JP2001263739A - 温水加湿装置 - Google Patents

温水加湿装置

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JP2001263739A
JP2001263739A JP2000081642A JP2000081642A JP2001263739A JP 2001263739 A JP2001263739 A JP 2001263739A JP 2000081642 A JP2000081642 A JP 2000081642A JP 2000081642 A JP2000081642 A JP 2000081642A JP 2001263739 A JP2001263739 A JP 2001263739A
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hot water
heating
water
humidifying
air
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JP2000081642A
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Hirofumi Sato
裕文 佐藤
Takayuki Iwasaki
隆幸 岩崎
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】温水を棄てないで室内を、特に脱衣所や浴室な
どを加湿暖房する。 【解決手段】給湯配管の湯を循環して、循環経路の途中
から分岐して霧化のために一時溜め部に導き超音波振動
子などよりなる霧化手段により、その湯を霧化して室内
を加湿する。さらに上記加湿空気を加熱部に導き、加熱
して室内に放出し室内を加湿暖房する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内用の加湿装置
に関し、特に浴室や脱衣所を速やかに加湿または暖房す
る加湿装置および加湿暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平6−58581や特開平9−11
9685に記載された従来の装置は、超音波方式により
水を霧化することで加湿能力を高く保ちながら、電熱ヒ
ータによる加熱殺菌手段を同時に併用して衛生上の問題
をなくしたものである。特に、特開平6−58581の
例では有効な殺菌温度までの昇温でとどめ無駄に電力を
消費しない様になっている。これらは給水用のタンクを
備えており、連続使用によって水が無くなったら補給す
るようになっている。
【0003】また、加湿暖房においては、特開平6−6
3103に記載されたように、温水をノズルから噴射し
て、その近傍にある暖房用給湯管に吹付けて気化させる
ことで加湿操作を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置は給水タンクを使用しているため連続使用による加
湿運転時には水の補給作業が必要であり、連続使用中に
水切れがおこる不便さをもっている。
【0005】さらに、加熱殺菌しているとはいえ、未使
用中は再び室温に冷されるため使用後にはタンク内に菌
類の繁殖がおこり、使用後に残り水を棄てるなど対策し
ないと衛生上の課題が残る。
【0006】また、温水をノズルから噴出して加湿暖房
に供する方法では、有効な霧化を発生させるために相当
水量を必要とし、ノズルを通過した大半の湯水が霧化せ
ずに、廃棄されるという問題をもつ。
【0007】またさらに、温水をノズルから噴出する方
法によると、加湿具合が調節できず一気に飽和域まで到
達するため過飽和になり易く、昇温しきれていない箇所
では水分結露の問題が起る。特に、脱衣所などでは衣類
や湯上りのタオルなどがぬれてしまうなどの問題がおこ
る。
【0008】したがって、本発明の目的は、温水加湿装
置において、暖房用給湯配管から分岐した給湯手段を利
用することにより、暖房給湯が稼働中は湯切れがない加
湿運転を可能にすることである。
【0009】本発明の別の目的は、温水加湿装置におい
て、未使用時の雑菌繁殖阻止を可能にすることである。
【0010】本発明のまた別の目的は、温水加湿装置に
おいて、無駄水の廃棄を極小にすることである。
【0011】本発明のさらにまた別の目的は、温水加湿
装置において、出力調整能力に優れた加湿暖房機を提供
することである。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用・効果】本発明
に従う温水加湿装置は、湯が循環される給湯循環路と、
湯を霧化させる霧化手段と霧化のために湯を一時貯溜す
る溜め部とからなる霧化ユニットと、前記給湯循環路か
ら分岐して霧化ユニットに湯を供給する供給手段とを備
えたものである。
【0013】前記温水加湿装置において、暖房用の給湯
循環路(湯温40〜80℃)から分岐して湯を霧化ユニ
ットに供給し、したがって、連続運転での湯切れがなく
なる。この霧化ユニットは超音波振動子などを用いて微
細な水滴を発生させる。この微細水滴は大気中に放出さ
れ、大気中の熱を吸収して全て気化することで加湿操作
が行われる。
【0014】水の粘度を相対比較すると、20℃付近
(水)を1として、40〜60℃(湯)では0.5程度
