JP2001324149A - 加熱調理装置 - Google Patents

加熱調理装置

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JP2001324149A
JP2001324149A JP2000142836A JP2000142836A JP2001324149A JP 2001324149 A JP2001324149 A JP 2001324149A JP 2000142836 A JP2000142836 A JP 2000142836A JP 2000142836 A JP2000142836 A JP 2000142836A JP 2001324149 A JP2001324149 A JP 2001324149A
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Japan
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heat
heating
metal cover
heater
heating element
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JP2000142836A
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English (en)
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Yasuhisa Mori
泰久 森
Yasunori Kaneko
康典 金子
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波加熱装置において、上ヒータとして機
械的強度の弱い超微細多孔構造のフュームドシリカを用
いても輸送時やドア開閉時の振動並びに組立時において
も簡単に破損しない構成を提供することを目的とする。 【解決手段】 加熱室11の上面に配置されている上ヒ
ータ15のフュームドシリカよりなる反射部16を金属
カバー19で全体を覆う構成とした。この構成で金属カ
バー部19に耐熱絶縁コーティング部18を設けること
で絶縁が確保すると共に金属カバー部19で機械的強度
を保持することが出来るため、外部衝撃により破損しに
くくすることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオーブンまたはオー
ブン電子レンジ等の加熱装置に関し、特に被加熱物を加
熱するヒータ部の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の加熱調理装置には図4に
示すようなものがあった。すなわち図4において加熱室
1の前面にはドア2が設けられ、加熱室1の上下壁面に
ヒータが配置されている。上ヒータ3は金属部4、反射
部5、発熱体6、絶縁物7で構成されている。絶縁物7
で反射部5を浮かした構成にすることで金属部4との絶
縁を確保した。上ヒータ3の熱を加熱室1内の被加熱物
8に放射するようにオーブン上板9に取り付けられてい
る。上ヒータ3が取り付く部分のオーブン上板9は解放
状態になっているため、ヒータ調理時に出た熱は加熱室
1に放出されてターンテーブル10に載置された被加熱
物8を加熱するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のヒータ構成においては、反射部5は超微細多孔構
造のフュームドシリカで構成されているため強度が非常
に弱く絶縁物7で保持している部分に力が集中する。例
えば、加熱調理装置の輸送時の振動やドア開閉時の振動
及び上ヒータの組立て時等で簡単に割れてしまうという
問題を有していた。 また、絶縁物7の受け面積を広く
すれば振動等の影響を受けにくくすることができるが、
本発明は前記従来の課題を解決するもので、機械的強度
が強くかつ、充分な絶縁性能を有するヒータ構成を提供
することを目的とする。絶縁物7のコストが高くなると
同時に組立て時に破損しないように注意しなければなら
ないという問題を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために反射部の周囲を金属カバー部とで固定すると
共に、反射部と金属カバー部との絶縁を確保するために
前記金属カバーに耐熱絶縁コーティング部とを有するよ
うにしたものである。
【0005】上記発明によれば、機械的強度の弱い超微
細多孔構造のフュームドシリカで構成されている反射部
を耐熱絶縁コーティングを有する金属カバーで覆ってい
