JP2001265213A - 点字ピン駆動装置 - Google Patents

点字ピン駆動装置

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JP2001265213A JP2000077874A JP2000077874A JP2001265213A JP 2001265213 A JP2001265213 A JP 2001265213A JP 2000077874 A JP2000077874 A JP 2000077874A JP 2000077874 A JP2000077874 A JP 2000077874A JP 2001265213 A JP2001265213 A JP 2001265213A
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正喜 江刺
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 点字ピン駆動のための消費電力を低減させ、
さらに構造を単純化して、従来のものよりも安価な点字
ディスプレイ装置を提供する。 【解決手段】 ピン111を上昇させるためには、スイ
ッチで配線152に電流源を接続し、形状記憶合金コイ
ル132に通電する。形状記憶合金コイル132は通電
加熱されて伸張し、ピン111は上昇する。金属ストッ
パ124が磁石板160に十分近づくと、磁石板160
と金属ストッパ124との磁気結合によりピン111が
固定され、ピン111を上の位置に保持するための電流
を流し続ける必要はない。ピン111を下降させるため
には、スイッチを切り替えて、配線154に電流源を接
続し、形状記憶合金コイル134に通電する。これによ
り、形状記憶合金コイル134は通電加熱されて伸張
し、ピン111が下降し、ストッパ122、および12
6によってピン111は停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、点字ディスプレ
イ装置に用いられる、電気駆動の点字ピン駆動装置に関
するものである。
【0002】
【背景技術】視覚障害を持つ人にも情報処理装置に接続
して情報を点字として読み取ることのできる点字ディス
プレイ装置は、以前から存在していた。この点字ディス
プレイ装置は、主に6点、または8点を1マスとし、各
点にピンを配置してそのピンを突出させることで点字を
構成している。ピンを突出させる機構としては様々なも
のが提供されている。それらのほとんどがピンの位置状
態を保持するため、常に通電して電力を消費するもので
ある。また、ピンの駆動機構などの構造が複雑なものが
多く、製品自体も非常に高価である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、本発明の目
的は、点字ピン駆動のための消費電力を低減させ、さら
に構造を単純化して、従来のものよりも安価な点字ディ
スプレイ装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、点字ピン駆動装置であって、点字ピン
と、一方の端を前記点字ピンに固定し、上下に2つ配置
した、通電加熱されると伸張又は圧縮する形状記憶合金
コイルと、前記2つの形状記憶合金コイルの一端を固定
するとともに、前記形状記憶合金コイルの前記一端に通
電するための配線を有する支持部と、前記形状記憶コイ
ルの他端に通電するための配線と、前記点字ピンに取り
付けてある磁性体のストッパと、前記磁性体のストッパ
よりも上に位置し、磁気を帯びた保持部とを備え、前記
形状記憶合金コイルのいずれか片方に、点字ピンの上下
駆動するための通電を行うことで前記点字ピンを駆動
し、前記磁性体のストッパと前記保持部との磁力によっ
て点字ピンが上がった状態を保持することを特徴とす
る。前記保持部は、磁石または磁石と磁性体との組み合
わせとすることができる。形状記憶合金コイルの両端は
支持部と点字ピンに固定されているため、形状記憶合金
コイルに電流を流して発生する熱により形状記憶合金コ
イルが元の形状に戻ろうとして伸張または圧縮する。こ
の作用によって点字ピンが上下し、ピンに取り付けてあ
る磁性体のストッパは、磁気を帯びた保持部によって固
定され、ピンの状態を維持できるので、そのために電力
を用いる必要がない。前記形状記憶合金コイルの他端と
接続される配線は導電性のある前記ピン自体であり、前
記ピン自体が共通接地に接続されている構成とすること
ができる。また、前記ピンの前記共通接地への接続とし
ては、前記共通接地又は前記ピンに設けられ、前記ピン
又は前記共通接地に接触している導電性のブラシや、前
記ピンと電気的に接続されている導電性のあるコイルに
より行うことができる。このような構成とすることによ
り、配線を簡単に行うことができる。
【0005】上述の点字ピン駆動装置を縦に3個あるい
は4個に並べて2列にしたものをユニットとし、前記ユ
ニットを複数個用いて少なくとも1行を表示できる点字
表示部と、データを入力して、前記点字表示部に、デー
タに対応する点字を表示する制御部とを備える点字ディ
スプレイ装置、または、上述の点字ピン駆動装置を複数
個2次元に配列した表示部と、画像データを入力して、
それに対応する画像を前記表示部に表示する制御部とを
