JP2001263889A - オーガ式製氷機 - Google Patents

オーガ式製氷機

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JP2001263889A JP2001004908A JP2001004908A JP2001263889A JP 2001263889 A JP2001263889 A JP 2001263889A JP 2001004908 A JP2001004908 A JP 2001004908A JP 2001004908 A JP2001004908 A JP 2001004908A JP 2001263889 A JP2001263889 A JP 2001263889A
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Masahide Yatori
雅秀 矢取
Akihiro Kodama
晃浩 児玉
Kazuhiro Mori
和弘 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、安価で容易に製氷運転開始時の
ギヤドモータの負荷を軽減し得るオーガ式製氷機を提供
することを課題とする。 【解決手段】 感温筒内に封入する冷媒量を調節して、
感温筒内のMOP値を冷凍回路の通常使用状態で想定さ
れる冷媒の上限の低圧圧力の飽和温度と氷点との間に設
定することにより、製氷運転開始時に、冷却パイプの出
口温度Toutが入口温度Tinに対して時間遅れをも
って下降し、入口温度Tinが氷点である0℃以下にな
ってから出口温度Toutが所定時間0℃以下にならな
いようにする。また、感温筒内のMOP値を、冷凍回路
の通常使用状態で想定される冷媒の上限の低圧圧力の飽
和温度に膨張弁の過熱度を加えた温度に設定してもよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オーガ式製氷機
に係り、特に製氷運転開始時の膨張弁の作動に関連する
冷凍回路の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に、従来のオーガ式製氷機の構成を
示す。オーガ式製氷機は、縦長の筒状部材である冷凍ケ
ーシング1を有しており、その外周面には冷凍回路の蒸
発器を構成する冷却パイプ2が巻装されている。この冷
却パイプ2は、コンプレッサ3、コンデンサ4、ドライ
ヤ5及び膨張弁6と共に冷凍回路を構成し、冷凍回路内
には冷媒20が封入されている。冷却パイプ2の出口2
2付近には、冷凍回路内の冷媒20と同種の冷媒23が
封入された感温筒7が設けられている。また、膨張弁6
は、温度自動膨張弁であり、冷却パイプ2の入口21付
近に設けられ、感温筒7と接続されている。さらに、コ
ンデンサ4の近傍には、コンデンサ4を空冷するための
ファンモータ8が配置されている。冷凍ケーシング1に
は、製氷水を供給するためのフロートタンク9が接続さ
れており、フロートタンク9内に給水バルブ10を介し
て給水がなされるようになっている。また、フロートタ
ンク9内には、フロートタンク9に貯蔵されている製氷
水の量を検出するフロートスイッチ19が設けられてい
る。
【0003】図4に示されるように、冷凍ケーシング1
の内部には、螺旋刃を有する削氷用のオーガ11が上部
軸受12及び下部軸受13により回転自在に支持されて
いる。上部軸受12は固定用ボルト14によって冷凍ケ
ーシング1の上端部に固定されている。オーガ11は、
その下端において、図示しない複数枚の歯車列からなる
減速機を内蔵したギヤドモータ15に連結されている。
ギヤドモータ15の回転がこの減速機により一定の減速
比で減速された後オーガ11に伝達され、オーガ11が
回転し、冷凍ケーシング1の内周面に成長した氷を掻き
取って上部軸受12の外周部に形成された複数の固定刃
16に移送する。
【0004】このオーガ式製氷機の動作について説明す
る。まず、電源が入力されると、給水バルブ10を開い
てフロートタンク9内への給水を開始する。フロートス
イッチ19により給水の完了を検知すると、オーガモー
タ15を駆動すると共にコンプレッサ3を駆動し、製氷
