JP2001263678A - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JP2001263678A
JP2001263678A JP2000077609A JP2000077609A JP2001263678A JP 2001263678 A JP2001263678 A JP 2001263678A JP 2000077609 A JP2000077609 A JP 2000077609A JP 2000077609 A JP2000077609 A JP 2000077609A JP 2001263678 A JP2001263678 A JP 2001263678A
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JP
Japan
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heat
insulation
heater
heating
metal cover
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Pending
Application number
JP2000077609A
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English (en)
Inventor
Yasuhisa Mori
泰久 森
Yasunori Kaneko
康典 金子
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波加熱装置において、上ヒータの反射部
は超微細多孔構造のフュームドシリカで構成されている
ため強度が非常に弱く、絶縁物で保持している部分に力
が集中し、簡単に割れが発生すること。 【解決手段】 加熱室11の上面に配置されている上ヒ
ータ15の反射部16と金属カバー部19の間の絶縁を
確保するために金属カバー部19に耐熱絶縁コーティン
グ部18を表面処理行うことで絶縁が確保することがで
き、高湿度環境下においても絶縁劣化を抑える効果があ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオーブン電子レンジ
等の加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の高周波加熱装置には図4
に示すようなものがあった。図4において加熱室1の前
面にはドア2が設けられ、加熱室1の上下壁面にヒータ
を配置されている。上ヒータ3は金属部4、反射部5、
発熱体6、絶縁物7で構成されている。絶縁物7で反射
部5を浮かした構成にすることで金属部4との絶縁を確
保した。上ヒータ3の熱を加熱室1内の被加熱物8に放
射するようにオーブン上板9に取り付けられている。上
ヒータ3が取り付く部分のオーブン上板9は解放状態に
なっている。ヒータ調理時に出た熱は加熱室1に放出さ
れてターンテーブル10に載置された被加熱物8を加熱
する仕組みになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成においては、ヒータ調理時に出た熱は加熱室1
に放出されてターンテーブル10に載置された被加熱物
8を加熱する仕組みになっている。反射部5は超微細多
孔構造のフュームドシリカで構成されているため反射部
5の強度が非常に弱いため絶縁物7で保持している部分
に力が集中することで高周波加熱装置の輸送時の振動や
ドア開閉時の振動及び上ヒータの組立て時において簡単
に割れてしまうという課題を有していた。
【0004】また、絶縁物7の受け面積を広くすれば振
動等の影響を受けにくいものの絶縁物7のコストが高く
なると同時に組立てが複雑になるという課題を有してい
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、被加熱物を収納する加熱室と前記加熱室外
に設けると共に前記加熱物を加熱する発熱体部と、前記
発熱体部の熱を反射すると共に超微細多孔構造のフュー
ムドシリカで構成する反射部と、前記反射部の周囲を固
定している金属カバー部と、前記金属カバーに表面処理
を施す耐熱絶縁コーティング部とを有するようにしたも
のである。
【0006】上記発明によれば、ヒータ調理時に出た熱
は加熱室に放出されてターンテーブルに載置された被加
熱物を加熱する。反射部は超微細多孔構造のフュームド
シリカで構成されているため反射部の強度が非常に弱い
が、金属カバーで保持しているため、高周波加熱装置の
輸送時の振動やドア開閉時の振動及び上ヒータの組立て
