JP2001269267A - バッチ式「生ゴ」攪拌加熱装置 - Google Patents
バッチ式「生ゴ」攪拌加熱装置Info
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- JP2001269267A JP2001269267A JP2000086591A JP2000086591A JP2001269267A JP 2001269267 A JP2001269267 A JP 2001269267A JP 2000086591 A JP2000086591 A JP 2000086591A JP 2000086591 A JP2000086591 A JP 2000086591A JP 2001269267 A JP2001269267 A JP 2001269267A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バッチ式にして均一に攪拌・加熱することに
より、測定温度と加熱された実際の「生ゴ」温度とを近
付け、できるだけ高温に加熱された「煮ゴ」を得ること
により豆乳収益率の向上と、高濃度の豆乳を得ることが
できるバッチ式「生ゴ」攪拌加熱装置を提供する。 【解決手段】「生ゴ」供給口１２、「煮ゴ」取出口１
９、及び温度センサ−１３とを備えた圧力タンク２にお
いて、当該圧力タンク２内部の「生ゴ」を蒸気により加
熱攪拌する複数の中空回転翼５と、当該複数の中空回転
翼５に蒸気を供給し、且つ、圧力タンク２の底部に設け
られた密封軸受７により回転可能に軸支される中空回転
軸４とを備えてなる構成である。
より、測定温度と加熱された実際の「生ゴ」温度とを近
付け、できるだけ高温に加熱された「煮ゴ」を得ること
により豆乳収益率の向上と、高濃度の豆乳を得ることが
できるバッチ式「生ゴ」攪拌加熱装置を提供する。 【解決手段】「生ゴ」供給口１２、「煮ゴ」取出口１
９、及び温度センサ−１３とを備えた圧力タンク２にお
いて、当該圧力タンク２内部の「生ゴ」を蒸気により加
熱攪拌する複数の中空回転翼５と、当該複数の中空回転
翼５に蒸気を供給し、且つ、圧力タンク２の底部に設け
られた密封軸受７により回転可能に軸支される中空回転
軸４とを備えてなる構成である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッチ式「生ゴ」
攪拌加熱装置に係り、特に、攪拌と加熱をバッチ単位で
行うことにより均熱化を図り、安定して良質の「煮ゴ」
を得ることができるバッチ式「生ゴ」攪拌加熱装置に関
する。
攪拌加熱装置に係り、特に、攪拌と加熱をバッチ単位で
行うことにより均熱化を図り、安定して良質の「煮ゴ」
を得ることができるバッチ式「生ゴ」攪拌加熱装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】豆腐の製造工程においては、先ず大豆を
洗浄し水に浸漬工程、浸漬した大豆の水切り後水を一定
量加えて磨砕する（磨砕したものを「生ゴ」という）磨
砕工程、「生ゴ」を蒸気又は直火で煮る（煮上がったも
のを「煮ゴ」という）煮上げ工程、「煮ゴ」を搾り、豆
乳と「おから」とに分離する搾り工程、豆乳と凝固剤を
混入して凝固させる凝固工程がある。多量に豆腐を製造
するためには連続製造工程が必要であり、その中で「煮
ゴ」を製造する工程においては、「生ゴ」を蒸気により
加熱し「煮ゴ」を製造している。先ず「生ゴ」はポンプ
により加熱部に圧送される。加熱部内には多数の孔を有
する蒸気パイプが設けられており、バルブにより蒸気が
加熱部内の「生ゴ」中に噴出され「生ゴ」を加熱攪拌す
る。加熱された「生ゴ」は均熱タンク内に圧送され、更
に均熱タンクの頂部に設けられたパイプにより次の加熱
部に圧送され、蒸気により更に加熱及び攪拌を行い、更
に次の加熱部に圧送される。測温は均熱タンクの頂部に
設けられたパイプ内の加熱された「生ゴ」の温度を測定
している。
洗浄し水に浸漬工程、浸漬した大豆の水切り後水を一定
量加えて磨砕する（磨砕したものを「生ゴ」という）磨
砕工程、「生ゴ」を蒸気又は直火で煮る（煮上がったも
