JP2001260342A - インクジェット記録方法及び装置 - Google Patents
インクジェット記録方法及び装置Info
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- JP2001260342A JP2001260342A JP2001006947A JP2001006947A JP2001260342A JP 2001260342 A JP2001260342 A JP 2001260342A JP 2001006947 A JP2001006947 A JP 2001006947A JP 2001006947 A JP2001006947 A JP 2001006947A JP 2001260342 A JP2001260342 A JP 2001260342A
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- B41J2202/01—Embodiments of or processes related to ink-jet heads
- B41J2202/21—Line printing
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
置において生じる隣接する記録要素間の相互影響を無く
す。 【解決手段】 画信号に応じて記録ヘッドの記録要素を
駆動して被記録材にインクを飛翔させて画像を記録する
インクジェット記録方法及び装置であって、記録ヘッド
の複数の記録要素を駆動するタイミングを複数のタイミ
ングに分割し、これら複数のタイミングのそれぞれで、
前記複数の記録要素のうちの所定間隔を空けて離散した
記録要素群を1グループとして同時に選択し、その選択
されたグループの記録要素群に通電して駆動する。その
駆動後、所定時間をおいて、前記離散した記録要素を変
更して、その変更した記録要素群を駆動する。この駆動
を前記記録ヘッドの複数の記録要素に対して行うまで繰
り返し実行して、画像信号に応じた画像の記録を行う。
Description
数の記録要素を駆動して被記録材にインクを飛翔させて
画像を記録するインクジェット記録方法及び装置に関す
るものである。
から入力される記録信号に応じて選択的に記録素子を駆
動し、被記録材(以下、記録シート)上に記録を行う記
録装置として、ワイヤドット方式、熱転写方式、インク
ジェット方式などのプリンタ装置が知られている。中で
もインクジェットヘッドを搭載して、そのヘッドのイン
ク吐出口(ノズル)からインクを吐出して記録を行うイ
ンクジェット・プリンタ装置は、高精細な画像記録が可
能であり、しかも、その装置の価格が廉価であることか
ら近年特に注目され、各分野に広く使用されつつある。
特に、インク吐出口、インク液路及び吐出エネルギー発
生素子を有する記録素子を微細なピッチで複数配列した
記録ヘッドを、複数の記録素子の配列方向(副走査方
向)と直交する方向(主走査方向)に複数配設し、これ
ら複数の記録ヘッドを主走査方向に走査させて画像を記
録するカラー記録用或は階調記録用のインクジェットプ
リンタの需要も急速に伸びてきている。
る位置に吐出エネルギー発生素子である発熱抵抗体を設
け、その発熱抵抗体に電流を流すことにより熱エネルギ
ーを発生させ、この熱エネルギーを利用して、対応する
ノズルから液体を吐出させて記録を行っている。特に今
日のように、高密度、高速記録の要請が高い状況におい
ては、記録ヘッドの1回の主走査で複数ラインの記録を
行うことが一般化しており、従って、多数の発熱素子を
高密度に配設した記録ヘッドが採用されている。
速記録が行われると、記録ヘッドの位置的に近いノズル
が非常に短い時間間隔で駆動されるため、そのノズルか
ら吐出されるインクの状態が、隣接するノズルから吐出
されるインクによる圧力波の影響を受けやすくなる。こ
れにより、各ノズルから吐出されるインク量、インクの
吐出速度等が安定せず、記録された画像品位が低下する
という問題点があった。
法を用いて記録シートを吸着させて搬送させると、記録
ヘッドから飛翔した各インク滴は、図12に示すよう
に、記録シートに到着するまでの間に帯電される。その
結果、近くを飛翔するインク滴同士が互いに反発しあ
い、そのインク滴の飛翔方向が干渉されるという事態が
生じる。その結果、記録シート上でのインク滴の着弾位
置がずれてしまい、その記録シート上に記録された画像
