JP2001267247A - 半導体製造装置及び半導体製造方法 - Google Patents

半導体製造装置及び半導体製造方法

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JP2001267247A
JP2001267247A JP2000072095A JP2000072095A JP2001267247A JP 2001267247 A JP2001267247 A JP 2001267247A JP 2000072095 A JP2000072095 A JP 2000072095A JP 2000072095 A JP2000072095 A JP 2000072095A JP 2001267247 A JP2001267247 A JP 2001267247A
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wafer
stage
wafers
cassette
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Koji Tomezuka
幸二 遠目塚
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ボートをユニット化すると共に積重ね可能に
し、処理能力要求に適合した運用を可能にし、生産効率
を高めると共に装置コストを抑え、多品種少量生産にも
適合可能とする。 【解決手段】ウェーハ6が装填されたボート47を反応
炉35に装入し、ウェーハを処理する半導体製造装置に
於いて、前記ボートは反応炉のボート収納空間より低い
高さを有し積重ね可能であり、積重ねた複数のボートを
前記反応炉に装入可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリコンウェーハ等
の基板から半導体素子を製造する半導体製造装置及び半
導体製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置はウェーハの表面に薄膜
を生成し、燐、硼素等の不純物拡散を行い、或はエッチ
ング等をして半導体素子を製造するものである。
【0003】従来の半導体製造装置の一例として縦型拡
散CVD装置1を図5及び図6に於いて説明する。
【0004】筐体2の正面に開口部3が設けられ、該開
口部3の内側に水平軸を中心に回転可能なカセットステ
ージ4が設置され、該カセットステージ4にはカセット
5が載置可能であり、該カセット5の内部には例えば2
5枚のウェーハ6が多段に密閉状態で収納されている。
【0005】前記カセットステージ4の前記開口部3と
は反対側にカセットエレベータ7が設置され、該カセッ
トエレベータ7は横行、進退、昇降の協働により、前記
カセット5を前記カセットステージ4から後述するカセ
ット載置台8に搬送可能である。
【0006】前記カセットエレベータ7の前記カセット
ステージ4とは反対側にカセット載置台8が設置され、
該カセット載置台8の上方にカセット棚9が設けられて
いる。
【0007】前記カセット載置台8の前記カセットエレ
ベータ7とは反対側にウェーハ移載機11が設置され、
該ウェーハ移載機11はツイーザ12を有し、該ツイー
ザ12は前記筐体2の長手方向に進退すると共に水平面
内を180度回転可能であり、前記ウェーハ移載機11
はウェーハ移載機用エレベータ13により昇降可能とな
っている。
【0008】前記ウェーハ移載機11の前記カセット載
置台8とは反対側にロードロックチャンバ14が設置さ
れ、該ロードロックチャンバ14の前記ウェーハ移載機
11に対峙する面にはゲートバルブ10が設けられてい
る。前記ロードロックチャンバ14には真空排気ライン
15、窒素ガス供給ライン16及び窒素ガス排出ライン
17が接続され、又前記ロードロックチャンバ14の内
部にボートエレベータ18が設けられ、該ボートエレベ
ータ18は昇降アーム19を昇降可能に有し、該昇降ア
ーム19に炉口蓋21が支持されている。該炉口蓋21
にキャップ22を介してボート23が載置され、該ボー
ト23には100〜150枚の前記ウェーハ6が装填可
能になっている。
