JP2001268046A - ディジタル放送受信機 - Google Patents

ディジタル放送受信機

Info

Publication number
JP2001268046A
JP2001268046A JP2000080769A JP2000080769A JP2001268046A JP 2001268046 A JP2001268046 A JP 2001268046A JP 2000080769 A JP2000080769 A JP 2000080769A JP 2000080769 A JP2000080769 A JP 2000080769A JP 2001268046 A JP2001268046 A JP 2001268046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
pilot signal
correlation
circuit
delay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000080769A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3986234B2 (ja
Inventor
Masayuki Yoshinaga
正幸 吉長
Toshiya Iwasaki
利哉 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2000080769A priority Critical patent/JP3986234B2/ja
Publication of JP2001268046A publication Critical patent/JP2001268046A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3986234B2 publication Critical patent/JP3986234B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ディジタル放送受信機10は第2AFC回路
を含み、第2AFC回路には、FFT処理が施された
I′信号およびQ′信号から抽出されたパイロット信号
ERPIが入力される。パイロット信号ERPIは、奇
数番目のシンボルにおいて、遅延回路50a〜50dで
基準となるパイロット信号PIに対して−4〜−1ポイ
ントの間で1ポイントずつ遅延される。一方、偶数番目
のシンボルでは、遅延量が更新され、遅延回路50a〜
50dでパイロット信号PIに対して0〜3ポイントの
間で同様に遅延される。このように、遅延されたパイロ
ット信号ERPIとパイロット信号との相関関係が検出
され、キャリア位置選択回路66は相関関係が最大とな
る場合のデータの先頭キャリア位置を選択する。この先
頭キャリア位置に基づいて周波数誤差を補正することが
できる。 【効果】 簡単な構成で複数の検出結果が得られ、正確
な先頭キャリア位置を確実に検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はディジタル放送受信機
に関し、特にたとえばパイロット信号を含む直交周波数
分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division
Multiplexing) で変調された信号を受信する、ディジタ
ル放送受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のディジタル放送受信機の
一例が、平成6年8月19日に出願公開された特開平6
−232931号[H04L 27/22]公報に開示
されている。図7に示すように、このディジタル復調装
置1では、ディジタル信号の同相検波軸信号(I信号)
および直交検波軸信号(Q信号)が遅延検波回路2に入
力される。遅延検波回路2は、1シンボル先行するI信
号およびQ信号との信号点配置の違い、すなわち位相差
を検出し、所定の関係に基づいてI信号およびQ信号の
それぞれを検波信号XおよびYに復号する。この検波信
号XおよびYはデータ識別回路3aおよび3bのそれぞ
れに与えられるとともに、相関検出回路4に与えられ
る。データ識別回路3aおよび3bのそれぞれは、相関
判定回路5から与えられるタイミングクロック信号に基
づいて検波信号XおよびYを復号する。したがって、復
号された検波信号XおよびYは、後段のパラレル/シリ
アル(P/S)変換回路6でシリアルデータ(データ
列)に変換され、出力端子P2から出力される。
【0003】また、相関検出回路4は、入力された検波
信号XおよびYのレベルを1シンボル周期毎に予め設定
された複数個のサンプリングポイントにおいてそれぞれ
サンプリングする。また、相隣接する2つのサンプリン
グポイントを一組の抽出ポイントとし、サンプリングし
た信号同士の相関を検出し、検出した相関を検波信号X
およびYのそれぞれについて対応する抽出ポイント毎に
加算する。そして、複数シンボル分累積した上で、加算
結果(相関結果)が相関判定回路5に出力される。
【0004】つまり、図8に示すようなアイパターンに
おいて、1シンボル期間で8個のサンプリングポイント
P1〜P8に対応するレベルを検出し、相隣接するサン
プリング同士のレベルの相関を検出する。具体的には、
P1とP2,P2とP3,…P6とP7,P7とP8の
それぞれについてレベルの相関が複数シンボル分検出さ
れる。この相関結果(相関データ)が相関判定回路5に
与えられ、相関判定回路5は相関データの大小を比較し
て、最も相関の大きくなる抽出ポイントを検出する。
【0005】たとえば、図8においては、P4およびP
5を含む抽出ポイントまたはP5およびP6を含む抽出
ポイントが検出される。そして、検出した抽出ポイント
に含まれるサンプリングポイントのいずれか一方をタイ
ミングポイントに決定し、そのタイミングポイントに基
づいてタイミングパルスを生成していた。このように、
最も相関が大きくなる抽出ポイントを検出するため、す
なわち直接的にアイパターンのアイが最も開いたポイン
トを直接捕まえるため、ゼロクロス近傍の雑音による影
響(符号間干渉)を受けることがなかった。
【0006】また、1シンボル復調する度にタイミング
ポイントを更新するようにすれば、フェージングによる
位相ずれに対して高速に追従することが可能であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
では、8つのサンプリングポイントに基づいて相関が最
も大きい抽出ポイントを検出するため、図示は省略して
いるが、相関検出回路4には、7つの抽出ポイントのそ
れぞれに対応するカウンタが設けられており、回路構成
