JP2001265101A - ハイブリッド非スカベンジング現像システムでの現像剤補給方法 - Google Patents
ハイブリッド非スカベンジング現像システムでの現像剤補給方法Info
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Abstract
の補給剤および補給剤材料比率の最適化を図る。 【解決手段】 受像部材上に記録された静電潜像を現像
する装置は、トナー粒子とキャリア粒子を含む現像剤の
供給源を有するチャンバを画定するハウジングと、受像
部材から間隔を置き現像剤中のトナー粒子をチャンバか
ら受像部材に近接した現像ゾーンに移送するように取り
付けられたドナー部材と、受像部材とドナー部材との間
の現像ゾーンに位置した少なくとも一つのワイヤと、電
流によって現像動作の間に少なくとも一つのワイヤを電
気的にバイアスしてドナー部材からトナー粒子を分離す
る電圧供給源であって、それにより現像ゾーンにトナー
粒子雲が形成され、前記雲からのトナー粒子によって潜
像が現像される構成の電圧供給源と、補給剤粒子を前記
チャンバ中に供給する少なくとも一つのディスペンサ
と、を含む。
Description
特にハイブリッド非スカベンジング現像システムを用い
た電子写真装置への材料補給方法に関する。特に本発明
は電子写真装置への最適な補給剤材料比率を決定する方
法に関する。
印刷と同等品質の印刷物を供給することは要求されなか
った。オフセット印刷の顧客は、従来式の電子写真装置
から得られる印刷品質よりもはるかに高いレベルの印刷
品質をに要求していた。
リア粒子とトナー粒子を含む静電写真現像剤の構成が記
載されている。このトナー粒子は、体積平均粒子サイズ
(T)の分布は4μm≦T≦12μmで、前記キャリア
粒子と摩擦電気接触した後の直径当たりの平均電荷(絶
対値)はフェムトクーロン(fC)/10μm(CT)
で表して1fC/10μm≦CT≦10fC/10μm
である。この現像剤の特徴として、(1)前記キャリア
粒子の飽和磁化値、Msatはテスラ(T)で表してMsat
≧0.30T、(2)前記キャリア粒子の体積平均粒子
サイズ(Cavg)は30μm≦Cavg≦60μm、(3)
前記キャリア粒子の体積ベースの粒子サイズ分布におい
て少なくとも90%の粒子の粒子サイズCが0.5C
avg≦C≦2Cavg、(4)前記キャリア粒子の体積ベー
スの粒子サイズ分布において25μmより小さい粒子は
b%より少ない(b=0.35×(Msat)2×Pであっ
て、Msatはテスラ(T)で表した飽和磁化値Msat、P
はkA/mで表した磁気現像極の最大磁場の強さ)、お
よび(5)前記キャリア粒子は、0.2%w/w≦RC
≦2%w/wの量の樹脂コーティング(RC)でコーテ
ィングされたコア粒子を含む、等がある。要約を参照さ
れたい。この特許の記述によると、上記現像剤により、
細い毛状磁気ブラシを用いて潜像を現像するシステムで
オフセット印刷レベルの品質の画像が得られる。第4欄
の7〜17行を参照されたい。
を電子写真装置のハウジングに付加して、装置の複写
(画像形成)過程で消費されたそれらの材料を補給する
ことは当業者に既知の事項である。例えば、全体を本願
に引用して援用する米国特許第4,614,165号を
参照されたい。
ブリッド非スカベンジング現像方式を用いた装置による
電子写真像の形成に用いる、各色の現像剤用の補給剤お
よび補給剤材料比率(補給剤中のキャリアに対するトナ
ーの比)の最適化が望まれている。補給剤材料比率の最
適化により、前記装置は、オフセット印刷で得られる像
に近似した品質を示す像を定常的かつ一貫して作製する
ことができる。
剤の特性、および補給剤が付加される装置の特性に対し
て最適な、トナーとキャリアとの補給剤材料比率をもつ
補給剤を提供することを目的とする。
を最適化して、オフセット印刷相当の高品質の像を、補
給剤が付加される装置から連続的に得る方法を提供する
ことを目的とする。
ジング現像システムを用いてオフセット印刷相当の品質
の像を形成する装置であって、前記装置による像形成に
使用される各色の現像剤が好適な補給剤材料比率をもつ
現像剤によって補給される構成の装置を提供することを
目的とする。
材を実質的に一様な電位に帯電させて、その部材表面を
感応性にすることを含む。光導電性面中の帯電部は、例
えば走査レーザビーム、LED光源他、または再生され
る元の文書からの光像の形に照射される。これにより感
光体の光導電性面上に静電潜像が記録される。静電潜像
が光導電性面上に記録された後、潜像は現像される。
の第一のステップに用いる。典型的な二成分現像剤は、
トナー粒子が摩擦電気によって付着した磁性キャリア粒
を含む。トナー粒子は潜像に引き寄せられて、光導電性
表面上にトナー粉像を形成する。トナー粉像は次に複写
シートに転写される。最後に、トナー粉像は加熱され
て、画像の形で複写シートに永久融着される。
ラー像を作成することができる。イメージオンイメージ
(IOI)処理と呼ばれる、カラー電子写真マーキング
法の一方式では、異なる色のトナーによるトナー粉像を
感光体上に重ね合わせた後に、この複合トナー粉像を基
材に転写する。IOI処理はコンパクトな構造が得られ
るという便益があるが、首尾よく遂行する上でいくつか
の課題がある。例えば、IOI処理などの印刷システム
の概念を具現するには、先に色付けされた像と相互作用
を起こさない現像システムが必要である。従来式の磁気
ブラシ現像およびジャンピング一成分現像などの、数種
の既知の現像システムは受像体上の像と相互作用するた
め、相互作用性の現像システムが使用される場合は、先
に色付けされた像は次の現像によってスカベンジング
(scavenging)される。したがって、IOI処理におい
ては、非スカベンジングすなわち非相互作用性の現像シ
ステムが必要である。
D)法では、トナーは従来式の磁気ブラシによってドナ
ーロール表面に現像される。現像ゾーン内に複数の電極
ワイヤが色付けされたドナーロールからごく短い間隔を
置いて位置する。交流電圧をワイヤに加えて現像ゾーン
内にトナー雲を生成させる。ドナーロールは一般に導電
性のコアとコアを覆う(例えば50〜200μmの)薄
い、一部が導電性の層で構成される。磁気ブラシロール
をドナーコアに対してある所定の電位差を有した状態に
して、トナーの現像に必要な電界を生成する。この後ド
ナーロール上のトナー層が一本のワイヤまたは複数のワ
イヤのセットからの電界によって揺乱されて、揺動する
トナー粒子雲が生成および保持される。一般に、ドナー
ロールに対してワイヤに加わる交流電圧は、5〜15k
Hzの周波数で700〜900V ppである。この交流信
号は多くの場合純然たる正弦波でなく方形波である。こ
の後、潜像によって形成された電界によって、トナーが
トナー雲から近傍の感光体上に現像される。
現像装置を使用可能であるが、ハイブリッド非スカベン
ジング現像システムを用いた装置の使用がもっとも好適
である。このようなシステムは、例えば明細書全体を本
願に引用して援用する、米国特許第5,978,633
号に記載されている。
ムの基本構成要素は前述したように当業者によって説明
されており、したがって本出願明細書では詳しくは述べ
ない。HSD現像装置は感光体表面に形成された潜像を
現像するための現像剤を収容するハウジングを含むこと
を記載するに留める。このハウジング内に現像システム
が収容される。現像システムによって現像剤材料は現像
ゾーンに送給される。この現像システムは非スカベンジ
ング性である。非スカベンジング性ということは、この
システムの現像剤またはトナーは受像体上に既に形成さ
れている像と相互作用してはならないことを意味する。
したがって、このシステムは非相互作用性現像システム
とも呼ばれる。この現像システムはドナーロールの形を
したドナー機構を含む。ドナーロールは、感光体とドナ
ーロール間の領域である現像ゾーンに、トナー層を移送
する。トナー層は、好適には二成分現像剤(すなわちト
ナーとキャリアとを含む現像剤)を用いてドナーロール
上に形成される。現像ゾーン内にACバイアスされた電
極機構が収容され、この機構は、トナー層によってドナ
ーロールから自己分離している。二成分現像剤を装填さ
れたドナーロールにおいて、従来式の磁気ブラシが好適
に使用されてドナーロール上にトナー層が被着される。
磁気ブラシは、スリーブに包まれた磁気コアを含む。好
適には、オーガがハウジング内に回転可能に取り付けら
れて現像剤材料を混合および移送する。オーガは好適に
はシャフトから螺旋状に外向きに延びたブレードをも
つ。このブレードは、シャフトの長軸に実質的に平行な
軸方向に現像剤材料が進むように設計されている。
て、現像剤材料内のトナー粒子は消耗される。ディスペ
ンサ内に新しい現像剤の供給源が保存される。ディスペ
ンサはハウジングに通じている。現像剤材料中のトナー
粒子の濃度が低下すると、新しい現像剤がトナーディス
ペンサからチャンバ内の現像剤材料に供給される。ハウ
ジングのチャンバ内のオーガが新しいトナー粒子を残り
の現像剤材料と混合して、その結果得られたチャンバ内
の現像剤材料が最適なトナー粒子濃度と実質的に一致す
るようにされる。この方法によって、現像剤ハウジング
のチャンバ内のトナー粒子は実質的に一定量に保たれ
る。
立した現像剤ハウジングを含む静電写真画像形成装置が
提供される。二つ以上の現像剤ハウジングを含む実施形
態では、この複数の現像剤ハウジングは一つの静電写真
モジュールに収容され、感光体すなわち画像形成部材に
よって単一もしくは複数の経路がシステムを通して形成
される。この複数の現像剤ハウジングは複数の一式型静
電写真モジュールの形で装置に組み込むこともできる。
各々のモジュールは、帯電、露光、現像、転写、および
洗浄の各ステップをそれぞれ個別に含んでいる。
ムを用いた本発明の好適な実施形態では、二つ以上の基
準色トナーのブレンドを一つの現像剤ハウジングに用い
ることで、特定の顧客が選択できる色の範囲を広げるこ
とができる。そのような現像剤ハウジングを一つだけ備
えた印刷エンジンを用いた場合は、特定顧客が選択した
色による単色の印刷または複写が行われる。しかしなが
ら、当業者に既知のように、複数の現像剤ハウジングを
印刷エンジン内に共存させることが可能なことから、カ
ラープリンタによって、(全ての現像剤ハウジングが同
色のトナー成分を含む場合は)単色の印刷物、あるいは
(各現像剤ハウジングが異なる色の成分を含む場合は)
多色の印刷物を作成することが可能になる。例えば、二
つの現像剤ハウジングが共存する実施形態では、一方の
現像剤ハウジングに何らかの色のトナー成分、他方の現
像剤ハウジングに黒のトナー成分を含ませることができ
る。これにより、顧客が選択可能な光彩色を含む光彩二
色プリンタが得られる。本発明の別の実施形態では、例
えばシアン、マゼンタ、黄、および黒のトナー成分をも
つ四つ以上の現像剤ハウジングがカラー印刷処理用とし
て使用され、さらに基準色トナーのブレンドを含む追加
の現像剤ハウジングが備わり、それによって顧客は光彩
色またはスポットカラーなどの特質を選択できる。
とも四つの現像剤ハウジングを含み、それぞれは、シア
ン、マゼンタ、黄、および黒のいずれか一つの現像剤色
用のものである。当業者に周知のように、この装置によ
り鮮明なフルカラー像が形成される。
現像装置を動作させる場合は、現像剤ハウジングおよび
ディスペンサ共同じ色の現像剤を含む。ただし、本発明
の実施形態では、現像剤ハウジングにある一つの色また
はブレンドを含ませ、ディスペンサに別の色またはブレ
ンドを含ませて印刷作業を開始することができる。この
方法により、エンドユーザは一回の印刷作業において複
数の光彩色を作成するオプションをもつことができる。
例えば、異なる色のトナー成分のブレンドをディスペン
サ中に導入すれば、最終的なトナー成分の色合いを数百
枚の印刷物を印刷する間に連続的に変化させることがで
