JP2001268328A - デジタル処理装置 - Google Patents

デジタル処理装置

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JP2001268328A
JP2001268328A JP2000080891A JP2000080891A JP2001268328A JP 2001268328 A JP2001268328 A JP 2001268328A JP 2000080891 A JP2000080891 A JP 2000080891A JP 2000080891 A JP2000080891 A JP 2000080891A JP 2001268328 A JP2001268328 A JP 2001268328A
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Shiyouhei Moroi
昭平 毛呂井
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル処理装置において、蓄積される画像
データを無駄なく効率的に利用できるようにし、複数の
宛先への送信も簡便に行なえるようにする。 【解決手段】 画像データを画像ファイル毎に記憶する
画像ファイル蓄積部13を設け、ネットワーク2上のク
ライアントから送信される要求に応じて記憶されている
画像データの取扱いを制御するファイル制御部11を設
けて、画像ファイル蓄積部13が、画像データを分類し
て記憶するとともに、記憶している画像データの配信先
となるクライアントの宛先を含む属性情報を登録可能な
フォルダ14を有し、フォルダ14に新規の画像データ
が記憶されたときに、所定の情報をその登録されている
各配信先に通知する通知手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像データを画
像ファイル毎に記憶装置に記憶し、ネットワーク上の情
報処理装置により、画像ファイルサーバとして利用する
ことができるように構成されたデジタル複写機や、複写
機能、スキャナ機能、プリンタ機能、FAX機能等の機
能を1または2以上備えたデジタル機器およびパーソナ
ルコンピュータ等を含むデジタル処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機を始めとするOA機器は、近年小
型化や省スペース化が要望されている。そこで、従来か
ら、小型化や省スペース化を実現するため、コピー機能
にプリンタ機能やスキャナ機能のような別の機能を搭載
し、複数の機能を複合一体化して複写機の有するリソー
スを共有するようにしたデジタル複写複合機や、スキャ
ナ機能とファクシミリ機能を複合一体化して、読み取っ
た画像をネットワーク上の指定した宛先に送信するよう
にした機器のようなデジタル複合機が既に知られるとこ
ろとなっている。
【0003】このデジタル複合機は、読み取りした又は
プリントしようとする画像データを内蔵されたハードデ
ィスクなどの記憶装置に蓄積可能とし、ネットワークに
接続することによって、画像ファイルサーバとして利用
されることがある。このとき、デジタル複合機は、その
デジタル複合機の接続されるネットワーク上のクライア
ントとして機能する情報処理装置から、その画像データ
を検索したり、引用したり、あるいは印刷することを指
示するためのアクセスを可能にするシステム(画像ファ
イルサーバシステム)を構成している。
【0004】デジタル複合機に画像データを蓄積して画
像ファイルサーバとして利用する場合の具体的な用途と
しては以下のものが考えられる。
【0005】まず、コピー又は印刷により画像データを
出力する際に、その画像データを無意識または意図的に
蓄積し、後から必要に応じて再度印刷できるようにする
場合である。また、印刷しようとするデータと原稿を読
み取って得たコピーデータとをマージして1ファイルデ
ータとして印刷し、しかも通しページ数でナンバリング
して出力するという場合である(なお、「マージ」と
は、同じファイル形式の複数のファイルを併合または統
合して1つのファイルにすることをいう)。さらに、複
数部数を印刷して出力する場合に、1部のみ印刷してそ
の残りの部数を記憶している画像データから印刷させる
という場合である。その他、ファクシミリの受信データ
を印刷して出力することなくネットワーク上のクライア
ントに送信し、クライアントではビューワ(ファイルの
内容を表示させるソフトウェア)を利用して確認の上、
必要なもののみ印刷するというペーパーレスの利用方法
もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、デジタ
ル複合機は、画像ファイルサーバとしての用途が色々あ
ることから、画像ファイルサーバとして利用される機会
が増えつつあり、これに伴ないその記憶装置に記憶され
る画像データの蓄積量も多くなりつつある。しかし、従
来のデジタル複合機は、画像データのファイルを記憶装
置に蓄積する一方であるため、すぐにその記憶容量がい
っぱいになってしまい、画像情報が蓄積不能になるとい
う問題と、次のような問題を生じていた。
【0007】まず、印刷等のために所望の画像データを
検索して取り出すのが画像データの蓄積量の増大に伴い
面倒になるという点である。この点に関しては、検索用
のファイル名やユーザIDを登録したり、蓄積日時や蓄
積枚数等の情報を検索情報として自動的に付加すること
によって、検索条件を絞り込むという解決策が考えられ
る。
【0008】しかし、その検索の結果得られた画像情報
が本当に希望するものかどうかは、実際に用紙に印刷し
て出力するか、あるいはネットワーク上のクライアント
でビューワを用いるなどして内容を表示してみないとわ
からないというのが実状であり(後者はデータ量により
実用的ではない場合が多い)、これでは問題の解決には
至らない。
【0009】また、クライアント上にサムネイルを作っ
て、すなわち、画像ファイルの内容を開いたときのイメ
ージを画面上に小さく表示するようにして、検索を支援
するという考え方もある。ところが、画像ファイルサー
バ内に600dpiとか1200dpiの記録密度で蓄積され
ている画像データから100dpi以下の記録密度しか持
たないサムネイルを作ると、その画像データが元の画像
データとかけ離れたものになる可能性が大きく、検索に
手間取りかえって不便なだけで問題の解決には至らな
