JP2001266087A - 権限証明方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

権限証明方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2001266087A
JP2001266087A JP2000075725A JP2000075725A JP2001266087A JP 2001266087 A JP2001266087 A JP 2001266087A JP 2000075725 A JP2000075725 A JP 2000075725A JP 2000075725 A JP2000075725 A JP 2000075725A JP 2001266087 A JP2001266087 A JP 2001266087A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正当な所持者の利便性の低下を最小限にしつ
つ、第三者によるカードの偽造や遺失カードによるサー
ビスの不正利用を防ぐことが可能な技術を提供する。 【解決手段】 電子的データを記録した記録媒体により
権利者の権限を確認する権限証明方法において、権限者
を識別する為の第1の識別情報を識別する為の第2の識
別情報を読み取り、前記読み取った第2の識別情報で識
別される第1の識別情報を読み取るステップと、前記読
み取った第1の識別情報と正当な権限者を示す情報とを
照合して当該記録媒体の所持者の権限を確認するステッ
プとを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子的データを
記録した記録媒体により権利者の権限を確認する権限証
明システムに関し、特に本人認証用カード、会員証、キ
ャッシュカード、自動引落しカード、クレジットカー
ド、電子マネーやポイントカード等の、カード情報、各
種アプリケーションの属性や価値情報等を記録してい
る、バーコードを印刷したカードや磁気ストライプカー
ド、ICカードについて、その偽造を防止し、紛失や盗
難等で遺失した場合にその遺失カードの不正利用を防ぐ
権限証明システムに適用して有効な技術に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の権限証明システムにおいては、プ
ラスチックカードの上に磁気ストライプやICチップを
搭載し、その中に権限者を判別する為の固有番号をその
まま登録している。そして、判別が必要となった場面
で、その固有番号を電子的に読取り、別のデータベース
に保存されている権限者の一覧表と照合することで、或
いはパスワード等を入力させてその番号と照合すること
で権限の有無を確認している。更にカード所有者が、各
種サービスを受ける為のカードを紛失や盗難等で遺失し
た場合には、遺失カードによる各種サービスの不正利用
を防止する為、カードの発行会社に遺失届を提出する。
その場合にカード会社は遺失カードに対するサービスを
停止する為、無効カード一覧情報(いわゆる「ブラック
リスト」)を作成し、サービス提供先に配布して遺失カ
ードに対するサービスを停止させている。なお、カード
の不正発行や不正利用を防止し、しかも販売店等におい
て即時に発行できるクレジットカードシステムを提供す
るクレジットカードシステムについては特開平10−2
61015号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の手法は、磁気ス
トライプやICチップ内に搭載されている情報の第三者
による読取りや書き込みがほとんど不可能である、とい
う前提の元に成り立っていた。しかし近年では、特に磁
気ストライプについて、権限なくその情報を読み取って
別の媒体の上に複写する偽造事件が登場してきている。
【0004】また、正当な所持者に固有な情報(記憶し
ているパスワード、指紋や網膜等、個人に固有な生体情
報等)を予め保存しておき、権限を確認する際にその媒
体の所持者にその固有な情報を入力させて、その入力さ
せた情報とデータベースに蓄積してある情報とを照合す
る形で確認するシステムもあるが、パスワードによるセ
キュリティ確保には安全性と利便性の点で相反関係にあ
り(短過ぎれば安全性は低くなり、長過ぎれば利便性が
下がる)、指紋や網膜等の生体情報を用いることは、プ
ライバシー保護や利用者の感情の観点から困難になる場
合も多い。
【0005】更に、無効カード一覧情報(いわゆる「ブ
