JP2001266510A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JP2001266510A
JP2001266510A JP2000078020A JP2000078020A JP2001266510A JP 2001266510 A JP2001266510 A JP 2001266510A JP 2000078020 A JP2000078020 A JP 2000078020A JP 2000078020 A JP2000078020 A JP 2000078020A JP 2001266510 A JP2001266510 A JP 2001266510A
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atip
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JP2000078020A
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Atsushi Oshima
淳 大島
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ書き込み品質を低下させることなく、
不要なデータ書き込みエラーの発生頻度を低下させてデ
ータ書き込み効率の向上を図ることができる、光ディス
クの情報記録再生装置を得る。 【解決手段】 書き込み可能な光ディスク2の未記録部
分にデータを書き込む場合、光ディスク2から読み出さ
れたATIPデータと、データ補正部47で生成された
内部補正値とが一致しなかった場合、ATIP誤り判定
部41は、直ちにデータの書き込みを停止せずに、該一
致しなかった場合が所定数連続して発生した場合にデー
タの書き込み動作を停止させる所定のエラー処理を行う
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−R及びCD
−RW等の書き込み可能な光ディスク等の情報記録媒体
に対する情報記録再生装置に関し、特に該情報記録媒体
に対してデータ書き込みを行う際に読み出したATIP
(absolute time in pregroove)データのエラー判定方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CD−R及びCD−RW等の書き
込み可能な光ディスクにおいて、一般に、未記録の光デ
ィスクには、書き込み位置の基準となる時間情報等を示
すATIPデータが製造過程でディスク上に埋め込まれ
ている。光ディスクにデータの書き込みを行う光ディス
ク記録再生装置において、該ATIPデータは、光ディ
スクの未記録部分に対してデータの書き込みを行う際、
書き込み位置を検出するための重要な情報となる。この
ため、光ディスク記録再生装置では、光ディスクからA
TIPデータが正確に読み出せなかったり、光ディスク
にデータの書き込みを行っている際にトラックずれ等が
発生すると、光ディスクに対して正常にデータの書き込
みを行うことができず、データの書き込み動作を中止し
ていた。
【0003】一方、光ディスク記録再生装置は、光ディ
スク上のほこりや傷、回路のノイズ等の影響によって、
光ディスクから読み出そうとしているデータを正常に読
み出すことができない場合があった。一般に、光ディス
ク記録再生装置では、光ディスクから読み出したデータ
に対して、CRC等を使用したデータのエラー判定を行
っているが、該エラー判定によるデータ誤り検出精度に
よっては、データが異常であるにもかかわらずエラー判
定においてデータが正常であると判定されるという問題
があった。
【0004】このことから、従来のCD−R/RW用エ
ンコードICでは、データ書き込み時に読み出したAT
IPデータに対してCRC等を使用したデータのエラー
判定を行った後、内部補正データと比較して異なる場合
は、データの書き込みを中止することにより上記問題を
解決していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、光ディスクに
埋め込まれているATIPデータが正常であり、光ディ
スク上のほこりや傷、回路のノイズ等の影響によってA
TIPデータの読み出しに失敗した後、再度データの書
き込みを行うためにATIPデータの読み出しを行う
と、正常にATIPデータを読み出すことができる場合
があった。このように、従来は、光ディスクに埋め込ま
れているATIPデータが正常であり、正常な書き込み
位置であるにもかかわらず、データの書き込みを中止す
る場合があった。
【0006】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたものであり、正常にデータの書き込めない
程度の光ディスク上のほこりや傷、回路のノイズ等の影
