JP2001264394A - ディジタルノイズ発生回路とアナログセルの評価方法 - Google Patents

ディジタルノイズ発生回路とアナログセルの評価方法

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JP2001264394A
JP2001264394A JP2000077328A JP2000077328A JP2001264394A JP 2001264394 A JP2001264394 A JP 2001264394A JP 2000077328 A JP2000077328 A JP 2000077328A JP 2000077328 A JP2000077328 A JP 2000077328A JP 2001264394 A JP2001264394 A JP 2001264394A
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JP2000077328A
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Inventor
Takamasa Kyutoku
卓真 休徳
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部からコントロールして定量的に発生ノイ
ズ量をコントロールすることのできるディジタルノイズ
発生回路を提供することを目的とする。 【解決手段】 初期値が設定可能なNビットカウンタ5
と、複数のリングオシレータ発振器7とを有し、前記複
数のリングオシレータ発振器7のうちのNビットカウン
タ5の出力に応じた台数のリングオシレータ発振器7を
動作させて発生ノイズ量を定量的にコントロールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】ディジタル・アナログ混載L
SIの評価に使用できるディジタルノイズ発生回路とア
ナログセルの評価方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のLSI製造プロセスの微細化に伴
い、低電圧におけるアナログセルの動作および特性の保
証が、LSI開発推進および他社との差別化を図る上
で、重要となってきている。
【0003】通常、ディジタル・アナログ混載LSIの
テスター上の評価においては、周辺ロジック回路からの
アナログセルに対するノイズ影響に起因するアナログセ
ルの動作および特性不良の問題が多々発生しており、デ
ィジタル・アナログLSIを開発する上で、解決しなけ
ればならない重要な課題となっている。
【0004】また、アナログセル開発に当たっては、そ
の評価方法としてアナログセルのみを搭載した評価用の
テストLSIを開発し、アナログセル単体としての動作
および特性評価を行い、その評価の結果からアナログセ
ルとしての動作および特性を保証している。
【0005】そのため、アナログセルの開発段階で、周
辺ロジックからのノイズに対する評価が十分に行われて
いないため、LSIのテスター上の評価においてアナロ
グセルの動作および特性不良が発生したときに、初めて
その原因追求および対策方法の検討が始まるというのが
現状である。
【0006】現在、原因を特定しその対策方法を見つけ
出すまでに、試行錯誤を重ね、LSI内部の回路変更や
レイアウト変更を何度も行い、何度もLSIの作り直し
を行うといった作業を繰り返すことにより、ようやく最
終的にその原因を特定し、対策を実施するといった手法
がとられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この従来の手法では、
原因を特定して実際に実LSIに対策を実施するまでに
莫大な解析時間と費用がかかってしまい、半導体メーカ
ーにとっても、カスタマーにとっても大きな問題となっ
ている。
【0008】従来のディジタル・アナログ混載LSIの
テスター上の評価において、周辺ロジック回路からのア
ナログセルに対するノイズ影響に起因するアナログセル
の動作および特性不良の問題が多々発生している。
【0009】しかしながら、アナログセル開発時に、ア
ナログセルに対する周辺ロジックからのノイズ影響を定
量的に評価するためのディジタルノイズ発生回路が存在
しなかった。