ラックリスト」)についても、報告を受けてからサービ
ス提供先への連絡までに時間がかかる上に、仮にサービ
ス提供先への連絡があったとしても、店頭における遺失
カードのサービス停止について、100%の確実性は保
証できない。
【0006】本発明の目的は上記問題を解決し、正当な
所持者の利便性の低下を最小限にしつつ、第三者による
カードの偽造や遺失カードによるサービスの不正利用を
防ぐことが可能な技術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子的データ
を記録した記録媒体により権利者の権限を確認する権限
証明システムにおいて、第2の識別情報で識別される第
1の識別情報により権限を確認するものである。
【0008】本発明では、電子的データを記録した記録
媒体を発行する際に、権限者を識別する為の第1の識別
情報について、この第1の識別情報の記録位置等を識別
する為の第2の識別情報を生成し、前記生成した第2の
識別情報に基づいて第1の識別情報を書き込み、第2の
識別情報も当該記録媒体の所定の位置に書き込んでお
く。
【0009】権限者を識別する為の第1の識別情報が記
録された記録媒体により権利者の権限を確認する際に
は、第1の識別情報を識別する為の第2の識別情報を読
み取り、前記読み取った第2の識別情報に基づいて第1
の識別情報を読み取る。そして前記読み取った第1の識
別情報と正当な権限者を示す情報とを照合して当該記録
媒体の所持者の権限を確認する。
【0010】例えば、電子的データを記録した記録媒体
として、複数のICチップを搭載したICカードを用
い、権限者を識別する為の第1の識別情報を記録したI
Cチップを識別する為の第2の識別情報を生成して、前
記生成した第2の識別情報で示されるICチップに第1
の識別情報を書き込み、第2の識別情報を当該ICカー
ドの所定のICチップに書き込んでおく。
【0011】前記ICカードにより権利者の権限を確認
する際には、第1の識別情報を識別する為の第2の識別
情報を読み取り、前記読み取った第2の識別情報で識別
されるICチップから第1の識別情報を読み取る。そし
て前記読み取った第1の識別情報と正当な権限者を示す
情報とを照合して当該記録媒体の所持者の権限を確認す
る。
【0012】この様に第2の識別情報で識別される第1
の識別情報により権限を確認する手順とした結果、不正
な読取りや書き込みを企てる第三者は、記録媒体の表面
全体を作業の対象とせざるをえなくなり、結果的に偽造
が著しく困難となる。その一方で、権限のある所持者や
媒体読取機への負担は殆ど増加しない。
【0013】以上の様に本発明の権限証明システムによ
れば、第2の識別情報で識別される第1の識別情報によ
り権限を確認するので、正当な所持者の利便性の低下を
最小限にしつつ、第三者によるカードの偽造や遺失カー
ドによるサービスの不正利用を防ぐことが可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施形態1)以下に権限者を識
別する為の第1の識別情報である固有番号1と、権限者
を識別する為の第1の識別情報を識別する為の第2の識
別情報である固有番号2を組み合わせて記録媒体の所持
者の身分を確認する実施形態1の権限証明システムにつ
いて説明する。
【0015】図1は本実施形態の媒体発行処理の概要を
示す図である。図1に示す様に媒体発行機101は、新
規に媒体102を発行する。媒体発行機101から新規
に媒体102を発行するとき、正当な所持者を示す固有
番号1をデータベース103にまず登録し、次に数生成
処理部により媒体102上の固有番号1の位置を示す固
有番号2を生成する。そして、媒体102上の領域11
2にその固有番号2を登録し、固有番号2が示す媒体1
02上の領域111に固有番号1を登録する。媒体10
2上には、領域111及び領域112以外にも、類似デ
ザインのバーコード或いは同一形状のICチップという
形で領域113等が他に1つ以上存在しており、外観か
らはどの領域に固有番号1或いは固有番号2が登録され
ているかを判別することが困難な状態になっている。こ
の領域113等は空欄にされる場合もあれば、数生成処
理部を用いて番号を生成させてダミー番号を登録する場
合もある。
【0016】図2は本実施形態の媒体発行機101の構
成を示す図である。図2に示す様に本実施形態の媒体発
行機101は、CPU201と、メモリ202と、磁気
ディスク装置203と、入力装置204と、出力装置2