が大きくなってしまっていた。このため、コストが高く
なるという問題があった。
【0008】それゆえに、この発明の主たる目的は、簡
単な構成であり、かつ正確なキャリア位置でデータを復
調することができる、ディジタル放送受信機を提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、パイロット
信号を含む直交周波数分割多重変調信号を受信するディ
ジタル放送受信機であって、検波された変調信号からパ
イロット信号を抽出する抽出手段、基準パイロット信号
を生成する生成手段、パイロット信号を所定クロックず
つ遅延させる複数の遅延手段、遅延手段のそれぞれで遅
延したパイロット信号と基準パイロット信号との相関関
係を検出する相関検出手段、相関関係から検波された変
調信号に含まれるデータの先頭位置を決定する決定手
段、決定手段で決定された先頭位置を記憶する記憶手
段、1シンボル毎に遅延クロック数を更新する更新手
段、および記憶手段に記憶された少なくとも2つ以上の
先頭位置から相関関係が最大となるときの先頭位置を選
択する先頭位置選択手段を備える、ディジタル放送受信
機である。
【0010】
【作用】このディジタル放送受信機は、パイロット信号
を含む直交周波数分割多重変調信号(OFDM信号)を
受信する。たとえば、パイロット抽出手段が検波された
OFDM信号からパイロット信号を抽出する。一方、生
成手段が基準パイロット信号を生成する。また、遅延手
段がパイロット信号を所定クロックずつ遅延させ、遅延
されたパイロット信号のそれぞれとパイロット信号との
相関関係が検出される。決定手段は、検出手段の検出結
果に基づいて検波された変調信号に含まれるデータの先
頭位置を決定する。この先頭位置が記憶手段に記憶され
る。また、更新手段が1シンボル毎に遅延手段の遅延ク
ロック数を更新するので、検出したシンボル数に相当す
る数の先頭位置が記憶手段に記憶される。このように、
遅延量を更新することにより、同じ手段を用いて少なく
とも2つ以上の先頭位置を検出することができる。した
がって、先頭位置手段が記憶手段に記憶された少なくと
も2つ以上の先頭位置から相関性が一番高い先頭位置を
選択する。したがって、正確な先頭位置を選択すること
ができる。
【0011】たとえば、遅延クロック数検出手段が相関
関係が最大となる遅延されたパイロット信号の遅延クロ
ック数を検出するので、その遅延クロック数を補正する
ことによりデータの先頭位置を正常な位置に移動させる
ことができる。
【0012】つまり、変換手段が遅延クロック数を周波
数誤差に変換するので、簡単にずれを補正することがで
きる。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、回路構成を増やす必
要がないので、簡単な構成にすることができる。また、
多数の相関関係を検出できるので、確実に先頭位置を検
出することができる。したがって、正常に受信信号を再
生することができる。
【0014】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0015】
【実施例】図1を参照して、この実施例のディジタル放
送受信機10はチューナ12を含み、チューナ12には
アンテナ14が接続される。アンテナ14で受信された
受信信号すなわちOFDMで変調されたテレビジョン信
号(OFDM信号)がチューナ12に与えられる。チュ
ーナ12では、OFDM信号(受信信号)をダウンコン
バートする。つまり、中間周波信号(IF信号)に変換
される。このIF信号がA/D変換器16に与えられ、
アナログ信号のIF信号がディジタル信号に変換され
る。ディジタル信号に変換されたIF信号はヒルベルト
変換回路18に与えられ、同相成分から直交成分が導出
される。つまり、IF信号が検波され、同相検波軸信号
(I信号)および直交検波軸信号(Q信号)が生成され
る。このI信号およびQ信号が複素乗算回路20に与え
られる。
【0016】複素乗算回路20は、sin/cos変換
回路26から出力されるsinデータ(sinθ)とc
osデータ(cosθ)とを用いて、数1に示す複素演
算処理を実行し、受信信号に含まれる残留キャリア成分
を除去する。
【0017】
【数1】I′=I×cosθ+Q×sinθ Q′=Q×cosθ−I×sinθ このような演算処理によって生成されたI′信号および
Q′信号が、高速フーリエ変換(FFT)回路22に与
えられるとともに、第1自動周波数制御(AFC)回路
28に与えられる。
【0018】図2を参照して、第1AFC回路28は入
力端子S2およびS3を含み、入力端子S2にはI′信
号が入力され、入力端子S3にはQ′信号が入力され
る。このI′信号およびQ′信号は、周波数誤差検出回
路40に与えられるとともに、シンボル同期回路44に
与えられる。周波数誤差検出回路40は、I′信号およ
びQ′信号に基づいて周波数誤差Δf1を検出し、検出
した周波数誤差Δf1をローパスフィルタ(LPF)4
2に与える。LPF42は、周波数誤差Δf1に含まれ
る高域成分を除去し、高域成分が除去された周波数誤差
Δf1が出力端子S4を介して図1に示す加算器34に
与えられる。
【0019】また、シンボル同期回路44は、I′信号
およびQ′信号に基づいて伝送シンボル期間の同期を十
分に確立させ、伝送シンボル期間と同期するシンボルパ
ルスを発生する。このシンボルパルスが後段のFFTウ
ィンドウ設定回路46に与えられる。FFTウィンドウ
設定回路46は、FFT処理のための時間ウィンドウ
(FFTウィンドウ)を設定する。具体的には、図3
(A)に示すような受信信号がアンテナ14で受信され
た場合には、シンボル同期回路44で図3(B)に示す
ような伝送シンボル期間に同期するシンボルパルスが生
成される。したがって、FFTウィンドウ設定回路46
は、有効シンボル期間を含むように、シンボルパルスに
応じて所定期間のFFTウィンドウを設定する。
【0020】つまり、FFTウィンドウは、その終端が
シンボルパルスがハイレベルになる位置に一致するよう
に設定される。このFFTウィンドウは、有効シンボル
期間と同じ長さであり、たとえば日本方式地上ディジタ
ルテレビジョンの場合には、3つの伝送モードのそれぞ
れに従って2048ポイント(クロック)期間、409
6ポイント期間、8192ポイント期間のいずれかに決
定される。なお、この実施例では、2048ポイント期
間に決定される。また、伝送シンボル期間では、受信信
号は有効シンボル期間およびその後端部分を巡回的にコ
ピーしたガードインターバルを含む。FFTウィンドウ
設定回路46で設定されたFFTウィンドウは、出力端
子S5を介して図1に示すFFT回路22、パイロット
信号抽出回路30および第2AFC回路36に与えられ