備えるピン・ディスプレイ装置も本発明である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に関し
て図を用いて詳しく説明する。図1は、本発明の実施形
態の1例である点字ピン駆動装置の構成を示す図であ
る。図1において、金属等の導電性のあるピン111は
絶縁体112を被覆してあり、ピン111に対して、上
部ストッパ122および下部ストッパ126、金属など
の磁性体ストッパ124が固定してある。また、形状記
憶合金コイル132、形状記憶合金コイル134は、基
板150に一端を固定され、他の一端は、ピン111に
固定されている。基板150の表裏の表面には、形状記
憶合金132,134に電流を供給するための配線15
2,154がある。配線電線140はピン111に接続
され、ピン111は形状記憶合金コイル132および1
34の一端と接続されている。形状記憶合金コイル13
2および134の他の一端は基板150上の配線15
2,154にそれぞれ接続されている。基板150はピ
ンを支持するばかりでなく、駆動するための電流を供給
する役割をしている。形状記憶合金コイル132,13
4は、加熱すると記憶している形状に戻るために伸張ま
たは圧縮し、冷えると変形できる材料で形成されてい
る。このため、形状記憶合金コイル132,134に電
流を流すと、これにより発生する熱により、形状記憶合
金コイル132,134は伸張または圧縮する。これら
の形状記憶合金コイル132,134の両端は基板15
0とピン111に固定されているため、形状記憶合金コ
イル132または、形状記憶合金コイル134に電流を
流し、発生する熱による形状記憶合金コイルの伸張また
は圧縮によって、ピン111を上下させることができ
る。この形状記憶合金コイル132又は134により、
ピン111が上昇した際、ピン111の位置を保持する
ため、金属ストッパ124に対する磁力によって固定さ
せる磁石板160がある。最上部には本装置の表面板1
70があり、下部には下部板180があるという構成と
なっている。表面板170から突き出したピン111の
頭部を指で感じることで、点字を読みとることができ
る。磁石板160と磁性ストッパ124により保持され
たピン111は、この形状記憶合金コイル132又は1
34により下降する。
【0007】次に、図1の点字ピン駆動装置の電気的接
続関係を、図2を用いて説明する。図1のピン111
は、形状記憶合金コイル132,134の一端に接続さ
れている。形状記憶合金コイル132,134の他の一
端はそれぞれ、基板150の両側にある配線152およ
び154に接続されている。形状記憶合金コイルに電流
を流すための電流源200と、電流源200を基板15
0の配線152または154に接続するための切り替え
スイッチ250がある。なお、図1や図2では、基板1
50上の配線152および154は基板150の上下に
配線されているが、ピン111への通電のためには配線
を必ずしも上下にする必要はなく、上部だけに配線する
などしてもよい。
【0008】図1および図2を用いて、形状記憶合金コ
イル132,134が加熱によって伸張するものである
ときの点字ピン駆動装置の動作を説明する。図1の左側
のピンは上昇状態のピンを表しており、図1の右側のピ
ンは下降状態のピンを表している。これらを見てもわか
る通り、上側の形状記憶合金コイル132を伸張すると
ピン111が上昇する。一旦上昇されると、ピン111
に取り付けてある金属ストッパ124は磁石板160の
磁力によって固定されるので、ピン111は上昇したま
まの状態を維持できる。さて、形状記憶合金コイル13
2を伸張するためには、形状記憶合金で作成されている
形状記憶合金コイル132に対して、通電して加熱する
必要がある。このため、図2に示されているように、形
状記憶合金コイル132に接続されている配線152
に、電流源200を接続するように切り替えスイッチ2
50を倒し、形状記憶合金コイル132に電流を流す。
電流が流されることで形状記憶合金コイル132は加熱
されて伸張し、ピン111は上昇する。金属ストッパ1
24が磁石板160に十分近づくと、磁石板160と金
属ストッパ124との磁力によりピン111が固定され
るので、ピン111を上の位置に保持するために、電流
を流し続ける必要はない。
【0009】ピン111を下降させるためには、形状記
憶合金コイル134が伸張し、その力で金属ストッパ1
24を磁石板160から引き離す必要がある。このた
め、図2における切り替えスイッチ250を切り替え
て、下側の配線154に電流源200を接続し、形状記
憶合金コイル134に通電する。これにより、形状記憶
合金コイル134に電流が流れ、形状記憶合金コイル1
34が加熱されて伸張し、ピン111が下降する。そし
て、ストッパ122は磁石板160に、ストッパ126
は下部板180によって係止されてピン111は停止す
る。ピン111の下降状態は必ずしも保持する必要はな
い。なお、上部ストッパ122を磁性体のものにすれ
ば、ピン111の下降後、ストッパ122は磁石板16
0の磁力によって固定されるため、その状態を安定的に
保つことができる。
【0010】上述の点字ピン駆動装置における具体的な
数値例として、例えば、ピンの直径は1.5mm、隣り
合うピンとピンの間隔は2.4mm、上下の移動は0.