のを「煮ゴ」という）煮上げ工程、「煮ゴ」を搾り、豆
乳と「おから」とに分離する搾り工程、豆乳と凝固剤を
混入して凝固させる凝固工程がある。多量に豆腐を製造
するためには連続製造工程が必要であり、その中で「煮
ゴ」を製造する工程においては、「生ゴ」を蒸気により
加熱し「煮ゴ」を製造している。先ず「生ゴ」はポンプ
により加熱部に圧送される。加熱部内には多数の孔を有
する蒸気パイプが設けられており、バルブにより蒸気が
加熱部内の「生ゴ」中に噴出され「生ゴ」を加熱攪拌す
る。加熱された「生ゴ」は均熱タンク内に圧送され、更
に均熱タンクの頂部に設けられたパイプにより次の加熱
部に圧送され、蒸気により更に加熱及び攪拌を行い、更
に次の加熱部に圧送される。測温は均熱タンクの頂部に
設けられたパイプ内の加熱された「生ゴ」の温度を測定
している。
【０００３】このように、「生ゴ」は加熱部及び均熱タ
ンクを一単位として加熱されると共に測温され、次の単
位にて更に「生ゴ」は加熱・測温されて徐々に温度が上
昇し、所定温度に加熱された時点で「煮ゴ」となり、次
工程へ送られる。しかしながら、上記の連続式「煮ゴ」
の製造工程によると、各単位ごとに加熱され、測温され
て得られた「煮ゴ」の実際の温度は変動しており、豆乳
の収益率も変動するという問題があった。
ンクを一単位として加熱されると共に測温され、次の単
位にて更に「生ゴ」は加熱・測温されて徐々に温度が上
昇し、所定温度に加熱された時点で「煮ゴ」となり、次
工程へ送られる。しかしながら、上記の連続式「煮ゴ」
の製造工程によると、各単位ごとに加熱され、測温され
て得られた「煮ゴ」の実際の温度は変動しており、豆乳
の収益率も変動するという問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】「生ゴ」は液体と固体
の混合物であり、液体部分の温度測定を行っても固体部
分の温度は測定温度と一致しないため、適正に煮上がっ
た「煮ゴ」を得ることが困難であった。本発明は、上記
課題に鑑みてなされたものであり、バッチ式にして均一
に攪拌・加熱することにより、測定温度と加熱された実
際の「生ゴ」温度とを近付け、できるだけ高温に加熱さ
れた「煮ゴ」を得ることにより豆乳収益率の向上と、高
濃度の豆乳を得ることができるバッチ式「生ゴ」攪拌加
熱装置を提供することを課題とする。
の混合物であり、液体部分の温度測定を行っても固体部
分の温度は測定温度と一致しないため、適正に煮上がっ
た「煮ゴ」を得ることが困難であった。本発明は、上記
課題に鑑みてなされたものであり、バッチ式にして均一
に攪拌・加熱することにより、測定温度と加熱された実
際の「生ゴ」温度とを近付け、できるだけ高温に加熱さ
れた「煮ゴ」を得ることにより豆乳収益率の向上と、高
濃度の豆乳を得ることができるバッチ式「生ゴ」攪拌加
熱装置を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係るバッチ式
「生ゴ」攪拌加熱装置は、以上の課題を達成するために
次の如く構成にした。本発明は、「生ゴ」供給口、「煮
ゴ」取出口、及び温度センサ−とを備えた圧力タンクに
おいて、当該圧力タンク内部の「生ゴ」を蒸気により加
熱攪拌する複数の中空回転翼と、当該複数の中空回転翼
に蒸気を供給し、且つ、圧力タンク底部に設けられた密
封軸受により回転可能に軸支される中空回転軸とを備え
てなる構成である。
「生ゴ」攪拌加熱装置は、以上の課題を達成するために
次の如く構成にした。本発明は、「生ゴ」供給口、「煮
ゴ」取出口、及び温度センサ−とを備えた圧力タンクに
おいて、当該圧力タンク内部の「生ゴ」を蒸気により加
熱攪拌する複数の中空回転翼と、当該複数の中空回転翼
に蒸気を供給し、且つ、圧力タンク底部に設けられた密
封軸受により回転可能に軸支される中空回転軸とを備え
てなる構成である。
【０００６】また、前記課題は、前記複数の中空回転翼
の夫々には、回転方向の前面に「生ゴ」の攪拌に寄与す
る攪拌板が着脱自在に取り付けられ、且つ、中空回転翼
には蒸気を噴出するための孔が設けられている構成およ
び前記圧力タンクには、複数のロック器具により着脱自
