JP2001267937A - 畳込み符号用のソフト出力デコーダ - Google Patents

畳込み符号用のソフト出力デコーダ

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JP2001267937A
JP2001267937A JP2001033291A JP2001033291A JP2001267937A JP 2001267937 A JP2001267937 A JP 2001267937A JP 2001033291 A JP2001033291 A JP 2001033291A JP 2001033291 A JP2001033291 A JP 2001033291A JP 2001267937 A JP2001267937 A JP 2001267937A
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ブライアン・ケイ・クラッソン
M Schaffner Terry
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A Desai Vipuru
ヴィプル・エイ・デサイ
C Baker James
ジェイムス・シー・ベイカー
M Friend Daniel
ダニエル・エム・フレンド
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    • H03M13/39Sequence estimation, i.e. using statistical methods for the reconstruction of the original codes
    • H03M13/3972Sequence estimation, i.e. using statistical methods for the reconstruction of the original codes using sliding window techniques or parallel windows

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長さLの窓に分割されるブロック長Nの格子
によって表される信号を復号する。 【解決手段】 長さLの窓に分割されるブロック長Nの
格子によって表される信号を復号することは、窓の最後
より後の点Pから、逆方向で窓の最後まで、逆方向帰納
を復号する(206)段階を含む。Pは、逆方向帰納が
窓の最後における既知の状態メトリックを判定するよう
に、窓の最後から十分離れた距離で選択される。次のス
テップは、窓の最後における既知の状態から、逆方向で
窓の開始まで、逆方向帰納を利用して、窓を復号し(2
08)、格納される既知の逆方向帰納状態メトリックの
セットを定める。次のステップは、窓の開始における既
知の状態から開始し、順方向に移動する順方向帰納を利
用して、復号する(210)。次のステップは、格納済
み逆方向帰納状態メトリックと、各ステージにおける分
岐メトリックとを利用して、順方向帰納の各ステージに
おいてソフト出力を計算し(212)、このステージの
ソフト出力を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、通信システム
に関し、さらに詳しくは、畳込み符号通信システムの受
信機で用いられるソフト出力デコーダに関する。
【0002】なお、本出願は、発明者DesalおよびClass
onによる米国特許出願第09/500,819号,発明
者ClassonおよびSchaffnerによる米国特許出願第09/
501,922号および発明者Classon, Schaffnerおよ
びDesaiによる米国特許出願第09/501,883号
に関する。関連出願は、本出願と同一日付にて出願さ
れ、本出願の譲受人に譲渡され、この参照により本明細
書に全体が含まれるものとする。
【0003】
【従来の技術】畳込み符号は、送信情報をエラーから保
護するためにデジタル通信システムで用いられる場合が
多い。送信機では、発信符号ベクトルは格子図(trellis
diagram)を利用して記述でき、その複雑さはエンコー
ダの制約長(constraint length)によって決定される。
演算的な複雑さは制約長の増加とともに増加するが、符
号化の堅牢性(robustness)も制約長とともに増加する。
【0004】受信機では、当技術分野で周知なようなビ
タビ・デコーダ(Viterbi decoder)などの実際的なソフ
ト判定デコーダは、格子構造を利用して、最尤送信符号
ベクトルについて最適な検索を行う。しかし、ビタビ・
アルゴリズムは演算的に複雑であり、その複雑さは制約
長の増加とともに指数関数的に増加する。実質的にこの
ことは、ビタビ・デコーダは、大きな制約長では、畳込
み符号について大量のメモリおよび処理能力を必要とす
ることを意味する。
【0005】直接シーケンス符号分割多元接続(DS−
CDMA:Direct Sequence Code Division Multiple A
ccess)規格IS−95や、GSM(Global System for
Mobile Communications)などのさまざまな通信システム
用のコーダは、このような大きな制約長を有する。例え
ば、GSMハーフ・レート制約長はK=7であり、IS
−95制約長はK=9である。
【0006】ビタビ・デコーダの別の欠点は、送信中に