きる。このときの印刷物の枚数は、カバレッジ面積、現
像性、およびその他の要因に依存する。
のチャンバ内に充填および保存されている。電子写真印
刷装置の使用に伴って、現像剤中のトナー粒子は消耗す
るので、例えば追加トナーおよびキャリア材料を含むカ
ートリッジなどの、ディスペンサを通じてトナー粒子を
補給する必要がある。
後に詳しく述べると共に本願に引用して援用する米国特
許第4,614,165号に記載されているように、現
像剤材料全体すなわちキャリア粒とトナー粒子の両方を
周期的に交換して、必要な複写品質を得る必要があるこ
とが判明している。
共に、ハウジング内の現像剤中のトナーおよびキャリア
の経時劣化に対処するために、いわゆるトリクルスルー
(trickle-through)が用いられる。再度、全体を本願に
引用して援用する、米国特許第4,614,165号お
よび米国特許第5,557,393号を参照されたい。
トリクルスルーシステムでは、ディスペンサは、補給剤
と呼ばれるトナーとキャリアとの複合粒子を供給する。
一般に補給剤は、最初に帯電された現像剤よりもキャリ
アに対するトナーの量の割合が多い。追加用の補給剤が
現像剤ハウジングに付加される一方で、微量の現像剤が
ドロップチューブ(drop tube)または他の機構によって
絶えず現像剤ハウジングから除去され、補給剤付加の割
合がトナー使用と現像剤除去とを合計した割合にほぼ等
しくなるようにされる。このようなトリクルスルーシス
テムは、前述の米国特許第4,614,165号および
米国特許第5,557,393号の両方に開示されてい
る。
現像剤は、装置に導入される前に装置外の機器でブレン
ドされて、高度に均質なトナー濃度と一定程度のトナー
の摩擦帯電とが確保されている。補給剤は、キャリアと
トナーとが別々にボトルに入れられており、きわめて不
均質な仕方で装置内に供給された後、当該装置がトナー
とキャリアとの均質化処理、および帯電処理を行う。
とほぼ同等の印刷品質という要求は、本発明による、ハ
イブリッド非スカベンジング現像を好適なサブシステム
要素としてもつIOI電子写真によって満たされる。画
像品質と特有のサブシステムとの両方への要求が、高密
度充填されたトナーおよび現像剤の設計を生み、さらに
そのことが高密度充填された補給剤への要求を生んで、
それにより装置の動作の間を通じてトナーおよび現像剤
の性質が維持される。本発明では、新規なトナー、現像
剤、および特に上記限定された環境で動作して、オフセ
ット印刷に近い品質の印刷物を作成する、補給剤の態様
を説明する。
ことに加えて、前述の装置のもつデジタル画像形成処理
機能によれば、オフセット印刷では実現できない、各印
刷物の特注化(住所あるいは特別の地域流通情報など)
を行うこともできる。
ーおよび現像剤は前述の限定された装置環境で理想的に
機能することができる。この補給剤を装置に適用するこ
とで、鮮明(高い色度)で信頼性の高い色表現による、
顧客が満足し得る印刷物の供給が可能になる。色範囲、
すなわち印刷可能な最大の色セットは四色電子写真シス
テムのベンチマークである。ベタおよびハーフトーンの
部分は一様かつ安定な濃度および色合いをもつ。また、
それらの部分は一様な光沢をもつ。絵部は正確で写実的
に表現することができる。文字部は、文字サイズまたは
種類にかかわらず、明瞭で正確な縁取りをもつ。地色は
ない。色合い、ベタ部、ハーフトーン部、光沢、絵部、
文字部、および地色はジョブの全作業を通じて安定であ
る。印刷物は有害な紙カールを示さず、また、例えばビ
ニルまたは他の文書面に接して保存される際に取り扱い
または保存による画像の乱れは生じない。
給剤材料は一貫した、予測可能な方法で操作される必要
があり、これによって画像形成装置の動作の間を通じて
現像剤の帯電レベルおよび導電性レベルは安定する。も
っとも重要な補給剤材料のパラメータは、安定した摩擦
および導電性を現像剤に付与し得る、補給剤中のキャリ
アに対するトナーの比率(すなわち補給剤材料比率)で
ある。
タ、およびそのパラメータが(特に補給剤材料に対し
て)影響を及ぼす印刷品質特性を記す。
(転写の効率と均一性を含む)性能との相関がある。ト
ナーの帯電レベルが影響する印刷品質特性としては、全
体的な文字部の品質(特に明快な台詞の表現能力)、ラ
インの膨らみ/縮み、ハロー(二つの色の境界の白色領
域、文字部がベタの地色に埋もれた場合にも顕れる)、
相互作用性(例えば第一の色の印刷領域からスカベンジ
ングされて第二の色の印刷領域で再現像されることによ
る、ある色のトナの別の色の現像過程での感応)、地
色、および光彩/陰影のコントラスト(TRC)があ
る。現像剤の帯電不足と判定される欠陥モードとして
は、ポジラインの縮み、ネガラインの膨らみ、ハロー、
相互作用性、地色、劣悪な本文/台詞品質、劣悪な光彩
コントラスト、および装置の汚れがある。現像剤の帯電
過多に伴う問題として、現像不足、転写効率の低下(単
位面積当たりの残留量の多さ)、劣悪な陰影コントラス
ト、および相互作用性がある。
カバレッジ面積(AC)および長時間のジョブの稼働を
通じて保持される必要がある。本発明の装置は、好適に
はオフセット印刷市場を目標にしたフルカラー装置であ
るため、ACおよびジョブの稼働期間は広い範囲で変化
する。年次報告書のような印刷ジョブでは、シアン、マ
ゼンタ、およびイエローをロゴ、チャート、およびグラ
フなどの「スポットカラー」用途のみに用いた、ブラッ
クテキスト(black text)を主として含む。フルカラーの
絵の場合、ジョブは、ほとんどがシアン、マゼンタ、お
よびイエローで黒はごくわずかのきわめて淡いパステル
から、多量のシアン、マゼンタ、およびイエローを用い
た濃密色まで変化する。シナリオによっては、黒を等量
のシアン、マゼンタ、およびイエローの替わりに用い
て、トナー層の総厚を減じたものもある。各シナリオ
は、シアン、マゼンタ、イエロー、および黒の各色毎に
特有のACの組み合わせをもつ。現像剤の帯電レベルお
よび分布の変化は、ハウジング内のトナーの対応する平
均滞留時間には依存しない(すなわち、高ACはトナー
の回転率の多さに伴う短いハウジング内での滞留時間、
反対に低ACは長い滞留時間の場合に生じる)。
存のトナーと同レベルに急速に帯電されることが望まし
い。そうでない場合は、二つの異常事態が起こり得る。
新たに付加されたトナーが現像剤中の既存のトナーと同
レベルに急速帯電されなかった場合は、「低速混合(slo
w admix)」と呼ばれる事態が生じる。分布は事実上2モ
ードであり、つまり二つの異なる帯電レベルが現像サブ
システム内に並列に存在する。極端な場合は、正味の電
荷をもたない新たな付加トナーが感光体上への現像に使
用されることが起こり得る。反対に、新たに付加された
トナーの帯電レベルが現像剤中の既存のトナーのレベル
より高い場合は、「チャージスルー(charge-thru)」と
呼ばれる現象が生じる。このときも2モード分布の特徴
をもち、この場合は既存のトナー(すなわち新トナーの
付加前に現像剤中に存在していたトナー)が、低帯電ま
たは逆極性のトナーになる。低速混合とチャージスルー
との両方の欠陥モードは、前述の低帯電トナーでの欠陥
と同一であり、もっとも顕著なものとしえ地色と装置の
汚れ、ワイヤヒストリ(wire history)、相互作用性、お
よび劣悪な文字品質がある。
トナー帯電の欠陥モードを回避した、平均的なトナー帯
電レベルをもつトナーおよび現像剤材料を設計すること
が望ましい。これによってベタ部、ハーフトーン部、微
細ライン、および文字部の現像が確実に行えると共に、
地色および画像の汚染が防止される。トナー帯電レベル
の分布は、分布のテールが画像品質に悪影響を及ぼさな
い(すなわち、低帯電の分布度合が、低トナー帯電レベ
ルに関連した、周知の画像品質特性の劣化を起こす程で
ない)ように十分に狭くする必要がある。トナーの帯電
レベルおよび分布は、顧客の稼働モード(ジョブの稼働
期間およびAC)の全範囲にわたって保持される必要が
ある。
剤材料比率を確立すること望まれる。これにより、帯電
過多と帯電不足の両方の欠陥モードを回避した平均的な
帯電レベルが得られる。またこれによって、ベタ部、ハ
ーフトーン部、微細ライン、および文字部の現像が確実
に行えると共に、地色および画像の汚染が防止される。
補給剤材料比率の選択によって、現像剤とトナーの帯電
レベルおよび分布が顧客の作業モード(ジョブの稼働時
間およびAC)の全範囲において保持されるようにする
必要がある。
ムは、従来式の二成分システムでの磁気ブラシを、一成
分システムで一般に使用されるドナーロールと共に用い
て、磁気ブラシから感光体表面にトナーを転写する。し
たがって、ドナーロールは丁度一回転でトナーを完全に
再装填する必要がある。一回転でドナーロールを完全に
再装填できないと、再装填と呼ばれる印刷品質欠陥が生
じる。この欠陥は印刷物上でベタ部として表れ、このベ
タ部はドナーロールの連続回転によって次第に白味が増
す。あるいは、一回のドナーロールの回転によって得ら
れた像のストラクチャ(structure)が、次のドナーロ
ールの回転によって印刷される像内に見える場合は、当
業者においてゴーストと呼ばれる、一成分電子写真現像
に関連した現象が表れる。高導電性の現像剤はこの欠陥
の減少に役立つ。現像剤の導電性を高めることによっ
て、磁気ブラシからドナーロールへの、トナー転写量を
最大にすることができる。
ナーの高密度充填およびトナー表面添加物のキャリアへ
の転写によって、経時と共に次第に絶縁性になっていく
場合がある。したがって、前記現像剤の導電率の低下を
し得る(好ましくはゼロにする)、新しい材料で現像剤
を補給する必要がある。前述のトリクルをもつシステム
によって現像剤の導電率のレベルを保持することができ
る。
得る(好ましくはゼロにする)、補給剤材料比率の選択
が望まれる。この補給剤材料比率により、一回転でドナ
ーロールを再装填する上で十分な導電性が現像剤材料に
保持される。
えば感光体)表面の潜像の現像に使用されると共に、ハ
ウジングの現像チャンバ内において補給される必要があ
る。このため、補給モードで動作している間、追加用ト
ナーが、補給剤を収容したディスペンサからハウジング
内の現像チャンバ中に付加されて、ハウジング内のトナ
ーが維持される。補給剤は、トナー粒子およびキャリア
粒子の両方を含む。補給剤中の補給剤材料比率(トナー
対キャリアの比)は、前記補給割合(すなわち補給剤が
ハウジング内に付加される割合)によりって必然的に、
追加される所定量のトナーに加えて前記補給剤材料比率
で設定された量のキャリアが付加されるため、きわめて
重要である。このため、前記補給割合で付加されるキャ
リアの量が適切であって、画像形成装置の適正動作が連
続的に保持されるように、補給剤材料比率を適切に決定
する必要がある。
選択は安定な現像剤の帯電レベルを保つために必要であ
る。本発明により、補給剤材料比率は、もっとも好適に
は装置の非補給(すなわち非トリクルスルー)モードで
の現像剤の摩擦安定性を用いて決定される、ことが確定
した。このように、本発明は補給剤の補給剤材料比率
を、現像剤(トナーおよびキャリア)の性質および画像
形成装置の動作特性の要求内容に基づいて、独特に決定
する。
の摩擦安定性は、画像形成装置の最小AT値を満たすた
めに必要な補給割合(R)を用いて特定化される。割合
(R)は前述したように補給剤材料比率と関係がある。
ATは、現像剤の帯電特性を定量化するための好便な方
法であり、画像形成装置の最小AT値とは、現像剤のAT
がそれ以下であると装置内の現像剤を用いた画像形成が
できなくなる値である(この理由は、例えばトナーの帯
電が極端に低速であるため現像に必要な静電的引き寄せ
ができないためである)。ATは、(現像剤の摩擦)×
(現像剤のトナー濃度+オフセット値)で定義される。
HSDシステムを用いた画像形成装置の場合は、一例と