05と、CD−ROM装置206と、位置決め装置20
7と、書込装置208とを有している。
【0017】CPU201は、媒体発行機101全体の
動作を制御する装置である。メモリ202は、媒体発行
機101全体の動作を制御する際にその為の各種処理プ
ログラムやデータをロードする記憶装置である。磁気デ
ィスク装置203は、前記各種処理プログラムやデータ
を格納しておく記憶装置である。
【0018】入力装置204は、権限者のパスワードの
入力や生体情報の読取り等の各種入力を行う装置であ
る。出力装置205は、媒体102の発行に伴う各種出
力を行う装置である。CD−ROM装置206は、前記
各種処理プログラムを記録したCD−ROMの内容を読
み出す装置である。
【0019】位置決め装置207は、固有番号2で示さ
れる位置に書込装置208を位置決めする装置である。
書込装置208は、媒体102の発行に伴って媒体10
2へ各種固有番号を記録する装置である。
【0020】また媒体発行機101は、数生成処理部2
10と、識別情報書込処理部211とを有している。数
生成処理部210は、権限者を識別する為の情報である
固有番号1の記録位置を示す固有番号2を生成する処理
部である。識別情報書込処理部211は、前記生成した
固有番号2で示される位置に固有番号1を書き込み、固
有番号2を所定の位置に書き込む処理部である。
【0021】媒体発行機101を数生成処理部210及
び識別情報書込処理部211として機能させる為のプロ
グラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気デ
ィスク等に格納された後、メモリにロードされて実行さ
れるものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒
体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。
【0022】図3は本実施形態の媒体102の所持者が
正当な権限を有するかどうかの判別をするプロセスの概
要を示す図である。図3に示す様に、媒体読取機301
は媒体102から固有番号1を得て、データベース10
3と照合することにより、媒体102の所持者の権限の
有無を判別する。
【0023】図4は本実施形態の媒体読取機301の構
成を示す図である。図4に示す様に本実施形態の媒体読
取機301は、CPU401と、メモリ402と、磁気
ディスク装置403と、入力装置404と、出力装置4
05と、CD−ROM装置406と、位置決め装置40
7と、読取装置408とを有している。
【0024】CPU401は、媒体読取機301全体の
動作を制御する装置である。メモリ402は、媒体読取
機301全体の動作を制御する際にその為の各種処理プ
ログラムやデータをロードする記憶装置である。磁気デ
ィスク装置403は、前記各種処理プログラムやデータ
を格納しておく記憶装置である。
【0025】入力装置404は、媒体102の所持者か
らのパスワードの入力や所持者の生体情報の読取り等の
各種入力を行う装置である。出力装置405は、媒体1
02の読取に伴う各種表示を行う装置である。CD−R
OM装置406は、前記各種処理プログラムを記録した
CD−ROMの内容を読み出す装置である。
【0026】位置決め装置407は、固有番号2で示さ
れる位置に読取装置408を位置決めする装置である。
読取装置408は、媒体102の読取に伴って媒体10
2から各種固有番号を読取る装置である。
【0027】また媒体読取機301は、識別情報読取処
理部410と、権限確認処理部411とを有している。
識別情報読取処理部410は、媒体102上の固有番号
1の記録位置を示す固有番号2を読み取り、前記読み取
った固有番号2で示される位置に記録された固有番号1
を読み取る処理部である。権限確認処理部411は、前
記読み取った固有番号1と正当な権限者を示す情報とを
照合して媒体102の所持者の権限を確認する処理部で
ある。
【0028】媒体読取機301を識別情報読取処理部4
10及び権限確認処理部411として機能させる為のプ
ログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気
ディスク等に格納された後、メモリにロードされて実行
されるものとする。なお前記プログラムを記録する記録
媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。