るので加熱調理装置の輸送時の振動やドア開閉時の振動
及び上ヒータの組立て時において簡単に割れないように
することが出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、被加熱物を加熱する加
熱室と、前記被加熱物を加熱する発熱体部とを備え、前
記発熱体部は熱を放射する発熱体と前記発熱体の熱を反
射する超微細多孔構造のフュームドシリカで構成する反
射部と、前記反射部に対応する表面に耐熱絶縁コーティ
ング部を有し、前記反射部の周囲を固定する金属カバー
部よりなる構成とした。
【0007】そして、金属カバーに表面処理を施す耐熱
絶縁コーティング部とを有するために、前記反射部を局
部的に保持せず、全周において保持できるので、絶縁を
保持出来ると共に輸送時の振動やドア開閉時の振動及び
ヒータ組立て時等に於いて、簡単に割れるということが
無くすことが出来る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。なお、本実施例では加熱調理装置として、
高周波加熱装置を用いた場合につき説明する。
【0009】図1は本発明の実施例の高周波加熱装置を
示す概略断面図、図2は同加熱装置の上ヒータの平面
図、図3は上ヒータのA―A線断面図である。
【0010】図1〜図3において、加熱室11の前面に
ほぼ密閉するようにドア12が設けられている。なお、
本発明の実施例において発熱体部(ヒータ)は加熱室の
上下2壁面に配置した例を示したが、左右でも良いし、
全面でも良い等、発熱体部の設置場所を限定するもので
はない。加熱室11の上下2壁面にヒータを配置したも
のであり、加熱室11のオーブン上板13に一部パンチ
ング孔14が設けられておりその上に上ヒータ15が設
置されている。上ヒータ15は反射部16、発熱体1
7、金属カバー部19で構成され、金属カバー部19の
表面に耐熱絶縁コーティング部18を表面処理により設
けている。反射部16は、フュームドシリカの圧縮成形
体である。なお、フュームドシリカは、極限的に微細な
セル構造からなるもので、また、赤外線の透過が最小限
のレベルになるような耐熱性金属酸化物等の不透過剤を
含有する組成となっており、赤外線を効果的に散乱させ
るため、赤外線の反射率が90%以上と金属と同等レベ
ルであって、高断熱性、高反射性に優れた性能を有する
ものである。しかし、フュームドシリカは、極限的に微
細なセル構造からなるものであり、微粒子と微粒子が結
合した間に無数の隙間があり、この隙間に水分が浸入す
れば、絶縁抵抗が低下する。また反射部に耐熱性金属酸
化物等を混入させているので絶縁抵抗が低くなってい
る。そのため金属カバー部19の表面に耐熱絶縁コーテ
ィング部18を設けることで反射部16との絶縁を確保
している。耐熱絶縁コーティング部18はシリコン系や
ケイ酸、リン酸などの無機質系、ボロシロキサン系、テ
フロン(登録商標)系、更にはホーロー等の材料をコー
ティング材として用いてシングルコートもしくはダブル
コート表面処理することで絶縁を確保している。但し、
本発明の実施例において耐熱絶縁コーティング部18は
上記5種類の例示をしたが、設置条件である耐熱や耐湿
や量産組立性等を満足する絶縁材料であれば何でも良い
ことは言うまでもないことである。
【0011】なお、発熱体17の材料としては幅5.2
5mmのリボン状のFe‐Cr‐Al材を用いている。
図2に示すように波形に成形したものであり、反射部1
6と一体化して金属カバー部19に収納されている。本
実施例では、発熱体17の厚みは50μmとし、消費電
力は100v750wである。又、図3に示すように、
発熱体17は反射部16の表面に出ている露出部17a
と、埋設部17bで構成し、埋設部17bによって反射
部16に固定されたものである。
【0012】オーブン上板13のパンチング孔14は、
電波漏洩を抑える役割をしている。なお、パンチング孔
はステンレスメッシュ網に置き換えても性能が確保され
るため置き換え可能である。また、パンチング孔やステ
ンレスメッシュ網が無い状態においても電波漏洩を抑え
ることが出来るのであるならばこのがぎりでない。
【0013】なお、オーブン底板20の下側には、下ヒ
ータ21が設けられている。下ヒータ20も上ヒータ1
5と同様の反射部22、発熱体23及び金属カバー部2
5からなり金属カバー部25は耐熱絶縁コーティング部
24の表面処理された状態でオーブン底板20に取り付
けられている。下ヒータ21で発生した熱によりオーブ
ン底板20を加熱し放射と対流により加熱室内11のタ
ーンテーブル26上の被加熱物27に伝わる。
【0014】下ヒータ21も発熱体23が反射部22に
