JP2001265558A

JP2001265558A - データ処理装置およびデータ処理装置の表示処理方法および記憶媒体

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Publication number: JP2001265558A
Application number: JP2000075599A
Authority: JP
Inventors: Etsuko Maeda; 恵津子前田
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 2000-03-17
Filing date: 2000-03-17
Publication date: 2001-09-28

Abstract

(57)【要約】【課題】アイコンの大きさの違いだけでユーザにプリ
ンタのエラー発生を喚起させることである。【解決手段】プリンタ表示制御部１００５は登録され
たアイコン表示モードに基づき、プリンタ２から取得さ
れるプリンタ状態情報中で特定のプリンタ状態情報を通
常サイズのアイコンよりもｎ％（ｎ＞１）拡大されたサ
イズのアイコンを表示装置３に表示する構成を特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ装置と通
信して取得するプリンタ状態情報を表示処理可能なデー
タ処理装置およびデータ処理装置の表示処理方法および
記憶媒体に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、双方向性インタフェース（以下双
方向Ｉ／Ｆと略称）を介してホストコンピュータに接続
されるプリンタにおける印刷システムにおいて、ユーザ
は、プリンタ本体に設けられたＬＥＤの表示や、ホスト
コンピュータに表示する既定のプリンタウインドウ（以
下Ｐウインドウと略称）とプリンタアイコン（以下Ｐア
イコンと称す）の表示に基づき、プリンタに関する種々
の情報（ステータス等を含む）を取得している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の印刷システムにあっては、Ｐアイコンの表示の
場合、該アイコンが示す情報、特にエラーに関する情報
がユーザに認められにくい、とりわけ高齢者や視力障害
をもつユーザに分かりにくいという問題点があった。

【０００４】つまり、エラーに関するＰアイコン表示時
にユーザに対して十分な表示環境を提供していないとい
う不具合が生じており、その改善が切望されている。

【０００５】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、プリンタ装置から取
得されるプリンタ状態情報中で特定のプリンタ状態情報
を通常サイズのアイコンまたは該通常サイズのアイコン
よりもｎ％（ｎ＞１）拡大されたサイズのアイコンのい
ずれで表示するかを決定するアイコン表示モードを選択
し、該選択されたアイコン表示モードを登録し、該登録
されたアイコン表示モードに基づき、プリンタ装置から
取得されるプリンタ状態情報中で特定のプリンタ状態情
報を通常サイズのアイコンよりもｎ％（ｎ＞１）拡大さ
れたサイズのアイコンを表示装置に表示することによ
り、登録されたプリンタ状態表示環境を自動的に判別
し、エラー表示に限り拡大Ｐアイコンを表示し、非エラ
ー表示の際は通常のＰアイコンを表示する処理を実行す
るため、アイコンの大きさの違いだけでユーザにエラー
発生を喚起できる視覚効果が期待でき、特に、視覚によ
る情報の把握が不自由な視覚障害や高齢のユーザにプリ
ンタエラー発生状態を確実に認識させ、プリンタのエラ
ー状態を容易に把握させることができる印刷処理環境を
自在に構築することができるデータ処理装置およびデー
タ処理装置の表示処理方法および記憶媒体を提供するこ
とである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明に係る第１の発明
は、プリンタ装置と通信して取得するプリンタ状態情報
を表示処理可能なデータ処理装置であって、前記プリン
タ装置から取得されるプリンタ状態情報中で特定のプリ
ンタ状態情報を通常サイズのアイコンまたは該通常サイ
ズのアイコンよりもｎ％（ｎ＞１）拡大されたサイズの
アイコンのいずれで表示するかを決定するアイコン表示
モードを選択する選択手段（図２に示す表示装置１５０
５上で表示されるユーザインタフェースを介して入力装
置１５０６により選択する）と、前記選択手段による選
択されたアイコン表示モードを登録する登録手段（図２
に示す外部記憶装置１５０４に対して、図１に示すサイ
ズ指定ファイル４００３として登録される）と、前記登
録手段により登録されたアイコン表示モードに基づき、
前記プリンタ装置から取得されるプリンタ状態情報中で
特定のプリンタ状態情報を通常サイズのアイコンよりも
ｎ％（ｎ＞１）拡大されたサイズのアイコンを表示装置
に表示するアイコン表示制御手段（図１に示すプリンタ
表示制御部１００５により表示制御される）を有するも
のである。