【0009】前記ロードロックチャンバ14の上側に反
応炉24が立設されている。該反応炉24は有天筒状の
反応管25、該反応管25の内部に同心に設けられた筒
状の均熱管26及び前記反応管25の周囲を囲繞するヒ
ータ28により主に構成され、前記均熱管26の下端開
口部が炉口27となっている。該炉口27は前記炉口蓋
21により閉塞可能であると共にゲートバルブ20によ
り閉塞される様になっている。
【0010】前記反応管25には反応ガス供給ライン3
0、反応ガス排出ライン31及び真空排気ライン32が
接続されている。
【0011】図示しない外部搬送装置により開口部3を
通してカセット5がカセットステージ4上に載置され
る。前記カセット5はウェーハ6が上向き姿勢で搬送さ
れ、前記カセットステージ4は前記カセット5を90°
回転し、前記ウェーハ6を水平姿勢とする。
【0012】前記カセット5はカセットエレベータ7に
よりカセット載置台8に搬送、載置され、或はカセット
棚9に搬送され、一時的に保管される。
【0013】前記ボートエレベータ18によりボート2
3が降下され、前記ゲートバルブ20により前記炉口2
7が閉塞された状態で前記ゲートバルブ10が開かれ
る。前記ウェーハ6が前記ウェーハ移載機11により前
記カセット載置台8上の前記カセット5から前記ボート
23に移載される。該ボート23には100〜150枚
の前記ウェーハ6がフル装填され且つダミーウェーハが
装填される。
【0014】前記ボート23への移載が完了すると、前
記ゲートバルブ10が閉塞され、前記ロードロックチャ
ンバ14は真空排気ライン15により真空排気されると
共に窒素ガス供給ライン16から供給される高純度窒素
により置換される。前記ロードロックチャンバ14内を
高純度の窒素に置換することで、空気及び水分の濃度が
低下され、前記ウェーハ6の表面に自然酸化膜が形成さ
れるのが防止される。
【0015】前記ロードロックチャンバ14内が窒素ガ
スに置換された後更に真空引きされ、前記ゲートバルブ
20が開かれる。前記ボート23は前記ボートエレベー
タ18により上昇され反応炉24の内部に装入され、炉
口27が炉口蓋21により気密に閉塞される。反応管2
5及び均熱管26の内部で減圧下に前記ウェーハ6がヒ
ータ28により加熱された状態で、反応ガス供給ライン
30から反応ガスが供給され、前記ウェーハ6がプロセ
ス処理される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前記ボート23は10
0〜150枚の製品ウェーハ装填領域を有している。例
えば150枚の製品ウェーハ装填領域を有するボート2
3の場合、15枚程度のダミーウェーハ装填領域を必要
とする為、前記ボート23には165のウェーハ装填溝
が設けられることとなり、前記ボート23は全長約1メ
ートルもの長い治具となっている。
【0017】又近年は、様々な仕様の半導体素子が必要
とされると共に多品種少量生産の要請が高まっており、
又歩留りの向上の為にウェーハの大径化も進んでいる。
従来ボートはウェーハの最大処理枚数に合わせて製作さ
れており、多品種少量生産の要請にはボートに装填する
ウェーハの枚数を減少させて対応している。この為、生
産効率及びエネルギー効率が低下するという問題があっ
た。
【0018】更に、ウェーハが大径化すると前記ボート
23が大型化すると共に前記大径ウェーハ自体の重量も
増大する為、前記ボートエレベータ18等の周辺機器及
びボートエレベータを収納するロードロックチャンバが
大型化する。更に、ロードロックチャンバはウェーハを
装填する度に窒素ガスにより置換されるが、大型化する
ことでロードロックチャンバの容積が増大し、窒素ガス
消費量が増大する。従って、装置の大型化に伴う製作費
の増大とランニングコストの増大が問題となっていた。
【0019】本発明は斯かる実情に鑑み、ボートをユニ
ット化すると共に積重ね可能にし、処理能力要求に適合
した運用を可能にし、装置の大型化を抑制し、生産効率
を高めると共に装置製作費、ランニングコストを抑え、
多品種少量生産にも適合しようとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウェーハが装
