JP2001265587A - ソフトウェア識別情報埋め込み方法及びソフトウェア識別情報埋め込みシステム、並びにソフトウェア識別情報埋め込みプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
ソフトウェア識別情報埋め込み方法及びソフトウェア識別情報埋め込みシステム、並びにソフトウェア識別情報埋め込みプログラムを記録した記録媒体Info
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- JP2001265587A JP2001265587A JP2000074168A JP2000074168A JP2001265587A JP 2001265587 A JP2001265587 A JP 2001265587A JP 2000074168 A JP2000074168 A JP 2000074168A JP 2000074168 A JP2000074168 A JP 2000074168A JP 2001265587 A JP2001265587 A JP 2001265587A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 開発したソフトウェアのソースコードに著作
権情報や入手者情報などの識別情報を埋め込むことで、
ソフトウェアの著作権情報や入手者情報などを明らかに
し、プログラムの保護を図る 【解決手段】 識別情報をビット列で表現した透かしビ
ット列に変換するステップ1と、ソースコードの中で透
かしビットを埋め込む位置を指定するステップ2と、そ
の指定されたソースコードの位置にある、文字あるいは
記号と他の文字あるいは記号の間にある文字記号間スペ
ースと、行の最初の文字あるいは最初の記号が出現する
までに存在する行先頭スペースのうちで、両方のスペー
スのスペース長(ブランクの個数)、あるいは、いずれ
かのスペースのスペース長を、透かしビット列の各ビッ
トの値に応じて与えるステップ3とを有する。例えば、
透かしビットの値が0のときにはスペース長を1とし、
透かしビットの値が1のときにはスペース長を2とす
る。
権情報や入手者情報などの識別情報を埋め込むことで、
ソフトウェアの著作権情報や入手者情報などを明らかに
し、プログラムの保護を図る 【解決手段】 識別情報をビット列で表現した透かしビ
ット列に変換するステップ1と、ソースコードの中で透
かしビットを埋め込む位置を指定するステップ2と、そ
の指定されたソースコードの位置にある、文字あるいは
記号と他の文字あるいは記号の間にある文字記号間スペ
ースと、行の最初の文字あるいは最初の記号が出現する
までに存在する行先頭スペースのうちで、両方のスペー
スのスペース長(ブランクの個数)、あるいは、いずれ
かのスペースのスペース長を、透かしビット列の各ビッ
トの値に応じて与えるステップ3とを有する。例えば、
透かしビットの値が0のときにはスペース長を1とし、
透かしビットの値が1のときにはスペース長を2とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソフトウェアのソ
ースコードに著作権情報や入手者情報などの識別情報を
埋め込むソフトウェア識別情報埋め込み方法及びその方
法を実行するソフトウェア識別情報埋め込みシステム、
並びにソフトウェア識別情報埋め込みプログラムを記録
した記録媒体に関する。
ースコードに著作権情報や入手者情報などの識別情報を
埋め込むソフトウェア識別情報埋め込み方法及びその方
法を実行するソフトウェア識別情報埋め込みシステム、
並びにソフトウェア識別情報埋め込みプログラムを記録
した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、文字、音声、画像などのメディア
情報をデジタル化して作成したコンテンツを通信ネット
ワークや記憶媒体(CD−ROM,フロッピー(登録商
標)など)を介して流通する場合、デジタル情報はアナ
ログ情報とは違って劣化なく複製することが容易にでき
るために、著作権の保護が重要な問題となっている。こ
の問題の解決策の一つとして、著作権に関する情報をコ
ンテンツ内に埋め込む「電子透かし」と称されている技
術が色々と提案されている(参考文献1:松井甲子雄
「電子透かし技術の最新動向」、情報処理、1999年
2月、pp178−183)。
情報をデジタル化して作成したコンテンツを通信ネット
ワークや記憶媒体(CD−ROM,フロッピー(登録商
標)など)を介して流通する場合、デジタル情報はアナ
ログ情報とは違って劣化なく複製することが容易にでき
るために、著作権の保護が重要な問題となっている。こ
の問題の解決策の一つとして、著作権に関する情報をコ
ンテンツ内に埋め込む「電子透かし」と称されている技
術が色々と提案されている(参考文献1:松井甲子雄
「電子透かし技術の最新動向」、情報処理、1999年
2月、pp178−183)。
【0003】しかし、これまで提案されている電子透か
し技術は、メディア情報が有する冗長性を利用するもの
であるため、カラー画像や動画などには適用可能である
が、2値画像や、文字情報、プログラムなどには適用で
きなかった。
し技術は、メディア情報が有する冗長性を利用するもの
であるため、カラー画像や動画などには適用可能である
が、2値画像や、文字情報、プログラムなどには適用で
きなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の点に
鑑みてなされたもので、その目的は、開発したソフトウ
ェア(プログラム)のソースコードに著作権情報や入手
者情報などの識別情報を埋め込むことで、ソフトウェア
の著作権情報や入手者情報などを明らかにして、プログ
ラムの著作権保護を図ることにある。
鑑みてなされたもので、その目的は、開発したソフトウ
ェア(プログラム)のソースコードに著作権情報や入手
者情報などの識別情報を埋め込むことで、ソフトウェア
の著作権情報や入手者情報などを明らかにして、プログ
ラムの著作権保護を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、プログラムされたコンピュータ
によってソフトウェアのソースコードに識別情報を埋め
込むソフトウェア識別情報埋め込み方法において、前記
識別情報をビット列で表現した透かしビット列に変換す