い。しかも、圧縮して記憶装置に蓄積してあるファイル
を一旦伸張した上で解像度を変換し、その上さらにサム
ネイルを作り、これをネットワーク上のクライアントに
送信するのに要する負荷は決して無視できないものであ
る。
【0010】一方、記憶される画像データは、その解像
度が年々向上しつつあることからすると、そのデータ量
は圧縮しても相当大きなものとなることが予想される。
例えば、A4サイズ、白黒のFAX用のチャート(IT
U−T No.4チャート)を用いて600dpi、8ビ
ット多値で読み取ったデータを圧縮すると、8GBのハ
ードディスクを使用しても4000枚弱という結果が出
ている。
【0011】そして、画像データを記憶する記憶装置
は、記憶容量が年々飛躍的に増大し、ハードディスクの
場合、20GB程度のものまで出てきている。しかし、
画像データの解像度も向上していく上に、全面的に白黒
からカラー画像に移行しつつある現状の下では、データ
量の増加スピードの方が早く、記憶容量が増加しても蓄
積可能な枚数は増えるどころか、むしろ減少してしまう
傾向にある。したがって、必要なもののみを選択的に蓄
積するようにしたり、蓄積済みの画像データを設定時間
を経過した後に自動消去するなどして、すぐにハードデ
ィスクが満杯にならないようにすることが必要である。
【0012】また以上に加えて、デジタル複合機を画像
ファイルサーバとして利用していると、そのネットワー
ク上の複数の特定の相手を対象に蓄積済みの画像データ
を配信したい場合がある。この場合、画像データを一旦
ファイル毎に蓄積させた後、その画像データをクライア
ントからネットワーク上で検索して、配信先を設定して
送信することになるが、このような送信を行なうには、
クライアントから多くの配信先を選択して入力しなけれ
ばならない。この入力作業は、それ自体が大変に面倒な
作業であるし、しかも、画像ファイルサーバとしての利
用機会が増えて蓄積済みのファイルが増えると、一層わ
ずらわしくなることが予想される。
【0013】この発明は、デジタル複合機や、パーソナ
ルコンピュータ(以下「パソコン」という)を画像ファ
イルサーバとして利用する場合における上記の問題点に
鑑みてなされたもので、蓄積される画像データを無駄無
く効率的に利用できるようにし、かつ複数の宛先への送
信も簡便に行なえるようにすることを目的とするもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、画像データを画像ファイル毎に記憶する
記憶手段と、ネットワーク上の情報処理装置から送信さ
れる要求に応じて該記憶手段に記憶されている画像デー
タの取扱いを制御する画像ファイル制御手段とを備えた
デジタル処理装置であって、次の点を特徴とするもので
ある。
【0015】すなわち、記記憶手段が、画像データを分
類して記憶するとともに、記憶している画像データの配
信先となる情報処理装置の宛先を含む属性情報を登録可
能なフォルダを有し、このフォルダに新規の画像データ
が記憶されたときに、所定の情報をその登録されている
各配信先に通知する通知手段を設けたものである。
【0016】また、記憶手段に記憶されている画像デー
タの配信先となる情報処理装置の宛先を規定した配信情
報ファイルを登録する登録手段と、登録手段に登録され
ている配信情報を指定させる指定手段と、該指定手段に
より指定された配信情報を配信しようとする画像データ
とマージするマージ手段およびそのマージ手段にマージ
させることを指定するマージ指定手段と、マージ手段に
よりマージの対象とされた画像データを、マージされて
いる配信情報により規定される宛先に配信する手段とを
設けたデジタル処理装置にも特徴がある。
【0017】さらに、記憶装置に記憶されている各画像
データのファイルリストを対応する情報処理装置宛てに
送信させる手段と、そのファイルリストに付加される付
帯情報を、そのファイルリストを受け取った情報処理装
置から受信して記憶する手段と、情報処理装置から送ら
れてくる操作情報により指定された情報に対応する前記
付帯情報を特定し、その特定された付帯情報を対応する
情報処理装置に表示させる手段とを設けたデジタル処理
装置にも特徴がある。
【0018】そして、記憶手段に記憶される画像データ
の管理者または所有者の識別コードを記憶する手段と、
記憶装置に記憶されている各画像データの記憶されてか
らの累積保存期間を計測する手段と、各画像データの前
記累積保存期間が所定の期間を経過しているか否かを判
断して経過していると判断したときに、その画像データ
の管理者が使用する情報処理装置の宛先に該画像データ
の削除に関する問い合わせ情報を送信する手段と、該情
報処理装置から返信される削除指示情報により該画像デ
ータを削除する手段とを設けたものでもよい。
【0019】上記いずれのデジタル処理装置において
も、記憶手段の空き容量が所定値以下であると判断した
ときに、該記憶手段に記憶されている画像データの解像
度を下げて記憶し直す解像度変換記憶手段を設けたもの
がよい。
【0020】さらに、原稿の画像データを読み取る読取
手段を備え、該読取手段が読み取った原稿の画像データ
を前記記憶手段に記憶するように構成されているデジタ
ル処理装置がよい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。図1は、この発明による
デジタル処理装置により構成した第1の実施形態におけ
る画像ファイルサーバシステムのシステム構成図を図示
したものである。
【0022】この画像ファイルサーバシステムは、画像
ファイルサーバ1(以下「サーバ1」という)と、クラ
イアント3、4として機能するパソコンとをネットワー
ク2を介して接続して構成されている。
【0023】サーバ1は、原稿の画像を読取る読取り部
5と、メインコントローラ6と、印刷機能を実現するプ
リントエンジン7とを有し、原稿の画像を読取るスキャ
ナとしての機能と、その画像データを電子写真方式によ
り複写して用紙に印刷するコピー機としての機能を複合
一体化したデジタル複合機である。
【0024】読取り部5は、原稿に記載されている画像
を読取る画像読取り手段であって、セットされた原稿を
走査して、そこに記録されている画像を光学的手段で読
取って電気信号に変換し、それを2値化して画像データ
として出力する。例えば、光電変換手段としてCCDを
使用したイメージスキャナなどである。
