JP2001260472A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JP2001260472A
JP2001260472A JP2000069933A JP2000069933A JP2001260472A JP 2001260472 A JP2001260472 A JP 2001260472A JP 2000069933 A JP2000069933 A JP 2000069933A JP 2000069933 A JP2000069933 A JP 2000069933A JP 2001260472 A JP2001260472 A JP 2001260472A
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printer
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shape
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JP2000069933A
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English (en)
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Naoki Yoshida
直樹 吉田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Olympus Corp
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板の実装形態や配置構成に改良を施
し、記録紙の搬送経路の形状をU字形状に形成するとと
もに、回路基板とこの搬送経路との隙間に各種電子部品
を実装するように配置構成することにより、装置自体の
小型化及び軽量化を可能にして、携帯用として最適なプ
リンタ装置を提供するにある。 【解決手段】 プリンタ装置1では、制御基板22aと
パワー基板22bとで略L字状に構成された基板22上
に、記録紙搬送経路44を略U字形状で且つ搬送方向を
略180度変更するべくU字形状に形成されたガイド板
13a,13bを配設することにより、ガイド板13
a,13bと制御器板22a及びパワー基板22bとで
挟まれる箇所に空間50が形成される。この空間50に
は、回路基板上に実装配置する大型電子部品としてのコ
ネクタ23、あるいは背の高いチップ部品が集中的に実
装配置される。これにより、小型化に最適な基板構造及
び記録紙搬送経路形状が得られるとともに、効率の良い
大型電子部品の実装形態が得られるので、プリンタ装置
1の小型化を確実に実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ装置に関
し、特にプリント動作するのに必要な回路群が搭載され
た回路基板の配置構成を改良することにより、携帯用と
して小型軽量化を可能にしたプリンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータやビデオ
記録装置が広く普及し、これらの機器の画像を記録する
ことが可能なプリンタ装置も種々提案されており、また
その需要も増大しつつある。このため、安価でしかも品
位の良いプリント画の可能なプリンタ装置が望まれてお
り、また、モバイルプリンタ装置としていつでも何処で
もプリントできるように、小型軽量で携帯可能なプリン
タ装置の要求も強い。
【0003】一般に、熱転写型のプリンタ装置では、情
報ソースの映像信号に応じて、例えば、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3色の染料を
所定の順序で循環的に塗布したカラーハードコピー用イ
ンクシートを循環させるとともに、サマールヘッドを発
熱させてインクシートの染料を昇華させて記録紙(熱転
写用記録紙)に1画面のカラー印刷をするようにしてい
る。また、このプリンタ装置はサマールヘッドに印加す
る電流時間幅を制御することによって、昇華する染料の
量を調整して階調の制御を行っている。また、このよう
な方法で記録した後には、プリンタ装置の記録紙搬送機
構によって、記録された記録紙が搬送され、例えば排紙
ケースに送り出し収容して1画面(1ページ)分の記録
段階を完了することになる。
【0004】このような熱転写型のプリンタ装置におい
ても、小型軽量で携帯可能な装置が強く望まれており、
これに対し従来では、特開平11−157113号公報
に記載のプリンタ装置が提案されている。
【0005】この提案によるプリンタ装置では、薄膜フ
ィルム上に熱転写インクを塗布したインクリボンと記録
紙とをサーマルヘッドとプラテンローラとの間で押圧し
ながら移送して、前記サーマルヘッドの発熱抵抗体に電
流を流して発熱させ、該発熱抵抗体により前記インクリ
ボンの熱転写インクを前記記録紙に転写して印刷を行う
プリンタ装置において、サーミスタにより温度を測定
し、次の印刷開始時間を設定することが特徴である。こ
れにより、サーマルヘッドの熱光率が良く、記録紙を連
続して印刷できる小型なプリント装置を容易に得られ
る。
【0006】また、前記プリンタ装置に用いられるサー
マルヘッドは、複数の発熱抵抗体の両端を複数の個別電
極と共通電極とに接続した発熱部を棒状ガラス部材に沿
って形成し、且つ、棒状ガラス部材を基板の一端面側に