の品位が低下してしまうという大きな問題点があった。
で、記録シートを静電吸着法を用いて搬送する装置にお
いて生じる隣接する記録要素間の相互影響を無くして、
高品位の画像を記録できるインクジェット記録方法及び
装置を提供することを目的とする。
(ノズル)から吐出されるインク滴による影響をなくし
て、高品位の画像を記録できるインクジェット記録方法
及び装置を提供することにある。
ズル)から吐出されるインク滴による影響をなくすとと
もに、記録ヘッドの駆動用電源の容量の増大を防止した
インクジェット記録方法及び装置を提供することにあ
る。
を複数のグループに分けて時分割駆動し、現駆動タイミ
ングにおいて、前の駆動タイミングでインクを吐出した
記録要素で発生した圧力波による影響をなくすようにし
たンクジェット記録方法及び装置を提供することにあ
る。
録材を搬送する場合でも、隣接する記録要素(ノズル)
から吐出されるインク滴による影響をなくして、高品位
の画像を記録できるインクジェット記録方法及び装置を
提供することにある。
に本発明のインクジェット記録装置は以下のような構成
を備える。即ち、記録可能な最大幅に対応して配された
記録ヘッドの記録要素を画信号に応じて駆動して被記録
材にインクを飛翔させて画像を記録するインクジェット
記録装置であって、画信号に応じて前記記録ヘッドの複
数の記録要素を駆動するタイミングを複数の駆動タイミ
ングに分割する分割手段と、前記記録ヘッドの複数の記
録要素のうち、前記複数の駆動タイミングの数に応じた
所定間隔を空けて離散した記録要素群を同時駆動される
記録要素の群として選択する選択手段と、前記複数の駆
動タイミングの1つで、前記画信号に応じて前記選択手
段により選択された記録要素群に通電して駆動する駆動
手段と、前記駆動手段による駆動後、前記選択手段によ
り選択される記録要素の位置を所定量ずらして新たな記
録要素群を選択させ、前記駆動手段により駆動させる駆
動制御手段と、前記選択手段により前記記録ヘッドの複
数の記録要素が選択されて前記複数の駆動タイミングで
の駆動が終了するまで、前記駆動制御手段による駆動を
繰り返し実行させる制御手段と、を有することを特徴と
する。
ジェット記録装置は以下のような構成を備える。即ち、
画信号に応じて記録ヘッドの記録要素を駆動して被記録
材にインクを飛翔させて画像を記録するインクジェット
記録装置であって、前記記録ヘッドの複数の記録要素を
複数ブロックに分割し、各ブロック単位に記録要素を選
択可能な第1選択手段と、前記各ブロックの離散した記
録要素群を1グループとして同時に選択可能な第2選択
手段と、前記第1選択手段により複数ブロックを同時に
選択し、前記画信号に応じて前記第2選択手段により選
択された記録要素群に通電して駆動する駆動手段と、前
記駆動手段による駆動後、所定時間をおいて前記第2選
択手段により選択する記録要素群を変更し、前記駆動手
段により駆動するように制御する制御手段とを有するこ
とを特徴とする。
ジェット記録装置は以下のような構成を備える。即ち、
画信号に応じて記録ヘッドの記録要素を駆動して被記録
材にインクを飛翔させて画像を記録するインクジェット
記録装置であって、前記記録ヘッドの複数の記録要素を
複数ブロックに分割し、各ブロック単位に記録要素を選
択可能な第1選択手段と、前記各ブロックの離散した記
録要素群を1グループとして同時に選択可能な第2選択
手段と、前記第1選択手段により選択されたブロックの
記録要素群の内、前記画信号に応じて前記第2選択手段
により選択されたグループの記録要素群に通電して駆動
する駆動手段と、前記駆動手段による駆動後、所定時間
をおいて前記第1選択手段により選択するブロックを変
更し前記駆動手段により駆動するように制御する制御手
段と、を有することを特徴とする。
ジェット記録装置は以下のような構成を備える。即ち、
画信号に応じて記録ヘッドの記録要素を駆動して被記録
材にインクを飛翔させて画像を記録するインクジェット
記録装置であって、前記記録ヘッドの複数の記録要素
を、所定数の記録要素毎に時分割で駆動する駆動手段
と、前記駆動手段により、それぞれ隣接するタイミング
で駆動される複数の記録要素同士の相対距離が、前記駆
動手段によりあるタイミングで駆動される複数の記録素
子の間隔の略半分となるように制御する駆動制御手段
と、を有することを特徴とする。
ジェット記録装置は以下のような構成を備える。即ち、
画信号に応じて記録ヘッドの記録要素を駆動して被記録