る識別情報ビット列化ステップと、前記ソースコードの
同一行にある文字あるいは記号と他の文字あるいは記号
の間にある文字記号間スペースと、各行において最初の
文字あるいは最初の記号が出現するまでに存在する行先
頭スペースのうちで、両方のスペースのスペース長(ブ
ランクの個数)、あるいは、いずれかのスペースのスペ
ース長を、前記透かしビット列の各ビットの値に応じて
与えるスペース長付与ステップとを有することを特徴と
する。
め、請求項1の発明は、プログラムされたコンピュータ
によってソフトウェアのソースコードに識別情報を埋め
込むソフトウェア識別情報埋め込み方法において、前記
識別情報をビット列で表現した透かしビット列に変換す
る識別情報ビット列化ステップと、前記ソースコードの
同一行にある文字あるいは記号と他の文字あるいは記号
の間にある文字記号間スペースと、各行において最初の
文字あるいは最初の記号が出現するまでに存在する行先
頭スペースのうちで、両方のスペースのスペース長(ブ
ランクの個数)、あるいは、いずれかのスペースのスペ
ース長を、前記透かしビット列の各ビットの値に応じて
与えるスペース長付与ステップとを有することを特徴と
する。
【0006】上記目的を達成するため、請求項2の発明
は、プログラムされたコンピュータによってソフトウェ
アのソースコードに識別情報を埋め込むソフトウェア識
別情報埋め込み方法において、前記識別情報をビット列
で表現した透かしビット列に変換する識別情報ビット列
化ステップと、前記ソースコードの中で前記透かしビッ
トを埋め込む位置を指定する埋め込み位置指定ステップ
と、前記埋め込み位置指定ステップで指定されたソース
コードの位置にある、文字あるいは記号と他の文字ある
いは記号の間にある文字記号間スペースと、行の最初の
文字あるいは最初の記号が出現するまでに存在する行先
頭スペースのうちで、両方のスペースのスペース長(ブ
ランクの個数)、あるいは、いずれかのスペースのスペ
ース長を、前記透かしビット列の各ビットの値に応じて
与えるスペース長付与ステップとを有することを特徴と
する。
は、プログラムされたコンピュータによってソフトウェ
アのソースコードに識別情報を埋め込むソフトウェア識
別情報埋め込み方法において、前記識別情報をビット列
で表現した透かしビット列に変換する識別情報ビット列
化ステップと、前記ソースコードの中で前記透かしビッ
トを埋め込む位置を指定する埋め込み位置指定ステップ
と、前記埋め込み位置指定ステップで指定されたソース
コードの位置にある、文字あるいは記号と他の文字ある
いは記号の間にある文字記号間スペースと、行の最初の
文字あるいは最初の記号が出現するまでに存在する行先
頭スペースのうちで、両方のスペースのスペース長(ブ
ランクの個数)、あるいは、いずれかのスペースのスペ
ース長を、前記透かしビット列の各ビットの値に応じて
与えるスペース長付与ステップとを有することを特徴と
する。
【0007】ここで、前記スペース長付与ステップにお
いて、同一の識別情報を前記ソースコードの複数箇所に
反復して埋め込むことを特徴とすることができる。
いて、同一の識別情報を前記ソースコードの複数箇所に
反復して埋め込むことを特徴とすることができる。
【0008】また、前記スペース長付与ステップにおい
て、前記透かしビット列の各ビットの値が0のときには
前記スペース長を1とし、前記透かしビット列の各ビッ
トの値が1のときには前記スペース長を2として、前記
スペース長を与えることを特徴とすることができる。
て、前記透かしビット列の各ビットの値が0のときには
前記スペース長を1とし、前記透かしビット列の各ビッ
トの値が1のときには前記スペース長を2として、前記
スペース長を与えることを特徴とすることができる。
【0009】また、前記埋め込み位置指定ステップで
は、前記透かしビット列の各ビットを埋め込む位置をソ
ースコードの行番号で指定し、該指定した行にスペース
が複数個ある場合には、その埋め込みに利用するスペー
スの位置を選択して指定することを特徴とすることがで
きる。
は、前記透かしビット列の各ビットを埋め込む位置をソ
ースコードの行番号で指定し、該指定した行にスペース
が複数個ある場合には、その埋め込みに利用するスペー
スの位置を選択して指定することを特徴とすることがで
きる。
【0010】また、前記埋め込み位置指定ステップで
は、前記透かしビット列の各ビットを埋め込む位置をソ
ースコードの行番号で指定し、前記スペース長付与ステ
ップでは、前記埋め込み位置指定ステップで指定された
前記行番号に応じて、前記スペース長の与え方を変える
ことを特徴とすることができる。
は、前記透かしビット列の各ビットを埋め込む位置をソ
ースコードの行番号で指定し、前記スペース長付与ステ
ップでは、前記埋め込み位置指定ステップで指定された
前記行番号に応じて、前記スペース長の与え方を変える
ことを特徴とすることができる。
【0011】また、前記スペース長付与ステップでは、
前記埋め込み位置指定ステップで指定された前記行番号
が奇数のときには「透かしビットの値が0のときにはス
ペース長を1とし、透かしビットの値が1のときにはス
ペース長を2」とし、前記埋め込み位置指定ステップで
指定された前記行番号が偶数のときには「透かしビット
の値が0のときにはスペース長を2とし、透かしビット
の値が1のときにはスペース長を1」として前記スペー
ス長を付与することを特徴とすることができる。
前記埋め込み位置指定ステップで指定された前記行番号
が奇数のときには「透かしビットの値が0のときにはス
ペース長を1とし、透かしビットの値が1のときにはス
ペース長を2」とし、前記埋め込み位置指定ステップで
指定された前記行番号が偶数のときには「透かしビット
の値が0のときにはスペース長を2とし、透かしビット
の値が1のときにはスペース長を1」として前記スペー
ス長を付与することを特徴とすることができる。
【0012】上記目的を達成するため、請求項8の発明
は、プログラムされたコンピュータによってソフトウェ
アのソースコードに識別情報を埋め込むソフトウェア識
別情報埋め込みシステムにおいて、前記識別情報をビッ
ト列で表現した透かしビット列に変換する識別情報ビッ
ト列化手段と、前記ソースコードの同一行にある文字あ
るいは記号と他の文字あるいは記号の間にある文字記号
間スペースと、各行において最初の文字あるいは最初の
