)の移動と同期させ、樹
脂オーバーフローコック(1)を開閉させることによ
り、樹脂流路(7)内での樹脂圧力変化を軽減させるこ
とを可能にしたものである。
【0011】樹脂オーバーフローコックは樹脂流路の途
中に設置され、図2に示すようなニードル弁(8)のよ
うな機構で、弁をモーター(9)等で回転させ開口面積
を変える方法や、電磁弁のようなもので開閉する方法等
があるが、断面積に応じて逃がす樹脂量をコントロール
することと、樹脂が弁部分で滞留しないような構造であ
れば特に限定されるものでない。
【0012】樹脂を逃がす量はダイス先端から出る樹脂
の吐出量が断面可変時にどのぐらい変化するかによって
決まるが、樹脂を逃がしていない状態が発生した場合、
その部分で凝固して、開閉の機能が上手く作動しない可
能性があるため、樹脂の逃がし孔から常に樹脂が流れて
いる状態にした方が好ましく、最低量を決め、断面積の
変化量より少し多い量を逃がせるようにした方が好まし
い。
【0013】このような樹脂逃がし機構でコントロール
しても押出用ダイ内の樹脂圧力は変動しており、若干で
あるがダイスから出た樹脂の押出スピードが変化する
が、引き取りスピードは常に一定のため、チューブが引
き伸ばされたり、弛んだりして外径が変化する。これを
改善するためにチューブがアウトダイ(3)から出て引
取機までの間に弛みをセンサーで感知して、弛みが変わ
らないように引き取りスピードを変える方法やインダイ
及びオーバーフローコック(1)の動作と同期させ、引
き取りスピードをコントロールする事により、外径差は
更に改善される。
【0014】本発明の断面可変押出用ダイは熱可塑性樹
脂及び熱硬化性樹脂どちらでも使用可能であるがオーバ
ーフローコック(1)や、断面を可変するインダイ
(2)の摺動部は樹脂が滞留し易く、熱可塑性樹脂では
滞留した樹脂が焼けて、異物として押し出されることが
あるため、熱硬化性樹脂の方が成形しやすいが、焼けに
くい樹脂であれば特に限定されない。
【0015】
【発明の効果】上記の通り、本発明の断面可変押出成形
用ダイを用いてシリコーン樹脂製のドレナージチューブ
を押出成形したところ、外径が一定で、寸法が安定した
成形が可能となった。これにより接着や成形を複数回行
う必要がなくなるため、現状の機能を維持しつつ低コス
トなドレナージチューブを提供することが可能になっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例となる断面可変押出成形用ダ
イの内部構造を示す切り欠き断面図である。
【図2】本発明の一実施例となる断面可変押出成形用ダ
イのオーバーフローコックの内部構造を示す。切り欠き
断面図である。
【図3】従来の断面可変押出用ダイで成形したチューブ
断面の図である。
【図4】従来のドレナージチューブの断面図である。
【符号の説明】
1 オーバーフローコック 2 インダイ 3 アウトダイ 4 アクチュエーター 5 ダイ 6 押出機 7 樹脂流路 8 ニードル弁 9 モーター 10 断面形状1 11 断面形状2 12 断面形状3 13 チューブ1 14 チューブ2 15 コネクター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブの外径が一定であり、樹脂断面
    積が一定間隔で連続的に変化するチューブの押出成形ダ
    イにおいて、アウトダイとインダイの間の断面積が変化
    するのに合わせて樹脂の流路の途中に樹脂を外に逃がす
    開閉機構を有することを特徴とする断面可変押出成形用
    ダイ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008155571A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Nippon Sherwood Medical Industries Ltd 医療用チューブの押出成形用金型および押出成形方法
EP3194141A4 (en) * 2014-09-15 2018-04-25 Gala Industries, Inc. Method and device for extrusion of hollow pellets

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JP2008155571A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Nippon Sherwood Medical Industries Ltd 医療用チューブの押出成形用金型および押出成形方法
EP3194141A4 (en) * 2014-09-15 2018-04-25 Gala Industries, Inc. Method and device for extrusion of hollow pellets

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