【0010】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、外部からコントロールして定量的に発生ノイズ量
をコントロールすることのできるディジタルノイズ発生
回路を提供することを目的とする。
【0011】また、従来のディジタル・アナログ混載L
SIのテスター上の評価において、周辺ロジック回路か
らのアナログセルに対するノイズ影響に起因するアナロ
グセルの動作および特性不良の問題が多々発生してい
る。
【0012】しかしながら、ディジタル・アナログ混載
LSIのテスター上の評価において、アナログセルの動
作および特性不良が発生した場合に、その原因を定量的
に特定又は推測するための有効な手段がなく、その不良
の原因を特定又は推測し実LSI上でその対策を実施す
るまでに、試行錯誤を重ね、結果的に莫大な解析時間と
費用を費やしてしまうのが非常に問題であった。
【0013】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、アナログセルのノイズ耐性判断又はアナログセル
の動作および特性不具合が生じた場合に、その原因を定
量的に特定または推測できるアナログセルの評価方法を
提供することを目的とする。
【0014】また、従来のディジタル・アナログ混載L
SIのテスター上の評価において、周辺ロジック回路か
らのアナログセルに対するノイズ影響に起因するアナロ
グセルの動作および特性不良の問題が多々発生してい
る。
【0015】しかしながら、アナログセルの周辺ロジッ
クからのノイズ影響をLSIレイアウト上で、予め回避
させる方法を発見するための有効な手段がないため、起
こるであろうと予測される問題に対して、何の手段を講
じないままアナログセルのレイアウトを行っているのが
現状であり、問題が発生してから、その対策を実施する
までに、試行錯誤を重ね、結果的に莫大な解析時間と費
用を費やしてしまうのが非常に問題であった。
【0016】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、アナログセルの周辺ロジックからのノイズ影響を
LSIレイアウト上で、予め回避する有効性を判断でき
るアナログセルの評価方法を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
ディジタルノイズ発生回路は、初期値が設定可能なNビ
ットカウンタと、複数のリングオシレータ発振器とを有
し、前記複数のリングオシレータ発振器のうちの前記N
ビットカウンタ出力に応じた台数のリングオシレータ発
振器を動作させて発生ノイズ量を定量的にコントロール
できるように構成したことを特徴とする。
【0018】本発明の請求項2記載のアナログセルの評
価方法は、アナログセル開発段階においてアナログセル
評価用のテストLSIに評価するべきアナログセルと発
生ノイズ量を定量的にコントロールできるディジタルノ
イズ発生回路を搭載し、外部からディジタルノイズ発生
回路をコントロールして仮想ノイズを発生させて前記ア
ナログセルの周辺ロジックからのノイズ耐性を判断しア
ナログセルの動作および特性不良原因を定量的に評価す
ることを特徴とする。
【0019】本発明の請求項3記載のアナログセルの評
価方法は、評価するアナログセルと発生ノイズ量を定量
的にコントロールできるディジタルノイズ発生回路を搭
載して各種ノイズ影響回避対策別にLSI化し、各テス
トLSIごとに、定量的に発生ノイズ量をコントロール
してアナログセルの動作および特性を定量的に評価して
最適なノイズ影響を回避できる対策を判断することを特
徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
1〜図12に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1と図2は本発明の(実施の形態
1)のディジタルノイズ発生回路を示す。
【0021】4はNビット初期値設定用レジスタ(以
下、Nビットレジスタと称す)、5はNビットカウンタ
で、Nビットレジスタ4によって初期値が設定される。
6はノイズ発振器コントロール回路で、Nビットカウン
タ5によって制御されている。7は何れもノイズ発振器
で、ここではN個のノイズ発振器が設けられており、コ
ントロール回路6によって制御されている。
【0022】Nビットレジスタ4とNビットカウンタ5