填されたボートを反応炉に装入し、ウェーハを処理する
半導体製造装置に於いて、前記ボートは反応炉のボート
収納空間より低い高さを有し積重ね可能であり、積重ね
た複数のボートを前記反応炉に装入可能とした半導体製
造装置に係るものであり、又本発明はウェーハが装填さ
れたボートを反応炉に装入し、ウェーハをボートで保持
した状態で処理する半導体製造装置に於いて、前記反応
炉には複数積重ねたボートを装入可能であり、ウェーハ
の処理に応じてボートを選択する様にした半導体製造方
法に係るものである。
【0021】本発明では積重ね可能なボートを2個以上
備えたので、ウェーハ処理能力要求に合わせてボート数
を選択使用することができ、ウェーハ処理内容に合わせ
てボートの種類を選択することができ、ボートを大型化
することなく多品種少量生産及び同一品種大量生産に適
合でき、又ボートを収納するチャンバも小型化でき、窒
素ガス置換に必要とされるガス量が低減でき、効率的な
運転が可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。
【0023】図1〜図3に於いて本発明の第1の実施の
形態を説明する。
【0024】尚、図1〜図3中、図5及び図6中と同等
のものには同符号を付してある。
【0025】筐体33は常圧状態で密閉された空間を形
成し、該筐体33の一側面にクリーンユニット34が設
けられ、前記筐体33内部は清浄雰囲気となっている。
【0026】該筐体33の前面にはウェーハを気密に収
容したカセットポッド60を2個受載可能なカセットス
テージ63が隣設され、該カセットステージ63と前記
筐体33との間にはカセットポッド60の受載位置に対
応して該カセットポッド60の蓋を開閉する蓋開閉機構
62が挾設されている。前記筐体33の内部に前記2つ
の蓋開閉機構62に対峙してウェーハ移載機58が設け
られ、該ウェーハ移載機58に対峙して上パスボックス
54、下パスボックス55が上下2段に配設されてい
る。該上パスボックス54、下パスボックス55にボー
ト移載室51が気密に連設され、該ボート移載室51の
左右にロードロックチャンバ50,50が気密に連設さ
れている。該ロードロックチャンバ50にはそれぞれ反
応炉35が立設されている。
【0027】以下詳述する。
【0028】前記反応炉35は図3に示す様にCVD炉
であり、ヒータベース41の下面に炉口フランジ29が
取付けられ、該炉口フランジ29の上端に円筒容器状の
アウターチューブ36が立設される。該アウターチュー
ブ36の内部に円筒状のインナーチューブ37が同心に
設けられ、該インナーチューブ37が前記炉口フランジ
29内周面に突設されたインナーチューブ受け38によ
り支持されている。前記アウターチューブ36の周囲は
ヒータシェル39により囲繞され、該ヒータシェル39
は前記ヒータベース41に立設され、前記ヒータシェル
39の内周壁には上下に所要段数分割されたゾーン分割
ヒータ40が設けられている。前記アウターチューブ3
6には反応ガス供給ライン30、反応ガス排出ライン3
1及び真空排気ライン32が連通している。
【0029】前記炉口フランジ29は前記ロードロック
チャンバ50の上側に気密に固定され、該ロードロック
チャンバ50の内部に図示しないボートエレベータが設
置され、該ボートエレベータは昇降アーム42を有し、
該昇降アーム42に炉口蓋21が支持されている。
【0030】該炉口蓋21は前記アウターチューブ36
下部の炉口43を気密に閉塞可能であり、又ボートが降
下した状態では図示しないゲート弁により前記炉口43
は閉塞可能となっている。前記炉口蓋21にキャップ4
4が載置され、該キャップ44の内部に断熱板45が多
段に装填され、前記キャップ44に複数(本実施の形態
では2個)のボートが積載可能である。
【0031】単一のボートの高さは反応炉のボート収納
空間より充分に低く、複数のボートが積重ね可能となっ
ており、所要数積重ねた状態で前記反応炉35に装入可
能となっている。即ち、最大に積重ねた状態で、従来の
ボートの高さと等しくなる様になっている。又、各ボー
トは同一の場合もあり、又保持するウェーハのピッチが
異なる場合もあり、又装填されるウェーハの径が異なる
場合もある。
【0032】以下に述べるボートの数は2つであり、該