材にインクを飛翔させて画像を記録するインクジェット
記録装置であって、前記被記録材を静電気力で吸着して
搬送する搬送手段と、記録ヘッドの配列された前記記録
要素の中で離散した位置の記録要素を同時駆動する1グ
ループとして選択する選択手段とを有し、前記選択手段
で1グループとして選択される記録要素は、前記搬送手
段による静電力の影響による着弾位置ずれが画像に影響
しない程度に離散して選択されることを特徴とする。
ジェット記録方法は以下のような工程を備える。即ち、
記録可能な最大幅に対応して配された記録ヘッドの記録
要素を画信号に応じて駆動して被記録材にインクを飛翔
させて画像を記録するインクジェット記録方法であっ
て、画信号に応じて前記記録ヘッドの複数の記録要素を
駆動するタイミングを複数の駆動タイミングに分割する
分割工程と、前記記録ヘッドの複数の記録要素のうち、
前記複数の駆動タイミングの数に応じた所定間隔を空け
て離散した記録要素群を同時駆動される記録要素の群と
して選択する選択工程と、前記複数の駆動タイミングの
1つで、前記画信号に応じて前記選択工程で選択された
記録要素群に通電して駆動する駆動工程と、前記駆動工
程での駆動後、前記選択工程で選択される記録要素の位
置を所定量ずらして新たな記録要素群を選択させ、前記
駆動工程で駆動させる駆動制御工程と、前記選択工程で
前記記録ヘッドの複数の記録要素が選択されて前記複数
の駆動タイミングでの駆動が終了するまで、前記駆動制
御工程による駆動を繰り返し実行させる制御工程とを有
することを特徴とする。
ジェット記録方法は以下のような工程を備える。即ち、
画信号に応じて記録ヘッドの記録要素を駆動して被記録
材にインクを飛翔させて画像を記録するインクジェット
記録方法であって、前記記録ヘッドの複数の記録要素を
複数ブロックに分割し、各ブロック単位に記録要素を選
択する第1選択工程と、前記各ブロックの離散した記録
要素を1グループとして同時に選択する第2選択工程
と、前記第1選択工程で複数ブロックを同時に選択し、
前記画信号に応じて前記第2選択工程で選択されたグル
ープの記録要素に通電して駆動する駆動工程と、前記駆
動工程による駆動後、所定時間をおいて前記第2選択工
程で選択する記録要素を変更し前記駆動工程により駆動
するように制御する制御工程と、を有することを特徴と
する。
ジェット記録方法は以下のような工程を備える。即ち、
画信号に応じて記録ヘッドの記録要素を駆動して被記録
材にインクを飛翔させて画像を記録するインクジェット
記録方法であって、前記記録ヘッドの複数の記録要素を
複数ブロックに分割し、各ブロック単位に記録要素を選
択する第1選択工程と、前記各ブロックの離散した記録
要素を1グループとして同時に選択可能な第2選択工程
と、前記第1選択工程で選択されたブロックの記録要素
の内、前記画信号に応じて前記第2選択工程で選択され
たグループの記録要素に通電して駆動する駆動工程と、
前記駆動工程による駆動後、所定時間をおいて前記第1
選択工程で選択するブロックを変更し前記駆動工程で駆
動するように制御する制御工程と、を有することを特徴
とする。
ジェット記録方法は以下のような工程を備える。即ち、
画信号に応じて記録ヘッドの記録要素を駆動して被記録
材にインクを飛翔させて画像を記録するインクジェット
記録方法であって、前記記録ヘッドの複数の記録要素
を、所定数の記録要素毎に時分割で駆動する駆動工程
と、前記駆動工程により、それぞれ隣接するタイミング
で駆動される複数の記録要素同士の相対距離が、前記駆
動工程で、あるタイミングで駆動される複数の記録素子
の間隔の略半分となるように制御する駆動制御工程とを
有することを特徴とする。
ジェット記録方法は以下のような工程を備える。即ち、
画信号に応じて記録ヘッドの記録要素を駆動して被記録
材にインクを飛翔させて画像を記録するインクジェット
記録方法であって、前記被記録材を静電気力で吸着して
搬送する工程と、記録ヘッドの配列された前記記録要素
の中で離散した位置の記録要素を同時駆動する1グルー
プとして選択する工程とを有し、前記選択手段で1グル
ープとして選択される記録要素は、前記搬送手段による
静電力の影響による着弾位置ずれが画像に影響しない程
度に離散して選択されることを特徴とする。
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態に係る記録可能な幅にノズル等の記録要素を