【０００７】本発明に係る第２の発明は、拡大されたサ
イズのアイコンを記憶する外部記憶手段（図１に示す外
部記憶装置４に相当）を有するものである。

【０００８】本発明に係る第３の発明は、前記外部記憶
手段に記憶された拡大されたサイズのアイコンを読み込
みんで記憶する内部記憶手段（図１に示すプリンタ表示
制御メモリ１００６に相当）を有し、前記アイコン表示
制御手段は、前記内部記憶手段に記憶されたアイコン中
で前記特定のプリンタ状態情報を表すアイコンを読み出
して前記表示装置に表示するものである。

【０００９】本発明に係る第４の発明は、取得されるプ
リンタ状態情報中で特定のプリンタ状態情報を表すアイ
コンのサイズをアイコンの種別毎に個別に指定可能とす
るものである。

【００１０】本発明に係る第５の発明は、特定のプリン
タ状態情報は、エラー状態情報である。

【００１１】本発明に係る第６の発明は、前記エラー状
態情報は、トナー切れ状態情報，ドラム寿命状態情報，
インク切れ状態情報，用紙切れ状態情報，給紙ジャム状
態情報，扉オープン状態情報，ステイプル針切れ状態情
報，ソータジャム状態情報等を含むものである。

【００１２】本発明に係る第７の発明は、プリンタ装置
と通信して取得するプリンタ状態情報を表示処理可能な
データ処理装置の表示処理方法であって、前記プリンタ
装置から取得されるプリンタ状態情報中で特定のプリン
タ状態情報を通常サイズのアイコンまたは該通常サイズ
のアイコンよりもｎ％（ｎ＞１）拡大されたサイズのア
イコンのいずれで表示するかを決定するアイコン表示モ
ードを選択する選択工程（図示しない）と、前記選択工
程による選択されたアイコン表示モードを登録する登録
工程（図示しない）と、前記登録工程により登録された
アイコン表示モードに基づき、前記プリンタ装置から取
得されるプリンタ状態情報中で特定のプリンタ状態情報
を通常サイズのアイコンよりもｎ％（ｎ＞１）拡大され
たサイズのアイコンを表示装置に表示するアイコン表示
工程（図６に示すステップＳ２０〜Ｓ２７）を有するも
のである。

【００１３】本発明に係る第８の発明は、拡大されたサ
イズのアイコンを外部記憶手段に記憶する第１の記憶工
程（図示しない）を有するものである。

【００１４】本発明に係る第９の発明は、前記第１の記
憶工程により記憶された拡大されたサイズのアイコンを
内部記憶手段に読み込みんで記憶する第２の記憶工程
（図示しない）を有し、前記アイコン表示工程は、前記
内部記憶手段に記憶されたアイコン中で前記特定のプリ
ンタ状態情報を表すアイコンを読み出して前記表示装置
に表示するものである。

【００１５】本発明に係る第１０の発明は、取得される
プリンタ状態情報中で特定のプリンタ状態情報を表すア
イコンのサイズをアイコンの種別毎に個別に指定可能と
するものである。

【００１６】本発明に係る第１１の発明は、特定のプリ
ンタ状態情報は、エラー状態情報である。

【００１７】本発明に係る第１２の発明は、前記エラー
状態情報は、トナー切れ状態情報，ドラム寿命状態情
報，インク切れ状態情報，用紙切れ状態情報，給紙ジャ
ム状態情報，扉オープン状態情報，ステイプル針切れ状
態情報，ソータジャム状態情報等を含むものである。

【００１８】本発明に係る第１３の発明は、プリンタ装
置と通信して取得するプリンタ状態情報を表示処理可能
なデータ処理装置に、前記プリンタ装置から取得される
プリンタ状態情報中で特定のプリンタ状態情報を通常サ
イズのアイコンまたは、該通常サイズのアイコンよりも
ｎ％（ｎ＞１）拡大されたサイズのアイコンのいずれで
表示するかを決定するアイコン表示モードを選択する選
択工程（図示しない）と、前記選択工程による選択され
たアイコン表示モードを登録する登録工程（図示しな
い）と、前記登録工程により登録されたアイコン表示モ
ードに基づき、前記プリンタ装置から取得されるプリン
タ状態情報中で特定のプリンタ状態情報を通常サイズの
アイコンよりもｎ％（ｎ＞１）拡大されたサイズのアイ
コンを表示装置に表示するアイコン表示工程（図６に示
すステップＳ２０〜Ｓ２７）を実行させるためのプログ
ラムをコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録し
たものである。

【００１９】本発明に係る第１４の発明は、拡大された
サイズのアイコンを外部記憶手段に記憶する第１の記憶
工程を有するものである。

【００２０】本発明に係る第１５の発明は、前記第１の
記憶工程により記憶された拡大されたサイズのアイコン
を内部記憶手段に読み込みんで記憶する第２の記憶工程
を有し、前記アイコン表示工程は、前記内部記憶手段に
記憶されたアイコン中で前記特定のプリンタ状態情報を
表すアイコンを読み出して前記表示装置に表示するもの
である。