して、オフセット値は約1.5で、最小AT値はμC/
g×トナー割合(%)を単位として約140〜165で
ある。これらの値は当業者に周知の方法によって導くこ
とができる。
トリクルモードにおいて経時的に減少し、そのためにA
T値も減衰する。補給剤材料比率と摩擦安定性との間の
関係は、先ずある所定の補給剤材料比率における非トリ
クルモードでの現像剤のAT減衰を測定し、次いでその
減衰を数学的モデルに適合させることによって決定され
る。例えば、ATの減衰は図1に示すような種々の補給
剤材料比率における指数的減衰としてモデル化される。
図1は、後により詳細に説明する本発明の好適なシアン
現像剤を用いて導いた図である。このモデルから、以下
の好適な関係が定まる。
割合(g/kp(グラム/キロプリント)) Mは現像剤チャンバ内の材料の量(g) KAは非トリクルモードでの指数的減衰定数(l/k
p) A1はt=0からt=無限大までのAT減衰の範囲 A0は時間0でのATレベル Aminはシステムで許容される最低ATレベル 1キロプリントは当該装置で現像される1000枚の複
写のことである。補給剤材料比率を用いてこの式を計算
し直す。
(g)に対するトナー量(g)) Yはトナーの歩留まり(単位トナー重量当たりの複写枚
数、kp/g) したがって 、
Amin))−1) すなわち、
定数は、指数系の整数を解析する周知の各種方法によっ
て決定される。より一般的には、ATが電子写真装置の
ハウジング内の現像剤の経時劣化に対して何らかの依存
性をもつ場合、前記定数は、例えばトリクルフォーマリ
ズムを適用することによって導かれる。トリクルフォー
マリズムについては、例えばSteven C.Har
t他著「二成分現像システムのトリクル連続色現像剤材
料補給」(ノンインパクト印刷技術の進歩についての第
6回国際会議、44〜54頁)に説明されている。補給
剤材料比率は、先に例を明示したように特定モデルの定
数を用いて表される。
ちある所定のトナー量に対して供給される最小のキャリ
ア量を、材料(トナーおよびキャリア)特性および電子
写真現像ハードウェア特性の両方の陰関数として、独特
に特定する。すなわち、前述の式から、当該補給剤の適
当な補給剤材料比率が装置の最小ATに対する要求に基
づいて計算され、適切な定数が、経時劣化した現像剤の
モデル化から決定する場合と同様に、導かれる。補給剤
材料比率は材料特性の陰関数であるため、この比率は、
ある一定の電子写真現像ハウジング内の各色またはトナ
ーの設計毎に個別に最適化される。
比率は、現像剤の摩擦安定性だけでなく、現像剤の導電
率にも基づいて導かれれる。現像剤の導電率は本質的に
キャリアの導電率に依存する。可能なもっとも導電性の
高いキャリアを得るために、後に詳しく述べるように部
分コーティングされたポリマーを用いてキャリアのコア
を露出させる。さらに、不規則形状のキャリアコアでは
ポリマーコーティングが流れ込む谷間が与えられ、より
導電性の高い現像剤を得るための表面凹凸が露出した状
態で残る。また、ステアリン酸亜鉛をトナー添加物容器
に付与する事によってキャリアおよびトナーの潤滑は助
長され、それによりキャリアとトナー粒子との接触回数
が増加する。しかしながら時間が経つにつれ、トナーと
表面添加物とはキャリアコーティング中で衝突し合い、
その結果現像剤の導電率が低下する。したがって、現像
剤の導電率の経時劣化を低減する(好適にはゼロにす
る)ような補給剤材料比率を選択することが望ましい。
このような補給剤材料比率によって、現像剤材料に十分
な導電性を保たせて、一回転でドナーロールを再装填す
ることができる。
ル)モードにおける導電率の安定性を用いることによっ
ても補給剤材料比率は特定されることが提示される。最
低のA Tレベルの決定と同様の関係が、最低の導電率レ
ベルに関しても導かれる。つまり、現像剤の導電率は、
例えば(当該装置で数千枚の印刷を行った場合の)経過
時間に対してプロットされた導電率についての図であ
る、図2に示すような指数関係でモデル化される。図2
は、後に詳細に述べる、本発明の好適な黒およびイエロ
ーの現像剤を用いて導かれたものである。このモデルか
ら、以下の好適な関係が前述の式と同じ形で定まる。
σは非トリクルモードでのσの指数的減衰定数(1/k
p)、σ0は時間0でのσレベル、σminはシステムで許
容される最低σレベルである。
定数は、先に述べた指数系の整数を解析する周知の各種
方法によって決定される。
ATレベルの関数として決定される比率と最低導電率レ
ベルの関数として決定される比率の大きい方の比率、す
なわち、所定量のトナーに対して供給される二つのキャ
リア量の内の多い方の量、として決定される。つまり、
例えば、最低ATレベルが3:1の補給剤材料比率を示
し、最低導電率レベルが4:1の補給剤材料比率を示す
場合は、前記比率は3:1に設定される。これは、この
比率が、両方の決定条件での欠陥の回避に必要な比率で
あることによる。
給剤材料比率(キャリア重量部に対するトナー重量部)
は2:1〜8:1である。もっとも好適には、補給剤材
料比率は約3:1である。
料の性質、特徴、および原料については、本出願と同時
出願された、同時係属中の米国特許出願第09/52
0,437(ドケット(Docket)第104835号)に詳
細に記載されている。この同時係属中の出願の全明細内
容は、全体を本願に引用して援用し、特許庁の便宜のた
めに以下で繰り返す。
ナー材料は、一貫した、予測可能な方法で機能する必要
がある。特にハイブリッド非スカベンジング現像システ
ム環境において、そのようなトナー機能を得るためのも
っとも重要なトナー材料パラメータは、トナーサイズ分
布、溶融トナーの流動性とレオロジー、トナーのブロッ
キング温度、ビニルおよびその他の文書面への裏写り耐
性、トナー色、トナー流動、およびトナー帯電分布であ
る。
ラメータが影響を及ぼす印刷品質特性を記す。また、種
々の特性についての好適な値を記す。
MA(単位面積当たりの転写量)を減少させることがで
きる。このことは、特にカラートナーが積層されるイメ
ージオンイメージ処理でのカラーシステムにおいて重要
である。紙に転写されるトナー量が多いと、文書の感触
が不快(平板印刷に似ていない)になると共に、融着の
自由度を狭め、紙のカールが増加する。さらに、第二ま
たは第三のトナー層が第一のトナー層上で現像される際
に、現像電圧の不均一さによる現像性能の低下が生じ
る。平均トナー粒子径はできるだけ小さいことが望まし
いが、一方では極度に微小な粒子として識別される欠陥
モードも存在する。極度に微細なトナー粒子は、キャリ
アビーズ、ドナーロール、および感光体に対してより高
いトナー付着性を示すので、電子写真の自由度の圧迫要
因になる。トナーの微粉化は、きわめて小さい粒子でド
ナーロールを現像すると効率が低下するために、現像の
不安定さにも関わってくる。微細なトナー粒子は感光体
に対してより高い付着性を示し、転写の効率と均一性を
低下させる。HSDワイヤのストロボ性および相互作用
性に関わる、粗なトナー粒子を存在させることによっ
て、それらストロボ性等ときわめて細密なラインおよび
きわめて細密に形成された像の表現との妥協を図る。
細粉と粗粉の両方のトナー粒子の量を制限することが望
ましい。小さいサイズのトナーは、高画質および少ない
紙カールを得るために本発明で用いる必要がある。ま
た、微粉および粗粉のトナー粒子数が相当に少ない、狭
いトナーサイズ分布が望まれる。本発明の好適な実施形
態では、出来上がったトナー粒子の平均粒子サイズ(体
積平均直径)は、周知のコールタカウンタ法で測定して
約6.9〜7.9μmで、もっとも好適には約7.1〜
7.7μmである。トナー分布の微粉側はよく制御され
ていて、トナー粒子の数量分布(すなわちトナー粒子の
総数)の約30%だけが5μmより小さいサイズをも
ち、もっとも好適にはトナー粒子の数量分布の約15%
だけが5μmより小さいサイズをもつようにされてい
る。分布の粗粉側も非常によく制御されていて、トナー
粒子の体積分布の約0.7%だけが12.7μmより大
きいサイズをもつようにされている。このことは、下部
の体積比換算標準偏差(GSD)が約1.23で、上部
の体積GSDが約1.21のきわめて狭い粒子サイズ分
布ということに言い換えることができる。つまり、トナ
ーは、小さい平均粒子サイズと狭い粒子サイズ分布とを
併せもつことが要求される。
時間は減少し、トナーと紙との界面の温度は低下する。
溶融の間に、トナー粒子は、当該装置の処理速度に合致
した温度で、凝集、流動、および基材(例えば紙、OH
Pシート他)に付着する必要がある。また、当該装置の
溶融条件での溶融粘度は、要求される光沢レベルが得ら
れ、一方で溶融器ロールの高温オフセット(すなわち溶
融器ロールへのトナー転写)を防止し得る高い弾性を保
持する。オフセットの発生は、印刷欠陥および溶融器ロ
ール寿命の低下の原因となる。
選択して、その溶融レオロジーを制御し、装置の動作条
件の下で低い最低溶融温度、広い溶融自由度、および所
望の光沢を得ることが望ましい。さらに、長い溶融器ロ
ール寿命が得られるようなトナーであるように、適当な
バインダ樹脂を用いることが望ましい。
は、制御された溶融レオロジーであって、低い最低溶融
温度、広い溶融自由度、および所望の光沢が装置の動作
条件において得られるような溶融レオロジーである。最
低溶融温度は、一般に溶融サブシステムの最低定着温度
(MFT)(すなわちトナーが基材紙に十分に定着する
最低の溶融温度、この温度は、着色像が形成された紙の
断面に折り目を付けて折り目部のトナーが紙から離れる
度合を計量することによって決定される)で評価され
る。溶融自由度は一般に高温オフセット温度(HOT)
(すなわちトナーが溶融ロールに裏写りすることなく実
施できる最高の溶融温度、この温度は、現印刷像の上に
先の印刷像が存在すること、または溶融ロールからの紙
剥離の不具合に基づいて決定される)とMFTとの間の
温度差として定められている。溶融トナー層の光沢レベ
ル(すなわち工業規格による光反射測定法を用いて決定
される、所定の溶融温度での溶融トナー層の輝度)もト
ナーの溶融温度に依存するので、溶融自由度をさらに圧
迫することになる、すなわち、トナーの光沢レベルが、
HOTより低い温度で極度に高くなる、あるいはMFT
より高い温度で極度に低くなる場合は、そのように限定
された温度範囲によって溶融自由度は画定される。
適化して、もっとも低い最低溶融温度ともっとも広い溶
融自由度を得る必要がある。本発明で得られるトナーの
溶融レオロジープロフィールでは、温度97℃での粘度
が3.9×104〜6.7×104ポイズ、温度116℃
での粘度が4.0×103〜1.6×104ポイズ、およ
び温度136℃での粘度が6.1×102〜5.9×1
03ポイズである。さらに本発明で得られるトナーの溶
融レオロジープロフィールでは、温度97℃での弾性率
が6.6×105〜2.4×106dyn/cm2、温度
116℃での弾性率が2.6×104〜5.9×105d
yn/cm2、および温度136℃での弾性率が2.7
×103〜3.0×105dyn/cm2である。粘度と
弾性率の両方共、一秒間に40ラジアン回転の標準の機
械式分光計を用いた測定によって決定される。トナーの
レオロジーを評価する別の方法として、溶融流動指数
(MFI)の測定による方法があり、この指数は、長さ
Lで直径Dのオリフィスを介して特定の負荷の下で10
分の間に通過するトナーの重量(グラム単位)として定
義される。本発明で得られるトナーの溶融レオロジープ
ロフィールでのMFIは、L/Dの金型比が3.8で
2.16kgの負荷の下で、10分間当たり1〜25g
であり、もっとも好適には117℃の温度において10
分間当たり6〜14gである。この狭い範囲の溶融レオ
ロジープロフィールは、要求される最低定着温度、適当
な光沢、および所望の高温オフセット挙動をもたらすと
共に、溶融ロールの寿命を延長させる。
