JP2001264229A - 流動体の流動性測定システム - Google Patents

流動体の流動性測定システム

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JP2001264229A
JP2001264229A JP2000120148A JP2000120148A JP2001264229A JP 2001264229 A JP2001264229 A JP 2001264229A JP 2000120148 A JP2000120148 A JP 2000120148A JP 2000120148 A JP2000120148 A JP 2000120148A JP 2001264229 A JP2001264229 A JP 2001264229A
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JP2000120148A
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Inventor
Sadatoshi Kojima
定俊 小島
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Nikkiso Co Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷インク等の流動体の流動性を、正確かつ
自動的に測定できるようにすること。 【解決手段】斜めに設定した透明なガラス板等でなるサ
ンプル流動板に測定すべきを流体を塗布し、該流体の流
下状態の画像をガラス板の背面に設置したスキャナ等で
読取り、この画像情報を演算処理して流体の塗布後の経
過時間とサンプルの流下距離との関係を自動的にプリン
ト出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、流動体の流動性
を測定する装置に関し、例えば印刷インク等の流動体の
流動性を測定する流動性測定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばオフセット印刷において使用され
るインクの流動性は印刷の仕上がり状態を決める重要な
要因の一つである。そのため、供給するインクの流動性
を定時的に測定して監視することが行われている。
【0003】従来、この種のインクの流動性を測定する
方法としては、図4に示すように、裏面に目盛り71が
表示してあるガラス板7を所定角度斜めに設置する。次
に流動性を測定すべきインク(サンプル)をガラス板7
の上方部に所定量塗布する。塗布したインクはガラス板
7面上を流下する。この時インクが流下する距離を設定
時間毎に目盛り71で目測する。そして経過時間と流下
した距離との関係をグラフ化する。そのグラフの線形か
ら流動性を測定(判定)する。
【0004】このように従来の流動性測定方法では、人
手によってインクの流下する距離と時間とを測定し、そ
の結果をグラフ化するため、測定の間、常に作業者が付
いていなければならず、また、測定データのグラフ化に
時間を要していた。加えて測定に誤認やバラツキが発生
しやすく、測定結果や判定結果の信頼性に難点がある等
の問題を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情により発案したもので、流動体の流動性を、正確かつ
自動的に測定できるようにした流動体の流動性測定シス
テムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、斜方または垂直に設置可能なサンプ
ル流動板を有し、該サンプル流動板に流動性のサンプル
を塗布し、塗布後の経過時間とサンプルの流下距離との
関係を測定してサンプルの流動性を測定するようにした
流動体の流動性測定システムにおいて、サンプル流動板
を流下する流体を画像で読取る画像読取装置と、該画像
読取装置で読取った情報を入力して処理する画像情報処
理装置とを配備し、該画像情報処理装置に入力した画像
情報から上記経過時間とサンプルの流下距離との関係を
演算して表示するように構成した。
【0007】第2の発明は、上記第1の発明において、
画像読取装置をスキャナで、また上記サンプル流動板を
ガラス板で、かつ上記画像情報処理装置をパーソナルコ
ンピュータで各々構成した。
【0008】第3の発明は、上記第1ないし第2の発明
において、サンプル流動板に、複数のレーンを区分する
ラインと、流動する流体の流動距離を測定する目盛りと
を表示するように構成した。
【0009】第4の発明は、請求項1ないし3におい
て、上記サンプル流動板を上記スキャナの読取部の前面
に密接するように配置するように構成した。
【0010】第5の発明は、請求項1ないし4におい
