JP2001268030A - 配信システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテンツに添付した広告を配信し効果的に
広告を認識させることができる配信システムを実現す
る。 【解決手段】 広告主の企業１０からコマーシャル料を
受取ったコンテンツサーバ２０は、たとえば音楽のよう
な暗号コンテンツ２２に広告とクイズ情報とを付加して
携帯電話機１００のユーザに提供する。携帯電話機１０
０は、クイズおよび広告主の企業１０のコマーシャルを
ディスプレイ１２０に表示する。クイズの回答が暗号コ
ンテンツを復号するための鍵となっており、クイズの回
答を入力することにより暗号が解読され音楽等を再生す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話等の端末
に対して音楽等に対応するコンテンツデータと、その再
生を可能とするための情報とを配送するための情報配信
システムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】インターネットや情報通信網等の進歩に
より、携帯電話等を用いた個人向け端末により、各ユー
ザが容易にネットワーク情報にアクセスすることが可能
となっている。

【０００３】このような情報通信においてはデジタル信
号により情報が伝送される。したがって、例えば、上述
のような情報通信網において音楽や映像情報を各ユーザ
が、音質や画質の劣化を生じさせることなく伝送を行な
うことが可能である。

【０００４】また、近年、携帯電話にも文字情報や画像
情報を表示することが可能となり、電子メールや多様な
メニュー選択画面をユーザが見ることができるようにな
っている。

【０００５】一方で、インターネットでは、ホームペー
ジは効果的な広告媒体として注目されている。すでに、
アクセス頻度が大きなホームページにはいくつもの広告
がのっている。そして、広告の表現にもいろいろな工夫
をこらしている。このように、インターネットでは、ホ
ームページ上にスポンサーの広告を表示させ、スポンサ
ーから料金を受け取ることが一般化している。

【０００６】また、広告をより多くの人に見てもらうた
め、懸賞付きクイズを広告に乗せるのは、新聞や雑誌等
で良く行われている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかし、このような情
報通信網上において、音楽情報や画像情報等の著作権の
存在する創造物が伝達される場合、適切な著作権保護の
ための方策が取られないと、著作権の存在する情報の複
製がデジタル通信網内に氾濫し、著しく著作権者の権利
が侵害されてしまうおそれがある。このため、何らかの
暗号化を施して配信する必要がある。

【０００８】また、スポンサーが音楽情報の著作権者に
著作料を支払った場合、ただ単に音楽データを配布する
のでは、広告の効果が少ない。つまり、実際に広告を見
て広告を認識した人以外には音楽が聴けないようにする
方が望ましい。

【０００９】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであって、その目的は、情報通信
網、例えば携帯電話等の情報通信網を介してデータの授
受を行なうことが可能なユーザに、著作権を保護しつつ
音楽等のデータを提供し効果的に広告を認識させること
ができるデータ配信システムを提供することである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】この発明に従うと、配信
データの配信を行うための配信システムであって、配信
データは、暗号化されたコンテンツデータと、広告主の
広告と、コンテンツデータの復号キーが正解であるクイ
ズとを含み、配信データを配信するコンテンツサーバ
と、配信データを受けて広告とクイズとをユーザに認知
させ、クイズに対する回答がユーザによって入力される
と回答を復号キーとしてコンテンツデータを復号する端
末装置とを備える。

【００１１】好ましくは、端末装置は、コンテンツデー
タを復号する復号手段を含み、復号手段は、コンテンツ
データの復号キーを保持する第１の保持手段を有し、端
末装置は、ユーザに認知可能なように情報を出力できる
出力手段と、広告およびクイズを出力手段に出力させ、
ユーザが入力した回答を第１の保持手段に記憶させて復
号手段にコンテンツデータを復号させる制御手段とをさ
らに含む。

【００１２】より好ましくは、端末装置は、配信データ
を保持するための着脱可能な第２の保持手段をさらに含
む。

【００１３】より好ましくは、出力手段は、ディスプレ
イであり、クイズは、ディスプレイ上に表示される。

【００１４】より好ましくは、出力手段は、音声出力装
置であり、クイズは、音声出力装置から音声として出力
される。

【００１５】より好ましくは、端末装置は、携帯電話機
である。より好ましくは、コンテンツデータは、デジタ
ル化された音楽情報を含む。

【００１６】したがって、本発明によれば、著作権を保
護しつつ、ユーザに音楽等のデータを提供し効果的に広
告を認識させることができる。

【００１７】

【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施の形
態について図面を参照して説明する。なお、図中同一符
号は同一または相当部分を示す。