の環境条件の下で保存および出荷できることが、電子写
真トナーに対して常に要求される。トナーブロッキング
は主としてトナーバインダ樹脂のガラス転移温度(T
g)による影響を受けることは周知である。バインダ樹
脂のTgは、その化学組成と分子量分布に直接的に関係
している。また、通常の保存温度(この温度でTgの下
限が規定される)ではブロッキングが起こらないような
樹脂を選択する必要がある。前述したように、最低溶融
温度および光沢についても要求を満たす必要があり、そ
れによって、溶融レオロジーに影響する範囲で、Tgの
上限が規定される。さらに表面添加物の付与によって、
トナーブロッキング温度は、トナーバインダ樹脂のガラ
ス転移温度によって規定される温度より高い温度に高め
られる。
ホルダおよび3リングバインダなどに使用されるビニル
表面または他の文書の表面に接触した状態で保存され
る。時折、完成した文書がこれらの表面に付着して裏写
りし、画質を劣化させる。この現象は、ビニル表面への
裏写りの場合はビニルオフセットと呼ばれ、他の文書へ
の裏写りの場合は文書オフセットと呼ばれる。トナーバ
インダ樹脂の中には他のバインダ樹脂よりもこの現象が
生じやすいものがある。トナーバインダ樹脂の化学組成
の調整およびある種の成分の添加によってビニルおよび
文書オフセットを激減または防止することができる。
を防止し得る化学組成をもち、かつ適当な範囲のガラス
転移温度を有するトナーバインダ樹脂を選択して、溶融
特性に悪影響を及ぼすことなく保存時のトナーブロッキ
ングを防止することが望ましい。
て、なおかつ要求される最低溶融温度を満たすために、
たとえば52℃〜64℃の範囲のTgをもつ樹脂を選択
する必要がある。
適当なカラー特性をもつ必要がある。色材の選択によっ
て、通常の4色電子写真から得られる場合より高い割合
の標準Pantone(商標)カラーの表現が可能にな
る。色範囲の測定法は、一般にCIELabと呼ばれ
る、CIE(国際照明委員会)仕様によって規定されて
いる。このとき、L*,a*およびb*は三次元空間を形
成するように修正された反対の色座標であり、L*は色
の明るさの尺度となり、a*は色の赤味の近似的な尺度
を表し、b*は色の黄味の近似的な尺度を表す。さらに
色度C*が色の飽和度として定義される。色度C*はa*
およびb*の二乗の合計の平方根である。各トナーにつ
いて、色度(C*)を紙上のトナー量の全範囲を通じて
最大にする必要がある。最大明るさ(L*)が基材上の
所望のトナー量に一致するように、顔料濃度を選択する
必要がある。これら全てのパラメータは、(例えばX−
Rite社提供の)工業規格品の分光光度計を用いて測
定される。
トーン部、および文字部を正確に表現できる能力をもつ
トナー色材であって、組み合わせによって、広範囲の色
セットを印刷物上に供給する、すなわちCIELAB座
標系で画定される可能なもっとも広い色空間をカバーす
るトナー色材を選択することが望ましい。
に悪影響を与えることは周知である。過度の凝集性をも
つトナーは、新しいトナーの現像剤混合システムへの付
加を妨げる「ブリッジング」現象を起こすことがある。
反対に、きわめて凝集性の低いトナーは、トナー供給速
度およびトナー濃度の制御を困難にすると共に、装置内
を極度に汚す原因になる。加えて、HSDシステムで
は、トナー粒子は最初に磁気ブラシから二つのドナーロ
ールに現像されるため、トナーの流動性は、HSDワイ
ヤと現像用電場との作用がドナーロールへのトナー付着
に打ち勝って、感光体への適切な像の現像が行えるよう
なものである必要がある。感光体への現像後、トナー粒
子は感光体から基材に転写できることが必要である。
て、粒子相互の凝集とドナーロールおよび感光体等の表
面への粒子付着の両方を最小にすることが望ましい。こ
れによって、高品質かつ安定な現像および高品質かつ均
一な転写を行うことができ、それにより信頼性の高い像
が得られる。
粒子相互の凝集とドナーロールおよび感光体等の表面へ
の粒子の付着の両方を最小にする必要がある。トナーの
流動特性はトナー凝集の測定によってもっとも好便に定
量化される。例えば、この測定は、例えば2gの既知の
量のトナーを、例えば頂部から底部にかけて順に53μ
m、45μm、および38μmのスクリーンメッシュを
もつ三つのスクリーンセットの頂部に置いて、スクリー
ンおよびトナーを、例えば1mmの一定の震動振幅で例
えば90秒間の一定時間震動させることにより行われ
る。この測定を行う装置は、Micron Powde
rs Systems提供の、ホソカワパウダテスタで
ある。トナー凝集値は、終了時に各スクリーン上に残留
したトナー量との相関がある。凝集値100%は震動工
程の終了時に全部のトナーがスクリーン頂部に残留して
いることに対応し、凝集値ゼロは全部のトナーが三つの
スクリーン全てを通過すること、すなわち震動工程の終
了時に三つのスクリーンのいずれにもトナーが残留して
いないことに対応する。凝集値が高いほど、トナーの流
動性は低下する。トナーの凝集性と付着性を最小にする
ことによって、高品質で安定な現像および高品質で均一
な転写が行える。多くの添加物の組み合わせによって、
HSDシステムでの現像と転写を容易にする適切な初期
流動が得られる。しかしながら特に、高濃度の比較的大
きい外表面をもつ添加物によって、広い範囲のカバレッ
ジ面積およびジョブ稼働期間にわたって安定な現像およ
び転写が容易に行えることが明らかになっている。
の効率と均一性を含む)性能との相関がある。トナーの
帯電レベルによって影響される印刷品質特性には、全体
的な文字品質(特に細かい台詞を表現する能力)、ライ
ンの膨張/収縮、ハロー(二つの色の境界の白色領域、
文字がベタの地色に埋もれた場合にも顕れる)、相互作
用性(ある色のトナーが別の色の現像時に出現するこ
と、例えば第一の色の印刷領域からスカベンジングされ
て第二の色の印刷領域中で再現像されることなど)、地
色、および光彩/陰影のコントラスト(TRC)があ
る。低トナー帯電に関わる欠陥モードとして、ポジライ
ンの収縮、ネガラインの膨張、ハロー、相互作用性、地
色、劣悪な文字/台詞品質、劣悪な光彩コントラスト、
および装置の汚れがある。高トナー帯電に伴う問題に
は、現像不足、低転写効率(単位面積当たりの残留量が
多いこと)、劣悪な陰影コントラスト、および相互作用
性がある。
電分布は、(特に逆極性の)過剰の高または低トナー帯
電を含まないことが必要である。HSDは、感光体(像
と地色の両方)に到達する全てのトナーはこの工程の間
に再帯電されるため、低い帯電のトナーに対してきわめ
て敏感である。低い帯電の(および確実には逆極性の)
トナーは地色領域に現像されやすい、また再帯電後に印
刷物に転写されることがあり得る。また低帯電トナー
は、HSD現像システムにおいてドナーロールと感光体
との間に位置するワイヤ表面へのトナー堆積の原因とも
なる。このトナー堆積は、(ワイヤヒストリと呼ばれる
状況の)顕著な画質欠陥を招く(空間的および時間的
に)差のある現像(differential development)の因とな
る。また、過剰な高帯電トナーは、現像性および転写性
を低下させるため、帯電分布中に含まれないようにする
必要がある。
電分布は、広範囲のカバレッジ面積(AC)およびジョ
ブ稼働期間にわたって保持される必要がある。本発明の
装置は好適にはオフセット印刷市場を目標にしたフルカ
ラー装置であるため、ACおよびジョブの稼働期間は広
範囲に変化する。年次報告書などの印刷ジョブは、シア
ン、マゼンタ、およびイエローをロゴ、チャート、およ
びグラフなどの「スポットカラー」用途のみに用いた、
ブラックテキストを主に含む。フルカラーの絵の場合、
ジョブは、大半がシアン、マゼンタ、およびイエローで
黒はごくわずかのきわめて淡いパステルから、大量のシ
アン、マゼンタ、およびイエローを用いた濃密色まで変
化する。シナリオによっては、黒を等量のシアン、マゼ
ンタ、およびイエローの替わりに用いて、トナー層の総
厚を減じたものもある。各シナリオは、シアン、マゼン
タ、イエロー、および黒の各色毎に特有のACの組み合
わせをもつ。トナーの帯電レベルおよび分布の変化は、
ハウジング内のトナーの対応する平均滞留時間には依存
しない(すなわち高ACはハウジング内でのトナーの高
い回転率に伴う短い滞留時間の場合、反対に低ACは長
い滞留時間の場合に生じる)。
存のトナーと同レベルに急速に帯電されることが望まし
い。そうでない場合は、二つの異常事態が起こり得る。
新たに付加されたトナーが現像剤中の既存のトナーと同
レベルに急速帯電されなかった場合は、「低速混合」と
呼ばれる事態が生じる。分布は事実上2モードであり、
つまり二つの異なる帯電レベルが現像サブシステム内に
並列に存在する。極端な場合は、正味の電荷をもたない
新たな追加トナーが感光体上への現像に使用されること
が起こり得る。反対に、新たに追加されたトナーの帯電
レベルが現像剤中の既存のトナーのレベルより高い場合
は、「チャージスルー」と呼ばれる現象が生じる。この
ときも2モード分布の特徴をもち、この場合は既存のト
ナー(すなわち新トナーの付加前に現像剤中に存在して
いたトナー)が、低帯電または逆極性のトナーになる。
低速混合とチャージスルーとの両方の欠陥モードは、前
述の低帯電トナーでの欠陥と同一であり、もっとも顕著
なものとして地色と装置の汚れ、ワイヤヒストリ、相互
作用性、および劣悪な文字品質がある。
トナー帯電の欠陥モードを回避した、平均的なトナー帯
電レベルをもつトナーおよび現像剤材料を設計すること
が望ましい。これによってベタ部、ハーフトーン部、微
細ライン、および文字部の現像が確実に行えると共に、
地色および画像の汚染が防止される。トナー帯電レベル
の分布は、分布のテールが画像品質に悪影響を及ぼさな
い(すなわち、低帯電の分布度合が、低トナー帯電レベ
ルに関連した、周知の画像品質特性の劣化を起こす程で
ない)ように十分に狭くする必要がある。トナーの帯電
レベルおよび分布は、顧客の稼働モード(ジョブの稼働
期間およびAC)の全範囲にわたって保持される必要が
ある。
よびジョブ稼働期間)の下で、高い平均トナー帯電およ
び狭い帯電分布が要求される。本発明では、後述する適
当な添加物の選択により優れたトナー帯電性および帯電
安定性を得ている。
摩擦接触した後の、μC/gで表される粒子重量当たり
の帯電量、Q/M、またはfC/μmで表される粒子径
当たりの帯電量、Q/Dのいずれかによって記述され
る。Q/Mの測定は周知のファラデーケージ法によって
行われる。トナー粒子の平均Q/Dの測定は、当業者に
周知の帯電分光(charge spectrograph)装置を用いて行
われる。この分光装置を用いて、測定されたトナー径
(μmで表されるD)に対するトナー粒子の帯電量(f
Cで表されるQ)の分布が測定される。測定結果は、f
C/10μmで表されるQ/D比と同じQ/D比(横座
標)についての粒子割合の周波数(縦座標)で表され
る。Q/D値に対する周波数の分布は、多くの場合ピー
ク位置(もっとも確率の高いQ/D値)と(例えばピー
ク値の半分の周波数値におけるfC/μmで表したピー
クの幅によって特定される)ピーク幅をもつ、ガウスま
たはローレンツ分布の形をとる。この全体分布から平均
のQ/D値が計算される。状況によっては、この周波数
分布は、前述の低速混合およびチャージスルーの挙動と
同様に、二つ以上の異なるピークを含む。
置に用いた場合に、前述の印刷品質を得るために、トナ
ー粒子のQ/Dは、例えば−0.1〜−1.0fC/μ
mで、好適には約−0.5〜−1.0fC/μmの平均
値をもつ必要がある。この帯電は、当該トナーを用いて
得られる像の鮮明さに適合するように、現像処理の間ず
っと安定に維持される必要がある。したがって、トナー
帯電の示す平均Q/D値の変化は、多くとも例えば0〜
0.25fC/μmの範囲にする必要がある。帯電分光
計で測定した、トナーの帯電分布は、狭小すなわち0.