取り付けると共に、共通電極と接続したサーミスタ及び
複数の個別電極と共通電極とに接続する複数の駆動用I
Cを基板上に取り付けて構成されているため、該サーマ
ルヘッドの消費電力を少なく設定でき、且つ従来のよう
に放熱板も必要がないことから、小型軽量で携帯可能な
プリンタ装置に適用できる。
【0007】ところで、携帯用のプリンタ装置を実現す
るためには、周知のように小型化及び軽量化が重要であ
る。小型化及び軽量化を図るためには、プリント動作を
実行するのに必要な回路等が取り付けられる基板の実装
面積を小さくすることが必要であり、また大電流を必要
とするサーマルヘッドを搭載していることから、これに
伴い必要不可欠である大型電子部品等の実装位置も考慮
しなければならない。さらに、カラープリンタであるこ
とから、周知のように記録紙の往復送り動作が必要であ
るが、この往復送り動作をするための記録紙の搬送経路
の形状も、小型化を実現する上で特に重要である。
【0008】しかしながら、上述した従来のプリンタ装
置では、装置全体の小型化及び軽量化を図るための具体
的な回路基板の実装形態や配置構成等に関してはなんら
述べてはおらず、また記録紙の搬送経路に関しても、単
に直線方向に記録紙の往復送り動作をするような形状で
構成されていることから、大型化になってしまい、結
局、プリンタ装置の小型化を十分に図ることができない
という問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来のプ
リンタ装置では、サーマルヘッドの改良や放熱板が不要
な構成等により、プリント性能の向上化や小型軽量化を
図っていたが、装置全体の小型化及び軽量化を図るため
の具体的な回路基板の実装形態や配置構成等に関しては
なんら述べてはおらず、また記録紙の搬送経路に関して
も、単に直線方向に記録紙を往復送り動作するような形
状に構成されていることから、大型化になってしまい、
結局、プリンタ装置の小型化を十分に図ることができな
いという問題点があった。
【0010】そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされ
たもので、回路基板の実装形態や配置構成に改良を施
し、記録紙の搬送経路の形状をU字形状に形成するとと
もに、回路基板とこの搬送経路との隙間に各種電子部品
を実装するように配置構成することにより、装置自体の
小型化及び軽量化を可能にして、携帯用として最適なプ
リンタ装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によるプ
リンタ装置は、用紙上に画像が形成される際にこの用紙
が搬送される搬送経路の少なくとも一側部側において用
紙送り方向の前記搬送経路を略円弧形状となすべく略円
弧形状に形成されたガイド部材と、前記搬送経路の略直
線部分と略平行に配置された第1の回路基板と、前記第
1の回路基板に略垂直に接続されると共に前記ガイド部
材の略円弧形状部分近傍に配置された第2の回路基板と
を有し、前記第1または第2の回路基板上に実装配置す
る電気部品のうち背の高い大型電気部品を、前記ガイド
部材の略円弧形状部分と前記第1及び第2の回路基板と
に挟まれた空間内に集中的に配置したことを特徴とする
ものである。
【0012】請求項2の発明によるプリンタ装置は、請
求項1に記載のプリンタ装置において、前記ガイド部材
の略円弧状部分は、前記搬送経路の搬送方向を略180
度変更することを特徴とするものである。
【0013】請求項1及び請求項2の発明によれば、上
記構成のガイド部材を用いることにより、用紙上に画像
が形成される際にこの用紙が搬送される搬送経路の少な
くとも一側部側において用紙送り方向の前記搬送経路を
略円弧形状となし、且つ搬送方向を略180度変更する
ことができるので、記録紙の往復送り動作方向が直線方
向ではない、装置の小型化を図るのに最も適した記録紙
搬送経路を構成することが可能となる。さらに、前記第
1または第2の回路基板上に実装配置する電気部品のう
ち背の高い大型電気部品を、前記ガイド部材の略円弧形
状部分と前記第1及び第2の回路基板とに挟まれた空間
内に集中的に配置したことにより、小型化に適した効率
の良い実装形態を得ることが可能となり、結果として小
型化及び軽量化を可能にして、携帯用として最適なプリ
ンタ装置を実現することが可能となる。
【0014】請求項3の発明によるプリンタ装置は、請
求項1又は請求項2に記載のプリンタ装置において、前
記大型の電気部品は、前記第1の回路基板と第2の回路
基板とを接続するためのコネクタであることを特徴とす
るものである。
【0015】請求項3の発明によれば、前記ガイド部材
の略円弧形状部分と前記第1及び第2の回路基板とに挟
まれた空間内に、大型電気部品であるコネクタを配置し
たことにより、前記第1の回路基板と第2の回路基板と
を電気的及び構造的に接続することができ、また、装置
の小型化に最適な基板の実装形態を得ることが可能とな
る。その他の作用及び効果については、上記請求項1及
び請求項2の発明と同様である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0017】図1は本発明に係るプリンタ装置の一実施
の形態を示し、該装置の全体構成を示す斜視図である。
【0018】図1に示すように、本実施の形態のプリン
タ装置1は、プリント機能に必要な各種の機械的機構や
構成部品、基板等を収容する本体カバー2と、この本体
カバー2の下部に取り付けられる本体底部3とで筐体を