配列した、いわゆるフルライン型の記録ヘッドユニット
2100の外観斜視図、図1(b)は本実施の形態の記
録ヘッド部分の拡大断面斜視図である。
素子基板2001上に記録要素の構成要素の一つである
熱エネルギー発生素子(発熱抵抗体)2009を配設
し、その上にノズル(インク吐出口:記録要素)201
0、液室2008を形成する天板2005が配設されて
いる。更に、これら熱エネルギー発生素子2009を駆
動するための駆動素子2004が記録素子基板2001
上に実装されており、この駆動素子2004から記録素
子基板2001上に配設された不図示の配線パターンを
通じて熱エネルギー発生素子2009に電気的エネルギ
ーが供給される。このような構成の記録ヘッドは、プリ
ント基板2003とともにベースプレート2002上に
固定されている。ここで記録ヘッドとプリント基板20
03とはワイヤボンディング2006で電気的に接続さ
れている。またプリント基板2003には、外部から電
気的信号を入力するための電気コネクタ2007が設け
られている。記録に使用されるインクは、不図示のイン
クタンクとインク供給チューブを通じて液室2008に
供給されている。そして記録の際には、電気コネクタ2
007を介して入力された記録信号に応じた駆動信号が
ワイヤボンディング2006を通じて駆動素子2004
に送られる。これにより駆動素子2004から出力され
る電気的なパルス信号に応じて熱エネルギー発生素子2
009が駆動され、ノズル2010内でインクが発泡す
ることにより、そのインク2010からインク滴が吐出
される。
ト2100の回路配線を示す図である。
8個(IC1〜IC28)使用しており、1個の駆動素
子2004で256個の熱エネルギー発生素子2009
の駆動を行っている。これら28個の駆動素子2004
は、4個(ICi〜ICi+3)ずつで合計7つのブロックに分割
されている。そして各ブロックに記録データ信号(SI
1〜SI7)、データ信号転送クロック(CK)、ラッ
チ信号(LT)、EA,EB,EC,EG信号(後述)
が入力されており、各々のブロックに属する駆動素子2
004のチップイネーブルに当たる信号(SEL1〜S
EL7)のそれぞれが、各ブロックごとに入力されてい
る。また、熱エネルギー発生素子2009を駆動する電
気的パルスのパルス幅を決定する信号(ENB1〜2
8)、信号D1−A1〜A28,D1−C1〜C28、
及び電源ラインVDD、L−GND,P−GNDが、図
中では示していないが、各配線を通して各々の駆動素子
2004に入力されている。
の構成を示すブロック図である。
ク(SCKI:図2のCK)に同期して、256ビット
のシフトレジスタ301に順次転送されて記憶される。
このシフトレジスタ301に保持された256ビットデ
ータは、ラッチ信号(LT*:*は負論理の信号を示す)
により256ビットのラッチレジスタ302に送られて
格納される。EA*,EB*,EC*,EG*信号はいずれ
も負論理(low true)の信号で、8回の分散駆動をするた
めに3−8のデコーダ303に入力されており、ラッチ
レジスタ302に格納された信号を8個のブロック単位
で選択してドライバ304に出力している。こうして選
択された信号は、熱エネルギー発生素子2009を駆動
するパルス幅を与えるENB信号(ENBI)に応じて、その
熱エネルギー発生素子に対応するトランジスタを駆動し
て熱エネルギー発生素子2009を駆動する。なお、こ
こで、EA*,EB*,EC*信号はそれぞれ1ビットの
信号で、デコーダ303の出力(端子1〜8)のいずれ
をハイレベルにするかを決定し、EG*信号はこのデコ
ーダ303の出力をイネーブルにするための信号であ
る。
ット2100に“7168”個のノズルを600dpi
の密度(42.5μm間隔)で配設し、これを4KHz
の駆動周波数で駆動している。熱エネルギー発生素子2
009は、そのサイズが約20μm×80μmの電気抵
抗体であり、その抵抗値は約55Ωである。この熱エネ
ルギー発生素子2009に10〜12V程度の電圧パル
ス(パルス幅3μs程度)を与えることにより、その熱
エネルギー発生素子2009近傍のインクが加熱されて
発泡し、そのノズルからインクを吐出することができ
る。このとき、単一の熱エネルギー発生素子2009に
瞬間的に流れる電流は約200mA程度である。また、
パルス信号の印加時に熱エネルギー発生素子2009に
発生するインクの泡は、熱エネルギー発生素子2009