5fC/μmより小さいピーク幅で好適には0.3fC
/μmより小さいピーク幅をもつこと、および単一モー
ドすなわち周波数分布内のピークは一つだけであること
が必要である。これらは、きわめて低帯電(十分に強い
クーロン引力に対して極端に小さい帯電)のトナーおよ
び誤表示のトナーはほとんどまたは全く存在しないこと
を示している。低帯電トナーの含量は、例えば全トナー
の6%以下で好適には2%以下にする必要がある。一
方、誤表示のトナーの含量は、例えば全トナーの3%以
下で好適には1%以下にする必要がある。
場合、本発明の好適な実施形態のHSD現像剤装置に用
いた場合に、前述の印刷品質を得るために、トナーは、
例えば−25〜−70μC/gで、より好適には−30
〜−60μC/gの摩擦電気の値を示す必要がある。摩
擦帯電は安定で、変化の範囲は多くとも例えば0〜15
μC/gで、好適には0以下から8μC/gまでにする
必要がある。
品質の要求内容はトナーの機能的性質に転換することが
できる。本発明によれば、機能的性質は、多くの印刷品
質の要求を満たすという目的をもつトナーに合わせて設
計される。一般に、シアン(C)、マゼンタ(M)、イ
エロー(Y)、および黒(K)の、四つの異なる色のト
ナーがフルカラー像の現像に使用される(ただし他の色
のトナーも使用可能である)。本発明においては、これ
らの各カラートナーは、好適には樹脂バインダ、適当な
色材、および一つ以上の添加物を含む添加物容器を含
む。適当かつ前述の性質をもつ本発明のトナーの作製用
として好適な材料について述べる。ただし、前述の機能
的性質を得るために使用される特定の方式は本発明の範
囲を制限するものではない。
される適当なトナー樹脂の代表例として、スチレンポリ
マー、アクリロニトリルポリマー、ビニルエーテルポリ
マー、アクリレートおよびメタクリレートポリマーなど
のビニルポリマー、エポキシポリマー、ジオレフィン、
ポリウレタン、ポリアミドおよびポリイミド、ジカルボ
ン酸およびジフェノールを含むジオールの重合エステル
化物、および架橋ポリエステルなどのポリエステル、等
がある。本発明のトナー成分用に選択されるポリマー樹
脂は、ホモポリマーまたは二つ以上のモノマーからなる
コポリマーを含む。さらに、上記各ポリマー樹脂を架橋
させたものも使用できる。
フセット(前記性質C)による影響をもっとも受けにく
い好適なバインダ樹脂の一つである。
ー成分として、スチレン、メチルスチレン、クロロスチ
レン、スチレンアクリレートおよびスチレンメタクリレ
ートなどの置換形スチレン、メチルアクリレート、エチ
ルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチル
アクリレート、プロピルアクリレート、ペンチルアクリ
レート、ドデシルアクリレート、n−オクチルアクリレ
ート、2−クロロエチルアクリレート、フェニルアクリ
レート、メチル−α−クロロアクリレート、メチルメタ
クリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレ
ート、プロピルメタクリレート、およびペンチルメタク
リレートを含むモノカルボン酸のエステルなどのビニル
エステル、スチレンブタジエン、塩化ビニル、アクリロ
ニトリル、アクリルアミド、アルキルビニルエーテル等
がある。さらに別の例として、p−クロロスチレンビニ
ルナフタレン、エチレン、プロピレン、ブチレンおよび
イソブチレンなどの不飽和モノオレフィン、塩化ビニ
ル、臭化ビニル、弗化ビニル、酢酸ビニル、ビニルプロ
ピオネート、ビニルベンゾアート、およびビニルブチラ
ートなどのビニルハライド、アクリロニトリル、メタク
リロニトリル、アクリルアミド、ビニルメチルエーテ
ル、ビニルイソブチルエーテル、およびビニルエチルエ
ーテルを含むビニルエーテル、ビニルメチルケトン、ビ
ニルヘキシルケトン、およびメチルイソプロペニルケト
ンを含むビニルケトン、ビニリデンクロライドおよびビ
ニリデンクロロフロライドなどのビニリデンハライド、
N−ビニルインドール、N−ビニルピロリドン等があ
る。
ステル樹脂中のジカルボン酸成分の代表例として、フタ
ル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、コハク酸、グルタ
ル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライ
ン酸、セバシン酸、マレイン酸、フマル酸、ジメチルグ
ルタル酸、ブロモアジピン酸、ジクロログルタル酸等が
ある。また、ポリエステル樹脂中のジオール成分の代表
例として、エチレングリコール、プロパンジオール、ブ
タンジオール、ペンタンジオール、ピナコール、シクロ
ペンタンジオール、ヒドロベンゾイン、ビス(ヒドロキ
シフェニル)アルカン、ジヒドロキシビフェニル、置換
形ジヒドロキシビフェニル等がある。
酸とジフェノールから誘導されるポリエステル樹脂が選
択される。これらの樹脂は、明細書全体を本願に引用し
て援用する米国特許第3,590,000号に開示され
ている。また、ビスフェノールAとプロピレンオキサイ
ドとの相互作用から得られるポリエステル樹脂であっ
て、特に前記得られた生成物をさらにフマル酸と相互作
用させたポリエステルを含むポリエステル樹脂、および
ジメチルテレフタレートと1,3−ブタンジオール、
1,2−プロパンジオール、およびペンタエリトリトー
ルとの相互作用から得られる分枝ポリエステル樹脂も好
適に使用される。さらに、低融点ポリエステル、特に相
互作用性押し出しによって作製された低融点ポリエステ
ルをトナー樹脂として選択することができる(明細書全
体を本願に引用して援用する米国特許第5,227,4
60号参照)。他の特定のトナー樹脂として、スチレン
−メタクリレートコポリマー、スチレンブタジエンコポ
リマー、PLIOLITES(商標)、および懸濁重合
スチレンブタジエンがある(明細書全体を本願に引用し
て援用する、米国特許第4,558,108号参照)。
ダは、米国特許第5,227,460号(前述の本願に
引用して援用する特許)に記載された種類の鎖状部と架
橋部の両方を含むポリエステル樹脂を含む。
体積粒子径が0.1μmより小さく、好適には約0.0
05〜約0.1μmのミクロゲル粒子からなる。この粒
子径は、走査型電子顕微鏡および透過型電子顕微鏡を用
いて決定される。このミクロゲル粒子は、鎖状部中を実
質的に均一に分散している。この樹脂は、当業者に既知
の相互作用性溶融混合法によって作製される。この、鎖
状部中に分散した高架橋密度のミクロゲル粒子は樹脂に
弾性を与え、それにより樹脂の最低定着温度に実質的に
影響を与えることなく、樹脂のオフセット性質が向上す
る。
不飽和ポリエステル樹脂などの鎖状不飽和樹脂(以下ベ
ース樹脂と呼ぶ)を架橋することによって作製される不
飽和ポリエステルなどの、部分架橋不飽和樹脂である。
前記架橋は、好適には相互作用開始剤を用いて、例えば
押し出し機などの溶融混合装置内で高温(例えば樹脂の
溶融温度より高くて、好適にはその溶融温度より約15
0℃高い温度までの温度)で高いせん断力を加えて行わ
れる。
約0.001〜約50重量%で、好適には約1〜約20
重量%、より好適には約1〜約10重量%で、もっとも
好適には約2〜9重量%の範囲のミクロゲルの重量分
(ゲル含量)をもつ。鎖状部は、前記トナー樹脂に対す
る重量割合で約50〜約99.999%、好適には約8
0〜約98%の範囲の(好適には不飽和ポリエステル
の)ベース樹脂を含む。好適にはこの樹脂の鎖状部は、
架橋相互作用時に未架橋で残った、低分子量の相互作用
性ベース樹脂で、好適には不飽和ポリエステル樹脂を含
む。
ドであって、異なる範囲のバインダの鎖状部と架橋部と
をもつ。ゲル浸透クロマトグラフィ(GPC)で測定し
た、鎖状部の数平均分子量(Mn)は、例えば約100
0〜約20,000で、好適には約3000〜約800
0の範囲にある。鎖状部の重量平均分子量(Mw)は、
例えば約2000〜約40,000で、好適には約50
00〜約20,000の範囲にある。これに対し、ゲル
部の重量平均分子量は一般に1,000,000より大
きい。鎖状部の分子量分布(Mw/Mn)は、例えば約
1.5〜約6で、好適には約1.8〜約4の範囲にあ
る。示差走査熱分析(DSC)で測定した鎖状部のオン
セット(onset)ガラス転移温度(Tg)は、例えば約5
0℃〜約70℃の範囲にある。
が約100℃〜約200℃で、好適には約100℃〜約
160℃、より好適には約110℃〜約140℃の低融
点トナーが得られると共に、溶融器ロールへのトナーの
裏写りが激減または防止される広い溶融自由度をもつ低
融点トナーが得られ、さらに高いトナー微粉化効率が維
持される。このトナー樹脂およびそれを用いたトナー
は、極端に少ないもしくは実質的にゼロの、ビニルまた
は文書オフセット性を示す。
は、(ゲル含量で測定して)高い架橋密度の、きわめて
高い分子量のミクロゲル粒子からなる。これら粒子は、
例えばテトラヒドロフラン、トルエン等の、あらゆる溶
剤に実質的に溶解しない。ミクロゲル粒子は、(あると
しても)きわめて微小な架橋間隔をもつ、高架橋度のポ
リマーからなる。この種の架橋ポリマーは、相互作用開
始剤を、鎖状不飽和ポリマーでより好適には鎖状不飽和
ポリエステルと、高温かつ高せん断力の下で相互作用さ
せることによって形成される。開始剤の分子はラジカル
へと分解し、ポリマーラジカルを形成するポリマー鎖内
の一つ以上の二重結合または他の相互作用サイトと相互
作用する。このポリマーラジカルは別のポリマー鎖また
はポリマーラジカルと何回も相互作用して、高度かつ直
線状に架橋したミクロゲルを形成する。これによってミ
クロゲルはきわめて高濃度になり、溶剤に膨潤されにく
いミクロゲルとなる。また、この高濃度ミクロゲルによ
って樹脂に弾性が付与され、最低定着温度に影響を与え
ることなく、高温オフセット温度が高まる。
リエステルは低分子量の縮合ポリマーであり、これらポ
リマーは、飽和および不飽和の両方の二塩基酸(または
無水物)とジヒドロキシアルコール(グリコールまたジ
オール)との段階的相互作用によって形成される。得ら
れた不飽和ポリエステルは二つの面で相互作用性(例え
ば架橋性)である、すなわち、(1)ポリエステル鎖に
沿った不飽和サイト(二重結合)、および(2)カルボ
キシル、ヒドロキシ他などの官能基で酸系の相互作用に
敏感な基、である。本発明に対して有用な典型的な不飽
和ポリエステルベース樹脂は、二塩基酸および/または
酸無水物およびジオールを用いて、溶融重縮合または他
の重合処理によって作製される。適当な二塩基酸および
二無水物として、限定はしないが、例えばコハク酸、グ
ルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸、イソフタル酸、テレフタル酸、
ヘキサクロロエンドメチレンテトラヒドロフタル酸、フ
タル酸無水物、クロレンジン酸無水物、テトラヒドロフ
タル酸無水物、ヘキサヒドロフタル酸無水物、エンドメ
チレンテトラヒドロフタル酸無水物、テトラクロロフタ
ル酸無水物、テトラブロムフタル酸無水物等、およびこ
れらの混合物などの飽和二塩基酸および/または無水
物、および、例えばマレイン酸、フマル酸、クロロマレ
イン酸、メタクリル酸、アクリル酸、イタコン酸、シト
ラコン酸、メサコン酸、マレイン酸無水物等、およびこ
れらの混合などの不飽和二塩基酸および/または酸無水
物がある。適当なジオールとして、限定はしないが、例
えばプロピレングリコール、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、ネオペンチルグリコール、ジプロピ
レングリコール、ジブロモネオペンチルグリコール、プ
ロポキシル化ビスフェノールA、2,2,4−トリメチ
ルペンタン−1,3−ジオール、テトラブロモビスフェ
ノールジプロポキシエーテル、1,4−ブタンジオール
等、およびこれらの混合があり、これらは、例えばテト
ラヒドロフラン、トルエン等の強力な溶剤に溶解する。
例えばマレイン酸無水物、フマル酸、等およびこれらの
混合などの二塩基酸および/または酸無水物、および、
例えばプロポキシル化ビスフェノールA、プロピレング
リコール等、およびそれらの混合などのジオールから作
製される。特に好適なポリエステルはポリ(プロポキシ
ル化ビスフェノールAフマレート)である。
ナーバインダ樹脂は、(a)鎖状プロポキシル化ビスフ
ェノールAフマレート樹脂と(b)この鎖状樹脂を相互
作用性押し出しによって架橋させた樹脂、との溶融押し
出し品を含み、得られた押し出し品は約2〜約9重量%
の総ゲル含量をもつ樹脂を含む。鎖状プロポキシル化ビ
スフェノールAフマレート樹脂は、例えば、Resan
a S/A Industrias Quimicas
(ブラジル、サンパウロ)からSPARIIの商標で、
あるいはDSM Polymer(オランダ、Gele
en)からNeoxyl P2294またはP2297
として市販されている。適当なトナー保存およびビニル
および文書オフセットの防止を目的とした場合、ポリエ
ステル樹脂ブレンドは、好適には例えば52〜64℃の
範囲のTgをもつ。プロポキシル化ビスフェノールAフ
マレート樹脂中の鎖状部のみをもつ樹脂を使用すると、
必要な溶融レオロジープロフィールは得られない。