る。
【0021】図1に戻って、FFT回路22は、第1A
FC回路28から与えられるFFTウィンドウに従って
I′信号およびQ′信号に対してFFT処理を施す。し
たがって、パイロット信号と複素シンボル信号列とによ
って構成される信号列が生成される。つまり、図3
(D)に示すように、有効シンボル期間に有効なデータ
領域と無効な領域とを含む信号列が生成される。この有
効なデータ領域にパイロット信号が含まれる。なお、上
述したように、この実施例では、有効シンボル期間が2
048ポイント期間であり、そのうちの1405ポイン
トが有効なデータ領域である。また、有効なデータ領域
以外の643(322+321)ポイントが無効な領域
である。FFT処理が施されたI′信号およびQ′信号
は、4相シフトキーイング(QPSK)デコーダ24に
与えられるとともに、パイロット信号抽出回路30に与
えられる。
【0022】QPSKデコーダ24は、FFT処理が施
されたI′信号およびQ′信号のそれぞれに含まれる複
素シンボル信号列のみを抽出し、これをデコードする。
したがって、1本のトランスポートストリーム(TS)
信号が生成され、このTS信号が出力端子S1を介して
後段の図示しないMPEGデコーダで復調される。した
がって、再生映像信号および再生音声信号が得られる。
【0023】また、パイロット信号抽出回路30は、F
FT処理が施されたI′信号およびQ′信号からパイロ
ット信号ERPIを抽出する。抽出されたパイロット信
号ERPIは、FFTウィンドウの先端でタイミングを
取って、つまりFFTウィンドウの先端に同期して、第
2AFC回路36に与えられる。第2AFC回路36
は、このパイロット信号ERPIと後で詳細に示す第2
AFC回路36内で生成されるパイロット信号PIとに
基づいて周波数誤差Δf2を算出する。そして、算出し
た周波数誤差Δf2が加算器34に与えられる。なお、
FFTウィンドウは第2AFC回路36にも与えられて
おり、このFFTウィンドウの先端で同期を取って、パ
イロット信号PIが生成される。
【0024】図4を参照して、第2AFC回路36は入
力端子S6を含み、入力端子S6にはパイロット信号抽
出回路30で抽出されたパイロット信号ERPI、すな
わち検波した受信信号(有効シンボル)に含まれるパイ
ロット信号ERPIが入力される。第2AFC回路36
はまた、遅延回路50a〜50dを含み、遅延回路50
a〜50dのそれぞれに対応して設けられた相関検出回
路52a〜52dが遅延回路50a〜50dの後段に設
けられる。第2AFC回路36はさらに、カウンタ54
a〜54dを含み、カウンタ54a〜54dは遅延回路
50a〜50d(相関検出回路52a〜52d)のそれ
ぞれに対応して相関検出回路52a〜52dの後段に設
けられる。
【0025】遅延回路50aは、コントローラ60から
与えられる切換信号に応じて遅延量が設定される。この
実施例では、遅延回路50aは、切換信号がハイレベル
(H)のとき、遅延量が−4ポイントに設定され、切換
信号がローレベル(L)のとき、遅延量が0ポイントに
設定される。他の遅延回路50b、50cおよび50d
の遅延量は、1ポイントに固定される。
【0026】コントローラ60は、FFTウィンドウに
基づいて切換信号を出力する。具体的には、コントロー
ラ60は、最初のFFTウィンドウの先端すなわち立ち
上がりエッジを検出すると、これに応じてハイレベル
(H)の切換信号を出力し、次の(2番目)の立ち上が
りエッジに応じてローレベル(L)の切換信号を出力す
る。つまり、奇数番目のシンボルに対してはハイレベル
の切換信号を出力し、偶数番目のシンボルに対してはロ
ーレベル(L)の切換信号を出力する。
【0027】相関検出回路52a〜52dは、それぞれ
に対応する遅延回路50a〜50dから出力される出力
信号すなわちパイロット信号ERPIを所定ポイント
(クロック)だけ遅延させた信号とパイロット信号発生
回路64で発生されたパイロット信号との相関関係を検
出する。なお、後で詳細に説明するが、相関検出回路5
2は1キャリア毎にパイロットシンボルの相関関係を検
出し、相関性が高い場合には“1”のデータを出力し、
相関性が低い場合には、“0”のデータを出力する。
【0028】カウンタ54a〜54dは、相関検出回路
52a〜52dから与えられる“1”のデータをカウン
トする。また、カウンタ54a〜54dはコントローラ
60からの制御信号に従ってカウント値A〜Dおよびカ
ウント値A′〜D′を後段のキャリア位置決定回路56
に出力し、その後、リセットされる。つまり、コントロ
ーラ60は、FFTウィンドウの後端すなわち立ち下が
りエッジに応答して、カウンタ54a〜54dのカウン
ト値A〜D(A′〜D′)の出力およびリセットを実行
するするための制御信号を出力する。
【0029】このように、コントローラ60から出力さ
れる切換信号で遅延回路50aの遅延量を切り換え、ま
たコントローラ60から出力される制御信号でカウンタ
54a〜54dをリセットして使用するので、連続する
2つのシンボル(有効シンボル)を用いて所定量ずつ遅
延させたパイロット信号ERPIとパイロット信号PI
との相関関係を検出することができる。つまり、先行す
る(奇数番目の)シンボルにおいて、遅延回路50a〜
50dで−4ポイント(クロック)〜−1ポイント(ク
ロック)の間で1ポイント(クロック)ずつ遅延させて
相関関係を検出させ、次の(偶数番目の)シンボルにお
いて、遅延回路50a〜50dで0ポイント〜3ポイン
トの間で1ポイントずつ遅延させて相関関係を検出させ
ることができる。つまり、1シンボルについての相関関
係の検出が実行されると、遅延回路50a〜遅延回路5
0dの遅延量が更新されるので、回路構成を増やさずに
多数の(この実施例では、2倍である。)相関関係を検
出することができる。
【0030】したがって、奇数番目のシンボルに対して
は、入力端子S6から入力されたパイロット信号ERP
Iは、遅延回路50aで−4ポイント(クロック)遅延
される。つまり、パイロット信号PIに対してパイロッ
ト信号ERPIが−4ポイント遅延される。すなわち、
4キャリア前にずらされる。遅延回路50aで−4ポイ
ント遅延されたパイロット信号ERPI(出力信号a)
は、相関検出回路52aおよび遅延回路50bに与えら
れる。また、相関検出回路52aには、パイロット信号
発生回路64で発生されたパイロット信号PIが与えら
れる。
【0031】なお、パイロット信号は郵政省から出版さ
れている“地上デジタルテレビジョン放送暫定方式の原
案(伝送部分)”において詳細に示されているように、
パイロットシンボルのキャリア位置とその振幅が固定的
に決定されている。
【0032】したがって、パイロット信号発生回路64