形成して装置1の主要外観部分を構成している。
【0019】前記装置1のフロント側(図中に示す左側
前方)の本体カバー2には、複数の記録紙6を収納する
ことが可能な給紙カセット5を装着するための給紙カセ
ット装着開口2aが形成され、この給紙カセット装着開
口2aを介して給紙カセット5が着脱自在に装着される
ようになっている。
【0020】また本体底部3の対応する部位には、前記
給紙カセット5を装置から取り外した際に前記給紙カセ
ット装着開口2aを閉じるための開閉蓋4aが開閉可能
に設けられている。この開閉蓋4aには、閉じた際にそ
の閉じた状態を保持するためのロック手段4cが設けら
れており、このロック手段4cと本体カバー2の対応す
る位置に設けられた係止手段(図示せず)とによって、
該開閉蓋4aがロックされるようになっている。
【0021】本体カバー2のフロント側からみて右側の
側面には、開口2fが形成され、この開口2fを介して
露出し且つ装置内部に配設されたメインフレーム12b
には、インクリボン7aが巻回されてなるインクカセッ
ト7を装着するためのインクカセット挿入口2bが形成
されている。なお、インクリボン7aは、イエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C),透明なオーバ
ーコート用インク(OP)等の複数色の熱転写インクを
順次繰り返して塗布されたものである。
【0022】また、本体カバー2には、この開口2fを
閉じるための開閉蓋4bが開閉可能に設けられており、
前記開閉蓋4aと同様に閉じた際にその閉じた状態を保
持するためのロック手段4dが設けられ、このロック手
段4dと本体カバー2の対応する位置に設けられた係止
手段(図示せず)とによって、該開閉蓋4bがロックさ
れるようになっている。
【0023】本体カバー2の背面側(図中に示す右側後
方)の部位には、携帯用として必要な駆動電源供給手段
としてのバッテリー8を着脱自在に取り付けるためのバ
ッテリ取付用溝2cが形成されている。このバッテリ取
付用溝2cには、バッテリー8の取付面に形成された取
付部8aが嵌合してこれに取り付けられるようになって
おり、またこのバッテリ取付部8aの上部に設けられた
係止部8cとバッテリ取付用溝2cの対応する位置に設
けられた係止手段(図示せず)とが係合することによっ
て、バッテリー8の取付状態を保持することが可能であ
る。
【0024】また、バッテリー8の取付部8aの面上に
は、該バッテリー8に蓄積された電力を装置1内部へと
供給するための複数の電池切片8bが設けられており、
該バッテリー8をバッテリー取付用溝2cに取り付けた
際に、該装置1の背面側に設けられた電池切片(図示せ
ず)と接触して電気的に導通することにより、装置1内
部へと電力を供給することができるようになっている。
【0025】一方、本体カバー2のインクカセット挿入
口2bが設けられている逆側の側面の中央部分には、プ
リントする画像情報信号を記録した例えばスマートメデ
ィア等のメモリカード9を着脱自在に装着可能なメモリ
カードコネクタ(図示せず)が設けられている。このメ
モリカードコネクタ(図示せず)を介してメモリカード
9を装着することにより、該メモリカード9からプリン
トするのに必要な画像情報信号を取り込んでいる。
【0026】また、同じ側面の後端部には、通常のAC
電源を直流(DC)に変換して該装置1内に供給するた
めのDCコネクタ10が着脱自在に取り付けられるよう
になっている。このDCコネクタ10は、ACコンセン
ト10aにより一般のAC電源を取り込み、この取り込
んだAC電源をACコンセット10a内、あるいはこの
ACコンセント10aとDCコネクタ10との間に設け
られたAC/DC変換器(図示せず)によって直流電源
(DC)に変換し、該装置1の駆動電力として装置内に
供給する。
【0027】また、本実施の形態のプリンタ装置1で
は、単にメモリカード9により画像情報信号を取り込む
だけではなく、例えばパーソナルコンピュータやビデオ
記録再生機器等からの画像情報信号を取り込むことも可
能である。つまり、本体カバー2のメモリカードコネク
タ(図示せず)が設けられた側面の手前側部分には、上
述したパーソナルコンピュータやビデオ記録再生機器等
に接続されたPCコネクタ11を着脱自在に装着可能な
PC用コネクタ(図示せず)が設けられている。したが
って、本実施の形態のプリンタ装置1では、メモリカー
ド9の他にも各種画像機器等に接続されたPCコネクタ
11によって様々な画像情報信号を取り込むことができ
るので、使用範囲を拡大することが可能である。
【0028】また、プリンタ装置1に使用する給紙カセ
ット5は、複数の記録紙6を収納可能であり、上面には
取り外し可能なカバ5aが設けられている。このカバ5
aは、給紙カセット5の挿入側先端部分が切り欠いて形
成されており、この切欠部分を介して収納された複数の
記録紙6の最上層が露出している。給紙カセット5の挿
入時、給紙カセット5の先端部分による位置決めによっ
て装置1内部に配置された給紙ローラ18がこのカバ5
aの切欠部分より露出してる1枚の記録紙6上に当接
し、回転駆動することにより、確実に1枚の記録紙6を
装置内部へと搬送することができるようになっている。
【0029】次に、プリンタ装置内部の構成について図
2を参照しながら説明する。図2は図1に示すプリンタ
装置の内部構成を説明するための分解斜視図である。
【0030】図2に示すように、本実施の形態のプリン