て、上記画像情報処理装置の情報をハードコピーとして
印刷可能なプリンタを設けるように構成した。
【0011】第6の発明は、請求項1ないし5におい
て、スキャナの画像読取部とサンプル流動板に外部の光
を遮蔽するための扉を設けるように構成した。
【0012】
【発明の実施の形熊】図1は本発明流動性測定システム
全体を示すシステム図である。まず、システムの概要を
説明する。該図において、1は画像読取装置としてのス
キャナ、20はスキャナ11の前面に密接状態に配置し
たサンプル流動板である。
【0013】30はケーブル31を介してスキャナ1に
接続されたパーソナルコンピュータで、スキャナ1が読
取ったス画像情報を入力して所定の演算処理する。40
はケーブル41を介してパーソナルコンピュータ接続さ
れたプリンタで、パーソナルコンピュータ31で演算処
理した結果をプリントアウトする。
【0014】スキャナ1はスキャナ本体2と台3と扉4
とからなる。スキャナ本体2はその前面が画像読取部2
1に形成され、その前面下縁部にに沿って棚フレーム6
が設けてある。台3はスキャナ本体2を任意の傾斜角度
に設定して保持するものであって、角度設定ダイヤル5
が回転可能に採り付けられいる。そして角度設定ダイヤ
ル5の軸にスキャナ本体2が取り付けられている。
【0015】スキャナ本体2の該棚フレーム6にはサン
プル流動板20を載置し、スキャナ本体2の前面に密着
状態に設置し、スキャナ本体2の画像読取部11と共に
斜めに立てかけできるようになっている。扉4はスキャ
ナ本体2の前面側を開閉するものであり、測定時(後
述)は閉じる。
【0016】本システムにおいては、サンプル流動板2
0が送信原画となり、スキャナ1がサンプル流動板20
の画像を読み取る。なお、スキャナ1はサンプル流動板
20を送信原画として走査して読み込みできるものであ
ればどのような形式のものであってもよく特定の形式に
限定されるものではない。
【0017】サンプル流動板20は表面が平滑面の透明
体例えばガラス、アクリル樹脂等の板材でなる。流動板
20の裏面には図2に示すように上端部からの距離を示
す目盛り21が表示してある。また、流動板20の表面
または裏面にはインクをサンプル毎個別に流動させるた
めのレーン22が形成してあり、それを区分するライン
23を表示しても良い。
【0018】パーソナルコンピュータ30には上記演算
処理し、その結果を自動的に表示かつ出力するプログラ
ムが内蔵されている。該パーソナルコンピュータ30お
よびプリンタ40も各々どのような形式のものであって
もよく特定の形式に限定するものではない。
【0019】次に上記システムの作用を説明する。ま
ず、スキャナ1、パーソナルコンピュータ30、プリン
タ40等の電源をONにする。次にパーソナルコンピュ
ータ30のデスクトップ画面のインク流動性測定装置ア
イコンをダブルクリックする。その後、画面の表示に従
い所定の操作をし、メニュー画面を立上げる。メニュー
画面には、測定条件設定、流動性特性測定、測定
結果表示、ファイル管理、等のコマンドボタンがあ
り、各ボタンをクリックするとその画面へ移行するよう
になっている。
【0020】次にメニュー画面の測定条件設定機能コマ
ンドボタンをクリックし、測定条件設定画面を表示さ
せ、測定日、測定者、サンプリング周期、測定
時間、サンプル名称、使用レーン サンプル名称
コメント 測定結果ファイル名等の必要な所定項
目へ設定入力する。なお、サンプリング周期は、本例の
場合、1分、5分、10分の3パターンの中から選定で
きる。また、測定時間は1時間単位で最低1時間から最
大24時間まで設定できる。以上の設定が終了すれば、
測定のスタートが可能である。
【0021】以上の準備を進める一方、スキャナ本体2
を台4上に立て起し所定角度方向斜めに設定する。この
角度設定は角度設定ダイヤル5で確認しながら行う。な
お、この角度は測定するサンプルの種類等により変える
こともできる。その後、扉4を開けて、測定条件で設定
したサンプルを所定のレーンの上端部に塗布し、扉4を
閉め、直ちに流動性特性測定画面のスタートボタンをク
リックして測定を開始する。
【0022】なお、サンプル流動ガラス板20は測定の
スタート直前にスキャナ本体2へ設定することもでき
る。なお、測定するサンプルが複数ある場合は測定条件
で設定した各サンプルを対応する所定の各レーンの上端
部に各々塗布する。
【0023】レーンに塗布されたサンプル(インク)は
サンプル流動板20面上を流下し、その画像ががスキャ
ナ1で読み取られ、スキャナ本体2はこのインクの流動
状態を画像として読み取り、その画像情報をパーソナル
コンピュータ30へ伝送する。
【0024】パーソナルコンピュータ30では所定時間
経過毎に受信した画像情報を演算処理し、経過時間とイ