響によるATIPデータの読み出しエラーは、複数回連
続して発生することから、所定の回数連続してATIP
データの読み出しに失敗したときにデータ書き込み動作
を停止させるようにして、データ書き込み品質を低下さ
せることなく、不要なデータ書き込みエラーの発生頻度
を低下させてデータ書き込み効率の向上を図ることがで
きる光ディスクの情報記録再生装置を得ることを目的と
する。
【0007】なお、特開平11−16299号公報及び
特開平11−110758号公報で、CD−R/RW装
置においてATIPデータ情報を正確に読み出す技術が
開示されているが、本発明は、ATIPデータにおける
CRCを用いた誤り検出を行った後の正誤判定を行い、
書き込み・読み出し制御のパラメータとして利用してい
ることから、上記各公報で開示された技術とは異なるも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る情報記録
再生装置は、データ未記録部分に対する書き込み位置の
基準となる時間情報等を示すATIPデータを有するデ
ータ書き込み可能な光ディスクに対して、情報の記録及
び再生を行う情報記録再生装置において、光ディスクか
ら読み出されたATIPデータが示す光ディスク上の位
置情報の異常検出を行うATIP異常検出部と、該AT
IP異常検出部で検出された異常の回数から、読み出さ
れたATIPデータの異常判定を行うATIP異常判定
部とを備え、該ATIP異常判定部は、ATIP異常検
出部で検出された異常の連続回数があらかじめ設定され
た所定数を超えると、光ディスクに対する書き込み動作
を停止させるための所定のエラー処理を行うものであ
る。
【0009】更に、光ディスクから読み出されたATI
Pデータに対して所定のデータ誤り検出符号を使用して
データの誤りを検出するデータ誤り検出部を備え、AT
IP異常検出部は、該データ誤り検出部でデータの誤り
が検出されなかったATIPデータに対して、該ATI
Pデータが示す位置情報の異常検出を行うようにした。
【0010】具体的には、上記ATIP異常検出部は、
前回の制御サイクルで行われたATIPデータに対する
異常検出結果に応じて所定の方法で生成したATIPデ
ータ補正値と、今回の制御サイクルで入力されたATI
Pデータとを比較して、一致しなかった場合、ATIP
データが示す位置情報の異常とするようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、図面に示す実施の形態に基
づいて、本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の実
施の形態における情報記録再生装置の概略の構成例を示
したブロック図であり、図1では、CD−Rを例にして
示しており、未記録の光ディスクにデータの書き込みを
行う場合を例にして説明する。図1の情報記録再生装置
1において、光ディスク2に対してデータの読み出し及
び書き込みを行う光ピックアップ3で読み出されたデー
タ信号は、リードアンプ4で増幅される。CDデコーダ
5は、光ピックアップ3によって光ディスク2から読み
出されリードアンプ4で増幅されたデータのデコードを
行い、該デコードしたデータが音楽用データ(以下、C
Dデータと呼ぶ)の場合は、D/Aコンバータ6でD/
A変換されオーディオ信号として出力される。
【0012】また、CDデコーダ5は、デコードしたデ
ータがパソコン用データ(以下、CD−ROMデータと
呼ぶ)であった場合は、該CD−ROMデータをCD−
ROMデコーダ7に出力する。CD−ROMデコーダ7
は、入力されたCD−ROMデータのデコードを行い、
該デコードしたデータをホストインタフェース8を介し
て外部のホストコンピュータHCに出力する。ホストイ
ンタフェース8は、ホストコンピュータHCとの間のイ
ンタフェースを行うものであり、例えば、ATAPI又
はSCSI等の規格に準拠している。
【0013】一方、未記録の光ディスク2には、製造過
程でATIPデータが埋め込まれており、光ディスク2
の未記録部分にデータを書き込む場合、光ピックアップ
3によって該ATIPデータの読み出しを行う。ATI
Pデコーダ9は、光ピックアップ3によって光ディスク
2から読み出されリードアンプ4で増幅されたATIP
データをデコードして、CDエンコーダ10に出力す
る。CDエンコーダ10は、光ディスク2の未記録部分
に対してデータの書き込みを行う際、光ディスク上の書
き込み位置を検出するための重要な情報として入力され
たATIPデータを使用する。
【0014】このように、光ディスク2の未記録部分で
は、ATIPデータからのみ光ディスク上における位置
を示す時間情報を得ることができる。これに対して、光
ディスク2の記録済み部分では、ATIPデータに加え
て、SubQデータからもディスクの位置を示す時間情
報を得ることができる。このことから、CDエンコーダ