4mm、上昇したピンの保持力は80〜120mN(8
〜12gf)程度である。また、形状記憶合金コイル
は、素線径0.15mm、外径1.8mm、ピッチ0.
8mm、巻数18Turnである。この場合に必要な駆動電
流は、150mA以上であった。
【0011】上述の点字ピン111は金属などの導電性
のものを使用したが、導電しないものを用いた場合、ピ
ン内部に電線等を配線することにより、同様な動作を得
ることができる。形状記憶合金コイル132,134を
加熱によって圧縮するもので構成するときは、形状記憶
合金コイル134が圧縮するときにピン111は上昇
し、形状記憶合金コイル132が圧縮するときにピン1
11は下降することになる。つまり、ピン111を上下
させるために通電加熱しなければならない形状記憶合金
コイルは、加熱によって伸張するものとは逆になる。こ
のため、図2のスイッチ250の上下の切り替え動作も
逆になる。形状記憶合金コイル132,134の一端を
固定するためには、基板150のような面状のものばか
りではなく、棒状の物体などを支持部として用いること
もできる。また、上部ストッパ122や下部ストッパ1
26は必ずしも必要はないが、これらのストッパ122
および126は、ピン111が下降したときの停止位置
を定めるストッパとなっている。表面板170に磁気を
帯びさせる構成とすることで、表面板170が磁石板1
60の働きを行うこともでき、表面板170と磁石板1
60とを一体にすることもできる。
【0012】図3は、形状記憶合金コイルへの配線を簡
単にすることができる配置の例を示す。下部板180
を、導電性を有する例えば金属板の下部板182にし、
電線140を導電性の下部板182に接続している。導
電性の下部板182には導電性のブラシ184を取り付
けてある。ピン111は、ストッパ126より下部では
絶縁体112によって被覆されておらず、その箇所に導
電性のブラシ184が触れるようになっている。他の構
成は、図1および図2に示した構成と同じである。この
ような構成とすることにより、導電性の下部板182は
全ピンに共通の接地として機能し、また、ブラシ184
を用いて電流を供給しているので、各ピンに一つ一つ電
線を配線しなくてもすむようになる。また、導電性の下
部板182とピン111との電気的接続を行うために、
図3では下部板182に導電性のブラシ184を取り付
けているが、ピン111に取りつけて、導電性の下部板
182に触れるようにすることもできる。
【0013】図4は、本発明の他の実施形態である点字
ピン駆動装置の構成を示す図である。図1と同様の動作
を行う点字ピン駆動装置であるが、磁石板160を用い
ずに、磁石162および板状の磁性体172(例えば金
属板)を用いていることである。なお、磁石162は表
面板170と板状の磁性体172に挟まれてもよい。磁
石板として用いられるフェライトなどは、安価で高い保
持力を持っているが、加工するときなどに割れやすい。
この構成では穴あけ加工など比較的難しいフェライトな
ども磁石162として用いることができる。また、表面
板170や上部ストッパ122に、金属などの磁性体を
用いると、ピンが上昇したときには、磁石162により
磁化した表面板170およびストッパ122と、磁化し
た磁性体172およびストッパ124とがそれぞれ保持
され、より強力な点字ピン111の保持が可能である。
そして、下降したときには上部ストッパ122が磁化し
ている金属板172によって保持され、その状態を安定
的に保つことができる。
【0014】図5は本発明のもう一つの実施形態である
形状記憶合金コイル132,134を用いた点字ピン駆
動装置の構成を示す図である。図5に示すように、表面
板174は、導電性のある例えば金属板とし、電線14
0を介して電流源200と接続している。コイル130
は、点字ピン111と導電性の表面板174の電気的接
続を行っており、金属などの導電性があり、できるだけ
弱い弾性のあるものを用いている。この弾性は、点字ピ
ン111の位置に関係なく常に圧縮されている状態で導
電性の表面板174と接触して、電流を供給できれば十
分である。形状記憶合金コイル132,134は、一端
を点字ピン111に、他端を基板150上の配線152
または154に接続されており、スイッチ250によ
り、どちらか一方に電流源200からの電流を供給す
る。また、磁性体を用いた下部板185は、その下に磁
石164を設けることで磁化しており、磁性体のストッ