記号が出現するまでに存在する行先頭スペースのうち
で、両方のスペースのスペース長(ブランクの個数)、
あるいは、いずれかのスペースのスペース長を、前記透
かしビット列の各ビットの値に応じて与えるスペース長
付与手段とを有することを特徴とする。
は、プログラムされたコンピュータによってソフトウェ
アのソースコードに識別情報を埋め込むソフトウェア識
別情報埋め込みシステムにおいて、前記識別情報をビッ
ト列で表現した透かしビット列に変換する識別情報ビッ
ト列化手段と、前記ソースコードの同一行にある文字あ
るいは記号と他の文字あるいは記号の間にある文字記号
間スペースと、各行において最初の文字あるいは最初の
記号が出現するまでに存在する行先頭スペースのうち
で、両方のスペースのスペース長(ブランクの個数)、
あるいは、いずれかのスペースのスペース長を、前記透
かしビット列の各ビットの値に応じて与えるスペース長
付与手段とを有することを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するため、請求項9の発明
は、プログラムされたコンピュータによってソフトウェ
アのソースコードに識別情報を埋め込むソフトウェア識
別情報埋め込みシステムにおいて、前記識別情報をビッ
ト列で表現した透かしビット列に変換する識別情報ビッ
ト列化手段と、前記ソースコードの中で前記透かしビッ
トを埋め込む位置を指定する埋め込み位置指定手段と、
前記埋め込み位置指定手段で指定されたソースコードの
位置にある、文字あるいは記号と他の文字あるいは記号
の間にある文字記号間スペースと、行の最初の文字ある
いは最初の記号が出現するまでに存在する行先頭スペー
スのうちで、両方のスペースのスペース長(ブランクの
個数)、あるいは、いずれかのスペースのスペース長
を、前記透かしビット列の各ビットの値に応じて与える
スペース長付与手段とを有することを特徴とする。
は、プログラムされたコンピュータによってソフトウェ
アのソースコードに識別情報を埋め込むソフトウェア識
別情報埋め込みシステムにおいて、前記識別情報をビッ
ト列で表現した透かしビット列に変換する識別情報ビッ
ト列化手段と、前記ソースコードの中で前記透かしビッ
トを埋め込む位置を指定する埋め込み位置指定手段と、
前記埋め込み位置指定手段で指定されたソースコードの
位置にある、文字あるいは記号と他の文字あるいは記号
の間にある文字記号間スペースと、行の最初の文字ある
いは最初の記号が出現するまでに存在する行先頭スペー
スのうちで、両方のスペースのスペース長(ブランクの
個数)、あるいは、いずれかのスペースのスペース長
を、前記透かしビット列の各ビットの値に応じて与える
スペース長付与手段とを有することを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、請求項10の発
明は、コンピュータによってソフトウェアのソースコー
ドに識別情報を埋め込むためのソフトウェア識別情報埋
め込みプログラムを記録した記録媒体であって、該プロ
グラムはコンピュータに対し、前記識別情報をビット列
で表現した透かしビット列に変換させ、前記ソースコー
ドの同一行にある文字あるいは記号と他の文字あるいは
記号の間にある文字記号間スペースと、各行において最
初の文字あるいは最初の記号が出現するまでに存在する
行先頭スペースのうちで、両方のスペースのスペース長
(ブランクの個数)、あるいは、いずれかのスペースの
スペース長を、前記透かしビット列の各ビットの値に応
じて与えさせることを特徴とする。
明は、コンピュータによってソフトウェアのソースコー
ドに識別情報を埋め込むためのソフトウェア識別情報埋
め込みプログラムを記録した記録媒体であって、該プロ
グラムはコンピュータに対し、前記識別情報をビット列
で表現した透かしビット列に変換させ、前記ソースコー
ドの同一行にある文字あるいは記号と他の文字あるいは
記号の間にある文字記号間スペースと、各行において最
初の文字あるいは最初の記号が出現するまでに存在する
行先頭スペースのうちで、両方のスペースのスペース長
(ブランクの個数)、あるいは、いずれかのスペースの
スペース長を、前記透かしビット列の各ビットの値に応
じて与えさせることを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するため、請求項11の発
明は、コンピュータによってソフトウェアのソースコー
ドに識別情報を埋め込むためのソフトウェア識別情報埋
め込みプログラムを記録した記録媒体であって、該プロ
グラムはコンピュータに対し、前記識別情報をビット列
で表現した透かしビット列に変換させ、前記ソースコー
ドの中で前記透かしビットを埋め込む位置を指定させ、
前記指定されたソースコードの位置にある、文字あるい
は記号と他の文字あるいは記号の間にある文字記号間ス
ペースと、行の最初の文字あるいは最初の記号が出現す
るまでに存在する行先頭スペースのうちで、両方のスペ
ースのスペース長(ブランクの個数)、あるいは、いず
れかのスペースのスペース長を、前記透かしビット列の
各ビットの値に応じて与えさせることを特徴とする。
明は、コンピュータによってソフトウェアのソースコー
ドに識別情報を埋め込むためのソフトウェア識別情報埋
め込みプログラムを記録した記録媒体であって、該プロ
グラムはコンピュータに対し、前記識別情報をビット列
で表現した透かしビット列に変換させ、前記ソースコー
ドの中で前記透かしビットを埋め込む位置を指定させ、
前記指定されたソースコードの位置にある、文字あるい
は記号と他の文字あるいは記号の間にある文字記号間ス
ペースと、行の最初の文字あるいは最初の記号が出現す
るまでに存在する行先頭スペースのうちで、両方のスペ
ースのスペース長(ブランクの個数)、あるいは、いず
れかのスペースのスペース長を、前記透かしビット列の
各ビットの値に応じて与えさせることを特徴とする。
【0016】(作用)本発明では、ソフトウェアのソース
コードに識別情報を埋め込むソフトウェア識別情報埋め
込みにおいて、識別情報をビット列で表現した透かしビ
ット列に変換し、文字記号間スペースと行先頭スペース
の両方あるいは片方の長さを、その透かしビットの1、
0の値に応じて与える。即ち、識別情報を透かしビット
列に変換し、このビット列をソースコードのスペース長
を用いて表現する。プログラム言語においては、スペー