タ装置1は、上述したように本体カバー2と本体底部3
とを組み合わせることにより、該装置1の主要外観部と
なる筐体を構成しているが、該筐体内部には、該装置の
主要構成部分であり各種機構が取り付けられたメインフ
レーム12と、このメインフレーム12の底面に配置さ
れた基板22とが設けられている。
【0031】メインフレーム12は、軽量の金属板から
なる一対の側板12a,12bと、これら側板12a,
12bの背面側にそれぞれ取り付けられ、同様の金属板
で形成された補助板12c,12dと、前記側板12
a,12b間の下部に配置されるとともに、同様の金属
板で背面側がU字形状に折曲するように形成されたもの
で、プリント時に搬送される記録紙6をその内面に接触
させながら案内するためのガイド板13a,13bと、
前記補助板12c,12d間に取り付けられ且つ前記ガ
イド板13のU字形状によって形成されたU字形状の空
間部分(装置内部)に配置されるもので、サーマルヘッ
ド20を駆動させるためのサーマルヘッド駆動機構21
が取り付けられた金属板12eとで構成されている。
【0032】図中右側に示す一方の側板12bには、上
述したようにインクカセット7を挿入するためのインク
カセット挿入口2bが形成されており、この側板12b
と他方の側板12aとの間の前面側には、プリント時に
サーマルヘッド20とで記録紙6を挟持しながら回転す
ることにより記録紙6に対してプリント動作に必要な圧
力を与えると共に該記録紙6を搬送するプラテンローラ
14と、このプラテンローラ14の前方に配置され、プ
リント時に必要な記録紙6の搬送を行うための上下一対
の回転ローラであるピンチローラ15及びグリップロー
ラ40と、これら一対の回転ローラ15,40よりもフ
ロント側に配置された給紙ローラ(ゴムローラともい
う)18とが配設されるようになっている。
【0033】図中の左側部分の側板12aには、上述し
たこれらプラテンローラ14,ピンチローラ15,グリ
ップローラ40及び給紙ローラ18やインクリボン供給
リール7b及びインクリボン巻取りリール7cを回転駆
動するための記録紙送り/リボン送り機構17が取り付
けられるようになっている。
【0034】この記録紙送り/リボン送り機構17の駆
動源には、2つのモータ16,19が用いられており、
一方のモータ16は、該装置1の記録紙送り動作全般用
として、グリップローラ40に回転力を伝達するととも
に、図示しない駆動制御手段によりその送り量が制御可
能なステッピングモータである。他方のモータ19は、
インクカセット7のインクリボン巻き上げ用や給紙ロー
ラ18による給紙用として回転力を供給するDCモータ
である。
【0035】ステッピングモータ16は、後方側に配置
された補助板12dの内側に設置されている。このモー
タは、歯車17aに軸支され、この歯車17aと歯合す
るもうひとつの歯車17b,歯付き17c,歯車17
d,歯付き17e及び歯車17fで構成される機構を介
して、この歯車17fの回同軸に回転力を伝達し、該歯
車17fの回同軸に軸支されたグリップローラ40に対
して、プリント動作に必要な回転力を伝達する。
【0036】一方、DCモータ19は、側板12aの外
側に設置され、インクリボン巻き上げ用や給紙ローラ1
8による給紙用としてインクリボン巻取りリール7c及
び給紙ローラ18に回転力を供給するもので、該モータ
19の回転軸に歯合する歯車機構19aを介して、側板
12a,12b間に取り付けられた給紙ローラ18に対
して回転力を伝達して、給紙カセット5からの1枚の記
録紙6を給紙する。また、モータ19は、歯車機構19
aと連動する回転部材19bに回転力を伝達し、この回
転部材19bが嵌合するインクリボン巻取りリール7c
を回転させることにより、プリント時に必要なインクリ
ボン7aの巻取りを行っている。
【0037】前記補助板12c,12d間の前記ガイド
板13bのU字形状部分の内側部分には、サーマルヘッ
ド20及びサーマルヘッド駆動機構21が配設される。
サーマルヘッド20は、プラテンローラ14側の面に発
熱体を備えて構成され、インクカセット7のインクリボ
ン7aの染料を昇華させて記録紙6(熱転写用記録紙)
に1画面のカラー印刷を行うものである。このサーマル
ヘッド20は、回同軸20bと一体的に構成された支持
部材20aに取り付けられ、この回動軸20bによる回
動によって、上下方向の移動が可能になっている。また
この支持部材20aの一方の側面がばね20dによって
前記サーマルヘッド駆動機構21に対して常時付勢され
るようになっており、プリント待機時、あるいはプリン
ト終了時には、このばね20dによる付勢により、回動
軸20bが回動してサーマルヘッド20が上方向に移動
する。なお、この回動軸20bは、両側側面の補助板1
2c,12dに取り付けられている。
【0038】サーマルヘッド駆動機構21には、このサ
ーマルヘッド20を上下方向に移動させるための駆動源
として、モータ21aが用いられている。このモータ2
1aはDCモータであり、U字形状したガイド板13の
上方のメインフレーム12後方内部に配設されるように
なっている。このモータ21aは、両側側板12a,1
2bに取り付けられた背面板12eに支持部材21bを
介して取り付けられている。また、モータ21aは、該
モータの回転軸と歯合する歯車21c等を介して同軸上
に取り付けられた第1のカム21dを回転させるように
回転力を伝達させる。この第1のカム21dは、サーマ
ルヘッド20を支持する支持部材20aの対応する位置