パ128とともに、点字ピン111の上昇した状態を保
持している。このような構成とすることにより、形状記
憶合金コイル132,134への電流の供給は、導電性
の表面板174およびコイル130を介して、全ピンに
共通に行われ、各ピンに一つ一つ電線を配線しなくても
すむようになる。上昇した点字ピン111の固定は、磁
化された磁性体の下部板185の磁力により磁性体のス
トッパ128が固定されることにより行われる。点字ピ
ン111の下降時は、ストッパ126が下部板185に
よって停止されてピン111は停止する。なお、ピン1
11の下降状態は必ずしも保持する必要はない。しか
し、ストッパ126を磁性体のものにすれば、ピン11
1の下降後、ストッパ126は磁化された磁性体の下部
板185の磁力によって固定されるため、その状態を安
定的に保つことができる。また、磁石164は、図5で
は磁性体の下部板185の下に設置してあるが、磁性体
の下部板185の上にあってもよい。
【0015】点字1マスは、縦に3個あるいは4個の点
を2列に並べたもので表している。このため、点字ピン
駆動装置を縦に3個あるいは4個を2列に並べることで
点字1マスをあらわすことができる。これを複数個1行
に並べ、各点字ピン駆動装置を制御する事によって点字
ディスプレイ装置を構成することができる。図6は、上
述の点字1マスを縦に4個の点を2列に並べて表した、
点字ピン駆動装置を点字ディスプレイ装置に応用したと
きの構成を示す図である。図6(a)は点字の1マスを
表す1ユニット400を示す。例えば、このユニット4
00は上述した、8個の点字ピン駆動装置401〜40
8から構成されている。点字ピン駆動装置401には点
字ピン411が備えられている。同様に駆動装置402
〜408にも点字ピンが備わっているが、この図では省
略している。図6(b)は、複数のユニット400が一
列に並んだ、1行の点字を表示できる点字ディスプレイ
装置を示す。図6(b)において、点字ディスプレイ装
置は、複数のユニット400およびその駆動回路45
0、各ユニット400のピンの表示情報を設定するため
のレジスタ460を備えている。そして、情報処理装置
(図示せず)とデータを送受し、レジスタ460に点字
表示のためのデータを設定し、駆動回路450に駆動パ
ルス信号を送出する等を行うための制御部470を有し
ている。
【0016】図6に示した点字ディスプレイ装置の動作
を説明する。図6の点字ディスプレイ装置において、こ
れと接続している情報処理装置から表示データ等を制御
部470が受信すると、制御部470はレジスタ460
に各ユニットのピンの上下位置を決定する点字の表示情
報を設定する。そして、駆動回路450に対しパルスを
発生し、各ユニット400のピンを上下させるために十
分な時間、駆動電流を流す。これにより、ピンをレジス
タ460に設定した情報に従って上下させて各マスの点
字情報を表示することができる。各ユニット400の点
字ピンの上昇状態は上述したように、点字ピンに固定さ
れている金属などの磁性体のストッパが磁力で磁石板等
に固定される。また、点字ピンの下降状態は、必ずしも
保持する必要はない。そのため、点字ピンの状態を保持
するための電流は必要ない。また、駆動電流は点字ピン
が上下するときだけに流せばよいので、ピンの状態が変
化しない場合は、そのピンに対して駆動電流を流さない
ように制御することにより、消費電力を最小限とするこ
とができる。このように、本装置を動作させるための消
費電力は従来のものよりも小さくてすむ。
【0017】なお、この点字ディスプレイ装置に表示さ
れている行の前後の行を表示させるために、ボタン等の
操作部(図示せず)を設けることもできる。この構成の
場合、制御部470は情報処理装置に対して別の点字情
報の要求をすることもできる必要がある。また、この図
6の例では、1行の点字情報を表示する点字ディスプレ
イ装置を示したが、例えば、複数行の点字ユニットを設
けた点字ディスプレイ装置や、2次元的にピン駆動装置
を並べることにより、画像データ等を表示する点字ディ
スプレイ装置を構成することもできる。
【0018】
【発明の効果】上述の構成を用いることにより、点字ピ
ン駆動のための消費電力を低減させ、さらに構造を単純
化して、従来のものよりも安価な点字ディスプレイ装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す図である。
