JP2001266254A - 音声生成装置を有するセルフ・サービス・チェックアウト端末及びその操作方法 - Google Patents

音声生成装置を有するセルフ・サービス・チェックアウト端末及びその操作方法

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JP2001266254A
JP2001266254A JP2001001746A JP2001001746A JP2001266254A JP 2001266254 A JP2001266254 A JP 2001266254A JP 2001001746 A JP2001001746 A JP 2001001746A JP 2001001746 A JP2001001746 A JP 2001001746A JP 2001266254 A JP2001266254 A JP 2001266254A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 人による補助を必要とすることなく、適切な
指示及び指図を提供して操作を促進できるような小売り
端末装置を提供する。 【解決手段】 小売り端末装置は音声生成装置を有し、
(a)前記小売り端末装置の操作に関してユーザに指示
する第1音声指示を第1音声タイプで生成するように前
記音声生成装置を操作させ、(b)前記第1音声指示に
応ずる前記ユーザを示す第1行動を前記小売り端末装置
で該ユーザが実行しているか判定させ、それに応じて適
切応答制御信号を生成させ、(c)前記第1音声指示の
生成に引き続いて所定量の時間が経過したが、前記適切
応答制御信号の生成前であれば、前記小売り端末装置の
操作に関して前記ユーザに指示する第2音声指示を第2
音声タイプで生成するように、前記音声生成装置を操作
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全般的には、小売
りチェックアウト端末に関し、より詳細には、関連され
た音声生成装置を有するセルフ・サービス・チェックア
ウト端末及びその操作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】小売事業における最大のコスト費目は、
販売商品の仕入れであり、次に労働コストである。特に
食料品販売業やスーパーマーケット業では、労働コスト
の削減のために、取扱い品目数の削減や、商品の取り扱
いや処理にかかる時間を減少又は排除することに焦点を
当てる動きが強い。このため、店員数を削減するべく、
数多くのセルフ・サービス・チェックアウト端末のコン
セプトが考案されてきた。
【0003】この一環としてセルフ・サービス・チェッ
クアウト・システムが考案された。これは、顧客自らが
小売り店員の助けを借りずに操作するシステムである。
セルフ・サービス・チェックアウト・システムにおいて
は、その店のショッピング領域において顧客自らが、セ
ルフ・サービス・チェックアウト端末の使用によって購
入商品をチェックアウト(精算)し、購入代金を清算し
た上で当該店を退出する。従って、顧客はその小売店か
ら商品を購入する目的で小売店に入る点において、小売
り店員或は小売商の従業員とは区別される。
【0004】顧客は、スキャナを横切らせて購入のため
の個々別々の商品をスキャンするか或は、それら商品を
製品スケールで計量し、その後、所望に応じてそれら商
品を買い物バッグに入れる。次いで顧客は自身の購入に
対する支払いを、もしそのように具備されていれば、セ
ルフ・サービス・チェックアウト端末で、或は、店舗従
業員があてがわれている中央支払い領域で行う。こうし
てセルフ・サービス・チェックアウト端末は、顧客が、
小売商人員のアシスタント無しに、選択、明細書作成、
そしてある種の場合には顧客である彼の或は彼女の購入
に対する支払いを為すことを可能とするものである。
【0005】一般に顧客は、顧客である彼の或は彼女の
最初のセルフ・サービス・チェックアウト端末使用に先
行して、その端末の操作に関する訓練を殆ど受けていな
いか或は全く受けていない可能性がある。よって、一般
的に望ましいことは、顧客のセルフ・サービス・チェッ
クアウト端末の使用を補助する多数の指示をその顧客に
提供することである。例えば、製品スキャナの操作の場
合、端末が商品情報をスキャナを通じて入力させる準備
が何時為されるかについて顧客に指示することが望まし
い。更には、顧客がセルフ・サービス・チェックアウト
端末を不適切に操作していると判定されたならば、その
セルフ・サービス・チェックアウト端末の適切な操作に
関する指図を顧客に提供することが望ましい。例えば、
顧客が商品を先ずスキャン或は入力させること無しに、
その商品をショッピングバック内に入れたと判定された
ならば、その商品をバッグから取り除き、端末のそうし
た不適切な使用を中止するように顧客に指図することが
望ましい。
【0006】しかしながら、指示及び/或は指図を提供
するためにこれまで利用された方法は、しばしば、顧客
にとって理解することが難しく、それによって潜在的に
は端末の使用に顧客が気乗りしなくなる。もしこれが、
補助、調査、或は、顧客の取引への仲介のために店舗従
業員を一定して必要とさせることになれば、セルフ・サ
ービス端末の操作に関連された労役節約は実現されな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】それ故に必要とされる
ことは、上述した短所の内の1つ或はそれ以上を克服す
る小売りチェックアウト端末である。特に必要とされる
ことは、顧客に指示及び指図を提供して、「使い勝手の
よい」方法で、小売りチェックアウト端末に対する顧客
の操作を促進するようなセルフ・サービス・チェックア
ウト端末である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような小
売り端末装置及びその操作方法を提供するものである。
本方法においては、前記小売り端末装置の操作に関して
ユーザに指示する第1音声指示を第1音声タイプで生成
するステップが含まれる。本方法は、その第1音声指示
に応答する前記ユーザを示す第1行動を前記小売り端末
装置で該ユーザが実行するかを判定すると共に、それに
応じて適切応答制御信号を生成するステップをも含む。
この方法は、もし前記第1音声指示の生成に引き続いて
所定量の時間が経過したが、前記適切応答制御信号の生
成前であれば、前記小売り端末装置の操作に関して前記
ユーザに指示する第2音声指示を第2音声タイプで生成
するステップを更に含む。
【0009】本発明の第2実施例に従えば、小売り端末
装置が提供される。この小売り端末装置は、音声生成装
置を含む。この小売り端末装置は、前記音声生成ユニッ
トと電気的に結合された処理ユニットをも含む。更に
は、この小売り端末装置は、前記処理ユニットと電気的
に結合されたメモリ装置を更に含む。このメモリ装置は
内部に複数の指示を記憶しており、それらの指示が前記
処理ユニットによって実行された際、該処理ユニットに
対して、(a)前記小売り端末装置の操作に関してユー
ザに指示する第1音声指示を第1音声タイプで生成する
ように前記音声生成装置を操作させ、(b)その第1音
声指示に応ずる前記ユーザを示す第1行動を前記小売り
端末装置で該ユーザが実行するかを判定させる共に、そ
れに応じて適切応答制御信号を生成させ、そして(c)
もし前記第1音声指示の生成に引き続いて所定量の時間
が経過したが、前記適切応答制御信号の生成前であれ
ば、前記小売り端末装置の操作に関して前記ユーザに指
示する第2音声指示を第2音声タイプで生成するように
前記音声生成装置を操作させる。
【0010】本発明の第3実施例に従えば、小売り端末
装置を操作する方法が提供される。この方法は、前記小
売り端末装置の操作に関してユーザに指示するように第
1音声抑揚レベルで第1音声指示を生成するステップを
含む。この方法は、その第1音声指示に応答する前記ユ
ーザを示す第1行動を前記小売り端末装置で該ユーザが
実行するかを判定すると共に、それに応じて適切応答制
御信号を生成するステップをも含む。更にまた、この方
法は、前記第1音声指示の生成に引き続いて所定量の時
間が経過したが、前記適切応答制御信号の生成前であれ
ば、前記小売り端末装置の操作に関して前記ユーザに指
示するように第2音声指示を第2音声抑揚レベルで生成
するステップを含む。前記第1音声抑揚レベルは前記第
2音声抑揚レベルと異なる。
【0011】それ故に、本発明の目的は、新規で有用な
小売りチェックアウト端末を提供することである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、添付図面を参照して例示的に説明する。
【0013】本発明は様々な変更及び代替の形態を受け
入れることができる一方で、その特定の実施例が例示目
的で図中に示されて、以下に詳細に説明される。しかし
ながら理解して頂きたいことは、発明を開示される特定
の形態に限定する意図はないが、逆に、添付の特許請求
の範囲によって規定された発明の精神及び範囲内に入る
全ての変更、等価物、並びに、代替を包含することが意
図されている。
【0014】ここで、図1を参照すると、食料品店など
の小売店舗で使用するセルフ・サービス・チェックアウ
ト端末10を示している。セルフ・サービス・チェック
アウト端末10には、製品スケール12、スキャナ1
4、バッグ置き場スケール20、カード読み出し装置3
0、表示モニタ32、キーパッド34、プリンタ36、
処理ユニット26、スピーカ60が含まれる。カード読
み出し装置30、表示モニタ32、キーパッド34、プ
リンタ36、スピーカ60は分離した構成部分として準
備することができるが、現金自動預け払い機(ATM)
24の構成部分として準備するほうが好ましい。
【0015】また、セルフ・サービス・チェックアウト
端末10には、一つ以上の買い物バッグ(未表示)を収
納するバッグ置き場38、カウンタ42が固定されたベ
ース40も含まれる。カウンタ42の表面は図1に示す
ようにアーチ形の形状を持つ。こうしたアーチ形の表面
により、ATM24及び付随する構成部分の比較的近く
又は隣接する位置にスキャナ14を配置できる。こうし
た設計により、ユーザ(顧客など)はセルフ・サービス
・チェックアウト端末10を利用しやすくなる。さら
に、バッグ置き場38は、顧客が常に二つ以上の買い物
バッグに手が届くように設計し、顧客が異なるタイプの
品目を選択的に買い物バッグに入れられるようにする。
例えば、顧客は最初の買い物バッグに石鹸や漂白剤など
の家庭用化学製品を入れ、第二の買い物バックに肉や野
菜などの食品を入れたいと考える可能性がある。
【0016】スキャナ14は、統一商品コード(UP
C)、産業用記号、文字数字式記号その他の購入品に結
びついた印などの製品確認コードを従来通りスキャン又
は読み出しする。本発明で使用できるスキャナの一つ
は、オハイオ州デイトンのNCRCorporatio
nが市販している二重レンズ・スキャナー、型番787
5である。
【0017】スキャナ14は第一のスキャニング窓14
aと第二のスキャニング窓14bを含む。図1のよう
に、スキャニング窓14aはほぼ水平になるように配置
し、第二のスキャニング窓14bはほぼ垂直になるよう
に配置する。製品スケール12はスキャナ14と融合し
ている。具体的には、製品スケール12はスキャニング
窓14aとほぼ並行に、スキャニング窓14aを包み込
むように配置する。野菜などの商品を製品スケール12
又は第一のスキャニング窓14aの上に置いた場合、製
品スケール12を使用して商品の重量をはかることがで
きる。
【0018】また、スキャナ14はレーザなどの光源
(未表示)、モータ(未表示)によって動く回転鏡(未
表示)、鏡アレイ(未表示)を含む。運用中は、レーザ
光線が回転鏡と鏡アレイに反射して、スキャン光線のパ
ターンを作る。商品の製品確認コードをスキャナ14上
に通すと、スキャン光線はコードにより分散してスキャ
ナ14へ戻り、ここで収集及び検知される。次に反射光
を電子的に分析し、この反射光に有効なコード・パター
ンが含まれるかを判断する。有効なコード・パターンが
存在する場合、製品確認コードを利用して、以下に説明
する方法で、商品に関する製品情報(その商品の価格な
ど)を引き出せる。
【0019】表示モニタ32には、顧客にチェックアウ
ト手順をガイドするための指示が表示される。例えば、
表示モニタ32には、セルフ・サービス・チェックアウ
ト端末10に商品の入力を行うとき、スキャナ14上に
商品を通せばいいのか、それとも商品の重さを知るため
に商品を製品スケール12上に置けばいいのかを顧客に
伝える指示が表示される。表示モニタ32は、顧客が画
面の特定のエリアに触れたときにデータ信号を生成でき
るタッチ・スクリーン・モニタとして知られるものが好
ましい。
【0020】状況通知ライト装置11は、顧客の処理に
介入する必要があるとき、顧客サービス・マネージャな
どの店員に通知を行うためのものである。具体的には、
状況通知ライト装置11は、第一の色(黄色など)を使
って、顧客の処理が終わる前に介入する必要があること
を店員に通知できる。別の状況では、状況通知ライト装
置11は、第二の色(赤など)を使って、ただちに介入
が必要なことを店員に通知できる。
【0021】バッグ置き場スケール20は重量計で、バ
ッグ置き場38に置いた(買い物バッグに入れた)商品
又はバッグ置き場38に隣接するカウンタ42の部分に
置かれた商品の重量をモニタする。顧客がバッグ置き場
38に隣接するカウンタ42の部分に商品を置くのは、
その商品の入力の後、買い物バッグに入れる前と考えら
れる。例えば、顧客がパンをスキャンした場合、その顧
客はパンがつぶれるのを防ぐために、買い物バッグの一
つがほぼ満杯になるまで、パンをバッグ置き場38に隣
接するカウンタ42の部分に置いておきたいと思う可能
性がある。したがって、バッグ置き場スケール20は、
バッグ置き場38内での商品の出入りと、カウンタ42
上での商品の出入りをモニタするのに利用できる。こう
したモニタリングは、スキャンされていない商品を買い
物バッグに入れるのを防ぐ上で特に有効である。
【0022】スピーカ60は指示音声メッセージ(又は
指示的な音声メッセージ)等のメッセージを放送するた
めに設けられている。特に、処理ユニット26及びスピ
ーカ60は集合的に音声生成装置を画成し、それがセル
フ・サービス・チェックアウト端末10を操作する顧客
に対して放送される多数のシミュレートされた人の声を
生成すべく利用され得ることによって、顧客に音声指示
を提供する。こうした音声指示は、処理ユニット26に
関連されたメモリ装置内に記憶された多数の予め記録さ
れた音声メッセージとして提供され得る。そうした予め
記録されたメッセージは、小売りチェックアウト取引の
間の特定の時間に、スピーカ60の使用によって顧客に
放送され得る。例えば、もし顧客が第1の商品をスキャ
ナ14でスキャンするが、より高価な第2の商品をバッ
グ置き場38内の買い物バッグの内の1つの中に入れた
ならば、スピーカ60で音声メッセージが放送され得
て、顧客にその商品を買い物バッグから取り除くように
指示する。理解して頂きたいことは、他のタイプの装置
でも指示音声メッセージを生成すべく利用され得ること
である。例えば、処理ユニット26は所望の音声メッセ
ージを作り出すことができる任意の周知の音声合成ソフ
トウェアを実行し得る。更には、セルフ・サービス・チ
ェックアウト端末10は、該セルフ・サービス・チェッ
クアウト端末10の操作中、指示音声メッセージを生成
するための音声生成装置のように利用され得る既知の音
声合成器を含むように構成され得る。以下により詳細に
議論されるように、スピーカ60でのシミュレートされ
た音声放送の特定の音響特性は変動させることができ
て、精算取引中の顧客に対して所望の印象を作り出すよ
うに為す。
【0023】次に図2は、セルフ・サービス・チェック
アウト端末10を簡略化したブロック図を示している。
処理ユニット26は、製品スケール12、スキャナ1
4、バッグ置き場スケール20、カード読み出し装置3
0、表示モニタ32、キーパッド34、プリンタ36、
スピーカ60と電気的に結合している。また、処理ユニ
ット26は、小売店のLAN又はWANのようなネット
ワーク25、端末メモリ装置27とも電気的に結合して
いる。
【0024】処理ユニット26はデータ通信ライン29
を介して、スキャナ14が生成する出力信号をモニタす
る。特に、顧客が製品確認コードを含む商品をスキャニ
ング窓14a、14bでスキャンしたとき、製品確認コ
ードを示す出力信号がデータ通信ライン29上に生成す
る。
【0025】処理ユニット26はデータ通信ライン31
を介して製品スケール12と結合している。特に、顧客
が商品を製品スケール12に置いたとき、製品スケール
12は商品の重量を示す出力信号をデータ通信ライン3
1上に生成する。
【0026】処理ユニット26はデータ通信ライン55
を介してバッグ置き場スケール20と結合している。特
に、顧客が商品を買い物バッグに入れたときやバッグ置
き場38に隣接するカウンタ42の部分に置いたとき、
バッグ置き場スケール20は買い物バッグ内の商品の重
量やバッグ置き場スケール20に隣接するカウンタ42
の部分にある商品の重量を示す出力信号をデータ通信ラ
イン55上に生成する。同様に、顧客がショッピングバ
ックの内の1つから商品を取り除くか、或は、バック置
き場38に近接したカウンタ42の部分から商品を取り
去ると、バッグ置き場スケール20は、データ通信ライ
ン55上に、買い物バッグから取り除かれた商品及び/
或はバッグ置き場38に近接するカウンタ42の部分か
ら取り去られた商品の重量を示す出力信号を生成する。
【0027】処理ユニット26はデータ通信ライン43
を通じて表示モニタ32と通信する。処理ユニット26
はデータ通信ライン43に出力信号を生成し、表示モニ
タ32にさまざまなメッセージや処理データを表示させ
る。前に触れたように、表示モニタ32には、顧客が表
示モニタ32の表示画面の特定のエリアに触れたときに
出力信号を生成するタッチスクリーン技術として知られ
るものを含めることができる。表示モニタ32で生成し
た信号はデータ通信ライン43を通って処理ユニット2
6に送信される。
【0028】キーパッド34はデータ通信ライン49を
介して処理ユニット26と結合している。キーパッド3
4には一つ以上のキーパッドやタッチパッドとして知ら
れているものを含めることができる。表示モニタ32の
タッチスクリーンやキーパッド34は、顧客がセルフ・
サービス・チェックアウト端末10の操作に関する情報
を入力するために利用できる入力装置になると考えられ
る。また多数の他の入力装置は、顧客がセルフ・サービ
ス・チェックアウト端末10の操作に関する情報を入力
するために利用できる入力装置になると考えられる。
【0029】さらに、カード読み出し装置30はデータ
通信ライン45を介して処理ユニット26と結合してい
る。カード読み出し装置30には、顧客のカードに保存
されている情報を読み出す機能を持つクレジットカー
ド、デビットカード、ロイヤリティカード、スマートカ
ードの読み出し機を含めることができる。
【0030】プリンタ36は、データ通信ライン41を
介して処理ユニット26に結合されている。このプリン
タ36は、例えば、顧客の精算取引の終わりに該顧客に
対する領収書を印刷するために設けられている。
【0031】スピーカ60は、データ通信ライン59を
介して処理ユニット26に結合されている。処理ユニッ
ト26によって生成された指示メッセージは、データ通
信ライン59を介してスピーカ60へ通信され、その
後、そのスピーカ60で顧客へ放送されて、セルフ・サ
ービス・チェックアウト端末10の該顧客の使用に関し
てその顧客を補助する。以下により詳細に議論されるよ
うに、その放送される音声指示メッセージに関連された
特定の音響特性は、顧客のセルフ・サービス・チェック
アウト端末10の操作に基づいて変動される。例えば、
スピーカ60で放送されるシミュレートされた音声の音
量或は音声抑揚レベルは、もし顧客が先行して放送され
た指示音声メッセージを無視するか、或は、軽んずれ
ば、反復される指示音声メッセージ放送中に変動され得
る。
【0032】処理ユニット26には、セルフ・サービス
・チェックアウト端末10が有線接続51を通じてLA
N又はWANなどの小売店のネットワーク25と通信す
るのを可能にするネットワーク・インターフェース回路
(未表示)が含まれる。処理ユニット26はチェックア
ウト手順中に小売店のネットワーク25と通信し、価格
情報など、スキャン、計量、その他の方法で入力された
商品に関する情報を入手したり、必要に応じて顧客のク
レジットの承認を確認したりもする。セルフ・サービス
・チェックアウト端末10のネットワーク・インターフ
ェース回路には、イーサネット(登録商標)拡張カード
として知られるものを含めることができ、有線接続51
にはツイステッド・ペア通信ラインを含めることができ
る。また、このネットワーク・インターフェース回路は
小売店のネットワーク25との無線通信をサポートする
こともできる。
【0033】処理ユニット26は、データ・バス53を
介して端末メモリ装置27と通信する。端末メモリ装置
27は、顧客がセルフ・サービス・チェックアウト端末
10を使用中にスキャン、計量、その他の方法で入力し
た各商品に関する製品情報の記録を含む電子処理テーブ
ルを格納するためのものである。例えば、顧客がスープ
の缶詰をスキャンした場合、入力された商品の制御信号
が発信され、スープの銘柄と関連情報が端末メモリ装置
27の処理テーブルに記録される。同じように、顧客が
スイカを製品スケール12で計量し、スイカの製品検索
コードをデータ入力装置34で入力した場合、入力され
た商品の制御信号が発信され、スイカに関する製品情報
が処理テーブルに記録される。
【0034】そのため、処理テーブルに記録された各商
品の合計額から、(1)減額分(クーポンなど)を差し
引き、(2)適用される税額を足したものが、顧客がそ
の処理において支払う金額となると考えられる。さら
に、処理テーブルに記録されたデータはプリンタ36で
プリントアウトされ、処理の終わりに顧客へのレシート
が作成される。
【0035】処理ユニット26は、既知のPCサウンド
カード等のサウンド(音響)生成回路をも含み、従来か
らそれが処理ユニット26にスピーカ60で放送される
音声メッセージを生成させることを可能としている。更
には、端末メモリ装置27をも利用され得て、処理ユニ
ット26によってスピーカ60上で選択的に放送される
多数の予め記録された指示音声メッセージを記憶して、
セルフ・サービス・チェックアウト端末10の操作中に
顧客に音声指示及び/或は指図を提供するように為す。
【0036】次に図3で参照されるように、セルフ・サ
ービス・チェックアウト端末10を通じて、商品を精算
するための一般的な手続き50を説明するフローチャー
トが示されている。顧客がセルフ・サービス・チェック
アウト端末10に到着すると、端末10はアイドリング
状態である(ステップ52)。初期化ステップ54が購
入に対する商品の精算に先行して実行される。特に1つ
或はそれ以上の初期化指示が表示モニタ32上に表示さ
れて、(1)表示モニタ32の特定領域に接触するか、
或は、キーパッド34上の特定のボタンを押圧して、支
払いの所望方法を選択するように為すこと、及び/或
は、(2)ローヤルティカード、デビットカード、クレ
ジットカード、或は、スマートカードをカード読み出し
装置30内へ挿入することで顧客自身を識別すること
を、顧客に指示する。
【0037】初期化ステップ54の完了で、手続き50
は明細書作成ステップ56へ進み、そこで顧客は購入に
対する個々別々の商品を、スキャニング・ウィンドウ1
4a及び14bの内の一方に面する製品識別コードでス
キャナ14を横切るようにスキャンする。更には、ステ
ップ56でユーザは商品を製品スケール12上に置くこ
とができ、その商品を計量し、その後、もし商品上に印
刷された製品識別コードがスキャナ14で読取りできな
いか、或は、もし商品がスキャナ14でスキャンするに
はあまりにも大きいか又は嵩張っていれば、キーパッド
34か、或は、表示モニタ32の特定領域を接触するこ
との何れかでその商品に関連された製品検索(ルックア
ップ)コードを入力する。顧客は、スキャナ14(もし
クーポン或は商品引換券がその上に印刷されたバーコー
ドを有すれば)か、キーパッド34、或は、表示モニタ
32の特定領域を接触することの何れかで、クーポン或
は商品引換券に関連された識別コードを入力することも
できる。
【0038】明細書作成ステップ56の完了で、手続き
50は最終仕上げステップ58へ進み、そこで、(1)
通貨又は現金をキャッシュ・アクセプタ(不図示)内へ
挿入するか、クレジットカード若しくはデビットカード
の勘定で負担するか、或は、カード読み出し装置30を
介してスマートカード上に記憶された価格量を減額する
かの何れかで支払いが為され、そして、(2)明細書化
されたリストの形態の領収書がプリンタ36で印刷され
る。理解して頂くべきことは、顧客がキャッシュ・アク
セプタ内へ通貨を挿入する時の場合、セルフ・サービス
・チェックアウト端末10は通貨ディスペンサ(不図
示)及び硬貨ディスペンサ(不図示)を介してお釣りを
提供することがあり得ることである。最終仕上げステッ
プ58の完了後、手続き50はステップ52へ戻って、
セルフ・サービス・チェックアウト端末10は次の顧客
が精算続きを開始するまでアイドリング状態でいる。
【0039】以上に説明されたような様式でのチェック
アウト端末10の動作中、補助或は指図が音声生成装置
(即ち、処理ユニット26及びスピーカ60の組合せ)
の使用によってユーザ(即ち、顧客)へ提供される。特
に、セルフ・サービス・チェックアウト端末10の動作
中、該端末10の操作に関して顧客へ指示を提供する必
要性があり得る。例えば、もし顧客が購入のために商品
をスキャナ14でスキャンしようと試みるが、スキャナ
14がその商品に関連されたバーコードを取り込むこと
ができなければ、処理ユニット26は音声指示メッセー
ジを生成し、それが顧客によって可聴的に検出されるよ
うに為すためにスピーカ60で放送される。同様に、音
声指示メッセージはスピーカ60で放送され得て、もし
その商品がスキャンされなかったか、或は、該商品を買
い物バッグ内へ入れる前に入力されていなければ、顧客
に商品を買い物バッグから取り除くように知らせる。
【0040】最初の音声指示メッセージは、放送される
特定の指示に適合している音声タイプで放送される。用
語「音声タイプ」によってここで意味されることは、所
定の音響特性を有するシミュレートされた音声であり、
それはその指示メッセージの意図を伴って、顧客に対す
る所望の印象を作り出す。例えば、顧客が商品をスキャ
ンしようと試みるが、その商品に関連されたバーコード
がスキャナ14によって取り込めなかったならば、顧客
にその商品を再スキャンするように指示する音声指示
が、比較的に相当に事務的な音声タイプで放送され得
て、それはそのメッセージの意図を伴って、その商品は
再スキャンされる必要があるが、顧客が端末を不法に操
作しているとの即刻の心配はないとする印象を顧客に伝
える。しかしながら、もし顧客が商品を買い物バッグの
内の1つに、その商品を先ずスキャンすること無しに入
れれば、顧客にその商品を買い物バッグから取り除き、
その後にその商品を再スキャンするように指示する音声
指示が、比較的大きく厳しい音声タイプで放送され得
て、それは、そのメッセージの意図を伴って、その商品
をバッグから取り除く必要があり、顧客が端末を不正に
操作しているとの心配があるとする印象を顧客に伝え
る。
【0041】理解して頂くべきことは、シミュレートさ
れた音声の数々の音響特性は、顧客に対して所望の効果
或は印象を作り出すために変動され得る。例えば、音声
メッセージがスピーカ60で放送される音量レベルは、
顧客に対して所望の印象を作り出すために変動され得
る。シミュレートされた音声の音声抑揚レベルは、顧客
に対して所望の印象を作り出すために変動され得る。用
語「音声抑揚レベル」によってここで意味されること
は、特定音声タイプのシミュレートされた音声に関連さ
れたトーン・レベル及びピッチ・レベルの組合せであ
る。これ故に、音声抑揚レベルは、シミュレートされた
音声のピッチ・レベル及び/或はトーン・レベルを改変
することによって様々な異なる音声タイプを作り出すた
めに、改変され得て、それによって、顧客に対する所望
の印象を作り出している。
【0042】音声タイプの「性別」は顧客に対する所望
の印象を作り出すべく改変され得る。例えば、もし顧客
が不注意に正しくない非存在の商品コードを端末10内
へ入力すれば、親切な女性の音声タイプが利用され得
て、間違ったコードが入力された旨の指示メッセージを
顧客に知らせる指示メッセージが顧客に放送される。し
かしながら、端末10に関連された保全ソフトウェア・
エージェントが、非常に疑わしい様式で顧客が端末を操
作したと判定する時の場合、比較的簡潔な男性の音声が
利用され得て、その顧客に指示メッセージを放送する。
【0043】理解して頂くべきことは、上述した様々な
音声タイプは、事実上、例示的であることが意図されて
おり、端末10の操作において任意の数或は任意の形態
の音声タイプが利用され得ることである。特に任意の数
或は任意の形態の予め記録された指示メッセージがメモ
リ装置27内に記憶され得て、所与の小売り所の要望に
合致するように為す。更には、他のタイプの音声生成装
置を使用する場合、使用される特定装置のデザイン制限
によってのみ制限されるので、任意の数或は任意の形態
の音声タイプが利用可能となる。
【0044】ひとたび最初の指示音声メッセージが顧客
に放送されたならば、処理ユニット26は、顧客が自身
に付与された指示或は複数の指示に従うかを判定するた
めに顧客の行動をモニタ又は監視する。特に処理ユニッ
ト26はスキャナ14、製品スケール12、バッグ置き
場スケール20、表示モニタ32に関連されたタッチ・
スクリーン、カード読み出し装置30、並びに、キーパ
ッド34等の様々な端末構成要素からの出力をモニタし
て、顧客が自身に付与された音声メッセージでの指図に
従っていることを示す行動を実行しているかを判定する
ように為す。
【0045】例えば、もし最初の指示音声メッセージ
が、顧客に、製品スケール20上に配置された商品に関
連された製品検索コードを入力するように指示したなら
ば、処理ユニット26はキーパッド34と表示モニタ3
2に関連されたタッチ・スクリーンとからの出力をモニ
タして、顧客が要求された検索コードを入力したかを判
定する。更には、もし最初の指示音声メッセージが、顧
客に、スキャナ14でスキャンすべく先行して試みられ
た商品を再スキャンするように指示したならば、処理ユ
ニット26はスキャナ14からの出力をモニタして、顧
客がその商品を再スキャンしたかを判定するように為
す。理解して頂くべきことは、処理ユニット26は2つ
以上の端末構成要素からの出力をモニタし得て、顧客が
自身にその最初の音声メッセージで付与された指図に従
ったかを判定するように為す。例えば、もし最初の指示
音声メッセージがバッグ置き場38内に配置された買い
物バッグの内の1つから商品を取り除くように顧客に指
示して、その後にその商品をスキャンしたならば(なぜ
ならば、顧客がスキャンしなかった商品をそのバッグ内
へ入れたから)、先ず処理ユニット26は、バッグ置き
場スケール20からの出力をモニタして、顧客が買い物
バッグからその商品を取り除いたかを判定するように為
し、その後にスキャナ14からの出力をモニタして、顧
客がその商品をスキャンするかを判定するように為す。
【0046】もし顧客が要求された端末行動を実行すれ
ば(例えば、商品を再スキャンするか或は商品を買い物
バッグから取り除いて同商品を入力すれば)、適切応答
制御信号が生成される。その適切応答制御信号の生成に
応じて処理ユニット26は端末10を操作して、顧客が
自身の取引を続行することを可能とするように為す。例
えば、端末10の指示で顧客が先行して入力しなかった
商品を適切にスキャンするか或は入力するときの場合、
適切応答制御信号の生成がその適切に入力された商品に
関連された記録が電子取引テーブル内に為されて、その
商品が顧客の取引の最終ステップ中に明らかとされ得
る。更には、理解して頂くべきことは、音声メッセージ
が積極的な祝賀音声タイプでも生成され得て、それが適
切応答制御信号の生成に応じて要求された端末行動を実
行したことで顧客を賞賛することである。
【0047】もし顧客が所定期間内に最初の指示音声メ
ッセージに対して応答しなければ(即ち、最初の音声メ
ッセージの生成に続いて所定量の時間が経過するが、適
切応答制御信号の生成前であれば)、処理ユニット26
は所望の行動を実行するように顧客に再度指示する第2
の指示メッセージを生成する。例えば、もし顧客がそう
することが指示された所定期間内に商品を再スキャンし
なければ、第2指示音声メッセージが顧客に放送され
て、該顧客にその商品を再スキャンするように再度指示
する。この第2の音声メッセージは第1の音声メッセー
ジと同一の音声タイプで放送され得るか、或は、代替的
には異なる音声タイプで放送され得る。例えば、この第
2音声メッセージは、第1音声メッセージよりも幾分よ
り大きな音量レベルで放送され得る。更には、第2音声
メッセージは、第1音声メッセージの放送で利用された
音声抑揚レベルよりも著しく切迫している印象か或は真
剣である印象を伝える音声抑揚レベルで放送され得る。
【0048】第1音声メッセージでのように、第2音声
メッセージの音声タイプは所与の小売商の要望に合致す
るように構成され得る。更には、第2音声メッセージを
放送するために利用される音声タイプは顧客に付与され
る指示のタイプに基づいても構成され得る。例えば、も
し顧客が産物スケール12上に静止された産物の商品に
対する正しい産物検索コードを入力するように指示され
ていれば、第2音声メッセージ(及びそれに引き続く音
声メッセージ)は比較的親切で優しい音声タイプで放送
され得て、その理由は、顧客は正しいコードを捜し出す
ことで難しい思いをするであろうが、多分、窃盗等の間
違いを犯そうと試みることがないと信じられるからであ
る。しかしながら、端末10に関連された保全ソフトウ
ェア・エージェントが、窃盗等の間違いを犯そうとする
顧客の試みを示すような有様で顧客が端末10を操作し
ていると判定した時の場合、第2音声メッセージ(及び
それに引き続く任意の音声メッセージ)は比較的簡潔で
厳しい音声タイプで放送されて、顧客に真剣な印象を伝
えるように為す。
【0049】理解して頂くべきことは、もし顧客が放送
された音声メッセージに対する反応の鈍さが続けば、引
き続く音声メッセージが更にその顧客に放送され得るこ
とである。第2音声メッセージでのように、引き続く音
声メッセージの生成に利用される音声タイプは顧客に対
して所望の印象を作り出すように変動され得る。更に
は、もし顧客がその引き続く音声メッセージを無視し続
ければ、ステータス(状況)発光装置11が作動し得
て、その顧客の取引を仲介すべく小売商人員を招集する
ように為す。
【0050】顧客が不適切な様式で指示音声メッセージ
に応答する時の場合は、顧客が所定期間内に指示音声メ
ッセージに応答しないときの場合と同様である。特に、
もし最初の指示音声メッセージが顧客に特定の端末行動
を実行するように指示するが、顧客が異なる行動を実行
することによって顧客がその指示音声メッセージを無視
したことを示せば、処理ユニット26は顧客に所望の行
動を行うように再度指示するフォローアップ(追いか
け)の指示メッセージを生成する。例えば、もし顧客が
製品スケール12上に静止している産物商品に関連され
た製品検索コードを入力するように指示されたが、その
代わりに、購買のための別の商品をスキャン14でスキ
ャンすれば、フォローアップの指示音声メッセージが顧
客に放送されて、該顧客にその必要とされる製品検索コ
ードを入力するように再度指示する。このフォローアッ
プ音声メッセージは第1音声メッセージと同一の音声タ
イプで放送され得るか、或は、代替的には、異なる音声
タイプで放送され得る。例えば、フォローアップ音声メ
ッセージが第1音声メッセージよりも幾分大きな音量レ
ベルで放送され得る。更には、この第2音声メッセージ
は、第1音声メッセージの放送で利用された音声抑揚レ
ベルよりも著しく切迫している印象か或は真剣である印
象を伝える音声抑揚レベルで放送され得る。
【0051】第1音声メッセージでのように、このフォ
ローアップ音声メッセージの音声タイプは、所与の小売
商の要望に合致するように構成することができる。更に
は、フォローアップ音声メッセージを放送するために利
用される音声タイプは、また、顧客に付与される指示の
タイプに基づいて構成され得る。例えば、もし顧客が製
品スケール12上に静止している産物商品に関連された
製品検索コードを入力するように指示されていれば、フ
ォローアップ音声メッセージ(及び引き続く任意の音声
メッセージ)は比較的親切で優しい音声タイプで放送さ
れ得て、その理由は、多分、窃盗等の間違いを犯そうと
試みることがないと信じられるからである。しかしなが
ら、端末10に関連された保全ソフトウェア・エージェ
ントが、窃盗等の間違いを犯そうとする顧客による試み
を示すように顧客が端末10を操作していると判定した
時の場合、フォローアップ音声メッセージ(及びそれに
引き続く任意の音声メッセージ)は比較的簡潔で厳しい
音声タイプで放送されて、顧客に真剣な印象を伝えるよ
うに為す。
【0052】更には、処理ユニット26によって電子保
全ログが維持され得て、それで顧客が端末10を不適切
に操作する回数を追跡或は記録する。例えば、もし顧客
が商品をその商品を先ずスキャンすること無しに買い物
バッグの内の1つに入れれば、入力或は記録がその保全
ログ内に為される。更には、もし顧客がそう為すように
指示された後にバッグからその商品を取り除きし損じた
ならば、第2お入力が保全ログ内に為され得る。もし保
全ログの値が所定ログ閾値を超えたならば、人員要請制
御信号が生成されて、小売商人員が招集させられる。例
えば、人員要請制御信号の生成に応じて、状況発光装置
11が顧客サービス・マネージャを招集するように作動
させられ得る。
【0053】こうして、以上に説明されたように、本発
明のセルフ・サービス・チェックアウト端末は、これま
でに設計されてきた端末を凌ぐ数々の長所等を提供す
る。例えば、変動する音声タイプでメッセージを放送す
るための音声生成装置の使用は、顧客及び端末10の間
のインターフェースを作り出し、それがこれまでに設計
さえてきた端末と比較してより容易に理解できる、顧客
に指示及び指図を伝える媒体を提供する。
【0054】以上、図面及び上述した説明において本発
明を詳細に図示説明してきたが、かかる図示説明は例示
的なものであり、発明の性質を限定するものではない。
図示説明されたものは好適な実施形態のみである。
【0055】ここで説明されたチェックアウト端末の様
々な特徴から生ずる本発明の多数の長所等がある。留意
して頂けるように、本発明に係るチェックアウト端末の
代替的な実施例は、以上に説明した特徴の全てを含んで
いないが、それでもやはりそうした特徴の内の少なくと
も幾つかの長所から利益を得ている。当業者であれば、
本発明の特徴の内の1つ或はそれ以上を組み入れると共
に本発明の範囲に入るチェックアウト端末の具現化を彼
等自身で容易に考案するであろう。
【0056】例えば、本発明の概念はセルフ・サービス
・チェックアウト端末10と組合せ利用されるようにこ
こでは説明されると共に、それによって本発明に著しい
長所をもたらすが、理解して頂くべきことは、そうした
長所の特定のものは他のタイプの小売り端末装置と組合
せた本発明の概念を使用することで実現され得る。例え
ば、変動する音声タイプで指示メッセージを作り出すこ
とができる音声生成装置は小売商のチェックアウト店員
或は補助付き或は「店員操作型の」チェックアウト端末
を操作する人々に補助を提供すべく利用され得る。音声
生成装置のそうした使用は、新しいか或は比較的経験の
ないチェックアウト店員を補助するために特に有用であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の機能を組み込んだセルフ・サービス
・チェックアウト端末の斜視図を示す。
【図2】 図1のセルフ・サービス・チェックアウト端
末の平面図を示す。
【図3】 図1のセルフ・サービス・チェックアウト端
末における商品チェックアウトの処理工程を表すフロー
チャートを示す。
【符号の説明】
10 セルフ・サービス・チェックアウト端末 11 状況通知ライト装置 12 製品スケール 14 スキャナ 14a,14b スキャニング窓 20 バッグ置き場スケール 24 現金自動預け払い機(ATM) 26 処理ユニット 29 データ通信ライン 30 カード読み出し装置 31 データ通信ライン 32 表示モニタ 34 キーパッド 36 プリンタ 38 バッグ置き場 41 データ通信ライン 42 カウンタ 43 データ通信ライン 45 データ通信ライン 49 データ通信ライン 51 有線接続 53 データ・バス 55 データ通信ライン 59 データ通信ライン 60 スピーカ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小売り端末装置の操作に関してユーザに
    指示する第1音声指示を第1音声タイプで生成するステ
    ップと、 前記第1音声指示に応じる前記ユーザを示す第1行動を
    該ユーザが前記小売り端末装置で実行しているかを判定
    し、それに応じて適切応答制御信号を生成するステップ
    と、 前記第1音声指示の生成に引き続いて所定量の時間が経
    過したが、前記適切応答制御信号の生成前であれば、前
    記小売り端末装置の操作に関して前記ユーザに指示する
    第2音声指示を第2音声タイプで生成するステップと、
    の各ステップを含む小売り端末装置の操作方法。
  2. 【請求項2】 前記ユーザが前記第1音声指示を無視し
    たことを示す第2行動を前記小売り端末装置で実行して
    いるかを判定し、それに応じて不適切応答制御信号を生
    成するステップと、 前記不適切応答制御信号の生成に応じて、前記小売り端
    末装置の操作に関して前記ユーザに指示する第3音声指
    示を第3音声タイプで生成するステップと、を更に含
    む、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記不適切応答制御信号の生成に応じて
    電子ログ値を更新するステップと、 前記電子ログ値をログ閾値と比較し、該電子ログ値がそ
    のログ閾値と所定の関係を有していれば、人員要望制御
    信号を生成するステップと、を更に含む、請求項2に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第1音声タイプで前記第1音声指示
    を生成する前記ステップが、第1音量レベルで前記第1
    音声指示を生成するステップを含み、 前記第2音声タイプで前記第2音声指示を生成する前記
    ステップが、第2音量レベルで前記第2音声指示を生成
    するステップを含み、 前記第2音量レベルが前記第1音量レベルを上回ってい
    る、請求項1乃至3の何れか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記第1音声タイプで前記第1音声指示
    を生成する前記ステップが、第1音声抑揚レベルで前記
    第1音声指示を生成するステップを含み、 前記第2音声タイプで前記第2音声指示を生成するステ
    ップが、第2音声抑揚レベルで前記第2音声指示を生成
    するステップを含み、 前記第1音声抑揚レベルが前記第2音声抑揚レベルとは
    異なる、請求項1乃至4の何れか一項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記第1音声タイプが女性の音声に類似
    するように構成されており、 前記第2音声タイプが男性の音声に類似するように構成
    されている、請求項1乃至5の何れか一項に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】前記第1音声タイプで前記第1音声指示を
    生成する前記ステップが、第1音声ピッチ・レベルで前
    記第1音声指示を生成するステップを含み、 前記第2音声タイプで前記第2音声指示を生成する前記
    ステップが、第2音声ピッチ・レベルで前記第2音声指
    示を生成するステップを含み、 前記第1音声ピッチ・レベルが前記第2音声ピッチ・レ
    ベルとは異なる、請求項1乃至6の何れか一項に記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 前記第1音声タイプで前記第1音声指示
    を生成する前記ステップが、第1音声トーン・レベルで
    前記第1音声指示を生成するステップを含み、 前記第2音声タイプで前記第2音声指示を生成する前記
    ステップが、第2音声トーン・レベルで前記第2音声指
    示を生成するステップを含み、 前記第1音声トーン・レベルが前記第2音声トーン・レ
    ベルとは異なる、請求項1乃至7の何れか一項に記載の
    方法。
  9. 【請求項9】 音声生成装置と、 前記音声生成装置と電気的に結合された処理ユニット
    と、 前記処理ユニットと電気的に結合されたメモリ装置であ
    り、内部に複数の指示を記憶しているメモリ装置と、を
    備え、前記複数の指示が前記処理ユニットによって実行
    された際、前記処理ユニットに対して、 (a)前記小売り端末装置の操作に関してユーザに指示
    する第1音声指示を第1音声タイプで生成するように前
    記音声生成装置を操作させ、 (b)前記第1音声指示に応ずる前記ユーザを示す第1
    行動を該ユーザが前記小売り端末装置で実行しているか
    判定させ、それに応じて適切応答制御信号を生成させ、 (c)前記第1音声指示の生成に引き続いて所定量の時
    間が経過したが、前記適切応答制御信号の生成前であれ
    ば、前記小売り端末装置の操作に関して前記ユーザに指
    示する第2音声指示を第2音声タイプで生成するよう
    に、前記音声生成装置を操作させることから成る小売り
    端末装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の指示が前記処理ユニットで
    実行された際、更に前記処理ユニットに対して、 (a)前記第1音声指示を無視する前記ユーザを示す第
    2行動を該ユーザが前記小売り端末装置で実行している
    かを判定させ、それに応じて不適切応答制御信号を生成
    させ、 (b)前記不適切応答制御信号の生成に応じて、前記小
    売り端末装置の操作に関して前記ユーザに指示する第3
    音声指示を第3音声タイプで生成するように、前記音声
    生成装置を操作させる、請求項9に記載の小売り端末装
    置。
  11. 【請求項11】 前記複数の指示が前記処理ユニットに
    よって実行された際、更に前記処理ユニットに対して、 (a)前記不適切応答制御信号の生成に応じて電子ログ
    値を更新させ、 (b)前記電子ログ値をログ閾値と比較させ、前記電子
    ログ値が前記ログ閾値と所定関係を有すれば、人員要請
    制御信号を生成させる、請求項9又は10に記載の小売
    り端末装置。
  12. 【請求項12】 前記複数の指示が前記処理ユニットに
    よって実行された際、更に前記処理ユニットに対して、 (a)第1音量レベルで前記第1音声指示を生成するよ
    うに前記音声生成装置を操作させ、 (b)前記第1音量レベルを上回る第2音量レベルで前
    記第2音声指示を生成するように前記音声生成装置を操
    作させる、請求項9乃至11の何れか一項に記載の小売
    り端末装置。
  13. 【請求項13】 前記複数の指示が前記処理ユニットに
    よって実行された際、更に前記処理ユニットに対して、 (a)第1音声抑揚レベルで前記第1音声指示を生成す
    るように前記音声生成装置を操作させ、 (b)前記第1音声抑揚レベルとは異なる第2音声抑揚
    レベルで前記第2音声指示を生成するように前記音声生
    成装置を操作させる、請求項9乃至12の何れか一項に
    記載の小売り端末装置。
  14. 【請求項14】 前記第1音声タイプが女性の音声に類
    似するように構成されており、 前記第2音声タイプが男性の音声に類似するように構成
    されている、請求項9乃至13の何れか一項に記載の小
    売り端末装置。
  15. 【請求項15】 前記複数の指示が前記処理ユニットに
    よって実行された際、更に前記処理ユニットに対して、 (a)第1音声ピッチ・レベルで前記第1音声指示を生
    成するように前記音声生成装置を操作させ、 (b)前記第1音声ピッチ・レベルとは異なる第2音声
    ピッチ・レベルで前記第2音声指示を生成するように前
    記音声生成装置を操作させる、請求項9乃至14の何れ
    か一項に記載の小売り端末装置。
  16. 【請求項16】 前記複数の指示が前記処理ユニットに
    よって実行された際、更に前記処理ユニットに対して、 (a)第1音声トーン・レベルで前記第1音声指示を生
    成するように前記音声生成装置を操作させ、 (b)前記第1音声トーン・レベルとは異なる第2音声
    トーン・レベルで前記第2音声指示を生成するように前
    記音声生成装置を操作させる、請求項9乃至15の何れ
    か一項に記載の小売り端末装置。
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