運転を開始する。これにより、フロートタンク9から製
氷水が冷凍ケーシング1内に供給され、冷媒20の蒸発
潜熱によって冷却パイプ2が冷却されて冷凍ケーシング
1の内周面に氷が成長する。この氷は、オーガ11の回
転によって掻き取られ、フレーク状の氷となって螺旋作
用により上方へ搬送され、固定刃16で所望の形状、硬
度に成形される。
【0005】次に、膨張弁6の構造の一部とその周辺構
造を示す図5を用いて、膨張弁6によって膨張弁6のド
ライヤ5側の高圧液状の冷媒20が冷却パイプ2に流入
する動作を説明する。膨張弁6は、温度自動膨張弁であ
って、ダイヤフラム24、ばね25および弁体26を備
えている。ダイヤフラム24、感温筒7内の冷媒23の
圧力である感温筒内圧力p1、冷媒20の冷却パイプ2
の入口21における入口圧力p2およびスプリング25
のスプリング圧p3の関係に応じて弁体26が動作す
る。感温筒内圧力p1が、入口圧力p2とスプリング圧
p3との和より大きい(p1>p2+p3)ときには、
膨張弁6は開いて、冷媒20を冷却パイプ2内に流入さ
せるように動作する。一方、感温筒内圧力p1が、入口
圧力p2とスプリング圧p3との和より大きくない(p
1≦p2+p3)ときには、膨張弁6は閉じて、冷媒2
0の冷却パイプ2内への流入を停止させるように動作す
る。また、感温筒7は、冷却パイプ2の出口22付近に
設けられているので、感温筒7内の温度は、冷却パイプ
2の出口22の温度(出口温度Tout)とほぼ等しく
なっている。したがって、スプリング圧p3は、過熱度
すなわち、冷却パイプ2の入口21における温度(入口
温度Tin)に対する出口22の温度(出口温度Tou
t)の温度差によって定められる。通常の製氷運転中に
例えば出口温度Toutが入口温度Tinに対して5℃
以内になるように制御しようとするとき、過熱度は5℃
であり、スプリング圧p3は、通常の製氷運転中での冷
媒20の温度範囲において温度差が5℃に相当する蒸気
圧力差と等しい値になるように定められる。このとき、
製氷運転時において、冷却パイプ2の出口温度Tout
が入口温度Tinに対して過熱度以上になると、膨張弁
6は開き、冷却パイプ2内に冷媒20を新たに流入させ
る。冷媒20が新たに流入すると、出口温度Toutが
下がり、入口温度Tinとの温度差が少なくなると、膨
張弁6は閉じる。このようにして、出口温度Toutは
入口温度Tinに対してスプリング圧p3によって設定
された過熱度の範囲内に保持される。
【0006】ここで、感温筒7内の冷媒23の温度が上
昇して所定温度tpになると、冷媒23はすべて蒸発し
ガス化する。感温筒7内の冷媒23がガス化したときの
感温筒7内の圧力をMOP(最高圧力)と呼び、冷媒2
3がすべてガス化したときの温度をMOP値と呼ぶ。感
温筒7内の冷媒23の温度が所定温度tp以上になって
も、冷媒23は既にすべてガス化しているため、感温筒
内圧力p1は、MOP以上に大きく増えることはなく、
ほぼ一定である。したがって、冷却パイプ2の出口温度
Tinが所定温度tp以上であっても、感温筒内圧力p
1が、入口圧力p2とスプリング圧p3との和より大き
くない(p1≦p2+p3)ために、膨張弁6は開かな
いようになっている。一般にMOP値は0℃になるよう
に設定されている。
【0007】ここで、オーガ式製氷機の製氷運転開始時
における冷却パイプ2の入口温度Tin、出口温度To
utおよびギヤドモータ15の電流値の時間的変化を図
6に示す。製氷運転開始時は、冷却パイプ2の入口温度
Tinおよび出口温度Toutは0℃よりも高い。出口
温度ToutがMOP値に相当する0℃よりも高いため
に、膨張弁6は開かず、冷却パイプ2内にある冷媒20
によって冷却パイプ2は徐々に冷却される。図6に示す
ように、最初に冷却パイプ2の入口温度TinがMOP
値に相当する0℃まで下がる。続いて、冷却パイプの出
口温度Toutが、MOP値に相当する0℃まで下がる
と、膨張弁6が開き、冷却パイプ2内に冷媒20が新た
に流入し、冷凍ケーシング1内が一気に冷却して、設定
した過熱度で制御され、氷が生成され、オーガ11が氷
を剥ぎ取る。
【0008】膨張弁6が開くと、冷凍ケーシング1内の
製氷水は0℃以下での温度に過冷却され、冷凍ケーシン