10は、光ディスク2の記録済み部分にデータを書き込
む場合は、ATIPデータ又はSubQデータのいずれ
かを使用してディスクの位置を示す時間情報を得る。A
TIPデコーダ9は、光ディスク2上に書き込まれたデ
ータが読み出されてリードアンプ4を介して入力され、
該入力されたデータからATIPデータ以外はデコード
を行わずにCDエンコーダ10に出力する。
【0015】次に、光ディスク2の未記録部分にデータ
を書き込む場合の各部の動作について説明する。外部の
ホストコンピュータHCからホストインタフェース8を
介して入力された書き込み用のデータは、バッファRA
M11に一時的に格納され、CD−ROMエンコーダ1
2によってバッファRAM11から読み出される。CD
−ROMエンコーダ12は、バッファRAM11から読
み出したデータをCD−ROM、CD−DA等の所定の
フォーマットに変換した後、所定の方法でエンコードし
てCDエンコーダ10に出力する。
【0016】CDエンコーダ10は、入力されたデータ
を更に所定の方法でエンコードし、ATIPデコーダ9
から入力されるATIPデータを基に光ピックアップ3
内のレーザダイオード(図示せず)を駆動するための記
録信号としてレーザコントロール回路13に出力する。
レーザコントロール回路13は、該記録信号に基づい
て、実際にレーザダイオードを駆動して光ビームを出射
させるためのレーザ駆動信号を光ピックアップ3に出力
する。
【0017】また、バッファマネージャ14は、バッフ
ァRAM11への動作状態をCD−ROMエンコーダ1
2及びホストコンピュータHCに知らせる。例えば、バ
ッファマネージャ14は、バッファRAM11がホスト
コンピュータHCからのデータを書き込んでいるとき
は、バッファRAM11がデータ書き込み中であること
をCD−ROMエンコーダ12に知らせ、バッファRA
M11がCD−ROMエンコーダ12によってデータが
読み出されているときは、バッファRAM11がデータ
読み出し中であることをホストコンピュータHCに知ら
せる。
【0018】また、光ディスク2から得られるウォブル
信号が、光ピックアップ3及びリードアンプ4を介して
サーボ回路15に入力され、サーボ回路15で生成され
た回転制御信号がモータドライバ16を介してスピンド
ルモータ17に供給される。なお、CDデコーダ5、C
D−ROMデコーダ7、ホストインタフェース8、AT
IPデコーダ9、CDエンコーダ10及びCD−ROM
エンコーダ12等は、CPU20によって動作制御され
る。
【0019】図2は、CDエンコーダ10の構成例を示
した概略のブロック図であり、図2を用いてCDエンコ
ーダ10の動作についてもう少し詳細に説明する。図2
において、CDエンコーダ10は、外部から入力される
基準クロックからCDエンコーダ10内で必要なクロッ
クを生成して各部に出力するクロック生成部21と、レ
ーザコントロール回路13を制御するための基準信号を
生成して出力するEFM出力タイミング制御部22と、
ATIPデコーダ9から入力された時間情報を示すデー
タが正常であるか否かの判定を行うデータ判定部23と
を備えている。
【0020】CDエンコーダ10は、更に、CD−RO
Mエンコーダ12から入力される書き込み用データを所
定の方法でエンコードするエンコード部24と、該エン
コード部24でエンコードされた書き込み用データに対
してEFM処理を施してEFM信号を生成するEFM部
25と、該EFM部25で生成されたEFM信号の波形
変換、いわゆるストラテジ変換を行った信号をレーザコ
ントロール回路13に出力する波形変換部26と、該波
形変換部26でストラテジ変換された信号からレーザコ
ントロールに必要な信号パターンを検出してレーザコン
トロール信号を生成し、レーザコントロール回路13に
出力するパターン検出部27とを備えている。
【0021】クロック生成部21は、外部から入力され
る基準クロックから所定のクロックを生成するクロック
ジェネレータ31と、該クロックジェネレータ31で生
成されたクロックから、CDエンコーダ10内の基準ク
ロックとなるクロックを生成してCDエンコーダ10内
の各部に出力する、PLL回路等で形成されたクロック
シンセサイザ32とで構成されている。
【0022】データ判定部23は、ATIPデータの誤
り判定を行うATIP誤り判定部41と、ATIPデー
タを一時的に格納するATIPレジスタ42と、ATI
Pデコーダ9から入力されたデータから時間情報である
SubQデータを読み出すSubQ読み出し部43と、
該SubQ読み出し部43で読み出されたSubQデー
タを一時的に格納するSubQレジスタ44とを備えて
いる。
【0023】また、データ判定部23は、ATIPレジ
スタ42及びSubQレジスタ44に格納されているデ
ータのいずれかを選択して出力するセレクタ45と、該
セレクタ45で選択されたデータを現在の時間情報とし