2つのボートは1段目ボート46及び2段目ボート47
である。前記1段目ボート46の上部に前記2段目ボー
ト47が載置され、前記1段目ボート46及び前記2段
目ボート47は後述するカセットポッド60のウェーハ
装填数と同等のウェーハ装填数を有すると共に後述する
ダミーウェーハ48の装填も可能となっている。前記2
段目ボート47に於いてはウェーハ装填溝49のピッチ
が前記1段目ボート46に比べ大きくなっており、該1
段目ボート46の長さに比べ前記2段目ボート47の長
さが長くなっている。
【0033】上記した様に、前記ロードロックチャンバ
50,50の間にボート移載室51が気密に設けられ、
該ボート移載室51の内部にボート移載機53が設けら
れている。該ボート移載機53は進退動作、昇降動作及
び回転動作が可能であり、前記ボート移載機53の可動
範囲に前記昇降アーム42が位置している。前記ボート
移載室51に隣接して上パスボックス54及び下パスボ
ックス55が上下2段に設置されている。
【0034】前記上パスボックス54と前記ボート移載
室51との間の側面に上ボート移載ゲート56が設けら
れ、該上ボート移載ゲート56を通して前記上パスボッ
クス54に前記2段目ボート47が搬入出し得る様にな
っている。
【0035】前記上パスボックス54の前記ボート移載
室51とは反対側の側面に上ウェーハ移載ゲート57が
設けられ、該上ウェーハ移載ゲート57を通して前記2
段目ボート47にウェーハ6及び前記ダミーウェーハ4
8が搬入出される様になっている。
【0036】前記上ボート移載ゲート56及び上ウェー
ハ移載ゲート57は高気密性を有し、前記上パスボック
ス54は図示しない窒素ガス供給管、排気管により窒素
置換可能になっている。
【0037】前記下パスボックス55も前記上パスボッ
クス54と同様に構成され、前記下パスボックス55と
前記ボート移載室51との間の側面に下ボート移載ゲー
ト(図示せず)が設けられ、該下ボート移載ゲートを通
して前記下パスボックス55に1段目ボート46が搬入
出し得る様になっている。
【0038】前記下パスボックス55の前記ボート移載
室51とは反対側の側面にウェーハ移載ゲート(図示せ
ず)が設けられ、該下ウェーハ移載ゲートを通して前記
1段目ボート46にウェーハ6及び前記ダミーウェーハ
48が搬入出される様になっている。
【0039】前記下ボート移載ゲート及び下ウェーハ移
載ゲートは高気密性を有し、前記下パスボックス55は
図示しない窒素ガス供給管、排気管により窒素置換可能
である。
【0040】前記上ウェーハ移載ゲート57及び前記下
ウェーハ移載ゲートに対向してウェーハ移載機58が設
置されている。該ウェーハ移載機58は昇降可能になっ
ており、該ウェーハ移載機58は図示しないツイーザを
有し、該ツイーザは進退動作及び回転動作可能になって
いる。
【0041】前記ウェーハ移載機58と前記上パスボッ
クス54及び前記下パスボックス55との中間部側方に
ダミーウェーハストッカ59が設けられ、該ダミーウェ
ーハストッカ59に所要数の前記ダミーウェーハ48が
装填されている。
【0042】前記ウェーハ移載機58は前記筐体33の
一側面とも対向しており、該一側面は2つの側面61に
屈折され、該2つの側面61に蓋開閉機構62が設けら
れ、該蓋開閉機構62の外部にカセットステージ63が
設置され、該カセットステージ63に2個の前記カセッ
トポッド60が載置可能になっている。該カセットポッ
ド60の内部にはウェーハ6が例えば25枚水平姿勢で
装填されている。
【0043】以下、作用について説明する。
【0044】図示しない外部搬送装置によりカセットポ
ッド60がカセットステージ63に載置され、前記カセ
ットポッド60の蓋が蓋開閉機構62により開かれる。
【0045】前記カセットポッド60内部のウェーハ6
がウェーハ移載機58により搬出される。該ウェーハ移
載機58の昇降動作、進退動作及び回転動作により前記
ウェーハ6が下パスボックス55側に搬送される。
【0046】該下パスボックス55の内部は高純度窒素
により窒素置換され、該下パスボックス55は下ウェー
ハ移載ゲート(図示せず)が開となり、下ボート移載ゲ
ート(図示せず)は閉の状態にある。該下ボート移載ゲ