【0025】メインコントローラ6は、画像ファイルサ
ーバ1全体の制御を行なうためのユニットであって、内
蔵したマイクロコンピュータ(以下「CPU」という)
と、メモリチップあるいはハードディスクからなる記憶
手段とによって実現される手段として、フレームメモリ
8、バンドバッファ9、圧縮伸張部10、ファイル制御
部11、ネットワーク制御部12及び画像ファイル蓄積
部13の各手段を有している。
【0026】フレームメモリ8は、読取り部5から入力
した静止画像(フレーム)の画像データを記憶するもの
で、半導体記憶素子から構成されている。バンドバッフ
ァ9は、読取り部5から入力した静止画像の画像データ
を転送途中で一時的に保存する格納場所となる。
【0027】圧縮伸張部10は、画像データを圧縮して
冗長性を取り除く処理および圧縮した画像データを伸長
して元の情報を復元する処理を行なう。
【0028】ファイル制御部11は、ネットワーク制御
部12を介してクライアント3等からの要求を受けて画
像ファイル蓄積部13に記憶されている画像データの取
扱い、例えば、画像データを新規に記憶させたりあるい
は記憶済みデータを削除したりする場合に必要な制御お
よび管理を行なうとともに、画像データをネットワーク
制御部12を介して外部に送信するのに必要な制御を実
行する。その詳細については後述する。
【0029】ネットワーク制御部12は、ネットワーク
2への接続等に必要な制御を実行して、画像データに関
する取扱い要求の相手先であるクライアント3または4
との間における通信制御を司る。
【0030】画像ファイル蓄積部13は、読取り部5か
ら入力して圧縮伸張部10により所定の圧縮処理を施し
た画像データを記憶するハードディスクなどからなる記
憶装置である。ハードディスク以外にバックアップ電源
付きの半導体記憶素子やメモリーカードを使用すること
もできる。この画像ファイル蓄積部13は、画像データ
を画像ファイルごとに分類して記憶するためのフォルダ
を複数有している。なお、そのフォルダについては後に
詳しく説明する。
【0031】次に、以上のように構成された画像ファイ
ルサーバシステムの機能について説明する。
【0032】画像ファイルサーバシステムでは、画像フ
ァイル蓄積部13がクライアント3又は4(以下では、
クライアント3を例にとって説明する)から、ネットワ
ーク2を介して画像データを配信する配信先に関する属
性情報を各フォルダに登録することができるように構成
されている。そして、フォルダに属性情報を登録した場
合には、それ以降そのフォルダに画像データが記憶され
たタイミングで、その属性情報内の宛先で指定されるク
ライアントにその画像データが自動的に送信されるよう
になっている。
【0033】画像ファイル蓄積部13のフォルダは、画
像ファイル単位に記憶される画像データの記憶場所を意
味している。このフォルダは、画像ファイル蓄積部13
に複数設けられ、図2に示すように、画像ファイル蓄積
部13には、フォルダ14a,14b,14cの3つが
設けられている。
【0034】各フォルダは、記憶される画像データの配
信先に関する属性情報と、画像データに関する属性情報
とを新規に登録し、かつ更新できるようになっている。
配信先に関する属性情報は、配信先を特定するための情
報であって、例えばメールアドレスが該当する。画像デ
ータに関する属性情報は、その画像データに対するアク
セス権限、画像データが記憶されるフォルダのファイル
リスト、画像データの記憶日時、記憶してからの経過時
間、削除日時等、記憶されている又は記憶されていた画
像データに関する種々の属性に関する情報が該当する。
さらに、各フォルダには、登録済みの配信先に対する通
知メッセージも登録することできる。もちろん、この通
知メッセージもクライアントからの新規登録と更新が可
能である。
【0035】続いて、画像ファイルサーバシステムの機
能について、CPUの性能に関する文書が記載された原
稿を想定し、この原稿の画像を読取って画像ファイル蓄
積部13に記憶させる場合を例にとって説明する。
【0036】まず、その原稿を読取り部5にセットして
図示しない操作パネルから読取り指示を入力すると、そ
の原稿に記載されている画像を読取って得た画像データ
が読取り部5から出力される。その画像データは、一旦
フレームメモリ8またはバンドバッファ9に蓄積された
後、圧縮伸張部10による圧縮を加えた上で画像ファイ
ル蓄積部13に記憶される。この圧縮された画像を画像
ファイル蓄積部13に記憶させるための制御は、ファイ
ル制御部11が実行する。また、この画像ファイル蓄積
部13への記憶と並行して、画像データがプリントエン
ジン7にも送られ、図示しない複写機構により所定の用
紙に印刷する複写処理が行われる。
【0037】そして、画像データが以上のようにして画
像ファイル蓄積部13のフォルダ14aに新規の画像デ
ータとして記憶されたとすると、メインコントローラ6
により、図3に示すフローチャートに従って次のような
処理が実行される。なお図面中の「S」は、ステップを
略記したものである。
【0038】なお、このとき、このフォルダ14aに
は、図2に示すように、属性情報Aが事前に登録されて
いたとする。その属性情報Aは、配信先3件のメールア
ドレスa、b、cと、アクセス権限(内容は未登録)、
画像ファイルリスト2件d、eと、「新規技術ファイル
を蓄積しました」という通知メッセージfとともに、記
憶されている画像データの登録日時、削除日時等であっ
たとする。
【0039】まず、ステップ1において、ファイル制御
部11が画像データを記憶させたフォルダ14aにアク
セスして、続くステップ2においてその記憶済みの属性
情報Aを読み出す。そして、後続のステップ3におい
て、ファイル制御部11が読み出した属性情報Aの配信
先の内容が登録済みか否かを判断する。ここで登録済み
の場合は後続のステップ4に進み、そうでない場合は処
理を抜ける。
【0040】ステップ4では、読み出した属性情報Aの
中身である通知メッセージの項目を参照してそれが登録
済みか否かを判断し、登録済みの場合は後続のステップ
5に進み、そうでない場合はステップ7に進む。ステッ
プ5では、登録済みの配信先(メールアドレスa,b,
cの宛先)の1つであるクライアント3に、登録済みの
「新規技術ファイルを蓄積しました」なる通知メッセー
ジfを送信して通知する。
【0041】さらに続くステップ6において、新たに記
憶された画像データのファイルリストg(CPU性能.