物などの相互作用開始剤は、本発明の架橋トナー樹脂の
作製用として好適である。適当な有機ペルオキサイドと
して、例えばデカノイルペルオキサイド、ラウロイルペ
ルオキサイド、およびベンゾイルペルオキサイドなどの
ジアシルペルオキサイド、例えばシクロヘキサノンペル
オキサイドおよびメチルエチルケトンなどのケトンペル
オキサイド、例えばt−ブチルペルオキシネオデカノエ
ート、2,5−ジメチル2,5−ジ(2−エチルヘキサ
ノイルペルオキシ)ヘキサン、t−アミルペルオキシ2
−エチルヘキサノエート、t−ブチルペルオキシ2−エ
チルヘキサノエート、t−ブチルペルオキシアセテー
ト、t−アミルペルオキシアセテート、t−ブチルペル
オキシベンゾアート、t−アミルペルオキシベンゾアー
ト、oo−t−ブチルo−イソプロピルモノペルオキシ
カーボネート、2,5−ジメチル2,5−ジ(ベンゾイ
ルペルオキシ)ヘキサン、oo−t−ブチルo−(2−
エチルヘキシル)モノペルオキシカーボネート、および
oo−t−アミルo−(2−エチルヘキシル)モノペル
オキシカーボネートなどのアルキルペルオキシエステ
ル、例えばジクミルペルオキサイド、2,5−ジメチル
2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、t−ブ
チルクミルペルオキサイド、ビス(t−ブチルペルオキ
シ)ジイソプロピルベンゼン、ジ−t−ブチルペルオキ
サイド、および2,5−ジメチル2,5−ジ(t−ブチ
ルペルオキシ)ヘキサン−3などのアルキルペルオキサ
イド、例えば2,5−ジヒドロペルオキシ2,5−ジメ
チルヘキサン、クメンヒドロペルオキサイド、t−ブチ
ルヒドロペルオキサイド、およびt−アミルヒドロペル
オキサイドなどのアルキルヒドロペルオキサイド、およ
び例えばn−ブチル4,4−ジ(t−ブチルペルオキ
シ)バレラート(valerate)、1,1−ジ(t−ブチルペ
ルオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、
1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)シクロヘキサン、
1,1−ジ(t−アミルペルオキシ)シクロヘキサン、
2,2−ジ(t−ブチルペルオキシ)ブタン、エチル
3,3−ジ(t−ブチルペルオキシ)ブチラート(butyr
ate)、エチル3,3−ジ(t−アミルペルオキシ)ブチ
ラート、および1,1−ビス(t−ブチル(ペルオキ
シ))3,3,5−トリメチルシクロヘキサンなどのア
ルキルペルオキシケタールがある。適当なアゾ化合物と
して、アゾビス−イソブチロニトリル、2,2′−アゾ
ビス(イソブチロニトリル)、2,2′−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2′−アゾ
ビス(メチルブチロニトリル)、1,1′−アゾビス
(シアノシクロヘキサン)、およびその他の類似の既知
の化合物がある。
は約0.1〜約4重量%の範囲の、低濃度の相互作用開
始剤を使用可能にして、その全部を架橋相互作用に用い
ることによって、好適な実施形態の架橋相互作用で生成
される残留汚染物質を最小にすることができる。架橋は
高温で進行するので、相互作用はきわめて早く(例えば
10分より短くて、好適には約2秒〜約5分)、そのた
め未相互作用の開始剤は生成物中にほとんどまたは全く
残らない。
作用性樹脂を部分的に架橋させる、相互作用性溶融ミキ
シング法によって作製される。例えば、低融点のトナー
樹脂は次のステップを含む相互作用性溶融ミキシング法
によって作製される。すなわち、(1)溶融ミキシング
装置内で相互作用性ベース樹脂を溶融して溶融ポリマー
を形成、(2)好適には架橋相互作用開始剤を使用する
と共に相互作用温度を上昇させて、溶融ポリマーの架橋
を開始、(3)ベース樹脂の部分架橋が完了するための
十分な滞留時間の間、溶融ミキシング装置内に溶融ポリ
マーを保持、(4)架橋相互作用の間に十分高いせん断
力を与えて、せん断および混合の間中ゲル粒子を形成、
破砕、および溶融ポリマー中に十分に分散、(5)状況
により溶融ポリマーの揮発分除去を行って流出揮発分を
全て除去、および(6)状況により架橋後に付加的な鎖
状ベース樹脂を加えて、最終樹脂内に所望のレベルのゲ
ル含量を得る、の各ステップである。高温相互作用性溶
融ミキシング法によって、実質的にミクロゲル粒子のみ
の生成が可能な、きわめて高速の架橋が行える、またこ
の方法における高いせん断力はミクロゲルの過度の成長
を防止し、ミクロゲル粒子の樹脂中での均一分散を可能
にする。
機などの溶融ミキシング装置内で、溶融状態のポリマー
について化学相互作用を行わせる方法である。トナー樹
脂の作製においては、この相互作用を用いてポリマーの
化学構造と分子量を修正し、それによってポリマーの溶
融レオロジーおよび融着特性を修正する。相互作用性溶
融ミキシング法は特に高粘度の材料に対して有効であ
る。また、この方法は溶剤不要という利点があり、その
ため環境上の制御を行いやすい。所望の架橋量が得られ
ると、相互作用生成物は即座に相互作用チャンバから取
り出される。
常約70〜約98重量%で、より好適には約40〜約9
8重量%である。ただし、本発明の目的が達成されれ
ば、これよりも多い、または少ない量も可能である。
加物、界面活性剤、乳化剤、顔料分散体、流動用添加
物、脆化剤等と溶融ブレンド(すなわち混合)される。
得られた生成物をミリングなどの既知の方法で微粉化し
てトナー粒子を形成する。所望により、ポリエチレンワ
ックス、ポロプロピレンワックス、およびパラフィンワ
ックスなどの、約1000〜約7000の分子量をもつ
ワックスが、溶融剥離剤としてトナー成分の内部または
表面に含まれる。
発明のトナーに使用することができる。それら色材とし
て、Regal330カーボンブラック(Cabot
製)などのカーボンブラック、アセチレンブラック、ラ
ンプブラック、アニリンブラック、クロムイエロー、ジ
ンクイエロー、サイコファスト(Sicofast)イエロー、サ
ンブライトイエロー、ルナイエロー、ノバパーム(Novap
erm)イエロー、クロムオレンジ、ベイプラスト(Bayplas
t)オレンジ、カドミウムレッド、リソルスカーレット、
ホスタパーム(Hostaperm)レッド、ファナル(Fanal)ピン
ク、ホスタパームピンク、リソルレッド、ローダミンレ
イクB、ブリリアントカーミン、ヘリオゲン(Heliogen)
ブルー、ホスタパームブルー、ネオパン(Neopan)ブル
ー、PVファストブルー、シンカシ(Cinquassi)グリー
ン、ホスタパームグリーン、二塩基酸化チタン、コバル
ト、ニッケル、鉄粉、サイコパル(Sicopur)4068F
F、およびMapico Black(Columbi
a製)、NP608およびNP604(Norther
n Pigment製)、Bayferrox8610
(Bayer製)、MO8699(Mobay製)、T
MB−100(Magnox製)などの酸化鉄、および
これらの混合等を含む、適当な着色顔料、染料、および
それらの混合がある。
よび/またはイエローの色材は、トナーに所望の色を付
与する上で十分な量で含まれる。一般に、顔料または染
料は、カラートナーの場合は約2〜約60重量%で好適
には約2〜約9重量%の範囲の量で使用され、黒トナー
の場合は約3〜約60重量%の範囲の量で使用される。
適当な黒顔料を含んで、実際のTMAにおいて17以下
の明るさ(すなわちL*)が得られるようにする必要が
ある。もっとも好適な実施形態では、5重量%の添加量
のカーボンブラックが使用される。カーボンブラックが
好適である。
は、ベンチマークリソグラフィ4色カラー印刷で得られ
る色範囲と同程度の広い色範囲が得られるような、適当
な種類と添加量のシアン顔料を含む必要がある。もっと
も好適な実施形態では、この顔料は、70%の鎖状プロ
ポキシル化ビスフェノールAフマレート中に分散された
30%のSUN製PVファストブルー(ピグメントブル
ー15:3)を含み、11重量%の割合でトナー中に添
加される(約3.3%の顔料の添加に相当する)。
ーは、ベンチマークリソグラフィ4色カラー印刷で得ら
れる色範囲と同程度の広い色範囲が得られるような、適
当な種類と添加量のイエロー顔料を含む必要がある。も
っとも好適な実施形態では、この顔料は、70%の鎖状
プロポキシル化ビスフェノールAフマレート中に分散さ
れた30%のSUN製サンブライトイエロー(ピグメン
トイエロー17)を含み、約27重量%の割合でトナー
中に添加される(約8%の顔料の添加に相当する)。
ーは、ベンチマークリソグラフィ4色カラー印刷で得ら
れる色範囲と同程度の広い色範囲が得られるような、適
当な種類と添加量のマゼンタ顔料を含む必要がある。も
っとも好適な実施形態では、この顔料は、60%の鎖状
プロポキシル化ビスフェノールAフマレート中に分散さ
れた40%のBASF製ファナルピンク(ピグメントレ
ッド81:2)を含み、約12重量%の割合でトナー中
に添加される(約4.7%の顔料の添加に相当する)。
用可能である。本発明用の表面添加物としてもっとも好
適であるのは、SiO2、例えばTiO2および酸化アル
ミニウムなどの金属酸化物、および例えば脂肪酸の金属
塩(例えばステアリン酸亜鉛(ZnSt)、ステアリン
酸カルシウムなど)またはUnolin700などの長
鎖アルコールなどの潤滑剤、の内の一つまたは二つ以上
である。通常は、トナーの流動性向上、摩擦の促進、混
合の制御、現像および転写の安定性の向上、およびトナ
ーブロッキング温度の上昇のためにシリカがトナー表面
に塗布される。また、相対湿度(RH)の安定性の向
上、摩擦の制御、および現像および転写の安定性の向上
のためにTiO2が塗布される。
透過型電子顕微鏡(TEM)で測定、あるいはガス吸着
(すなわちBET)表面積の測定から計算して(球状粒
子と仮定して)、約30nmより大きくて、好適には少
なくとも40nmの一次粒子サイズをもつ。TiO
2は、広い範囲のカバレッジ面積およびジョブの稼働期
間にわたって現像と転写を維持する上で特に有用であ
る。好適にはSiO2およびTiO2は、例えば約140
〜200%の理論上の表面カバレッジ面積(SAC)の
範囲でトナー全面をカバレッジするようにトナー表面に
付与される。前記理論上のSAC(以下SACと呼ぶ)
は、全部のトナー粒子が球状で、かつ標準のコールタカ
ウンタ法で測定してトナーの体積平均直径に等しい直径
をもつと仮定し、さらに添加物粒子はチョウ密六方充填
構造でトナー表面上に一次粒子として分散していると仮
定して計算される。添加物の量とサイズに関する別の測
定基準として、各シリカおよびチタニア粒子等について
の「SAC×サイズ」(表面カバレッジ面積とナノメー
タで表される添加物の一次粒子サイズとの積)の合計が
ある。この測定基準において、全ての添加物の全体とし
てのSAC×サイズの範囲は、好適には例えば4500
〜7200である。チタニア粒子に対するシリカ粒子の
比は、一般に(重量%ベースで)50%シリカ/50%
チタニアから85%シリカ/15%チタニアまでの範囲
である。ただし、この比は、本発明の目的が達成されれ
ば、これらの値より大または小であってもよい。SAC
×サイズの値が小さいトナーは、可能性としてHSDシ
ステムにおいて適切な初期現像および転写をもたらすこ
とができるが、小さいカバレッジ面積(少ないトナー処
理量)での長期間稼働においては安定した現像および転
写特性をもたらすことができない。
DTMS(ドデシルトリメトキシシラン)またはHMD
S(ヘキサメチルジシラザン)を含む化合物で表面処理
されたものである。これらの添加物の例として、HMD
Sとアミノプロピルトリエトキシシランとの混合物でコ
ーティングされた、DeGussa/NipponAe
rosil社提供のNA50HSシリカ、例えばDTM
Sでコーティングされた二塩基酸化ケイ素コアL90な
どのフューム状シリカを含む、Cabot社提供のDT
MSシリカ、アミノ基をもつオルガノポリシロキサンで
コーティングされた、Wacker Chemie提供
のH2050EP、およびDTMSでコーティングされ
た、結晶性二塩基酸化チタンコアMT500Bを含む、
Tayca社提供のSMT5103がある。
トナーの表面添加物として使用され、このステアリン酸
亜鉛によって潤滑性が付与される。ステアリン酸亜鉛の
もつ潤滑性質によって、現像剤の導電率と摩擦性の両方
が改善される。加えて、ステアリン酸亜鉛によって、ト
ナーとキャリア粒子との接触回数が増加するために、優
れたトナー帯電性および帯電安定性を得ることができ
る。ステアリン酸カルシウムおよびステアリン酸マグネ
シウムも同様の働きをする。もっとも好適であるのは、
コールタカウンタ法で測定して約9μmの平均粒子径を
もつ、Ferro社提供のZinc Stearate
Lと呼ばれる市販のステアリン酸亜鉛である。
0.1〜5重量%のチタニア、約0.1〜8重量%のシ
リカ、および約0.1〜4重量%のステアリン酸亜鉛を
含む。
び帯電安定性に加えて、優れたトナー流動性が得られる
ように選択される。SiO2とTiO2との相対量の調整
に加えて、これら二種類の添加物の表面処理が、一定範
囲のトナー帯電が得られるように行われる。
に高めるために、任意成分として帯電強化用添加物がト
ナー内部またはトナー表面に付与される。これら添加物