は、パイロットシンボルが存在するキャリア位置で
“1”となり、それ以外のキャリア位置で“0”となる
パイロット信号PIを発生する。同様に、パイロット信
号抽出回路30で抽出されたパイロット信号ERPIも
また、パイロットシンボルが存在するキャリア位置で
“1”となり、それ以外のキャリア位置で“0”とな
る。なお、パイロット信号ERPIは、パイロット信号
PIに対しては−4ポイント(クロック)遅延される。
すなわち、4ポイント(クロック)前にずらされる。
【0033】相関検出回路52aは、出力信号aとパイ
ロット信号PIとの相関関係を検出する。具体的には、
相関検出回路52aは出力信号aとパイロット信号PI
との相関関係をキャリア毎に検出する。なお、パイロッ
ト信号ERPIとパイロット信号PIとは互いにFFT
ウィンドウの先端で同期が取られているため、キャリア
毎の相関を検出することができる。また、この実施例で
は、パイロットシンボルの相関性についてのみ検出して
いる。したがって、キャリア間でパイロットシンボルの
相関性が高ければ、つまり両方のキャリアが“1”を示
していれば、相関検出回路52aは“1”のデータを出
力し、相関性が低ければ、つまり両方のキャリアが
“0”を示している場合または互いに異なる値を示して
いる場合には、相関検出回路52bは“0”のデータを
出力する。たとえば、相関検出回路52aは、論理乗算
(AND)回路で構成され、AND回路はパイロット信
号ERPIとパイロット信号PIとをキャリア毎に論理
乗算する。したがって、上述のような相関関係を演算
(検出)することができる。
【0034】なお、相関検出回路52aを非排他的論理
和演算(NXOR)回路で構成し、両方のキャリアが
“0”または“1”を示す場合に“1”のデータを出力
し、互いに異なる値を示す場合に“0”のデータを出力
するようにすれば、全キャリアについて相関関係を検出
することができる。
【0035】相関検出回路52aから1キャリア毎に出
力される“1”または“0”のデータはカウンタ54a
に与えられる。カウンタ54aは、相関検出回路52a
から出力された“1”のデータをカウントする。一方、
相関検出回路52aから出力されたデータが“0”であ
る場合には、カウンタ54aはカウントしない。
【0036】遅延回路50bは、出力信号aを1ポイン
ト(クロック)だけ遅延させる。言い換えると、パイロ
ット信号PIに対してパイロット信号ERPIが−3ポ
イント遅延される。つまり、3キャリア前にずらされ
る。遅延回路50bで−3ポイント遅延された信号(出
力信号b)は、相関検出回路52bおよび遅延回路50
cに出力される。相関検出回路52bは、上述の相関検
出回路52aと同じ構成であり、出力信号bとパイロッ
ト信号PIとの相関を検出する。したがって、相関検出
回路52bからは1キャリア毎に“1”または“0”の
データが出力される。そして、カウンタ54bは“1”
のデータをカウントする。
【0037】遅延回路50cは、出力信号bを1ポイン
ト(クロック)だけ遅延させる。つまり、パイロット信
号PIに対してパイロット信号ERPIが−2ポイント
遅延される。すなわち、2キャリア前にずらされる。遅
延回路50cで−2ポイント遅延された信号(出力信号
c)は相関検出回路52cおよび遅延回路50dに出力
される。相関検出回路52cもまた、相関検出回路52
aと同じ構成であり、出力信号cとパイロット信号PI
との相関関係を検出する。つまり、相関検出回路52c
から1キャリア毎に“1”または“0”のデータが出力
され、カウンタ54cは“1”のデータをカウントす
る。
【0038】遅延回路50dは、出力信号cを1ポイン
ト(クロック)だけ遅延させる。つまり、パイロット信
号PIに対してパイロット信号ERPIを−1ポイント
遅延させる。すなわち、1キャリア前にずらされる。遅
延回路50dで−1ポイント遅延された信号(出力信号
d)は、相関検出回路52dに出力される。相関検出回
路52dもまた、相関検出回路52aと同じ構成であ
り、出力信号dとパイロット信号PIとの相関関係を検
出する。したがって、相関検出回路52dから1キャリ
ア毎に“1”または“0”のデータが出力され、カウン
タ54dは“1”のデータをカウントする。
【0039】一方、偶数番目のシンボルに対しては、入
力端子S6から入力されたパイロット信号ERPIは、
遅延回路50aで0ポイント遅延される。遅延回路50
aで0ポイント遅延されたパイロット信号ERPI(出
力信号a′)もまた、出力信号aと同様に、相関検出回
路52aおよび遅延回路50bに与えられる。つまり、
パイロット信号ERPIがそのまま相関検出回路52a
に与えられているのと同様である。相関検出回路52a
は、出力信号a′とパイロット信号PIとの相関関係を
検出する。したがって、相関検出回路52aからは1キ
ャリア毎に“1”または“0”のデータが出力され、カ
ウント54aは“1”のデータをカウントする。
【0040】なお、この実施例では、理想的なパイロッ
ト信号ERPIが入力された場合には、キャリアのずれ
がないため、出力信号a′とパイロット信号PIとの相
関性が一番高くなる。
【0041】遅延回路50bは、出力信号a′を1ポイ
ント(クロック)だけ遅延させる。言い換えると、パイ
ロット信号PIに対してパイロット信号ERPIが1ポ
イント遅延される。遅延回路50bで1ポイント遅延さ
れた信号(出力信号b′)は、相関検出回路52bおよ
び遅延回路50cに出力される。相関検出回路52b
は、出力信号b′とパイロット信号PIとの相関を検出
する。したがって、相関検出回路52bから1キャリア
毎に“1”または“0”のデータが出力され、カウンタ
54bは“1”のデータをカウントする。
【0042】遅延回路50cは、出力信号b′を1ポイ
ント(クロック)だけ遅延させる。言い換えると、パイ
ロット信号PIに対してパイロット信号ERPIが2ポ
イント遅延される。遅延回路50cで2ポイント遅延さ
れた信号(出力信号c′)は、相関検出回路52cおよ
び遅延回路50dに出力される。したがって、相関検出
回路52cでは、出力信号c′とパイロット信号PIと
の相関関係が検出され、相関検出回路52cから1 キャ
リア毎に“1“または“0”のデータが出力され、カウ
ンタ54cは“1”のデータをカウントする。
【0043】遅延回路50dは、出力信号c′を1ポイ
ント(クロック)だけ遅延させる。言い換えると、パイ
ロット信号PIに対してパイロット信号ERPIが3ポ
イント遅延される。遅延回路50dで3ポイント遅延さ
れた信号(出力信号d′)が相関検出回路52dに出力
される。相関検出回路52dは、出力信号d′とパイロ
ット信号との相関関係を検出する。したがって、相関検
出回路52dから1キャリア毎に“1”または“0”の