時において簡単に割れないように出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、被加熱物を収納する加
熱室と、前記加熱室外に設けると共に前記被加熱物を加
熱する発熱体部と、前記発熱体部の熱を反射すると共に
超微細多孔構造のフュームドシリカで構成する反射部
と、前記反射部の周囲を固定している金属カバー部と、
前記金属カバーに表面処理を施す耐熱絶縁コーティング
部とを有するようにしたものである。
【0008】そして、金属カバーに表面処理を施す耐熱
絶縁コーティング部とを有するために、前記反射部を局
部的に保持せず、全集において保持できるので、輸送時
の振動やドア開閉時の振動及びヒータ組立て時等に於い
て、簡単に割れるということを無くすことが出来る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。
【0010】図1は本発明の実施例の高周波加熱装置を
示す概略断面図、図2は同高周波加熱装置の上ヒータの
平面図、図3は同高周波加熱装置における上ヒータのa
−a′断面図である。
【0011】図1〜図3において、加熱室11の前面に
ほぼ密閉するようにドア12が設けられている。本実施
例においては、発熱体(ヒータ)は加熱室の上下2壁面
に配置した例を示したが、左右でも良いし、全面でも良
い等、発熱体の設置場所を限定するものではないのは言
うまでもないことである。加熱室11の上下2壁面にヒ
ータを配置したものであり、加熱室11のオーブン上板
13に一部パンチング孔14が開いておりその上に上ヒ
ータ15が設置されている。上ヒータ15は反射部1
6、発熱体部17、金属カバー部19で構成され、金属
カバー部19の表面に耐熱絶縁コーティング部18を表
面処理をしている。反射部16は、フュームドシリカの
圧縮成形体である。なお、フュームドシリカは、極限的
に微細なセル構造からなるもので、また、赤外線の透過
が最小限のレベルになるような、耐熱性金属酸化物等の
不透過剤を含有する組成となっており赤外線を効果的に
散乱させるため、赤外線の反射率が90%以上と金属と
同等レベルであって、高断熱性、高反射性に優れた性能
を有するものである。しかし、フュームドシリカは、極
限的に微細なセル構造からなるものであり、微粒子と微
粒子が結合した間に無数の隙間が開いており、この隙間
に水分が進入すれば、絶縁抵抗が劣化しかつ反射部に耐
熱性金属酸化物等を混入させることで更に絶縁抵抗の劣
化が促進させるため金属カバー部19の表面に耐熱絶縁
コーティング部18をすることで反射部16との絶縁を
確保するものである。耐熱絶縁コーティング部18はシ
リコン系やケイ酸、リン酸などの無機質系、ボロシロキ
サン系、更にはホーロー等などの材料をコーティング材
として表面処理することで絶縁を確保するものである。
但し、本発明の実施例において耐熱絶縁コーティング部
18は上記5種類の例示をしたが、設置条件(耐熱や耐
湿や量産組立性等)を満足する絶縁材料であれば何でも
良いことは言うまでもないことである。
【0012】なお、発熱体部17は幅5.25mmのリボ
ン状のFe−Cr−Al材としている。図3に示すよう
に波形に成形したものであり、反射部16と一体化して
金属カバー部19に収納されている。本実施例では、発
熱体部17の厚みは50μmとし、消費電力は100v7
50wである。又、図4に示すように、発熱体部17は
反射部16の表面に出ている露出部17aと、埋設部1
7bで構成し、埋設部17bによって反射部16に固定
されたものである。
【0013】オーブン上板13のパンチング孔14は、
電波漏洩を抑える役割をしている。
【0014】なお、パンチング孔はステンレスメッシュ
アミに置き換えても性能が確保されるため置き換え可能
である。また、パンチング孔やステンレスメッシュアミ
が無い状態においても電波漏洩を抑えることが出来るの
であるならばこのがぎりでない。
【0015】なお、オーブン底板20の下側には、下ヒ
ータ21が設けられている。下ヒータ20も上ヒータ1
5と同様の反射部22、発熱体部23及び金属カバー部
25からなり金属カバー部25は耐熱絶縁コーティング
部24の表面処理された状態でオーブン底板20に取り
付けられている。下ヒータ21で発生した熱によりオー
ブン底板20を加熱し放射と対流により加熱室内11の
ターンテーブル26上の被加熱物27に伝わる。
【0016】下ヒータ21も発熱体部23が反射部22
にその一部が表面に露出し、他が埋設した構成であり、
幅2.25mm、厚み50μm、リボン状で波形形状、同
組成の材料を使用している。消費電力は100v480w
としている。
【0017】次に動作、作用について説明すると、加熱
室11内の被加熱物27は上ヒータ15・下ヒータ21