ンクの流動距離との関係を数値化し記録する。設定した
時間が経過した時点で測定は自動的に終了するが、強制
的に終了させることもできる。強制終了させた場合はそ
れまでの測定結果が記録される。
【0025】測定終了後、測定結果表示ボタンをクリッ
クすると、測定結果がグラフ化されて表示される。図3
は測定結果をグラフ化表示した流動性特性グラフの例を
示し、横軸に測定時間(分)、縦軸に流動量(流下距
離)(mm)を採り、測定時間は1時間、サンプリング
周期は1分、サンプル数は8個の例を示している。この
状態で印刷ボタンをクリックすれば、プリンタ40から
該流動性特性グラフがハードコピーとしてプリントアウ
トされる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、サンプ
ル流動板を流下するサンプルをスキャナで直接読み取
り、これをパーソナルコンピュータで処理して流動性特
性のグラフを自動的に表示できるようにしたので、人的
作業を大幅に削減でき、流動体の流動性の測定が正確か
つ迅速にでき、かつ、複数あるいは複種の流動体の同時
測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明流動性測定システムの実施の形態を示す
システム図。
【図2】サンプル流動板の正面図。
【図3】本発明流動性自動測定装置のシステムによる測
定表示の例を示す流動性特性図。
【図4】従来の流動性測定方法に使用するサンプル流動
板の例を示す説明図。
【符号の説明】
1:スキャナ(画像読取装置) 4:扉 20:サンプル流動板 21:目盛り 22:レーン 23:ライン 30:パーソナルコンピュータ(画像情報処理装置)4
0:プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】斜方または垂直に設置可能なサンプル流動
    板を有し、該サンプル流動板に流動性のサンプルを塗布
    し、塗布後の経過時間とサンプルの流下距離との関係を
    測定してサンプルの流動性を測定するようにした流動体
    の流動性測定システムにおいて、 サンプル流動板を流下する流体を画像で読取る画像読取
    装置と、該画像読取装置で読取った情報を入力して処理
    する画像情報処理装置とを配備し、該画像情報処理装置
    に入力した画像情報から上記経過時間とサンプルの流下
    距離との関係を演算して表示するようにしたことを特微
    とする流動性測定システム。
  2. 【請求項2】上記画像読取装置をスキャナで、また上記
    サンプル流動板をガラス板で、かつ上記画像情報処理装
    置をパーソナルコンピュータで各々構成したことを特微
    とする請求項1記載の流動性測定システム。
  3. 【請求項3】上記サンプル流動板に、複数のレーンを区
    分するラインと、流動する流体の流動距離を測定する目
    盛りとを表示したことを特微とする請求項1ないし2記
    載の流動性測定システム。
  4. 【請求項4】上記サンプル流動板を上記スキャナの読取
    部の前面に密接するように配置しことを特微とする請求
    項1ないし3記載の流動性測定システム。
  5. 【請求項5】上記画像情報処理装置の情報をハードコピ
    ーとして印刷可能なプリンタを設けたことを特微とする
    請求項1ないし4記載の流動性測定システム。
  6. 【請求項6】上記スキャナに、スキャナの画像読取部と
    サンプル流動板を外部の光から遮蔽するための扉を設け
    たことを特微とする請求項1ないし5記載の流動性測定
    システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009133765A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Toyota Motor Corp 塗工膜の粘性評価方法およびその装置
JP2016035424A (ja) * 2014-08-04 2016-03-17 大成建設株式会社 コンクリートの評価装置および評価方法
JP2016519307A (ja) * 2013-05-09 2016-06-30 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 染毛剤の非液だれ特性を実証する方法
JP2017504007A (ja) * 2013-12-09 2017-02-02 テキサス テック ユニヴァーシティー システムTexas Tech University System 流体の高スループット分析のためのスマートフォンベースの多重化粘度計

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