に回動可能に設けられた第2のカム20cと係合して、
回動軸20bが回動することにより、プリント動作に必
要なサーマルヘッド20の上下方向の移動が可能であ
る。
【0039】また、第3のカム21eと係合し、回動軸
21gが回動することによりスライダ24の一端に係合
しており、該スライダ24の他端は側板12bの内側に
配置されるとともにピンチローラ15と軸支して該ロー
ラを所定方向に移動させるための回動部材15aとに係
合している。つまり、このような構成により、プリント
動作時、サーマルヘッド20の上下方向の動作と連動し
て、ピンチローラ15を所定方向に移動させることが可
能であり、グリップローラ40とで挟持される記録紙6
への接触、非接触を記録仕送り動作に対応させて行うこ
とができるようになっている。
【0040】ところで、本実施の形態のプリンタ装置1
では、前述した目的を達成するために、回路基板の実装
形態や配置構成に改良を施すとともに、記録紙の搬送経
路の形状を装置自体の小型化及び軽量化に最適なU字形
状に形成し、さらに回路基板とこの搬送経路との隙間に
各種大型電子部品を実装するように配置構成している。
【0041】このような本発明の特徴となる基板22の
実装形態や配置構成、及び記録紙搬送経路の経路やこの
構成に伴う大型電子部品の実装形態について、図3及び
図4を参照しながら詳細に説明する。図3は図1に示す
プリンタ装置内に配置された基板の構成や配置状態、及
び記録紙搬送経路の形状等を説明するための前方からみ
た装置内部の主要部分を示す構成斜視図、図4は大型電
子部品の配置形態や該装置の動作を説明するための該装
置の断面図である。
【0042】本実施の形態のプリンタ装置1では、図2
に示すように小型化及び軽量化に最適な形状に構成され
た基板22がメインフレーム12と本体底部3との間に
配設されるようになっている。
【0043】上記基板22は、該プリンタ装置1の底面
側に配設され、図4に示すようにプリント動作するのに
必要な回路群、例えば図示はしないが記録紙送り制御用
の回路とインクリボン送り制御用の回路との少なくとも
一方を搭載した第1の回路基板としての制御基板22a
と、プリンタ装置1の一側面側に配置されるように前記
制御基板22aに取り付けられ、バッテリー8の電池切
片8aと電気的に接続するための電池切片(図示せず)
を備え、この電池切片に接続されるバッテリー8の充電
が可能な充電回路(図示せず)を備えた第2の回路基板
としてのパワー基板22bとで構成されている。
【0044】前記制御回路基板22aと前記パワー基板
22bとは、図中に示すように前記制御回路基板22a
の一端部側に設けられた接続手段としてのコネクタ23
を介して前記パワー基板22bの一端部側が接続される
ことにより、接続された両基板は、略L字状に構成され
る。この場合、制御基板22aのコネクタ23を用いた
パワー基板22bの組立は、該コネクタ23にパワー基
板22bの基板端面を直接挿入することにより、このL
字形状が保持されるようになっている。
【0045】また、基板22の制御基板22a上には、
図示はしないが記録紙送り制御用の回路やインクリボン
送り制御用の回路の他に、映像信号処理回路等の回路が
搭載されるようになっている。また、制御基板22a上
の側面側端部には、メモリカード9を着脱自在に装着す
るメモリカードコネクタ9a及びPCコネクタ11を着
脱自在に装着するPC用コネクタ11aが配設されてい
る。さらに、制御基板22a上の前面側端部には、該装
置に搭載された各種の電子部品(図示せず)と電気的に
接続するための複数のコネクタ30a,30b,30
c,30d,30d,30e,30f,30gが配設さ
れている。
【0046】なお、これらの回路やコネクタ間は、制御
基板上に必要な配線形態に基づき設けられた印刷パター
ンによって、電気的に接続されるようになっている。
【0047】一方、パワー基板22bは、コネクタ23
によって前記制御基板22aとでL字状に構成している
が、このコネクタ23によって、前記制御基板側の各種
電子部品と電気的に接続されるようになっている。また
パワー基板22bは、前記制御基板22aと接合してい
る中央近傍に切欠部33が設けられており、この切欠部
33には、バッテリー8の電池切片8bと電気的に接続
するための電池切片34aを備えた接続部材34が取り
付けられるようになっている。
【0048】またパワー基板22bの内側の面上には、
前記バッテリー8を充電させるための充電回路(図示せ
ず)やサーマルヘッド20及びサーマルヘッド駆動機構
21等を制御するための制御回路等が配設されるように
なっている。さらに、パワー基板22bの側面側端部に
は、サーマルヘッド駆動機構21や大型コンデンサ36
等に対して電気的に接続を行うための、コネクタ32
a,32bが設けられている。
【0049】なお、前記接続部材34や充電回路、制御
回路等は、図示はしないがパワー基板上に必要な配線形
態に基づき設けられた印刷パターンによって、電気的に
接続されるようになっている。
【0050】また、パワー基板22bの中央部分に取り
付けられた接続部材34の外側には、少なくとも3つの
電池切片が突出するように設けられており、バッテリー
8が本体カバー2のバッテリー取付用溝2cに装着され
た場合には、これら接続部材34の電池切片とバッテリ
ー8の電池切片8bとが接触して導通することにより、
バッテリー8の電力をプリンタ装置1本体内へと供給す
ることが可能である。