からの熱によって加熱調理される。この際、発熱体部1
7・23をリボン状の薄板とし、反射部16・22から
一部露出させているため熱の放射が良好で通電後2〜3
秒で赤熱状態となってヒータの所定温度に到達する。
【0018】反射部16・22は熱伝導率が静止空気の
それよりも小さく、また、赤外線の反射率が0.90以
上と大きく、高放射熱遮断性に優れたフュームドシリカ
により構成されているためヒータ部からの熱を外部に逃
げ難くし、庫内温度の立ち上がりを速め、与えたエネル
ギーを効率的に調理に使用することができる。
【0019】なお、ヒータ線の厚みや幅等、実施例の数
値に限定するものではなく、任意に選定することは当然
可能である。ヒータ材質も耐熱的で、成形性や耐久性に
問題のないものの中から選択することができ、形状も波
形に限定するものではない。
【0020】ヒータ調理時の電波は加熱室に放出されて
ターンテーブル26に載置された被加熱物27を加熱す
る。反射部16・22は超微細多孔構造のフュームドシ
リカで構成されているため反射部16・22の強度が非
常に弱いため耐熱絶縁コーティング部18・24を処理
した金属カバー部19・25の面に反射部16・22の
面を接触させることで確実に保持することが出来るた
め、高周波加熱装置の輸送時の振動やドア開閉時の振動
及び上下ヒータの組立て時において容易に反射部16・
22が割れなくなり、反射部16・22と金属カバー部
19・25間の絶縁を確保出来るものである。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の高周波加熱
装置は熱の反射性、そして断熱性能に優れた超微細他孔
構造を有するフュームドシリカの成形体を反射部とし、
リボン状の薄板の発熱体部を波形形状にして、反射部に
その一部を露出させて埋設し、固定した一体構成として
いるので断熱層がスリムとないる。また、金属カバー部
に耐熱絶縁コーティング部を表面処理することで反射部
と金属カバー部及びシャーシ間の絶縁が確保することが
でき、高湿度環境下においても絶縁劣化を抑える。ま
た、金属カバー部に表面処理を施す耐熱絶縁コーティン
グ部とを有するために反射部を局地的に保持せず全周に
おいて保持できるので、輸送時の振動やドア開閉時の振
動及びヒータ組立て時等に於いて簡単に割れるというこ
とが無くすことが出来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における高周波加熱装置の概
略断面図
【図2】同高周波加熱装置の上ヒータ部分の平面図
【図3】同高周波加熱装置の上ヒータ部分のa−a′部
断面図
【図4】従来の高周波加熱装置の構成を示す概略断面図
【符号の説明】
11 加熱室 16 反射部 17 発熱体部 18 耐熱絶縁コーティング部 19 金属カバー部 22 反射部 23 発熱体部 24 絶縁コーティング部 25 金属カバー部 27 被加熱物
フロントページの続き Fターム(参考) 3K086 AA05 BA02 FA01 FA08 3K090 AA07 AB02 BA09 BB01 EB03 EB04 EB07 EB16 EB17 EB29 EB40 3L086 AA02 BA06 BA08 BB04 BD01 BD02 BD07 BD10 DA01 DA18

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱室
    外に設けると共に前記被加熱物を加熱する発熱体部と、
    前記発熱体部の熱を反射すると共に超微細多孔構造のフ
    ュームドシリカで構成する反射部と、前記反射部の周囲
    を固定している金属カバー部と、前記金属カバーに表面
    処理を施す耐熱絶縁コーティング部とを有する高周波加
    熱装置。
JP2000077609A 2000-03-21 2000-03-21 高周波加熱装置 Pending JP2001263678A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101796016B1 (ko) 2017-03-31 2017-11-10 주식회사 비젼코리아 난로용 히터 장치
CN110631061A (zh) * 2019-08-30 2019-12-31 广东美的厨房电器制造有限公司 一种燃烧检测方法、装置及烹饪设备

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KR101796016B1 (ko) 2017-03-31 2017-11-10 주식회사 비젼코리아 난로용 히터 장치
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