は、発生させたいディジタル発生ノイズ量あるいはサン
プリングするデータ精度により、ビット数を任意に増減
して構成することができ、ここでは、Nビットとして取
り扱う。1はNビットレジスタ4のリセット入力信号、
2はNビットカウンタ5の初期値設定用のデータ入力信
号、3はクロック入力信号、8はノイズ発振器の周波数
モニター用出力信号である。
【0023】各ノイズ発振器7は、図2のように奇数段
のインバーターチェーンによるリングオシレータ11で
構成されており、このノイズ発振器7も発生させたいデ
ィジタルノイズ量あるいはサンプリングするデータ精度
により、リングオシレータの段数を任意に増減して構成
することができ、ここでは、M段として取り扱う。9は
ノイズ発振器イネーブル信号でコントロール回路6の出
力によってHレベル/Lレベルに切り換えられる。10
はノイズ発振器コントロール用ANDゲートである。
【0024】外部からの各入力信号1〜3により、Nビ
ットレジスタ4に初期値を設定し、Nビットカウンタ5
を任意のカウンタ値に設定することができるようになっ
ている。また、外部からの信号(図示せず)により、ノ
イズ発振器コントロール回路6でノイズ発振器のスター
トおよびストップ動作をコントロールすることができ
る。
【0025】前記N個のノイズ発生器7のうちの動作さ
せるノイズ発振器の数は、ノイズ発振器コントロール回
路6を介して前記Nビットカウンタ5に設定されたカウ
ンタ値により選択することができるように構成されてお
り、動作させるノイズ発振器7の数により、発生するデ
ィジタルノイズ量を選択することができる。
【0026】このように、構成されたディジタルノイズ
発生回路を使用して、外部からの入力信号によりNビッ
トカウンタ5に設定するカウンタ値、すなわち、動作さ
せるノイズ発振器の数と動作時の電源ライン上のノイズ
量との相関関係をあらかじめとることにより、回路上の
カウンタ値をコントロールだけで、空間に輻射されるノ
イズ量や電源ラインから漏洩するノイズ量を定量的に可
変できる。
【0027】カウンタ値の設定については、Nビットカ
ウンタを外部からリセット入力信号およびクロック入力
信号のみで、直接にカウンタ値を設定するように構成し
た場合には、Nビットレジスタ4は省略が可能である。
【0028】ノイズ発振器コントロール回路6によるス
タートおよびストップ動作コントロールは、Nビットカ
ウンタ5をスタートまたはストップさせるように構成し
た場合には、ノイズ発振器コントロール回路6を省略も
可能である。
【0029】(実施の形態2)図3は本発明の(実施の
形態2)のアナログセル評価用のテストLSIを示し、
12はアナログセル、13は(実施の形態1)に示した
ディジタルノイズ発生回路である。
【0030】この実施の形態では、PLLセルをアナロ
グセルの1例として、ノイズ耐量の判断およびPLLの
位相ジッターによる特性不良が発生した場合に、その原
因を定量的に特定または推測するアナログセルの評価方
法手法を具体的に説明する。
【0031】図4の14は、PLLセルの基準入力クロ
ック、15は仕様規格値における出力クロック、16は
不具合時における出力クロックの波形を示している。図
4で図示されているように、位相ジッターとは、PLL
セルの基準入力クロックに対する出力クロックの位相ず
れを意味する。
【0032】アナログセル開発段階において、図3のよ
うに、アナログセル評価用テストLSIに、PLLセル
のアナログセル12とディジタルノイズ発生回路13を
搭載する。
【0033】ディジタルノイズ発生回路13を搭載する
ことによって、定量的に発生ノイズ量をコントロールす
ることができるため、図5のように発生ノイズ量を定量
的に増やしていくと位相ジッターが比例して増えていく
様子が評価結果からわかる。
【0034】通常、PLL回路を設計する際には、図5
の17のように、仕様設計段階から位相ジッター量の許
容範囲および図5の18のようにPLLセルの仕様上の
位相ジッター規格値を設定する。19はアナログセルの
限界ノイズ耐性、20は最終的なアナログセル仕様規格
値に対するノイズ耐性である。
【0035】図5のように、それぞれの規格に対して線
を引くと、図5の19および20のようにアナログセル
の限界ノイズ耐性およびアナログセル仕様書の規格値に
対するノイズ耐性を抽出することができる。
