JP2009133765A - 塗工膜の粘性評価方法およびその装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シート電極2の集電体シート20に塗工された活物質ペースト21の粘性を評価するシート電極2の粘性評価方法であって、シート電極2の少なくとも一端部を含む所定範囲に向けて照射光を照射し、照射光の形状を撮像する撮像工程(S100)と、撮像工程により撮像された撮像データに基づいて、活物質ペースト21の縁部22から集電体シート20との接触部23までの距離を検出し、検出した活物質ペースト21の縁部22から集電体シート20との接触部23までの距離に基づいて活物質ペースト21の粘性を評価する評価工程(S130)とを有する。
【選択図】図7
Description
例えば、特許文献1には、固定部材と回転部材との間の空間に活物質ペーストを介在させ、回転部材を回転させて活物質ペーストにせん断力を加え、一定時間内における粘性抵抗トルクの変化率を求めることで、活物質ペーストの機械的強度(せん断に強いかどうか)を評価する塗工物の粘性評価方法が開示されている。
図1は本発明の一実施例に係る粘性評価装置を備えたシート電極製造装置の全体的な構成を示した側面図、図2はシート電極の構成を示した図、図3は本実施例のシート電極の粘性評価装置の側面図、図4は同じく図3の粘性評価装置の平面図、図5は活物質ペーストの縁部及び接触部の光切断像を示した図、図6は光切断像における活物質ペーストの縁部の座標位置を示した図、図7は本実施例のシート電極の粘性評価方法を示したフローチャートである。
なお、以下の実施例においては、図4におけるシート電極2の搬送方向と直交する方向(矢印方向)をシート電極2の幅方向とする。また、以下の本実施例では、塗工膜としてシート電極2を用いた場合について説明し、シート電極2は、基材としての集電体シート20に塗工物として活物質ペースト21が塗工されて構成されているものとする。
図1に示すように、本実施例のシート電極製造装置1は、尺状の集電体シート20に活物質ペースト21を塗工してシート電極2を製造する装置であって、具体的には、尺状の集電体シート20の両表面に活物質ペースト21を塗工する塗工工程10と、活物質ペースト21が塗工された集電体シート20を加圧ロール11a(図3参照)に通過させて集電体シート20の表面に活物質ペースト21を圧着させる圧着工程11と、形成された長尺状のシート電極2を所定形状となるように裁断する裁断工程12等の各工程が搬送経路3に沿って配設されている。
図3乃至図6に示すように、本実施例の粘性評価装置4は、上述したように、塗工膜としてのシート電極2を製造するシート電極製造装置1の搬送経路3中に設けられており、搬送経路3に沿って搬送されるシート電極2の活物質ペースト21の粘性をインラインで評価可能に構成されている。本実施例の粘性評価装置4は、シート電極製造装置1において塗工工程10(の塗工ローラ10a)と圧着工程11(の加圧ローラ11a)との間に配設されており、粘性評価装置4によって、塗工工程10にて集電体シート20の表面に活物質ペースト21が塗工された後であって圧着工程11にて圧着される前の活物質ペースト21の粘性がインラインで評価される。
図7に示すように、本実施例は、以上のように構成された粘性評価装置4を用いてシート電極2の集電体シート20に塗工された活物質ペースト21の粘性を評価する方法であって、シート電極2の一端部に向けて照射光を照射し、照射光の形状を撮像する撮像工程(S100)と、撮像工程により撮像された撮像データから活物質ペースト21の縁部22及び接触部23の光切断像を抽出する画像処理工程(S110)と、活物質ペースト21の縁部22から集電体シート20との接触部23までの距離を検出する検出工程(S120)と、検出された距離に基づいて活物質ペースト21の粘性を評価する評価工程(S130)等とを有するものである。
2 シート電極(塗工膜)
4 粘性評価装置
20 集電体シート(基材)
21 活物質ペースト(塗工物)
22 縁部
23 接触部
40 撮像装置(撮像部)
41 評価装置(評価部)
Claims (8)
- 塗工膜の基材に塗工された塗工物の粘性を評価する塗工膜の粘性評価方法であって、
前記塗工膜の少なくとも一端部を含む所定範囲に向けて照射光を照射し、照射光の形状を撮像する撮像工程と、
前記撮像工程により撮像された撮像データに基づいて塗工物の縁部から基材との接触部までの距離を検出し、検出した塗工物の縁部から基材との接触部までの距離に基づいて塗工物の粘性を評価する評価工程とを有することを特徴とする塗工膜の粘性評価方法。 - 前記評価工程は、基材に塗工される塗工物ごとに塗工物の縁部から接触部までの距離と塗工物の粘度との関係を基準値として予め求めておき、前記基準値と検出された距離の実測値とを対比することを特徴とする請求項1に記載の塗工膜の粘性評価方法。
- 前記評価工程は、前記撮像工程により撮像された撮像データから塗工物の縁部及び接触部の光切断像を抽出し、抽出した塗工物の縁部及び接触部の光切断像から、塗工物の縁部及び接触部の二次元座標を算出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の塗工膜の粘性評価方法。
- 前記塗工膜は、金属箔集電体シートの少なくとも一方の表面に活物質ペーストが塗工されたシート電極であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の塗工膜の粘性評価方法。
- 塗工膜の基材に塗工された塗工物の粘性を評価する塗工膜の粘性評価装置であって、
前記塗工膜の少なくとも一端部を含む所定範囲に向けて照射光を照射し、照射光の形状を撮像する撮像部と、
前記撮像部により撮像された撮像データに基づいて塗工物の縁部から基材との接触部までの距離を検出し、検出した塗工物の縁部から基材との接触部までの距離に基づいて塗工物の粘性を評価する評価部とを有することを特徴とする塗工膜の粘性評価装置。 - 前記評価部は、基材に塗工される塗工物ごとに塗工物の縁部から接触部までの距離と塗工物の粘度との関係を基準値として予め求めておき、前記基準値と検出された距離の実測値とを対比することを特徴とする請求項5に記載の塗工膜の粘性評価装置。
- 前記評価部は、前記撮像部により撮像された撮像データから塗工物の縁部及び接触部の光切断像を抽出し、抽出した塗工物の縁部及び接触部の光切断像から、塗工物の縁部及び接触部の二次元座標を算出することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の塗工膜の粘性評価装置。
- 前記塗工膜は、金属箔集電体シートの少なくとも一方の表面に活物質ペーストが塗工されたシート電極であることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか一項に記載の塗工膜の粘性評価装置。
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