て格納する時間情報レジスタ46と、該時間情報レジス
タ46に格納されたデータの補正を行って内部補正値を
生成するデータ補正部47とを備えている。CDエンコ
ーダ10に入力されるATIPデータ及びSubQデー
タが、光ピックアップ3で読み出されてからCDエンコ
ーダ10に入力されるまでに時間が経過していることか
ら、該データ補正部47によって行われる補正は、該時
間差を補正するために行われ、所定時間加算した時間を
示すデータに補正する。
【0024】更に、データ判定部23は、データ書き込
み時にホストコンピュータHCから入力される書き込み
位置を示す時間情報がCPU20によって書き込まれる
目標時間情報レジスタ48と、データ補正部47で補正
して生成された内部補正値が示す時間及と時間情報レジ
スタ48に格納されているデータが示す時間とを常時比
較し、該比較結果からEFM出力タイミング制御に必要
な制御信号を生成してEFM出力タイミング制御部22
に出力する比較部49とを備えている。EFM出力タイ
ミング制御部22は、比較部49から入力される制御信
号からATIPデータの時間情報によるデータ書き込み
異常等が発生していないかといったデータ書き込み時の
監視をも行っている。
【0025】このような構成において、光ディスク2の
未記録部分にデータの書き込みを行う場合のCDエンコ
ーダ10によるATIPデータの異常判定動作、すなわ
ちデータ判定部23の動作例について説明する。ATI
Pデコーダ9から入力されたATIPデータはATIP
誤り判定部41で、CRC(cyclic redundancy chec
k)等を使用してデータの誤り判定が行われる。なお、
以下、ATIPデータの誤り判定にCRCを使用した場
合を例にして説明する。
【0026】ATIP誤り判定部41は、CRC判定を
行いデータの誤りを検出すると、ATIPレジスタ42
にデータの誤りを示すCRCエラーフラグFcをセット
し、該CRCエラーフラグFcは、セレクタ45を介し
時間情報レジスタ46にセットされる。このとき、AT
IPレジスタ42及び時間情報レジスタ46に格納され
ているATIPデータの書き換えは行われない。
【0027】データ補正部47は、時間情報レジスタ4
6にセットされたCRCエラーフラグFcを検出し、時
間情報レジスタに格納されているATIPデータを補正
してATIP誤り判定部41及び比較部49にそれぞれ
出力する。ATIP誤り判定部41は、次に入力される
ATIPデータに対してCRC判定を行い、該CRC判
定の結果、データの誤りを検出しなかった場合は、デー
タ補正部47から入力される内部補正値を使用してAT
IPデータの異常判定を行う。
【0028】すなわち、ATIP誤り判定部41は、C
RC判定の結果、データの誤りが検出されなかった場合
は、CRC判定を行ったATIPデータとデータ補正部
47から入力された内部補正値とを比較し、一致しなか
った場合は、CRCエラーフラグFcとは異なる所定の
エラーフラグFtを時間情報レジスタ46にセットする
と共に該一致しなかった連続回数をカウントするカウン
タ(図示せず)のカウント値をインクリメントする。こ
のとき、ATIPレジスタ42及び時間情報レジスタ4
6に格納されているATIPデータの書き換えは行われ
ない。なお、該カウンタは、ATIP誤り判定部41内
に設けてもよいし、ATIP誤り判定部41外に設けて
もよい。
【0029】データ補正部47は、時間情報レジスタ4
6にエラーフラグFtがセットされているときは、目標
時間情報レジスタ48に格納されている目標時間情報を
示すデータと一致するように、所定時間を加算した時間
を示す内部補正値を生成してATIP誤り判定部41及
び比較部49にそれぞれ出力する。データ補正部47か
ら出力された内部補正値と目標時間情報レジスタ48か
ら入力されるデータが一致することから、比較部49
は、該比較結果に応じた制御信号をEFM出力タイミン
グ制御部22に出力し、光ディスク2に対してデータの
書き込みが続行される。
【0030】ATIP誤り判定部41は、上記カウンタ
のカウント値が所定値になるとCPU20に対して所定
のエラー信号を出力し、CPU20は、該エラー信号が
入力されるとEFM出力タイミング制御部22及び波形
変換部26に対して、光ディスク2に対するデータの書
き込みを禁止する信号を出力すると共に、ホストコンピ
ュータHCにデータ書き込みエラーメッセージを出力す
る。このようにして、ATIP誤り判定部41は、入力
されたATIPデータと内部補正値との比較結果が一致
しなかった場合が所定回数連続して発生すると、光ディ
スク2に対するデータの書き込み動作を停止させるため
の信号をCPU20に出力する。
【0031】一方、ATIP誤り判定部41は、CRC
判定を行ったATIPデータとデータ補正部47から入
力された内部補正値が一致した場合は、該比較を行った