【0051】このような形状に構成された基板22は、
図4に示すように、本体カバ2と本体底部3とで構成さ
れる筐体内部の外装寄りに配置されて実装される。
【0052】次に、図3及び図4を参照しながら記録紙
搬送経路の形状について説明する。本実施の形態のプリ
ンタ装置1では、図3に示すように上述した略L字状の
基板22上に、背面側がU字形状に折曲するように形成
された前記ガイド板13a,13bに配置されると共
に、これらのガイド板13a,13bにより形成される
記録紙搬送経路が前記基板22の内側に配置されるよう
になっている。
【0053】これらのガイド板13a,13bは、上述
したように背面側がU字形状に折曲するように形成され
且つ長さが異なる形状に形成された2枚のガイド板であ
り、これら2枚のガイド板を並設することによって、プ
リント時に記録紙6を搬送するための記録紙搬送経路4
4(図4参照)が形成されることになる。
【0054】さらに、詳細に説明すると、これらのガイ
ド板13a,13bは、図4に示すようにプリント時に
記録紙6が搬送される記録紙搬送経路44の少なくとも
一側部側において記録紙送り方向の前記記録紙搬送経路
44を、略U字形状となし且つ搬送方向を略180度変
更するべくU字形状(円弧形状ともいう)に形成するよ
うに構成されている。
【0055】また、前記基板22と前記ガイド板13
a,13bにより形成された記録紙搬送経路44との配
置関係については、図4に示すように基板22の制御回
路基板22aが、前記記録紙搬送経路44の略直線部分
と略平行に配置され、一方、パワー基板22bが制御基
板22aに略垂直に接続されると共に前記ガイド板13
a,13bの略U字形状部分近傍に配置されるようにな
っている。
【0056】したがって、このように配置することによ
って、図4に示すように、前記ガイド板13a,13b
と前記制御器板22a及びパワー基板22bとで挟まれ
る箇所には、第1の空間50が形成されると共に、前記
ガイド板13a,13bにより形成された記録紙搬送経
路44のU字形状部分と前記パワー基板22aとの間に
は、第2の空間51が形成されることになる。
【0057】装置の小型化をより確実に実現するために
は、該装置に搭載される各種電子部品を如何に装置1内
部に効率良く実装配置することも重要である。特に、D
Cインレット(例えばAC/DC変換入力用の電子部
品),リレー,コイル,コネクタやサーマルヘッド駆動
時の一時的な電圧低下をカバーするための大型コンデン
サ等の大型電子部品の実装配置については、考慮する必
要がある。
【0058】そこで、本実施の形態では、上述した基板
22の形状及びガイド基板13a,13bによる記録紙
搬送経路形状や配置構造によって小型化を実現するとと
もに、さらに、このガイド板13a,13と基板22と
の配置形態によって形成された前記第1及び第2空間5
0,51を活用して、上述した大型電子部品等を効率良
く実装することにより、小型化を実現している。
【0059】具体的には、図3及び図4に示すように、
制御基板22a又はパワー基板22bの回路基板上に配
置されるDCインレット(図示せず),リレー(図示せ
ず),コイル35,コンデンサ36,コネクタ23,2
5,32a,32c,32d、あるいは図示しない背の
高いチップ部品を、前記第1の空間50又は第2の空間
51に集中的に配置して実装する。この場合、特に大型
コンデンサ36は、図4に示すように第2の空間51に
配置して実装され、またコイル35は第1の空間50に
配置して実装される。このように第1の空間50又は第
2の空間51に効率よく大型電子部品を集中的に実装す
ることにより、プリンタ装置1の小型化を確実に図るこ
とが可能となる。
【0060】したがって、上記の如く、本実施の形態の
プリンタ装置1では、回路基板22を制御基板22aと
パワー基板22bとで略L字状に構成して該装置1の底
面側に配設するとともに、この基板22上に配設される
U字形状のガイド板13a,13bにより形成された記
録紙搬送経路44を、略U字形状で且つ搬送方向を略1
80度変更するべくU字形状に形成されているので、装
置の小型化を図ることが可能となる。さらに、前記基板
と記録紙搬送経路との隙間に各種大型電子部品を実装す
るように集中的に配置しているので、効率の良い実装形
態を得ることができ、装置の小型化を実現でき、携帯用
として好適なプリンタ装置を構成することが可能とな
る。
【0061】また、基板の製造工程や基板に対する大型
実装部品の製造工程を考慮しても、基板22が2つの基
板22a,22bにて構成され、しかもコネクタ23を
用いた組み立てが可能である構成となっていることか
ら、それぞれ分担して基板の製造作業を行うことができ
るので容易であり、また組立作業も簡単に行うことがで
きる。また基板等に対する大型電子部品の実装工程につ
いても、取付箇所等が明確に位置づけされていることか
ら容易に行うことができる。よって、製造工程の簡略化
を図ることも可能となり、コスト低減にも大きく寄与す
る。
【0062】次に、上記構成のプリンタ装置の動作を図
4を参照しながら詳細に説明する。
【0063】まず、給紙カセット5に収容されている最
上層の記録紙6が給紙ローラ18によってプリンタ装置
1内部へと移送される。このとき、給紙カセット5のプ
リンタ装置側基端部がR形状に構成されているので、記
録紙6は円滑に給紙ローラ18の回転によって移送する
ことができる。
【0064】装置内部前方に配置されたピンチローラ1