【0029】図5は本実施形態の媒体読取動作の概要を
示す図である。読取装置408は媒体102上の領域1
12を最初に読み込み、固有番号2を得る様に設定され
ている。そして位置決め装置407は、得られた固有番
号2に基づいて媒体102上の領域111へ読取装置4
08を移動させ、そこから固有番号1を得る様にしてい
る。或いは、媒体読取機301が2つ以上の読取装置4
08及び読取装置408’を備え、読取装置408が領
域112から固有番号2を得て、読取装置408’が固
有番号2に基づき位置決め装置407により媒体102
上の領域111に移動させられ、そこから固有番号1を
得ても良い。媒体読取機301は、媒体102から読取
られた固有番号1とデータベース103の情報とを照合
することにより、媒体102の所持者の権限の有無を判
別する。
【0030】図6は本実施形態の媒体発行処理の処理手
順を示すフローチャートである。図6では媒体発行機1
01によってデータベース103内にあるID番号を媒
体102に書き込む手順を表している。
【0031】ステップ401で媒体発行機101は、デ
ータベース103内にある利用可能なID番号の中か
ら、媒体102に登録するものを特定する。そして、特
定されたID番号を固有番号1とする。
【0032】ステップ402で媒体発行機101の数生
成処理部210は、権限者を識別する為の情報である固
有番号1の記録位置を示す固有番号2を生成する。固有
番号2の生成方法は乱数によるか否かを問わない。
【0033】ステップ403で媒体発行機101の識別
情報書込処理部211は、位置決め装置207を駆動し
て媒体102上の前記生成した固有番号2で示される位
置である領域111に書込装置208を位置決めし、領
域111に固有番号1を書き込む。
【0034】ステップ404で識別情報書込処理部21
1は、位置決め装置207を駆動して書込装置208を
媒体102上の所定の領域112に位置決めし、領域1
12に固有番号2を書き込む。この領域112は、ステ
ップ501において固有情報1の格納されている領域1
11を示す位置情報として最初に読取られることになっ
ている。そして読取られた固有情報2は、ステップ50
2において位置決め装置407を駆動させる際に用いら
れる。
【0035】ステップ405及びステップ406は、必
須ではないが、ダミー番号を割り当てることで本システ
ムのセキュリティ水準を向上させる為に存在する。ステ
ップ405で数生成処理部210は、領域113等の個
数だけダミー番号を生成し、ステップ406で識別情報
書込処理部211は、媒体102上の領域113等にダ
ミー番号を書き込んで処理を終了する。
【0036】図7は本実施形態の媒体所持者の権限の有
無を判別する処理の処理手順を示すフローチャートであ
る。図7では、媒体読取機301によって媒体102に
あるID番号を読取り、データベース103の情報と照
合する手順を表している。
【0037】ステップ501で媒体読取機301の識別
情報読取処理部410は、読取装置408によって媒体
102上の領域112にある固有番号2を読取る。読取
装置408の位置を定める位置決め装置407は、初期
値として領域112に位置付ける様に設定されている。
従って読取装置408は、特に移動することなく領域1
12からその中にある固有番号2を読取る。
【0038】ステップ502で識別情報読取処理部41
0は、位置決め装置407を駆動して媒体102上の前
記読取った固有番号2で示される位置である領域111
に読取装置408を位置決めし、ステップ503で領域
111から固有番号1を読取る。媒体読取機301によ
っては、読取装置408’をもう一つ装備し、領域11
1の読取り専用に使用しても良い。
【0039】ステップ504で権限確認処理部411
は、前記読み取った固有番号1と正当な権限者を示すデ
ータベース103中の情報とを照合し、固有番号1が事
前に登録したID番号であるかの真偽判定を行う。そし
てステップ505では、真偽判定の結果を表示し、次の
プロセスに引き継いで処理を終了する。
【0040】前記の様に本実施形態によれば、ID番号
を格納している場所の位置情報を読取るというプロセス
を行っている為に、利用者の利便性の低下を最小限とし
つつ、セキュリティの水準を向上させることができる。
【0041】また本実施形態では書込装置208及び読
取装置408を機械的に位置決めして媒体102の読み
書きを行っているが、媒体102上のICチップを非接