データが出力され、カウンタ54dは“1”のデータを
カウントする。
【0044】具体的には、図5示すような基準となるパ
イロット信号PIがパイロット発生回路64で発生さ
れ、切換信号がハイレベル(H)のとき、出力信号a〜
dが相関検出回路52a〜52dのそれぞれに入力さ
れ、切換信号がローレベル(L)のとき、出力信号a′
〜d′が相関検出回路52a〜52dのそれぞれに入力
される。そして、相関検出回路52a〜52dでは、連
続する2つのシンボルのそれぞれのパイロット信号PI
とパイロット信号ERPIとの相関がキャリア毎に検出
される。したがって、カウンタ54a〜54dでは、先
行するシンボルについて相関関係を検出した結果(カウ
ント値A〜D)および次のシンボルについて相関関係を
検出した結果(カウント値A′〜D′)が得られる。
【0045】なお、簡単に示すために、パイロット信号
PIおよびパイロット信号ERPIは、受信信号の有効
シンボルに含まれるキャリア数(ポイント数)を16と
仮定し、有効シンボルに10キャリア分のデータが含ま
れていると仮定してある。また、上述したように、パイ
ロット信号PIおよびパイロット信号ERPIは、パイ
ロットシンボルが存在するキャリア位置で“1”を示
し、それ以外のキャリア位置で“0”を示している。さ
らに、有効シンボル期間において、先頭の(時間的に前
の)キャリアから順に0〜15のキャリア番号を付して
ある。したがって、パイロット信号PIから分かるよう
に、パイロットシンボルはキャリア番号4,7,11お
よび12に対応するキャリア位置に存在する。
【0046】図5においては、理想的なパイロット信号
ERPIが入力された場合について示しており、パイロ
ット信号PIに対して遅延量が0ポイント(キャリア)
である出力信号a′とパイロット信号PIとが一致して
いる。また、カウント値A〜Dおよびカウント値A′〜
D′の時間的な変化から分かるように、1シンボル期間
カウントした結果からカウント値A′が最大となってい
る。
【0047】また、パイロット信号ERPIが−1ポイ
ントずれてしまっている場合には、つまりパイロット信
号ERPIが1ポイント遅れている場合には、図6に示
すように、パイロット信号PIに対して−1ポイント
(キャリア)遅延した出力信号dとパイロット信号PI
とが一致する。また、カウント値A〜Dおよびカウント
値A′〜D′の時間的な変化から分かるように、1シン
ボル期間カウントした結果からカウント値Dが最大とな
っている。
【0048】このように、所定ポイント(1ポイント)
ずつずらしたパイロット信号ERPIとパイロット信号
PIとの相関関係を連続する2つのシンボルについてキ
ャリア毎に検出し、相関性が高いキャリアの数がカウン
タ54a〜54dでカウントされる。
【0049】たとえば、奇数番目である先行するシンボ
ルについての相関検出の処理が実行されると、コントロ
ーラ60から与えられる制御信号に従ってカウンタ54
a〜54dのカウント値A〜Dがキャリア位置決定回路
56に与えられる。キャリア位置決定回路56は、カウ
ンタ54a〜54dから与えられたカウント値A〜Dを
それぞれ比較し、最大となるカウント値を検出する。つ
まり、カウント値が最大であるカウンタに対応するキャ
リア位置が有効シンボルに含まれるデータの先頭のキャ
リア位置(先頭キャリア位置)であると判定(決定)さ
れる。そして、先頭キャリア位置およびそのときのカウ
ント値がメモリ58に記憶される。このとき、最大とな
るカウント値が2つ以上あれば、全ての先頭キャリア位
置およびそれぞれに対応するカウント値がメモリ58に
記憶される。
【0050】この先頭キャリア位置は、カウント値が最
大となるカウンタに対応して設けられた遅延回路の遅延
量とFFTウィンドウの先端に対応するキャリア位置と
から容易に知ることができる。つまり、図3(D)で示
した有効シンボルで考えると、データの先頭キャリア位
置は、図3(C)に示すようなFFTウィンドウの先端
から323ポイント(キャリア)目である。このキャリ
ア数(323)から遅延量を減算することにより、有効
シンボルに含まれるデータの先頭キャリア位置を算出す
ることができる。
【0051】続いて、偶数番目である次のシンボルにつ
いて相関検出の処理が実行されると、コントローラから
与えられる制御信号に従ってカウンタ54a〜54dの
カウント値A′〜D′がキャリア位置決定回路56に与
えられる。キャリア位置決定回路56は、カウンタ54
a〜54dから与えられたカウント値A′〜D′のそれ
ぞれを比較し、最大となるカウント値を検出する。つま
り、カウント値が最大であるカウンタに対応するキャリ
ア位置が有効シンボルに含まれるデータの先頭キャリア
位置に決定される。そして、先頭キャリア位置およびそ
のときのカウント値がメモリ58に記憶される。なお、
最大となるカウント値が2つ以上ある場合には、上述と
同様に、全ての先頭キャリア位置およびそれぞれに対応
するカウント値がメモリ58に記憶される。
【0052】キャリア位置選択回路66は、メモリ58
に記憶された少なくとも2つ以上の先頭キャリア位置に
対応するそれぞれのカウント値を比較する。そして、キ
ャリア位置選択回路66は、比較した結果、最大となる
カウント値に対応する先頭キャリア位置を選択し、周波
数誤差検出回路62に出力する。
【0053】周波数誤差変換回路62は、メモリ58か
ら与えられた先頭キャリア位置から周波数誤差Δf2を
算出する。つまり、このようなOFDM信号では、1キ
ャリアに相当する周波数の大きさ(周波数幅)Xが固定
的に決定されているため、ずれているキャリアの数すな
わち遅延回路50a〜50dの遅延量から容易に周波数
誤差を算出することができる。
【0054】具体的に説明すると、カウント値Aに対応
する先頭キャリア位置が選択された場合には、そのカウ
ント値Aを示すカウンタ54aに対応する遅延回路50
aの遅延量がパイロット信号PIに対して−4ポイント
であるため、すなわち4キャリア前にずらしてあるた
め、周波数幅Xに4を掛けることにより周波数誤差Δf
2を算出することができる。また、カウント値Bに対応
する先頭キャリア位置が選択された場合には、そのカウ
ント値Bを示すカウンタ54bに対応する遅延回路50
bの遅延量がパイロット信号PIに対して−3ポイント
であるため、すなわち3キャリア前にずらしてあるた
め、周波数幅Xに3を掛けることにより周波数誤差Δf
2を算出することができる。
【0055】さらに、カウント値Cに対応する先頭キャ
リア位置が選択された場合には、そのカウント値Cを示
すカウンタ54bに対応する遅延回路50cの遅延量が
パイロット信号PIに対して−2ポイントであるため、
すなわち2キャリア前にずらしてあるため、周波数幅X
に2を掛けることにより、周波数誤差Δf2を算出する