【0036】また、実際のディジタル・アナログ混載L
SIの評価において、PLLセル動作および特性上の不
具合が生じた場合に、PLLの位相ジッターを測定する
ことにより原因となる内部または電源系で発生している
ノイズ量を上記の相関関係から、推定することができ
る。
【0037】このように、ディジタルノイズ発生回路を
搭載したアナログセル評価用のテストLSIを使用して
ノイズ量によるアナログセルの動作および特性の変動を
予め評価することにより、アナログセルの性能としての
ノイズ耐性の判断またはおよびアナログセルの動作およ
び特性不具合の原因を、特定または推測することが可能
となる。
【0038】なお、アナログセル12をPLLセルとし
たが、PLLセルの代わりに他のあらゆる種類のアナロ
グセルを用いても同様の手法で、アナログセルの性能と
してのノイズ耐性の判断またはおよびアナログセルの動
作および特性不具合の原因を、特定または推測すること
が可能となる。
【0039】(実施の形態3)図6〜図12は(実施の
形態3)を示す。この実施の形態では、PLLセルをア
ナログセルの1例として、アナログセルに対する周辺ロ
ジックからのノイズ影響を回避対策方法評価用のテスト
LSIに、評価するアナログセルと前記のディジタルノ
イズ発生回路を搭載し、各種ノイズ影響回避対策方法別
にノイズ耐性を定量的に評価することにより、LSIレ
イアウト上のアナログセルに対する周辺ロジックからの
ノイズ影響を回避させる有効な手法を、具体的な実施例
に基づいて説明する。
【0040】(実施例1)この(実施例1)では、電源
分離を行わない場合のアナログセルレイアウト評価用テ
ストLSIレイアウトを使用したノイズ量に対するPL
Lの位相ジッター量の評価結果を基準に、周辺ロジック
からのノイズ影響を回避させる対策として、電源分離を
行う方法が有効であるかどうかを判断する手法について
説明する。
【0041】図6は、電源分離を行なう場合のPLLの
位相ジッター量とノイズ量との相関関係との比較を行う
ための基準を評価するためのものである。レイアウト
上、電源分離を行わない図6のアナログセルレイアウト
評価用テストLSIのレイアウトでは、コア部分には、
PLLセル12と前記ディジタルノイズ発生回路13を
搭載し、その周辺のI/Oセル領域には、電源21、グ
ランド22がリング上に配線されている。
【0042】図7は電源分離を行なう場合のアナログセ
ルレイアウト評価用テストLSIのレイアウトを示し、
コア部分には、PLLセル12と前記ディジタルノイズ
発生回路13を搭載し、その周辺のI/Oセル領域には
電源21、グランド22がリング上に配線されている。
図6との違いとしては、電源21およびグランド22の
リングの途中に、ESD対策のための保護素子23を2
箇所挿入することにより、アナログ電源・グランド系と
ディジタル電源・グランド系とを分離している。
【0043】図6および図7それぞれのレイアウト構成
において、前記ディジタルノイズ発生回路13を使用し
て、定量的に、PLLの位相ジッター量とノイズ量との
相関関係を評価し、それぞれの結果を比較する。図11
がその結果である。
【0044】図11は電源分離を行わなかった場合26
と電源分離を行った場合27のそれぞれのレイアウトに
対するPLLの位相ジッター量とノイズ量の相関グラフ
を示している。
【0045】この結果からも明らかなように、電源分離
を行わない場合のノイズ量に対するPLLの位相ジッタ
ー量より、電源分離を行った場合のノイズ量に対するP
LLの位相ジッター量の方が、少ないことがわかる。
【0046】よって、電源分離を行うことが、周辺ロジ
ックからのノイズ影響を回避させる対策として、有効で
あることがわかる。このように、レイアウト上電源分離
を行うことにより、周辺ロジックからのアナログセルに
対するノイズ影響を弱めることができる。
【0047】(実施例2)この(実施例2)では、図7
に示したように電源分離を行った場合のアナログセルレ
イアウト評価用テストLSIレイアウトを使用し、ノイ
ズ量に対するPLLの位相ジッター量の評価結果を基準
に、周辺ロジックからのノイズ影響を回避させる対策と
して、電源・グランド間に容量セルを挿入する方法が有
効であるかどうかを判断する手法を、具体例に基づいて
説明する。
【0048】図8はレイアウト上、アナログ電源・グラ
ンド間に容量セルを挿入した場合のアナログセルレイア
ウト評価用テストLSIのレイアウトを示し、コア部分
には、PLLセル12と前記ディジタルノイズ発生回路
13を搭載し、その周辺のI/Oセル領域には、電源2
1、グランド22がリング上に配線されている。図7と
の違いは、アナログ電源・グランド間に容量セル24を
挿入している点である。
【0049】この容量セル24は、ディジタルノイズ発
生回路(周辺ロジック)からのノイズ影響を受けると思
われるアナログ電源のノイズ量を鈍らせるために、挿入
している。
【0050】図9は、図8と同様なレイアウト構成で、
アナログ電源・グランド間ではなく、ディジタル電源・
グランド間に容量セル25を挿入している。図10は、
図8と同様なレイアウト構成で、容量セル24をアナロ
グ電源・グランド間に挿入するとともに、ディジタル電
源・グランド間にも容量セル25を挿入している。
【0051】図7〜図10のレイアウト構成において、
前記ディジタルノイズ発生回路13を使用して、定量的
にアナログセル12としてのPLLセルの位相ジッター
量とノイズ量との相関関係を評価し、それぞれの結果を
比較する。図12がその結果である。
【0052】この結果からも明らかなように、容量セル
を挿入しない場合のノイズ量に対するPLLセルの位相
ジッター量より、デジタル電源・グランド間に容量セル
を挿入 >アナログ電源・グランド間に容量セルを挿入
>デジタル電源・グランド間とアナログ電源・グラン
ド間に容量セルを挿入した場合の順番で、ノイズ量に対
するPLLの位相ジッター量の方が、少ないことがわか
る。
【0053】よって、容量セルを挿入することが、周辺
ロジックからのノイズ影響を回避させる対策として、有
効であることがわかる。このように、レイアウト上、容
量セルを挿入することにより、周辺ロジックからのアナ
ログセルに対するノイズ影響を弱めることができる。
【0054】なお、アナログセルをPLLとしたが、P
LLのかわりに、他のあらゆる種類のアナログセルを用
いても同様の手法でノイズ影響を回避させる有効な方法
を判断できる。
【0055】また、周辺ロジックからのノイズ影響を回
避させる対策として、電源分離と容量セルの挿入につい
て説明したが、他にアナログセルと周辺ロジック間を絶
縁体でシールドした場合などに、これを評価する場合な
どにも有効である。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明のディジタルノイズ
発生回路は、複数のリングオシレータ発振器のうちのN
ビットカウンタ出力に応じた台数のリングオシレータ発
振器を動作させるので、ノイズ量を定量的にコントロー
ルできる。
【0057】また、本発明のアナログセルの評価方法
は、アナログセル開発段階において、アナログセル評価
用テストLSIにノイズ量を定量的にコントロールでき
るディジタルノイズ発生回路を搭載することにより、ア
ナログセルのノイズ耐性を定量的に評価できるととも
に、アナログセルの動作および特性に不具合が生じた場
合に、その原因を特定又は推測できることができる。
【0058】また、本発明のアナログセルの評価方法
は、評価するアナログセルとノイズ量を定量的にコント
ロールできるディジタルノイズ発生回路を搭載して各種
ノイズ影響回避対策別にLSI化し、各テストLSIご
とに、定量的にノイズ量をコントロールしてアナログセ
ルの動作および特性を定量的に評価することによって、
最適なノイズ影響を回避できる対策を判断することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の(実施の形態1)におけるディジタル
ノイズ発生回路の構成図
【図2】同実施の形態のノイズ発振器(リングオシレー
タ)回路の構成図
【図3】本発明の(実施の形態2)におけるアナログセ
ル評価用テストLSIレイアウト図
【図4】同実施の形態におけるPLL位相ジッター説明
【図5】同実施の形態におけるPLLの位相ジッター量
とノイズ量の相関図
【図6】本発明の(実施の形態3)における電源分離を
行わない場合のアナログセルレイアウト評価用テストL
SIレイアウト概略図(比較基準1)
【図7】同実施の形態における電源分離を行う場合のア
ナログセルレイアウト評価用テストLSIレイアウト概
略図(比較基準2)
【図8】同実施の形態における電源分離を行い且つアナ