【００１８】図１は、配信システムの運用形態を説明す
るための概念図である。図１を参照して、コマーシャル
を出したい企業１０が、音楽などの無償配布するデータ
の料金を負担する。このような配布データを本明細書で
はコンテンツと称する。コンテンツには、音楽データ以
外にも、たとえば画像データ、文字データ、音声データ
が含まれ、さらに、文字、画像、音声の組合せによって
表現される情報のデータなども含まれる。

【００１９】企業１０は、自社のコマーシャルのもとと
なるコマーシャル源をコマーシャル料とともにコンテン
ツサーバ２０に引き渡す。

【００２０】コンテンツサーバ２０は、暗号化されたコ
ンテンツである暗号コンテンツ２２を作成する。また、
暗号コンテンツ２２の暗号を復号するためのコンテンツ
解読用ヒント情報と企業１０から引き渡されたコマーシ
ャル源の内容をもとに作成したコマーシャルデータとを
結合させて付加データ２４を作成する。そして、暗号コ
ンテンツ２２と付加データ２４とを結合させネットワー
ク３０に対して発信する。

【００２１】ネットワーク３０は、通信事業者４０が管
理しており、暗号コンテンツ２２および付加データ２４
は無線基地局５０を介して一般ユーザの携帯電話機１０
０に受信される。そして、受信された暗号コンテンツ２
２および付加データ２４は、携帯電話機１００が内蔵す
るメモリカード１２６に記録され保持される。

【００２２】コンテンツ解読用ヒント情報は、たとえ
ば、簡単なクイズとして提供される。ユーザは、付加デ
ータ２４に基づいてディスプレイ１２０に表示されたコ
マーシャルおよびクイズを見ることができる。ユーザは
携帯電話機１００のタッチキーなどを利用してクイズの
回答を入力する。すると、暗号コンテンツの暗号が解読
されコンテンツを使用できるようになる。

【００２３】以降、このようなコンテンツサーバ２０か
ら、各携帯電話端末等にライセンスデータ等を伝送する
処理を「配信」と称することとする。

【００２４】図２は、図１におけるコンテンツサーバ２
０の構成を概略的に示した図である。

【００２５】図２を参照して、コンテンツサーバ２０
は、暗号コンテンツとを記録するデータベース６２と、
暗号コンテンツ２２および付加データ２４を配信するた
めのコンピュータ６４とを備える。

【００２６】データベースには、さらに、コマーシャル
を出したい企業１０すなわちスポンサーが携帯電話機の
ユーザに認知させたい広告と暗号を復号するための鍵を
得るヒントとなるクイズとが入った画面データが記録さ
れている。

【００２７】コンピュータ６４は、通信網と通信するた
めの通信装置６６と、通信装置６６を介して外部と情報
を授受する制御を行なうＣＰＵ６８と、ＣＰＵ６８の演
算処理を行なうための一時記憶等に用いられるＲＡＭ２
６と、ＣＰＵ６８が使用するプログラム等のデータを保
持するＲＯＭ７０と、広告を表示するデータを入力等す
るための入出力装置７４と、広告画面をモニタ等するた
めのディスプレイ７６とを含む。ＣＰＵ６８は、外部か
らアクセス情報を受取ると所定の処理を行ない、データ
ベース６２から対応する暗号コンテンツ２２と付加デー
タ２４とを取得し、通信装置６６を介して通信網に対し
て送出する。

【００２８】図３は、図１における携帯電話機１００の
構成を示すブロック図である。図３を参照して、携帯電
話機１００は、携帯電話網により無線伝送される信号を
受信するためのアンテナ１０２と、アンテナ１０２から
の信号を受けてベースバンド信号に変換し、あるいは携
帯電話機１００から発信するためのデータを変調してア
ンテナ１０２に与えるための送受信無線制御部１０４
と、携帯電話機１００の各部のデータ授受を行なうため
のデータバスＢＳと、データバスＢＳを介して携帯電話
機１００の動作を制御するためのコントローラ１１８と
を含む。

【００２９】携帯電話機１００は、さらに、外部からの
指示を携帯電話機１００に与えるための操作キー１２２
と、コントローラ１１８等から出力される情報をユーザ
に視覚情報として与えるためのディスプレイ１２０と、
通常の通話動作において送受信無線制御部１０４から与
えられる受信データに基づいて音声を再生するための受
話回路１０８と、データの受信をユーザに認知させるた
めの呼出音を発生する呼出音発生回路１１０とを含む。

【００３０】携帯電話機１００は、さらに、暗号コンテ
ンツ２２および付加データ２４を記憶するための着脱可
能なメモリカード１２６と、メモリカード１２６とデー
タバスＢＳとの間のデータの授受を制御するためのメモ
リカードインタフェース１２４と、操作キー１２２から
入力される暗号の復号キーを保持しメモリカード１２６
から暗号コンテンツを読出して復号キーをもとに復号す
る復号回路１１６と、復号回路１１６が出力するデータ
を受けて音楽として再生する音楽再生回路１１４と、音
楽再生回路１１４の出力、受話回路１０８の出力および
呼出音発生回路１１０の出力を受けて音声または音楽を
ユーザに視聴可能なように出力する音声出力装置１１２
とを備える。

【００３１】携帯電話機１００は、さらに、通常の通話
動作においてユーザの声を電気信号に変えるマイク１３
０と、マイク１３０の出力をベースバンド信号に変換し
て送受信無線制御部１０４に与える送話回路１０６とを
含む。

【００３２】図４は、コンテンツサーバ２０で音楽コン
テンツデータの作成のフローを示すためのフローチャー
トである。

【００３３】図４を参照して、まずコンパクトディスク
などに録音されたデジタル音楽データが準備される（ス
テップＳ１）。

【００３４】続いて、スポンサーからのコマーシャルを
受領するとその内容にふさわしいクイズが選択されその
クイズの回答がコンテンツ暗号化キーとして決定される
（ステップＳ２）。コンテンツサーバは、決定された暗
号化キーを用いて、デジタル音楽データを暗号化する
（ステップＳ３）。

【００３５】また、スポンサーからのコマーシャル源を
携帯電話機１００のディスプレイに表示するための画像
データがコマーシャルデータとして作成される（ステッ
プＳ４）。続いて、コマーシャルデータの中に暗号化キ
ーの内容を解読するクイズが合成される（ステップＳ
５）。

【００３６】続いて、クイズの表示、キーによる暗号
化、コンテンツの解読、音楽再生の一連のプロセスの手
順を示したスクリプトデータを作成する（ステップＳ
６）。スクリプトデータは、特定の処理単位を記述した
ものであり、その記述を解釈することにより対応した処
理が実行されるものである。また、スクリプト以外に、
インターネットブラウザ上で動作するＪａｖａアプレッ
トのような、端末へダウンロードして実行するプログラ
ムを代わりに用いることもできる。スクリプトデータに
より、コンテンツサーバは、ユーザの携帯電話機のディ
スプレイに画像を表示させることができ、さらに、アニ
メーションや音声を表示させることもできる。

【００３７】続いて、スクリプトデータと暗号化コンテ
ンツデータとを結合し（ステップＳ７）、コンテンツサ
ーバのデータベース６２中に登録し（ステップＳ８）、
配信するデータの作成が終了する。

【００３８】図５は、コンテンツサーバ２０における音
楽コンテンツの配信の動作を説明するためのフローチャ
ートである。

【００３９】図５を参照して、コンテンツサーバ２０
は、携帯電話機からのアクセスがあるか否かを待つ、待
受け状態にある（ステップＳ１１）。携帯電話機からの
アクセスがあった場合には、図２のＣＰＵ６８は、デー
タベース６２に登録されている音楽データの楽曲リスト
を携帯電話機に対して送出する（ステップＳ１２）。

【００４０】続いて、携帯電話機から配布を希望する要
望曲の選択が伝達されると、ＣＰＵ６８は、データベー
ス６２から要望曲の配信データすなわち音楽データにク
イズが結合されたデータを送出する（ステップＳ１
３）。

【００４１】そして、再びステップＳ１１に戻り、携帯
電話機からのアクセスを待つ状態になる。

【００４２】図６は、携帯電話機１００において音楽コ
ンテンツのダウンロードを行なう動作を説明するための
フローチャートである。

【００４３】図３、図６を参照して、ユーザは、操作キ
ー１２２を操作し音楽コンテンツサーバ２０にダイヤル
し（ステップＳ２１）、音楽コンテンツサーバと接続す
る（ステップＳ２２）。

【００４４】応じて、音楽コンテンツサーバ２０からは
登録されている楽曲メニューが送信される。アンテナ１
０２、送受信無線制御部１０４を介してデータバスＢＳ
上に出力された楽曲メニューのデータは、コントローラ
１１８の指示に応じてディスプレイ１２０上に表示され
る（ステップＳ２３）。

【００４５】ユーザは、操作キー１２２を操作すること
により自分が聞きたい音楽の選択を行なう。すると、選
択指示が再び送受信無線制御部１０４およびアンテナ１
０２を介してコンテンツサーバ２０に向けて送信され
る。

【００４６】これに応じてコンテンツサーバ２０から選
択曲のデータが発信され、携帯電話機１００は、この選
択曲データをダウンロードする（ステップＳ２５）。

【００４７】ダウンロードされたデータはアンテナ１０
２、送受信無線制御部１０４およびデータバスＢＳを介
してメモリカードインタフェース１２４に伝送され、メ
モリカード１２６にダウンロードデータが保存される
（ステップＳ２６）。

【００４８】データのダウンロードが終了すると、携帯
電話機１００はコンテンツサーバ２０との回線を切断す
る（ステップＳ２７）。

【００４９】図７は、携帯電話機１００において暗号化
コンテンツを再生する再生フローを示したフローチャー
トである。

【００５０】図３、図７を参照して、まず、ユーザは操
作キー１２２を操作することにより、ディスプレイ１２
０に表示されるメニューの中から音楽再生メニューを選
択する（ステップＳ３１）。

【００５１】応じて、コントローラ１１８がメモリカー
ド１２６から保存されている曲目を取得し（ステップＳ
３２）、ディスプレイ１２０に楽曲メニューを表示する
（ステップＳ３３）。

【００５２】ユーザは、表示された楽曲メニューから自
分が聞きたい楽曲を操作キー１２２によって選択する
（ステップＳ３４）。

【００５３】応じてコントローラ１１８は、メモリカー
ド１２６から選択曲に付随するスクリプトデータを読込
み（ステップＳ３５）、そのスクリプトに従って画面表
示を制御する。

【００５４】図８は、スクリプトに応じて表示される第
１の画面例を示した図である。図８を参照して、スクリ
プト実行の第１段階として画面１２０♯１が表示され
る。画面１２０♯１にはクイズとして、たとえば「１９
９９年度国内ＣＤの最高売上枚数を記録したアーティス
トは？」のようなクイズと、「ＣＤ，楽器のことなら音
楽堂 TEL:XX-XXXX-XXXX」のようなスポンサーからのコ
マーシャルデータが表示されており、クイズの回答を入
力するための回答欄が設けられている。

【００５５】図９は、ユーザが回答を入力した画面を説
明するための図である。図９を参照して、ユーザは画面
中に先ほどのクイズの回答として「ウタダヒカル」とい
う文字を操作キー１２２を用いて入力する。

【００５６】再び図７を参照して、スクリプト実行の第
２段階としてユーザが入力したクイズに対する回答をコ
ントローラ１１８が取得する（ステップＳ３７）。

【００５７】図１０は、スクリプトに応じて表示される
第３の画面例を示した図である。図７、図１０を参照し
て、続いて、やり直し表示画面１２０♯３がディスプレ
イ１２０上に表示される。画面１２０♯３には、たとえ
ば「正常に聞けない場合は、不正解です。やり直します
か？」のような不正解であることを示す表示とともにや
り直すか否かを選択するための「１．Ｙｅｓ ２．Ｎ
ｏ」のような選択指示の表示がされる（ステップＳ３
８）。この表示は、一定時間表示されその後に消えるた
め、正解の場合であって音楽が正常に再生されている場
合にはユーザは特にこの画面に対する入力は行なわな
い。

【００５８】ただし、後に説明するように、ユーザが入
力した回答が不正解の場合には暗号の解読は実施されず
正常に聞くことができない。この場合、ユーザは画面の
指示に応じて選択を行う必要がある。

【００５９】さらに、クイズの内容を、広告主と結びつ
きの強い特定のユーザにしかわからない内容にすれば、
暗号化コンテンツは、たとえば複製された場合でも利用
価値が低いものとなる。

【００６０】また、このようなクイズを複数問表示し、
それらの回答の組合せを暗号キーとしてもよい。そのよ
うにすれば、暗号は解読されにくくなる。クイズを複数
問用意して、正解数に応じて暗号化コンテンツの復号を
段階的に行っても良い。

【００６１】次に、コントローラ１１８は、ユーザが入
力した回答を復号キー１２８として復号回路１１６に設
定する（ステップＳ３９）。

【００６２】続いて、コントローラ１１８は、メモリカ
ード１２６から暗号化された音楽コンテンツデータを読
出して（ステップＳ４０）、読出したデータを復号回路
１１６に入力し音楽データを復号する（ステップＳ４
１）。

【００６３】復号回路１１６で復号されたデータは音楽
再生回路１１４に入力され再生される（ステップＳ４
２）。音声出力装置１１２にはヘッドホン等が接続され
るような端子が設けられており、ユーザはヘッドホン等
を通じてこの音楽を聞くことによってクイズの答えが正
しかったかどうかが判断できる。正常に再生できていな
い場合には、ユーザは画面１２０♯３の表示を見てやり
直しを指示する入力を操作キー１２２から入力する（ス
テップＳ４３）。応じてコントローラ１１８は復号回路
１１６に再生処理の停止を指示して（ステップＳ４
４）、再びステップＳ３６に戻って図８に示した画面１
２０♯１が表示される。

【００６４】一方ステップＳ４３において特にやり直し
の指示が入力されない場合には再生処理が継続される。
再生処理が継続される場合には、メモリカード１２６か
ら暗号化コンテンツデータがデータの最後まで読出され
たか否かが判断される（ステップＳ４５）。まだデータ
の読出が途中である場合には、再びステップＳ４０に戻
り暗号化コンテンツデータをメモリカード１２６から読
出し、そして復号回路１１６によって再生が続行され
る。

【００６５】ステップＳ４５において、暗号化音楽コン
テンツデータのデータエンドが検出された場合には、コ
ントローラ１１８は、１曲のデータ再生が終了したと判
断し、再生動作が終了する。

【００６６】このようにすることにより、ユーザは、暗
号化コンテンツデータを再生して音楽を聞きたいときに
は、コマーシャル画面を見るとともにクイズの入力を行
なわなければならない。したがって、スポンサーの広告
を何度も見ることになるので、ユーザに広告が印象づけ
られる。

【００６７】本実施の形態においては、１曲の再生のた
びごとにコマーシャル画面が表示され、クイズの回答の
入力を行なわなければならないようにしているが、たと
えばクイズの回答を行なうことにより、一定時間繰返し
て聞くことができるようにすることも可能である。

【００６８】なお、本実施の形態では、コマーシャルや
クイズは、画面上に表示する場合を想定したが、音声で
聴くようにしても良い。特に携帯電話で、音楽再生を行
なう場合は、音声出力に変更することは容易である。ま
た、クイズの回答は、キーボタンから文字を入力する場
合を想定したが、タブレットや音声認識によって入力し
ても良い。

【００６９】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。

【００７０】

【発明の効果】本発明によれば、コンテンツに添付した
広告を配信し効果的に広告を認識させることができる配
信システムを実現することができる。クイズの回答が暗
号コンテンツを復号するための鍵となっており、クイズ
の回答を入力することにより暗号が解読され音楽等を再
生することができる。したがって、ユーザに広告を印象
づけることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 配信システムの運用形態を説明するための概
念図である。

【図２】 図１におけるコンテンツサーバ２０の構成を
概略的に示した図である。

【図３】 図１における携帯電話機１００の構成を示す
ブロック図である。

【図４】 コンテンツサーバ２０で音楽コンテンツデー
タの作成のフローを示すためのフローチャートである。

【図５】 コンテンツサーバ２０における音楽コンテン
ツの配信の動作を説明するためのフローチャートであ
る。

【図６】 携帯電話機１００において音楽コンテンツの
ダウンロードを行なう動作を説明するためのフローチャ
ートである。

【図７】 携帯電話機１００において暗号化コンテンツ
を再生する再生フローを示したフローチャートである。

【図８】 スクリプトに応じて表示される第１の画面例
を示した図である。

【図９】 ユーザが回答を入力した画面を説明するため
の図である。

【図１０】 スクリプトに応じて表示される第３の画面
例を示した図である。

【符号の説明】

１０ 企業、２０ コンテンツサーバ、２２ 暗号コン
テンツ、２４ 付加データ、３０ ネットワーク、４０
通信事業者、５０ 無線基地局、６２ データベー
ス、６４ コンピュータ、６６ 通信装置、７４ 入出
力装置、７６ ディスプレイ、１００ 携帯電話機、１
０２ アンテナ、１０４ 送受信無線制御部、１０６
送話回路、１０８ 受話回路、１１０ 呼出音発生回
路、１１２音声出力装置、１１４ 音楽再生回路、１１
６ 復号回路、１１８ コントローラ、１２０ ディス
プレイ、１２２ 操作キー、１２４ メモリカードイン
タフェース、１２６ メモリカード、１２８ 復号キ
ー、１３０ マイク、ＢＳ データバス。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｑ 7/38 Ｈ０４Ｂ 7/26 １０９Ｍ Ｈ０４Ｑ 7/04 Ｄ Ｆターム(参考） 5B049 BB11 BB49 CC02 CC05 CC36 DD01 EE03 FF03 FF04 FF06 GG03 GG04 GG06 GG07 GG10 5B085 AA08 AC04 AE13 AE29 BE07 BG04 BG07 CE08 5J104 AA12 NA02 NA35 PA02 5K067 BB04 BB21 EE02 EE10 EE16 FF23 GG01 GG11 HH23 HH36 9A001 EE03 JJ12 JJ67 JJ76 JZ19 KK60 KK62

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 配信データの配信を行うための配信シス
   テムであって、 前記配信データは、 暗号化されたコンテンツデータと、 広告主の広告と、 前記コンテンツデータの復号キーが正解であるクイズと
   を含み、 前記配信データを配信するコンテンツサーバと、 前記配信データを受けて前記広告と前記クイズとをユー
   ザに認知させ、前記クイズに対する回答が前記ユーザに
   よって入力されると前記回答を復号キーとして前記コン
   テンツデータを復号する端末装置とを備える、配信シス
   テム。
2. 【請求項２】 前記端末装置は、 前記コンテンツデータを復号する復号手段を含み、 前記復号手段は、 前記コンテンツデータの復号キーを保持する第１の保持
   手段を有し、 前記端末装置は、 ユーザに認知可能なように情報を出力できる出力手段
   と、 前記広告およびクイズを前記出力手段に出力させ、前記
   ユーザが入力した前記回答を前記第１の保持手段に記憶
   させて前記復号手段に前記コンテンツデータを復号させ
   る制御手段とをさらに含む、請求項１に記載の配信シス
   テム。
3. 【請求項３】 前記端末装置は、 前記配信データを保持するための着脱可能な第２の保持
   手段をさらに含む、請求項２に記載の配信システム。
4. 【請求項４】 前記出力手段は、ディスプレイであり、 前記クイズは、前記ディスプレイ上に表示される、請求
   項２に記載の配信システム。
5. 【請求項５】 前記出力手段は、音声出力装置であり、 前記クイズは、前記音声出力装置から音声として出力さ
   れる、請求項２に記載の配信システム。
6. 【請求項６】 前記端末装置は、携帯電話機である、請
   求項２に記載の配信システム。
7. 【請求項７】 前記コンテンツデータは、デジタル化さ
   れた音楽情報を含む、請求項２に記載の配信システム。