ことができる。さらにまた、カウント値Dに対応する先
頭キャリア位置が選択された場合には、そのカウント値
Dに対応する遅延回路50dの遅延量が−1ポイントで
あるため、すなわち1キャリア前にずらしてあるため、
周波数幅Xに1を掛けることにより周波数誤差Δf2を
算出することができる。
【0056】また、カウント値A′に対応する先頭キャ
リア位置が選択された場合には、そのカウント値A′を
示すカウンタ54aに対応する遅延回路50aの遅延量
がパイロット信号に対して0ポイントであるため、すな
わち遅延量が0であるため、周波数誤差Δf2も生じな
い。したがって、周波数誤差Δf2は0ある。さらに、
カウント値B′に対応する先頭キャリア位置が選択され
た場合には、そのカウント値B′を示すカウンタ54b
に対応する遅延回路50bの遅延量がパイロット信号P
Iに対して1ポイントであるため、すなわち1キャリア
遅延されるため、周波数幅Xに−1を掛けることにより
周波数誤差Δf2を算出することができる。
【0057】さらにまた、カウント値C′に対応する先
頭キャリア位置が選択された場合には、そのカウント値
C′を示すカウンタ54cに対応する遅延回路50cの
遅延量がパイロット信号PIに対して2ポイントである
ため、すなわち2キャリア遅延されるため、周波数幅X
に2を掛けることにより周波数誤差Δf2を算出するこ
とができる。また、カウント値D′に対応する先頭キャ
リア位置が選択された場合には、そのカウント値D′を
示すカウンタ54dに対応する遅延回路50dの遅延量
がパイロット信号PIに対して3ポイントであるため、
すなわち3キャリア遅延されるため、周波数幅Xに3を
掛ける事により周波数誤差Δf2を算出することができ
る。
【0058】このようして算出された先頭キャリア位置
に対応する周波数誤差Δf2が出力端子S7を介して加
算器34に与えられる。
【0059】図1に戻って、加算器34は、2つの周波
数誤差成分Δf1およびΔf2を加算し、加算した周波
数誤差成分Δf3を数値制御発振器(NCO)32に与
える。NCO32は、加算器34から与えられた周波数
誤差Δf3に基づいて、この周波数誤差Δf3を除去す
るための制御信号θを生成する。つまり、sinデータ
およびcosデータのパラメータ(θ)を生成し、si
n/cos変換回路26に出力する。したがって、si
n/cos変換回路26では、NCO32から与えられ
る制御信号θに基づいて、sinデータ(sinθ)お
よびcosデータ(cosθ)を生成し、複素乗算回路
20に与える。したがって、周波数誤差Δf3が補正さ
れ、FFT処理の精度を高くすることができる。つま
り、正確な先頭キャリア位置でデータを復調することが
できる。
【0060】この実施例によれば、遅延回路の遅延量を
切り換える(更新する)とともに、相関検出回路および
カウンタを用いて連続する2つのシンボルについてパイ
ロット信号ERPIとパイロット信号PIとの相関関係
を検出することができるので、回路構成を増やすことな
く、多くの検出結果を得ることができる。したがって、
確実に有効シンボルに含まれるデータの先頭キャリア位
置を検出することができる。このため、周波数誤差を正
しく補正でき、正確なキャリア位置でデータを復調する
ことができる。すなわち、正常に受信信号を再生するこ
とができる。
【0061】なお、この実施例で示したようなディジタ
ル放送受信機おいては、動作初期では、シンボルの同期
が不安定であるため、受信機本体の電源がオンされてか
ら所定時間(たとえば、30秒)経過するまでは、第2
AFC回路を不能化しておき、シンボルの同期が安定し
てから能動化するようにすれば、上述の効果を最大限に
引き出すことができる。
【0062】また、この実施例では、遅延回路50aの
遅延量を2つ設定できるようにしているが、さらに多く
の遅延量を設定することもできる。この場合には、より
広範囲について相関関係を検出することができる。した
がって、正確なデータの先頭キャリア位置を確実に検出
することができる。
【0063】さらに、この実施例では、パイロット信号
PIに対して1ポイント間隔でパイロット信号ERPI
をずらして相関関係を検出しているが、2ポイント以上
の間隔でずらすようにしてもよい。ただし、ポイント数
をあまり大きくすると、正確な先頭キャリア位置を検出
できなくなってしまう恐れがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成を示す図解図であ
る。
【図2】図1実施例に示す第1AFC回路を示す図解図
である。
【図3】(A)は図1実施例に示すようなディジタル放
送受信機で受信されるOFDM信号(受信信号)のタイ
ミングチャートであり、(B)はシンボル同期回路で発
生されるシンボルパルスのタイミングチャートであり、
(C)はFFTウィンドウ設定回路で設定されるFFT
ウィンドウのタイミングチャートであり、(D)は、F
FT処理を施される有効シンボルのタイミングチャート
である。
【図4】図1実施例に示す第2AFC回路を示す図解図
である。
【図5】(A)パイロット信号PIの構成を示す図解図
であり、(B)理想的なパイロット信号ERPIが入力
された場合の出力信号a〜出力信号dおよびカウント値
A〜カウント値Dを示す図解図である。
【図6】(A)パイロット信号PIの構成を示す図解図
であり、(B)理想的なパイロット信号ERPIが入力
された場合の出力信号a〜出力信号dおよびカウント値
A〜カウント値Dを示す図解図である。
【図7】従来のディジタル放送受信機の構成を示す図解
図である。
【図8】図7に示すディジタル放送受信機で検波された
検波信号のアイパターンを示す図解図である。
【符号の説明】
10 …ディジタル放送受信機 18 …ヒルベルト変換回路 20 …複素乗算回路 22 …FFT回路 24 …QPSKデコーダ 26 …sin/cos変換回路 28 …第1AFC回路 30 …パイロット信号抽出回路 32 …NCO 36 …第2AFC回路 40,62 …周波数誤差検出回路 44 …シンボル同期回路 46 …FFTウィンドウ設定回路 50a,50b,50c,50d …遅延回路 52a,52b,52c,52d …相関検出回路 54a,54b,54c,54d …カウンタ 56 …キャリア位置決定回路 60 …コントローラ 64 …パイロット信号発生回路 66 …キャリア位置選択回路
フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 AA13 AA30 BA14 BA25 BA30 DA01 5K022 DD01 DD13 DD18 DD19 DD33 DD42 DD43 5K047 AA16 CC08 GG09 GG45 HH15 HH52 MM13 MM36