ログ電源・グランド間に容量セルを挿入する場合のアナ
ログセルレイアウト評価用テストLSIレイアウト概略
【図9】同実施の形態における電源分離を行い且つディ
ジタル電源・グランド間に容量セルを挿入する場合のア
ナログセルレイアウト評価用テストLSIレイアウト概
略図
【図10】同実施の形態における電源分離を行い且つア
ナログ/ディジタル電源・グランド間に容量セルを挿入
する場合のアナログセルレイアウト評価用テストLSI
レイアウト概略図
【図11】同実施の形態における電源分離を行う、行わ
ない場合のそれぞれの場合に対するPLLの位相ジッタ
ー量とノイズ量の相関図
【図12】同実施の形態における電源分離を行い且つア
ナログ/ディジタル電源とグランド間に容量セルを挿入
した場合と挿入しない場合のそれぞれのレイアウトに対
するPLLの位相ジッター量とノイズ量の相関図
【符号の説明】
1 カウンタ初期値設定用のNビットレジスタのリセッ
ト入力信号 2 カウンタの初期値設定用のデータ入力信号 3 クロック入力信号 4 カウンタの初期値設定用のNビットレジスタ 5 Nビットカウンタ 6 ノイズ発振器コントロール回路 7 ノイズ発振器(リングオシレータ) 8 ノイズ発振器周波数モニター用出力信号 9 ノイズ発振器イネーブル信号 10 ノイズ発振器コントロール用ANDゲート 11 奇数段インバーターチェーンよるリングオシレー
タ 12 アナログセル 13 ディジタルノイズ発生回路 14 PLLセルの基準入力クロック波形 15 PLLセルの仕様規格値における出力クロック波
形 16 PLLセルの不具合時における出力クロック波形 17 仕様設計段階における位相ジッター量許容範囲 18 最終的なアナログセル仕様規格値 19 アナログセルの限界ノイズ耐性 20 最終的なアナログセル仕様規格値に対するノイズ
耐性 21 電源 22 グランド 23 ESD保護素子 24,25 ディジタル電源・グランド間容量セル 26,27 電源分離を行わない場合と電源分離を行っ
た場合の位相ジッター量とノイズ量の相関曲線 28 電源分離を行い且つ、アナログ電源・グランド間
に容量セルを挿入した場合のPLLの位相ジッター量と
ノイズ量の相関曲線 29 電源分離を行い且つ、ディジタル電源・グランド
間に容量セルを挿入した場合のPLLの位相ジッター量
とノイズ量の相関曲線 30 電源分離を行い且つ、アナログ電源・グランド間
およびディジタル電源・グランド間に容量セルを挿入し
た場合のPLLの位相ジッター量とノイズ量の相関曲線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】初期値が設定可能なNビットカウンタと、
    複数のリングオシレータ発振器とを有し、前記複数のリ
    ングオシレータ発振器のうちの前記Nビットカウンタ出
    力に応じた台数のリングオシレータ発振器を動作させて
    発生ノイズ量を定量的にコントロールできるように構成
    したディジタルノイズ発生回路。
  2. 【請求項2】アナログセル開発段階においてアナログセ
    ル評価用のテストLSIに評価するべきアナログセルと
    発生ノイズ量を定量的にコントロールできるディジタル
    ノイズ発生回路を搭載し、 外部からディジタルノイズ発生回路をコントロールして
    仮想ノイズを発生させて前記アナログセルの周辺ロジッ
    クからのノイズ耐性を判断しアナログセルの動作および
    特性不良原因を定量的に評価するアナログセルの評価方
    法。
  3. 【請求項3】評価するアナログセルと発生ノイズ量を定
    量的にコントロールできるディジタルノイズ発生回路を
    搭載して各種ノイズ影響回避対策別にLSI化し、 各テストLSIごとに、定量的に発生ノイズ量をコント
    ロールしてアナログセルの動作および特性を定量的に評
    価して最適なノイズ影響を回避できる対策を判断するア
    ナログセルの評価方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006250863A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Nec Corp 半導体試験方法及び半導体装置
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