グ1の内面の氷核により冷凍ケーシング1内全面に一気
に氷が生成される。この全面に生成された氷を剥ぎ取る
のに、オーガ11は過大な力を要することになり、オー
ガ11を回転させるギヤドモータ15の負荷が増大する
ので、通常製氷時の2〜3倍の電流値がギヤドモータ1
5に流れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、ギヤドモータ15の負荷が増大すると、ギヤドモ
ータ15内の減速機がロックしオーガ11が回転しなく
なったり、減速機の歯車間に生じる弾性により正転逆転
を繰り返すことがあるという問題点がある。減速機がロ
ックすると、オーガ11が回転しないために氷を剥ぎ取
れなくなり冷凍ケーシング1内で新たな氷を生成するこ
とができなくなるので、冷媒20は蒸発せず、冷媒20
は、冷媒液の状態で圧縮機3に流入して、圧縮機3で液
圧縮が起こり、圧縮機3の故障の原因となる。また、オ
ーガ11が氷を剥ぎ取れないために、冷凍ケーシング1
内全体が凍りつき、オーガ11の下部に設けられている
図示しないメカニカルシールが破損して冷凍ケーシング
1からの水漏れが発生し、オーガ式製氷機の設置場所の
床や絨毯等を濡らすことになる。一方、減速機が正転逆
転を繰り返した場合、図7に示すように、通常運転時に
比べ繰り返し変動した高電流が流れ、ギヤドモータ15
に高負荷が繰り返しかかっていることがわかる。この場
合、オーガ11やオーガ11と減速機とを接続するスプ
ラインが変形または破損することがある。
【0010】従って、本発明は、このような問題点を解
消するためになされたもので、安価で容易に製氷運転開
始時のギヤドモータの負荷を軽減し得るオーガ式製氷機
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るオーガ式
製氷機は、圧縮機、凝縮器、冷凍ケーシングに巻回され
た蒸発器、蒸発器の出口部に設けられた感温筒およびこ
の感温筒内の圧力に応じて弁を開閉する膨張弁を含み、
冷媒が循環する冷凍回路を備え、冷凍ケーシング内の製
氷水を連続製氷するものであって、冷凍ケーシング内の
製氷水を連続製氷するオーガ式製氷機において、感温筒
内のMOP値を、冷凍回路の通常使用状態で想定される
冷媒の上限の低圧圧力の飽和温度と氷点との間に設定し
たものである。また、この発明に係るオーガ式製氷機
は、圧縮機、凝縮器、冷凍ケーシングに巻回された蒸発
器、蒸発器の出口部に設けられた感温筒およびこの感温
筒内の圧力に応じて弁を開閉する膨張弁を含み、冷媒が
循環する冷凍回路を備え、冷凍ケーシング内の製氷水を
連続製氷するものであって、冷凍ケーシング内の製氷水
を連続製氷するオーガ式製氷機において、感温筒内のM
OP値を、冷凍回路の通常使用状態で想定される冷媒の
上限の低圧圧力の飽和温度に膨張弁の過熱度を加えた温
度に設定したことものである。さらに、この発明に係る
オーガ式製氷機は、MOP値を感温筒内に封入する冷媒
量を調節することにより設定するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1に、この発明の実施の
形態に係るオーガ式製氷機の構成を示す。オーガ式製氷
機は、縦長の筒状部材である冷凍ケーシング1を有して
おり、その外周面には冷凍回路の蒸発器を構成する冷却
パイプ2が巻装されている。この冷却パイプ2は、コン
プレッサ3、コンデンサ4、ドライヤ5及び膨張弁6と
共に冷凍回路を構成し、冷凍回路内には冷媒20が封入
されている。冷却パイプ2の出口22付近には、冷凍回
路内の冷媒20と同種の冷媒123が封入された感温筒
7が設けられている。また、膨張弁6は、温度自動膨張
弁であり、冷却パイプ2の入口21付近に設けられ、感
温筒7と接続されている。さらに、コンデンサ4の近傍
には、コンデンサ4を空冷するためのファンモータ8が
配置されている。冷凍ケーシング1には、製氷水を供給
するためのフロートタンク9が接続されており、フロー
トタンク9内に給水バルブ10を介して給水がなされる
ようになっている。また、フロートタンク9内には、フ
ロートタンク9に貯蔵されている製氷水の量を検出する
フロートスイッチ19が設けられている。
【0013】感温筒7内に封入される冷媒123の量