ATIPデータをATIPレジスタ42に格納すると共
にATIPレジスタ42にエラーフラグFtがセットさ
れている場合は、該エラーフラグFtをリセットする。
【0032】このようにATIPレジスタ42内に格納
されたデータはセレクタ45を介して時間情報レジスタ
46に格納され、データ補正部47は、時間情報レジス
タ46に格納された時間情報を読み出し、該読み出した
時間情報に対する内部補正値を生成して、ATIP誤り
判定部41及び比較部49にそれぞれ出力する。データ
補正部47から出力された内部補正値と目標時間情報レ
ジスタ48から入力されるデータが一致すると、比較部
49は、該比較結果に応じた制御信号をEFM出力タイ
ミング制御部22に出力し、光ディスク2に対してデー
タの書き込みが行われる。
【0033】図3は、データ判定部23の動作例を示し
たフローチャートであり、図3を用いてデータ判定部2
3における各部の動作の流れについて説明する。なお、
図3では、光ディスク2の未記録部分にデータの書き込
みを行う場合を例にして説明する。図3において、AT
IP誤り判定部41は、ATIPデコーダ9からATI
Pデータが入力され(ステップS1)、CRCを使用し
てデータエラーがあるか否かの判定を行う(ステップS
2)。ステップS2で、データエラーがある場合(YE
S)、ATIP誤り判定部41は、CRCエラーフラグ
FcをATIPレジスタ42にセットすると共に、該セ
ットされたCRCエラーフラグFcは、セレクタ45を
介して時間情報レジスタ46に格納される(ステップS
3)。
【0034】次に、データ補正部47は、時間情報レジ
スタ46に格納されたCRCエラーフラグFcがセット
されていることを検出し、前回算出した内部補正値があ
たかも今回の時間情報を示すデータとして時間情報レジ
スタ46に格納されているように、前回算出した内部補
正値に対して更に所定の補正を行って生成した内部補正
値をATIP誤り判定部41及び比較部49にそれぞれ
出力して(ステップS4)、ステップS1に戻る。ま
た、ステップS2で、データエラーがなかった場合(N
O)、ATIP誤り判定部41は、データ補正部47か
ら入力された内部補正値とATIPデータとが一致して
いるか否かを調べ(ステップS5)、一致している場合
は(YES)、カウンタのカウント値を初期値にリセッ
トする(ステップS6)。
【0035】次に、ATIP誤り判定部41は、ATI
PデータをATIPレジスタ42に格納すると共にAT
IPレジスタ42にCRCエラーフラグFc及び/又は
エラーフラグFtがセットされている場合はリセット
し、ATIPレジスタ42に格納されたデータがセレク
タ45を介して時間情報レジスタ46に格納される(ス
テップS7)。データ補正部47は、時間情報レジスタ
46に格納されたATIPデータを読み出して内部補正
値を算出し、該算出した内部補正値をATIP誤り判定
部41に出力すると共に比較部49に出力される(ステ
ップS8)。次に、比較部49の比較結果がEFM出力
タイミング制御部22に出力され、データの書き込み動
作が続行され(ステップS9)、ステップS1に戻る。
【0036】また、ステップS5で、一致しなかった場
合(NO)、ATIP誤り判定部41は、カウンタのカ
ウント値をインクリメントし(ステップS10)、該カ
ウンタのカウント値が所定数になったか否かを調べる
(ステップS11)。ステップS11で、所定数になっ
ていない場合は(NO)、ATIP誤り判定部41は、
ATIPレジスタ42に所定のエラーフラグFtをセッ
トすると共に、該セットされたエラーフラグFtは、セ
レクタ45を介して時間情報レジスタ46に格納される
(ステップS12)。
【0037】次に、データ補正部47は、時間情報レジ
スタ46にエラーフラグFtがセットされていることを
検出し、前回算出した内部補正値があたかも今回の時間
情報を示すデータとして時間情報レジスタ46に格納さ
れているように、前回算出した内部補正値に対して所定
の補正を行って生成した内部補正値をATIP誤り判定
部41及び比較部49にそれぞれ出力して(ステップS
13)、ステップS9に進む。また、ステップS11
で、カウンタのカウント値が所定数になった場合(YE
S)、ATIP誤り判定部41は、所定のエラー信号を
CPU20に出力する。CPU20は、該エラー信号が
入力されるとEFM出力タイミング制御部22及び波形
変換部26に対してデータ書き込み動作を停止させる信
号を出力して書き込み動作を停止させ(ステップS1
4)、本フローは終了する。
【0038】このように、本実施の形態における情報記
録再生装置は、書き込み可能な光ディスク2の未記録部
分にデータを書き込む場合、光ディスク2から読み出さ
れたATIPデータと、データ補正部47で生成された
内部補正値とが一致しなかった場合、直ちにデータの書
き込みを停止せずに、該一致しなかった場合が所定数連