ートは気密性が高い為、ボート移載室51に前記筐体3
3内部の雰囲気が流入することがなく、前記ボート移載
室51に残留空気及び残留水分が混入することがない。
【0047】前記ウェーハ6は前記ウェーハ移載機58
により前記下パスボックス55内部の1段目ボート46
に装填される。該1段目ボート46の製品ウェーハ領域
に前記ウェーハ6がフル装填された後、前記ウェーハ移
載機58によりダミーウェーハストッカ59内部の前記
ダミーウェーハ48が前記1段目ボート46のダミーウ
ェーハ領域に装填される。
【0048】前記1段目ボート46に前記ウェーハ6及
び前記ダミーウェーハ48が装填された後、前記下ウェ
ーハ移載ゲートが閉となり、前記下パスボックス55の
内部が高純度窒素により窒素置換された後、前記下ボー
ト移載ゲートが開となる。
【0049】ボート移載機53が前記下パスボックス5
5側に前進し、前記ボート移載機53により前記1段目
ボート46が持上げられ、前記ボート移載機53が後退
し、前記1段目ボート46が前記下パスボックス55か
らボート移載室51に搬出され、更に前記ボート移載機
53の回転動作、昇降動作及び進退動作により前記1段
目ボート46がキャップ44上に載置される。
【0050】前記1段目ボート46の移載操作の間に、
前記ウェーハ移載機58により前述と同様の操作が繰返
され、前記他のカセットポッド60内部のウェーハ6が
前記上パスボックス54内部の2段目ボート47にフル
装填されると共にダミーウェーハ48も前記2段目ボー
ト47に装填される。該2段目ボート47に於いてはウ
ェーハ装填溝49のピッチが前記1段目ボート46に比
べ大きい為、前記2段目ボート47内部の前記ウェーハ
6は装填間隔が広くなっている。
【0051】前記2段目ボート47に前記ウェーハ6及
び前記ダミーウェーハ48が装填された後、前述のボー
ト移載操作と同様に、前記2段目ボート47が前記ボー
ト移載機53により前記上パスボックス54から前記ロ
ードロックチャンバ50の内部に搬送され、前記2段目
ボート47が前記1段目ボート46の上に積重ねられ
る。
【0052】前記下パスボックス55については前記下
ウェーハ移載ゲート及び前記下ボート移載ゲートのどち
らかが常に閉で、両ゲートが同時に開とならない様に設
定されている。前記ウェーハ6の移載作動完了後、前記
下ウェーハ移載ゲートが閉となり、前記下ボート移載ゲ
ートが閉の状態で前記下パスボックス55が窒素置換さ
れる。而して、前記下ボート移載ゲートが開となり、1
段目ボート46が移載される間も、前記ボート移載室5
1及びロードロックチャンバ50の内部は空気及び水分
が低レベルに維持され、前記ウェーハ6に不要な酸化膜
が形成されることがない。
【0053】前記上パスボックス54に於いても同様に
前記ウェーハ6の移載作動が完了し、内部が窒素置換さ
れた後に前記上ボート移載ゲート56が開になり、2段
目ボート47が移載されるので、ロードロックチャンバ
50の内部は空気及び水分が低レベルに維持され、前記
ウェーハ6に不要な酸化膜が形成されることがない。
【0054】又、前記下パスボックス55及び上パスボ
ックス54は各段のボートを収納するだけの必要最小限
の大きさである為、前記窒素置換の際に消費される高純
度窒素量が著しく低減され且つ窒素置換に要する時間も
短縮される。
【0055】前記1段目ボート46及び前記2段目ボー
ト47はインナーチューブ37に装入され、炉口蓋21
により炉口43が気密に閉塞され、アウターチューブ3
6内部が図示しない真空排気ライン32により真空排気
され、ゾーン分割ヒータ40によるゾーン加熱下に反応
ガス供給ライン30から反応ガスが供給され、前記ウェ
ーハ6が成膜処理される。
【0056】前記インナーチューブ37内部の反応ガス
は上方に向かって消費されつつ流れるので、前記インナ
ーチューブ37濃度は下部が濃く、上部が薄くなり易い
が、前記2段目ボート47のウェーハ装填溝49のピッ
チが前記1段目ボート46のウェーハ装填溝49のピッ
チよりも広くなっているので、上部にある前記2段目ボ
ート47内部のウェーハ6に反応生成物が前記1段目ボ
ート46内部のウェーハ6と同等に堆積される。而し