発生した実際のエラーの数に関係なく、各符号ベクトル
について固定数の演算を実行しなければならないことで
ある。従って、ビタビ・デコーダは、わずかな送信エラ
ーや、まったくエラーのない受信信号についても、多く
のエラーを有する受信信号と同じ数の演算を利用して処
理する。
【0007】近年、従来の符号化方法よりも優れたター
ボ符号(turbo codes)が開発されている。一般に、ター
ボ符号とは、2つまたはそれ以上の畳込み符号と、ター
ボ・インタリーバ(turbo interleaver)とによって構成
される。ターボ復号(turbo decoding)は反復的で、ソフ
ト出力デコーダを利用して個別の畳込み符号を復号す
る。ソフト出力デコーダは、各ビット位置に関する情報
を与え、これはソフト出力デコーダが他の畳込み符号を
復号するのを助ける。ソフト出力デコーダは、通常MA
P(maximum a posteriori)デコーダであり、ソフト出力
を判定するために逆方向および順方向復号を必要とす
る。しかし、メモリ,処理および演算的なトレードオフ
のため、一般にMAP復号は最適以下の近似(sub-optim
al approximation)に制限される。これらの変形例も全
て、ブロック上で順方向および逆方向復号を必要とす
る。
【0008】3GPP(third generation partnership
project for wireless systems)などの将来の規格につ
いて、ブロック長N=5120を有する8状態ターボ符
号(8-state turbo code)は、40960ワード分の中間
格納を必要とし、これは受け入れ難い。将来のシステム
(より大きなフレームおよびより多くの数の状態)は、
さらに多くのメモリを必要とする。逆に、N=5120
の8状態格子についてソフト出力を生成しないビタビ・
デコーダは、100ワード未満の中間格納しか必要とし
ない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来のターボ
・デコーダおよびMAPデコーダによって課せられる制
限なしに、畳込み符号を復号するための全体的なメモリ
および処理条件を低減するソフト出力デコーダが必要と
される。
【0010】
【実施例】本発明は、ビタビ・デコーダに比べてわずか
な演算量の増加だけで、従来のターボ・デコーダからメ
モリ条件を大幅に低減する。全体では、これはより効率
的なデコーダを提供する。さらに、本発明は、従来のタ
ーボ・デコーダおよびMAPデコーダの制限を最小限に
抑える。
【0011】一般に、ブロック符号,畳込み符号,ター
ボ符号などは、図1に示すように格子としてグラフ表現
される。MAP(maximum a posteriori)タイプのデコー
ダ(対数(log)MAP,MAP,最大対数(max-log)MA
P,定数対数(constant-log)MAPなど)は、当技術分
野で周知なように、ソフト出力を与えるために、格子上
で順方向および逆方向一般化ビタビ帰納(generalized V
iterbi recursions)を利用する。MAPデコーダは、全
受信ビットに基づいて、各情報ビットについて復号ビッ
ト・エラー確率を最小限に抑える。典型的な従来のMA
Pデコーダは、復号で用いるためのメモリを必要とす
る。
【0012】符号化シーケンスのマルコフ特性(Markov
nature)(ここで、以前の状態は未来の状態または未来
の出力分岐に影響を及ぼしえない)のため、MAPビッ
ト確率は、過去(格子の開始から現在状態まで),現在
状態(現在値の分岐メトリック(branch metric))およ
び未来(格子の最後から現在値まで)に分けることがで
きる。具体的には、MAPデコーダは現在状態まで順方
向および逆方向帰納を実行し、ここで過去および未来の
確率は現在の分岐メトリックとともに用いられて、出力
判定を生成する。ハードおよびソフト出力判定を与える
原理は当技術分野で周知であり、上記の復号方法のいく
つかの変形例が存在する。
【0013】ターボ符号用に検討されるソフト入力/ソ
フト出力SISOデコーダのほとんどは、L.R. Bahl,
J. Cocke, F. Jelinek, J. Raviv による論文 "Optimal
Decoding of Linear Codes for Minimizing Symbol Er
ror Rate", IEEE Transactions on Information Theor
y, Vol. IT-20, March 1974, pp.284-7(BCJRアル
ゴリズム)における従来のMAPアルゴリズムに基づい
ている。図1は、ターボ符号で利用できる、8状態畳込
み符号用のこのアルゴリズムの格子図を示す。これから
わかるように、一般に系統的畳込み符号(systematic co
nvolutional code)であるが、ブロック符号でもよい成
分符号(constituent codes)とインターリーバによっ
て、ターボ・コーダは構築される。MAPアルゴリズム
は、受信シーケンスについて情報ビットのエラー確率を
最小限に抑えるだけでなく、受信シーケンスについて情
報ビットが1または0である確率を与える。BCJRア
ルゴリズムは、各ビット位置(格子セクション)につい
てソフト出力判定を与え、ここでブロック内のソフト入
力の影響は、過去(以前のソフト入力(earlier soft in
puts))からの寄与と、現在のソフト入力からの寄与
と、未来(以降のソフト入力(later soft inputs))か