は、図3に示した従来の製氷機における冷媒23の量に
対して少ない量に調節されている。冷媒123の感温筒
7内への封入量を少なくすることにより、MOP値を従
来より低い温度に設定できる。例えば、冷凍回路の通常
使用状態で想定される冷媒20の上限の低圧圧力の飽和
温度を−12℃として、MOP値をこの−12℃と氷点
との間の温度である−10℃に設定する。この場合、感
温筒7内の冷媒123は、感温筒7内の温度が−10℃
以上では、すべて蒸発してガス化している状態になって
いる。
【0014】MOP値を−10℃に設定した場合の、オ
ーガ式製氷機の製氷運転開始時における冷却パイプ2の
入口温度Tin、出口温度Toutおよびギヤドモータ
15の電流値の時間的変化を図2に示す。製氷運転開始
前は、冷却パイプ2の入口温度Tinおよび出口温度T
outは0℃よりも高い同じ温度になっている。このと
き、出口温度ToutがMOP値より高いために、膨張
弁6は開かない。製氷運転が開始されると、冷却パイプ
2内にある冷媒20によって冷却パイプ2は徐々に冷却
される。MOP値が氷点よりも10℃低く設定されてい
るので、冷却パイプ2の入口温度Tinが0℃より低く
なっても、膨張弁6は開かず、冷却パイプ2内に冷媒2
0が新たに流入しないために、冷却パイプ2は徐々に冷
却され、冷媒20が新たに流入しないまま出口温度To
utも0℃まで下がることになる。このため、冷却パイ
プ20が急激に冷却されることがない。すなわち、図2
に示すように、最初に冷却パイプ2の入口温度Tinが
下がり、続いて、出口温度Toutが時間的に遅れてゆ
っくり下がる。すなわち、製氷運転開始時に、冷却パイ
プ2の出口温度Toutが入口温度Tinに対して時間
遅れをもって下降し、入口温度Tinが氷点である0℃
以下になってから出口温度Toutが約80秒(SE
C)間0℃以下にならないようになっている。このよう
に、MOP値が冷凍回路の通常使用状態で想定される冷
媒20の上限の低圧圧力の飽和温度と氷点との間の温度
に設定されているので、製氷運転を開始してからしばら
くの間は、膨張弁6は開かず、冷凍ケーシング1内の製
氷水が過冷却されることがない。冷凍ケーシング1内全
面に一気に氷が生成されることがないので、氷を剥ぎ取
るのに必要なオーガ11の負荷は小さく、減速機にかか
る負荷も小さい。したがって、製氷運転開始時における
ギヤドモータ15に流れる電流値は、通常製氷時と同様
な値となり、図6および7に示すような過大な電流が流
れることがない。その後、入口温度Tin及び出口温度
Toutがさらに下がると、膨張弁6が開き、冷却パイ
プ2内に冷媒20が新たに流入し、冷凍ケーシング1内
が一気に冷却されて、スプリング25のスプリング圧p
3で定められた過熱度で制御される。
【0015】以上のように、製氷運転開始時にギヤドモ
ータ15の負荷が増大しないので、減速機がロックする
ことがなく、減速機の歯車が正転逆転を繰り返すことも
ない。したがって、オーガ11が正常に氷を剥ぎ取るの
で、冷媒20が蒸発せずに圧縮機3に流入することがな
く、圧縮機3の故障も回避され、圧縮機3の信頼性が向
上する。冷凍ケーシング1内全体が凍りついてしまうこ
ともないので、オーガ11の下部に設けられている図示
しないメカニカルシールの破損およびそれを原因する冷
凍ケーシング1からの水漏れの発生も防止できる。ま
た、減速機が正転逆転を繰り返すことがないので、オー
ガ11やオーガ11と減速機とを接続するスプラインが
変形または破損することがなくなる。さらに、製氷運転
開始時における、入口温度Tinと出口温度Toutと
の温度差が大きくなるので、冷凍ケーシング1内にでき
る綿氷を解消する効率が高くなる。
【0016】なお、この実施の形態では、膨張弁6とし
て温度自動膨張弁を用いたが、膨張弁6の代わりに、冷
却パイプ2とコンデンサ4との間に冷却パイプ2への冷
媒20の供給を制御するライン電磁弁および冷却パイプ
2に供給されている冷媒20の低圧圧力を検出する圧力
検出スイッチを設けて、圧力検出スイッチでライン電磁
弁を開閉してもよい。また、膨張弁6の代わりに、パル
スモータ式の膨張弁および前述した圧力検出スイッチを
設けて、圧力検出スイッチでパルスモータ式の膨張弁を
開閉してもよい。また、MOP値は、冷凍回路の通常使