在に密封可能であり、且つ、リリ−フ弁を有する蓋が設
けられている構成、更に、前記圧力タンク内の側壁に
は、攪拌に寄与する邪魔板が設けられている構成によっ
て達成できる。
の夫々には、回転方向の前面に「生ゴ」の攪拌に寄与す
る攪拌板が着脱自在に取り付けられ、且つ、中空回転翼
には蒸気を噴出するための孔が設けられている構成およ
び前記圧力タンクには、複数のロック器具により着脱自
在に密封可能であり、且つ、リリ−フ弁を有する蓋が設
けられている構成、更に、前記圧力タンク内の側壁に
は、攪拌に寄与する邪魔板が設けられている構成によっ
て達成できる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図１は本発明のバッチ式「生ゴ」攪
拌加熱装置の構造を示す１実施の形態の一部切欠き断面
説明図、図２は図１の圧力タンクの蓋を取り除いた内部
構造を示す平面図、図３は本発明のバッチ式「生ゴ」攪
拌加熱装置に使用する中空回転翼の実施の形態断面図で
あり、攪拌板が着脱自在に取付けられる状態を示す説明
図である。
に基づき説明する。図１は本発明のバッチ式「生ゴ」攪
拌加熱装置の構造を示す１実施の形態の一部切欠き断面
説明図、図２は図１の圧力タンクの蓋を取り除いた内部
構造を示す平面図、図３は本発明のバッチ式「生ゴ」攪
拌加熱装置に使用する中空回転翼の実施の形態断面図で
あり、攪拌板が着脱自在に取付けられる状態を示す説明
図である。
【０００８】図において、符号１はバッチ式「生ゴ」攪
拌加熱装置、２は圧力タンク、２ａは邪魔板、３は蓋、
４は中空回転軸、５は中空回転翼、５ａ孔、６は攪拌
板、６ａは係止ボルト、６ｂはナット、７は密封軸受、
８はスプロケット、９は軸受、１０はロ−タリ−ジョイ
ント、１１は蒸気入口、１２は「生ゴ」供給口、１３は
温度センサ−、１４はモ−タ−、１４ａはスプロケッ
ト、１５はチェ−ン、１６は調節器具、１７はロック器
具、１８はリリ−フ弁、１９は「煮ゴ」取出口、２０は
フレ−ム、２１はフレ−ムを示す。
拌加熱装置、２は圧力タンク、２ａは邪魔板、３は蓋、
４は中空回転軸、５は中空回転翼、５ａ孔、６は攪拌
板、６ａは係止ボルト、６ｂはナット、７は密封軸受、
８はスプロケット、９は軸受、１０はロ−タリ−ジョイ
ント、１１は蒸気入口、１２は「生ゴ」供給口、１３は
温度センサ−、１４はモ−タ−、１４ａはスプロケッ
ト、１５はチェ−ン、１６は調節器具、１７はロック器
具、１８はリリ−フ弁、１９は「煮ゴ」取出口、２０は
フレ−ム、２１はフレ−ムを示す。
【０００９】図１は本発明のバッチ式「生ゴ」攪拌加熱
装置の１実施の形態を示すが、この装置は比較的小規模
で高品質の「煮ゴ」を製造するのに好適であり、１バッ
チ当たり１００Ｋｇ〜１ｔ程度の「煮ゴ」製造に適して
いる。材質的には食品を扱うため腐食しないステンレス
製が良い。
装置の１実施の形態を示すが、この装置は比較的小規模
で高品質の「煮ゴ」を製造するのに好適であり、１バッ
チ当たり１００Ｋｇ〜１ｔ程度の「煮ゴ」製造に適して
いる。材質的には食品を扱うため腐食しないステンレス
製が良い。
【００１０】「生ゴ」はポンプ（図示せず）により圧送
され「生ゴ」供給口１２より圧力タンク２内に所定量供
給される。この場合、「煮ゴ」取出口１９のバルブ（図
示せず）は閉じておき、蓋３のリリ−フ弁１８は開放状
態にしておく、所定量の「生ゴ」が供給されると、蓋３
を複数箇のロック器具１７、１７により完全密封する。
その際に、リリ−フ弁１８は安全弁として作用させるた
め、予め所定の圧力以上の気圧、例えば０．５気圧以上
の圧力を逃がすように設定してある。
され「生ゴ」供給口１２より圧力タンク２内に所定量供
給される。この場合、「煮ゴ」取出口１９のバルブ（図
示せず）は閉じておき、蓋３のリリ−フ弁１８は開放状
態にしておく、所定量の「生ゴ」が供給されると、蓋３
を複数箇のロック器具１７、１７により完全密封する。
その際に、リリ−フ弁１８は安全弁として作用させるた
め、予め所定の圧力以上の気圧、例えば０．５気圧以上
の圧力を逃がすように設定してある。
【００１１】次に蒸気入口１１より蒸気を供給し、この