らの寄与とに分けられる。このデコーダ・アルゴリズム
は、各格子セクション(ステージ)について最適なソフ
ト出力を導くために、格子上で順方向および逆方向一般
化ビタビ帰納を必要とする。これらの帰納的確率、より
一般的には、確率の対数尤度比(LLR:log-likeliho
od ratio)は、反復的ターボ復号におけるSISO復号
ステップ間で渡される。情報ビットutのLLRは、復
号済みシーケンス内の全ビットについて次式の通りであ
る(t=1〜N)。
【0014】
【数1】
【0015】数式1において、受信シーケンスについて
復号済みビットが格子内で1(または0)に等しい確率
は、符号のマルコフ特性により項の積からなる。マルコ
フ特性は、現在が与えられると、過去および未来は独立
であるというものである。現在(t(n,m)は、時間t
にて状態mであり、また時間t−1にて直前の状態がn
であるとき、シンボルytを生成する確率である。現在
は、分岐メトリックの関数をである。過去(t(m)は、
受信シーケンス{y1,...,yt}で時間tにて状態
mである確率であり、未来(t(m)は、時間tにて状態
mから受信シーケンス{yt+1,...yN}を生成する
確率である。確率(t(m)は、(t-1(m)と(t(n,
m)の関数として表すことができ、順方向帰納という。
【0016】
【数2】
【0017】ここで、Mは状態の数である。(t+1(n)
および(t(n,m)から確率(t(n)を計算するための
逆方向帰納は次式の通りである。
【0018】
【数3】
【0019】数式1における全体的な帰納的確率は、u
t=1(または0)に対応する格子1(B0)における分
岐上で加算することによって算出される。
【0020】数式1におけるLLRは、時間tにて順方
向帰納および逆方向帰納の両方が利用可能であることを
必要とする。この条件を満たすBCJR方法は、逆方向
帰納全体を算出・格納して、(t-1および(tを利用してt
=1からt=Nまで(t(m)および(tを帰納的に算出す
る。
【0021】このデコーダの欠点は、Nステージのブロ
ック全体を最初にメモリに格納してから、処理しなけれ
ばならないことである。これは大量のメモリ(Nセクシ
ョン(M状態(状態当りのビット数)を必要とするだけで
なく、情報を出力する前に長さNの信号遅延を生じさせ
る。W−CDMAシステム(N〜5000,M=8,1
3ビット)では、必要なメモリは約0.5Mビットであ
る。cdma2000システムでは、Nは約20000
であり、これは約2Mビットのメモリを必要とする。小
さいシーケンス長では、メモリ利用は一般に問題になら
ない。しかし、ターボ符号が最良の性能を発揮する大き
なNでは、メモリ利用は重要になる。
【0022】複雑さの点では、BCJR方法は逆方向帰
納についてNM状態更新を必要とし(格子セクション当
りM状態更新,符号内のN格子セクション)、最適な性
能を与える。実際には、(図1に示すように)ブロック
全体で逆方向帰納がプロセッサによって実行され、メモ
リに格納される。次に、順方向帰納がプロセッサによっ
て実行され、その結果は現在状態および格納済み未来状
態とともに用いられ、各ステージのソフト出力判定を得
る。この場合、プロセッサは各状態に対して二度処理す
る、すなわち、逆方向帰納状態を格納するために一度処
理し、順方向帰納処理中に一度処理する(スループット
は1/2)。
【0023】メモリ利用問題に対処するために、スライ
ド窓(sliding window)および同様な変形例が開発され
た。図2に示すように(以降の図面において、実線矢印
は、帰納ありで格納なしの出力を表し、点線矢印は、出
力なしで格納なしの学習期間(learning period)を表
し、中空矢印は、出力なしの格納済み帰納を表し、矢印
の方向は順方向または逆方向帰納を示す)、S. Benedet
to, D. Divsalar, G. Montorsi, F. Pollaraによる論文
"Algorithm for continuous decoding of turbo code
s," Electronics Letters, Vol. 32, Feb. 15, 1996, p
p. 315-5に記述されるスライド窓方法では、時間t+P
における全ての状態は等しく確かである(あるいは未知
である)という仮定が逆方向帰納について用いられる。
この仮定を用いる場合、学習期間Pは、ほぼ最適な性能
を与えるために、成分符号のいくつかの制約長でなけれ
ばならない。学習期間を小さくしすぎると、従来のビタ
ビ・アルゴリズムにおける「有限(finite)」トレースバ
ック(traceback)の効果と同様な、顕著な性能劣化が生
じることがある。
【0024】スライド窓方法はメモリを必要としない
が、演算的に複雑である。つまり、逆方向帰納全体が実
行・格納される代わりに、各状態を判定するために部分
的な逆方向帰納のみが実行される(そして格納されな
い)。各現在状態について、アルゴリズムは、初期状態
が未知のままで、現剤状態から離れた学習期間Pにて未
来帰納を初期化する。未来確率は、格子の既知の端部か
らではなく、未知の将来の点から逆方向に計算される。
長さP(学習期間)は、部分的な逆方向帰納が現在状態
に達するときまでに、未来確率が正しいことが最もあり
そうであるように設定される。Pは、符号のレートおよ
び制約長と、期待チャネル状態とに依存する。例えば、
1/2レート畳込み符号を有する8状態デコーダでは、
Pは一般に16〜32であり、ここでPは制約長の倍数