5及びグリップローラ40の前段には、メインフレーム
12の取り付けられた記録紙搬送経路43a,43bを
形成するガイド板41a,41b,43cが設けられて
おり、給紙ローラ18により移送された記録紙6は、こ
のガイド板41cに取り付けられたテープ部材42を押
し上げながら、形成された搬送経路43aを介してピン
チローラ15とグリップローラ40との間に搬送され
る。このとき、図示はしないがガイド板41bの記録搬
送経路近傍に取り付けられたセンサーによって、記録紙
6が正常に搬送されているか否かが検出され、この検出
結果に応じて、制御基板22aに設けられた主要制御部
によってプリント動作開始の有無が決定される。正常に
搬送されていない場合には、制御部は本体カバー2面上
の表示部2eにエラー表示等を行わせ、そうでない場合
には、プリント動作を開始するように駆動制御を行う。
【0065】プリント動作を開始すると、ピンチローラ
15とグリップローラ40とによって記録紙6は挟持さ
れ、制御部、つまり、制御基板22a上に設けられた記
録紙送り制御用の回路によって、記録紙送り/リボン送
り機構17の駆動が制御されて、表面に滑り止め手段が
施してあるグリップローラ40の回転駆動により、プリ
ント時における記録紙6の搬送が調整される。つまり、
記録紙6の先端部分がガイド板13a,13bにより形
成された記録紙搬送経路44を介して搬送され、記録紙
6の後端部分がサーマルヘッド20とプラテンローラ1
4とにおけるプリント開始地点に到達するように記録紙
6の搬送が制御される。
【0066】プリント時、グリップローラ40及びピン
チローラ15による回転により、この記録紙6とインク
リボン7aとをサーマルヘッド20とプラテンローラ1
4との間で押圧しながら移送して、パワー基板22b上
に設けられた制御回路(図示せず)によってサーマルヘ
ッド20の発熱体に電流を流すことにより、インクリボ
ン7aの熱転写インクを溶解又は昇華して、記録紙6に
転写してプリントを行う。同時に、プリント時、インク
リボン送り制御用の回路によって、プリント時に必要な
インクリボン7aの送りも制御される。
【0067】この場合、インクリボン7aの一色目のイ
エロー(Y)を記録紙6にプリントするときには、ピン
チローラ15とグリップローラ40とで記録紙6を図中
左側方向に移送し、且つこの記録紙6とインクリボン7
aとをサーマルヘッド20とプラテンローラ14との間
で押圧しながら移送して、サーマルヘッド20の発熱体
(図示せず)にイエロー(Y)に応じた画像情報信号を
供給している。
【0068】またこのときの記録紙6の先端部は、U字
形状のガイド板13aとその内側に配設された同形状の
ガイド板13bとで構成される記録紙搬送経路44内に
あり、一方記録紙6の後端部分は、搬送経路43aを介
してガイド板41cに取り付けられたテープ部材42を
押し下げながら記録紙搬送経路43bに移送しながら、
一色目のプリントが実施される。
【0069】なお、プリント時におけるサーマルヘッド
20の位置は、例えば3つのポジション(上部に移動し
た位置、図中に示すように下部に移動した位置、そし
て、それらの中間位置となる待機状態時のパーシャル位
置)となるようにサーマルヘッド駆動機構21によって
切換動作が可能であり、プリント動作に応じて、パワー
基板22b上に設けられた制御回路38によりその位置
が制御されるようになっている。
【0070】そして、記録紙6への一色目のイエロー
(Y)のプリントが終了すると、制御回路38は、サー
マルヘッド駆動機構21を駆動制御して、サーマルヘッ
ド20をプラテンローラ14側から離間させてパーシャ
ル位置に移動させる一方、ピンチローラ15及びグリッ
プローラ40とで記録紙6をプリンタ装置1の後方(図
中右側方向)に戻し、次に、以降上記の動作を繰り返し
て二色目のマゼンタ(M),三色目のシアン(C),透
明のオーバーコート(OP)の順に記録紙6上に各色を
順次重ね合わせてカラープリントを行う。
【0071】なお、各色のプリントが開始されるまでの
間、記録紙6はグリップローラ40とピンチローラ15
によって該プリンタ装置1の後方側(図中右側方向)に
移送されることになるが、このとき、記録紙6の先端部
は、U字形状のガイド板13,13bとの記録紙搬送経
路44内に案内されながら移送され、図示しないセンサ
ーによって該記録紙6の後端部分が検出されると、この
検出結果に基づきピンチローラ15及びグリップローラ
40による回転制御によって、記録紙6の後端部がサー
マルヘッド20とプラテンローラ14とのプリント開始
位置にセットされる。
【0072】こうして、各色全てのプリントが終了する
と、プリントされた記録紙6は、図示しない排出のため
の紙送り機構によって、記録紙搬送経路43bを通って
装置外部に排出され、プリント動作を完了する。
【0073】したがって、本実施の形態によれば、回路
基板22を制御基板22aとパワー基板22bとで略L
字状に構成して該装置1の底面側に配設するとともに、
この基板22上に配設されるU字形状のガイド板13
a,13bにより形成された記録紙搬送経路44を、略
U字形状で且つ搬送方向を略180度変更するべくU字
形状に形成されているので、装置の小型化を図ることが
可能となる。さらに、前記基板と記録紙搬送経路との隙
間に各種大型電子部品を実装するように集中的に配置し
ているので、効率の良い実装形態を得ることができ、装
置の小型化を実現でき、携帯用として好適なプリンタ装
置を構成することが可能となる。