て、前記2段目ボート47のウェーハ6及び前記1段目
ボート46のウェーハ6は同等の厚さに成膜され、製品
の品質が均一化される。
【0057】以上の一方の反応炉35に於けるプロセス
処理の間に、前述と同様の操作により他方のボートにウ
ェーハ6及びダミーウェーハ48が移載され、前記ボー
トが他方の反応炉35に装入される。
【0058】該他方の反応炉35に於けるプロセス処理
要求が前述の半分の場合は、前記1段目ボート46にウ
ェーハ6が装填され、前記1段目ボート46が前記昇降
アーム42に移載された後、前記1段目ボート46に2
段目ボート47を装填することなく、前記1段目ボート
46が前記他の反応炉35に装入され、プロセス処理さ
れる。而して、前記処理能力要求に合わせてボート数を
選択できる為、待ち時間が最小となり、熱エネルギーも
節減される。
【0059】前記反応炉35、前記上パスボックス54
及び前記下パスボックス55は前記ボート移載機53の
可動周上に複数個配列されているので、プロセス条件に
よる待ち時間が最小限となり、単位時間当たりのウェー
ハ処理能力が最大になる。
【0060】図4に於いて本発明の第2の実施の形態を
説明する。
【0061】尚、図4中、図1〜図3中と同等のものに
は同符号を付してある。
【0062】図4は反応炉64が拡散炉の場合であり、
該反応炉64に於いては円筒容器状の反応管65がベー
スプレート66の開口部周縁に立設され、前記反応管6
5の内部に円筒状の反応管67が同心に挿設され、該反
応管67は前記ロードロックチャンバ50の天井部に立
設され、前記反応管67の下部に炉口68が設けられ、
該炉口68は前記炉口蓋21により気密に閉塞される様
になっている。
【0063】前記反応管65の周囲はヒータシェル39
により囲繞され、該ヒータシェル39の内周壁にゾーン
分割ヒータ40が設けられ、前記反応炉64にガス供給
ライン69、反応ガス排出ライン71及び図示しない真
空排気ラインが設けられている。
【0064】前記炉口蓋21にキャップ44を介して複
数のボートが積載されている。該複数のボートは1段目
ボート72及び2段目ボート47であり、前記1段目ボ
ート72の径は前記2段目ボート47の径よりも大き
く、前記1段目ボート72は大径ウェーハ73を装填す
ることができる様になっている。前記1段目ボート72
の上部に前記2段目ボート47が載置され、前記1段目
ボート72及び前記2段目ボート47は前記カセットポ
ッド60のウェーハ装填数と同等のウェーハ装填数を有
すると共にダミーウェーハ48の装填も可能となってい
る。更に、前記2段目ボート47に於いてはウェーハ装
填溝49のピッチが前記1段目ボート72に比べ大きく
なっており、該1段目ボート72の長さに比べ前記2段
目ボート47の長さが長くなっている。
【0065】以下、作用について説明する。
【0066】本第2の実施の形態の場合も、反応ガスの
非存在下に前記第1の実施の形態の場合と同様の操作で
運転管理することができ、大径ウェーハ73のみを処理
する場合は1段目ボート72が使用され、通常のウェー
ハ6と大径ウェーハ73を同時に処理する場合は、前記
1段目ボート72に2段目ボート47が積重ねられて処
理される。前記通常のウェーハ6と大径ウェーハ73を
同一の生産ラインで拡散処理することができ、設備効率
が高い。
【0067】尚、本発明の半導体製造装置及び半導体製
造方法は、上述の実施の形態に於けるボートに限定され
るものではなく、ボートの数は3段以上積重ねてもよ
く、前記ボートのウェーハ装填数はウェーハの搬送単位
と略同等であればよく、25枚未満でもよく又25枚以
上でもよいこと、又大径ウェーハをCVD処理すること
も可能であることは勿論である。
【0068】又、上述した様に、本発明は前記ボートの
ウェーハ装填数がカセットポッドのウェーハ装填数とダ
ミーウェーハの数量との和である半導体製造装置に係
り、又前記ボートのウェーハ装填溝のピッチがボート毎
に異なる半導体製造装置に係り、又前記ボートに装填可
能なウェーハの直径がボート毎に異なる半導体製造装置
に係り、又前記ボートの大きさに適合したパスボックス
をロードロックチャンバ等の気密室に2個以上連設した
半導体製造装置に係り、更に複数の反応室に連設される