である。このデコーダの欠点は、部分的な逆方向帰納が
等しく同様な(未知の状態)から開始され、現在の窓(p
resentwindow)に達するまで反復することが許されるこ
とである。これは、スライド窓は従来のビタビ・アルゴ
リズムにおける有限トレースバックの効果と同様な、真
のMAP性能からの劣化を生じさせ、復号ビット・エラ
ーの確率を増加させるので、最適以下のアルゴリズムで
ある。また、プロセッサは各状態に対してP回処理し
(スループットは1/P)、出力遅延Pを有する。さら
に、このアルゴリズムはP倍の複雑さを必要とし、これ
は更なる処理を追加することでしか軽減できない。
【0025】スライド窓方法は、t=1〜Nについて、
時間t+Pから時間tまでの逆方向帰納を計算し、(t-1
(m)および(tから(t(m)および(tを計算するものと
して要約できる。スライド窓方法は、BCJR方法で必
要とされるNMから、帰納のために必要なわずかなメモ
リ量まで、メモリ条件を軽減する。ダブル・バッファを
想定すると、メモリ量はわずか2Mであり、解析におい
て安全に無視できる。
【0026】しかし、このメモリ節約を達成するために
は、逆方向帰納の演算的複雑さはP倍増加する。また、
スライド窓方法は、「有限」窓サイズのため最適以下で
ある。
【0027】Viterbiらによる米国特許第5,933,
462号(また同様に、S. Pietrobon, S. Barbulescu
の論文 "A Simplification of the Modified Bahl et a
l. Decoding Algorithm for systematic Convolutional
Codes," Int. Symp. On Inform. Theory and its Appl
ications, Sydney, Australia, pp. 1073-7, Nov. 199
4, revised Jan. 4, 1996およびS. Pietrobonの論文 "E
fficient Implementationof Continuous MAP Decoders
and a Synchronisation Technique for Turbo Decoder
s," Int. Symp. On Inform. Theory and its Applicati
ons, Victoria, B.C., Canada, pp. 586-9, September
1996)において記載される別の従来のデコーダは、図3
に示すような別のスライド窓方法を記述する。
【0028】ビタビ・スライド窓方法は、処理をブロッ
ク単位で実行することによって、従来のスライド窓方法
の演算的複雑さの大幅な増加を低減する。逆方向帰納は
時間t+2Lから開始し、逆方向帰納値は時間t+Lか
ら時間tまで格納される。順方向帰納および出力尤度計
算は、時間tから時間t+Lのブロックで実行される。
メモリはNMからLMまで軽減され、演算複雑さは二倍
にしかならない。未知の状態で帰納を開始するという重
要な知見は、スライド窓方法と同じである。
【0029】この方法はある程度メモリを必要とし、依
然として演算的に複雑である。デコーダは、一度に1シ
ンボルではなく、ブロック単位で順方向にスライドする
窓を与えることにより、前述のスライド窓方法とは異な
る。具体的には、スライド窓は長さLを有するものと定
義され、この長さLは前述の学習期間Pに等しい。ま
た、Lは全格子長Nの倍数であり、窓は長さLの単位で
格子の開始から最後までスライドする。このように、格
子全体が格納される従来のデコーダで必要とされるメモ
リは、NからN/L(L=32とすると、cdma20
00およびW−CDMAでは一般に3キロビット)まで
低減される。
【0030】また、このデコーダは未知の未来状態から
開始する学習期間を利用し、そのため前述のように最適
以下である。具体的には、順方向帰納は、プロセッサに
よって、第1窓Lの開始における既知の状態から開始し
て、第1窓の長さ(L)において実行される。これらの
順方向帰納状態は格納される。次に、プロセッサは、第
1窓の最後における既知の状態を定めるために、順方向
帰納が開始したところから2L離れた点にて開始する未
知の状態から、逆方向帰納を実行する。次に、プロセッ
サは、第1窓の最後における既知の状態から開始して、
現在状態まで、第2逆方向帰納を実行し、逆方向帰納お
よび格納済み順方向帰納状態からの情報は、ソフト出力
を生成するために用いられる。第1窓の全ての出力が判
定されると、窓は量Lだけ順方向にスライドし、第1窓
の最後にて判定された状態からプロセスは繰り返され
る。
【0031】このデコーダの欠点は、学習期間Lにおけ
る第1逆方向帰納が等しくありそうな(未知の状態)か
ら開始され、長さLにおいて反復することが許されるこ
とであり、これは前述のように最適以下である。また、
プロセッサは各状態に対して3回処理するが、1/2の
スループットが得られるように、順方向および逆方向プ
ロセッサを同時に実行することができる。デコーダは、
2Lの出力遅延を生じる。さらに、逆方向帰納は2倍の
複雑さを必要とし、これは更なる処理を追加することで
しか軽減できない(あるいはスループットを増加できな
い)。さらに、このデコーダは逆の順序でソフト出力を
生成し、これは出力する前に追加のメモリにバッファす
る必要がある。
【0032】図4は、時間成分を追加した、図3のグラ
フの拡大図である。動作時に、時間0において、順方向