ス長の大きさはドントケア(don't care:値が決められ
ていないこと)である場合が多いので、その場合には、
プログラム機能上、問題なく識別情報をソフトウェアの
ソースコードに埋め込むことが可能であり、これにより
ソフトウェアの識別情報を明らかにできる。
コードに識別情報を埋め込むソフトウェア識別情報埋め
込みにおいて、識別情報をビット列で表現した透かしビ
ット列に変換し、文字記号間スペースと行先頭スペース
の両方あるいは片方の長さを、その透かしビットの1、
0の値に応じて与える。即ち、識別情報を透かしビット
列に変換し、このビット列をソースコードのスペース長
を用いて表現する。プログラム言語においては、スペー
ス長の大きさはドントケア(don't care:値が決められ
ていないこと)である場合が多いので、その場合には、
プログラム機能上、問題なく識別情報をソフトウェアの
ソースコードに埋め込むことが可能であり、これにより
ソフトウェアの識別情報を明らかにできる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
施の形態を詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の一実施形態におけるソフト
ウェア識別情報埋め込み方法の処理手順を示すフローチ
ャートである。図2は本発明の一実施形態における、そ
の方法を実現するソフトウェア識別情報埋め込みシステ
ムの構成を示すブロック図である。
ウェア識別情報埋め込み方法の処理手順を示すフローチ
ャートである。図2は本発明の一実施形態における、そ
の方法を実現するソフトウェア識別情報埋め込みシステ
ムの構成を示すブロック図である。
【0019】図1および図2に示すように、まず、操作
部のキーボード等(図示しない)から入力した著作権情
報や入手者情報などの識別情報を、識別情報ビット列化
部21により、ビット列で表現した透かしビット列に変
換する(ステップ1)。
部のキーボード等(図示しない)から入力した著作権情
報や入手者情報などの識別情報を、識別情報ビット列化
部21により、ビット列で表現した透かしビット列に変
換する(ステップ1)。
【0020】その際、その識別情報を文字や記号で表現
する場合には、ASCIIコードや、EBCDICコー
ド、JISコードなどの文字コードに従ってビット列に
変換する。識別情報をロゴマークで表現する場合には、
ロゴマークを2値パターン(例えば、8×8の2次元メ
ッシュパターン)で表現してから、これを1次元のビッ
ト列に変換する。
する場合には、ASCIIコードや、EBCDICコー
ド、JISコードなどの文字コードに従ってビット列に
変換する。識別情報をロゴマークで表現する場合には、
ロゴマークを2値パターン(例えば、8×8の2次元メ
ッシュパターン)で表現してから、これを1次元のビッ
ト列に変換する。
【0021】次に、埋め込み位置指定部22により、透
かしビットを埋め込むソフトウエアのソースコードの位
置を行番号、スペース番号などで指定する(ステップ
2)。但し、埋め込み位置をいちいち指定する必要がな
い場合(例えば、先頭行から始めて、文字記号間スペー
スがあるたびに埋め込む場合)には、図1のステップ2
と図2の埋め込み位置指定部22は不要である。
かしビットを埋め込むソフトウエアのソースコードの位
置を行番号、スペース番号などで指定する(ステップ
2)。但し、埋め込み位置をいちいち指定する必要がな
い場合(例えば、先頭行から始めて、文字記号間スペー
スがあるたびに埋め込む場合)には、図1のステップ2
と図2の埋め込み位置指定部22は不要である。
【0022】さらに、ステップ2で指定された行にある
文字記号間スペースと行先頭スペースの、両方あるいは
片方の長さを、スペース長付与部23により、ステップ
1で得られた上記の透かしビットの値に応じて与える
(ステップ3)。
文字記号間スペースと行先頭スペースの、両方あるいは
片方の長さを、スペース長付与部23により、ステップ
1で得られた上記の透かしビットの値に応じて与える
(ステップ3)。
【0023】例えば、透かしビットの値が0のときに
は、スペース長(スペースの両方あるいは片方の長さ)
を1とし、透かしビットの値が1のときには、スペース
長を2とする。ステップ2で指定された行にスペースが
ない場合には、何もしないで次の行へとぶ。
は、スペース長(スペースの両方あるいは片方の長さ)
を1とし、透かしビットの値が1のときには、スペース
長を2とする。ステップ2で指定された行にスペースが
ない場合には、何もしないで次の行へとぶ。
【0024】本発明のこのようなソフトウェア識別情報
埋め込み方法を適用する対象のソースコードの一例とし
て、C言語のソースコードを、例示1として以下に示す
(ここでは、紙面の都合で最初の6行までと101〜1
03行だけを示す)。
埋め込み方法を適用する対象のソースコードの一例とし
て、C言語のソースコードを、例示1として以下に示す
(ここでは、紙面の都合で最初の6行までと101〜1
03行だけを示す)。
【0025】
【表1】 <例示1> 第1行 #include <stdio.h> 第2行 #include <math.h> 第3行 #define GAMMA 0.35 第4行 #define DELTA 0.30 第5行 FILE *win; 第6行 FILE *wout; 第101 行 tin[i][j][j]=GAMMA; 第102 行 tin[i][j][rank[i][j][0]]=0.9; 第103 行 tl[rank[i][j][0]][j]=1;
【0026】透かしビットの値が0のときには、スペー
ス長を1とし、透かしビットの値が1のときには、スペ
ース長を2とする場合、透かしビット列の一部である
「011011」をC言語で書かれたソースコードの第
1行から第4行までの文字記号間スペースすべてを利用
して埋め込む場合には、下記の例示2のようになる。
ス長を1とし、透かしビットの値が1のときには、スペ
ース長を2とする場合、透かしビット列の一部である
「011011」をC言語で書かれたソースコードの第
1行から第4行までの文字記号間スペースすべてを利用
して埋め込む場合には、下記の例示2のようになる。
【0027】
