JP2001268144A - 非線形歪み補償回路および非線形歪み補償方法 - Google Patents

非線形歪み補償回路および非線形歪み補償方法

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JP2001268144A JP2000071208A JP2000071208A JP2001268144A JP 2001268144 A JP2001268144 A JP 2001268144A JP 2000071208 A JP2000071208 A JP 2000071208A JP 2000071208 A JP2000071208 A JP 2000071208A JP 2001268144 A JP2001268144 A JP 2001268144A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信装置の回路規模を小さくすることがで
き、また、消費電流も小さくすることができる歪み補償
回路および歪み補償方法を提供する。 【解決手段】 I、Qベースバンド信号を直交変調する
直交変調部3と、直交変調部の出力を電力増幅する電力
増幅器4とを有する送信機の非線形歪み補償回路に、電
力増幅器の出力を、電力増幅器における増幅率の逆数の
減衰率で減衰させる減衰器6と、減衰器の出力を、電力
増幅器の入力信号で除算する第1の除算器7と、キャリ
ア信号を発生するキャリア発生器8と、キャリア発生器
が発生するキャリア信号を第1の除算器の出力で除算す
る第2の除算器9とを設け、直交変調部は、第2の除算
器の出力信号で、I、Qベースバンド信号を直交変調す
るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル変調方
式を用いた移動体通信システム等に用いられる送信装置
の歪み補償回路および歪み補償方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル変調方式を用いた移動体通信
システムでは、移動端末機における送信装置の省電力化
を図るため、この送信装置内の電力増幅器に、高効率の
ものを用いることが多い。ところが、高効率の電力増幅
器を用いると、この電力増幅器で非線形歪みが発生しや
すくなり、非線形歪みが発生すると、送信装置の送信ス
ペクトラムが広がり、隣接チャネルへの干渉等の問題が
発生する。そこで、このような送信装置には、電力増幅
器の非線形歪みを補償する回路が付加されることがあ
る。
【0003】図5は、上述した、電力増幅器の非線形歪
みを補償する回路が付加された送信装置の一従来例のブ
ロック図である。この送信装置100には、プリディス
トーション式の非線形歪み補償回路121が付加されて
いる。この非線形歪み補償回路121は、あらかじめ、
Iベースバンド信号およびQベースバンド信号に、後段
の電力増幅器109で生じる非線形歪みとは逆特性の歪
みを加えておき、電力増幅器109で生じる非線形歪み
を相殺するものである。
【0004】この送信装置100の構成を説明する。送
信装置100は、Iベースバンド信号が入力される入力
端子101と、Qベースバンド信号が入力される入力端
子102と、プリディストーション式の非線形歪み補償
回路121と、D/Aコンバータ106、107と、直
交変調器108と、電力増幅器109と、送信用のRF
信号が出力される出力端子110とを備える。
【0005】入力端子101および102は、非線形歪
み補償回路121に接続されている。非線形歪み補償回
路121は、歪み補償演算部103と、電力計算器10
4と、補償データテーブル105とを備える。電力計算
部104は、入力端子101および102から入力され
るベースバンド信号の電力値を計算する。補償データテ
ーブル105には、ベースバンド信号の各電力値に応じ
た補償データが、テーブルとして記憶されている。歪み
補償演算部103は、乗算器111、112、113、
114と、減算器115と、加算器116とを備える。
【0006】このような構成の送信装置100における
電力増幅器109の非線形歪みを補償する動作を説明す
る。非線形歪みを有する電力増幅器109の入出力特性
は、この電力増幅器109へ入力される入力信号をSi
n、この電力増幅器109から出力される出力信号をSou
tとすると、下記の(11)式のように表される。 Sout=A・g(p)・ejq(p) ・Sin …(11) ただし、pはベースバンド信号の電力値、Aは電力増幅器
317の利得のうちの線形の部分、g(p)は電力増幅器1
09での振幅の非線形歪み(電力増幅器109の振幅の
非線形歪みがなく、線形であれば、このg(p)の値は1と
なる)、q(p)は電力増幅器109での位相回転量であ
る。
【0007】上記の歪みを補償するため、歪み補償演算
部103で、Iベースバンド信号およびQベースバンド
信号に、電力増幅器109の入出力特性の逆特性をもつ
補償ベクトルe-jq(p)/g(p)が複素乗算される。歪み補償
演算部103の入力信号をRin、出力信号をRoutとする
と、歪み補償演算部103の入出力関係は、下記の(1
2)式のように表される。 Rout=e-jq(p)/g(p)・Rin …(12)
【0008】歪み補償演算部103の出力信号Routが、
D/Aコンバータ106、107、直交変調器108を
介して、電力増幅器109の入力信号Sinとなるので、
歪み補償演算部103の入力信号Rinと、電力増幅器1
09の出力信号Soutとの関係は、下記の(13)式のよ
うに表される。 Sout=(e-jq(p)/g(p))・A・g(p)・ejq(p)・Rin=A・Rin …(13) すなわち、電力増幅器109の出力信号Soutとして、入
力信号Rinを線形増幅した値が得られる。
【0009】なお、補償データテーブル105には、補
償ベクトルの同相成分である補償データCIと、補償ベク
トルの直交成分である補償データCQとが、ベースバンド
信号の電力値pに対応付けられたテーブルとして格納さ
れている。この補償データCIおよび補償データCQは、下
記の以下の(14)式および(15)式で表される。 CI=cos(q(p))/g(p) …(14) CQ=-sin(q(p))/g(p) …(15) ただし、上式の電力値pは、電力計算器104で計算さ
れる。
【0010】ここで、歪み補償演算部103内部の詳細
な動作を説明する。入力端子101から入力されるIベ
ースバンド信号をIin、入力端子102から入力される
Qベースバンド信号をQinとし、歪み補償演算部103
の出力を、それぞれIout、Qoutとすると、歪み補償演算
部103での演算は、下記の(16)式および(17)
式で表される。 Iout=CI・Iin-CQ・Qin …(16) Qout=CQ・Iin+CI・Qin …(17) すなわち、歪み補償演算部103において、補償データ
CIを、乗算器111でベースバンド信号Iinに乗算し、
乗算器114でベースバンド信号Qinに乗算すると共
に、補償データCQを、乗算器112でベースバンド信号
Iinに乗算し、乗算器113でベースバンド信号Qinに乗
算する。
【0011】そして、減算器115によって、乗算器1
11から得られる乗算結果から、乗算器112から得ら
れる乗算結果を減算すると共に、加算器116によっ
て、乗算器113から得られる乗算結果と、乗算器11
4から得られる乗算結果とを加算する。
【0012】これらの減算結果Ioutおよび加算結果Qout
は、D/Aコンバータ106および107でアナログ信
号に変換され、直交変調器316で直交変調され、電力
増幅器109で電力増幅される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の送信装
置においては、歪み補償演算部103で、Iベースバン
ド信号およびQベースバンド信号を、高い周波数のクロ
ックによってサンプリングし、高速で複雑なディジタル
演算を行う必要があるので、この歪み補償演算部103
の回路規模が大きくなり、また、消費電流も大きくな
る。また、電力計算器104で、四則演算を行う回路の
みではなく、2乗をとる回路が必要になるので、この電
力計算器104の回路規模が大きくなり、また、消費電
流も大きくなる。さらに、補償データテーブル105を
記憶するための記憶手段が必要になる。従って、送信装
置全体の回路規模が大きくなり、また、消費電流も大き
くなるという問題がある。
【0014】また、上記の非線形歪み補償回路121
は、電力増幅器109の非線形特性をあらかじめ測定し
ておき、この測定結果を用いて補償データをテーブル化
し、ベースバンド信号の電力に応じて、このテーブルを
参照するものであるため、電力増幅器109の特性のば
らつきや温度変化等により、性能が低下しやすいという
問題もある。
【0015】この問題を解決するために、図6に示す送
信装置120のように、電力増幅器109の出力信号を
分岐手段117で分岐させ、直交復調器118で直交復
調し、補償データ演算部119にフィードバックをか
け、フィードバックされた情報に応じた係数を、補償デ
ータ演算部119内の補償データテーブル105のデー
タに乗算して補正をかける回路もある。
【0016】しかし、上記のいずれの回路であっても、
送信装置の回路規模が大きくなり、また、消費電流も大
きくなるという問題は解決されていない。
【0017】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたもので、送信装置の回路規模を小さくすることが
でき、また、消費電流も小さくすることができる歪み補
償回路および歪み補償方法を提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、Iベースバンド信号およびQベースバンド信号を直
交変調する直交変調器と、この直交変調器の出力を電力
増幅する電力増幅器とを有する送信機の非線形歪み補償
回路であって、前記電力増幅器の出力を、電力増幅器に
おける増幅率の逆数の減衰率で減衰させる減衰器と、こ
の減衰器の出力を、前記電力増幅器の入力信号で除算す
る第1の除算器と、キャリア信号を発生するキャリア発
生器と、このキャリア発生器が発生するキャリア信号を
前記第1の除算器の出力で除算する第2の除算器とを有
し、前記直交変調部は、前記第2の除算器の出力信号
で、Iベースバンド信号およびQベースバンド信号を直
交変調することを特徴とする非線形歪み補償回路であ
る。
【0019】請求項2に記載の発明は、前記直交変調部
は、前記第2の除算器の出力信号を、Iベースバンド信
号およびQベースバンド信号に乗算することを特徴とす
る請求項1に記載の非線形歪み補償回路である。
【0020】請求項3に記載の発明は、前記直交変調部
の出力端には、この直交変調部から出力される信号を、
前記電力増幅部の入力端と、前記第1の除算器の入力端
とに分岐させる第1の分岐手段が設けられ、前記電力増
幅器の出力端には、この電力増幅器から出力される信号
を、送信装置の出力端子と、前記減衰器の入力端とに分
岐させる第2の分岐手段が設けられていることを特徴と
する請求項1または2に記載の非線形歪み補償回路であ
る。
【0021】請求項4に記載の発明は、前記第1の分岐
手段および第2の分岐手段は、方向性結合器であること
を特徴とする請求項3に記載の非線形歪み補償回路であ
る。
【0022】請求項5に記載の発明は、前記第1の分岐
手段および第2の分岐手段は、分配器であることを特徴
とする請求項3に記載の非線形歪み補償回路である。
【0023】請求項6に記載の発明は、前記第1の分岐
手段と、前記第1の除算器との間には、前記電力増幅器
を信号が通過する際に生じる位相遅延分を調整する遅延
回路が設けられていることを特徴とする請求項3ないし
5のいずれかに記載の非線形歪み補償回路である。
【0024】請求項7に記載の発明は、前記減衰器は、
この減衰器における減衰率が可変とされていることを特
徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の非線形歪
み補償回路である。
【0025】請求項8に記載の発明は、前記電力増幅器
の出力から歪み成分を検出する歪み成分検出器と、この
歪み成分検出器の出力を検波する検波器とを有し、前記
減衰器は、前記検波器の出力に応じて減衰率を変化させ
ることを特徴とする請求項7に記載の非線形歪み補償回
路である。
【0026】請求項9に記載の発明は、Iベースバンド
信号およびQベースバンド信号を直交変調する直交変調
過程と、直交変調した信号を電力増幅する電力増幅過程
とを有する送信機の非線形歪み補償方法であって、前記
電力増幅された信号を、電力増幅における増幅率の逆数
の減衰率で減衰させる過程と、減衰された信号を、前記
電力増幅前の信号で除算する第1の除算過程と、キャリ
ア信号を発生する過程と、このキャリア信号を前記第1
の除算過程での除算結果で除算する第2の除算過程とを
有し、前記直交変調過程においては、前記第2の除算過
程での除算結果で、Iベースバンド信号およびQベース
バンド信号を直交変調することを特徴とする非線形歪み
補償方法である。
【0027】上記構成によれば、電力増幅器で発生する
非線形歪みの逆特性によってキャリアを歪ませるので、
電力増幅器で発生する非線形歪みがキャンセルされる。
さらに、このような非線形歪みをキャンセルする動作
を、複雑なディジタル演算処理なしで行うことができる
ので、非線形歪み補償回路を小規模な回路とすることが
でき、また、非線形歪み補償回路の消費電流を小さくす
ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】まず、本発明の原理を図1に示す
原理図を参照して説明する。入力端子1から入力される
Iベースバンド信号および入力端子2から入力されるQ
ベースバンド信号は、直交変調部3で直交変調され、電
力増幅器4で増幅され、出力端子5から出力される。増
幅後の信号bを分岐し、減衰器6で、電力増幅器4での
増幅率Kと同じ率すなわち減衰率1/Kで減衰させ、除算器
7において、減衰された信号cを、増幅前の信号aで除
算する。さらに、その除算結果d=c/aで、キャリア
発生器8で発生させたキャリア信号eを除算する。そし
て、直交変調部3で、除算されたキャリア信号fを用い
てベースバンド信号を直交変調する。なお、直交変調部
3は、π/2移相器10、乗算器11、12、加算器1
3を内蔵している。
【0029】次に、上記構成の動作を説明する。直交変
調器3に入力されるIベースバンド信号をSI、Qベース
バンド信号をSQ、直交変調部3から出力され、電力増幅
器4へ入力される信号aをAinとし、キャリア発生器8
から出力される信号eをcosθ(簡略のため、振幅は1
とする)とすると、下記の(1)式が成り立つ。 Ain=SI・cosθ+SQ・sinθ …(1)
【0030】電力増幅器4での増幅における非線形歪み
特性Dは、振幅歪み特性α(x)と位相歪み特性e
jφ(x)(ただし、xはAinの電力)の相乗と考えられるの
で、非線形歪みを含んだ電力増幅器4の入出力特性は、
電力増幅器4の線形増幅率をKとすると、K・D=K・(α
(x)・ejφ(x))である。従って、電力増幅器4の出力信
号bをAoutとすると、このAoutは、下記の(2)式で表
される。 Aout=K・D・Ain …(2)
【0031】減衰器6の減衰率を1/Kとすると、この減
衰器6の出力信号cはD・Ainとなり、さらに信号dはD
・Ain/Ain=Dとなって、電力増幅器4の歪み特性Dのみが
抽出される。
【0032】さらに、この信号dでキャリア信号eを除
算すれば、信号fは1/D・cosθとなり、信号gは1/D・s
inθとなる。信号fとIベースバンド信号SIとが、乗算
器11によって乗算され、信号gとQベースバンド信号
SQとが、乗算器12によって乗算され、これらの乗算結
果が、加算器13によって加算されるので、フィードバ
ックによって歪みが補正された状態での信号aをA’in
とすると、このA’inは、下記の(3)式によって表さ
れる。 A’in=SI/D・cosθ+SQ/D・sinθ=Ain/D …(3) すると、歪みが補正された状態での信号bをA’outとす
ると、このA’outは、上記(3)式および(2)式よ
り、下記の(4)式となる。 A’out=K・D・A’in=K・D・Ain/D=K・Ain …(4) すなわち、電力増幅器4の出力信号A’outからは、歪み
特性Dが除去される。
【0033】次に、図2を参照し、本発明の第1実施形
態を説明する。ただし、以下の説明において、本発明の
原理で説明した構成と同一の構成には同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。直交変調部3の出
力端子と、電力増幅器4の入力端子との間の分岐点に
は、分岐手段14が設けられる。また、電力増幅器4の
出力端子側の分岐点にも、分岐手段15が設けられる。
これらの分岐手段14、15は、具体的には、方向性結
合器または分配器で構成される。方向性結合器は、送信
信号から取り出す電力を必要最小限とし、送信信号の電
力損失を必要最小限とするために用いられる。
【0034】また、前記分岐手段14と、除算器7との
間には、遅延回路17が設けられる。この遅延回路17
は、正確な歪み補償を行うため、電力増幅器4で生じる
位相遅延分を調整するための回路である。さらに、減衰
器を可変減衰器16として、減衰率を調整可能とし、電
力増幅器4の増幅率が変動した場合に、これに合わせて
減衰率を調整することを可能としている。
【0035】また、前記除算器7、9の内部回路を図3
に示す。入力端子18から入力された一方の入力信号
が、対数変換器20で対数に変換され、入力端子19か
ら入力された他方の入力信号が、もう一つの対数変換器
21で対数に変換される。これらの変換結果が、減算器
22へ送られ、両者の差がとられ、この差が、逆対数変
換器23で、もとに戻され、出力端子24から出力され
る。
【0036】次に、図4を参照し、本発明の第2実施形
態を説明する。ただし、以下の説明において、本発明の
原理または第1実施形態で説明した構成と同一の構成に
は同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0037】本実施形態には、第1実施形態の構成に加
えて、歪み成分を検出するための分岐手段25、歪み成
分検出器26、検波器27が設けられている。検波器2
7の出力が、可変減衰器28に入力され、歪み成分が最
小となるように減衰率が調整されるので、自動的に最適
な歪み補償が行われる。
【0038】なお、上記各実施形態における歪み補償回
路は、アナログ回路で構成することが可能であると共
に、ディジタル回路で構成することも可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、複雑で大規模なディジ
タル演算回路を用いずに、電力増幅器の非線形歪みを補
償することができるので、送信装置の回路規模を小さく
することができ、また、消費電流も小さくすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図。
【図2】 本発明の第1実施形態の構成図。
【図3】 除算器の内部構成図。
【図4】 本発明の第2実施形態の構成図。
【図5】 電力増幅器の非線形歪みを補償する回路が付
加された送信装置の一従来例のブロック図。
【図6】 電力増幅器の非線形歪みを補償する回路が付
加された送信装置の別の従来例のブロック図。
【符号の説明】
1、2 入力端子 3 直交変調部 4 電力増幅器 5 出力端子 6 減衰器 7 除算器(第1の
除算器) 8 キャリア発生器 9 除算器(第2の
除算器) 10 π/2移相器 11、12 乗算器 13 加算器 14、15 分岐手
段 16 可変減衰器 17 遅延回路 18、19 入力端子 20、21 対数変
換器 22 減算器 23 逆対数変換器 24 出力端子 25 分岐手段 26 歪み成分検出器 27 検波器 28 可変減衰器 100 送信装置 101、102 入
力端子 103 歪み補償演算部 104 電力計算器 105 補償データテーブル 106、107 D
/Aコンバータ 108 直交変調器 109 電力増幅器 110 出力端子 111〜114 乗
算器 115 減算器 117 分岐手段 118 直交復調器 119 補償データ
演算部 120 送信装置 121 非線形歪み
補償回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J090 AA01 AA41 CA21 CA36 CA92 FA17 FA19 GN01 GN05 GN06 KA00 KA15 KA16 KA23 KA26 KA34 KA53 KA55 KA68 MA11 SA14 TA01 5J091 AA01 AA41 CA21 CA36 CA92 FA17 FA19 KA00 KA15 KA16 KA23 KA26 KA34 KA53 KA55 KA68 MA11 SA14 TA01 5J092 AA01 AA41 CA21 CA36 CA92 FA17 FA19 KA00 KA15 KA16 KA23 KA26 KA34 KA53 KA55 KA68 MA11 SA14 TA01 5K004 AA05 FE10 FE11 5K060 BB07 CC04 CC11 FF06 HH01 HH06 HH16 KK06 LL22 LL24

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Iベースバンド信号およびQベースバン
    ド信号を直交変調する直交変調部と、この直交変調部の
    出力を電力増幅する電力増幅器とを有する送信機の非線
    形歪み補償回路であって、 前記電力増幅器の出力を、電力増幅器における増幅率の
    逆数の減衰率で減衰させる減衰器と、 この減衰器の出力を、前記電力増幅器の入力信号で除算
    する第1の除算器と、 キャリア信号を発生するキャリア発生器と、 このキャリア発生器が発生するキャリア信号を前記第1
    の除算器の出力で除算する第2の除算器とを有し、 前記直交変調部は、前記第2の除算器の出力信号で、I
    ベースバンド信号およびQベースバンド信号を直交変調
    することを特徴とする非線形歪み補償回路。
  2. 【請求項2】 前記直交変調部は、前記第2の除算器の
    出力信号を、Iベースバンド信号およびQベースバンド
    信号に乗算することを特徴とする請求項1に記載の非線
    形歪み補償回路。
  3. 【請求項3】 前記直交変調部の出力端には、この直交
    変調部から出力される信号を、前記電力増幅部の入力端
    と、前記第1の除算器の入力端とに分岐させる第1の分
    岐手段が設けられ、 前記電力増幅器の出力端には、この電力増幅器から出力
    される信号を、送信装置の出力端子と、前記減衰器の入
    力端とに分岐させる第2の分岐手段が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の非線形歪み補
    償回路。
  4. 【請求項4】 前記第1の分岐手段および第2の分岐手
    段は、方向性結合器であることを特徴とする請求項3に
    記載の非線形歪み補償回路。
  5. 【請求項5】 前記第1の分岐手段および第2の分岐手
    段は、分配器であることを特徴とする請求項3に記載の
    非線形歪み補償回路。
  6. 【請求項6】 前記第1の分岐手段と、前記第1の除算
    器との間には、前記電力増幅器を信号が通過する際に生
    じる位相遅延分を調整する遅延回路が設けられているこ
    とを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載の非
    線形歪み補償回路。
  7. 【請求項7】 前記減衰器は、この減衰器における減衰
    率が可変とされていることを特徴とする請求項1ないし
    6のいずれかに記載の非線形歪み補償回路。
  8. 【請求項8】 前記電力増幅器の出力から歪み成分を検
    出する歪み成分検出器と、 この歪み成分検出器の出力を検波する検波器とを有し、 前記減衰器は、前記検波器の出力に応じて減衰率を変化
    させることを特徴とする請求項7に記載の非線形歪み補
    償回路。
  9. 【請求項9】 Iベースバンド信号およびQベースバン
    ド信号を直交変調する直交変調過程と、直交変調した信
    号を電力増幅する電力増幅過程とを有する送信機の非線
    形歪み補償方法であって、 前記電力増幅された信号を、電力増幅における増幅率の
    逆数の減衰率で減衰させる過程と、 減衰された信号を、前記電力増幅前の信号で除算する第
    1の除算過程と、 キャリア信号を発生する過程と、 このキャリア信号を前記第1の除算過程での除算結果で
    除算する第2の除算過程とを有し、 前記直交変調過程においては、前記第2の除算過程での
    除算結果で、Iベースバンド信号およびQベースバンド
    信号を直交変調することを特徴とする非線形歪み補償方
    法。
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