気密室を具備し、気密室の間に気密なボート移載室を設
けた半導体製造装置に係るものである。
【0069】前記ボートを1個以上積重ねて前記反応炉
に装入するので、ウェーハ処理能力要求に適合したボー
ト数及びボートタイプを選択することができ、効率的に
多品種少量生産が行えると共に、同一品種大量生産にも
適合できる。
【0070】前記ボートのウェーハ装填数がカセットポ
ッドのウェーハ装填数とダミーウェーハの数量との和で
ある場合は、ウェーハの搬送数量とプロセス処理数量単
位とが同一となり運転管理が容易になる。
【0071】前記ボートのウェーハ装填溝のピッチが前
記ボート毎に異なる場合は、反応炉内部の反応ガス濃度
分布に合わせて前記ボートを配置することができ、ウェ
ーハの成膜厚が均一化される。又、前記ボートに装填可
能なウェーハの直径が前記ボート毎に異なる場合には、
大径ウェーハと通常ウェーハを同一の生産ラインでプロ
セス処理することができる。
【0072】前記ボートの大きさに適合したパスボック
スを有する場合には、前記ボートへのウェーハ移載の際
及び前記ボートの移載の際に、ロードロックチャンバ及
び反応炉のクリーン度が高水準に維持され、不活性ガス
の使用量が節減される。
【0073】又、2個以上のパスボックスの内部で前記
ウェーハをボートに移載するので、前記ロードロックチ
ャンバ及び前記反応炉のクリーン度が高水準に維持さ
れ、不活性ガスの使用量が節減される。更に、複数の反
応室に対して1つのボート移載室が設けられているの
で、ボートの搬送効率が向上し、半導体製造装置全体と
しての稼働率が向上する。
【0074】又、複数の反応炉により複数組の前記積重
ね可能なボートをプロセス処理する半導体製造方法に係
るものであり、更に、処理するウェーハの種類に応じて
ボートを使い分ける半導体製造方法に係るものである。
【0075】
【発明の効果】以上述べた如く本発明の半導体製造装置
によれば、ボートを積重ね可能にしたので、ウェーハ処
理要求に合わせて一個或は複数のボートを使い分けて処
理を行うことができるので、多品種少量生産にも同一品
種大量生産にも適合できるという優れた効果があり、又
単一のボートは小型化される為、大径ウェーハ用のボー
トでも重量増加が抑制でき、低コストで製作が行え、小
型化により管理も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図2】該実施の形態の平面図である。
【図3】該実施の形態於ける反応炉の一例を示す詳細断
面図である。
【図4】該実施の形態於ける反応炉の他の例を示す詳細
断面図である。
【図5】従来例の側面図である。
【図6】該従来例に於ける反応炉の詳細断面図である。
【符号の説明】
5 カセットポッド 6 ウェーハ 33 筐体 35 反応炉 36 アウターチューブ 37 インナーチューブ 39 ヒータシェル 44 キャップ 46 1段目ボート 47 2段目ボート 48 ダミーウェーハ 50 ロードロックチャンバ 51 ボート移載室 53 ボート移載機 54 上パスボックス 55 下パスボックス 56 上ボート移載ゲート 57 上ウェーハ移載ゲート 58 ウェーハ移載機 59 ダミーウェーハストッカ 60 カセットポッド 63 カセットステージ 64 反応炉 65 反応管 67 反応管 72 1段目ボート 73 大径ウェーハ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェーハが装填されたボートを反応炉に
    装入し、ウェーハを処理する半導体製造装置に於いて、
    前記ボートは反応炉のボート収納空間より低い高さを有
    し積重ね可能であり、積重ねた複数のボートを前記反応
    炉に装入可能としたことを特徴とする半導体製造装置。
  2. 【請求項2】 ウェーハが装填されたボートを反応炉に
    装入し、ウェーハをボートで保持した状態で処理する半
    導体製造装置に於いて、前記反応炉には複数積重ねたボ
    ートを装入可能であり、ウェーハの処理に応じてボート
    を選択する様にしたことを特徴とする半導体製造方法。
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