【００２１】本発明に係る第１６の発明は、取得される
プリンタ状態情報中で特定のプリンタ状態情報を表すア
イコンのサイズをアイコンの種別毎に個別に指定可能と
するものである。

【００２２】本発明に係る第１７の発明は、特定のプリ
ンタ状態情報は、エラー状態情報である。

【００２３】本発明に係る第１８の発明は、前記エラー
状態情報は、トナー切れ状態情報，ドラム寿命状態情
報，インク切れ状態情報，用紙切れ状態情報，給紙ジャ
ム状態情報，扉オープン状態情報，ステイプル針切れ状
態情報，ソータジャム状態情報等を含むものである。

【００２４】

【発明の実施の形態】〔第１実施形態〕図１は、本発明
の第１実施形態を示すデータ処理装置を適用可能な印刷
システムの構成を示すブロック図であり、当該印刷シス
テムは、ホストコンピュータとプリンタから大略構成さ
れており、更にホストコンピュータには、外部記憶装置
及び表示装置が付設されている。

【００２５】なお、本実施形態では、図１に示した印刷
システムを例に挙げているが、本発明の機能を実現でき
るものであれば、単体の機器であっても、複数の機器か
らなるシステムであっても、ＬＡＮ等のネットワークを
介して処理が行われるシステムであっても本発明を適用
できることは言うまでもない。

【００２６】印刷システムの構成を詳述すると、図１に
おいて、ホストコンピュータ１は、アプリケーション１
０００とアプリケーションＩ／Ｆ１００１と、印刷モニ
タ１００２と、印刷ドライバ１００３とプリンタＩ／Ｆ
１００４と、プリンタ表示制御部１００５とプリンタ表
示制御メモリ１００６とを備えている。

【００２７】また、プリンタ２は、プリントコマンド処
理部２０００とプリント機構Ｉ／Ｆ２００１と、プリン
ト機構２００２とを備えている。

【００２８】さらに、外部記憶装置４はスプールファイ
ル４００１と、ユーザが登録した拡大Ｐアイコンを含む
Ｐアイコンファイルを登録しておくＰアイコン制御ファ
イル４００２と、ユーザが設定した情報を格納するサイ
ズ指定ファイル４００３とを備えている。

【００２９】ホストコンピュータ１のアプリケーション
１０００は、印字データをアプリケーションＩ／Ｆ１０
０１に渡す機能を有しており、アプリケーションＩ／Ｆ
１００１は、アプリケーション１０００から渡された印
字データを印刷コマンドに変換して印刷モニタ１００２
へ渡す機能を有している。印刷モニタ１００２はアプリ
ケーションＩ／Ｆ１００１から渡された印字コマンドを
外部記憶装置４のスプールファイル４００１に渡す機能
を有している。

【００３０】また、印刷モニタ１００２はスプールファ
イル４００１に渡した所定の単位の印刷コマンド群をア
プリケーションＩ／Ｆ１００１から出力されるジョブ終
了信号に基づき、印刷モニタ１００２に戻し、更に印刷
ドライバ１００３へ渡す機能を有している。

【００３１】印刷ドライバ１００３は、印刷モニタ１０
０２から渡された印刷コマンドをプリンタＩ／Ｆ１００
４へ渡す機能を有すると共に、プリンタＩ／Ｆ１００４
から情報を取得する機能を有している。

【００３２】プリンタＩ／Ｆ１００４は、印刷ドライバ
１００３から渡された印刷コマンドを双方向Ｉ／Ｆ５０
００を介してプリンタ２のプリントコマンド処理部２０
００へ渡す機能を有している。

【００３３】また、プリンタＩ／Ｆ１００４は、双方向
Ｉ／Ｆ５０００を介してプリントコマンド処理部２００
０の情報を取得する機能を有している。更に、プリンタ
Ｉ／Ｆ１００４は、プリントコマンド処理部２０００か
ら取得した情報をプリンタ表示制御部１００５に渡す機
能を有している。

【００３４】プリンタ表示制御部１００５は、プリンタ
Ｉ／Ｆ１００４から取得したプリントコマンド処理部２
０００の情報を分析し、適切な表示形式を判別し、表示
装置３に渡す。サイズ指定ファイル４００３は、ユーザ
が登録した情報を格納する機能を有し、プリンタ表示制
御部１００５の読み出しに対応して格納していたユーザ
登録情報を提供する。