蒸気は、ロ−タリ−ジョイント１０により回転可能に支
持されている中空回転軸４の内部を通り、内部が連通さ
れている中空回転翼５の内部に供給される。中空回転翼
５の断面形状は特に限定されないが、製造上円形パイプ
が好適である。中空回転翼５には図３に示す如く孔５ａ
が設けられており、蒸気Ｓが「生ゴ」液中に噴出され
「生ゴ」が加熱される。なお、加熱は噴出される蒸気Ｓ
によるばかりでなく、蒸気Ｓを内部に通過させることに
より加熱された中空回転軸４の表面及び中空回転翼５の
表面に接する「生ゴ」も加熱される。
蒸気は、ロ−タリ−ジョイント１０により回転可能に支
持されている中空回転軸４の内部を通り、内部が連通さ
れている中空回転翼５の内部に供給される。中空回転翼
５の断面形状は特に限定されないが、製造上円形パイプ
が好適である。中空回転翼５には図３に示す如く孔５ａ
が設けられており、蒸気Ｓが「生ゴ」液中に噴出され
「生ゴ」が加熱される。なお、加熱は噴出される蒸気Ｓ
によるばかりでなく、蒸気Ｓを内部に通過させることに
より加熱された中空回転軸４の表面及び中空回転翼５の
表面に接する「生ゴ」も加熱される。
【００１２】次に、モ−タ−１４を駆動させ、中空回転
軸４に固着されている複数個の中空回転翼５を回転さ
せ、「生ゴ」を攪拌し、均一に加熱させる。中空回転軸
４は圧力タンク２の底部の密封軸受７により回転可能に
軸支されているため、「生ゴ」が圧力タンク２の外部に
漏出するおそれはない。また、この中空回転軸４は軸受
９及びロ−タリ−ジョイント１０により軸支されている
ため、スム−スに回転する。この中空回転軸４にはスプ
ロケット８が固着され、減速機を有するモ−タ−１４に
もスプロケット１４ａが固着され、両方のスプロケット
８，１４ａ間にはチェ−ン１５が設けられ、モ−タ−１
４を駆動することにより、この中空回転軸４は回転し、
中空回転軸４に固着している複数の中空回転翼５、５・・
・ も蒸気を噴出しながら回転するため、「生ゴ」は均一
に加熱される。なお、図１に示す調節器具１６はモ−タ
−１４を移動させることにより、チェ−ン１５を適正に
張るためのものである。
軸４に固着されている複数個の中空回転翼５を回転さ
せ、「生ゴ」を攪拌し、均一に加熱させる。中空回転軸
４は圧力タンク２の底部の密封軸受７により回転可能に
軸支されているため、「生ゴ」が圧力タンク２の外部に
漏出するおそれはない。また、この中空回転軸４は軸受
９及びロ−タリ−ジョイント１０により軸支されている
ため、スム−スに回転する。この中空回転軸４にはスプ
ロケット８が固着され、減速機を有するモ−タ−１４に
もスプロケット１４ａが固着され、両方のスプロケット
８，１４ａ間にはチェ−ン１５が設けられ、モ−タ−１
４を駆動することにより、この中空回転軸４は回転し、
中空回転軸４に固着している複数の中空回転翼５、５・・
・ も蒸気を噴出しながら回転するため、「生ゴ」は均一
に加熱される。なお、図１に示す調節器具１６はモ−タ
−１４を移動させることにより、チェ−ン１５を適正に
張るためのものである。
【００１３】図２は蓋３を取り除いた圧力タンク２の内
部構造を示す平面図であり、圧力タンク２の中心部に蒸
気を供給する中空回転軸４が回転自在に軸支され、中空
回転軸４の外周には内部が中空回転軸４の内部と連通す
る複数の中空回転翼５、５・・・ が固着されている。中空
回転翼５には「生ゴ」の攪拌を良好にするため、夫々の
中空回転翼５に攪拌板６が着脱自在に取付けられる。ま
た、圧力タンク２の内部側壁には加熱される「生ゴ」の
攪拌を良好にするため、複数個の邪魔板２ａ，２ａ・・・
が取付けられる。
部構造を示す平面図であり、圧力タンク２の中心部に蒸
気を供給する中空回転軸４が回転自在に軸支され、中空
回転軸４の外周には内部が中空回転軸４の内部と連通す
る複数の中空回転翼５、５・・・ が固着されている。中空
回転翼５には「生ゴ」の攪拌を良好にするため、夫々の
中空回転翼５に攪拌板６が着脱自在に取付けられる。ま
た、圧力タンク２の内部側壁には加熱される「生ゴ」の
攪拌を良好にするため、複数個の邪魔板２ａ，２ａ・・・
が取付けられる。
【００１４】図３は中空回転翼５の１実施の形態の断面