プロセッサは、位置0からLまでの第1窓にて順方向帰
納を実行して、情報を格納し、一方、同じ期間中に、逆
方向プロセッサは位置2LからLまで逆方向帰納を実行
して、位置L,時間Lにて第1窓の最後における既知の
状態を定める。その後、第2逆方向帰納は、位置Lから
0において、時間Lから2Lまで動作し、第1窓におけ
るソフト出力を定める。このとき、ソフト判定を反転し
て、順番に出力でき(明らかに、これは2Lの遅延以降
に生じる)、メモリはクリアされ、窓位置は長さLだけ
順方向にスライドし、プロセスは反復する。あるいは、
追加の逆方向帰納プロセッサおよびメモリがあれば、ス
ループットを増加できる。
【0033】図5は、追加の逆方向プロセッサを利用し
た、図3のグラフの別の結果を示す。動作時に、時間0
において、順方向プロセッサは、位置0からLまでの第
1窓にて順方向帰納を実行して、情報を格納し、一方、
同じ期間中に、逆方向プロセッサは位置2LからLまで
逆方向帰納を実行して、位置L,時間Lにて第1窓の最
後における既知の状態を定める。その後、第2逆方向帰
納プロセッサは、位置Lから0において、時間Lから2
Lまで動作し、第1窓におけるソフト判定を定める。同
時に、順方向および追加の逆方向プロセッサは、第2窓
の情報(位置Lから2Lまで)の処理を開始することに
よって第2サイクルを開始する。時間2Lにて、第1窓
のソフト判定が出力され、一方、第2窓の順方向帰納お
よび逆方向学習期間はすでに完了している。次に、第2
窓の第2逆方向帰納が実行され、第2窓のソフト出力を
得る。これからわかるように、この方法はスループット
を2倍にする。第2窓の順方向帰納が格納される際に、
第1窓の順方向帰納の情報が利用されるので、2倍のメ
モリが必要になる。
【0034】上記のデコーダ(特に図4および図5)に
は、ソフト出力は順番が狂って生成されるという問題が
あり、出力する前にこれらのソフト出力を反転する必要
がある。これは、追加のバッファ・メモリを必要とし、
出力を反転するために余分な遅延が生じる。
【0035】本発明は、新規な方法でこの問題を解決す
る。図6は、本発明による畳込み復号を利用する格子図
を示す。格子符号は、図7において簡略化されるような
通信システムにおいて長さNの格子によって表される信
号の畳込み符号化シーケンスから得られる。無線電話1
00において、信号は、当技術分野で周知なように、ア
ンテナ102を介して受信機104および復調器106
に移動する。信号は、フレーム・バッファ108にロー
ドされる。順方向帰納プロセッサ110および逆方向帰
納プロセッサ112は、ブロックに対して処理する。
【0036】本発明は、ソフト出力が順番に生成され、
かつ窓全体を横断するまで待たずに即刻出力できるよう
に、指定された窓Lにおいて格納されたフル逆方向帰納
と、それに続く順方向帰納とを与えることより、図3な
いし図5の前述のスライド窓方法とは異なる。窓サイズ
は格子全体で等しくする必要はないが、この説明に限り
窓サイズは等しいと想定する。特に、スライド窓は、L
のある倍数が全格子長Nに等しくなるような長さLを有
するものと定義され、窓は長さLの単位で格子の開始か
ら最後までスライドする。本発明は、未知の未来状態か
ら開始する学習期間Pを利用し、そのため、前述のよう
に最適以下である。学習期間はこの説明に限り等しいと
想定されるが、学習期間は全て等しい必要はない。例え
ば、符号が格子のある端部にて別の端部に比べてより破
壊(puncture)している場合,これは等しい性能を得るた
めにより長い学習期間を必要とする。
【0037】具体的には、逆方向学習帰納は、第1窓の
最後以後の長さP(最も単純な実施例では、P=L)で
ある未知の状態から、逆方向で第1窓の最後まで、逆方
向プロセッサ112によって実行され、この窓の最後に
おける既知の状態を近似し、定める。次に、第2逆方向
帰納は、第1窓の最後における既知の状態から、逆方向
でこの窓の開始まで、逆方向プロセッサ112によって
実行され、メモリ114に格納される。次に、順方向帰
納プロセッサ110は、窓の長さ全体において、窓の開
始における既知の状態から、順方向帰納を実行する。同
時に、デコーダ116は、メモリ114内の既知の逆方
向帰納と、現在分岐メトリックを利用する順方向帰納プ
ロセッサ110からの情報とを利用して生成される、ソ
フト出力判定を出力する。
【0038】第1窓の最後で、窓は量Lだけ順方向にス
ライドし、プロセスは反復される。好適実施例では、追
加の逆方向プロセッサ118は、逆方向プロセッサ11
2と並列に用いられ、逆方向帰納プロセッサ112が窓
内で動作するとき、追加の逆方向帰納プロセッサ118
は、次の窓の最後より後の次の点Pから、逆方向で次の
窓の最後まで、学習逆方向帰納を利用して格子の一部を
復号すべく動作する。また、順方向帰納プロセッサ11
0が窓内で動作するとき、追加の逆方向帰納プロセッサ
118は、次の窓の最後における既知の状態から、逆方
向で次の窓の開始まで逆方向帰納を利用して、次の窓内
の格子の部分を復号し、次の窓内の既知の逆方向帰納状
態メトリックのセットを定め、このセットは、メモリ1
14が順方向帰納プロセッサ110によってクリアされ
る際にメモリ114に格納され、それにより順方向帰納
プロセッサ110は、現在の窓が処理された直後に次の
窓の復号を開始できる。順方向プロセッサ,逆方向プロ
セッサおよび追加の逆方向プロセッサは、ブロック内の
全ての窓が復号されるまで同時に動作する。あるいは、
2つの逆方向帰納プロセッサを利用して、最初に2つの