として、アルキルピリジニウムハライド(全体を本願に
引用して援用する、米国特許第4,298,672号参
照)、有機スルフェートまたはスルフォネート成分(全
体を本願に引用して援用する、米国特許第4,338,
390号参照)、ジステアリルジメチルアンモニウムス
ルフェート、重硫酸塩等、およびその他の類似の既知の
帯電強化用添加物がある。また、BONTRON E−
88などのアルミニウム複合材料等の、負の帯電強化用
添加物も選択することができる。これら添加物のトナー
中の含有量は、約0.1〜約20重量%で、好適には1
〜約3重量%である。
によって作製される。それら方法の一つに、トナー樹脂
粒子と顔料粒子または色材を溶融ブレンドした後機械的
に摩砕する方法がある。その他の方法として、当業者に
周知の、スプレ乾燥、溶融分散、分散重合、懸濁重合、
および押し出しなどの方法がある。
鎖状樹脂と架橋樹脂の両方を含む)バインダと色材とを
ミキシング装置(好適には押し出し機)内で混合し、次
にこの混合物を押し出すことにより作製される。好適に
は押し出された混合物は、表面添加物として使用され
る、総量が約0.3〜約0.5重量%のシリカと共にグ
ラインダ中で微粉化される。このトナーが分級されて、
前述の所望の体積平均粒子サイズおよび割合をもつ微粉
を有するトナーが形成される。また、粗粒子、粗粉、お
よび巨大粒子を制限するための方法も検討される。続い
ての残留表面添加物をもつトナーのブレンドは、好適に
はミキサまたはブレンダ(例えばHenschelミキ
サ)を用いて行われ、その後スクリーン分別を行うこと
によって最終的なトナー産品が得られる。
入念に制御およびモニタされて、前述した必要な性質を
もつトナーが一貫して得られるようにされる。最初に、
各原料が各ホッパから閉ループシステム内の押し出し機
に送給される。各ホッパは、鎖状樹脂、架橋樹脂、予備
分散された顔料(すなわち、前述の鎖状プロポキシル化
ビスフェノールAフマレートなどのバインダの一部に分
散された顔料)、および再生トナー微粉を個別に収容す
る。
い粒子として先に作製されたトナーから除去されたトナ
ー微粉のことである。この粒子は材料中で大きい割合を
占めているため、この材料を回収して再生トナー微粉と
して工程内に戻すことがもっとも好適である。したがっ
てこの材料は、樹脂および色材に加えて、押し出し、摩
砕、あるいは分級の各工程でトナーに導入される全ての
添加物を既に含んでいる。この材料の、押し出し機中に
投入される全材料中の含有量は概ね約5〜約50重量%
である。
つ以上のモニタ装置でモニタされ、この装置から、押し
出し機に投入される各材料の量を制御するフィードバッ
ク信号が供給される。この信号によりトナーの組成と性
質が入念に制御されて、目的に合った生成物を得ること
ができる。このことは、前述の厳密なトナーの機能的性
質が要求される、本発明においてきわめて重要である。
インレオメータおよび近赤外線分光光度計の両方をモニ
タ装置として用いてモニタされる。オンラインレオメー
タは押し出し生成物の溶融レオロジーを評価して、鎖状
樹脂および架橋樹脂の供給量を制御する、フィードバッ
ク信号を供給する。例えば、溶融レオロジーが過度に高
い場合は、前記信号は、架橋樹脂に対して鎖状樹脂の付
加量を増やす必要があることを指示する。このモニタに
よって、前述した、HSD装置の機能を最大にするため
に満たす必要のある性質の一つである、トナーの溶融レ
オロジーの制御が行われる。
度計は、色材濃度のモニタに加えて、各色間の識別を行
う。分光光度計によって、押し出し機に加えられる色材
の量を適切に調整する信号が生成される。このモニタに
よって着色量の制御を行うことができ、それによりトナ
ー色度の機能的性質が発現されると共に、色の相互汚染
が識別される。このモニタにより、仕様外の産品は全て
モニタ時点で止められてラインから取り除かれ、一方仕
様内産品は下流の摩砕および分級装置へ進行する。
中の一部を添加することによって摩砕および分級作業が
容易になる。特に、0.1〜1.0%のシリカまたは金
属酸化物の流動補助剤をグラインダ中に注入することに
よって、摩砕作業の産品の変動レベルが減少し、摩砕工
程がより適切に制御されて最適レベルでの摩砕作業が可
能になる。さらに、この処理によってトナーの噴射速度
は10〜20%高められる。この方法で摩砕されたトナ
ーを分級してトナー粒子中の微粉部分を除去すれば、分
級の歩留まりと処理速度が向上する。このことは、前述
のトナーの諸性質を得るために、トナー粒子のサイズと
分布に対するきわめて厳密な制御を保つ必要のある、分
級過程でのコストの制御に役立つ。
レンダを用いて表面添加物と共にブレンドされる。この
ブレンドは、表面添加物の均一な分布と強固な付着が得
られるような仕方で行われる。得られたブレンド後のト
ナーは、適切なレベルおよび安定性をもつトナー流動性
および摩擦電気特性を有する。
調合される。好適には、トナー粒子をキャリア粒子と共
に混合して二成分現像剤成分を得る。
剤材料は、前述のトナー材料と同様の、一貫した、予測
可能な形で機能する必要がある。特にハイブリッド非ス
カベンジング現像システム環境において、トナーがその
ように機能するためのもっとも重要な現像剤材料パラメ
ータは、現像剤の帯電、現像剤の導電率、現像剤中のト
ナー濃度、現像剤の質量流量とバルク密度、キャリアサ
イズ分布、キャリアの磁気特性、および色度の変動であ
る。
パラメータが影響する印刷品質特性を記す。また、各特
性の好適な値を記す。
帯電(特性F)の場合と同様に、現像および転写(転写
効率と均一性を含む)性能との相関がある。
トナー帯電の欠陥モードを回避した、平均的なトナー帯
電レベルをもつトナーおよび現像剤材料を設計すること
が望ましい。これによって地色および画像の汚染が防止
されると共に、ベタ部、ハーフトーン部、微細ライン、
および文字部の現像が確実に行うことができる。現像剤
およびトナーの帯電レベルの分布は、分布のテールが画
像品質に悪影響を及ぼさない(すなわち、低帯電の分布
度合が、低トナー帯電レベルに関連した、周知の画像品
質特性の劣化を起こす程でない)ように十分に狭くする
必要がある。現像剤およびトナーの帯電レベルおよび分
布は、顧客の稼働モード(ジョブの稼働期間およびA
C)の全範囲にわたって保持される必要がある。
に、現像剤中のトナーの帯電は、トナーがキャリア粒子
と摩擦電気接触した後の、μC/gで表される粒子重量
当たりの帯電量、Q/M、またはfC/μmで表される
粒子径当たりの帯電量、Q/Dのいずれかによって記述
される。Q/Mの測定は周知のファラデーケージ法によ
って行われる。Q/D値の全分布の測定に加えて、トナ
ー粒子の平均Q/Dが、当業者に周知の帯電分光装置を
用いて行われる。本発明の好適な実施形態のHSD現像
剤装置に使用した場合に、前述の印刷品質を得るため
に、現像剤中のトナー粒子のQ/Dの平均値は、例えば
−0.1〜−1.0fC/μmで、好適には約−0.5
〜−1.0fC/μmにする必要がある。この帯電は、
当該トナーを用いて得られる像の鮮明さに適合した状態
で、現像処理の間ずっと安定に維持される必要がある。
したがって、トナー帯電の示す平均Q/D値の変化は、
多くとも例えば0〜0.25fC/μmにする必要があ
る。帯電分光計で測定した、現像剤中のトナーの帯電分
布は、狭小すなわち0.5fC/μmより小さくて好適
には0.3fC/μmより小さいピーク幅をもつこと、
および単一モードすなわち周波数分布内にピークを一つ
だけもつことが必要であり。これらは、きわめて低帯電
(十分に強いクーロン引力に対して極端に小さい帯電)
のトナーおよび誤表示のトナーはほとんどまたは全く存
在しないことを示す。低帯電トナーの含量は、例えばト
ナー粒子の総数の15%以下で、好適には全トナーの6
%以下、より好適には2%以下にする必要がある。一
方、誤表示トナーの含量は、例えばトナー粒子の総数の
5%以下で、好適には全トナーの3%以下、より好適に
は1%以下にする必要がある。相補的な周知のファラデ
ー箱測定を用いた場合、現像剤中のトナーは、好適には
例えば−25〜−70μC/gで、より好適には−35
〜−60μC/gの摩擦電気の値を示す必要がある。例
えばHSDシステムでの現像時に、トナーを用いた現像
の間に、摩擦電気は安定で、変化の範囲は多くとも例え
ば0〜15μC/gで、好適には0以下から8μC/g
までにする必要がある。
前述のトナー添加物は全て、優れた現像剤帯電性および
帯電安定性が得られるように選択される。キャリアの処
理条件、および選択されるトナー添加物のレベルは、現
像剤の帯電レベルに影響するように操作することができ
る。
ムは、従来式の二成分システムでの磁気ブラシを、一成
分システムで一般に使用されるドナーロールと共に用い
て、磁気ブラシから感光体表面にトナーを転写する。こ
のため、ドナーロールは丁度一回転でトナーを完全に再
装填する必要がある。一回転でドナーロールを完全に再
装填できないと、再装填と呼ばれる印刷品質欠陥が生じ
る。この欠陥は印刷物上でベタ部として表れ、このベタ
部はドナーロールの連続回転によって次第に白味が増
す。あるいは、一回のドナーロールの回転によって得ら
れた像のストラクチャが、次のドナーロールの回転によ
って印刷される像内に見える場合は、当業者においてゴ
ーストと呼ばれる、一成分電子写真現像に関連した現象
が表れる。高導電性の現像剤はこの欠陥の減少に役立
つ。現像剤の導電性を高めることによって、磁気ブラシ
からドナーロールへのトナー転写量を最大にすることが
できる。したがって、組み合わせ時には、一回転でドナ
ーロールを再装填する上で十分な導電性をもつ現像剤材
料を選択することが望ましい。
率に依存する。可能なもっとも導電性の高いキャリアを
得るために、例えば霧状化鋼製のコアで、一部が電気的
に絶縁性のポリマーでコーティングされて一定レベルの
キャリアコアが露出した導電性キャリアコアが使用され
る。この他に、導電性ポリマーを用いてキャリアコアを
コーティングする方法を使用することもできる。さら
に、不規則な形状のキャリアコアの場合はポリマーコー
ティングが流れ込む谷間が与えられ、表面の凹凸が残っ
てより導電性の高い現像剤が得られる。また、不規則な
形状のキャリアコアは、現像剤の全体的な導電性をもた
らす未コーティングのキャリア部分の凹凸相互の接触を
妨げずに、トナー粒子を前記谷間内のキャリアコア表面
に接触させてトナーに電荷を付与する働きがある。ま
た、トナー添加物容器へのステアリン酸亜鉛の付与はキ
ャリアおよびトナーの潤滑を助長して、キャリアとトナ
ー粒子との接触回数を増加させる。
の電圧を0.1インチ(0.25cm)の磁気ブラシに
印加して測定したとき、例えば3.5〜5.5重量%の
トナー濃度において10-11〜10-14(オーム・cm)
-1である。0〜0.5%のトナー濃度、すなわち裸のキ
ャリアまたは表面にごくわずかの残留トナーを担持した
キャリアでは、このキャリアは、上記と同条件で測定し
たとき10-8〜10-1 2(オーム・cm)-1の導電率を
もつ。
装置構成に対する要求で定まる。したがって、要求され
るトナー濃度を満たす現像剤をブレンドできること、お
よびトナー濃度を所望のレベルに制御できることが重要
である。
に対する重量比で、例えば1〜6%で、より好適には
3.5〜5.5%である。
囲が得られることが必要である。色材の選択により、一
般の4色電子写真から得られる場合より高い割合の標準
Pantone(商標)カラーを表現することができ
る。各トナーについて、色度(C*)を最大にする必要
があると共に、色を要求された色に正確に合致させてお
くことがきわめて重要である。現像剤ハウジング内の各
材料の影響により、トナーの色は、現像剤の経持劣化、
印刷カバレッジ面積、または他の装置の動作条件の関数
として変化する。この色の変化は、目的の色と実際の色
との差を用いて、特にΔECMCとして測定される(CM
Cは、色素および色材協会の色測定委員会を表す)。Δ
ECMCは、セクションDで定義された三次元L*,a*,
b*CIELAB空間での色変化を計算したものであ
る。キャリアも色変化または色度変化の要因となるが、
それにより生じる変化は単位ΔECMCの±約1/3のみ
である。したがって、トナーの色度が現像剤の状態の関
数として変化しないようなキャリアコアおよびキャリア
コアコーティングを選択することが重要である。
は、それらが淡い色合いもしくは無色で、かつ現像剤ハ
ウジング内で受ける摩耗に対して機械的に強靱であるよ
うに選択する必要がある。これにより、キャリアコーテ
ィングがすり減っていく場合に、ΔECMC特性が変化す
ることが防がれる。コーティングポリマーおよびコア
は、現像剤ハウジング内で受ける機械的摩耗に対しても
強靱であることが必要である。コーティングポリマーが
強靱でれば、色度変化の懸念なく濃く着色された添加物
をキャリアコーティング用として用いることができる。
使用する、全ての顧客環境における全ての装置および現
像剤の稼働条件において表れるΔECMCの範囲は、多く
とも例えば0〜0.60で、より好適には多くとも例え
ば0〜0.30である。
0:1のトナー体積平均径に対するキャリア体積平均径
の比を保つために、キャリアサイズも小さくすることが
望ましい。トナー体積平均径は周知のコールタカウンタ
法で決定され、キャリア体積平均径は周知のレーザ回折