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイロット信号を含む直交周波数分割多重
    変調信号を受信するディジタル放送受信機であって、 検波された前記変調信号から前記パイロット信号を抽出
    する抽出手段、 基準パイロット信号を生成する生成手段、 前記パイロット信号を所定クロックずつ遅延させる複数
    の遅延手段、 前記遅延手段のそれぞれで遅延した前記パイロット信号
    と前記基準パイロット信号との相関関係を検出する相関
    検出手段、 前記相関関係から検波された前記変調信号に含まれるデ
    ータの先頭位置を決定する決定手段、 前記決定手段で決定された前記先頭位置を記憶する記憶
    手段、 1シンボル毎に遅延クロック数を更新する更新手段、お
    よび前記記憶手段に記憶された少なくとも2つ以上の前
    記先頭位置から前記相関関係が最大となるときの先頭位
    置を選択する先頭位置選択手段を備える、ディジタル放
    送受信機。
  2. 【請求項2】前記相関検出手段の検出結果から前記相関
    関係が最大となる遅延されたパイロット信号の遅延クロ
    ック数を検出するクロック数検出手段をさらに備える、
    請求項1記載のディジタル放送受信機。
  3. 【請求項3】前記遅延クロック数を周波数誤差に変換す
    る変換手段をさらに備える、請求項2記載のディジタル
    放送受信機。
JP2000080769A 2000-03-22 2000-03-22 ディジタル放送受信機 Expired - Fee Related JP3986234B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000080769A JP3986234B2 (ja) 2000-03-22 2000-03-22 ディジタル放送受信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000080769A JP3986234B2 (ja) 2000-03-22 2000-03-22 ディジタル放送受信機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001268046A true JP2001268046A (ja) 2001-09-28
JP3986234B2 JP3986234B2 (ja) 2007-10-03