図であり、攪拌板６は係止ボルト６ａとナット６ｂによ
り加熱される「生ゴ」の攪拌に好適な角度で中空回転翼
５に着脱自在に取付けられる。中空回転翼５は攪拌板６
を先頭に回転するのが良く、回転方向と逆向きに中空回
転翼５には複数の孔５ａ，５ａ・・・ が設けられ、蒸気Ｓ
を「生ゴ」中に噴出し「生ゴ」を加熱する。回転方向と
逆向きに孔５ａを設けることにより、目詰まりが防止さ
れる。
図であり、攪拌板６は係止ボルト６ａとナット６ｂによ
り加熱される「生ゴ」の攪拌に好適な角度で中空回転翼
５に着脱自在に取付けられる。中空回転翼５は攪拌板６
を先頭に回転するのが良く、回転方向と逆向きに中空回
転翼５には複数の孔５ａ，５ａ・・・ が設けられ、蒸気Ｓ
を「生ゴ」中に噴出し「生ゴ」を加熱する。回転方向と
逆向きに孔５ａを設けることにより、目詰まりが防止さ
れる。
【００１５】適正な「煮ゴ」を得るための温度は１００
℃近くであり、圧力タンク２内に備えられた温度センサ
−１３により測温し、次工程の搾り工程に「煮ゴ」取出
口を経由して圧送する。本実施例の温度センサ−１３の
測定位置は従来の連続式「生ゴ」加熱装置の測定位置と
異なり、低位であるため加熱された「生ゴ」の液体の温
度が測定できる。したがって、温度センサ−１３により
測温された温度が、加熱された「生ゴ」即ち「煮ゴ」の
温度であり、ほとんど１００℃近くまで加熱することが
できるため、次の搾り工程において安定した豆乳の収益
率が得られるばかりでなく、従来はブリックス濃度１０
〜１２％であったが本装置によりブリックス濃度１３〜
１８％の高濃度の豆乳を得ることができる。
℃近くであり、圧力タンク２内に備えられた温度センサ
−１３により測温し、次工程の搾り工程に「煮ゴ」取出
口を経由して圧送する。本実施例の温度センサ−１３の
測定位置は従来の連続式「生ゴ」加熱装置の測定位置と
異なり、低位であるため加熱された「生ゴ」の液体の温
度が測定できる。したがって、温度センサ−１３により
測温された温度が、加熱された「生ゴ」即ち「煮ゴ」の
温度であり、ほとんど１００℃近くまで加熱することが
できるため、次の搾り工程において安定した豆乳の収益
率が得られるばかりでなく、従来はブリックス濃度１０
〜１２％であったが本装置によりブリックス濃度１３〜
１８％の高濃度の豆乳を得ることができる。
【００１６】
【発明の効果】本発明のバッチ式「生ゴ」攪拌加熱装置
によれば、次のような顕著な効果を奏する。 １）「生ゴ」を常時攪拌しながら加熱するため、加熱
「生ゴ」は均一に加熱され、温度センサ−による計測温
度と加熱「生ゴ」、即ち「煮ゴ」の温度が殆ど同じであ
り、温度センサ−による計測により高温に加熱すること
ができ、常に安定した豆乳収益率を得ることができる。
によれば、次のような顕著な効果を奏する。 １）「生ゴ」を常時攪拌しながら加熱するため、加熱
「生ゴ」は均一に加熱され、温度センサ−による計測温
度と加熱「生ゴ」、即ち「煮ゴ」の温度が殆ど同じであ
り、温度センサ−による計測により高温に加熱すること
ができ、常に安定した豆乳収益率を得ることができる。
【００１７】２）温度センサ−による計測温度と加熱
「生ゴ」、即ち「煮ゴ」の温度が殆ど一致するため、殆
ど１００℃近く迄「生ゴ」を加熱することができ、その
ため従来よりも高濃度の豆乳を得ることができる。 ３）比較的小規模な設備で、高濃度な豆乳を得ることが
できる。 ４）圧力タンクの蓋が着脱自在であるため、装置内部を
頻繁に洗浄することができ衛生的である。
「生ゴ」、即ち「煮ゴ」の温度が殆ど一致するため、殆
ど１００℃近く迄「生ゴ」を加熱することができ、その
ため従来よりも高濃度の豆乳を得ることができる。 ３）比較的小規模な設備で、高濃度な豆乳を得ることが
できる。 ４）圧力タンクの蓋が着脱自在であるため、装置内部を
頻繁に洗浄することができ衛生的である。
【図１】本発明のバッチ式「生ゴ」攪拌加熱装置の構造
を示す１実施の形態の一部切欠き断面説明図である。
を示す１実施の形態の一部切欠き断面説明図である。
【図２】図１の実施の形態の圧力タンクの蓋を取り除い
た内部構造を示す平面図である。
た内部構造を示す平面図である。