【表2】 <例示2> 第1行 #include <stdio.h> /* eと<の間にブランク1個 */ 第2行 #include <math.h> /* eと<の間にブランク2個 */ 第3行 #define GAMMA 0.35 /* eとGの間にブランク2個、 Aと0の間にブランク1個 */ 第4行 #define DELTA 0.30 /* eとDの間にブランク2個、 Aと0の間にブランク2個 */ 第5行 FILE *win; 第6行 FILE *wout;
【0028】透かしビットを埋め込むソースコードの行
に、文字記号間スペースが複数個ある場合、埋め込みに
利用する文字記号間スペースの位置を選択して指定して
もよい。例えば、ビット列「011011」をC言語で
書かれたソースコードの第1行から第6行までの文字記
号間スペースのうち、各行の最初の文字記号間スペース
のみを利用して埋め込む場合には、下記の例示3のよう
になる。
に、文字記号間スペースが複数個ある場合、埋め込みに
利用する文字記号間スペースの位置を選択して指定して
もよい。例えば、ビット列「011011」をC言語で
書かれたソースコードの第1行から第6行までの文字記
号間スペースのうち、各行の最初の文字記号間スペース
のみを利用して埋め込む場合には、下記の例示3のよう
になる。
【0029】
【表3】 <例示3> 第1行 #include <stdio.h> /* eと<の間にブランク1個 */ 第2行 #include <math.h> /* eと<の間にブランク2個 */ 第3行 #define GAMMA 0.35 /* eとGの間にブランク2個 */ 第4行 #define DELTA 0.30 /* eとDの間にブランク1個 */ 第5行 FILE *win; /* Eと*の間にブランク2個 */ 第6行 FILE *wout; /* Eと*の間にブランク2個 */
【0030】JIS漢字コードでは1字2バイトなの
で、例えば、著作者名「特許太郎」は64ビットの透か
しビットに変換される。また、ロゴマークを8×8のメ
ッシュパターンで表現した場合にも64ビットの透かし
ビットに変換される。十分大規模なソースコード(例え
ば、10万行)のうち、高々64行に透かしビットを埋
め込んだ場合、その埋め込み位置を知らずに、その透か
しビットを見つけ出すのは非常に困難である。
で、例えば、著作者名「特許太郎」は64ビットの透か
しビットに変換される。また、ロゴマークを8×8のメ
ッシュパターンで表現した場合にも64ビットの透かし
ビットに変換される。十分大規模なソースコード(例え
ば、10万行)のうち、高々64行に透かしビットを埋
め込んだ場合、その埋め込み位置を知らずに、その透か
しビットを見つけ出すのは非常に困難である。
【0031】透かしビットを埋め込むソースコードの行
番号に応じて、スペース長の与え方を変えてもよい。例
えば、行番号が奇数のときには「透かしビットの値が0
のときにはスペース長を1とし、透かしビットの値が1
のときにはスペース長を2」とし、行番号が偶数のとき
には「透かしビットの値が0のときにはスペース長を2
とし、透かしビットの値が1のときにはスペース長を
1」とする。
番号に応じて、スペース長の与え方を変えてもよい。例
えば、行番号が奇数のときには「透かしビットの値が0
のときにはスペース長を1とし、透かしビットの値が1
のときにはスペース長を2」とし、行番号が偶数のとき
には「透かしビットの値が0のときにはスペース長を2
とし、透かしビットの値が1のときにはスペース長を
1」とする。
【0032】この行番号の奇・偶数に応じて変える方法
を用いて、透かしビット列「011011」をC言語に
書かれたソースコードの第1行から第4行までの文字記
号間スペースのすべてを利用して埋め込む場合には、下
記の例示4のようになる。
を用いて、透かしビット列「011011」をC言語に
書かれたソースコードの第1行から第4行までの文字記
号間スペースのすべてを利用して埋め込む場合には、下
記の例示4のようになる。
【0033】
【表4】 <例示4> 第1行 #include <stdio.h> /* eと<の間にブランク1個 */ 第2行 #include <math.h> /* eと<の間にブランク1個 */ 第3行 #define GAMMA 0.35 /* eとGの間にブランク2個、 Aと0の間にブランク1個 */ 第4行 #define DELTA 0.30 /* eとDの間にブランク1個、 Aと0の間にブランク1個 */ 第5行 FILE *win; 第6行 FILE *wout;
【0034】同一の識別情報をソースコードの複数箇所
に反復して埋め込んでもよい。こうすることによって、
識別情報を何箇所にも書けるので改竄されにくくなる。
に反復して埋め込んでもよい。こうすることによって、
識別情報を何箇所にも書けるので改竄されにくくなる。
【0035】ビット列「011011」をC言語で書か
れたソースコードの第1行から第4行までの文字記号間
スペースすべてと、第101行から第103行までの文
字記号間スペースすべてを利用して、2回埋め込む場合
には、下記の例示5のようになる。
れたソースコードの第1行から第4行までの文字記号間
スペースすべてと、第101行から第103行までの文
字記号間スペースすべてを利用して、2回埋め込む場合
には、下記の例示5のようになる。
【0036】
【表5】 <例示5> 第1行 #include <stdio.h> /* eと<の間にブランク1個 */ 第2行 #include <math.h> /* eと<の間にブランク2個 */ 第3行 #define GAMMA 0.35 /* eとGの間にブランク2個、 Aと0の間にブランク1個 */ 第4行 #define DELTA 0.30 /* eとDの間にブランク2個、 Aと0の間にブランク2個 */ 第5行 FILE *win; 第6行 FILE *wout; 第101 行 tin[i][j][j] = GAMMA; /* ] と=の間にブランク1個、 =とGの間にブランク2個 */ 第102 行 tin[i][j][rank[i][j][0]] = 0.9; /* ] と=の間にブランク2個 =と0の間にブランク1個 */ 第103 行 tl[rank[i][j][0]][j] = 1; /* ] と=の間にブランク2個 =と1の間にブランク2個 */
【0037】更に、透かしビット列の一部である「01
1」をC言語で書かれたソースコードの第101行から