法で決定された値である。この比によりほぼ1のTC 0
が得られる。TC0が1ということは、トナー濃度に対
する摩擦電気の感度が高いということに置き換えられ
る。したがってこの状態では、装置の制御システムはト
ナー濃度をハウジング内の摩擦電気のチューニングノブ
として用いることができる。また、キャリア中の微粉を
低いレベルに保持して印刷物上のビーズ形成を防止する
ことも重要である。一般に前記ビーズは、デブリを中心
とした削除部(debiris-centered deletions)(DCD
s)と呼ばれる印刷品質欠陥をもたらす。このため、キ
ャリア粒子サイズを制御して微細なキャリア粒子の量を
制限することが望ましい。
0:1のトナー体積平均径に対するキャリア体積平均径
の比を保つために、キャリアサイズも小さくすることが
望ましい。したがってキャリア粒子は、例えば約65〜
約90μmで、好適には70〜84μmの平均粒子サイ
ズ(径)をもつ必要がある。キャリア分布の微粉側は、
重量分布の約2.0%だけが38μmより小さいサイズ
をもつように十分に制御される。
な単位面積当たりの現像後トナーの重量(DMA)を示
す、一貫したかつ安定な現像性を示す必要がある。DM
Aの目標範囲は0.4〜1.0mg/cm2であり、こ
の値は、所定面積のトナーを感光体から除去した後秤量
することによって直接測定される、あるいは現像装置の
動作電圧での(例えばHSD現像装置では200Vのワ
イヤ電圧で)、感光体からの補正された反射率測定によ
って間接的に決定される。目標値からのDMAの変動
は、多くとも0.4mg/cm2で、もっとも好適には
多くとも0.2mg/cm2である。また現像剤は、高
い受像基材への転写効率を有して、転写後感光体面上に
残る残留トナーはごくわずかであるようにする必要があ
る。
述したように、現像剤の機能的性質に置き換えられる。
本発明により、機能的性質は、多くの印刷品質要求を満
たすという目標をもつトナーおよび現像剤に合わせて設
計される。前述の諸特性をもつ、前述の本発明のトナー
を含む現像剤の作製に使用されるキャリア用の適当かつ
好適な材料について以下に述べる。
混合用として選択されるキャリア粒子の代表例として、
トナー粒子の帯電と逆極性の帯電を摩擦電気的に得る能
力をもつキャリア粒子がある。適当なキャリア粒子の代
表例として、粒状ジルコン、粒状シリコン、ガラス、
鋼、ニッケル、フェライト、鉄フェライト、二塩基酸化
シリコン等がある。さらに、明細書全体を本願に引用し
て援用する、米国特許第3,847,604号に開示さ
れている、球状のニッケルキャリアビーズを含むニッケ
ルベリー(berry)状のキャリアがキャリア粒子として
選択される。このキャリア粒子の特徴は、窪みと突起部
が繰り返し現れてその結果比較的大きい表面積をもつ粒
子になっていることである。その他のキャリアについて
は、明細書全体を本願に引用して援用する、米国特許第
4,937,166号および4,935,326号に開
示されている。
アは、例えばHoeganaes社市販の霧状化鋼を含
む。
されて、またはされずに使用される。一般にコーティン
グ材料としては、ポリビニリデンフロライド樹脂などの
フルオロポリマー、スチレンのターポリマー、メチルメ
タクリレート、トリエトキシシランなどのシラン、テト
ラフルオロエチレン、および他の既知のコーティング材
料等がある。
アは、Soken市販の、300,000〜350,0
00の重量平均分子量をもつポリメチルメタクリレート
(PMMA)で部分コーティングされる。通常PMMA
は電気陽性ポリマー、すなわち接触したトナーに負の電
荷を付与するポリマーである。
ノマーと共重合され、この相互作用は得られたコポリマ
ーが適当な粒子サイズを保持する限り行われる。適当な
コモノマーとして、ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、ジエチルアミノエチルメタクリレート、ジイソプロ
ピルアミノエチルメタクリレート、またはt−ブチルア
ミノエチルメタクリレート等のモノアルキルまたはジア
ルキルアミンがある。
リア粒子の重量に対して、例えば約0.05〜約10重
量%で、より好適には約0.05〜約3重量%のポリマ
ーとキャリアコアとを、機械的充填および/または静電
的引き寄せによってトナーがキャリアコアに付着するま
で、十分に混合することによって作製される。
ダ状で付加され、平均粒子サイズは1μmより小さく、
好適には0.5μmより小さい。各種の適当な有効手段
を用いてキャリアコア粒子の表面にポリマーが付加され
る。この目的のための典型的な手段の例として、カスケ
ードロールミキシング、またはタンブリング、ミリン
グ、シェーキング、静電パウダクラウドスプレ、流動
床、および静電ディスク処理による、静電カーテンを用
いた、キャリアコア材料とポリマーとの結合がある。
は、ポリマーコーティングの分解温度より低い温度に加
熱される。例えば、この混合物は、例えば約10分〜約
60分の間、約90℃〜約350℃の温度に加熱され、
ポリマーは溶融してキャリアコア粒子に融着する。この
後、コーティングされたキャリア粒子を冷却した後、所
望の粒子サイズに分級する。好適にはコーティングは、
キャリアの重量に対して例えば0.1〜3.0重量%
で、好適には0.5〜1.3重量%のコーティング重量
をもつ。
では、キャリアコアのポリマーコーティングは、PMM
A(もっとも好適にはドライパウダ状で付加されるPM
MA)を含む。また、このポリマーコーティングは、1
μmより小さくて、好適には0.5μmより小さい平均
粒子サイズをもち、220℃〜260℃程度の高温でキ
ャリアコアに付加(溶融および融着)される。260℃
より高い温度はPMMAを変質、劣化させる。本発明の
キャリアおよび現像剤の摩擦電気の整調は、キャリアコ
ーティングの付加温度によって行われ、ある所定の温度
までは温度上昇により摩擦電気は増加する。前記所定の
温度以上に温度が上がると、高温の作用によってポリマ
ーコーティングが劣化し、そのため摩擦電気は減少す
る。
化およびフリンジ領域の現像性の向上が期待できる。
体積平均径に対するキャリアの体積平均径の比を保持す
ることが望ましい。したがってキャリア粒子は、例えば
約65〜約90μmで、好適には70〜89μm、もっ
とも好適には75〜85μmの平均粒子サイズ(体積平
均径)をもつ必要がある。キャリア粒子のサイズ分布
は、さらに、重量比でキャリア粒子の10%以下が50
μmより小さい径をもち、重量比でキャリア粒子の10
%以下が120μmより大きい径をもつ必要があるよう
に規定される。キャリア分布の微粉側は十分に制御され
て、重量分布の約2.0%だけが38μmより小さいサ
イズをもち、好適には重量分布の約1.0%だけが38
μmより小さいサイズをもつようにされる。
トナー粒子と混合される。しかしながら、約1重量部〜
約5重量部のトナー粒子を約10重量部〜約300重量
部のキャリア粒子と混合した時で、好適には3.4重量
部〜5.3重量部のトナー粒子を90重量部〜110重
量部のキャリア粒子と混合した時に最良の結果が得られ
る。したがって現像剤成分中のトナー濃度は、好適には
3.0〜5.5重量%である。
て、6より大きい形状指数をもつキャリアコアの使用が
好適であることが明らかにされている。本願に用いる性
能指数は、前述の標準レーザ回折法によって測定され
た、コア粒子の体積平均径を用いて計算した等価球表面
積(ESSA)に対するBET表面積の比として定義さ
れる。性能指数は、キャリアコアの表面形態の一尺度と
なる。
はコア粒子のBET表面積に強く影響され、一方摩擦電
気性質はコア粒子のBET表面積による強い影響は受け
ない。
特定のコアのサイズおよび密度に固有の、BET表面積
に加えて、平滑な球面をもつと仮定されたキャリアコア
の理論表面積でBET表面積を割ることによって算出さ
れた、形状指数による表現も有用である。コア粒子の体
積平均径を用いて計算される理論表面積(等価球表面積
(ESSA)とも呼ばれる)は次式で与えられる。
n Instruments社市販のMastersi
zer Xを用いた)コアの半径で、dはコアの密度で
ある。本発明の好適な霧状化鋼の場合、密度は7g/c
m3である。
つキャリアコアの場合、ESSAは、(3/(77×1
0-4μm×7g/cm3)から導かれ、55.7cm2/
gになる。
コアのBET表面積であるため、無単位数である。コア
の形状指数が増えると、コアの表面形態はより不規則に
なる。6.0より大きく、好適には6.8より大きく
て、もっとも好適には7.0以上の形状指数をもつキャ
リアコアの使用がもっとも好適である。そのような形状
指数をもつコアは、優れた導電率(例えば10-12モー
/cm)に加えて、優れた摩擦性をもつ。Hoegan
aes社市販のもっとも好適な霧状化鋼は7.9の形状
指数をもつ。
正な補給剤材料比率を決定するためのサンプル現像剤を
モデル化したプロットを示す図である。
における適正な補給剤材料比率を決定するためのサンプ
ル現像剤をモデル化したプロットを示す図である。
7)
えば感光体)表面の潜像の現像に使用されると共に、ハ
ウジングの現像チャンバ内において補給される必要があ
る。このため、補給モードで動作している間、追加用ト
ナーが、補給剤を収容したディスペンサからハウジング
内の現像チャンバ中に付加されて、ハウジング内のトナ
ーが維持される。補給剤は、トナー粒子およびキャリア
粒子の両方を含む。補給剤中の補給剤材料比率(トナー
対キャリアの比)は、前記補給割合(すなわち補給剤が
ハウジング内に付加される割合)によって必然的に、追
加される所定量のトナーに加えて前記補給剤材料比率で
設定された量のキャリアが付加されるため、きわめて重
要である。このため、前記補給割合で付加されるキャリ
アの量が適切であって、画像形成装置の適正動作が連続
的に保持されるように、補給剤材料比率を適切に決定す
る必要がある。
コアのBET表面積であるため、無単位数である。コア
の形状指数が増えると、コアの表面形態はより不規則に
なる。6.0より大きく、好適には6.8より大きく
て、もっとも好適には7.0以上の形状指数をもつキャ
リアコアの使用がもっとも好適である。そのような形状
指数をもつコアは、優れた導電率(例えば10-12モー
/cm)に加えて、優れた摩擦性をもつ。Hoegan
aes社市販のもっとも好適な霧状化鋼は7.9の形状
指数をもつ。以下に、本発明の他の好適な実施の形態を
示す。トナー粒子とキャリア粒子とを含む補給剤材料で
あって、前記補給剤中の前記キャリア粒子に対する前記
トナー粒子の補給剤材料比率は、少なくとも一つの前記
現像剤の性質および受像部材上に記録された静電潜像を
現像する装置の少なくとも一つの動作特性の関数として
決定される補給剤材料において、前記装置は、トナー粒
子とキャリア粒子とを含む現像剤の供給源を有するチャ
ンバを画定するハウジングと、受像部材から間隔を置
き、かつ前記現像剤中のトナー粒子を前記チャンバから
前記受像部材に近接した現像ゾーンに移送するように取
り付けられたドナー部材と、前記受像部材と前記ドナー
部材との間の前記現像ゾーンに位置した少なくとも一つ
のワイヤと、電流によって現像動作の間に前記少なくと
も一つのワイヤを電気的にバイアスして前記ドナー部材
からトナー粒子を分離する電圧供給源であって、それに
より前記現像ゾーンにトナー粒子雲が形成され、前記雲
からのトナー粒子によって前記潜像が現像される構成の
電圧供給源と、および補給剤粒子を前記チャンバ中に供
給する少なくとも一つのディスペンサと、を含むことを
特徴とする補給剤材料である。
Claims (2)
- 【請求項1】 トナー粒子とキャリア粒子を含む補給剤
材料であって、前記補給剤中の前記キャリア粒子に対す
る前記トナー粒子の補給剤材料比率は、少なくとも一つ
の前記現像剤の性質および受像部材上に記録された静電
潜像を現像する装置の少なくとも一つの動作特性の関数
として決定される補給剤材料において、前記装置は、 トナー粒子とキャリア粒子を含む現像剤の供給源を有す
るチャンバを画定するハウジングと、 受像部材から間隔を置き、かつ前記現像剤中のトナー粒
子を前記チャンバから前記受像部材に近接した現像ゾー
ンに移送するように取り付けられたドナー部材と、 前記受像部材と前記ドナー部材との間の前記現像ゾーン
に位置した少なくとも一つのワイヤと、 電流によって現像動作の間に前記少なくとも一つのワイ
ヤを電気的にバイアスして前記ドナー部材からトナー粒
子を分離する電圧供給源であって、それにより前記現像
ゾーンにトナー粒子雲が形成され、前記雲からのトナー
粒子によって前記潜像が現像される構成の電圧供給源
と、 および補給剤粒子を前記チャンバ中に供給する少なくと
も一つのディスペンサと、を含むことを特徴とする補給
剤材料。 - 【請求項2】 画像現像装置に付加される、トナー粒子
とキャリア粒子を含む補給剤の補給剤材料比率を設定す
る方法において、 前記補給剤中の前記キャリア粒子に対する前記トナー粒
子の前記補給剤材料比率を、前記装置用の現像剤の少な
くとも一つの性質および前記装置の少なくとも一つの動
作特性の関数として決定することを含むことを特徴とす
る方法。
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