【００３５】Ｐアイコン制御ファイル４００２は、ｎ個
のＰアイコンファイルを有し、プリンタ表示制御部１０
０５からの読み出しに対応したＰアイコンファイルを提
供する。プリンタ表示制御メモリ１００６は、プリンタ
表示制御部１００５がＰアイコン制御ファイル４００２
から読み出した情報を格納し、プリンタ表示制御部１０
０５の読み出しに対応してＰアイコンを提供する。

【００３６】外部記憶装置４のスプールファイル４００
１は、ホストコンピュータ１の印刷モニタ１００２から
渡された印刷コマンド群を格納する領域である。

【００３７】表示装置３は、例えばＣＲＴから構成さ
れ、ホストコンピュータ１のプリンタ表示制御部１００
５から渡される情報を取得し、該取得したＰアイコンま
たはＰウインドウを表示する機能を有している。

【００３８】一方、プリンタ２のプリントコマンド処理
部２０００は、ホストコンピュータ１のプリンタＩ／Ｆ
１００４から渡された印刷コマンドをプリント機構Ｉ／
Ｆ２００１に渡す機能を有している。

【００３９】プリント機構Ｉ／Ｆ２００１はプリントコ
マンド処理部２０００から渡された印刷コマンドをプリ
ント機構２００２に渡す機能を有している。プリント機
構２００２は、プリント機構Ｉ／Ｆ２００１から渡され
た印刷コマンドを実行する機能を有している。

【００４０】双方向Ｉ／Ｆ５０００は、ホストコンピュ
ータ１のプリンタＩ／Ｆ１００４とプリンタ２のプリン
トコマンド処理部２０００との間の印刷コマンドを伝達
する機能を有している。

【００４１】上記のように構成された印刷システムにお
けるデータ処理装置において、ユーザは登録手段により
エラーに関するｎ（ｎ＞１）％拡大したＰアイコンの使
用を示すアイコン表示モード（拡大指定）を登録指示す
ると、該登録指示に基づくアイコン表示モードがＲＡＭ
上の格納領域に格納される。そして、プリンタ２よりプ
リンタ状態情報が通知されると、これを取得して、該取
得したプリンタ状態情報がエラー情報か非エラー情報か
どうかを判別した後、表示形式をＰアイコン、Ｐウイン
ドウのどちらかを判断し、表示形式をＰアイコン表示形
式であると判断した場合、プリンタ表示制御部１００５
は、エラーに関する拡大Ｐアイコンがプリンタ表示制御
メモリ１００６に格納されていたら、後述する制御手順
に基づき該格納された拡大Ｐアイコンを読み出して表示
装置３に表示する。なお、上記ｎは通常サイズのアイコ
ンをどの位拡大すべきかを指定するユーザが任意に指定
可能な数値である。また、通常サイズ１００％として、
１０１〜ｎ％となる数値で指定できるように構成しても
よい。

【００４２】次に、上述したホストコンピュータ１及び
プリンタのハードウエア構成を図２に基づき説明する。

【００４３】図２は、図１に示した印刷システムのハー
ドウエア構成を説明するブロック図であり、図１と同一
のものには同一の符号を付してある。

【００４４】図２において、ホストコンピュータ１の構
成を詳述すると、１５０１はＣＰＵで、ＲＯＭ１５０３
に格納されたプログラムに基づき図形・イメージ・文字
・表（表計算等を含む）等が混在した文書処理を実行
し、システムバス１５０８を介して接続されている各デ
バイスを統括的に制御する。

【００４５】１５０２はＲＡＭで、ＣＰＵ１５０１の主
メモリでワークエリア等として機能する。なお、プリン
タ表示制御部１００５がアプリケーション１０００のモ
ジュールとして構成される場合には、図１に示したアプ
リケーション１０００からプリンタ表示制御部１００５
はＲＡＭ１５０２上に存在する。

【００４６】１５０３はＲＯＭで、プログラム用メモリ
であり、基本的なＩ／Ｏを制御するプログラムを格納す
る。１５０６は入力装置で、図示略のキーボードやポイ
ンティングデバイスからのキー入力を制御する。

【００４７】１５０７は印字装置Ｉ／Ｆで、所定の双方
向ケーブル５０００を介してプリンタ２との通信制御処
理を実行する。１５０４は外部記憶装置で、上述したよ
うに図１に示したスプールファイル４００１を備えてい
る。表示装置１５０５は、図示しないＣＲＴディスプレ
イの表示を制御する。

【００４８】プリンタの構成を詳述すると、プリンタ２
において、２５０１はＣＰＵで、システムバス２５０８
を介して接続されている各デバイスを統括的に制御す
る。２５０２はＲＡＭで、ＣＰＵ２５０１の主メモリで
ワークエリア等として機能する。２５０３はＲＯＭで、
プリンタ用メモリであり、図１に示したプリントコマン
ド処理部２０００が格納される。

【００４９】２５０５は入力装置で、プリンタ２に付設
されたボタンの押下などのコマンドを制御する。２５０
４は印字装置Ｉ／Ｆで、所定の双方向ケーブル５０００
を介してホストコンピュータ１に接続され、通信制御処
理を実行する。

【００５０】図３は、図１に示したプリントコマンド処
理部２０００から送信されるプリンタ状態報知コマンド
の一例を示す図である。

【００５１】図３において、プリンタ状態報知コマンド
は、ヘッダ，種別，プリンタ状態データから構成され、
ヘッダはＥＳＣコード（１バイト）である。続いて、種
別コード（１バイト）が２種類で、プリンタ状態データ
は「０」、印字状態データは「１」となっている。そし
て、最後にプリンタ状態データ（２バイト）として６種
類（オンライン・オフライン・印字データ有り・印字デ
ータ無し・プリンタエラー発生・プリンタエラー解除）
の識別コードで、これら４バイトからプリンタ状態報知
コマンドが形成される場合を示す。

【００５２】図４は、図１に示した表示装置３に表示さ
れる拡大Ｐアイコン登録画面の一例を示す図であり、該
拡大Ｐアイコン登録画上で設定された内容は、図２に示
す外部記憶装置１５０４にサイズ指定ファイル４００３
中のＰアイコン制御ファイル４００２として管理される
ものとする。

【００５３】次に、上記の如く構成した本実施形態にお
ける印刷システムのＰアイコン処理について説明する。

【００５４】図５は、本発明に係る印刷システムにおけ
る第１のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、プリンタＩ／Ｆ１００４の処理手順に対応する。
なお、Ｓ０１〜Ｓ０５は各ステップを示す。また、ホス
トコンピュータ１のプリンタＩ／Ｆ１００４は双方向Ｉ
／Ｆ５０００を介してプリンタ２のプリントコマンド処
理部２０００から送信される図３に示したプリンタ状態
報知コマンドを受け取る。

【００５５】まず、ホストコンピュータ１のプリンタＩ
／Ｆ１００４はデータの受け取りの際、データの発信元
がプリンタ２側かプリンタドライバ１００３側かを判別
し（Ｓ０１）、プリンタドライバ１００３側が発信した
データであると判定した場合は、該データをプリンタ２
へ送信して（Ｓ０２）、処理を終了する。

【００５６】一方、ステップＳ０１で、プリンタ側が発
信したデータであると判定した場合は、プリンタ状態報
知コマンドの種別コードがプリンタ状態データを示す
「０」か、印字状態データを示す「１」かのいずれであ
るかを判定し（Ｓ０３）、種別コードが「１」の印字状
態データであると判断した場合は、印刷ドライバ１００
３へのデータ送信処理を実行して終了する（Ｓ０４）。

【００５７】一方、ステップＳ０３で、種別が「０」を
示すプリンタ状態データであると判断した場合は、印字
状態と判断し、プリンタ２からのプリンタ状態データを
受け取って、プリンタ表示制御部１００５へ渡して（Ｓ
０５）、処理を終了する。

【００５８】図６は、本発明に係る印刷システムにおけ
る第２のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、図１に示したプリンタ表示制御部１００５の処理
手順に対応する。なお、Ｓ２０〜Ｓ２５は各ステップを
示す。また、ホストコンピュータ１のプリンタＩ／Ｆ１
００４からデータを受け取ったプリンタ表示制御部１０
０５の処理を以下に説明する。

【００５９】先ず、ホストコンピュータ１のプリンタ表
示制御部１００５の初期処理が実行された状態において
（Ｓ２０）、図２に示した外部記憶装置１５０４に存在
するサイズ指定ファイル４００３を、プリンタ表示制御
部１００５が管理するＲＡＭ１５０２上のワークエリア
に読み込む（Ｓ２１）。

【００６０】サイズ指定ファイル４００３の情報に、ア
イコン表示の場合に。「エラー情報はｎ％拡大Ｐアイコ
ンを表示（エラーＰアイコン拡大表示）」するというユ
ーザ登録（図４参照）が存在するか否か判し（Ｓ２
２）、拡大Ｐアイコンの登録が存在すると判断した場合
は、拡大ＰアイコンファイルをＰアイコン制御ファイル
４００２から検索し（Ｓ２６）、拡大Ｐアイコンファイ
ルを読み込んで（Ｓ２７）、プリンタ表示制御メモリ１
００６に格納して（Ｓ２５）、処理を終了する。

【００６１】一方、ステップＳ２２で、拡大Ｐアイコン
の登録が存在しないと判断した場合は、ＰアイコンをＰ
アイコン制御ファイル４００２から検索し（Ｓ２３）、
Ｐアイコンを読み込んで（Ｓ２４）、プリンタ表示制御
メモリ１００６に格納して（Ｓ２５）、処理を終了す
る。

【００６２】以下、プリンタＩ／Ｆ１００４から情報を
取得したプリンタ表示制御部１００５による表示制御に
ついて説明する。

【００６３】図７は、本発明に係る印刷システムにおけ
る第３のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、図１に示したプリンタ表示制御部１００５による
表示制御手順に対応する。なお、Ｓ３０〜Ｓ４０は各ス
テップを示す。

【００６４】先ず、プリンタ表示制御部１００５は、プ
リンタＩ／Ｆ１００４からプリンタ情報を取得し（Ｓ３
０）、プリンタ情報がエラー情報か、非エラー情報のい
ずれであるかを判別し（Ｓ３１）、判別の結果がエラー
情報であるかどうかを判別し（Ｓ３２）、エラー情報で
あると判別した場合、情報の表示形式がアイコン形式か
ウインドウ形式かのを判別し（Ｓ３３）、アイコン形式
であるかを判別し（Ｓ３５）、情報の表示形式がウイン
ドウ形式の場合は、適合するファイルをプリンタ表示制
御メモリ１００６から検索（しＳ３８）、適合するファ
イルを読み込んだ後（Ｓ３９）、表示部へ渡し（Ｓ４
０）、処理を終了する。

【００６５】一方、ステップＳ３５でアイコン形式であ
ると判別した場合、プリンタ表示制御メモリ１００６か
ら適合する拡大Ｐアイコンファイルを検索し（Ｓ３
７）、目的のファイルを読み込んで（Ｓ３９）、表示部
３へ渡して（Ｓ４０）、処理を終了する。

【００６６】一方、ステップＳ３２で、非エラー情報で
あると判別した場合は、表示形式を判別し（Ｓ３４）、
判別結果がアイコン形式であるかを判別し（Ｓ３６）、
Ｐウインドウであると判別した場合は、目的のファイル
を検索し（Ｓ３８）、ステップＳ３９ヘ進み、Ｐアイコ
ンであると判別した場合は、目的のＰアイコンファイル
を検索し（Ｓ３７）、ステップＳ３９ヘ進む。

【００６７】なお、本実施形態では、表示手段としてＣ
ＲＴを使用した場合を例にあげたが、ＣＲＴに限定され
るものではなく、ＬＣＤやプラズマディスプレイ等を使
用することも可能である。

【００６８】また、ホストコンピュータとプリンタとの
接続手段としてケーブルを利用した場合を例に挙げた
が、ケーブルに限定されるものではなく、無線等、他の
接続手段を使用することも可能である。

【００６９】さらに、エラー情報（エラー状態情報）と
しては、接続されるプリンタ装置のプリント形式等やオ
プションユニットの有無等によっても異なるが、ユーザ
に何らかの解除または操作を要求する情報であって、一
例を挙げれば、エラー状態情報は、トナー切れ状態情
報，ドラム寿命状態情報，インク切れ状態情報，用紙切
れ状態情報，給紙ジャム状態情報，扉オープン状態情
報，ステイプル針切れ状態情報，ソータジャム状態情報
等を含むものとする。

【００７０】以下、図８に示すメモリマップを参照して
本発明に係るデータ処理装置を適用可能な印刷システム
で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について
説明する。

【００７１】図８は、本発明に係るデータ処理装置を適
用可能な印刷システムで読み出し可能な各種データ処理
プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明す
る図である。

【００７２】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報，作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のＯＳ等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。

【００７３】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。

【００７４】本実施形態における図５〜図７に示す機能
が外部からインストールされるプログラムによって、ホ
ストコンピュータにより遂行されていてもよい。そし
て、その場合、ＣＤ−ＲＯＭやフラッシュメモリやＦＤ
等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外
部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置
に供給される場合でも本発明は適用されるものである。

【００７５】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ（またはＣＰＵやＭＰ
Ｕ）が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。

【００７６】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。

【００７７】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー（登録商標）ディス
ク，ハードディスク，光ディスク，光磁気ディスク，Ｃ
Ｄ−ＲＯＭ，ＣＤ−Ｒ，磁気テープ，不揮発性のメモリ
カード，ＲＯＭ，ＥＥＰＲＯＭ等を用いることができ
る。

【００７８】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているＯＳ（オペ
レーティングシステム）等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。

【００７９】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるＣＰＵ等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。

【００８０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第１
〜第１８の発明によれば、プリンタ装置から取得される
プリンタ状態情報中で特定のプリンタ状態情報を通常サ
イズのアイコンまたは該通常サイズのアイコンよりもｎ
％（ｎ＞１）拡大されたサイズのアイコンのいずれで表
示するかを決定するアイコン表示モードを選択し、該選
択されたアイコン表示モードを登録し、該登録されたア
イコン表示モードに基づき、プリンタ装置から取得され
るプリンタ状態情報中で特定のプリンタ状態情報を通常
サイズのアイコンよりもｎ％（ｎ＞１）拡大されたサイ
ズのアイコンを表示装置に表示するので、登録された自
動的にプリンタ状態表示環境を判別し、エラー表示に限
り拡大Ｐアイコンを表示し、非エラー表示の際は通常の
Ｐアイコンを表示する処理を実行するため、アイコンの
大きさの違いだけでユーザにエラー発生を喚起できる視
覚効果が期待できる。

【００８１】特に、視覚による情報の把握が不自由な視
覚障害や高齢のユーザにプリンタエラー発生状態を確実
に認識させ、プリンタのエラー状態を容易に把握させる
ことができる印刷処理環境を自在に構築することができ
る等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施形態を示すデータ処理装置を
適用可能な印刷システムの構成を示すブロック図であ
る。

【図２】図１に示した印刷システムのハードウエア構成
を説明するブロック図である。

【図３】図１に示したプリントコマンド処理部から送信
されるプリンタ状態報知コマンドの一例を示す図であ
る。

【図４】図１に示した表示装置に表示される拡大Ｐアイ
コン登録画面の一例を示す図である。

【図５】本発明に係る印刷システムにおける第１のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。

【図６】本発明に係る印刷システムにおける第２のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。

【図７】本発明に係る印刷システムにおける第３のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。

【図８】本発明に係るデータ処理装置を適用可能な印刷
システムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを
格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。

【符号の説明】

１ホストコンピュータ２プリンタ３表示装置４外部記憶装置１０００アプリケーション１００１アプリケーションＩ／Ｆ１００２印刷モニタ１００３印刷ドライバ１００４プリンタＩ／Ｆ１００５プリンタ表示制御部１００６プリンタ表示制御メモリ２０００プリントコマンド処理部２００１プリント機構Ｉ／Ｆ２００２プリント機構