窓の学習期間内で動作して、次に窓自身内で動作でき
る。これは、同時に、あるいは同時でなくても達成でき
る。
【0039】本発明の利点は、出力が順番に与えられ、
余分なバッファ・メモリを必要とせずに生成される毎に
出力できることである。本発明の出力デコーダは2Lの
出力遅延で、1/2のスループットを提供する。しか
し、追加の逆方向プロセッサがあれば、従来技術の場合
のように余分なメモリを必要とせずに、スループットは
1に増加される。
【0040】図8は、時間成分を追加し、(図7に示す
ような)追加の逆方向プロセッサを利用する、図6のグ
ラフの拡大図を示す。この実施例では、学習期間Pは簡
単にするためにLに等しく設定されるが、その必要はな
い。動作時に、時間0において、逆方向プロセッサは、
位置2LからLまで逆方向学習帰納を実行して、位置
L,時間Lにて第1窓の最後における既知の状態を定め
る。時間Lから2Lまで、第2逆方向帰納は位置Lから
0までの第1窓にて実行され、情報を格納し、一方、同
じ時間期間において、追加の逆方向プロセッサは、位置
3Lから2Lまで逆方向学習帰納を実行して、次の窓の
最後における状態を定める。時間2Lから3Lまで、順
方向帰納は、時間0における初期の既知状態からLまで
動作して、順方向帰納値と、格納済み逆方向帰納値と、
現在の分岐メトリックとを利用して、第1窓においてソ
フト出力を生成・出力する。同じ時間中(2Lから3
L)、別の逆方向帰納も位置2LからLおよび4Lから
3Lに対して実行され、上記を反復する以降の窓におい
て用いられる。本発明は、上記の引用のBahlらによる論
文(BCJRアルゴリズム)において表されるような既
知のターボ符号化方法に従って各ソフト出力を算出す
る。
【0041】本発明の利点は、ソフト出力が生成される
につれて出力され、出力される際にメモリを解放するこ
とである。また、メモリがクリアすると、次の窓の逆方
向帰納からの新たな情報をメモリ内に循環できる。従っ
て、本発明は、従来技術で必要とされるように出力を反
転させるためのバッファ・メモリを省くだけでなく、メ
モリ条件も半減する。あるいは、逆方向帰納ソフト出力
のそれぞれを保持するために、ダブル・バッファ・メモ
リを利用でき、循環バッファの必要性を省くことができ
る。さらに、本発明は、従来技術において生成されるよ
うなソフト出力を再配列する必要がないことにより、時
間を節約する。
【0042】本発明は、第1逆方向帰納の学習期間を窓
長さに等しくする必要がないという点で、従来技術との
相違点があるが、この長さは等しくしてもよい。さら
に、学習期間は制約長の少なくとも倍数に等しいことが
好ましいが、窓長さはこれに等しい必要はない。
【0043】図9は、本発明に従って、ブロック長Nの
格子によって表される信号の受信畳込み符号化シーケン
スを復号する方法200を表すフローチャートを示す
(図6も参照)。格子図は、当技術分野で周知である。
第1ステップ202は、格子を長さLの窓に分割する。
次のステップ204は、格子の窓を選択する。次のステ
ップ206は、窓の最後より後の点Pから、逆方向で窓
の最後まで、逆方向帰納を利用して、格子の一部を復号
し、ここでPは、逆方向帰納が窓の最後における既知の
状態メトリックを判定するように、窓の最後から十分離
れた距離で選択される。一般に、点Pにおける状態メト
リックは未知であり、一般化ビタビ・アルゴリズムを利
用する逆方向帰納は、高い確率で、窓の最後における既
知の状態に収束する。Pは、畳込み符号の制約長のある
関数である。Pは、長さLよりも大きくても、小さくて
もよいが、好適な実施例では、PはLに等しく設定され
る。次のステップ208は、上記の復号ステップにおい
て定められた窓の最後における既知の状態から、逆方向
で窓の開始まで、逆方向帰納を利用して、窓内の格子の
部分を復号し、窓内の既知の逆方向帰納状態メトリック
のセットを定め、この既知の逆方向帰納状態メトリック
のセットをメモリに格納する。次のステップ210は、
窓の開始における既知の状態から開始して、順方向に移
動する順方向帰納を利用して、窓内の格子の部分を復号
する。次のステップ212は、順方向帰納状態メトリッ
クと、分岐メトリックと、格納済み逆方向帰納状態メト
リックとを利用して、順方向帰納プロセスの各ステージ
においてソフト出力を計算し、このステージのソフト出
力を出力する。好ましくは、帰納更新およびソフト出力
は、MAPアルゴリズムもしくはMAPの派生アルゴリ
ズムのうちの一つ(すなわち、対数(log)MAP,最大
対数(max-log)MAP,定数対数(constant-log)MAP
など)を利用して算出される。
【0044】窓が完全に復号されると、窓を距離Lだけ
順方向に「スライド」でき、ここで新たな窓の開始は、
直前に判定された既知の状態から開始するように、最後
の窓の最後から開始する。それから、上記のステップ
は、新たな窓について反復できる。このプロセスは、ブ
ロック内の全ての窓が処理されるまで続く。最初と最後
の窓は、ブロックの開始と最後が一般に畳込み符号の既
知の状態にあるという点で、特殊な場合である。従っ
て、最初の窓を処理する場合、順方向帰納はブロックの
既知の第1状態から開始し、最後の窓を処理する場合、
窓の最後の状態はブロックの既知の最後の状態であるの
で、最初の逆方向学習帰納を実行する必要はない。
【0045】好適な実施例では、更なるステップが含ま
れ、ここで現在の窓より2つ先の窓で、現在の窓の格納
済み逆方向帰納と同時に、追加の逆方向学習帰納が実行