第103行までの行先頭スペース長で表現する場合にお
いて、透かしビットが0のときにはスペース長0、透か
しビットが1のときにはスペース長1としたときには、
下記の例示6のようになる。
1」をC言語で書かれたソースコードの第101行から
第103行までの行先頭スペース長で表現する場合にお
いて、透かしビットが0のときにはスペース長0、透か
しビットが1のときにはスペース長1としたときには、
下記の例示6のようになる。
【0038】
【表6】 <例示6> 第101 行 tin[i][j][j]=GAMMA; /* t の前にブランクなし */ 第102 行 tin[i][j][rank[i][j][0]]=0.9; /* t の前にブランク1個 */ 第103 行 tl[rank[i][j][0]][j]=1; /* t の前にブランク1個 */
【0039】また、文字記号間スペースと行先頭スペー
スの両方を利用して埋め込むことも可能である。
スの両方を利用して埋め込むことも可能である。
【0040】透かしビットを埋め込む場所を指定する方
法としては、行単位の指定のほかに、プログラム機能単
位あるいはコメント文単位で指定する方法や、機能単
位、コメント単位と行単位を併用して指定する方法にも
適用可能である。また、埋め込み開始位置を記号で指定
する方法(例えば、C言語では、n番目の「=」から始
める)にも適用可能である。
法としては、行単位の指定のほかに、プログラム機能単
位あるいはコメント文単位で指定する方法や、機能単
位、コメント単位と行単位を併用して指定する方法にも
適用可能である。また、埋め込み開始位置を記号で指定
する方法(例えば、C言語では、n番目の「=」から始
める)にも適用可能である。
【0041】ソースコードの規模に応じて、埋め込む識
別情報の大きさを変える方法も有効である。例えば、大
規模なソースコード(例えば、10万行)の場合には、
識別情報として、作者のフルネームと所属組織、連絡先
をすべて(大きな識別情報)埋め込むが、小規模な(例
えば、1000行)場合には作者のファミリーネームを
アルファベットで(小さな識別情報)を埋め込む。大き
な識別情報と小さな識別情報の両者を別々の箇所に埋め
込むことも好ましい。
別情報の大きさを変える方法も有効である。例えば、大
規模なソースコード(例えば、10万行)の場合には、
識別情報として、作者のフルネームと所属組織、連絡先
をすべて(大きな識別情報)埋め込むが、小規模な(例
えば、1000行)場合には作者のファミリーネームを
アルファベットで(小さな識別情報)を埋め込む。大き
な識別情報と小さな識別情報の両者を別々の箇所に埋め
込むことも好ましい。
【0042】識別情報埋め込みに関する具体的方法(埋
め込みに利用したスペースの種類、埋め込んだ行番号、
反復して埋め込んだか否か、透かしビット値とスペース
長の対応関係、埋め込みに利用したスペースの位置、行
番号に応じてスペース長の与え方を変えたか否かなど)
を暗号化して所定の記憶手段に記憶し、管理することで
秘匿性を高めることができる。この場合、埋め込み位置
(行番号、スペース番号など)を暗号化鍵(キー)で指
定し、透かし情報を得る場合には復号鍵を用いて埋め込
み位置を特定する。
め込みに利用したスペースの種類、埋め込んだ行番号、
反復して埋め込んだか否か、透かしビット値とスペース
長の対応関係、埋め込みに利用したスペースの位置、行
番号に応じてスペース長の与え方を変えたか否かなど)
を暗号化して所定の記憶手段に記憶し、管理することで
秘匿性を高めることができる。この場合、埋め込み位置
(行番号、スペース番号など)を暗号化鍵(キー)で指
定し、透かし情報を得る場合には復号鍵を用いて埋め込
み位置を特定する。
【0043】なお、本実施形態においては、C言語を例
示したが、本発明はC言語に限らず、ソースコードに文
字記号間スペースあるいは行先頭スペースを有する他の
言語(プログラミング言語、システム設計言語、動作記
述言語、WWW用記述言語など)にも同様にして適用可
能であることは明らかである。
示したが、本発明はC言語に限らず、ソースコードに文
字記号間スペースあるいは行先頭スペースを有する他の
言語(プログラミング言語、システム設計言語、動作記
述言語、WWW用記述言語など)にも同様にして適用可
能であることは明らかである。
【0044】本発明は、上述のように、横方向のスペー
ス長を利用して透かしビットを埋め込む方法に関するも
のであるが、本発明の基本的な考えは、縦方向の行間隔
を利用して透かしビットを埋め込む方法にも適用可能で
ある。
ス長を利用して透かしビットを埋め込む方法に関するも
のであるが、本発明の基本的な考えは、縦方向の行間隔
を利用して透かしビットを埋め込む方法にも適用可能で
ある。
【0045】(他の実施形態)なお、本発明の目的は、
前述した実施の形態の機能を実現するソフトウエアのプ
ログラムコードを記録した記録媒体(記憶媒体)を、シ
ステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装
置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体
に格納されたプログラムコードを読み出し、実行するこ
とによっても、達成されることは言うまでもない。この
場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体
が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そ
のプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成
することになる。そのプログラムコードを記録し、また
テーブル等の変数データを記録する記録媒体としては、
例えばフロッピディスク、ハードディスク、光ディス
ク、光磁気ディスク、CD−ROMなどを用いことがで
きる。
前述した実施の形態の機能を実現するソフトウエアのプ
ログラムコードを記録した記録媒体(記憶媒体)を、シ
ステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装
置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体
に格納されたプログラムコードを読み出し、実行するこ
とによっても、達成されることは言うまでもない。この
場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体
が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そ
のプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成
することになる。そのプログラムコードを記録し、また
テーブル等の変数データを記録する記録媒体としては、
例えばフロッピディスク、ハードディスク、光ディス
ク、光磁気ディスク、CD−ROMなどを用いことがで
きる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、識別
情報を透かしビット列に変換し、この透かしビット列を
ソースコードのスペース長を用いて表現するようにした
ので、プログラム機能上、問題なく識別情報を埋め込む
ことが可能であり、ソフトウェアの識別情報を明らかに
でき、これにより著作権保護機能を向上させることがで
きる。
情報を透かしビット列に変換し、この透かしビット列を
ソースコードのスペース長を用いて表現するようにした
ので、プログラム機能上、問題なく識別情報を埋め込む
ことが可能であり、ソフトウェアの識別情報を明らかに
でき、これにより著作権保護機能を向上させることがで
きる。
【図1】本発明の一実施形態におけるソフトウェア識別
情報埋め込み方法の処理手順を示すフローチャートであ
る。
情報埋め込み方法の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図2】本発明の一実施形態における、図1の方法を実
現するソフトウェア識別情報埋め込みシステムの構成を
示すブロック図である。
現するソフトウェア識別情報埋め込みシステムの構成を
示すブロック図である。
21 識別情報ビット列化部 22 埋め込み位置指定部 23 スペース長付与部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/08 H04N 7/08 Z 5J104 7/081 9A001 Fターム(参考) 5B009 VA00 5B057 CE08 CG07 5B076 FB02 5C063 CA29 CA36 CA40 DA03 DA07 DA13 5C076 AA14 BA06 5J104 AA14 AA15 NA05 NA27 9A001 DD01 EE03 LL01
Claims (14)
- 【請求項1】 プログラムされたコンピュータによって
ソフトウェアのソースコードに識別情報を埋め込むソフ
トウェア識別情報埋め込み方法において、 前記識別情報をビット列で表現した透かしビット列に変
換する識別情報ビット列化ステップと、 前記ソースコードの同一行にある文字あるいは記号と他
の文字あるいは記号の間にある文字記号間スペースと、
各行において最初の文字あるいは最初の記号が出現する
までに存在する行先頭スペースのうちで、両方のスペー
スのスペース長(ブランクの個数)、あるいは、いずれ
かのスペースのスペース長を、前記透かしビット列の各
ビットの値に応じて与えるスペース長付与ステップとを
有することを特徴とするソフトウェア識別情報埋め込み
方法。 - 【請求項2】 プログラムされたコンピュータによって
ソフトウェアのソースコードに識別情報を埋め込むソフ
トウェア識別情報埋め込み方法において、 前記識別情報をビット列で表現した透かしビット列に変
換する識別情報ビット列化ステップと、 前記ソースコードの中で前記透かしビットを埋め込む位
置を指定する埋め込み位置指定ステップと、 前記埋め込み位置指定ステップで指定されたソースコー
ドの位置にある、文字あるいは記号と他の文字あるいは
記号の間にある文字記号間スペースと、行の最初の文字
あるいは最初の記号が出現するまでに存在する行先頭ス
ペースのうちで、両方のスペースのスペース長(ブラン
クの個数)、あるいは、いずれかのスペースのスペース
長を、前記透かしビット列の各ビットの値に応じて与え
るスペース長付与ステップとを有することを特徴とする
ソフトウェア識別情報埋め込み方法。 - 【請求項3】 前記スペース長付与ステップにおいて、
同一の識別情報を前記ソースコードの複数箇所に反復し
て埋め込むことを特徴とする請求項1または2に記載の
ソフトウェア識別情報埋め込み方法。 - 【請求項4】 前記スペース長付与ステップにおいて、
前記透かしビット列の各ビットの値が0のときには前記
スペース長を1とし、前記透かしビット列の各ビットの
値が1のときには前記スペース長を2として、前記スペ
ース長を与えることを特徴とする請求項1ないし3のい
ずれかに記載のソフトウェア識別情報埋め込み方法。 - 【請求項5】 前記埋め込み位置指定ステップでは、前
記透かしビット列の各ビットを埋め込む位置をソースコ
ードの行番号で指定し、該指定した行にスペースが複数
個ある場合には、その埋め込みに利用するスペースの位
置を選択して指定することを特徴とする請求項2に記載
のソフトウェア識別情報埋め込み方法。 - 【請求項6】 前記埋め込み位置指定ステップでは、前
記透かしビット列の各ビットを埋め込む位置をソースコ
ードの行番号で指定し、 前記スペース長付与ステップでは、前記埋め込み位置指
定ステップで指定された前記行番号に応じて、前記スペ
ース長の与え方を変えることを特徴とする請求項2また
は5に記載のソフトウェア識別情報埋め込み方法。 - 【請求項7】 前記スペース長付与ステップでは、前記
埋め込み位置指定ステップで指定された前記行番号が奇
数のときには「透かしビットの値が0のときにはスペー
ス長を1とし、透かしビットの値が1のときにはスペー
ス長を2」とし、前記埋め込み位置指定ステップで指定
された前記行番号が偶数のときには「透かしビットの値
が0のときにはスペース長を2とし、透かしビットの値
が1のときにはスペース長を1」として前記スペース長
を付与することを特徴とする請求項6に記載のソフトウ
ェア識別情報埋め込み方法。 - 【請求項8】 プログラムされたコンピュータによって
ソフトウェアのソースコードに識別情報を埋め込むソフ
トウェア識別情報埋め込みシステムにおいて、 前記識別情報をビット列で表現した透かしビット列に変
換する識別情報ビット列化手段と、 前記ソースコードの同一行にある文字あるいは記号と他
の文字あるいは記号の間にある文字記号間スペースと、
各行において最初の文字あるいは最初の記号が出現する
までに存在する行先頭スペースのうちで、両方のスペー
スのスペース長(ブランクの個数)、あるいは、いずれ
かのスペースのスペース長を、前記透かしビット列の各
ビットの値に応じて与えるスペース長付与手段とを有す
ることを特徴とするソフトウェア識別情報埋め込みシス
テム。 - 【請求項9】 プログラムされたコンピュータによっ
てソフトウェアのソースコードに識別情報を埋め込むソ
フトウェア識別情報埋め込みシステムにおいて、 前記識別情報をビット列で表現した透かしビット列に変
換する識別情報ビット列化手段と、 前記ソースコードの中で前記透かしビットを埋め込む位
置を指定する埋め込み位置指定手段と、 前記埋め込み位置指定手段で指定されたソースコードの
位置にある、文字あるいは記号と他の文字あるいは記号
の間にある文字記号間スペースと、行の最初の文字ある
いは最初の記号が出現するまでに存在する行先頭スペー
スのうちで、両方のスペースのスペース長(ブランクの
個数)、あるいは、いずれかのスペースのスペース長
を、前記透かしビット列の各ビットの値に応じて与える
スペース長付与手段とを有することを特徴とするソフト
ウェア識別情報埋め込みシステム。 - 【請求項10】 コンピュータによってソフトウェアの
ソースコードに識別情報を埋め込むためのソフトウェア
識別情報埋め込みプログラムを記録した記録媒体であっ
て、該プログラムはコンピュータに対し、 前記識別情報をビット列で表現した透かしビット列に変
換させ、 前記ソースコードの同一行にある文字あるいは記号と他
の文字あるいは記号の間にある文字記号間スペースと、
各行において最初の文字あるいは最初の記号が出現する
までに存在する行先頭スペースのうちで、両方のスペー
スのスペース長(ブランクの個数)、あるいは、いずれ
かのスペースのスペース長を、前記透かしビット列の各
ビットの値に応じて与えさせることを特徴とするソフト
ウェア識別情報埋め込みプログラムを記録した記録媒
体。 - 【請求項11】 コンピュータによってソフトウェアの
ソースコードに識別情報を埋め込むためのソフトウェア
識別情報埋め込みプログラムを記録した記録媒体であっ
て、該プログラムはコンピュータに対し、 前記識別情報をビット列で表現した透かしビット列に変
換させ、 前記ソースコードの中で前記透かしビットを埋め込む位
置を指定させ、 前記指定されたソースコードの位置にある、文字あるい
は記号と他の文字あるいは記号の間にある文字記号間ス
ペースと、行の最初の文字あるいは最初の記号が出現す
るまでに存在する行先頭スペースのうちで、両方のスペ
ースのスペース長(ブランクの個数)、あるいは、いず
れかのスペースのスペース長を、前記透かしビット列の
各ビットの値に応じて与えさせることを特徴とするソフ
トウェア識別情報埋め込みプログラムを記録した記録媒
体。 - 【請求項12】 前記プログラムはコンピュータに対
し、同一の識別情報を前記ソースコードの複数箇所に反
復して埋め込ませることを特徴とする請求項10または
11に記載のソフトウェア識別情報埋め込みプログラム
を記録した記録媒体。 - 【請求項13】 前記プログラムはコンピュータに対
し、前記透かしビット列の各ビットの値が0のときには
前記スペース長を1とさせ、前記透かしビット列の各ビ
ットの値が1のときには前記スペース長を2とさせるこ
とを特徴とする請求項10ないし12のいずれかに記載
のソフトウェア識別情報埋め込みプログラムを記録した
記録媒体。 - 【請求項14】 前記プログラムはコンピュータに対
し、前記透かしビット列の各ビットを埋め込む位置を前
記ソースコードの行番号で指定させ、該指定した行番号
に応じて、前記スペース長の与え方を変えさせることを
特徴とする請求項11に記載のソフトウェア識別情報埋
め込みプログラムを記録した記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000074168A JP2001265587A (ja) | 2000-03-16 | 2000-03-16 | ソフトウェア識別情報埋め込み方法及びソフトウェア識別情報埋め込みシステム、並びにソフトウェア識別情報埋め込みプログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000074168A JP2001265587A (ja) | 2000-03-16 | 2000-03-16 | ソフトウェア識別情報埋め込み方法及びソフトウェア識別情報埋め込みシステム、並びにソフトウェア識別情報埋め込みプログラムを記録した記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001265587A true JP2001265587A (ja) | 2001-09-28 |
Family
ID=18592264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000074168A Pending JP2001265587A (ja) | 2000-03-16 | 2000-03-16 | ソフトウェア識別情報埋め込み方法及びソフトウェア識別情報埋め込みシステム、並びにソフトウェア識別情報埋め込みプログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001265587A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100428148C (zh) * | 2005-10-27 | 2008-10-22 | 普立尔科技股份有限公司 | 提供嵌入式系统展示简报档案的方法及其系统 |
-
2000
- 2000-03-16 JP JP2000074168A patent/JP2001265587A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100428148C (zh) * | 2005-10-27 | 2008-10-22 | 普立尔科技股份有限公司 | 提供嵌入式系统展示简报档案的方法及其系统 |
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