用状態で想定される冷媒20の上限の低圧圧力の飽和温
度とに膨張弁6の過熱度を加えた温度に設定してもよ
く、例えば−5℃〜−10℃のいずれであってもよい。
さらに、感温筒7に封入される冷媒123は、冷凍回路
内の冷媒20と同種のものに限られるものではない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るオ
ーガ式製氷機よれば、圧縮機、凝縮器、冷凍ケーシング
に巻回された蒸発器、蒸発器の出口部に設けられた感温
筒およびこの感温筒内の圧力に応じて弁を開閉する膨張
弁を含み、冷媒が循環する冷凍回路を備え、冷凍ケーシ
ング内の製氷水を連続製氷するものであって、冷凍ケー
シング内の製氷水を連続製氷するオーガ式製氷機におい
て、感温筒内のMOP値を冷凍回路の通常使用状態で想
定される冷媒の上限の低圧圧力の飽和温度と氷点との間
に設定したので、安価で容易に製氷運転開始時のギヤド
モータの負荷を軽減することができる。また、製氷運転
開始時の負荷軽減に伴い、通常運転時の負荷に対して頑
強すぎるオーガを製作する必要がなく、ギヤドモータを
小型化できる。また、感温筒内のMOP値を、冷凍回路
の通常使用状態で想定される冷媒の上限の低圧圧力の飽
和温度に膨張弁の過熱度を加えた温度に設定しても、同
様な効果が得られる。さらに、MOP値は感温筒内に封
入する冷媒量を調節することにより設定できるので、感
温筒内の冷媒量を調整するだけで、オーガ式製氷機の他
の構成部品を変更することなく、製氷運転開始時のギヤ
ドモータの負荷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態に係るオーガ式製氷機
の構成を示す図である。
【図2】 実施の形態に係るオーガ式製氷機の製氷運転
開始時の冷却パイプの入口温度、出口温度およびギヤド
モータの電流値の時間的変化を示すグラフである。
【図3】 従来のオーガ式製氷機の構成を示す図であ
る。
【図4】 オーガ式製氷機の製氷部の構成を示す一部破
断側面図である。
【図5】 オーガ式製氷機の膨張弁の構造の一部とその
周辺構造を示す図である。
【図6】 オーガ式製氷機の製氷運転開始時の冷却パイ
プの入口温度、出口温度およびギヤドモータの電流値の
時間的変化を示すグラフである。
【図7】 オーガ式製氷機の製氷運転開始時に、減速機
が正転逆転を繰り返した場合の冷却パイプの入口温度、
出口温度およびギヤドモータの電流値の時間的変化を示
すグラフである。
【符号の説明】
1…冷凍ケーシング、2…冷却パイプ、3…圧縮機、4
…コンデンサ、5…ドライヤ、6…膨張弁、7…感温
筒、20…冷凍回路の冷媒。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、冷凍ケーシングに巻回
    された蒸発器、蒸発器の出口部に設けられた感温筒およ
    びこの感温筒内の圧力に応じて弁を開閉する膨張弁を含
    み、冷媒が循環する冷凍回路を備え、冷凍ケーシング内
    の製氷水を連続製氷するオーガ式製氷機において、 感温筒内のMOP値を、冷凍回路の通常使用状態で想定
    される冷媒の上限の低圧圧力の飽和温度と氷点との間に
    設定したことを特徴とするオーガ式製氷機。
  2. 【請求項2】 圧縮機、凝縮器、冷凍ケーシングに巻回
    された蒸発器、蒸発器の出口部に設けられた感温筒およ
    びこの感温筒内の圧力に応じて弁を開閉する膨張弁を含
    み、冷媒が循環する冷凍回路を備え、冷凍ケーシング内
    の製氷水を連続製氷するオーガ式製氷機において、 感温筒内のMOP値を、冷凍回路の通常使用状態で想定
    される冷媒の上限の低圧圧力の飽和温度に膨張弁の過熱
    度を加えた温度に設定したことを特徴とするオーガ式製
    氷機。
  3. 【請求項3】 前記MOP値は、感温筒内に封入する冷
    媒量を調節することにより設定する請求項1または2に
    記載のオーガ式製氷機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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