続して発生した場合にデータの書き込み動作を停止させ
る所定のエラー処理を行うようにした。このことから、
データ書き込み品質を低下させることなく、不要なデー
タ書き込みエラーによるデータ書き込み停止の発生頻度
を低下させてデータ書き込み効率の向上を図ることがで
きる。
【0039】なお、上記実施の形態では、CD−Rを例
にして説明したが、CD−RW等のデータ書き込み可能
な光ディスクにおいても同様であるのでその説明を省略
する。
【0040】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
の情報記録再生装置によれば、光ディスクの未記録部分
にデータを書き込む場合、光ディスクから読み出された
ATIPデータが示す位置情報の異常を検出すると、直
ちにデータの書き込みを停止させずに、該位置情報の異
常を所定回数連続して検出した場合にデータの書き込み
動作を停止させる所定のエラー処理を行うようにした。
このことから、データ書き込み品質を低下させることな
く、不要なデータ書き込みエラーによるデータ書き込み
停止の発生頻度を低下させてデータ書き込み効率の向上
を図ることができる。
【0041】更に、光ディスクから読み出されたATI
Pデータに対して所定のデータ誤り検出符号を使用して
データの誤りを検出し、データの誤りが検出されなかっ
たATIPデータに対して、該ATIPデータが示す位
置情報の異常検出を行うようにした。このことから、デ
ータ誤り検出符号のデータ誤り検出精度に起因するAT
IPデータの誤った正常判定が行われることを防止でき
る。
【0042】具体的には、前回の制御サイクルで行われ
たATIPデータに対する異常検出結果に応じて所定の
方法で生成されたATIPデータ補正値と、今回の制御
サイクルで入力されたATIPデータとを比較して、一
致しなかった場合、ATIPデータが示す位置情報の異
常とするようにした。このことから、データ誤り検出符
号のデータ誤り検出精度に起因するATIPデータの誤
った正常判定が行われることをより確実に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態における情報記録再生装
置の例を示した概略のブロック図である。
【図2】 図1におけるCDエンコーダ10の概略の構
成を示したブロック図である。
【図3】 図2におけるデータ判定部23の動作例を示
したフローチャートである。
【符号の説明】
1 情報記録再生装置 2 光ディスク 3 光ピックアップ 9 ATIPデコーダ 10 CDエンコーダ 12 CD−ROMエンコーダ 13 レーザコントロール回路 20 CPU 23 データ判定部 41 ATIP誤り判定部 42 ATIPレジスタ 46 時間情報レジスタ 47 データ補正部 48 目標時間情報レジスタ 49 比較部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ未記録部分に対する書き込み位置
    の基準となる時間情報等を示すATIPデータを有する
    データ書き込み可能な光ディスクに対して、情報の記録
    及び再生を行う情報記録再生装置において、 上記光ディスクから読み出されたATIPデータが示す
    光ディスク上の位置情報の異常検出を行うATIP異常
    検出部と、 該ATIP異常検出部で検出された異常の回数から、読
    み出されたATIPデータの異常判定を行うATIP異
    常判定部と、を備え、 該ATIP異常判定部は、ATIP異常検出部で検出さ
    れた異常の連続回数があらかじめ設定された所定数を超
    えると、光ディスクに対する書き込み動作を停止させる
    ための所定のエラー処理を行うことを特徴とする情報記
    録再生装置。
  2. 【請求項2】 光ディスクから読み出されたATIPデ
    ータに対して所定のデータ誤り検出符号を使用してデー
    タの誤りを検出するデータ誤り検出部を備え、上記AT
    IP異常検出部は、該データ誤り検出部でデータの誤り
    が検出されなかったATIPデータに対して、該ATI
    Pデータが示す位置情報の異常検出を行うことを特徴と
    する請求項1に記載の情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 上記ATIP異常検出部は、前回の制御
    サイクルで行われたATIPデータに対する異常検出結
    果に応じて所定の方法で生成したATIPデータ補正値
    と、今回の制御サイクルで入力されたATIPデータと
    を比較して、一致しなかった場合、ATIPデータが示
    す位置情報の異常とすることを特徴とする請求項1又は
    請求項2のいずれかに記載の情報記録再生装置。
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