JP2001265295A - 液晶表示装置及び情報携帯機器 - Google Patents

液晶表示装置及び情報携帯機器

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JP2001265295A
JP2001265295A JP2000081594A JP2000081594A JP2001265295A JP 2001265295 A JP2001265295 A JP 2001265295A JP 2000081594 A JP2000081594 A JP 2000081594A JP 2000081594 A JP2000081594 A JP 2000081594A JP 2001265295 A JP2001265295 A JP 2001265295A
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signal
data signal
pixel
electrode
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JP2000081594A
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English (en)
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Tatsuro Matsuda
達郎 松田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示装置において、待機状態などで必要
最小限の表示を行う場合に画面を分割し、消費電力の大
幅な低減を図ること。 【解決手段】 白黒表示領域の画素P11WB、P21
BWにおいて、1組のTFT、液晶セル、蓄積容量、画
素電極を用いて画素構成する。またカラー表示領域の画
素P12、P22、P13、P23、P14、P24に
おいて、3組(RGB)のTFT、液晶セル、蓄積容
量、画素電極を用いて画素構成する。白黒表示する場合
は、信号側駆動手段130はライン電極131R,13
3Rを介してデータ信号をTFT210,250のソー
スに与え、走査側駆動手段100は1フレームの期間で
走査信号をTFT210,250のゲートに与える。そ
して他の画素を構成する素子の動作を、電源供給を止め
ることにより休止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マトリクス状の画
素構造を有するアクティブマトリクス型の液晶表示装置
及び情報携帯機器に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は近年その表示特性が向上
し、薄型軽量の特徴により、特に各種情報携帯機器の表
示用ディスプレイとして幅広く利用されている。その中
でもアクティブマトリクス型は表示特性に優れ、低価格
化も相まって、液晶表示装置の主流になりつつあるが、
電池の使用時間の拡大に向けて、低消費電力化が期待さ
れている。情報携帯機器を使用するとき、表示内容が少
ない場合でも、表示領域全体が使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図5〜図12は、本願
の液晶表示装置の比較対象例として待機状態などの場合
には消費電力を下げるために、そのときに必要な一部の
表示領域だけを使用するようにしたアクティブマトリク
ス型の液晶表示装置の構成を示す説明図である。一般的
に、1組のRドット、Gドット、Bドットの集合体を1
画素と呼ぶとき、横方向にM画素、縦方向にN画素から
なるカラー液晶パネルをM×RGB×Nの解像度を有す
るパネルという。以下の説明では、図示を簡略化するた
めに、2×RGB×4の解像度のパネルを用いる。ここ
でR,G、Bは夫々赤、緑、青の3色を表し、白又は黒
表示はRドット、Gドット、Bドットの輝度値を制御し
て得るものとする。
【0004】図6はRドット、Gドット、Bドットで構
成される画素が2列及び4行に配置され、合計8画素の
解像度を持つ液晶パネルを中心とする液晶表示装置の全
体構成図である。図5はその駆動制御システムの構成図
である。図10は液晶パネルの画素構成の詳細を表す部
分平面図である。図11は液晶表示装置の走査側駆動手
段の内部構成図である。また図12は液晶表示装置の信
号側駆動手段の内部構成図である。また図13、図1
4、図15は共通電極信号反転駆動方式を用いた場合の
駆動波形のタイムチャートである。
【0005】図5に示す駆動制御システムは、第1の液
晶信号制御手段11及び第2の液晶信号制御手段12か
らなる液晶信号制御手段10と、データ信号記憶手段2
0と、第1の液晶電源供給手段31及び第2の液晶電源
供給手段32からなる液晶電源供給手段30と、アクテ
ィブマトリクス型の液晶表示装置40とを含んで構成さ
れる。データ信号記憶手段20は液晶パネルに表示する
情報の画素値(データ信号)を少なくとも1走査ライン
分記憶するものである。第1の液晶電源供給手段31は
液晶パネル40の第1の表示部42Aのみに情報を表示
するとき、液晶表示装置40に対して所定電位の電源を
供給するものである。第2の液晶電源供給手段32は液
晶パネル全体(第1の表示部42Aと第2の表示部4
3)に情報を表示するとき、液晶表示装置40に対して
所定電位の電源を供給するものである。
【0006】第1の液晶信号制御手段11は第1の表示
部42Aのみに情報を表示する場合、図15に示すよう
に、データ信号記憶手段20より第1走査ラインのデー
タ信号331をデータ信号クロック321を用いて読み
出し、垂直同期信号301、水平同期信号311、デー
タ信号クロック321及びその他のタイミング制御信号
と共に液晶表示装置40に出力するものである。第2の
液晶信号制御手段12は液晶パネル全体に情報を表示す
る場合、図13及び図14に示すように、データ信号記
憶手段20より第1〜第4走査ラインのデータ信号33
0をデータ信号クロック320を用いて夫々読み出し、
垂直同期信号300、水平同期信号310、データ信号
クロック320及びその他のタイミング制御信号と共に
液晶表示装置40に出力するものである。
【0007】図6に示す液晶表示装置40には、液晶パ
ネルの主要部を構成する第1の表示部42A及び第2の
表示部43と、走査側駆動手段100と、信号側駆動手
段110と、第1の共通側駆動手段120Aと、第2の
共通側駆動手段120Bとが設けられている。
【0008】液晶表示装置40の第1及び第2の表示部
には、各画素位置にスイッチング素子と液晶セルと蓄積
容量とが配置される。また第1の表示部42Aは第1走
査ライン電極(走査電極)101を介して走査側駆動手
段100に接続される。第2の表示部43は第2走査ラ
イン電極102、第3走査ライン電極103、第4走査
ライン電極104を介して走査側駆動手段100に接続
される。また第1及び第2の表示部は、赤の第1信号ラ
イン電極(信号電極)111R、緑の第1信号ライン電
極111G、青の第1信号ライン電極111B、赤の第
2信号ライン電極112R、緑の第2信号ライン電極1
12G、青の第2信号ライン電極112Bを介して信号
側駆動手段110に接続される。
【0009】スイッチング素子は薄膜トランジスタ(T
FT)で構成される。TFTは第1の制御入力端である
ゲート(G)、第2の制御入力端であるソース(S)、
制御出力端であるドレイン(D)を有している。2×1
の画素を有する第1の表示部42Aにおいて、第1走査
ラインの画素をP11、P21とする。2×3の画素を
有する第2の表示部43において、第2走査ラインの画
素をP12、P22とし、第3走査ラインの画素をP1
3、P23とし、第4走査ラインの画素をP14、P2
4とする。
【0010】画素P11のRドット部にはTFT210
R、液晶セル211R、蓄積容量212Rが設けられ
る。TFT210Rのドレインは画素電極と蓄積容量2
12Rの一端に接続され、ソースは第1信号ライン電極
111Rに接続され、ゲートは第1走査ライン電極10
1に接続される。また液晶セル211Rは画素P11の
R画素電極と対向電極とに挟持される。この対向電極と
蓄積容量212Rの他端は第1共通ライン電極(共通電
極)121に接続される。
【0011】画素P11のGドット部にはTFT210
G、液晶セル211G、蓄積容量212Gが設けられ
る。TFT210Gのドレインは画素電極と蓄積容量2
12Gの一端に接続され、ソースは第1信号ライン電極
111Gに接続され、ゲートは第1走査ライン電極10
1に接続される。また液晶セル211Gは画素P11の
G画素電極と対向電極とに挟持される。この対向電極と
蓄積容量212Gの他端は第1共通ライン電極121に
接続される。
【0012】画素P11のBドット部にはTFT210
B、液晶セル211B、蓄積容量212Bが設けられ
る。TFT210Bのドレインは画素電極と蓄積容量2
12Bの一端に接続され、ソースは第1信号ライン電極
111Bに接続され、ゲートは第1走査ライン電極10
1に接続される。また液晶セル211Bは画素P11の
B画素電極と対向電極とに挟持される。この対向電極と
蓄積容量212Bの他端は第1共通ライン電極121に
接続される。
【0013】同様にして画素P12のRドット部には、
TFT220R、液晶セル221R、蓄積容量222R
が設けられる。Gドット部には、TFT220G、液晶
セル221G、蓄積容量222Gが設けられる。Bドッ
ト部には、TFT220B、液晶セル221B、蓄積容
量222Bが設けられる。
【0014】図7は画素P21及びP22の構成要素を
示す接続図である。画素P21のRドット部には、TF
T250R、液晶セル251R、蓄積容量252Rが設
けられる。Gドット部には、TFT250G、液晶セル
251G、蓄積容量252Gが設けられる。Bドット部
には、TFT250B、液晶セル251B、蓄積容量2
52Bが設けられる。TFT250Rのソースは第1信
号ライン電極111Rに接続され、ゲートは第1走査ラ
イン電極101に接続される。また液晶セル251Rは
画素P21のR画素電極と対向電極とに挟持される。こ
の対向電極と蓄積容量252Rの他端は第1共通ライン
電極線121に接続される。またTFT250G、TF
T250Bの接続についても、信号ライン電極が異なる
以外はTFT250Rの接続と同様である。
【0015】図7の画素P22のRドット部には、TF
T260R、液晶セル261R、蓄積容量262Rが設
けられる。Gドット部には、TFT260G、液晶セル
261G、蓄積容量262Gが設けられる。Bドット部
には、TFT260B、液晶セル261B、蓄積容量2
62Bが設けられる。TFT260Rのソースは第2信
号ライン電極112Rに接続され、ゲートは第2走査ラ
イン電極102に接続される。また液晶セル261Rは
画素P22のR画素電極と対向電極とに挟持される。こ
の対向電極と蓄積容量262Rの他端は第2共通ライン
電極122に接続される。またTFT260G、TFT
260Bの接続についても、信号ライン電極が異なる以
外はTFT260Rの接続と同様である。
【0016】図8は画素P13及びP14の構成要素を
示す接続図である。画素P13のRドット部には、TF
T230R、液晶セル231R、蓄積容量232Rが設
けられる。Gドット部には、TFT230G、液晶セル
231G、蓄積容量232Gが設けられる。Bドット部
には、TFT230B、液晶セル231B、蓄積容量2
32Bが設けられる。画素P14のRドット部には、T
FT240R、液晶セル241R、蓄積容量242Rが
設けられる。Gドット部には、TFT240G、液晶セ
ル241G、蓄積容量242Gが設けられる。Bドット
部には、TFT240B、液晶セル241B、蓄積容量
242Bが設けられる。各TFTの接続については、走
査ライン電極が異なる以外は図6に示す画素P11、P
12の場合と同様である。
【0017】図9は画素P23及びP24の構成要素を
示す接続図である。画素P23のRドット部には、TF
T270R、液晶セル271R、蓄積容量272Rが設
けられる。Gドット部には、TFT270G、液晶セル
271G、蓄積容量272Gが設けられる。Bドット部
には、TFT270B、液晶セル271B、蓄積容量2
72Bが設けられる。画素P24のRドット部には、T
FT280R、液晶セル281R、蓄積容量282Rが
設けられる。Gドット部には、TFT280G、液晶セ
ル281G、蓄積容量282Gが設けられる。Bドット
部には、TFT280B、液晶セル281B、蓄積容量
282Bが設けられる。各TFTの接続については、走
査ライン電極が異なる以外は図7に示す画素P21、P
22の場合と同様である。
【0018】図6に示す走査側駆動手段100は、走査
信号を順次生成し、第1走査ライン電極101、第2走
査ライン電極102、第3走査ライン電極103、第4
走査ライン電極104を介して各走査ラインに位置する
TFTのゲートに走査信号を出力する回路である。走査
側駆動手段100の構成例を図11に示す。この走査側
駆動手段100は、走査信号制御手段105、レベル変
換手段106、走査信号出力手段107を有している。
走査信号制御手段105は図5の液晶信号制御手段10
から垂直同期信号及び水平同期信号を入力し、水平同期
信号に同期して各走査電極に対する走査信号を生成し
て、1フレーム毎に走査信号の出力順序を繰り返す回路
である。レベル変換手段106は、走査信号の出力レベ
ルを各TFTをオン状態にする電圧レベルに変換する回
路である。走査信号出力手段107はレベル変換手段1
06から出力された走査信号の負荷能力を上げ、同一走
査ライン状の全てのTFTをオン状態又はオフ状態にす
る回路である。
【0019】図6に示す信号側駆動手段110は各画素
位置のデータ信号を生成し、第1信号ライン電極111
R,111G,111B、第2信号ライン電極121
R,121G,121Bを介して、各信号ラインに位置
するTFTのソースにデータ信号を出力する回路であ
る。信号側駆動手段110の構成例を図12に示す。こ
の信号側駆動手段110は、データ信号処理手段11
3、データ信号保持手段114、D/A変換手段11
5、出力手段116を有している。データ信号処理手段
113は、図5の液晶信号制御手段10から出力されデ
ータ信号を、1走査ライン毎に液晶パネル用の信号に変
換し、データ信号保持手段114に与える回路である。
データ信号保持手段114は液晶パネルに与える1ライ
ン分のデータ信号を少なくとも1H期間保持するもので
ある。D/A変換手段115はデータ信号保持手段11
4から出力されるデジタルのデータ信号をアナログのデ
ータ信号に変換して電圧増幅する回路である。出力手段
116はD/A変換手段115から出力されたデータ信
号の負荷能力を上げ、同一信号ライン電極上の選択され
たTFTを駆動する回路である。
【0020】図6の第1の共通側駆動手段120Aは少
なくとも第1の表示部42Aに情報を表示するとき、第
1共通ライン電極121を介して共通信号を出力する回
路である。第2の共通側駆動手段120Bは少なくとも
第2の表示部43に情報を表示するとき、第2共通ライ
ン電極122、第3共通ライン電極123、第4共通ラ
イン電極124を介して共通信号を出力する回路であ
る。
【0021】図10は液晶パネルの画素構成を実態に則
して作図した平面図である。ここでは画素P11,P2
1,P12,P22,P13,P23,P14,P24
におけるTFT、画素電極、走査ライン電極、信号ライ
ン電極、共通ライン電極のパターンが詳細に表示されて
いる。図中の記号は図6〜図9に示すものと同一であ
る。例えば画素P11のRドット部、Gドット部、Bド
ット部の隅には、TFT210R、210G、210B
が夫々形成される。破線部で囲む領域は画素電極213
R、213G、213Bであり、各TFTのドレイン電
極に接続される。各画素電極と対向するガラス(図示せ
ず)との間に液晶セル211R、211G、211Bが
夫々狭持される。そしてこれら画素電極と対向するガラ
スの上面にR、G、Bのカラーフィルター(図示せず)
が形成される。また画素電極213R、213G、21
3Bと共通ライン電極121とが対面する部分が夫々蓄
積容量212R、212G、212Bとなっている。画
素P11に隣接する画素P21についても同様である。
その他の画素については各素子の記号を省略している。
【0022】以上のように構成された液晶表示装置の動
作(駆動方法)について説明する。まず、第1の表示部
42A及び第2の表示部43に情報を表示する場合(全
領域表示モード)について説明する。図5において、液
晶信号制御手段10内の第2の液晶信号制御手段12か
らは、図13及び図14に示すような垂直同期信号30
0、水平同期信号310、データ信号クロック320及
びその他のタイミング制御信号が出力され、液晶表示装
置40に出力される。またデータ信号記憶手段20より
読み出された複数ビットのデータ信号330は液晶信号
制御手段10を介して液晶表示装置40に転送される。
一方、液晶電源供給手段30内の第2の液晶電源供給手
段32からは、液晶パネルの駆動に必要な各電位の電源
が液晶表示装置40に供給される。
【0023】転送された水平同期信号310、データ信
号クロック320、Rドット、Gドット、Bドットの複
数ビットのデータ信号330、及びその他のタイミング
制御信号(図示せず) は、図6の信号側駆動手段110
に入力される。ここでは、RGB各2組の信号ラインを
持つアクティブマトリクス型の液晶表示装置40を例に
とっているので、図14(d)に示すRGB1組の複数
ビットのデータ信号330は、1水平同期期間に2クロ
ックをもつデータ信号クロック320によって読み出さ
れる。これらのデータ信号330は、図12のデータ信
号処理手段113に入力され、各系統(チャンネル)別
に各々再配置される。これらのデータ信号はデータ信号
保持手段114に入力され、1走査ライン分(1行分)
が一時的に保持される。これより出力されたデータ信号
は図12のD/A変換手段115に与えられる。
【0024】D/A変換手段115は図5の液晶電源供
給手段30内の第2の液晶電源供給手段32から電源が
供給され、デジタルのドット信号をアナログのRドット
信号、Gドット信号、Bドット信号に変換する。図14
(e)は信号側基準電圧341を中心にして極性がフレ
ーム単位で変化する信号側印加電圧波形340の波形例
である。このような信号が図12の出力手段116を介
して、図6の第1信号ライン電極111R,111G,
111B、及び第2信号ライン電極112R,112
G,112Bに出力される。
【0025】一方、図11に示す走査側駆動手段100
内の走査信号制御手段105には、図5の第2の液晶信
号制御手段12から走査用タイミング制御信号が入力さ
れる。またレベル変換手段106には、図5の第2の液
晶電源供給手段32から所定電位の電源が供給され、走
査信号の電圧変換が行われる。そして信号ライン電極へ
の電圧印加と同じタイミングで、且つ図14(b)の水
平同期信号310に同期して走査信号が走査信号出力手
段107によって出力される。
【0026】これらの走査信号は、第1走査ライン電極
101が選択された場合、画素P11、P21の各TF
T210R、210G、210B、250R、250
G、250Bのゲートに与えられる。また第2走査ライ
ン電極102が選択された場合は、画素P12、P22
の各TFT220R、220G、220B、260R、
260G、260Bのゲートに与えられる。更に第3走
査ライン電極103が選択された場合は、画素P13、
P23の各TFT230R、230G、230B、27
0R、270G、270Bのゲートに与えられる。第4
走査ライン電極104が選択された場合は、画素P1
4、P24のTFT240R、240G、240B、2
80R、280G、280Bのゲートに与えられる。こ
のときゲートのオン電位は図14(b)の水平同期信号
310に同期して、第1走査ラインより順次第4走査ラ
インまでシフトする。そして各々のタイミングで信号側
駆動手段110からの信号電圧が各画素のTFTのソー
スからドレインを介し、夫々の液晶セルと蓄積容量に印
加される。
【0027】第2の液晶電源供給手段32からの電源供
給に基づき、図6に示す第1の共通側駆動手段120
A、第2の共通側駆動手段120Bからは、図14
(f)に示すように水平同期信号310に同期した共通
側印加電圧波形350が供給される。この共通側印加電
圧波形350は、共通側基準電位351に対してトグル
反転かつ、DC印加成分を最小にするため、垂直同期信
号300に同期してフレーム毎に極性が反転した波形と
なっている。図6の信号側駆動手段110からは、この
ような共通側印加電圧波形350に対して逆極性の信号
電圧がTFTを介して画素電極に印加される。
【0028】図13は、図14の各信号波形を5フレー
ム期間に渡って時間的に圧縮して表示したタイムチャー
トである。以上の動作を所定フレーム数の期間で繰り返
すことにより各画素の液晶セルに所望の信号電圧を印加
し、液晶表示装置40の全走査ライン部に情報を表示す
ることができる。この場合の情報は、白黒画像又はカラ
ー画像とし、カラー画像の場合は静止画又は動画等が表
示される。白黒画像の場合は文字又は種々のマークが表
示される。
【0029】次に第1の表示部42A、即ち第1走査ラ
イン部のみに情報を表示する場合について説明する。図
5の液晶信号制御手段10では第1の液晶信号制御手段
12に切り替えられる。また液晶電源供給手段30では
第1の液晶駆動電源供給手段31に切り替えられ、液晶
パネルの駆動に必要な電位の電源は液晶表示装置40に
供給される。
【0030】図15は、第1の表示部42Aのみに情報
を表示する場合の各信号の波形図を示したタイムチャー
トである。第1の液晶信号制御手段12から図15
(a)に示す垂直同期信号301、(b)に示す水平同
期信号311、(c)に示すデータ信号クロック321
及びその他のタイミング制御信号(図示せず)が出力さ
れ、液晶表示装置40に供給される。表示データ記憶手
段20より読み出され、図15(d)に示す複数ビット
のデータ信号331は、第1の液晶信号制御手段11を
介して液晶表示装置40に出力される。
【0031】このデータ信号331は図12の信号側駆
動手段110に転送され、全画面表示の場合と同様にD
/A変換される。ここでアナログの信号電圧に変換され
た信号側印加電圧波形342は図15(e)のようにな
り、1フレーム期間同一の電圧が保持される。これらの
信号電圧は、第1信号ライン電極111R、111G、
111Bと、第2信号ライン電極112R、112G、
112Bとに出力される。これの信号電圧は第1の表示
部のTFT210R,210G,210B、TFT25
0R,250G,250Bのソースに印加される。
【0032】図6の共通側駆動手段120Aは、第1の
液晶電源供給手段31から電源供給を受け、図15
(f)に示すように水平同期信号311に同期し、共通
側基準電位351に対してトグル反転かつ、DC印加成
分を最小にするため、垂直同期信号301に同期してフ
レーム毎に極性を反転した共通側印加電圧波形352を
発生する。このような波形を有する共通信号は第1共通
ライン電極121に出力される。第2の共通側駆動手段
120Bからは、液晶セルのDC印加成分を最小にする
ため、垂直同期信号301に同期してフレーム毎に極性
が反転された低レベルのDC電圧が生成され、第2共通
ライン電極122、第3共通ライン電極123,第4共
通ライン電極124に出力される。
【0033】図11の走査側駆動手段100の走査信号
制御手段105には、図5の第1の液晶信号制御手段1
1から走査用タイミング制御信号が入力される。走査信
号出力手段107は、信号側駆動手段110からの電圧
印加と同じタイミングで、且つ図15(b)の水平同期
信号311に同期して走査信号を第1走査ライン電極1
01に与える。この場合画素P11、P21の各TFT
のゲートにオン電圧が印加されるので、TFT210
R,210G,210B、TFT250R,250G,
250Bは、信号側駆動手段110からの信号電圧を各
ドレイを介して画素電極に出力する。
【0034】一方、走査側駆動手段100は、第2走査
ライン電極102、第3走査ライン電極103、第3走
査ライン電極104にゲートのオフ電圧を与える。この
ため第2の表示部43の全てのTFTはオフ状態とな
り、信号側駆動手段110からの信号電圧は第2の表示
部43の画素電極に出力されなくなる。この結果、第1
走査ライン上のTFTのみがオン状態となり、当該TF
Tのドレインに接続されている液晶セルと蓄積容量に対
して信号側駆動手段110から所望の表示を得るための
信号電圧が印加される。以上の動作を1フレーム期間内
に完了し、かつ繰り返すことにより、第1の表示部42
Aのみに情報の表示を行う。
【0035】このような液晶表示装置は、2×RGB×
4ドットのアクティブマトリクス型の液晶パネルにおい
て、部分表示領域を1走査ライン部分としたが、一般的
には、M、N、n(n<N)を正の整数とすると、M×
RGB×Nの解像度でn本の走査ラインを用いて部分表
示をすることができる。
【0036】上記のような構造及び駆動方法を用いた液
晶表示装置が各種の情報携帯機器に搭載される場合を考
える。情報携帯機器の待機状態などにおいては、表示領
域の一部分(第1の表示部42A)のみに白黒の画素を
用いて情報を表示する場合が多い。このような表示を白
黒領域限定表示モードと呼ぶ。白黒領域限定表示モード
は最小限の情報を表示する場合に用いられるので、カラ
ー表示は必ずしも必要としない。また一階調(白と黒の
表示だけで、灰色などの中間調がない表示方法)に限定
して使用される。白黒領域限定表示モードでは情報の表
示時間が長いので、情報携帯機器の待機状態の電力消費
を最小限にして、バッテリの使用可能時間を延長するこ
とが最優先される。それにも拘わらず前述した駆動方式
では、カラ−表示機能を使用して、即ちRGBの3色を
共に使用して、白黒表示を行っている。このためにバッ
テリの電力を無駄に消費してしまい、待機状態における
情報携帯機器の稼働可能時間が長くならないという問題
点があった。
【0037】本発明は、このように比較対象の液晶表示
装置の消費電力を更に低減するものであって、カラー表
示領域と白黒表示領域との全体表示モードの機能を維持
しつつ、白黒領域限定表示モードに対して低電力化した
アクティブマトリクス型の液晶表示装置を実現すること
を目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、情報の表示領域が第1の表示部と第2の表示部とに
分割された液晶パネルを有する液晶表示装置であって、
前記液晶パネルの各画素位置に対応して交互して配置さ
れた複数の走査電極及び複数の信号電極と、各画素位置
に配設され、前記各走査電極及び前記各信号電極に第1
及び第2の制御入力端が夫々接続される複数の薄膜トラ
ンジスタと、各画素位置に配設され、前記各薄膜トラン
ジスタの制御出力端に接続された画素電極及び蓄積容量
と、前記画素電極と前記画素電極に対向する共通電極と
の間に狭持された液晶セルと、前記薄膜トランジスタの
第1の制御入力端に前記走査電極を介して走査信号を出
力する走査側駆動手段と、前記信号電極を介して前記薄
膜トランジスタの第2の制御入力端にデータ信号を出力
する信号側駆動手段と、前記走査電極のライン番号をY
1〜Ymとするとき、ライン番号Y1〜Yk(1≦k<
m)の画素領域で形成される前記第1の表示部の共通電
極に対して、前記データ信号と逆極性の共通信号を発生
する第1の共通側駆動手段と、ライン番号Yk+1〜Y
mの画素領域で形成される前記第2の表示部の共通電極
に対して、前記データ信号と逆極性の共通信号を発生す
る第2の共通側駆動手段と、を具備し、前記第2の表示
部の各画素は、Rドット,Gドット、Bドット用の3組
の薄膜トランジスタ、画素電極、蓄積容量、液晶セルで
構成され、前記第1の表示部の各画素は、1組の薄膜ト
ランジスタ、画素電極、蓄積容量、液晶セルで構成さ
れ、前記薄膜トランジスタの第2の制御入力端は、前記
第2の表示部のRドット,Gドット、Bドット用の信号
電極のうちいずれか1つに接続されることを特徴とす
る。
【0039】本願の請求項2の発明は、請求項1の液晶
表示装置において、前記信号側駆動手段は、前記第1の
表示部にのみに情報を表示するとき、第1の表示部に接
続されていない信号電極への前記データ信号の発生を休
止させることを特徴とする。
【0040】本願の請求項3の発明は、請求項1の液晶
表示装置において、前記信号側駆動手段は、入力された
情報信号を各信号電極用のデータ信号に分配するデータ
信号処理手段と、前記データ信号処理手段から出力され
たデータ信号を少なくとも1ライン分保持するデータ信
号保持手段と、前記データ信号保持手段に保持された各
画素のデータ信号が第1の表示部のものか、第2の表示
部のものかを判別するモード判別手段と、前記モード判
別手段の判定結果に基づいて前記データ信号保持手段か
ら出力されたデータ信号を電圧変換又はアナログ変換す
るD/A変換手段と、を有し、前記第1の表示部にのみ
に情報を表示するとき、前記第2の表示部の表示に係わ
る前記データ信号処理手段、前記データ信号保持手段、
前記D/A変換手段の各動作を休止させることを特徴と
する。
【0041】本願の請求項4の発明は、請求項3の液晶
表示装置において、前記D/A変換手段は、前記第1の
表示部にのみに情報を表示するとき、データ信号のD/
A変換機能に代えて2値のレベル変換機能に切り替えら
れることを特徴とする。
【0042】本願の請求項5の発明は、請求項1〜4の
いずれか1項記載の液晶表示装置を搭載したことを特徴
する。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
る液晶表示装置とその駆動方法について、図1〜図4を
参照しつつ説明する。図1は本実施の形態における2×
RGB×4ドットアクティブマトリクス型の液晶パネル
を中心とする液晶表示装置の全体構成図である。図1で
は画素P11BW及び画素P12の構成要素のみを詳細
に示し、他の画素についてはその構成要素の図示を省略
している。図2は画素P21BW及びP22の構成要素
のみを示す接続図である。画素P13及びP14の構成
要素は図8と同一であり、画素P23及びP24の構成
要素も図9と同一である。以上の構成図において図6〜
図9と同一部分については同一符号を付し、それらの説
明は省略する。
【0044】図1に示す液晶表示装置50には、液晶パ
ネルの主要部を構成する第1の表示部42B及び第2の
表示部43と、走査側駆動手段100と、信号側駆動手
段130と、第1の共通側駆動手段120Aと、第2の
共通側駆動手段120Bとが設けられている。図3は信
号側駆動手段130の内部構成を示すブロックである。
また図4は本実施の形態における液晶パネルの画素構成
を実態に則して作図した平面図である。
【0045】液晶表示装置50の第1の表示部42B
は、白黒画素が配置された情報の表示領域である。第2
の表示部43はRGB画素が配置された情報の表示領域
である。いずれの画素位置にもスイッチング素子である
TFTと液晶セルと蓄積容量とが設けられる。第1の表
示部42Bは第1走査ライン電極101を介して信号側
駆動手段110に接続される。第2の表示部43は第2
走査ライン電極102、第3走査ライン電極103、第
4走査ライン電極104を介して走査側駆動手段100
に接続される。
【0046】第1の表示部42Bは、第1信号ライン電
極131R、第2信号ライン電極132Rを介して信号
側駆動手段130に接続される。第2の表示部43は、
第1信号ライン電極131R,131G,131B、第
2信号ライン電極132R,132G,132Bを介し
て信号側駆動手段110に接続される。
【0047】第1の表示部42Bの画素P11BWは、
1組のTFT210、液晶セル211、蓄積容量212
から構成される。TFT210のソースは第1信号ライ
ン電極131Rに接続され、ゲートは第1走査ライン電
極101に接続される。またTFT210のドレインは
図4に示す画素電極213に接続される。同様に、第1
の表示部42Bの画素P21BWは、図2に示すように
1組のTFT250、液晶セル251、蓄積容量252
から構成される。TFT250のソースは第2信号ライ
ン電極132Rに接続され、ゲートは第1走査ライン電
極101に接続される。またTFT250のドレインは
図4に示す画素電極253に接続される。
【0048】図4から判るように、TFT210、25
0の形成領域は他の画素部のTFTの形成領域と同一の
面積であるが、画素電極213,253の形成領域は、
第2の表示部43の画素電極の形成領域に比べて3倍以
上の面積となっている。従って画素P11BW、P21
BWの開口率は高くなる。
【0049】図1の信号側駆動手段130は図3に示す
ように、データ信号処理手段133、データ信号保持手
段134、D/A変換手段135、データ信号出力手段
136、モード判別手段137、電源制御手段138、
D/A制御手段139を含んで構成される。従って本実
施の形態の信号側駆動手段130は、前述した信号側駆
動手段110の構成要素に加えて、モード判別手段13
7、電源制御手段138、D/A制御手段139が追加
され、各手段が図3のようにシステム的に接続されるこ
とを特徴とする。
【0050】データ信号処理手段133は入力された情
報信号を各信号電極用のデータ信号に分配するものであ
る。データ信号保持手段と134はデータ信号処理手段
133から出力されたデータ信号を少なくとも1ライン
分保持するものである。モード判別手段137はデータ
信号保持手段134に保持された各画素のデータ信号が
第1の表示部のものか、第2の表示部のものかを判別す
るものである。D/A変換手段135は、モード判別手
段137の判定結果に基づいてデータ信号保持手段13
4から出力されたデータ信号を電圧変換又はアナログ変
換するものである。電源制御手段138及びD/A制御
手段139は、第1の表示部にのみに情報を表示すると
き、第2の表示部の表示に係わるデータ信号処理手段1
33、データ信号保持手段134、D/A変換手段13
5の各動作を休止させる機能を有している。
【0051】このように構成された本実施の形態におけ
る液晶表示装置の動作について説明する。ここで機器全
体のシステムは図5と同じであり、アクティブマトリク
ス型の液晶表示装置40の部分だけを図1に示す液晶表
示装置50に置き換えたものである。
【0052】図1において、先ずカラー表示領域と白黒
表示領域との全体表示(全走査ライン部の表示)を行う
場合を説明する。図5の液晶信号制御手段10において
第2の液晶信号制御手段12に切り替えられ、第2の液
晶信号制御手段12は図13及び図14に示した垂直同
期信号300、水平同期信号310、データ信号クロッ
ク320及びその他のタイミング制御信号(図示せず)
を発生し、液晶表示装置50に出力する。また第2の液
晶信号制御手段12は、データ信号記憶手段20より読
み出された複数ビットのデータ信号330を液晶表示装
置50に転送する。また液晶電源供給手段30では第2
の液晶電源供給手段32に切り替えられ、液晶パネルの
駆動に必要な各電位の電源が液晶表示装置50に供給さ
れる。
【0053】転送された水平同期信号310、データ信
号クロック320及びその他のタイミング制御信号、及
び複数ビットのデータ信号330は、図1又は図3の信
号側駆動手段130に入力される。図3の信号側駆動手
段130はモード判別手段137にて現在の駆動モード
が全体表示モードであることを判別する。この判別は各
信号のタイミング(周期など)の認識により行われる。
この場合、データ信号処理手段133、データ信号保持
手段134、D/A変換手段135、データ信号出力手
段136は機能的に夫々比較対象例と同一状態に設定さ
れる。
【0054】走査側駆動手段100、第1の共通側駆動
手段120A、第2の共通側駆動手120Bの各動作も
従来例と同様である。従って、以降の各種の信号処理は
比較対象例と同様に動作し、全体表示動作が行われる。
但しこの場合、画素P11BW、P21BWに対するデ
ータ信号として、比較対象例の画素P11、P21にお
ける赤(R)ドットのデータ信号がそのまま使用される
ものとする。この場合画素P11、P21の緑(G)ド
ット、青(B)ドットのデータ信号は使用されない。一
般的には第1の表示部42Bに与えるデータ信号とし
て、Rドット、Gドット、Bドットの内、いずれか1つ
のデータ信号を用いれば良い。いずれの場合も、第1の
表示部42Bに与えるデータ信号は1ビットで良い。
【0055】次に白黒領域限定部分表示モードについて
説明する。この場合、液晶信号制御手段10では第1の
液晶信号制御手段11に切り替えられる。第1の液晶信
号制御手段11は、図15に示すような垂直同期信号3
01、水平同期信号311、データ信号クロック321
及びその他のタイミング制御信号(図示せず)を発生
し、液晶表示装置50に出力する。また第1の液晶信号
制御手段11は表示データ記憶手段20より読み出さ
れ、第1の表示部42Bに表示するための複数ビットの
データ信号331を液晶表示装置50に転送する。また
液晶電源供給手段30では第1の液晶電源供給手段31
に切り替えられ、液晶パネルの第1の表示部42Bのみ
の駆動に必要な各電位の電源が液晶表示装置50に供給
される。
【0056】また図15に示すように、1ビットのデー
タ信号331が図3の信号側駆動手段130に転送され
る。信号側駆動手段130はモード判別手段137にて
白黒限定部分表示モードであることを、信号のタイミン
グ(周期など)により認識する。この結果、データ信号
処理手段133、データ信号保持手段134、D/A変
換手段135、データ信号出力手段136は夫々白黒限
定部分表示モードに設定される。即ちモード判別手段1
37が電源制御手段138にモード信号を送ることによ
り、データ信号処理手段133、データ信号保持手段1
34、D/A変換手段135、データ信号出力手段13
6の各信号処理部における非使用部の電源を遮断する。
またモード判別手段137がD/A制御手段139にモ
ード信号を送ることにより、複数ビット対応のD/A変
換手段135の中の不要なバイアス系統、及び不要な電
圧増幅部の全ての電源を遮断し、MSB(Most Signifi
cant Bit)データライン系のみを機能させる。こうして
High、Lowの2値のレベル変換機能のみに制御さ
れる。
【0057】このように機能縮小された信号側駆動手段
130において、入力された複数ビットのデータ信号3
31(又は1ビットのデータ信号331)の中から、本
来の白黒表示に必要なデータ信号が加工処理され、図1
5(e)の信号側印加電圧波形342に変換される。こ
のよな信号電圧は第1信号ライン電極131Rと第2信
号ライン電極132Rに夫々出力され、TFT210、
TFT250のソースに夫々印加される。尚、走査側駆
動手段100、第1の共通側駆動手段120A、第2の
共通側駆動手段120Bの各動作は、比較対象例の白黒
限定部分表示と同様である。
【0058】上記の説明においては、2×RGB×4ド
ットアクティブマトリクス型の液晶表示装置50におい
て、白黒限定部分表示を1走査ライン部分としたが、一
般的には、M×RGB×Nの解像度で、n本の走査ライ
ンの白黒限定部分表示の場合も同様である。
【0059】また上記の説明では、白黒画素部のTFT
のソース電極の接続について、赤の信号ライン電極に接
続したものとして説明したが、赤、緑又は青のどの信号
ライン電極に接続するかは、カラー表示領域のRGB配
列や信号側駆動手段との関係により、都合の良い選定を
すれば良い。
【0060】本実施の形態の液晶表示装置によれば、白
黒領域限定部分表示時の信号側駆動手段における消費電
力が大幅に低減でき、携帯情報機器などの液晶表示装置
の応用機器において、待機動作時の消費電力が一層低減
されることになる。この結果、バッテリの使用可能時間
の延長が図れる。
【0061】また、白黒限定表示部のP11BW、P2
1BWの画素において、信号ライン電極部やTFT部が
従来と比べて大幅に削減されるため、この部分の開口率
が向上する。従って、透過型の液晶表示装置の場合に
は、バックライトの電力低減が可能となる。また反射型
の液晶表示装置の場合には、反射効率が向上し、より明
るい表示が得られる。
【0062】以上のように本実施の形態によれば、カラ
ー表示領域と白黒表示領域との全体表示、及び待機時な
どの白黒領域限定部分表示が、消費電力の観点で効率よ
く機能する。
【0063】
【発明の効果】請求項1、請求項2記載の発明によれ
ば、第1の表示部のみに情報を表示する場合において、
信号側駆動手段のRドット、Gドット、Bドットの内、
いずれか2系統のドットの駆動に係わる電源を遮断し、
動作を休止させるようにしているので、液晶表示装置の
低消費電力化を図ることができる。
【0064】請求項3、請求項4記載の発明によれば、
第1の表示部のみに情報を表示する場合において、信号
側駆動手段内のD/A変換手段の機能をD/A変換機能
から2値レベル変換機能に切り替えるので、信号側駆動
手段の更なる低消費電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における液晶表示装置の液
晶パネルを中心とする全体構成図である。
【図2】本実施の形態における液晶表示装置の画素P2
1BW、P22の構成を示す等価回路図である。
【図3】本実施の形態の液晶表示装置における信号側駆
動手段の構成図である。
【図4】本実施の形態の液晶パネルの画素構成を示す平
面図である。
【図5】アクティブマトリクス型の液晶表示装置の駆動
制御システムを示す構成図である。
【図6】本実施の形態に対して比較対象とする液晶表示
装置の液晶パネルを中心とする全体構成図である。
【図7】比較対象例の液晶表示装置の画素P21、P2
2の構成を示す等価回路図である。
【図8】比較対象例の液晶表示装置の画素P13、P1
4の構成を示す等価回路図である。
【図9】比較対象例の液晶表示装置の画素P23、P2
4の構成を示す等価回路図である。
【図10】本実施の形態に対して比較対象とする液晶パ
ネルの画素構成を示す平面図である。
【図11】比較対象例の液晶表示装置における走査側駆
動手段の構成図である。
【図12】比較対象例の液晶表示装置における信号側駆
動手段の構成図である。
【図13】液晶表示装置における全体表示時の各信号波
形を示すタイムチャート(その1)である。
【図14】液晶表示装置における全体表示時の各信号波
形を示すタイムチャート(その2)である。
【図15】液晶表示装置における部分表示時の各信号波
形を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
10 液晶信号制御手段 11 第1の液晶信号制御手段 12 第2の液晶信号制御手段 20 データ信号記憶手段 30 液晶電源供給手段 31 第1の液晶電源供給手段 32 第2の液晶電源供給手段 40,50 アクティブマトリクス型の液晶表示装置 100 走査側駆動手段 101〜104 第1〜第4走査ライン電極 105 走査信号制御手段 106 レベル変換手段 107 走査信号出力手段 120A 第1の共通側駆動手段 120B 第2の共通側駆動手段 121〜124 第1〜第4共通ライン電極 130 信号側駆動手段 133 データ信号処理手段 134 データ信号保持手段 135 D/A変換手段 136 デ−タ信号出力手段 137 モード判別手段 138 電源制御手段 139 D/A制御手段 131R,131G,131B 第1信号ライン電極 132R,132G,132B 第2信号ライン電極 210 画素P11BWのTFT 250 画素P21BWのTFT 211 画素P11BWの液晶セル 251 画素P21BWの液晶セル 212 画素P11BWの蓄積容量 252 画素P21BWの蓄積容量 213 画素P11BWの画素電極 253 画素P21BWの画素電極 220R,220G,220B 画素P12のTFT 221R,221G,221B 画素P12の液晶セル 222R,222G,222B 画素P12の蓄積容量 260R,260G,260B 画素P22のTFT 261R,261G,261B 画素P22の液晶セル 262R,262G,262B 画素P22の蓄積容量 230R,230G,230B 画素P13のTFT 231R,231G,231B 画素P13の液晶セル 232R,232G,232B 画素P13の蓄積容量 270R,270G,270B 画素P23のTFT 271R,271G,271B 画素P23の液晶セル 272R,272G,272B 画素P23の蓄積容量 240R,240G,240B 画素P14のTFT 241R,241G,241B 画素P14の液晶セル 242R,242G,242B 画素P14の蓄積容量 280R,280G,280B 画素P24のTFT 281R,281G,281B 画素P24の液晶セル 282R,282G,282B 画素P24の蓄積容量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 611 G09G 3/20 611A 622 622L 680 680T Fターム(参考) 2H092 GA13 GA20 GA23 JA24 JB02 JB04 JB61 NA26 PA06 2H093 NA16 NA26 NA43 NC14 NC24 NC26 NC34 NC35 NC49 ND39 NE03 NH06 5C006 AA22 AF53 AF68 AF82 BB14 BB16 BC03 BC12 BC16 BF04 BF14 BF25 FA41 FA47 FA54 5C080 AA10 BB06 CC03 DD22 DD26 FF11 JJ02 JJ03 JJ04 JJ06 JJ07 KK07 5C094 AA10 AA22 BA03 BA43 CA19 CA24 EA04 EA07 EB05 GA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の表示領域が第1の表示部と第2の
    表示部とに分割された液晶パネルを有する液晶表示装置
    であって、 前記液晶パネルの各画素位置に対応して交互して配置さ
    れた複数の走査電極及び複数の信号電極と、 各画素位置に配設され、前記各走査電極及び前記各信号
    電極に第1及び第2の制御入力端が夫々接続される複数
    の薄膜トランジスタと、 各画素位置に配設され、前記各薄膜トランジスタの制御
    出力端に接続された画素電極及び蓄積容量と、 前記画素電極と前記画素電極に対向する共通電極との間
    に狭持された液晶セルと、 前記薄膜トランジスタの第1の制御入力端に前記走査電
    極を介して走査信号を出力する走査側駆動手段と、 前記信号電極を介して前記薄膜トランジスタの第2の制
    御入力端にデータ信号を出力する信号側駆動手段と、 前記走査電極のライン番号をY1〜Ymとするとき、ラ
    イン番号Y1〜Yk(1≦k<m)の画素領域で形成さ
    れる前記第1の表示部の共通電極に対して、前記データ
    信号と逆極性の共通信号を発生する第1の共通側駆動手
    段と、 ライン番号Yk+1〜Ymの画素領域で形成される前記
    第2の表示部の共通電極に対して、前記データ信号と逆
    極性の共通信号を発生する第2の共通側駆動手段と、を
    具備し、 前記第2の表示部の各画素は、Rドット,Gドット、B
    ドット用の3組の薄膜トランジスタ、画素電極、蓄積容
    量、液晶セルで構成され、 前記第1の表示部の各画素は、1組の薄膜トランジス
    タ、画素電極、蓄積容量、液晶セルで構成され、前記薄
    膜トランジスタの第2の制御入力端は、前記第2の表示
    部のRドット,Gドット、Bドット用の信号電極のうち
    いずれか1つに接続されることを特徴とする液晶表示装
    置。
  2. 【請求項2】 前記信号側駆動手段は、 前記第1の表示部にのみに情報を表示するとき、第1の
    表示部に接続されていない信号電極への前記データ信号
    の発生を休止させることを特徴とする請求項1記載の液
    晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記信号側駆動手段は、 入力された情報信号を各信号電極用のデータ信号に分配
    するデータ信号処理手段と、 前記データ信号処理手段から出力されたデータ信号を少
    なくとも1ライン分保持するデータ信号保持手段と、 前記データ信号保持手段に保持された各画素のデータ信
    号が第1の表示部のものか、第2の表示部のものかを判
    別するモード判別手段と、 前記モード判別手段の判定結果に基づいて前記データ信
    号保持手段から出力されたデータ信号を電圧変換又はア
    ナログ変換するD/A変換手段と、を有し、 前記第1の表示部にのみに情報を表示するとき、前記第
    2の表示部の表示に係わる前記データ信号処理手段、前
    記データ信号保持手段、前記D/A変換手段の各動作を
    休止させることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記D/A変換手段は、 前記第1の表示部にのみに情報を表示するとき、データ
    信号のD/A変換機能に代えて2値のレベル変換機能に
    切り替えられることを特徴とする請求項3記載の液晶表
    示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項記載の液晶
    表示装置を搭載したことを特徴する情報携帯機器。
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