触で読み書きするものとしても良い。
【0042】以上説明した様に本実施形態の権限証明シ
ステムによれば、第2の識別情報で識別される第1の識
別情報により権限を確認するので、正当な所持者の利便
性の低下を最小限にしつつ、第三者によるカードの偽造
や遺失カードによるサービスの不正利用を防ぐことが可
能である。
【0043】(実施形態2)以下に権限者を識別する為
の第1の識別情報である固有番号1と、権限者を識別す
る為の第1の識別情報を識別する為の第2の識別情報で
ある固有番号2と、権限者に固有な第3の識別情報であ
る固有情報3(記憶しているパスワード、指紋や網膜等
の個人に固有な生体情報)とを組み合わせて記録媒体の
所持者の身分を確認する実施形態2の権限証明システム
について説明する。
【0044】図8は本実施形態の媒体発行処理の概要を
示す図である。図8に示す様に媒体発行機101は、新
規に媒体102を発行する。媒体発行機101から新規
に媒体102を発行するとき、正当な所持者を示す固有
番号1をデータベース103にまず登録し、次に数生成
処理部210により媒体102上の固有番号1の位置を
示す固有番号2を生成する。そして媒体102上の領域
112にその固有番号2を登録し、固有番号2が示す媒
体102上の領域111に固有番号1を登録する。媒体
102上には、領域111及び領域112と同種の形式
で番号を登録できる領域113等が他に1つ以上存在し
ており、外観からはどの領域に固有番号1或いは固有番
号2が登録されているかを判別することが困難な状態に
なっている。この領域113等は空欄にされる場合もあ
れば、数生成処理部210を用いて番号を生成させてダ
ミー番号を登録する場合もある。更にデータベース10
3には、パスワード、指紋や網膜等の固有情報3を登録
する。
【0045】図9は本実施形態の媒体102の所持者が
正当な権限を有するかどうかの判別をするプロセスの概
要を示す図である。図9に示す様に、媒体読取機301
は媒体102から固有番号1、及び所持者から固有情報
3を得て、データベース103と照合することにより、
媒体102の所持者の権限の有無を判別する。
【0046】図10は本実施形態の媒体読取動作の概要
を示す図である。読取装置408は媒体102上の領域
112を最初に読み込み、固有番号2を得る様に設定さ
れている。そして位置決め装置407は、得られた固有
番号2に基づいて媒体102上の領域111へ読取装置
408を移動させ、そこから固有番号1を得る様にして
いる。或いは、媒体読取機301が2つ以上の読取装置
408及び読取装置408’を備え、読取装置408が
領域112から固有番号2を得て、読取装置408’が
固有番号2に基づき位置決め装置407により媒体10
2上の領域111に移動させられ、そこから固有番号1
を得ても良い。媒体読取機301は、媒体102から読
取られた固有番号1及び入力装置404を通じて得られ
た固有情報3とデータベース103の情報とを照合する
ことにより、媒体102の所持者の権限の有無を判別す
る。
【0047】図11は本実施形態の媒体発行の処理手順
を示すフローチャートである。図11では媒体発行機1
01によってデータベース103内にあるID番号を媒
体102に書き込む手順を表している。
【0048】ステップ601で媒体発行機101は、デ
ータベース103内にある利用可能なID番号の中か
ら、媒体102に登録するものを特定する。そして、特
定されたID番号を固有番号1とする。
【0049】ステップ602では、媒体発行機101の
数生成処理部210は、権限者を識別する為の情報であ
る固有番号1の記録位置を示す固有番号2を生成する。
固有番号2の生成方法は乱数によるか否かを問わない。
【0050】ステップ603では、媒体発行機101の
識別情報書込処理部211は、位置決め装置207を駆
動して媒体102上の前記生成した固有番号2で示され
る位置である領域111に書込装置208を位置決め
し、領域111に固有番号1を書き込む。
【0051】ステップ604で識別情報書込処理部21
1は、位置決め装置207を駆動して書込装置208を
媒体102上の所定の領域112に位置決めし、領域1
12に固有番号2を書き込む。この領域112は、ステ
ップ701において固有情報1の格納されている領域1
11を示す位置情報として最初に読取られることになっ
ている。そして読取られた固有情報2は、ステップ70
2において位置決め装置407を駆動させる際に用いら
れる。