ext)を新規登録して処理を終了する。すると、図2
に示すように、そのファイルリストgが属性情報Aに新
たに追加登録される。なお、ステップ7では、通知メッ
セージが未登録の場合として、汎用のメッセージ(例え
ば、「ファイルを蓄積しました」)を送信する。
【0042】一方、クライアント3では、以上の通知メ
ッセージfを受信する。操作者がその受信した通知メッ
セージfを確認してフォルダ14aにアクセスすると
(例えば、図示しないマウスでクリックする)、ファイ
ル制御部11が登録されている属性情報Aをクライアン
ト3に送信する。すると、登録済みのファイルリスト
d、e及びfと、登録日時h、削除日時iからなる属性
情報の明細リストBが表示される。さらに、クライアン
ト3で新規登録されたファイルリストgを選択してクリ
ックすると、記憶された画像データの印刷の要否を問う
確認画面Cが表示される。
【0043】ここで、項目C1の「印刷」を選択する
と、その印刷を指示する指示情報がネットワーク2を経
由してファイル制御部11に送信される。ファイル制御
部11では、この指示情報を受けて記憶された画像デー
タをフォルダ14aから読み出して、クライアント3に
送信する。クライアント3では、これを所定のプリンタ
から印刷して出力することができる。
【0044】以上のように、画像ファイルサーバシステ
ムでは、ファイル制御部11が、フォルダに新規の画像
データが記憶されたときに配信先として登録済みの宛先
であるクライアント3に所定のメッセージを通知する通
知手段となることによって、クライアント3の操作者に
フォルダに記憶された画像データを直ちに印刷するの
か、後に再度利用するのか否かなどを積極的に問い掛け
ることができる。
【0045】このことによって、フォルダの利用による
画像データについての情報の共有化が可能となる。例え
ば、フォルダを技術雑誌等の特集記事を誰かがコピーし
て配布する際の掲示板として利用する場合が考えられ
る。すなわち、配布予定者の宛先をこのフォルダに配信
先として登録しておけば、そのコピーで得られる画像デ
ータを記憶させたときに配布予定のメンバ全員に通知が
届くようになる。そして、各メンバがその画像データを
必要とするなら、各々クライアントを遠隔操作して再利
用(印刷)する要求をすればよい。こうすることで、画
像ファイル蓄積部13に記憶される画像データの共有を
効率的に行なって、その情報が有効に活用され、複数宛
先へ配信する場合も簡便な操作で行なえる。
【0046】次に、画像ファイルサーバシステムの第2
の実施形態について説明する。この実施形態では、画像
ファイルサーバシステムは、図4に示すように、第1の
実施形態におけるサーバ1に、配信情報ファイルの指定
手段20及びマージ指定手段21を設けて構成されてい
る。
【0047】画像ファイル蓄積部13は、配信情報ファ
イル(メタファイル)を登録することができるように構
成されている。その配信情報ファイルとは、記憶されて
いる画像データの配信先となるクライアントの宛先を規
定した情報を記録するファイルであって、クライアント
において所定フォーマットで作成し、これをサーバ1が
受信して画像ファイル蓄積部13に登録したものであ
る。
【0048】配信情報ファイルの指定手段20は、画像
ファイル蓄積部13に登録されている配信情報ファイル
の中から、操作者に配信を希望するものを選択して指定
させるための手段であって、具体的には、図示しない操
作パネルによってこれを実現することができる。
【0049】マージ指定手段21は、配信情報ファイル
の指定手段20により指定された配信情報ファイルと、
その配信情報ファイルによって指定される宛先に送信し
ようとする画像データとをマージする処理を行なわせる
指示をするための手段であって、これも具体的には、図
示しない操作パネルによって実現することができる。
【0050】続いて、第2の実施形態における画像ファ
イルサーバの機能について、より具体的に説明する。こ
の実施形態では、予めクライアント3において配信情報
ファイルを作成し、これをサーバ1に送信して登録して
おく必要がある。その配信情報ファイルは、クライアン
ト3において、例えば図5に示すように、メールアドレ
スDを所定レイアウトに編集して1つのファイルとして
作成された配信情報ファイルEとして作成される。作成
後、この配信情報ファイルEは、ネットワーク2を介し
てサーバ1に送信されて、画像ファイル蓄積部13に登
録される。
【0051】一方、サーバ1は、その配信情報ファイル
Eを受信して登録したときに操作パネル上に受信した配
信情報ファイルEのファイル名または識別番号(IDナ
ンバ)を表示する。このとき、操作者は、操作パネルを
適宜操作してそこに表示される配信情報ファイルEのフ
ァイル名または識別番号の中から、読取った画像データ
のマージ及び送信を行なおうとする宛先を指定する。さ
らに、その宛先の指定に続いてマージの指定がなされる
と、サーバ1のメインコントローラ6が図6に示すフロ
ーチャートに従って次のように処理を実行する。
【0052】まず、ステップ10において読取るべき原
稿を読取り部5にセットすることを要求するメッセージ
を操作パネルに表示させ、続くステップ11において原
稿セットの有無を判断する。ここで、原稿のセットがあ
ればステップ12に進むが、無い場合にはステップ10
に戻って再度メッセージを表示する。
【0053】続くステップ12では、読取り部5を作動
させてセットされている原稿の読取りを開始させる。そ
の後、続くステップ13において、読取り完了を受けて
読取った原稿の画像データと、事前に指定された宛先の
配信情報とをマージする処理を実行させる。このマージ
は、ファイル制御部11によって行われる。これによっ
て、読み取った画像データに配信情報ファイルが新たに
付与されて記憶される。このとき、図5に示すように、
既に記憶されていた画像データのファイルリストj及び
kに新たな画像データのファイルリストmが加わり、さ
らに配信情報ファイルEが加わって1つの画像データの
ファイルが形成される。
【0054】続くステップ14では、ネットワーク制御
部12を起動して、ファイル制御部11が新たに作成し
た画像データのファイルを対象に記憶されている配信情
報ファイルEにより規定される宛先のクライアント3に
対して、新たに読取った画像データmを順次配信する。
【0055】以上のように、第2の実施形態における画
像ファイルサーバシステムによれば、配信情報ファイル
を事前に登録しておくと、読取った画像データと配信情
報ファイルとのマージを指定するだけでその画像データ
を自動的に希望する宛先のクライアントに配信すること
が可能になる。このことは、特にこれから読み込ませよ
うとする原稿の画像データを配信する場合には有益な効
果を発揮する。
【0056】配信先が多数ある場合、その配信先を操作
パネルの操作入力で入力するのは、大変に面倒で時間が
かかるし、メールサーバ等から登録データを引用して指
定するにしても、小さな操作部で1件づつ指定するのは
決して簡便なものとはいえない。ところが、この実施形
態の画像ファイルサーバシステムによれば、配信を希望
する宛先を予めサーバ1に登録しておくと、その中から
配信情報ファイルを指定して原稿の読取りを行なうこと
によって、その宛先に画像データが自動的に配信され
る。したがって、煩わしい配信先の指定作業から開放さ
れる。
【0057】具体的には次のケースが考えられる。例え
ば、会議の議事録を出席者に配布しようとしたとき、通
常は、板書の内容を肉筆または電気的に記録した書面を
必要部数コピーして、それを各出席者に直接配布あるい
は一人づつ宛先を指定してファクシミリ送信して配布す
るというのが従来のやり方である。ところが、この実施
形態における画像ファイルサーバシステムによれば、出
席者のメールアドレスを含む配信情報ファイルをサーバ
1に登録すると、読取った議事録の画像データはそれと
マージするだけで出席者へ自動的に配信することができ
る。したがって、煩わしい配信先の指定作業から開放さ
れ、複数の宛先への送信も至って簡便なものとなる。
【0058】以上の配信情報ファイルは、1回の配信処
理が完了したときに自動消滅するようにしてもいいし、
繰り返し使用することが予めわかっている場合は、保存
するようにしてもよい。また、配信先を固定せずにサー
バ1の操作入力によって編集可能としてもよい。この配
信情報ファイルは、新規登録した画像データのみなら
ず、既に画像ファイル蓄積部13に記憶されている複数
の画像データと一緒にマージして配信することも可能で
ある。
【0059】続いて、画像ファイルサーバシステムの第
3の実施形態について説明する。この実施形態における
画像ファイルサーバシステムの場合、サーバ1の画像フ
ァイル蓄積部13は、記憶されている各画像データのフ
ァイルリストに付加されるべき種々の付帯情報を記憶す
ることができるようになっている。
【0060】その付帯情報とは、記憶されている画像デ
ータに対して付加され、その内容を簡便に把握するため
の情報であって、例えば、その画像データの重要度、入
手先、表題等、画像データの内容を暗示するような情報
である。また、この付帯情報は後述するように、画像デ
ータの管理者のクライアントにおいて作成され、そのク
ライアントから送られてくる情報である。
【0061】続いて、第3の実施形態における画像ファ
イルサーバは、図7に示すフローチャートに従って次の
ように処理を実行する。第2の実施形態の場合同様、ス
テップ10からステップ12までを実行後、ステップ2
0を実行し、その記憶させた画像データのファイルリス
トを対応するクライアントに送信する。この場合、その
クライアントは、画像データを記憶するフォルダに登録
されている属性情報を参照してその宛先のメールアドレ
スから特定すればよい。
【0062】一方、クライアント3では、ネットワーク
2を介して上記のファイルリストを受け取ってその提供
を受けることになる。したがって、クライアントの操作
者は、そのファイルリストに対して種々の付帯情報を付
加することができる。このとき、例えば、図8に示すよ
うに、サーバ1から送信されるファイルリストが、「C
OPY FILE」に対して「COPY001.jp
g」から「COPY004.jpg」までの4つの画像
データが形成された階層構造を示すファイルリストn
と、「USER XXX」に対して、「USER00
1.jpg」から「USER004.jpg」までの4
つの画像データが形成された階層構造を示すファイルリ
ストoであるとする。
【0063】すると、管理者は、クライアント3を操作
してこれらのファイルリストn、oを参照し、各画像デ
ータごとに所望の付帯情報を付加する。例えば、ファイ
ルリストnに対して、「CPUの性能比較 日経エレか
らCOPY」なるコメントpを付帯情報として付加す
る。その後、クライアント3からその付帯情報をサーバ
1宛てに送信する。
【0064】そして、サーバ1では、ステップ20にお
けるファイルリストn、oの送信後、ステップ21にお
いてクライアント3から付帯情報の受信があったか否か
を判断する待機状態に入り、受信があればステップ22
に進み、なければステップ21を実行する。その後のス
テップ22では、ファイル制御部11によって受信した
付帯情報を画像ファイル蓄積部13に記憶させる。
【0065】さらに続くステップ23では付帯情報の指
定を受け付ける待機状態に入り、付帯情報を指定する入
力があった場合はステップ24に進み、指定に対応する
付帯情報をその指定を行なったクライアント3に送信し
て表示させるようにして、処理を終了する。