され、次の窓の最後の状態を定める。すなわち、次の窓
の処理は、最初の窓が処理されている間に開始する。特
に、この更なるステップは、上記のステップを反復する
ことを含み、ここで反復される選択ステップは、現在選
択中の窓の最後から開始する次の窓を選択することを含
み、また次の窓に対する反復される復号ステップおよび
計算ステップは、1ステップ順番がずれて、現在の窓の
処理と同時に行われる。この追加のステップは、出力を
連続的に与えることができるので、処理時間を節約す
る。余分なメモリは必要ない。さらに好ましくは、最初
の窓の順方向帰納が実行される間に、格納済みメモリが
クリアされ、次の窓の逆方向帰納は、メモリのクリアさ
れた部分に格納もしくは循環できるが、これは必要な
い。
【0046】表1は、本発明の方法とともに、3つの従
来の方法のメモリ,スループットおよび演算条件を概略
的にまとめたものである。括弧内の項目は、追加の逆方
向プロセッサを利用する。
【0047】
【表1】
【0048】これらの方法の相違点を示すため、表2は
シーケンス長(N=5000),状態の数(M=8)お
よび窓サイズ(L=32)の代表値を用いた場合の結果
を示す。
【0049】
【表2】
【0050】表2が示すように、本発明のメモリ条件は
十分に妥当な範囲内であり、BCJR方法よりも一桁以
上少なく、しかも状態更新は2倍しか必要としない。最
後に、この例では、ブロック長および窓サイズは、比較
を簡単にするために同一となるように選択されているこ
とを留意されたい。しかし、Pは性能のために設定しな
ければならないが、Lは所望のメモリ/演算複雑さのト
レードオフとなるように選ぶことができる。ある場合に
は、本発明によって必要とされるメモリは、ビタビ・ス
ライド窓方法で必要とされるよりも少ない。
【0051】本発明は、わずかな複雑さの増加だけで、
スループットを増加し、ターボ・デコーダで必要なメモ
リを大幅に軽減する。3GPP規格内のターボ符号で
は、40960ワードの中間格納は約500ワード以下
に容易に低減できる。
【0052】畳込み符号用のソフト出力デコーダの特定
の構成要素および機能について説明してきたが、当業者
であれば、本発明の広い範囲内で、さらに少ないあるい
は追加の機能を採用できよう。本発明は、特許請求の範
囲によってのみ制限されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の従来のソフト出力デコーダ方法の格子図
を示す。
【図2】第2の従来のソフト出力デコーダ方法の格子図
を示す。
【図3】第3の従来のソフト出力デコーダ方法の格子図
を示す。
【図4】図3の図の拡大グラフを示す。
【図5】図3の図の別の拡大グラフを示す。
【図6】本発明によるソフト出力デコーダ方法の格子図
を示す。
【図7】本発明によるソフト出力デコーダのブロック図
を示す。
【図8】図6の図の拡大グラフを示す。
【図9】本発明によるソフト出力デコーダ方法のフロー
チャートを示す。
【符号の説明】 100 無線電話 102 アンテナ 104 受信機 106 復調器 108 フレーム・バッファ 110 順方向帰納プロセッサ 112 逆方向帰納プロセッサ 114 メモリ 116 デコーダ 118 追加の逆方向プロセッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 テリー・エム・シャフナー アメリカ合衆国 イリノイ州 60067 パ ラティーン イースト・アイゼンハワー・ コート268 (72)発明者 ヴィプル・エイ・デサイ アメリカ合衆国 イリノイ州 60195 ホ フマン・エステーツ ハッセル・ロード 1480 (72)発明者 ジェイムス・シー・ベイカー アメリカ合衆国 イリノイ州 60012 ク リスタル・レイク スパイ・グラス・リッ ジ3812 (72)発明者 ダニエル・エム・フレンド アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 531147 レイク・ジェニーバ ウェルズ・ ストリート・ナンバー11 1151

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロック長Nの格子によって表される信
    号の受信畳込み符号化シーケンスを復号する方法(20
    0)であって: a)前記格子を窓に分割する段階(202); b)前記格子の長さLの窓を選択する段階(204); c)前記窓の最後より後の点Pから、逆方向で前記窓の
    最後まで、逆方向帰納を利用して、前記格子の一部を復
    号する段階(206)であって、Pは、逆方向帰納が前
    記窓の最後における既知の状態メトリックを判定するよ
    うに、前記窓の最後から十分離れた距離で選択される、
    段階(206); d)段階c)において定められた前記窓の最後における
    前記既知の状態から、逆方向で前記窓の開始まで、逆方
    向帰納を利用して、前記窓内の前記格子の一部を復号し
    て、前記窓内の既知の逆方向帰納状態メトリックのセッ
    トを定め、前記既知の逆方向帰納状態メトリックのセッ
    トをメモリに格納する段階(208); e)前記窓の開始における既知の状態から開始し、順方
    向に移動する順方向帰納を利用して、前記窓内の前記格
    子の一部を復号する段階(210);および f)順方向帰納状態メトリックと、分岐メトリックと、
    格納済み逆方向帰納状態メトリックとを利用して、順方