に小さくなる。霧化は超音波振動などを利用して伸縮加
速度によってバルクから小滴を引き千切ることによって
達成される。したがって、液体の変形がしやすい低粘度
であるほうが有利であることから、温水供給による霧化
加湿は、少ないエネルギーでも大量の水分を気化できる
有利な方法である。
【0015】さらに、温度域55℃以上では雑菌の繁殖
がなく、たいていは死滅する環境であり、給湯用温水を
使用することによって加湿運転中の衛生性は保証され
る。
【0016】また、霧化用の湯の供給には従来のような
タンクを使用しないため、従来例のように残り水を棄て
るなどの作業はなくなる。
【0017】また、本発明に従う温水加湿装置は、霧化
用の湯を加熱する溜め水加熱手段を備えたものである。
【0018】湯温度が低いと、粘度が高くなり加湿能力
が低下する。加湿能力を高く安定に保つには水温と粘度
の関係から、湯温度を高くしておくことが望ましい。
【0019】前記温水加湿装置において、調湿制御を必
要とする場合など溜め水が補給されたまま加湿操作が行
われないで待機する場合や、操作の初期など一時溜め部
の温度が湯温より低いことによる加湿能力の低下を、保
温加熱手段で未然に防ぐことができる。
【0020】ここでいう加熱手段とは、一時保留水を所
定温度で保温加熱できるあらゆる手段をいい、たとえば
電熱ヒータや高周波加熱などがある。
【0021】また、本発明に従う温水加湿装置の霧化用
の湯を加熱する溜め水加熱手段が、暖房用循環路の給湯
熱に基づくものである。
【0022】したがって、湯温度を確保するために余分
な熱源手段を必要とせずに、したがってより単純な構成
で暖房運転中に加湿操作が行える自動機構を達成してい
る。
【0023】また、本発明に従う温水加湿装置は、前記
温水加湿装置が霧化した水分を室内に搬送するための送
風手段を備えたものである。
【0024】霧化手段により霧化した水滴は、風送手段
が作り出す気流にのって大気に搬送されことで、より遠
距離まで加湿空気が到達することが可能になり、室内加
湿が迅速に行われる。
【0025】また、本発明に従う温水加湿装置は、送風
空気を加熱する加熱手段を加湿ユニットの下流に配置す
ることによって加湿暖房装置を構成することができる。
【0026】前記加湿暖房装置において、霧化ユニット
で霧化した微小水滴が送風手段がつくる気流で暖房加熱
手段まで到達し、暖房加熱手段によって気化熱を吸収し
速やかに水蒸気となる事が出来る。水蒸気化した水分
は、空気抵抗が極端に小さくなり、より遠距離に速やか
に到達する。したがって、広範囲の室内をすばやく加湿
することができる。
【0027】このような加湿暖房により、浴室や脱衣所
など肌を露出する機会の多い空間でのすばやい加湿空調
は入浴前後のヒートショックを和らげ、また入浴後に毛
穴の開放した状態での皮膚からの水分の散逸を軽減しそ
れによる皮膚障害を防止し、同時に肌寒さを軽減するこ
とができる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態にか
かる加湿装置の構成を示す図である。
【0029】図において、実線矢印は湯の経路を示し、
破線矢印は微小水滴または水蒸気の経路を示し、太い矢
印は空気の流れを示している。この加湿装置は霧化手段
1と湯を霧化するために一時溜める一時溜め部4と前記
一時溜め部4に霧化するための湯を供給する供給手段ア
3を接続して備え、供給手段ア3は暖房用に循環供給さ
れる給湯循環路2に接続する構成となっている。
【0030】加湿に供するための湯は給湯循環路2から
供給手段3を経由して一時溜め部4に導かれると直ち
に、霧化手段1によって霧化され微小水滴となって大気
中に放出される。大気中に放出された水滴は蒸発潜熱分
に見合う大気熱を吸収して水蒸気化し、周囲の空気を加
湿する。
【0031】一時溜め部4に霧化用の湯が供給される限
りは、継続的に加湿を実行できる。
【0032】供給される湯は、もともと市水でありさら
に市水を給湯機により40〜80℃の温水にして供給す
るものであることから衛生上の問題はない。
【0033】ここでは霧化手段として、超音波振動子に
よる水バルクの伸縮振動による方法や、回転円盤による
遠心力を利用する方法などが使用できる。
【0034】(実施例2)図2は、本発明の別の実施形
態にかかる加湿装置の構成を示す図である。図1と共通
の要素には同じ参照番号を付してある。
【0035】この加湿装置では、一時溜め部4に湯の加
熱保温用の加熱手段5を備えており、運転初期など湯温
が低下する要因に対抗して湯温を保てるようにしてい
る。このことにより、温度低下による粘度の上昇が解消
され、立ち上りの早い加湿空調ができる。
【0036】ここでの加熱保温用の加熱手段は電熱ヒー
タや高周波加熱器などが用いられる。
【0037】(実施例3)図3は、本発明のまた別の実
施形態にかかる加湿装置の構成を示す図である。前出の
図と共通の要素には同じ参照番号を付してある。
【0038】さらにこの加湿装置では、供給手段イ6を
設けて一時溜め部4の加熱保温用に給湯循環路2の湯を
分岐して循環加熱するようにしている。したがって、一
時溜め部4の温度は特別な温度制御なしに常に給湯循環
路2の湯温に等しく保つことができる。
【0039】これにより、特別な温度調節機構を設ける
ことなく一定の水粘度に保つことができるため安定した