にパルス信号が印加されてから約12μs後に、その発
泡体積が最大となる。その後、インク泡が凝縮を始め、
パルスの印加から約25μs後に消泡することが確認さ
れた。
ト2100のインク吐出タイミングを説明するための図
である。
ット2100に配設された全てのノズル(7168個)
を8(=N)個のグループに分割し、上述のEA*,E
B*,EC*信号を用いて、各グループ毎の時分割駆動を
行っている。そして記録の際は、まず第1のグループに
属する、第1、9、17、…、7162番目(計896
個)のノズルからインクを吐出させる。このとき、単一
の熱エネルギー発生素子2009に流れる瞬時電流は約
200mAである。ここでは、最大計896個の熱エネ
ルギー発生素子2009を同時にオンさせるため、合計
の瞬時電流は最大約180Aになる。続いて第2グルー
プに属する、第5、第13、…、第7165番目のノズ
ルからインクを吐出させ、以下同様に、第3、第4、
…、第8のグループに属するノズルから順々にインクを
吐出する。このとき、隣接するタイミングで駆動される
グループ間でのノズルの位置関係は、互いにN/2ドッ
ト(ここでは4ドット)分、或は{(N/2)−1}ド
ット(ここでは3ドット)分離れている。例えば、第2
のグループに属する第5番目のノズルは、その前に吐出
駆動される第1のグループに属する第1番目と第9番目
のノズルから(N/2=)4ドット分離れており、その
後に吐出駆動される第3のグループに属する第2番目と
第10番目のノズルから{(N/2)−1=}3ドット
分離れている。このように、互いに隣接するタイミング
で駆動されるグループに属するノズル間の距離を互いに
N/2ビット分、或は{(N/2)−1}ドット分とす
ることにより、直前のタイミングでインクを吐出したノ
ズルからのインク滴の圧力波による、現タイミングでイ
ンクを吐出したノズルにおけるインク滴への影響を低減
することができる。
ングで駆動されるノズルグループ間でのインク吐出タイ
ミングの時間間隔(以下、隣接遅延時間td)を約28
μsに設定している。この隣接遅延時間tdは、1パス
で画像形成するためには、ヘッドの駆動周期Tとグルー
プ数Nとの間に、 td≦T/N の関係が成立しなければならない。
たノズルで発生した圧力波による影響を低減し、インク
吐出速度、インク吐出量を安定させるためには、隣接遅
延時間tdは少なくとも、熱エネルギー発生素子200
9に電気的パルスを印加してから、発泡した泡が最大体
積に到達するまでの時間tmax(約12μs)よりも大き
くなければならない。
μs)よりも大きい方が、より望ましい。従って、その
関係は、 tb<td のようになる。
ライン型記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置の
構成を示すブロック図である。
イクロプロセッサ等のCPU510、CPU510によ
り実行される制御プログラムを記憶しているプログラム
メモリ511、CPU510による処理の実行時、ワー
クエリアとして使用されて各種データを一時的に記憶す
るRAM512等を備えている。2100は前述した記
録ヘッドユニット、501はモータドライバで、制御部
500からの指示に基づいてシート送りモータ502の
回転を制御して、記録に使用される記録シートの搬送を
行っている。
録装置における制御処理を示すフローチャートで、この
処理を実行する制御プログラムはプログラムメモリ51
1に記憶されている。
等の外部機器からのプリントデータを入力し、1ライン
分(ここでは7168画素)のデータの作成が終了する
とステップS2に進み、その作成した画像データを、ク
ロック信号CKに同期して記録ヘッドユニット2100
の各駆動素子のシフトレジスタ301に送出する。こう
して1ライン分の記録データがIC1〜IC28の各シ
フトレジスタ301に格納されるとステップS3に進
み、ラッチ信号(LT*)を出力して各駆動素子のラッ
チ回路302に、その記録データをラッチする。次にス
テップS3に進み、シート送りモータ502を回転駆動
して後述する静電吸着法を用いて記録シートを搬送し、
記録シートが記録位置に到達するとステップS4に進
む。ステップS4では、第1〜第7ブロックを選択する
選択信号SEL1〜SEL7を全てハイレベルにして出
力し、ステップS5で、グループ選択信号EA*,EB
*,EC*を全て“1”(第1グループ選択)にして出力
する。そしてステップS6に進み、ヒート信号(ENB