    向帰納の各ステージにおいてソフト出力を計算し、各ス
    テージにおいて前記ソフト出力を出力する段階(21
    2);によって構成されることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 段階c)(206)は、長さLよりも小
    さいもしくは等しい長さPを含むことを特徴とする請求
    項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 段階c)(206)は、畳込み符号の制
    約長の関数である長さPを含み、段階a)は、畳込み符
    号の制約長から独立した長さLを含むことを特徴とする
    請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の前記方法は: g)ブロック全長Nが復号されるまで、段階b)ないし
    段階f)(204,206,208,210,212)
    を反復する段階であって、反復される前記選択する段階
    は、現在選択中の窓の最後から開始する次の窓を選択す
    る段階(204)を含み、反復される前記段階b)ない
    しe)(204,206,208,210)は、それぞ
    れ現在の段階c)ないしf)(206,208,21
    0,212)と同時に行われる、段階;をさらに含んで
    構成されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 ソフト判定出力デコーダ(110,11
    2,114,116)によってフレーム・バッファ(1
    08)において長さLの窓に分割されるブロック長Nの
    格子によって表される信号の畳込み符号化シーケンスを
    処理する、受信機(104)および復調器(106)を
    具備する無線電話(100)であって、前記デコーダ
    は:メモリ(114);前記窓の最後より後の点Pか
    ら、逆方向で前記窓の最後まで、逆方向帰納を利用し
    て、前記格子の一部を復号する逆方向帰納プロセッサ
    (112)であって、Pは、逆方向帰納が前記窓の最後
    における既知の状態メトリックを判定するように、前記
    窓の最後から十分離れた距離で選択され、前記逆方向帰
    納プロセッサは、前記窓の最後における前記既知の状態
    から、逆方向で前記窓の開始まで、逆方向帰納を利用し
    て、前記窓内の前記格子の一部をその後復号して、前記
    メモリに格納される前記窓内の既知の逆方向帰納状態メ
    トリックのセットを定める、逆方向帰納プロセッサ(1
    12);前記窓の開始における既知の状態海良開始し、
    順方向に移動する順方向帰納を利用して、前記窓内の前
    記格子の一部を復号する順方向帰納プロセッサ(11
    0);および前記メモリ(114)および前記順方向帰
    納プロセッサ(110)に結合され、前記メモリ内の前
    記格納済み逆方向帰納状態メトリックと、各ステージに
    おける分岐メトリックとを利用して、順方向帰納の各ス
    テージにおいてソフト出力を計算し、該ステージのソフ
    ト出力を出力するデコーダ(116);によって構成さ
    れることを特徴とする無線電話。
  6. 【請求項6】 前記長さPは、前記長さLよりも小さい
    もしくは等しいことを特徴とする請求項5記載の無線電
    話。
  7. 【請求項7】 前記長さPは、畳込み符号の制約長の関
    数であり、前記長さLは、畳込み符号の制約長から独立
    していることを特徴とする請求項5記載の無線電話。
  8. 【請求項8】 前記順方向および逆方向プロセッサ(1
    10,112)は、一般化ビタビ・アルゴリズムを利用
    することを特徴とする請求項5記載の無線電話。
  9. 【請求項9】 追加の逆方向帰納プロセッサ(118)
    をさらに含んで構成される請求項5記載の無線電話であ
    って:前記逆方向帰納プロセッサ(112)が前記窓内
    で動作するとき、前記追加の逆方向帰納プロセッサ(1
    18)は、次の窓の最後より後の次の点Pから、逆方向
    で次の窓の最後まで、学習逆方向帰納を利用して、前記
    格子の一部を復号すべく動作し;および前記順方向帰納
    プロセッサ(110)が前記窓内で動作するとき、前記
    追加の逆方向帰納プロセッサ(118)は、前記次の窓
    の最後における既知の状態から、逆方向で前記次の窓の
    開始まで、逆方向帰納を利用して、前記次の窓内の前記
    格子の一部を復号し、前記次の窓内の既知の逆方向帰納
    状態メトリックのセットを定め、前記メモリが前記順方
    向帰納プロセッサ(110)によってクリアされる際
    に、前記メモリ(114)に格納され、前記順方向帰納
    プロセッサ(110)が、現在の窓を処理した直後に、
    次の窓の復号を開始できるようにすることを特徴とする
    請求項5記載の無線電話。
  10. 【請求項10】 前記順方向プロセッサ,逆方向プロセ
    ッサおよび追加の逆方向プロセッサ(110,112,
    118)は、前記ブロック内の全ての窓が復号されるま
    で、同時に動作することを特徴とする請求項9記載の無
    線電話。
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