【0066】以上のようにすることによって、クライア
ント3から参照しようとするファイルリストを指定する
入力を行なうと、そこに付加されている付帯情報の内容
を表示させることができるので、その画像データの内容
を簡便に把握することができる。よって、サーバ1に画
像データが多数記憶されている場合でも、必要とする画
像データを簡単な操作で手軽に検索でき、しかも、わざ
わざ画像データの内容を全て印刷したり、あるいはビュ
ーワに表示させる必要もなく、効率的な検索が行なえ
る。
【0067】そして、その付帯情報を便りに検索して、
さらなる詳細な情報を知りたい場合には、該当するファ
イル名をダブルクリックするなどして、内容を暗示させ
てそのヒントとなる情報をポップアップウィンドで表示
させて簡便に確認できるようにしてもよい。なお、付帯
情報としては、以上説明した画像データの内容に関する
コメントのほか、独自のアイコンやマークのように図形
や記号を用いてもよい。
【0068】続いて、画像ファイルサーバシステムの第
4の実施形態について説明する。この実施形態における
画像ファイル蓄積部13は、記憶されている画像データ
の保有又は管理する者(以下「管理者」という)の識別
番号(ユーザID)を記憶できるようになっており、こ
の識別番号を指定することによって、記憶されている画
像データを識別可能になっている。
【0069】そして、このサーバ1は、メインコントロ
ーラ6の制御による図9及び図10に示すようなフロー
チャートにしたがって、次のように動作する。
【0070】まず、第2の実施形態の場合同様、ステッ
プ10からステップ12までを実行後、ステップ30を
実行し、読取った原稿の画像データをファイル制御部1
1により画像ファイル蓄積部13に記憶させる一方、後
続のステップ31において操作パネルにその画像データ
のファイル名を表示し、かつ管理者の識別番号を入力さ
せるための画面を表示させる。そして、ステップ32に
おいて、その識別番号の入力の有無を判断して入力があ
れば後続の処理に進み、無ければステップ31に戻って
再度表示を行なう。
【0071】以上のステップ32で、画像データのファ
イル名と識別コードを入力させる画面を表示するとき、
その画面では図11に示すように、その画像データを自
動的に削除するか否かを決定するための情報も入力させ
る。そして、画像データを自動的に削除する場合には図
11における「自動削除」の表示qにおける「する」の
項目rとともに、削除期限を指定する。削除期限の指定
は、任意の時間、日数や月数による指定でよく、あるい
は図11に示すように、「3日、1週間、1ケ月」のよ
うに具体的に設定された期間の表示sの中から選択させ
た内容にしたがって決めてもよい。なお、自動削除をし
ない場合は「しない」の項目tを指定する。
【0072】続いて、ステップS33において、ステッ
プ31の指定内容を判断してその内容が「する」の場合
は、すなわち自動削除の場合は、ステップ34に進み、
「しない」の場合は処理を終了する。そして、ステップ
34ではファイル制御部11によって、各画像データを
対象として画像ファイル蓄積部13に記憶されてからの
累積保存期間が計測される。そして、後のステップ35
において、現在の日時が削除期限から定められた通知時
期を経過しているか否かを判断し、経過している場合は
ステップ36に進み、そうでない場合はステップ34に
戻る。
【0073】ここで、通知時期とは、画像データの「自
動削除」を指定した管理者にその画像データを削除する
当たって削除に関する問い合わせするための情報(問い
合わせ情報)を事前に通知する時期をいい、削除期限か
ら一定の時期だけ溯った時期(例えば、削除の1日前
等)で設定される。
【0074】そしてステップ36では、管理者の使用す
るクライアント3宛てにその画像データの削除に関する
問い合わせ情報u、例えば、削除の取り消し、削除期限
の延長、削除容認などの情報を、所定のメッセージ
(「PCIバス情報ファイルはXX月00日に消去され
ます」)とともにファイル制御部11が送信させる。
【0075】一方、管理者のクライアント3では問い合
わせ情報uを受信した上で、その画像データの削除に関
する情報(返答情報)を返送する。さらに、サーバ1
は、ステップ37においてこの返答情報を受信して、続
くステップ38でその内容が「削除」か否かを判断し、
「削除」の場合にはステップ39に進んでファイル制御
部11が該当する画像データを削除する。そうでない場
合はステップ40に進み、各モードに応じた処理(例え
ば、削除期限の延長の場合は、削除期限を新たに設定す
る)を実行して処理を終了する。なお、クライアントか
らの何ら返答がない場合には、返答情報が「削除」であ
るとしてステップ39を実行すればよい。
【0076】以上のように、この第4の実施形態におい
ては、画像ファイル蓄積部13に画像データを記憶させ
るときにその管理者と自動削除の要否を指定すること
で、自動的にその画像データを削除するようにすること
ができるから、画像ファイル蓄積部13の記憶エリアに
自動的に空きエリアが確保されることを保証することが
できる。しかも、その削除を自動的に行なうにあたっ
て、管理者宛て事前に自動削除の要否を通知して確認す
るようにしているから、管理者の知らないうちに無断で
削除されることもない。しかも、削除期限を延長するな
どの一度設定した内容の変更も可能なので、管理者の都
合を考慮した上で自動的に削除できることから、信頼性
も高く画像ファイル蓄積部13の効率的な利用が図られ
る。
【0077】さらに、以上の各実施形態のファイル制御
部11において、解像度変換記憶手段を設けることもで
きる。この解像度変換手段は、画像ファイル蓄積部13
の空き領域の大きさが所定値以下になったときに、既に
記憶されている画像データの解像度を下げて記憶し直す
処理を実行するものである。この解像度変換記憶手段を
設ける場合には、サーバ1において、ファイル制御部1
1による画像の読取りに続き、図12に示す次のフロー
チャートに従って処理を実行するステップ(「解像度変
換ルーチン」という)を追加すればよい。
【0078】まず、ステップ41において、ファイル制
御部11に画像ファイル蓄積部13にアクセスさせてそ
の記憶エリアの空き領域(残量)の大きさをチェックさ
せる。続くステップ42においてその空き領域が所定値
以下であるか否かを判断し、そうであればステップ43
に進み、そうでない場合はこの解像度変換ルーチンを抜
ける。
【0079】ステップ43では、既に記憶されている画
像データを読み出して続くステップ44では、読み出し
た画像データの解像度を読取り、それよりも低い解像度
の画像データに変換して(例えば、読み込んだ画像デー
タの解像度が1200dpiのときは、それよりも解像
度が低い600dpiに変換する)、その変換後の画像
データを圧縮伸長部10により圧縮する。さらに後のス
テップ45で変換及び圧縮後のデータを再度画像ファイ
ル蓄積部13に記憶させる。その後、ステップ46で全
ての画像ファイルを対象にして解像度の変換が終了して
いるか否かを判断し、すべて終了していれば処理を終
了、そうでない場合はステップ43に戻って次の画像デ
ータのファイルを対象に解像度の変換処理を実行する。
【0080】以上のような解像度変換記憶手段を設ける
場合には、画像ファイル蓄積部13の空き領域が少なく
なって所定の値を下回った場合には、自動的に解像度を
下げて記憶し直すから、解像度は低下するものの、用紙
の枚数単位にみた画像データの記憶容量はふえるので、
それだけ効率的な利用が可能となる。一般的にみて、画
像データは、その解像度よりもその内容の方が重要度が
高いと考えられるので、画像データの解像度が例えば1
200dpiから600dpiに低下しても、ほとんど
問題とならない。
【0081】なお、解像度変換の対象となる画像データ
は、記憶領域のサイズが大きくて、自動削除が設定さ
れ、かつ利用頻度が少なく、記憶されてから経過してい
る時間の長いものを優先するのがよい。
【0082】また、以上の各実施形態では、各サーバ
に、原稿に記載されている画像を読取る読取り部5を設
けている構成について説明したが、読取り部5を設けて
いないものでもよく、例えばパソコンでもよい。パソコ
ンの場合には、自ら原稿に記載されている画像データを
読取る読取り部(図1では読取り部5)が設けられない
ので、画像データをネットワーク2及びネットワーク制
御部12を介して外部のクライアントから受信して入力
し、その入力画像データを圧縮するなどして画像データ
記憶部に記憶させるようにする。
【0083】さらに、サーバ1は、スキャナとしての機
能と、コピー機としての機能を複合一体化したデジタル
複合機であるとして説明したが、その他にも、例えば、
画像データの送受信機能であるファクシミリ機能と、画
像データを印刷するプリンタとしての機能を複合一体化
したものなどでもよい。
【0084】また、アプリケーション機能を1つだけ、
例えば、コピー機としての機能だけを有して、ファクシ
ミリ機能等の他のアプリケーション機能をもたず、これ
にネットワーク制御機能を搭載したデジタル機器でもよ
い。
【0085】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
るデジタル処理装置によれば、フォルダの利用により、
画像データについての情報の共有化が可能となる。画像
ファイル蓄積部に記憶される画像データの共有を効率的
に行ない、その情報が有効に活用され、複数宛先へ配信
する場合も簡便な操作で行なえる。また、画像データの
配信先が複数あっても、簡便な操作で配信することがで
きる。蓄積されている画像データは、自動的に削除され
るので、無駄な画像データが蓄積されることもなく記憶
エリアを効率的に利用できる。さらに、解像度を変換し
て再記憶する場合には、より効率的な利用が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるデジタル処理装置により構成し
た画像ファイルサーバシステムのシステム構成図であ
る。
【図2】この発明によるデジタル処理装置内に設けられ
ているフォルダの機能を説明するための説明図である。
【図3】図2に示すフォルダに新規に画像データが記憶
されたときにメインコントローラが実行する処理のフロ
ーチャートである。
【図4】この発明によるデジタル処理装置により構成し
た画像ファイルサーバシステムの別のシステム構成図で
ある。
【図5】この発明によるデジタル処理装置内に記憶され
る配信情報ファイルの機能を説明するための説明図であ
る。
【図6】図5に示す配信情報ファイルから宛先が指定さ
れた場合にメインコントローラが実行する処理のフロー
チャートである。
【図7】第3の実施形態において、ファイルリストの送
信、およびそれに対する付帯情報の受信に関する処理の
フローチャートである。
【図8】第3の実施形態において、サーバ1から送信さ
れるファイルリストの一例を示す説明図である。
【図9】図5に示す画像データの自動削除についてメイ
ンコントローラが実行する処理のフローチャートであ
る。
【図10】図9の後続の処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】自動削除の処理において、削除期限等の指定
を行なうための画面に表示される内容を説明するための
説明図である。
【図12】解像度変換処理についてメインコントローラ
が実行する処理のフローチャートである。