Family

ID=18597826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000080769A Expired - Fee Related JP3986234B2 (ja) 2000-03-22 2000-03-22 ディジタル放送受信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3986234B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006295349A (ja) * 2005-04-07 2006-10-26 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> パイロット信号検出装置及び方法
KR100792970B1 (ko) 2006-01-09 2008-01-08 엘지전자 주식회사 디지털 멀티미디어 방송 수신을 위한 시스템과 그 방법 및 단말기

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006295349A (ja) * 2005-04-07 2006-10-26 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> パイロット信号検出装置及び方法
JP4584756B2 (ja) * 2005-04-07 2010-11-24 日本放送協会 パイロット信号検出装置及び方法
KR100792970B1 (ko) 2006-01-09 2008-01-08 엘지전자 주식회사 디지털 멀티미디어 방송 수신을 위한 시스템과 그 방법 및 단말기

Also Published As

Publication number Publication date
JP3986234B2 (ja) 2007-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0656706B1 (en) Synchronisation of OFDM signals
KR100682162B1 (ko) 심볼 타이밍 오프셋 및 반송파 주파수 에러 복원 시스템및 방법과, 다이버시티 시스템 및 방법
EP1172982B1 (en) Carrier recovery in a multicarrier receiver
US6320915B1 (en) OFDM symbol synchronization
US7577216B2 (en) Guard interval and FFT mode detector in DVB-T receiver
JPH1174863A (ja) 多重搬送波ディジタル信号を受信する方法及び受信機
JP4224152B2 (ja) シンボルタイミング回復装置及び方法
JP2883866B2 (ja) Ofdm復調装置
EP1079579B1 (en) OFDM frame synchronisation
EP1006699B1 (en) Symbol synchronisation for multicarrier transmission
US7424054B2 (en) Carrier recovery apparatus and methods for high-definition television receivers
JP2006174218A (ja) Ofdm受信装置およびofdm受信方法
JP3986234B2 (ja) ディジタル放送受信機
JPH11154925A (ja) ディジタル伝送装置
KR100896275B1 (ko) 반송파 복구 장치 및 방법
JP2001268047A (ja) ディジタル放送受信機
JP2818155B2 (ja) Dft回路とofdm同期復調装置
JP3726856B2 (ja) 受信装置および受信方法
US6639951B1 (en) Digital demodulator
JP4003386B2 (ja) クロック信号再生装置および受信装置、クロック信号再生方法および受信方法
JP3985644B2 (ja) 多値qam復調方法および装置
JP2000068974A (ja) Ofdm受信装置
KR100983273B1 (ko) Dmb 수신기의 주파수 복구 장치 및 방법
JP4435438B2 (ja) デジタル無線同期復調回路
JP2004153559A (ja) デジタル放送受信機における復調装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070612

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070710

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100720

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100720

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110720

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120720

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130720

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees