JP2001265527A - トラックボール装置およびこれを用いた電子機器 - Google Patents

トラックボール装置およびこれを用いた電子機器

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JP2001265527A
JP2001265527A JP2000071812A JP2000071812A JP2001265527A JP 2001265527 A JP2001265527 A JP 2001265527A JP 2000071812 A JP2000071812 A JP 2000071812A JP 2000071812 A JP2000071812 A JP 2000071812A JP 2001265527 A JP2001265527 A JP 2001265527A
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roller
ball
push switch
trackball device
case portion
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JP2000071812A
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English (en)
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Shigeru Yokochi
茂 横地
Tamotsu Yamamoto
保 山本
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスプレイ画面上におけるカーソルの移動
を操作するトラックボール装置に関し、ボールの押し下
げ操作により良好な操作感触で動作して、カーソルの位
置の認識信号を発するプッシュスイッチを備えて、高さ
寸法の小さいものを提供することを目的とする。 【解決手段】 ボール4の中心よりも下方の外周に当接
して、円形軸状のXローラ2およびYローラ3と共にボ
ール4を回転自在に支持する支持部1Bを有するケース
部5を、下方の基体部1上に回動可能に保持し、ケース
部5の回動時に押されて動作するプッシュスイッチ7を
基体部1上に配設することにより、ボール4の押し下げ
操作によりスムーズに動作してカーソルの位置の認識信
号を発するプッシュスイッチ7を備え、しかも高さ寸法
の小さいトラックボール装置を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器のディス
プレイ画面上におけるカーソルの移動を操作し、押し下
げ操作により、電子機器本体にディスプレイ画面上のカ
ーソルの位置の認識信号を発するスイッチを備えたトラ
ックボール装置およびこれを用いた電子機器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のトラックボール装置の例
としては、特開平1−290021号公報および特開平
9−319514号公報に記載されたトラックボール装
置が知られており、図14および図15はそれぞれの構
成を示す概念図である。
【0003】すなわち、図14および図15に共通する
部分に同一の符号を付して説明すると、操作体としての
ボール31に、ロータリーエンコーダに連結された二つ
のローラ32A,32Bを直交する方向に当接させ、こ
のボール31を下方から回転自在に保持する保持部(ハ
ウジング)33を複数のスプリング34で上方に付勢
し、保持部(ハウジング)33の下面と下方の筐体35
の間にスイッチ接点36A,36Bを配設した構成であ
る。
【0004】そして、ボール31の回転操作により、使
用する電子機器のディスプレイ画面上のカーソル(図示
せず)を所定の位置に移動させることができると共に、
ボール31を押圧操作して保持部(ハウジング)33を
下方に押し下げ操作すると、スイッチ接点36A,36
B間が接触してカーソルの位置の認識信号を発すること
ができるものであった。
【0005】加えて、近年ディスプレイ画面の高精度化
と共に、ディスプレイ画面を備えた電子機器が増加・多
様化し、小型の携帯用情報機器等にも使用されるように
なってきた。
【0006】そして、このような電子機器においてディ
スプレイ画面上のカーソルの移動を操作するトラックボ
ール装置に対し、小型化の要求と共に、使用する電子機
器の操作ボタン数を少なくして電子機器全体の小型化と
使い易さの向上を図ることができるように、ボールの押
し下げ操作によりカーソルの位置の認識信号を発するス
イッチを備えることを要求されることが多くなってき
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のプッシュスイッチを備えたトラックボール装置は、
ボール31を保持する保持部(ハウジング)33を複数
個のスプリング34で上方に付勢しているので、この複
数個のスプリング34の付勢力に抗してボール31を押
圧して保持部(ハウジング)33を押し下げる際の動き
は、グラツキを伴なうギコチナイものであって操作感触
が悪く、例え保持部(ハウジング)33の周囲に案内部
材を設けても、上下動のためのギャップが必要であり、
このグラツキを無くすことはできなかった。
【0008】また、保持部(ハウジング)33の、ボー
ル31の中心部を囲っている部分の下面と下方の筐体3
5の間にスイッチ接点36A,36Bを配設するので、
トラックボール装置の高さ寸法が大きく、小型の携帯用
情報機器等には使用することが難しいという課題があっ
た。
【0009】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、ボールの回転操作により、使用する電子
機器のディスプレイ画面上のカーソルを所定の位置に移
動させることができると共に、ボールの押し下げ操作に
より、グラツキのない良好な操作感触でスムーズに動作
してカーソルの位置の認識信号を発するプッシュスイッ
チを備え、しかも高さ寸法の小さいトラックボール装置
およびこれを用いた電子機器を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のトラックボール装置は、ボールの中心よりも
下方の外周に当接して、円形軸状のXローラおよびYロ
ーラと共にボールを回転自在に支持する支持部を有する
ケース部を、下方の基体部上に回動可能に保持し、この
ケース部の回動時に押されて動作するプッシュスイッチ
を基体部上に配設するものである。
【0011】これによって、ボールの回転操作により、
ディスプレイ画面上のカーソルを所定の位置に移動させ
ることができると共に、ボールの押し下げ操作により良
好な操作感触でスムーズに動作してカーソルの位置の認
識信号を発するプッシュスイッチを備え、しかも高さ寸
法の小さいトラックボール装置およびこれを用いた電子
機器を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、操作体としてのボールと、このボールのX方向回転
およびY方向回転を伝達するように、上記ボールの中心
よりも下方の外周に上面視直交方向からそれぞれ当接す
る円形軸状のXローラおよびYローラと、このXローラ
およびYローラとそれぞれ連結された二つの回転量検出
部と、上記ボールの中心よりも下方に当接して上記Xロ
ーラおよびYローラと共に上記ボールを全方向に回転自
在に支持する支持部を有すると共に、下方の基体部によ
り回動可能に保持されたケース部と、このケース部の回
動時に押されて動作するように、上記基体部上に配設さ
れた自力復帰型のプッシュスイッチからなるトラックボ
ール装置としたものであり、ボールの回転操作により、
ディスプレイ画面上のカーソルを所定の位置に移動させ
ることができると共に、ボールの押し下げ操作により、
ケース部が回動してプッシュスイッチを動作させるの
で、良好な操作感触でスムーズにカーソルの位置の認識
信号を発することができ、しかも高さ寸法の小さいトラ
ックボール装置を実現できるという作用を有する。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、自力復帰型のプッシュスイッチが、ボー
ルの中心部下方を除く基体部上に配設されたものであ
り、請求項1に記載の発明による作用に加えて、トラッ
クボール装置の構成部材の中で最も高さ寸法が大きい部
材であるボールに対して、最も高さ寸法が大きい中心部
下方を除いた側部にプッシュスイッチを配するので、ト
ラックボール装置の高さ寸法を小さくできるという作用
を有する。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明において、ボールの中心よりも下方に当接
して、XローラおよびYローラと共に上記ボールを支持
する第三ローラを、ケース部の支持部に配設したもので
あり、ボールを全方向に一様に、スムーズに回転させる
ことができるという作用を有する。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一つに記載の発明において、XローラおよびY
ローラと共に二つの回転量検出部が基体部に配設された
ものであり、回転量検出部が基体部に配設されているの
で、トラックボール装置を使用する電子機器の配線基板
への電気的接続が容易で安定していると共に、ボールを
押し下げ操作してケース部を回動させる際にXローラお
よびYローラが動かないので、回転量検出部から誤信号
を発し難いという作用を有する。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一つに記載の発明において、ケース部に保持さ
れたXローラおよびYローラと同軸の回転軸の外周にそ
れぞれ設けた可動接点に対し、下方の基体部に保持され
たアーム状の弾性固定接点がそれぞれ下方から弾接して
構成された回転型エンコーダを、回転量検出部とするも
のであり、回転量検出部としての回転型エンコーダが、
XローラおよびYローラと同軸の回転軸の外周に設けた
可動接点に対して、基体部から伸ばされたアーム状の弾
性固定接点が下方から弾接する構成であるので、ケース
部が回動範囲の上端位置にあるように付勢され、通常状
態におけるケース部の位置が安定していると共に、ボー
ルの押し下げ操作時にはアーム状の弾性固定接点が撓む
だけで、回転量検出部から誤信号を発することが少ない
という作用を有する。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか一つに記載の発明において、基体部を各辺がX
ローラまたはYローラと平行な上面視四角形とし、ケー
ス部が上記XローラまたはYローラと平行な回動軸を中
心として回動可能に保持されたものであり、ボールの押
し下げ操作時にケースが回動して、左右方向または前後
方向に傾くので、トラックボール装置を操作する人が違
和感なく操作できるトラックボール装置とすることがで
きるという作用を有する。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか一つに記載の発明において、基体部を各辺がX
ローラまたはYローラと平行な上面視四角形とし、ケー
ス部を対角線方向に回動可能に保持する保持部が、Xロ
ーラおよびYローラから近い側の両ローラの中間位置の
角部に、プッシュスイッチがXローラおよびYローラか
ら遠い側の両ローラの中間位置の角部にそれぞれ配設さ
れたものであり、ケース部を回動可能に保持する保持部
からプッシュスイッチまでの寸法を大きくすることがで
きて、ボールの押し下げ量に対するプッシュスイッチの
動作ストロークを大きくすることができると共に、ケー
ス部が回動する時のXローラおよびYローラの動きが同
じ量で、しかも小さいという作用を有する。
【0019】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の
いずれか一つに記載の発明において、通常状態において
ケース部が回動範囲の上端位置にあるように付勢するば
ね体が、ケース部と基体部の間に配設されたものであ
り、通常状態およびボールの回転操作時において、プッ
シュスイッチの押圧動作力に関係なく、ケース部を回動
範囲の上端位置に安定して保つことができるので、プッ
シュスイッチを動作力に関係なくスイッチ特性を重視し
たものにできるという作用を有する。
【0020】請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の
いずれか一つに記載の発明において、自力復帰型のプッ
シュスイッチが、基体部の所定位置に設けられたスイッ
チ固定接点上に弾性金属薄板製のドーム状可動接点が配
設されたものであり、自力復帰型で動作時に節度感を有
する高性能のプッシュスイッチを、コンパクトでしかも
安価に構成することができるという作用を有する。
【0021】請求項10に記載の発明は、請求項1〜9
のいずれか一つに記載の発明において、上端が開口部と
なってボールの下部を囲うと共に、XローラおよびYロ
ーラがボールに当接する位置に貫通孔を有する椀状部を
ケース部と一体に設け、この椀状部の上端面に対し着脱
可能で、上記ボールの径よりも小さい円形孔を有するリ
ング状の蓋板部で上記ボールの上部を覆ったものであ
り、通常状態においてボールがトラックボール装置から
外れることがないと共に、リング状の蓋板部を外すこと
によってボールを交換することができ、さらにトラック
ボール装置に水等がかかっても、回転量検出部やプッシ
ュスイッチ等の接点部に影響を受けない防滴構造とする
ことができるという作用を有する。
【0022】請求項11に記載の発明は、請求項1〜1
0のいずれか一つに記載の発明において、ボールを所定
の値以上の大きな力で押し下げると、プッシュスイッチ
の動作後にケース部の弾性を有する支持部が弾性変形
し、上記ボールの下端が直接またはケース部の椀状部を
介して下方の基体部に当接するようにしたものであり、
ボールに対して多少過大な力が押し力が加わっても、ト
ラックボール装置の構成部分であるケース部やプッシュ
スイッチ等が損傷を受けないという作用を有する。
【0023】請求項12に記載の発明は、請求項1〜1
1のいずれか一つに記載の発明において、回転量検出部
ならびにプッシュスイッチが弾性を有する接続端子を備
え、その接続端子が基体部の下面に突出して下方の被接
続接点に弾接接続可能となったものであり、トラックボ
ール装置を使用する電子機器に装着する際に、トラック
ボール装置を下方の電子機器の配線基板に押し付けて固
定するだけで被接続接点に弾接接続されるので、半田付
け等の接続工程が不要で、組立工程の簡素化が図れると
いう作用を有する。
【0024】請求項13に記載の発明は、請求項1〜1
2のいずれか一つに記載のトラックボール装置と、情報
を表示する表示手段と、機器全体の制御を行なう電子回
路からなり、ボールを回転させて表示手段に表示される
情報の選択を行い、ボールを押圧してプッシュスイッチ
を動作させ、選択された情報に応じた機能を動作させる
ようにした電子機器としたものであり、多岐にわたる情
報の選択と選択した情報に応じた機能を速やかかつ精度
よく実行させることのできる小型で薄型の電子機器を実
現できるという作用を有する。
【0025】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0026】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施の形態によるトラックボール装置の正面断面図、図2
は同外観斜視図、図3は図1のP−P線における断面
図、図4は図3のQ−O−Q線における断面図である。
【0027】同図において、1はトラックボール装置の
基体部で、樹脂形成された上面視四角形の上面には、図
1および図3に示すように、四角形の二辺それぞれの近
くに平行して、互いに直交するように配設された二つの
円形軸状のXローラ2とYローラ3が、基体部1と一体
に形成された支持部1A,1Bと1Cにより回転可能に
保持され、その中間の大径部2Aおよび3Aは、このト
ラックボール装置の操作体としてのボール4の中心より
も少し下方の外周に当接している。
【0028】そして、基体部1上に設けられた、Xロー
ラ2と平行な辺の両端の保持部1Eには、ケース部5が
Xローラ2と平行な回動軸5Aを中心として回動可能に
保持されている。
【0029】このケース部5は、ボール4の下部を囲っ
て上端が開口部となった椀状部5Bを挟んで、回動軸5
Aと反対側に突出部5Cを有しており、その先端が基体
部1上の保持部1Eと反対側の端部に配設されたプッシ
ュスイッチ7の上部中央に当接することにより、通常状
態において、回動範囲の上端位置に保たれている。
【0030】また、ケース部5の椀状部5Bは、図3お
よび図4に示すように、Xローラ2の大径部2Aおよび
Yローラ3の大径部3Aがボール4に当接する位置に二
つの貫通孔5Dを有すると共に、この大径部2Aおよび
3Aの当接位置から遠い側の中間位置においてボール4
の中心よりも少し下方に当接して、Xローラ2およびY
ローラ3と共にボール4を全方向に回転自在に支持する
第三ローラ6の支持部5Eを有している。
【0031】そして、上記のプッシュスイッチ7は、図
5のプッシュスイッチ部分の分解斜視図に示すように、
基体部1の端部に設けられた凹部1F内にインサート成
形加工により配設されたスイッチ固定接点8の外側固定
接点8A上に弾性金属薄板製のドーム状可動接点9の外
周下端を載せて、その湾曲した中央部を中央固定接点8
Bと所定の間隔をあけて対峙させ、その上部を下面に粘
着層を有する可撓性の絶縁フィルム10で覆って形成し
たものであり、コンパクトでしかも安価に構成されてい
ると共に、所定の大きさの押圧力によりドーム状可動接
点9が節度感を伴いながら弾性反転して動作する、自力
復帰型で高性能のプッシュスイッチである。
【0032】なお、図1により明らかなように、このプ
ッシュスイッチ7を基体部1の端部、すなわちボール4
の中心部の下方でない部分に配設することによって従来
のトラックボール装置のように、ボール4の中心部を下
方から囲っているケース5の椀状部5Bの下面に配設す
る場合に比べて、トラックボール装置の高さ寸法は小さ
くなっている。
【0033】また、ドーム状可動接点8の弾性反転力
は、通常状態およびボール4の回転操作時にケース部5
の突出部5Cに押されてプッシュスイッチ7が動作する
ことがないように、所定の大きさに設定されているもの
である。
【0034】そして、このプッシュスイッチ7の動作に
より発生する電気信号は、スイッチ固定接点8の外側固
定接点8Aおよび中央固定接点8Bと導通して基体部1
の下面に突出した、弾性を有するスイッチ端子7Aおよ
び7Bを介して、このトラックボール装置を使用する機
器に伝達されるようになっている。
【0035】一方、図3に示すように、Xローラ2と同
軸に設けられた円形の回転軸の外周には、リング状部1
1Aとこれに導通して所定の角度ピッチで設けられた櫛
歯状部11Bからなる可動接点11が設けられ、これに
対して基体部1から伸ばされた弾性固定接点12の長さ
の異なる弾性脚部12A〜12Cが弾接して、Xローラ
2の回転量検出部としての回転型エンコーダであるXエ
ンコーダ13を構成し、同様に、Yローラ3と同軸に設
けられた円形の回転軸の外周には、リング状部14Aと
これに導通して所定の角度ピッチで設けられた櫛歯状部
14Bからなる可動接点14が設けられ、これに対して
基体部1から伸ばされた弾性固定接点15の長さの異な
る弾性脚部15A〜15Cが弾接して、Yローラ3の回
転量検出部としての回転型エンコーダであるYエンコー
ダ16を構成している。
【0036】このXエンコーダ13およびYエンコーダ
16は、可動接点11および14をXローラ2およびY
ローラ3と同軸の回転軸の外周に設けるので小型の回転
型エンコーダであり、このトラックボール装置をコンパ
クトにするものである。
【0037】そして、Xエンコーダ13およびYエンコ
ーダ16で発生する電気信号は、弾性固定接点12およ
び15と導通した弾性を有する接続端子13Aおよび1
6Aを介して、このトラックボール装置を使用する機器
に伝達されるようになっている。
【0038】さらに、図1、図2および図4に示すよう
に、ボール4は、ケース部5の椀状部5Bとその上端の
開口部に結合された蓋板17に囲われている。
【0039】この椀状部5Bは、ボール4の下部を包む
中央部が皿状となって基体部1と所定の隙間を空けて対
峙していると共に、その上端面の外周から下方に伸びた
周囲壁5Fを有しており、このトラックボール装置の操
作部であるボール4の付近に水等がかかっても、Xエン
コーダ2やYエンコーダ3およびプッシュスイッチ7に
影響を受け難い防滴構造となっている。
【0040】また、蓋板17は、中央にボール4の径よ
りも少し小さい円形孔17Aを有するリング状で、図6
の外観斜視図に示すように、下面の段17B付きの二つ
の脚部17Cをケース部5の椀状部5B上端面の二つの
結合孔5Gにそれぞれ挿入して捩じることにより、ケー
ス部5に対して着脱可能に結合されているもので、通常
状態において、ボール4がこのトラックボール装置から
外れることを防止していると共に、蓋板17を外すこと
によって、ボール4を交換できるようになっているもの
である。
【0041】以上のように構成された本実施の形態によ
るトラックボール装置を、使用する電子機器に装着する
際には、基体部1の側部二ヶ所に設けられた取付孔18
にビス等を通して電子機器の配線基板に押し付けて固定
するだけで、プッシュスイッチ7の弾性を有するスイッ
チ端子7A,7BとXエンコーダ13およびYエンコー
ダ16の弾性を有する接続端子13Aおよび16Aが被
接続接点(図示せず)に弾接接続されるので、半田付け
などの接続工程が不要である。
【0042】次に、以上のように構成された本実施の形
態によるトラックボール装置の動作について説明する。
【0043】まず、図1、図3および図4に示す通常状
態において、トラックボール装置の蓋板17の円形孔1
7Aから上方に突出した操作部としてのボール4の上部
に手や指で触れて、ボール4を回転操作すると、ボール
4の外周に大径部2Aおよび3Aが当接しているXロー
ラ2およびYローラ3が第三ローラ6と共に回転し、そ
れに伴いXローラ2およびYローラ3と同軸のXエンコ
ーダ13およびYエンコーダ16の可動接点11および
14が回転して、弾性固定接点12および15の弾性脚
部12A〜12C間、および15A〜15C間でそれぞ
れの回転数に応じた数のパルス信号を発生する。
【0044】そして、そのパルス信号をXエンコーダ1
3およびYエンコーダ16の弾性を有する接続端子13
Aおよび16Aを介してトラックボール装置を使用する
電子機器に伝達し、ディスプレイ画面上のカーソル(図
示せず)を、トラックボール装置のボール4の回転に対
応した方向に、回転数に対応した量だけ動かして所望の
位置に移動させる。
【0045】そして、カーソルが所望の位置に到達した
時に、図1に示す通常状態の位置からボール4の上部を
手や指で押し下げ操作すると、ボール4が下方に動こう
として、その中心よりも少し下方の外周に当接している
Xローラ2とYローラ3および第三ローラ6を下方に押
すが、Xローラ2とYローラ3は固定された基体部1と
一体に形成された支持部1A,1Bと1C,1Dにより
保持されていて動かないので、第三ローラ6を保持する
ケース5が、第三ローラ6が下がる方向にXローラ2と
平行な回動軸5Aを中心として滑らかに回動して左側が
下がり、突出部5Cがプッシュスイッチ7の中央を下方
に押す。
【0046】そして、この突出部5Cがプッシュスイッ
チ7、すなわち絶縁フィルム10を介してドーム状可動
接点9を下方に押す力がドーム状可動接点9の弾性反転
力を超えると、図7の正面断面図に示すように、ドーム
状可動接点9が節度感を伴いながら良好な操作感触で弾
性反転して、その中央部が中央固定接点8Bに接触し、
スイッチ固定接点8の外側固定接点8Aと中央固定接点
8Bの間を短絡する。
【0047】そして、その電気信号は、弾性を有するス
イッチ端子7Aおよび7Bを介してトラックボール装置
を使用する電子機器に、ディスプレイ画面上のカーソル
(図示せず)の位置の認識信号として伝達される。
【0048】この後、ボール4の上部に加える押し力を
除くと、プッシュスイッチ7のドーム状可動接点9が自
身の弾性復元力によって節度感を伴いながら元のドーム
形状に復帰することにより、スイッチ固定接点8が元の
オープン状態になると共に、突出部5Cを押してケース
部5を上記とは反対の方向に回動させ、第三ローラ6が
ボール4を元の図1の位置まで押し戻す。
【0049】なお、このボール4の押圧操作時に、Xロ
ーラ2およびYローラ3は基体部1と一体の支持部1A
〜1Dに保持されて動かないので、Xローラ2およびY
ローラ3と同軸のXエンコーダ13およびYエンコーダ
16は誤信号を発し難いものである。
【0050】また、上記の説明では、ボール4を押し下
げ操作する際に、ケース部5が回動軸5Aを中心として
回動して傾く方向は、左側が下がる方向であるが、これ
は、基体部1に保持部1Eとプッシュスイッチ7を配設
する位置を変えることによって、下側が下がる方向等、
トラックボール装置を操作する人が違和感なく操作でき
る方向に変えることができる。
【0051】さらに、上記の説明では、ボール4の回転
操作時にボール4に加わる押し力によってプッシュスイ
ッチ7が動作することがないように、プッシュスイッチ
7のドーム状可動接点9の弾性反転力は所定の大きさに
設定されているとしたが、これを、図8の正面断面図に
示すように、通常状態においてケース部5が回動範囲の
上端位置にあるように付勢するばね体19を基体部1と
ケース部5の間に配設することによって、押圧動作力す
なわちドーム状可動接点9の弾性反転力に制約を受けな
いで、寿命特性等のスイッチ特性を重視したプッシュス
イッチ7とすることができるものである。
【0052】そして、ボール4を回転自在に支持する三
つのローラの一つである第三ローラ6のケース部5の支
持部5Eに、図4の左部分および図9の第三ローラの支
持部の外観斜視図に示すような第三ローラ6の軸部6A
を弾接支持する弾性支持脚20を設けて、プッシュスイ
ッチ7の動作後に弾性変形するようにしておけば、ボー
ル4の上部を手や指で押し下げ操作する際にボール4に
多少過大な押し力が加わっても、弾性支持脚20の弾性
変形後にボール4がケース部5の椀状部5Bの底面を介
して基体部1に当接して、押し力を受けることができる
ので、三つのローラ2,3および6やプッシュスイッチ
7等が損傷を受けることはない。
【0053】以上のように本実施の形態によれば、ボー
ル4の回転操作によりディスプレイ画面上のカーソルを
所定の位置に移動させることができると共に、ボール4
の押し下げ操作によりケース部5が回動軸5Aを中心と
して滑らかに回動して、プッシュスイッチ7を節度感を
伴いながら動作させるので、良好な操作感触でスムーズ
にカーソルの位置の認識信号を発することができて、し
かも高さ寸法の小さいトラックボール装置を実現できる
ものである。
【0054】(実施の形態2)図10は本発明の第2の
実施の形態によるトラックボール装置の正面断面図、図
11は図10のR−R線における断面図、図12は図1
1のS−O−S線における断面図である。
【0055】同図に示すように、本実施の形態によるト
ラックボール装置は上記の実施の形態1によるものに対
し、基体部21によりケース部22が回動可能に保持さ
れていることは同じであるが、Xローラ23とYローラ
24がケース部22により回転可能に保持されている
点、および両ローラ23,24に対するケース部22の
回動方向、ならびにケース部22の回動により動作する
プッシュスイッチ7の配設位置が異なると共に、回転量
検出部としてのXエンコーダ25およびYエンコーダ2
6の構成が異なっている。
【0056】すなわち、図11および図12に示すよう
に、互いに直交するように配設されたXローラ23とY
ローラ24は上面視四角形に樹脂成形されたケース部2
2の周囲壁22Bの内側に設けられた支持部22C,2
2Dと22E,22Fの孔により回転可能に保持され
て、その中間の大径部23Aと24Aがボール4の中心
よりも少し下方の外周に当接しており、実施の形態1の
場合と同様にケース部22に保持されてXローラ23お
よびYローラ24から遠い側の両ローラの中間位置でボ
ール4に当接する第三ローラ6と共に、ボール4を全方
向に回転可能に支持している。
【0057】そして、基体部21がケース部22とほぼ
同じ大きさの上面視四角形に樹脂形成されていると共
に、ケース部22を回動可能に保持する基体部21上の
保持部21Aは、図11に示すように、Xローラ23お
よびYローラ24から近い側の両ローラの中間位置とな
る角度に配設されて、ケース部22のXローラ23およ
びYローラ24の中間位置に、対角線に対して直角方向
に設けられた回動軸22Aを保持している。
【0058】すなわち、ケース部22はXローラ23お
よびYローラ24の中間の対角線方向に回動可能に保持
されている。
【0059】また、ケース部22の回動時に押されて動
作するプッシュスイッチ7は、図11および図12に示
すように、Xローラ23およびYローラ24から遠い側
の両ローラの中間位置となる、基体部21の角部の凹部
21Bに、実施の形態1と同様に形成されており、プッ
シュスイッチ7の上部中央に当接するケース部22の突
出部22Gもプッシュスイッチ7と同様の位置すなわち
上記の第三ローラ6の下方に設けられて、通常状態にお
いて、ケース部22を回動範囲の上端位置に保ってい
る。
【0060】さらに、Xローラ23およびYローラ24
の回転量検出部としてのXエンコーダ25およびYエン
コーダ26は、図11および図12に示すように、可動
接点27および28はXローラ23およびYローラ24
と同軸の回転軸の外周に設けられてケース部22に保持
されているが、この可動接点27および28に弾接する
弾性固定接点29および30は、実施の形態1の場合と
同様に、基体部21から伸ばされている。
【0061】そして、弾性固定接点29および30の長
さの異なる弾性脚部29A〜29Cおよび30A〜30
Cは下方から可動接点27および28に弾接して、ケー
ス部22が通常状態において、回動範囲の上端位置で安
定しているように付勢している。
【0062】本実施の形態によるトラックボール装置の
その他の部分の構成は実施の形態1によるものと同様で
あるので、説明を省略する。
【0063】次に、以上のように構成された本実施の形
態によるトラックボール装置の動作について説明する。
【0064】まず、操作部としてのボール4の上部に手
や指で触れて回転操作して、このトラックボール装置を
使用する電子機器のディスプレイ画面上のカーソルの位
置を操作する場合の動作は、実施の形態1によるものの
場合と同じであるので説明を省略する。
【0065】なお、ボール4の回転操作時にボール4に
加わる押し力によって動作することがないように、プッ
シュスイッチ7のドーム状可動接点9の弾性反転力は所
定の大きさに設定されていると共に、弾性固定接点29
および30の弾性脚部29A〜29Cおよび30A〜3
0Cが、Xローラ23およびYローラ24を介してケー
ス部22に保持された可動接点27および28に下方か
ら弾接して、ケース部22が回動範囲の上端位置で安定
しているように付勢しているので、このボール4を回転
操作する際にプッシュスイッチ7を誤って動作させるこ
とは少ないものである。
【0066】次に、ディスプレイ画面上のカーソルが所
望の位置に到達した時に、図12に示す通常状態の位置
から、ボール4の上部を手や指で押し下げ操作すると、
ボール4が下方に動こうとしてその中心よりも少し下方
の外周に当接しているXローラ23とYローラ24およ
び第三ローラ6を下方に押すが、三つのローラと共にケ
ース部22に保持されているので、ケース部22が下が
る方向に押されて上記の方向に設けられた回動軸22A
を中心として滑らかに回動し、第三ローラ6すなわち突
出部22Gの位置が下がって、突出部22Gがプッシュ
スイッチ7の中央を下方に押す。
【0067】そして、この突出部22Gが下方に押す力
がプッシュスイッチ7のドーム状可動接点9の弾性反転
力を超えるとプッシュスイッチ7が節度感を伴いながら
動作して、その電気信号はスイッチ端子7Aおよび7B
を介してトラックボール装置を使用する電子機器にディ
スプレイ画面上のカーソルの位置の認識信号として伝達
され、この後、ボール4の上部に加える押し力を除く
と、プッシュスイッチ7のドーム状可動接点9が自身の
弾性復元力によって節度感を伴いながら元のドーム形状
に復帰することにより、プッシュスイッチ7が元のオー
プン状態になると共に、突出部22Gを押してケース部
22を上記とは反対の方向に回動させ、Xローラ23と
Yローラ24および第三ローラ6がボール4を元の図1
の位置まで押し戻すことは、実施の形態1の場合と同様
である。
【0068】なお、このボール4の押圧操作時に、Xロ
ーラ23とYローラ24および第三ローラ6はケース部
22と共に上下動するだけで回転はしないが、Xローラ
23およびYローラ24と同軸の回転軸の外周に設けら
れたXエンコーダ25およびYエンコーダ26の可動接
点27および28も同時に上下動する。
【0069】この時、図13のエンコーダ部の接点部の
側面図に示すように、可動接点27および28に下方か
ら弾接している弾性固定接点29および30は上下方向
に撓んで追従し、可動接点27および28に接触する位
置は殆ど変わらないので、Xエンコーダ25およびYエ
ンコーダ26は誤信号を発し難いものである。
【0070】また、本実施の形態によれば、ケース部2
2を回動可能に保持する保持部21Aからプッシュスイ
ッチ7までの寸法を大きくすることができて、ボール4
の押し下げ量に対するプッシュスイッチ7の動作ストロ
ークを大きくすることができると共に、ケース部22が
回動する時のXローラ23およびYローラ24の動きが
同じ量で、しかも小さくすることができる。
【0071】さらに、上記に説明したトラックボール装
置を電子機器の操作面に装着し、液晶表示装置等の表示
手段に表示される情報の選択をトラックボール装置のボ
ールを回転させて行い、ボールを押圧してプッシュスイ
ッチを動作させることにより、選択された情報に応じた
機能を動作させる電子機器を構成することができ、多岐
にわたる情報の選択と選択した情報に応じた機能を速や
かかつ精度よく実行させることのできる小型で薄型の電
子機器とすることができる。
【0072】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ボールの
回転操作により、使用する電子機器のディスプレイ画面
上のカーソルを所定の位置に移動させることができると
共に、ボールの押し下げ操作により、グラツキのない良
好な操作感触でスムーズに動作してカーソルの位置の認
識信号を発するプッシュスイッチを備え、しかも高さ寸
法の小さいトラックボール装置およびこれを用いた電子
機器を実現できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるトラックボー
ル装置の正面断面図
【図2】同外観斜視図
【図3】図1のP−P線における断面図
【図4】図3のQ−O−Q線における断面図
【図5】同プッシュスイッチ部の分解斜視図
【図6】同蓋板とケースの結合部を示す外観斜視図
【図7】同ボールを押圧操作した状態の正面断面図
【図8】同ばね体を配設する場合の正面断面図
【図9】同第三ローラの支持部の外観斜視図
【図10】本発明の第2の実施の形態によるトラックボ
ール装置の正面断面図
【図11】図10のR−R線における断面図
【図12】図11のS−O−S線における断面図
【図13】同エンコーダ部の接点部の側面図
【図14】従来のトラックボール装置の一例の構成を示
す概念図
【図15】従来のトラックボール装置の他の例の構成を
示す概念図
【符号の説明】
1,21 基体部 1A,1B,1C,1D,5E,22C,22D,22
E,22F 支持部 1E,21A 保持部 1F,21B 凹部 2,23 Xローラ 2A,3A,23A,24A 大径部 3,24 Yローラ 4 ボール 5,22 ケース部 5A,22A 回動軸 5B 椀状部 5C,22G 突出部 5D,5E 貫通孔 5F,22B 周囲壁 5G 結合孔 6 第三ローラ 6A 軸部 7 プッシュスイッチ 7A,7B スイッチ端子 8 スイッチ固定接点 8A 外側固定接点 8B 中央固定接点 9 ドーム状可動接点 10 絶縁フィルム 11,14,27,28 可動接点 11A,14A リング状部 11B,14B 櫛歯状部 12,15,29,30 弾性固定接点 12A,12B,12C,15A,15B,15C,2
9A,29B,29C,30A,30B,30C 弾性
脚部 13,25 Xエンコーダ 13A,16A 接続端子 16,26 Yエンコーダ 17 蓋板 17A 円形孔 17B 段 17C 脚部 18 取付孔 19 ばね体 20 弾性支持脚

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作体としてのボールと、このボールの
    X方向回転およびY方向回転を伝達するように、上記ボ
    ールの中心よりも下方の外周に上面視直交方向からそれ
    ぞれ当接する円形軸状のXローラおよびYローラと、こ
    のXローラおよびYローラとそれぞれ連結された二つの
    回転量検出部と、上記ボールの中心よりも下方に当接し
    て上記XローラおよびYローラと共に上記ボールを全方
    向に回転自在に支持する支持部を有すると共に、下方の
    基体部により回動可能に保持されたケース部と、このケ
    ース部の回動時に押されて動作するように、上記基体部
    上に配設された自力復帰型のプッシュスイッチからなる
    トラックボール装置。
  2. 【請求項2】 自力復帰型のプッシュスイッチが、ボー
    ルの中心部下方を除く基体部上に配設された請求項1記
    載のトラックボール装置。
  3. 【請求項3】 ボールの中心よりも下方に当接して、X
    ローラおよびYローラと共に上記ボールを支持する第三
    ローラを、ケース部の支持部に配設した請求項1または
    2に記載のトラックボール装置。
  4. 【請求項4】 XローラおよびYローラと共に二つの回
    転量検出部が基体部に配設された請求項1〜3のいずれ
    か一つに記載のトラックボール装置。
  5. 【請求項5】 ケース部に保持されたXローラおよびY
    ローラと同軸の回転軸の外周にそれぞれ設けた可動接点
    に対し、下方の基体部に保持されたアーム状の弾性固定
    接点がそれぞれ下方から弾接して構成された回転型エン
    コーダを、回転量検出部とする請求項1〜3のいずれか
    一つに記載のトラックボール装置。
  6. 【請求項6】 基体部を各辺がXローラまたはYローラ
    と平行な上面視四角形とし、ケース部が上記Xローラま
    たはYローラと平行な回動軸を中心として回動可能に保
    持された請求項1〜5のいずれか一つに記載のトラック
    ボール装置。
  7. 【請求項7】 基体部を各辺がXローラまたはYローラ
    と平行な上面視四角形とし、ケース部を対角線方向に回
    動可能に保持する保持部が、XローラおよびYローラか
    ら近い側の両ローラの中間位置の角部に、プッシュスイ
    ッチがXローラおよびYローラから遠い側の両ローラの
    中間位置の角部にそれぞれ配設された請求項1〜5のい
    ずれか一つに記載のトラックボール装置。
  8. 【請求項8】 通常状態においてケース部が回動範囲の
    上端位置にあるように付勢するばね体が、ケース部と基
    体部の間に配設された請求項1〜7のいずれか一つに記
    載のトラックボール装置。
  9. 【請求項9】 自力復帰型のプッシュスイッチが、基体
    部の所定位置に設けられたスイッチ固定接点上に弾性金
    属薄板製のドーム状可動接点が配設されたものである請
    求項1〜8のいずれか一つに記載のトラックボール装
    置。
  10. 【請求項10】 上端が開口部となってボールの下部を
    囲うと共に、XローラおよびYローラがボールに当接す
    る位置に貫通孔を有する椀状部をケース部と一体に設
    け、この椀状部の上端面に対し着脱可能で、上記ボール
    の径よりも小さい円形孔を有するリング状の蓋板部で上
    記ボールの上部を覆った請求項1〜9のいずれか一つに
    記載のトラックボール装置。
  11. 【請求項11】 ボールを所定の値以上の大きな力で押
    し下げると、プッシュスイッチの動作後にケース部の弾
    性を有する支持部が弾性変形し、上記ボールの下端が直
    接またはケース部の椀状部を介して下方の基体部に当接
    する請求項1〜10のいずれか一つに記載のトラックボ
    ール装置。
  12. 【請求項12】 回転量検出部ならびにプッシュスイッ
    チが弾性を有する接続端子を備え、その接続端子が基体
    部の下面に突出して下方の被接続接点に弾接接続可能と
    なった請求項1〜11のいずれか一つに記載のトラック
    ボール装置。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか一つに記載
    のトラックボール装置と、情報を表示する表示手段と、
    機器全体の制御を行なう電子回路からなり、ボールを回
    転させて表示手段に表示される情報の選択を行い、ボー
    ルを押圧してプッシュスイッチを動作させ、選択された
    情報に応じた機能を動作させるようにした電子機器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100460751B1 (ko) * 2002-07-30 2004-12-08 주식회사 하이닉스 볼 스위치
KR100475143B1 (ko) * 2001-10-31 2005-03-16 주식회사 서비전자 트랙볼 및 그 구동방법
US7545367B2 (en) 2001-12-03 2009-06-09 Nissan Motor Co., Ltd. Rotary input apparatus
CN104916483A (zh) * 2015-07-02 2015-09-16 常州市宇声电子有限公司 一种滚球墙壁开关

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