1〜28)をハイレベルにして出力する。これにより、
図4に示す第1グループの発熱抵抗体が駆動され、第1
グループのノズルからのインクによる記録が行われる。
が終了したかどうかを調べ、終了していないときはステ
ップS8に進み、所定時間(隣接遅延時間td)だけ待
機してステップS9に進み、前述したグループ選択信号
EA*,EB*,EC*を更新して、次に第2グループを
選択する(EA*=0,EB*=EC*=1)ようにする。こうしてステ
ップS6に進み、前述と同様にしてヒート信号(ENB
1〜28)をハイレベルにし、次のノズルグループによ
る記録を行う。こうしてステップS7乃至S9におい
て、順次グループを選択し、第8グループ(EA*,EB*,EC*
=0)による記録が終了するとステップS7からステップ
S10に進み、1ページ分のプリント処理が終了したか
を調べ、終了していればこの処理を終了するが、終了し
ていないときはステップS11に進み、シート送りモー
タ502を回転駆動して記録シートを、例えば解像度に
応じた1ドット分だけ搬送してステップS3に戻る。
尚、この場合、ホスト等からのデータ受信、及び記録デ
ータの作成、およびその記録データのシフトレジスタ3
01へのデータ転送等は、例えば前のラインの記録中に
バックグランドで実行されているため、ステップS3で
ラッチ信号を出力することにより次のラインの記録デー
タがラッチ回路302にラッチされることになる。
ズルをN個のグループに分けて時分割駆動を行い、前の
タイミングでインクを吐出したノズルで発生した圧力波
の影響による、インク吐出量、インク吐出速度への影響
を低減して安定したインクの吐出を行うことにより、記
録品位を高めることができる。
時分割駆動を行う場合、同時にインクを吐出するノズル
の間隔を静電吸着法で記録シートを搬送する場合の静電
気による影響が記録画像に影響を与えない間隔としたこ
とである。このような本実施の形態について以下に説明
する。
のカラーインクジェット記録装置1200を説明するた
めの図である。本実施の形態のカラーインクジェット記
録装置1200では、記録ヘッドユニット2100が4
本搭載されている。本実施の形態の記録ヘッドユニット
2100は、ノズルの配列ピッチを63.5[μm]と
した点以外は、前述の記録ヘッドユニット2100と同
一の構成を有している。これら4本の記録ヘッドユニッ
ト2100には、それぞれ不図示のイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの各色のインクが供給されてお
り、これら4色を用いてカラー記録を行うものである。
給紙トレー1004に積載された記録シート1005
は、シート搬送ベルト1002によって搬送され、カラ
ー記録用ヘッドユニット2100の下を通過する際に、
各記録ヘッドユニット2100から吐出されるインクに
より記録が行われる。こうしてカラー画像が記録された
記録シート1005は排紙トレー1003に積載され
る。
ベルトローラ1001に巻回されており、このシート搬
送ベルト1002上には、記録シート1005を確実に
搬送することができるように、電極1012が配設され
ている。電極1012の端部には、給電部1013が配
設されており、電極1012に高電位を印加するための
電荷供給ユニット1010に配設された、導電性物質か
らなる電荷供給ブラシ1011が当接している。電荷供
給ユニット1010に高電位を印加することで、電極1
012に高電位が供給され、静電気により、記録シート
1005を吸着して搬送することができるようになって
いる。
100をこのように静電吸着法によってシート搬送を行
うカラーインクジェット記録装置1200に搭載したも
のである。
送系の上でインクジェット方式での記録を行った場合、
静電界によって、互いに近くを飛翔するインク滴が互い
にその飛翔方向に影響を与え、記録品位が悪化すること
は前述した。
0を設計するに先立ち、まず、図17に示すように、各
々のノズルに配設された熱エネルギー発生素子2009
を個別に駆動できる駆動回路を有する記録ヘッドユニッ
ト2100を作成し、隣接して駆動するノズルの距離、
電極1012に印加する電圧と、記録ドットのズレ量と
の関係について実験、検討した。検討に際しては、ノズ
ルが63.5[μm]のピッチで512個配設されてい
る記録ヘッドユニットを使用した。その検討結果を図1
0に示す。
隣接したノズル間の距離、横軸は記録シート上のインク