【図2】図1に示す実施形態の電気的接続関係を示す図
である。
【図3】形状記憶合金コイルへの配線の例を示す図であ
る。
【図4】本発明の他の実施形態の構成を示す図である。
【図5】本発明の他の実施形態の構成を示す図である。
【図6】(a)点字ピン駆動装置で点字ディスプレイの
1マスを構成しているユニットを示した図である。
(b)点字ディスプレイ装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
111 点字ピン 112 絶縁体 122 上部ストッパ 124 金属ストッパ 125 ストッパ 126 下部ストッパ 130 導電性のコイル 132,134 形状記憶合金コイル 140 電線 150 基板 160 磁石板 162 磁石 164 磁石 170 表面板 172 金属板 174 導電性の表面板 180 下部板 182 導電性の下部板 184 導電性のブラシ 185 磁性体の下部板 200 電流源 250 スイッチ 400 ユニット 401〜408 点字ピン駆動装置 411 点字ピン 450 駆動回路 460 レジスタ 470 制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点字ピン駆動装置であって、 点字ピンと、 一方の端を前記点字ピンに固定し、上下に2つ配置し
    た、通電加熱されると伸張又は圧縮する形状記憶合金コ
    イルと、 前記2つの形状記憶合金コイルの一端を固定するととも
    に、前記形状記憶合金コイルの前記一端に通電するため
    の配線を有する支持部と、 前記形状記憶コイルの他端に通電するための配線と、 前記点字ピンに取り付けてある磁性体のストッパと、 前記磁性体のストッパよりも上に位置し、磁気を帯びた
    保持部とを備え、 前記形状記憶合金コイルのいずれか片方に、点字ピンの
    上下駆動するための通電を行うことで前記点字ピンを駆
    動し、前記磁性体のストッパと前記保持部との磁力によ
    って点字ピンが上がった状態を保持することを特徴とす
    る点字ピン駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の点字ピン駆動装置にお
    いて、 前記形状記憶合金コイルの他端と接続される配線は導電
    性のある前記ピン自体であり、前記ピン自体が共通接地
    に接続されていることを特徴とする点字ピン駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の点字ピン駆動装置にお
    いて、 前記ピンの前記共通接地への接続は、前記共通接地又は
    前記ピンに設けられ、前記ピン又は前記共通接地に接触
    している導電性のブラシにより行われることを特徴とす
    る点字ピン駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の点字ピン駆動装置にお
    いて、 前記ピンの前記共通接地への接続は、前記ピンと電気的
    に接続されている導電性のあるコイルが、前記共通接地
    に接触して行われることを特徴とする点字ピン駆動装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の点字ピ
    ン駆動装置において、 前記保持部は、磁石または磁石と磁性体との組み合わせ
    であることを特徴とする点字ピン駆動装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載の点字ピ
    ン駆動装置を、縦に3個あるいは4個に並べて2列にし
    たものをユニットとし、前記ユニットを複数個用いて少
    なくとも1行を表示できる点字表示部と、 データを入力して、前記点字表示部に、データに対応す
    る点字を表示する制御部とを備えることを特徴とする点
    字ディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4のいずれかに記載の点字ピ
    ン駆動装置を複数個2次元に配列した表示部と、 画像データを入力して、それに対応する画像を前記表示
    部に表示する制御部とを備えることを特徴とするピン・
    ディスプレイ装置。
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