【0052】ステップ605及びステップ606は、必
須ではないが、ダミー番号を割り当てることで本システ
ムのセキュリティ水準を向上させる為に存在する。ステ
ップ605で数生成処理部210は、領域113等の個
数だけダミー番号を生成し、ステップ606で識別情報
書込処理部211は、媒体102上の領域113等にダ
ミー番号を書き込む。
【0053】ステップ607では、入力装置204を介
して権限者のパスワード、指紋や網膜等の個人に固有な
生体情報を入力し、データベース103に固有情報3と
して登録して処理を終了する。
【0054】図12は本実施形態の媒体所持者の権限の
有無を判別する処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。図12では、媒体読取機301によって媒体10
2にあるID番号を読取り、データベース103の情報
と照合する手順を表している。
【0055】ステップ701で媒体読取機301の識別
情報読取処理部410は、読取装置408によって媒体
102上の領域112にある固有番号2を読取る。読取
装置408の位置を定める位置決め装置407は、初期
値として領域112に位置付ける様に設定されている。
従って読取装置408は、特に移動することなく領域1
12からその中にある固有番号2を読取る。
【0056】ステップ702で識別情報読取処理部41
0は、位置決め装置407を駆動して媒体102上の前
記読取った固有番号2で示される位置である領域111
に読取装置408を位置決めし、ステップ703で領域
111から固有番号1を読取る。媒体読取機301によ
っては、読取装置408’をもう一つ装備し、領域11
1の読取り専用に使用しても良い。
【0057】ステップ704で権限確認処理部411
は、前記読み取った固有番号1と正当な権限者を示すデ
ータベース103中の情報とを照合し、固有番号1が事
前に登録したID番号であるかの真偽判定を行う。
【0058】ステップ705で権限確認処理部411
は、入力装置404を通じて媒体102の所持者のパス
ワードや生体情報を得て、データベース103内にある
事前に登録した固有情報3と合致するかを照合する。そ
してステップ706では、真偽判定の結果を表示し、次
のプロセスに引き継いで、処理を終了する。
【0059】前記の様に本実施形態によれば、ID番号
を格納している場所の位置情報を読取るというプロセス
を行っている為に、利用者の利便性の低下を最小限に留
めることができ、かつ、パスワードや生体情報とを組み
合わせることにより、更にセキュリティの水準を向上さ
せることができる。
【0060】また本実施形態では書込装置208及び読
取装置408を機械的に位置決めして媒体102の読み
書きを行っているが、媒体102上のICチップを非接
触で読み書きするものとしても良い。
【0061】以上説明した様に本実施形態の権限証明シ
ステムによれば、第2の識別情報で識別される第1の識
別情報により権限を確認するので、正当な所持者の利便
性の低下を最小限にしつつ、第三者によるカードの偽造
や遺失カードによるサービスの不正利用を防ぐことが可
能である。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば第2の識別情報で識別さ
れる第1の識別情報により権限を確認するので、正当な
所持者の利便性の低下を最小限にしつつ、第三者による
カードの偽造や遺失カードによるサービスの不正利用を
防ぐことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の媒体発行処理の概要を示す図であ
る。
【図2】実施形態1の媒体発行機101の構成を示す図
である。
【図3】実施形態1の媒体102の所持者が正当な権限
を有するかどうかの判別をするプロセスの概要を示す図
である。
【図4】実施形態1の媒体読取機301の構成を示す図
である。
【図5】実施形態1の媒体読取動作の概要を示す図であ
る。
【図6】実施形態1の媒体発行処理の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図7】実施形態1の媒体所持者の権限の有無を判別す
る処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】実施形態2の媒体発行処理の概要を示す図であ
る。
【図9】実施形態2の媒体102の所持者が正当な権限
を有するかどうかの判別をするプロセスの概要を示す図