付着位置ズレ量を示す。
る電位を変化させても、2000Vまでの範囲では30
0[μm]以上話しておけばインクの位置ズレ量は15
[μm]以下となり、ほとんど目立たない領域に入るこ
とが確認された。
記録し、その記録品位を評価した。その結果を図18に
示す。この評価での画像品位評価基準は、画像上にイン
ク滴の着弾位置ズレによって、スジの発生を確認できな
いものを良好「○」、スジが発生したものを不良「×」
とした。この結果を図10に示した条件と同一条件の各
々のプロットポイントに重ねたものが図19である。
トの右上に、「○」ないしは「×」の評価結果が記載さ
れている。図19を見ると、記録ズレ量が、ノズルの配
列ピッチ63.5[μm]の半分、31.75[μm]
以下の領域においては、画像評価が「○」、即ち記録さ
れた画像の品位が良好であったことが確認できる。
列ピッチが70[μm]の記録ヘッドユニットを設計す
るに当たって、着弾位置ズレ量が70[μm]の半分、
35[μm]以下となる同時にオンする隣接ノズル間の
距離を実験的に求めた。ノズル間距離は140〜420
[μm]、印加電圧は0〜3kVとし、その各々の条件
に対して10回着弾位置ズレを測定し、平均値を算出し
た。
間距離が140[μm]では、シート表面電位が2kV
以上の条件において着弾ズレ量が35[μm]以上であ
ったが、280[μm]以上にすれば、印加電圧3kV
以下の条件においても、着弾ズレ量を35[μm]以下
に抑えることができることがわかった。また、この検討
と同一の条件にて実際の画像を記録し、その画像品位を
評価したところ、図20及び図21に示すように、着弾
位置ズレ量が35[μm]以下の条件においては、良好
な記録品位が得られることが確認された。
は、同時にオンする隣接ノズル間距離を280[μm]
とした記録ヘッドユニットを使用し、着弾位置ズレによ
る画像品位劣化の少ないインクジェット記録装置を提供
することができた。
記録ヘッドおよびブロック駆動の構成においても、2k
Vのシート表面電位の場合であっても良好な画像を保て
るように、同時駆動される隣接ノズルの間隔を前述した
ように340μmとなるようにしており、これによりス
ジむらのない良好な画像を得ることができた。
は、ノズル配列ピッチが42.5[μm]という、第1
の実施の形態よりも高密度にノズルの配列された記録ヘ
ッドユニットを用いた実施の形態について説明をする。
本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、
インク滴の着弾位置ズレ量が、ノズル配列ピッチ42.
5[μm]の半分、21.5[μm]以下となる条件を
求めたところ、同時にオンする隣接ノズル間距離を30
0[μm]以上にすれば良いという結果が得られた。こ
の結果に基づき、本実施の形態のノズル解像度600d
piの記録ヘッド(ノズルピッチp=42.5[μ
m])の場合、分割駆動の部ループ数Nを“8”とし
た。
隣接するグループのノズルの吐出タイミングの時間間隔
を考慮し、隣接遅延時間tdを十分大きくすることによ
り、吐出順序が隣接するグループのノズルからのインク
滴同士が記録シート1005うえに着弾するまでの間
に、静電界による飛翔方向の相互干渉を防止することが
できる。
ドから吐出されたインク滴3001、3002、300
3が記録シート1005上の面に着弾するまでの間を飛
翔している状態を図示したものである。第1のグループ
のノズルからのインク滴3001と第2グループのノズ
ルからのインク滴3002の水平方向距離Lは、分割駆
動のグループ数NとノズルピッチPを用いて、L=P・
N/2で表せる。
クの飛翔速度Vと隣接遅延時間tdを用いてV1=V・t
dで表せる。
ク滴3001と第2グループのノズルからのインク滴3
003との直線距離L1は、 L1=√{V2・td2 + (N・P/2)2} となる。
ンク滴3002から受ける力F1は、この直線距離L1の
2乗に比例するので、アルファを定数として、 F1=α・L12=α√{V2・td2+(N・P/2)2} で表せる。この力F1のうち、インク滴3001の着弾
位置に影響を及ぼすのは、F1の水平方向成分F1xのみ
である。ここでF1xは、 F1x=F1・cosθ1=α・(L12)・(NP/2)/L1 =α・(NP/2)√{V2・td2+(N・P/2)2} となる。
ク滴3002が第3グループのノズルからのインク滴3
003によって受ける力を考える。インク滴3002と