【0074】また、基板の製造工程や基板に対する大型
実装部品の製造工程を考慮しても、基板22が2つの基
板22a,22bにて構成され、しかもコネクタ23を
用いた組み立てが可能である構成となっていることか
ら、それぞれ分担して基板の製造作業を行うことができ
るので容易であり、また組立作業も簡単に行うことがで
きる。また基板等に対する大型電子部品の実装工程につ
いても、取付箇所等が明確に位置づけされていることか
ら容易に行うことができる。よって、製造工程の簡略化
を図ることも可能となり、コスト低減にも大きく寄与す
る。
【0075】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、前記実施の形態を応用させた場
合でも本発明に含まれるものである。
【0076】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によれば、回
路基板の実装形態や配置構成に改良を施し、記録紙の搬
送経路の形状をU字形状に形成するとともに、回路基板
とこの搬送経路との隙間に各種電子部品を実装するよう
に配置構成することにより、装置自体の小型化及び軽量
化を可能にして、携帯用として最適なプリンタ装置を提
供することが可能である。また、該プリンタ装置1に使
用される基板22の構成や大型電子部品の取付構造が構
造的にも製造し易い構造となっていることから、製造工
程の簡略化を図ることも可能であり、製造コスト低減に
も大きく寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタ装置の一実施の形態を示
し、該装置の全体構成を示す斜視図。
【図2】図1に示すプリンタ装置の内部構成を示す分解
斜視図。
【図3】図1の装置の主要部分の構成を説明するための
構成斜視図。
【図4】動作を説明するための図1に示すプリンタ装置
の断面図。
【符号の説明】
1…プリンタ装置、 2…本体カバー、 2a…給紙カセット装着開口、 2b…インクカセット挿入口、 2c…バッテリ取付用溝、 2d…操作パネル、 2e…表示部、 2f…開口、 3…本体底部、 4a,4b…開閉蓋、 4c,4d…ロック手段、 5…給紙カセット、 5a…カバ 6…記録紙、 7…インクカセット、 7a…インクリボン、 7b…インクリボン供給リール、 7c…インクリボン巻取りリール、 8…バッテリー、 8a…取付部、インクリボン 8b…電池切片、 8c…係止部、 9…メモリカード(スマートメディア)、 9a…メモリカードコネクタ、 10A…ACコネクタ、 10a…ACコンセント、 11…PCコネクタ、 11a…PC用コネクタ、 12…メインフレーム、 12a,12b…側板、 12c,12d…補助板、 13a,13b…ガイド板、 14…プラテンローラ、 15…ピンチローラ、 16…ステッピングモータ、 17…記録紙送り/リボン送り機構、 18…給紙ローラ、 20…サーマルヘッド、 21…サーマルヘッド駆動機構、 22…基板、 22a…制御基板、 22b…パワー基板、 23…コネクタ、 34…接続部材、 35…コイル、 36…コンデンサ、 44…記録紙搬送経路、 50…第1の空間、 51…第2の空間。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙上に画像が形成される際にこの用紙
    が搬送される搬送経路の少なくとも一側部側において用
    紙送り方向の前記搬送経路を略円弧形状となすべく略円
    弧形状に形成されたガイド部材と、 前記搬送経路の略直線部分と略平行に配置された第1の
    回路基板と、 前記第1の回路基板に略垂直に接続されると共に前記ガ
    イド部材の略円弧形状部分近傍に配置された第2の回路
    基板とを有し、 前記第1または第2の回路基板上に実装配置する電気部
    品のうち背の高い大型電気部品を、前記ガイド部材の略
    円弧形状部分と前記第1及び第2の回路基板とに挟まれ
    た空間内に集中的に配置したことを特徴とするプリンタ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部材の略円弧状部分は、前記
    搬送経路の搬送方向を略180度変更することを特徴と
    する請求項1に記載のプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 前記大型の電気部品は、前記第1の回路
    基板と第2の回路基板とを接続するためのコネクタであ
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプリ
    ンタ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005161574A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Sato Corp Rfid印字用紙用プリンター
JP2005306605A (ja) * 2004-03-23 2005-11-04 Canon Inc 画像形成装置及び画像形成方法
US20100278575A1 (en) * 2009-05-01 2010-11-04 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus

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