【図３】本発明のバッチ式「生ゴ」攪拌加熱装置に使用
する中空回転翼の実施の形態の断面図であり、攪拌板が
着脱自在に取付けられる状態を示す。
する中空回転翼の実施の形態の断面図であり、攪拌板が
着脱自在に取付けられる状態を示す。
１ バッチ式「生ゴ」攪拌加熱装置 ２ 圧力タンク ２ａ 邪魔板 ３ 蓋 ４ 中空回転軸 ５ 中空回転翼 ５ａ 孔 ６ 攪拌板 ６ａ 係止ボルト ６ｂ ナット ７ 密封軸受 ８ スプロケット ９ 軸受 １０ ロ−タリ−ジョイント １１ 蒸気入口 １２ 「生ゴ」供給口 １３ 温度センサ− １４ モ−タ− １４ａ スプロケット １５ チェ−ン １６ 調節器具 １７ ロック器具 １８ リリ−フ弁 １９ 「煮ゴ」取出口 ２０ フレ−ム ２１ フレ−ム Ｓ 蒸気
Claims (4)
- 【請求項１】 「生ゴ」供給口、「煮ゴ」取出口、及び
温度センサ−とを備えた圧力タンクにおいて、当該圧力
タンク内部の「生ゴ」を蒸気により加熱攪拌する複数の
中空回転翼と、当該複数の中空回転翼に蒸気を供給し、
且つ、圧力タンク底部に設けられた密封軸受により回転
可能に軸支される中空回転軸とを備えてなることを特徴
とするバッチ式「生ゴ」攪拌加熱装置。 - 【請求項２】 前記複数の中空回転翼の夫々には、回転
方向の前面に「生ゴ」の攪拌に寄与する攪拌板が着脱自
在に取り付けられ、且つ、中空回転翼には蒸気を噴出す
るための孔が設けられている請求項１に記載のバッチ式
「生ゴ」攪拌加熱装置。 - 【請求項３】 前記圧力タンクには、複数のロック器具
により着脱自在に密封可能であり、且つ、リリ−フ弁を
有する蓋が設けられている請求項１または請求項２に記
載のバッチ式「生ゴ」攪拌加熱装置。 - 【請求項４】 前記圧力タンク内の側壁には、攪拌に寄
与する邪魔板が設けられている請求項１乃至請求項３に
記載のバッチ式「生ゴ」攪拌加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000086591A JP2001269267A (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | バッチ式「生ゴ」攪拌加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000086591A JP2001269267A (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | バッチ式「生ゴ」攪拌加熱装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001269267A true JP2001269267A (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=18602725
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000086591A Pending JP2001269267A (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | バッチ式「生ゴ」攪拌加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001269267A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016096445A1 (en) * | 2014-12-19 | 2016-06-23 | Koninklijke Philips N.V. | Apparatus for steaming and blending a food product |
-
2000
- 2000-03-27 JP JP2000086591A patent/JP2001269267A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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