【符号の説明】 1:画像ファイルサーバ 2:ネットワーク 3、4:クライアント 5:読取り部 6:メインコントローラ 7:プリントエンジン 8:フレームメモリ 9:バンドバッファ 10:圧縮伸長部 11:ファイル制御部 12:ネットワーク制御部 13:画像ファイル蓄積部 20:ファイル指定手段 21:マージ指定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 H04N 5/91 J 5/92 5/92 H 7/173 610 Fターム(参考) 5C053 FA04 FA07 FA23 GB28 JA21 KA03 KA24 LA01 LA03 LA06 LA11 LA14 5C062 AA05 AA29 AB38 AB40 AB42 AC22 AC38 AE14 AF02 5C064 BA01 BC18 BC20 BD02 BD08 5C073 AA04 AA06 AB02 AB04 BB01 BB07 CD05 CE10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを画像ファイル毎に記憶する
    記憶手段と、ネットワーク上の情報処理装置から送信さ
    れる要求に応じて該記憶手段に記憶されている画像デー
    タの取扱いを制御する画像ファイル制御手段とを備えた
    デジタル処理装置であって、 前記記憶手段が、画像データを分類して記憶するととも
    に、記憶している画像データの配信先となる情報処理装
    置の宛先を含む属性情報を登録可能なフォルダを有し、 このフォルダに新規の画像データが記憶されたときに、
    所定の情報をその登録されている各配信先に通知する通
    知手段を設けたことを特徴とするデジタル処理装置。
  2. 【請求項2】 画像データを画像ファイル毎に記憶する
    記憶手段と、ネットワーク上の情報処理装置から送信さ
    れる要求に応じて該記憶手段に記憶されている画像デー
    タの取扱いを制御する画像ファイル制御手段とを備えた
    デジタル処理装置であって、 前記記憶手段に記憶されている画像データの配信先とな
    る情報処理装置の宛先を規定した配信情報ファイルを登
    録する登録手段と、 前記登録手段に登録されている配信情報を指定させる指
    定手段と、 該指定手段により指定された配信情報を配信しようとす
    る画像データとマージするマージ手段およびそのマージ
    手段にマージさせることを指定するマージ指定手段と、 前記マージ手段によりマージの対象とされた画像データ
    を、マージされている配信情報により規定される宛先に
    配信する手段とを設けたことを特徴とするデジタル処理
    装置。
  3. 【請求項3】 画像データを画像ファイル毎に記憶する
    記憶手段と、ネットワーク上の情報処理装置から送信さ
    れる要求に応じて該記憶手段に記憶されている画像デー
    タの取扱いを制御する画像ファイル制御手段とを備えた
    デジタル処理装置であって、 前記記憶装置に記憶されている各画像データのファイル
    リストを対応する情報処理装置宛てに送信させる手段
    と、 そのファイルリストに付加される付帯情報を、そのファ
    イルリストを受け取った情報処理装置から受信して記憶
    する手段と、 情報処理装置から送られてくる操作情報により指定され
    た情報に対応する前記付帯情報を特定し、その特定され
    た付帯情報を対応する情報処理装置に表示させる手段と
    を設けたことを特徴としたデジタル処理装置。
  4. 【請求項4】 画像データを画像ファイル毎に記憶する
    記憶手段と、ネットワーク上の情報処理装置から送信さ
    れる要求に応じて該記憶手段に記憶されている画像デー
    タの取扱いを制御する画像ファイル制御手段とを備えた
    デジタル処理装置であって、 前記記憶手段に記憶される画像データの管理者または所
    有者の識別コードを記憶する手段と、 前記記憶装置に記憶されている各画像データの記憶され
    てからの累積保存期間を計測する手段と、 前記各画像データの前記累積保存期間が所定の期間を経
    過しているか否かを判断して経過していると判断したと
    きに、その画像データの管理者が使用する情報処理装置
    の宛先に該画像データの削除に関する問い合わせ情報を
    送信する手段と、 該情報処理装置から返信される削除指示情報により該画
    像データを削除する手段とを設けたことを特徴とするデ
    ジタル処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のデジタル処理装置にお
    いて、 前記記憶手段の空き容量が所定値以下であると判断した
    ときに、該記憶手段に記憶されている画像データの解像
    度を下げて記憶し直す解像度変換記憶手段を設けたこと
    を特徴とするデジタル処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の
    デジタル処理装置において、 原稿の画像データを読み取る読取手段を備え、該読取手
    段が読み取った原稿の画像データを前記記憶手段に記憶
    するように構成されていることを特徴とするデジタル処
    理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010238218A (ja) * 2009-03-13 2010-10-21 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、システム、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体

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