加湿操作を可能にし、コストも低減できる。
【0040】(実施例4)図4は、本発明のさらに別の
実施形態にかかる加湿装置の構成を示す図である。前出
の図と共通の要素には同じ参照番号を付してある。
【0041】またこの加湿装置では、上記構成のほかに
霧化手段1により大気中に放出した微小水滴および水蒸
気を室内空間に強制的に送出する送風手段7を設けるこ
とにより、微小水滴と空気の混合接触を多くすることで
水滴から水蒸気への気化を促し、さらに遠距離までの到
達を容易にしている。ここで送風手段7としては、ファ
ンや空気加圧ポンプなどである。
【0042】(実施例5)図5は、本発明の一実施形態
にかかる加湿暖房装置の構成を示す図である。前出の図
と共通の要素には同じ参照番号を付してある。
【0043】この加湿暖房装置では、上記構成にさらに
暖房加熱手段8を下流に設けて、送風手段7によって搬
送される加湿空気および微小水滴を暖房加熱手段8を通
過する際に加熱してその温度をあげることができる。こ
うして、加湿のみでなく暖房を伴う加湿空調装置ができ
る。
【0044】また、霧化手段1によって放出された微小
水滴は、大気中の熱を気化熱として吸収して気化し水蒸
気に変化する。この過程で大気温度は微小水滴が吸収し
た熱量分だけ温度が低下することになる。したがって、
加湿速度が大きいと気化熱消費が大きくなり、周囲の気
温が低下することも起こる。
【0045】そこで、暖房加熱手段8を設けることによ
り、加湿速度が大きい操作やや加湿量が大きい操作をす
る時に、暖房加熱手段8を設けることにより、気化熱に
消費される熱量の補充ができることで、周囲室内の気温
を下げずにさらに高負荷の加湿要求に対応できる。
【0046】上記実施形態によれば、浴室や脱衣所など
肌を露出する機会の多い場所で、多湿温暖空間を提供で
きることで、着意時の衣服内気候と脱衣時の湿度や温度
の変化によるヒートショックを最小化できる。また、湯
上り時の毛穴の開いた状態から水分蒸散がおこることに
よる皮膚障害の発生を最小にできる。
【0047】また、加湿と湯による強力な暖房とを同時
に行えるので、結露発生を最小にした空調加湿が可能で
あり、したがって脱衣所などでの幅広い湿度調整に迅速
に対応できる。
【0048】さらに、霧化手段に供給される湯はすべて
水蒸気となるので従来の噴射式のように湯を無駄にする
ことがない。
【0049】以上、本発明の一実施形態を説明したが、
前記の実施形態はあくまで本発明のための例示であり、
本発明を前記実施形態にのみ限定する趣旨ではない。し
たがって、本発明はその趣旨を逸脱することなしに、前
記実施形態以外の様々な形態でも実施することができ
る。たとえば、実施例5の暖房加熱手段は湯以外の熱源
であってもいい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の加湿装置の構成図
【図2】本発明の実施例2の加湿装置の構成図
【図3】本発明の実施例3の加湿装置の構成図
【図4】本発明の実施例4の加湿装置の構成図
【図5】本発明の実施例5の加湿暖房装置の構成図
【符号の説明】
1 霧化手段 2 給湯循環路 3 供給手段ア 4 一時溜め部 5 加熱手段 6 供給手段イ 7 送風手段 8 暖房加熱手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湯が循環される給湯循環路と、湯を霧化さ
    せる霧化手段と霧化のために湯を一時貯溜する溜め部と
    からなる霧化ユニットと、前記給湯循環路から分岐して
    霧化ユニットに湯を供給する供給手段とを備えたことを
    特徴とする温水加湿装置
  2. 【請求項2】前記温水加湿器が霧化用の湯を加熱する溜
    め水加熱手段をもつことを特徴とする請求項1記載の温
    水加湿装置
  3. 【請求項3】前記溜め水加熱手段が暖房用循環路の給湯
    熱であることを特徴とする請求項2記載の温水加湿装置
  4. 【請求項4】前記温水加湿器が霧化した水分を室内に搬
    送するための送風手段をもつことを特徴とする請求項1
    乃至3記載の温水加湿装置
  5. 【請求項5】前記温水加湿器が送風空気を加熱する暖房
    加熱手段を持つことを特徴とする請求項4記載の温水加
    湿装置
JP2000081642A 2000-03-23 2000-03-23 温水加湿装置 Pending JP2001263739A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005249357A (ja) * 2004-03-08 2005-09-15 Anest Iwata Corp 文化財保護防虫用密閉室内の雰囲気制御方法および装置
JP2008232485A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 換気空調装置
JP2011072540A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Panasonic Corp 液体微細化装置とそれを用いたサウナ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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