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】プリンタ装置と通信して取得するプリン
タ状態情報を表示処理可能なデータ処理装置であって、前記プリンタ装置から取得されるプリンタ状態情報中で
特定のプリンタ状態情報を通常サイズのアイコンまたは
該通常サイズのアイコンよりもｎ％（ｎ＞１）拡大され
たサイズのアイコンのいずれで表示するかを決定するア
イコン表示モードを選択する選択手段と、前記選択手段による選択されたアイコン表示モードを登
録する登録手段と、前記登録手段により登録されたアイコン表示モードに基
づき、前記プリンタ装置から取得されるプリンタ状態情
報中で特定のプリンタ状態情報を通常サイズのアイコン
または該通常サイズよりもｎ％（ｎ＞１）拡大されたサ
イズのアイコンを表示装置に表示するアイコン表示制御
手段と、を有することを特徴とするデータ処理装置。
【請求項２】拡大されたサイズのアイコンを記憶する
外部記憶手段を有することを特徴とする請求項１記載の
データ処理装置。
【請求項３】前記外部記憶手段に記憶された拡大され
たサイズのアイコンを読み込みんで記憶する内部記憶手
段を有し、前記アイコン表示制御手段は、前記内部記憶手段に記憶
されたアイコン中で前記特定のプリンタ状態情報を表す
アイコンを読み出して前記表示装置に表示することを特
徴とする請求項１記載のデータ処理装置。
【請求項４】取得されるプリンタ状態情報中で特定の
プリンタ状態情報を表すアイコンのサイズをアイコンの
種別毎に個別に指定可能とすることを特徴とする請求項
１記載のデータ処理装置。
【請求項５】特定のプリンタ状態情報は、エラー状態
情報であることを特徴とする請求項１記載のデータ処理
装置。
【請求項６】前記エラー状態情報は、トナー切れ状態
情報，ドラム寿命状態情報，インク切れ状態情報，用紙
切れ状態情報，給紙ジャム状態情報，扉オープン状態情
報，ステイプル針切れ状態情報，ソータジャム状態情報
等を含むことを特徴とする請求項５記載のデータ処理装
置。
【請求項７】プリンタ装置と通信して取得するプリン
タ状態情報を表示処理可能なデータ処理装置の表示処理
方法であって、前記プリンタ装置から取得されるプリンタ状態情報中で
特定のプリンタ状態情報を通常サイズのアイコンまたは
該通常サイズのアイコンよりもｎ％（ｎ＞１）拡大され
たサイズのアイコンのいずれで表示するかを決定するア
イコン表示モードを選択する選択工程と、前記選択工程による選択されたアイコン表示モードを登
録する登録工程と、前記登録工程により登録されたアイコン表示モードに基
づき、前記プリンタ装置から取得されるプリンタ状態情
報中で特定のプリンタ状態情報を通常サイズのアイコン
よりもｎ％（ｎ＞１）拡大されたサイズのアイコンを表
示装置に表示するアイコン表示工程と、を有することを
特徴とするデータ処理装置の表示処理方法。
【請求項８】拡大されたサイズのアイコンを外部記憶
手段に記憶する第１の記憶工程を有することを特徴とす
る請求項７記載のデータ処理装置の表示処理方法。
【請求項９】前記第１の記憶工程により記憶された拡
大されたサイズのアイコンを内部記憶手段に読み込みん
で記憶する第２の記憶工程を有し、前記アイコン表示工程は、前記内部記憶手段に記憶され
たアイコン中で前記特定のプリンタ状態情報を表すアイ
コンを読み出して前記表示装置に表示することを特徴と
する請求項７記載のデータ処理装置の表示処理方法。
【請求項１０】取得されるプリンタ状態情報中で特定
のプリンタ状態情報を表すアイコンのサイズをアイコン
の種別毎に個別に指定可能とすることを特徴とする請求
項７記載のデータ処理装置の表示処理方法。
【請求項１１】特定のプリンタ状態情報は、エラー状
態情報であることを特徴とする請求項７記載のデータ処
理装置の表示処理方法。
【請求項１２】前記エラー状態情報は、トナー切れ状
態情報，ドラム寿命状態情報，インク切れ状態情報，用
紙切れ状態情報，給紙ジャム状態情報，扉オープン状態
情報，ステイプル針切れ状態情報，ソータジャム状態情
報等を含むことを特徴とする請求項１１記載のデータ処
理装置の表示処理方法。
【請求項１３】プリンタ装置と通信して取得するプリ
ンタ状態情報を表示処理可能なデータ処理装置に、前記プリンタ装置から取得されるプリンタ状態情報中で
特定のプリンタ状態情報を通常サイズのアイコンまたは
該通常サイズのアイコンよりもｎ％（ｎ＞１）拡大され
たサイズのアイコンのいずれで表示するかを決定するア
イコン表示モードを選択する選択工程と、前記選択工程による選択されたアイコン表示モードを登
録する登録工程と、前記登録工程により登録されたアイコン表示モードに基
づき、前記プリンタ装置から取得されるプリンタ状態情
報中で特定のプリンタ状態情報を通常サイズのアイコン
よりもｎ％（ｎ＞１）拡大されたサイズのアイコンを表
示装置に表示するアイコン表示工程を実行させるための
プログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記
憶媒体。
【請求項１４】拡大されたサイズのアイコンを外部記
憶手段に記憶する第１の記憶工程を有することを特徴と
する請求項１３記載の記憶媒体。
【請求項１５】前記第１の記憶工程により記憶された
拡大されたサイズのアイコンを内部記憶手段に読み込み
んで記憶する第２の記憶工程を有し、前記アイコン表示工程は、前記内部記憶手段に記憶され
たアイコン中で前記特定のプリンタ状態情報を表すアイ
コンを読み出して前記表示装置に表示することを特徴と
する請求項１３記載の記憶媒体。
【請求項１６】取得されるプリンタ状態情報中で特定
のプリンタ状態情報を表すアイコンのサイズをアイコン
の種別毎に個別に指定可能とすることを特徴とする請求
項１３記載の記憶媒体。
【請求項１７】特定のプリンタ状態情報は、エラー状
態情報であることを特徴とする請求項１３記載の記憶媒
体。
【請求項１８】前記エラー状態情報は、トナー切れ状
態情報，ドラム寿命状態情報，インク切れ状態情報，用
紙切れ状態情報，給紙ジャム状態情報，扉オープン状態
情報，ステイプル針切れ状態情報，ソータジャム状態情
報等を含むことを特徴とする請求項１７記載の記憶媒
体。