JP2001269051A - 培養土及びその製造装置、方法 - Google Patents
培養土及びその製造装置、方法Info
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- JP2001269051A JP2001269051A JP2000085572A JP2000085572A JP2001269051A JP 2001269051 A JP2001269051 A JP 2001269051A JP 2000085572 A JP2000085572 A JP 2000085572A JP 2000085572 A JP2000085572 A JP 2000085572A JP 2001269051 A JP2001269051 A JP 2001269051A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C05—FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
- C05D—INORGANIC FERTILISERS NOT COVERED BY SUBCLASSES C05B, C05C; FERTILISERS PRODUCING CARBON DIOXIDE
- C05D9/00—Other inorganic fertilisers
- C05D9/02—Other inorganic fertilisers containing trace elements
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- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】磁化肥料を改良して植物に磁力を作用させるこ
とである。 【解決手段】原料培養土に、粒径3〜50μmの着磁し
たフェライト磁性粉を重量比1〜50%混合した培養土
である。
とである。 【解決手段】原料培養土に、粒径3〜50μmの着磁し
たフェライト磁性粉を重量比1〜50%混合した培養土
である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、培養土の技術分野
に属する。
に属する。
【0002】
【従来の技術】磁力が植物の育成に何らかの作用を及ぼ
すことが従来から知られており、磁化水や磁化肥料によ
って植物を栽培する例が報告されている。例えば、特開
平8−290990号公報に記載された「磁化肥料」の
発明は、肥料と磁性粉とを原料として顆粒状の磁性体を
含む磁化肥料を作るものである。この磁化肥料で二十日
大根を育成し、その生長を試験したものを表1に示す。
表1において、磁性が強いもの(3Oe)と弱いもの
(5000Oe)との二種類を使用したが、いずれも、
対照区とは異なるデータが得られている。
すことが従来から知られており、磁化水や磁化肥料によ
って植物を栽培する例が報告されている。例えば、特開
平8−290990号公報に記載された「磁化肥料」の
発明は、肥料と磁性粉とを原料として顆粒状の磁性体を
含む磁化肥料を作るものである。この磁化肥料で二十日
大根を育成し、その生長を試験したものを表1に示す。
表1において、磁性が強いもの(3Oe)と弱いもの
(5000Oe)との二種類を使用したが、いずれも、
対照区とは異なるデータが得られている。
【表1】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】肥料に磁性体を混合し
た場合、日数が経過するに従って肥料が溶け出して無く
なるので、肥料に混合された磁性体は、Nの磁極とSの
磁極とが互いに引き合い、次第に固まりが大きくなって
いく。そのため、鉄製のスコップを使うと、比較的強い
磁力を帯びた比較的大きな磁性体の固まりがスコップに
付着してしまう。本発明の課題は、磁化肥料を改良して
植物に磁力を作用させることである。
た場合、日数が経過するに従って肥料が溶け出して無く
なるので、肥料に混合された磁性体は、Nの磁極とSの
磁極とが互いに引き合い、次第に固まりが大きくなって
いく。そのため、鉄製のスコップを使うと、比較的強い
磁力を帯びた比較的大きな磁性体の固まりがスコップに
付着してしまう。本発明の課題は、磁化肥料を改良して
植物に磁力を作用させることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による上記課題を
解決する手段は、前記特許請求の範囲に記載のとおり、
請求項1の発明は、原料培養土に、粒径3〜50μmの
着磁したフェライト磁性粉を重量比1〜50%混合した
培養土であり、請求項2の発明は、前記着磁したフェラ
イト磁性粉の保磁力が”3〜5000”Oeである培養
土である。これらの培養土は、ビニル袋やプランターな
ど所定の包装容器にパッケージングすることができる。
また、請求項3の発明は、所定量の原料培養土を供給す
る原料培養土供給機と、粒径3〜50μmの着磁した所
定量のフェライト磁性粉を供給するフェライト磁性粉供
給機と、これらの原料培養土とフェライト磁性粉とを混
合する混合機と、混合された培養土を所定の形態でパッ
ケージするパッケージング機とを具備する培養土の製造
装置であり、請求項4の発明は、原料培養土供給機より
所定量の原料培養土を供給する工程と、フェライト磁性
粉供給機より粒径3〜50μmの着磁した所定量のフェ
ライト磁性粉を供給する工程と、これらの原料培養土と
フェライト磁性粉とを混合する工程と、混合された培養
土を所定の形態でパッケージする工程とを具備する培養
土の製造方法である。
解決する手段は、前記特許請求の範囲に記載のとおり、
請求項1の発明は、原料培養土に、粒径3〜50μmの
着磁したフェライト磁性粉を重量比1〜50%混合した
培養土であり、請求項2の発明は、前記着磁したフェラ
イト磁性粉の保磁力が”3〜5000”Oeである培養
土である。これらの培養土は、ビニル袋やプランターな
ど所定の包装容器にパッケージングすることができる。
また、請求項3の発明は、所定量の原料培養土を供給す
る原料培養土供給機と、粒径3〜50μmの着磁した所
定量のフェライト磁性粉を供給するフェライト磁性粉供
給機と、これらの原料培養土とフェライト磁性粉とを混
合する混合機と、混合された培養土を所定の形態でパッ
ケージするパッケージング機とを具備する培養土の製造
装置であり、請求項4の発明は、原料培養土供給機より
所定量の原料培養土を供給する工程と、フェライト磁性
粉供給機より粒径3〜50μmの着磁した所定量のフェ
ライト磁性粉を供給する工程と、これらの原料培養土と
フェライト磁性粉とを混合する工程と、混合された培養
土を所定の形態でパッケージする工程とを具備する培養
土の製造方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】根毛は磁場の影響を受け易いこと
から、磁粉入り培養土における磁粉の効果として、以下
の効果を挙げることができる。第一の効果は、根毛の成
長促進効果であり、通常の培養土よりも磁粉入り培養土
は、根長及び地下重量が数倍向上する。第二の効果は、
通常、植物体の90%前後は水分であることから、磁粉
の効力により土中の水分が磁化されると、肥料の吸収が
速くなる効果である。なお、これによって、植物が肥料
枯れを起こす可能性があるため、有機肥料を多めに施肥
する。第三の効果は、根毛の細胞が磁力の影響のため活
発に動き、樹液の流れが速くなることである。続いて、
このような優れた効果を発揮する本発明による培養土の
実施の形態について詳述する。
から、磁粉入り培養土における磁粉の効果として、以下
の効果を挙げることができる。第一の効果は、根毛の成
長促進効果であり、通常の培養土よりも磁粉入り培養土
は、根長及び地下重量が数倍向上する。第二の効果は、
通常、植物体の90%前後は水分であることから、磁粉
の効力により土中の水分が磁化されると、肥料の吸収が
速くなる効果である。なお、これによって、植物が肥料
枯れを起こす可能性があるため、有機肥料を多めに施肥
する。第三の効果は、根毛の細胞が磁力の影響のため活
発に動き、樹液の流れが速くなることである。続いて、
このような優れた効果を発揮する本発明による培養土の
実施の形態について詳述する。
【0006】まず、SrCO3 とFe2 O3 とを混合
し、仮焼きし、粗粉砕して、粒径約3〜50μmの磁性
粉とした。この磁性粉を大量に調整して、磁性粉容器に
入れた。磁性粉の保持力は、”2900”Oeである。
一方、多量の原料培養土を調整し、原料培養土容器に入
れた。そして、原料培養土容器から原料培養土を供給す
る原料培養土供給機と、磁性粉容器から粒径3〜50μ
mの着磁したフェライト磁性粉を供給するフェライト磁
性粉供給機とにより、1%乃至10%の重量比で原料培
養土にフェライト磁性粉を加えて、これらを混合機によ
り混合し、原料培養土にフェライト磁性粉が一様に混じ
り合うようにした。最後に、混合した培養土をパッケー
ジング機にかけて、プランターに詰め込んだ。
し、仮焼きし、粗粉砕して、粒径約3〜50μmの磁性
粉とした。この磁性粉を大量に調整して、磁性粉容器に
入れた。磁性粉の保持力は、”2900”Oeである。
一方、多量の原料培養土を調整し、原料培養土容器に入
れた。そして、原料培養土容器から原料培養土を供給す
る原料培養土供給機と、磁性粉容器から粒径3〜50μ
mの着磁したフェライト磁性粉を供給するフェライト磁
性粉供給機とにより、1%乃至10%の重量比で原料培
養土にフェライト磁性粉を加えて、これらを混合機によ
り混合し、原料培養土にフェライト磁性粉が一様に混じ
り合うようにした。最後に、混合した培養土をパッケー
ジング機にかけて、プランターに詰め込んだ。
【0007】1%乃至10%の重量比でフェライト磁性
粉を含む培養土の耕し易さを、鉄製のスコップを使用し
て比較したものを表2に示す。対照区Aは磁性粉の無い
培養土であり、対照区Bは磁化肥料が溶出することによ
って磁性粉の固まりが残った培養土である。本発明によ
る培養土では、磁性粉が細かく培養土に良くなじんでい
るので、スコップに付着する磁性粉はかなり少なかっ
た。なお、表2において、◎は付着物無しを、○は付着
物殆ど無しを、△は付着物若干有りを、×は付着物有り
を示す。
粉を含む培養土の耕し易さを、鉄製のスコップを使用し
て比較したものを表2に示す。対照区Aは磁性粉の無い
培養土であり、対照区Bは磁化肥料が溶出することによ
って磁性粉の固まりが残った培養土である。本発明によ
る培養土では、磁性粉が細かく培養土に良くなじんでい
るので、スコップに付着する磁性粉はかなり少なかっ
た。なお、表2において、◎は付着物無しを、○は付着
物殆ど無しを、△は付着物若干有りを、×は付着物有り
を示す。
【表2】
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による培養
土に依れば、肥料の吸収が速い、根の生長及び根の数が
20%以上重くなる、イオン反応が活発になる、肥料の
吸収が速いために肥料不足を起こす可能性が大きくな
る、根の活力が促進する、土壌内の水分が磁化され磁化
水となり、植物の育成効果が大きくなる、根毛の量が多
くなるので強い植物が作れるといった、多種多様な磁力
の効果が発揮され、かつ、鉄製スコップでの作業など、
磁粉入り培養土の取り扱いにおける難点も改善される。
土に依れば、肥料の吸収が速い、根の生長及び根の数が
20%以上重くなる、イオン反応が活発になる、肥料の
吸収が速いために肥料不足を起こす可能性が大きくな
る、根の活力が促進する、土壌内の水分が磁化され磁化
水となり、植物の育成効果が大きくなる、根毛の量が多
くなるので強い植物が作れるといった、多種多様な磁力
の効果が発揮され、かつ、鉄製スコップでの作業など、
磁粉入り培養土の取り扱いにおける難点も改善される。
Claims (4)
- 【請求項1】原料培養土に、粒径3〜50μmの着磁し
たフェライト磁性粉を重量比1〜50%混合した培養
土。 - 【請求項2】前記着磁したフェライト磁性粉の保磁力
が”3〜5000”Oeである請求項1記載の培養土。 - 【請求項3】所定量の原料培養土を供給する原料培養土
供給機と、粒径3〜50μmの着磁した所定量のフェラ
イト磁性粉を供給するフェライト磁性粉供給機と、これ
らの原料培養土とフェライト磁性粉とを混合する混合機
と、混合された培養土を所定の形態でパッケージするパ
ッケージング機とを具備する培養土の製造装置。 - 【請求項4】原料培養土供給機より所定量の原料培養土
を供給する工程と、フェライト磁性粉供給機より粒径3
〜50μmの着磁した所定量のフェライト磁性粉を供給
する工程と、これらの原料培養土とフェライト磁性粉と
を混合する工程と、混合された培養土を所定の形態でパ
ッケージする工程とを具備する培養土の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000085572A JP2001269051A (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | 培養土及びその製造装置、方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000085572A JP2001269051A (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | 培養土及びその製造装置、方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001269051A true JP2001269051A (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=18601896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000085572A Pending JP2001269051A (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | 培養土及びその製造装置、方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001269051A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040017512A (ko) * | 2002-08-21 | 2004-02-27 | 서희동 | 상토의 제조방법 |
EP3145314A1 (en) * | 2014-05-23 | 2017-03-29 | Robert Sabin | Potentiation of fixed coppers and other pesticides containing copper and supplementing plant nutrition |
US9718739B2 (en) | 2014-05-23 | 2017-08-01 | Robert Sabin | Potentiation of fixed coppers and other pesticides containing copper and supplementing plant nutrition |
US9717251B2 (en) | 2014-05-23 | 2017-08-01 | Robert Sabin | Potentiation of fixed coppers and other pesticides containing copper and supplementing plant nutrition |
WO2018008330A1 (ja) * | 2016-07-08 | 2018-01-11 | 富士フイルム株式会社 | 植物栽培用培地 |
CN109413990A (zh) * | 2016-07-08 | 2019-03-01 | 富士胶片株式会社 | 种子及植物的栽培方法 |
-
2000
- 2000-03-27 JP JP2000085572A patent/JP2001269051A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040017512A (ko) * | 2002-08-21 | 2004-02-27 | 서희동 | 상토의 제조방법 |
EP3145314A1 (en) * | 2014-05-23 | 2017-03-29 | Robert Sabin | Potentiation of fixed coppers and other pesticides containing copper and supplementing plant nutrition |
EP3145314A4 (en) * | 2014-05-23 | 2017-05-17 | Robert Sabin | Potentiation of fixed coppers and other pesticides containing copper and supplementing plant nutrition |
US9718739B2 (en) | 2014-05-23 | 2017-08-01 | Robert Sabin | Potentiation of fixed coppers and other pesticides containing copper and supplementing plant nutrition |
US9717251B2 (en) | 2014-05-23 | 2017-08-01 | Robert Sabin | Potentiation of fixed coppers and other pesticides containing copper and supplementing plant nutrition |
WO2018008330A1 (ja) * | 2016-07-08 | 2018-01-11 | 富士フイルム株式会社 | 植物栽培用培地 |
CN109413990A (zh) * | 2016-07-08 | 2019-03-01 | 富士胶片株式会社 | 种子及植物的栽培方法 |
EP3482614A4 (en) * | 2016-07-08 | 2019-07-17 | FUJIFILM Corporation | SEEDS AND PLANT CULTIVATION PROCESS |
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