その一部が表面に露出し、他が埋設した構成であり、幅
2.25mm、厚み50μm、リボン状で波形形状、同
組成の材料を使用している。消費電力は100v480
wとしている。
【0015】次に動作、作用について説明すると、加熱
室11内の被加熱物27は上ヒータ15および下ヒータ
21からの熱によって加熱調理される。この際、発熱体
17,23をリボン状の薄板とし、反射部16,22か
ら一部露出させているため熱の放射が良好で通電後2〜
3秒で赤熱状態となってヒータの所定温度に到達する。
【0016】反射部16,22は熱伝導率が静止空気の
それよりも小さく、また、赤外線の反射率が0.90以
上と大きく、高放射熱遮断性に優れたフュームドシリカ
により構成されているためヒータからの熱を外部に逃げ
難くし、庫内温度の立ち上がりを速め、与えたエネルギ
ーを効率的に調理に使用することができる。
【0017】なお、ヒータ線の厚みや幅等、実施例の数
値に限定するものではなく、任意に選定することは当然
可能である。ヒータ材質も耐熱的で、成形性や耐久性に
問題のないものの中から選択することができ、形状も波
形に限定するものではない。しかし、波形形状とするこ
とによりヒータはフュームドシリカにより強固に保持さ
れるようになる。
【0018】ヒータ調理時の電波は加熱室に放出されて
ターンテーブル26に載置された被加熱物27を加熱す
る。反射部16,22は超微細多孔構造のフュームドシ
リカで構成されているため反射部16,22の強度が非
常に弱いため耐熱絶縁コーティング部18,24を処理
した金属カバー部19,25の面に反射部16,22の
面を接触させることで確実に保持することが出来るた
め、高周波加熱装置の輸送時の振動やドア開閉時の振動
及び上下ヒータの組立て時において容易に反射部16,
22が割れなくなり、反射部16,22と金属カバー部
19,25間の絶縁を確保出来るものである。
【0019】なお、本実施例では高周波加熱装置に発熱
体部を用いた場合につき説明したが、これに限定される
ものではなく、電熱装置に用いてもよい。この場合は、
電波漏洩防止のためパンチング孔や網は不用になる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の加熱調理装
置は金属カバー部に耐熱絶縁コーティング部を表面処理
により設けることで反射部と金属カバー部の絶縁を確保
することができ、高湿度環境下においても絶縁劣化を抑
えることができる。また、金属カバー部に表面処理を施
す耐熱絶縁コーティング部とを有するために反射部を局
部的に保持せず全周において保持できるので、輸送時の
振動やドア開閉時の振動及びヒータ組立て時等に於いて
簡単に割れるということを無くすことが出来るという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における高周波加熱装置の概
略断面図
【図2】同高周波加熱装置の上ヒータの平面図
【図3】同高周波加熱装置の上ヒータのA―A線断面図
【図4】従来の高周波加熱装置の構成を示す概略断面図
【符号の説明】
11 加熱室 15 上ヒータ(発熱体部) 16 反射部 17 発熱体 18 耐熱絶縁コーティング部 19 金属カバー部 21 下ヒータ(発熱体部) 23 発熱体 24 耐熱絶縁コーティング部 25 金属カバー部 27 被加熱物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K086 AA05 AA06 AA08 BA02 BA08 FA06 FA08 FA09 3L086 AA02 BB11 BB17 BD01 BD02 BD07 DA01 DA02 DA05 DA16 DA18 DA23 3L087 AA01 AA05 AB11 AC11 AC12 AC13 AC15 CA02 CA15 CA16 CA20 CB02 CC01 CC14 DA01 DA02 DA05 DA15 DA17 DA23

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加熱物を加熱する加熱室と、前記被加熱
    物を加熱する発熱体部とを備え、前記発熱体部は熱を放
    射する発熱体と前記発熱体の熱を反射する超微細多孔構
    造のフュームドシリカで構成する反射部と、前記反射部
    に対応する表面に耐熱絶縁コーティング部を有し、前記
    反射部の周囲を固定する金属カバー部とよりなる構成と
    した加熱調理装置。
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