である。
【図10】実施形態2の媒体読取動作の概要を示す図で
ある。
【図11】実施形態2の媒体発行の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図12】実施形態2の媒体所持者の権限の有無を判別
する処理の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101…媒体発行機、102…媒体、103…データベ
ース、111〜113…領域、201…CPU、202
…メモリ、203…磁気ディスク装置、204…入力装
置、205…出力装置、206…CD−ROM装置、2
07…位置決め装置、208…書込装置、210…数生
成処理部、211…識別情報書込処理部、301…媒体
読取機、401…CPU、402…メモリ、403…磁
気ディスク装置、404…入力装置、405…出力装
置、406…CD−ROM装置、407…位置決め装
置、408…読取装置、410…識別情報読取処理部、
411…権限確認処理部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/10 G06K 19/00 R G07F 7/08 G07F 7/08 M 7/12 C Fターム(参考) 2C005 HA03 HB01 HB09 HB14 JA02 JB33 LB34 MA04 MB01 MB08 NA08 NA09 NB03 SA12 SA15 TA22 3E044 BA04 CA06 DA06 DC05 DD01 DE01 DE07 5B035 BB09 BC01 5B055 HA02 HA17 JJ05 KK05 KK09 KK19 5B058 KA32

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子的データを記録した記録媒体により
    権利者の権限を確認する権限証明方法において、 権限者を識別する為の第1の識別情報を識別する為の第
    2の識別情報を読み取り、前記読み取った第2の識別情
    報で識別される第1の識別情報を読み取るステップと、
    前記読み取った第1の識別情報と正当な権限者を示す情
    報とを照合して当該記録媒体の所持者の権限を確認する
    ステップとを有することを特徴とする権限証明方法。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体の所持者に固有な情報と正
    当な権限者に固有な第3の識別情報とを照合するステッ
    プを有することを特徴とする請求項1に記載された権限
    証明方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の識別情報が、当該記録媒体に
    搭載された複数のICチップの内で第1の識別情報が記
    録されたICチップを識別する情報であることを特徴と
    する請求項1または請求項2のいずれかに記載された権
    限証明方法。
  4. 【請求項4】 電子的データを記録した記録媒体により
    権利者の権限を確認する媒体読取機において、 権限者を識別する為の第1の識別情報を識別する為の第
    2の識別情報を読み取り、前記読み取った第2の識別情
    報で識別される第1の識別情報を読み取る識別情報読取
    処理部と、前記読み取った第1の識別情報と正当な権限
    者を示す情報とを照合して当該記録媒体の所持者の権限
    を確認する権限確認処理部とを備えることを特徴とする
    媒体読取機。
  5. 【請求項5】 電子的データを記録した記録媒体により
    権利者の権限を確認する媒体読取機としてコンピュータ
    を機能させる為のプログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体において、 権限者を識別する為の第1の識別情報を識別する為の第
    2の識別情報を読み取り、前記読み取った第2の識別情
    報で識別される第1の識別情報を読み取る識別情報読取
    処理部と、前記読み取った第1の識別情報と正当な権限
    者を示す情報とを照合して当該記録媒体の所持者の権限
    を確認する権限確認処理部としてコンピュータを機能さ
    せる為のプログラムを記録したことを特徴とする記録媒
    体。
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