インク滴3003との水平距離は、(N/2−1)・P
と表せるものと(N/2+1)・Pと表せるものとの2
つがある。これらそれぞれについて、静電界中で受ける
力の水平方向成分F2x,F3xを、F1xと同様に求める
と、 F2x=[αP・{(N/2)−1}]√{V2・td2+
{(N/2)−1}2×P2] F3x=[αP・{(N/2)+1}]√[V2・td2+
{(N/2)+1}2×P2] となる。これらF1x,F2x,F3xを比べると、F3xが最
大となっている。
滴の水平方向距離はN・Pで表せ、これらが静電電界中
を飛翔中に互いに受ける力F0は、 F0=α・N2・P2 となる。前述のF3xをF0以下にするための条件は、上
記の式より √[V2・td2+{(N/2)+1}2×P2]≦2N2・
P/(N+2) となる。
[μs],N=8,P=42.5×10-6[m]とし
て、N・P>300、 √[V2・td2+{(N/2)+1}2×P2]≦2N2・
P/(N+2) の両式を満たすような駆動方法を行ったところ、静電界
によるインクの着弾位置ズレが15μm以下に収まり、
良好な記録品位が得られることが確認された。
実施の形態1に記載した記録ヘッドを、静電吸着法を利
用したインクジェット記録装置に搭載した際に、静電界
によるインク滴の着弾位置ズレを極小にし、良好な記録
を行うことができるインクジェット記録装置を提供する
ものである。
形態3を説明するための図である。実施の形態3は、記
録ヘッドユニット2100の複数のノズルを8つの時分
割駆動のグループに分割している点および静電搬送によ
る影響を考慮して同時駆動を行うノズル間隔を確定する
点については、前述の実施の形態1と同様である。実施
の形態1と実施の形態2との相違点は、記録ヘッドユニ
ット2100のノズルを更に第1〜7までの7つのブロ
ックに分割し、同一グループに属する複数のノズルの駆
動タイミングをさらに時分割した点にある。
ロックに属するノズルからインク吐出を行い、約4μs
の遅延後、第1グループの第2ブロックのノズルからの
インク吐出を行う。以下同様に、第1グループの第7ブ
ロックまでのノズルを順次、それぞれ4μsの遅延をも
って駆動してインク吐出を行う。尚、各グループの選択
は前述の信号EA*,EB*,EC*により行われ、各ブ
ロックの選択は信号SEL1〜SEL7により行われ
る。
が終了すると、次に、第2グループの第1ブロックのノ
ズルによるインク吐出を行う。このように、同一グルー
プに属する896個のノズルの駆動タイミングを7つに
分割することにより、同時に駆動される熱エネルギー発
生素子2009の個数を更に“128”個にまで減少さ
せることができる。その結果、単一の熱エネルギー発生
素子2009に瞬間的に流れる電流が約200mAであ
るから、瞬間的に流れる電流の合計を最大約25.6A
にまで低減化できる。
示す。尚、この実施の形態3のインクジェット記録装置
の構成は前述の実施の形態1と同様であるため、その説
明を省略する。また図8において、前述の図6のフロー
チャートと共通する部分は同じ符号を付して、その説明
を省略する。
ステップS4−1で、第1ブロックを選択し(SEL=1,SE
L2-7=0)、ステップS5で、信号EA*,EB*,EC*=
(1,1,1)として第1グループを選択する。そして
ステップS6で,ENB1〜ENB28を出力して発熱
抵抗体を駆動した後、ステップS6−1で、ここでは4
μs待機してステップS6−2に進む。ここでは第1グ
ループの全ブロックによる記録処理が終了したかを調
べ、終了していないときはステップS6−3に進み、次
のブロックを選択するための選択信号SELi(i=1
〜7)を出力する。こうして第1グループのノズルによ
る記録が終了するとステップS6−2からステップS7
に進み、前述したように1ライン(第1〜第8グループ
のノズルによる)の記録が終了したかを調べ、終了して
いないときはステップS8に、終了していればステップ
S10に進むように動作する。
ループに属する複数のノズルを更に複数ブロックに分割
し、ブロック単位で時分割駆動することにより、記録ヘ
ッドに瞬間的に流れる最大電流値を減少させている。こ
れにより、ヘッド電源及び電源用コンデンサ等にかかる
負担を低減化し、より安定したインクの吐出を行うこと
ができる。
発明の実施の形態4に係るインクジェット記録ヘッドを
説明するための図であり、図13は実施の形態4に係る
インクジェット記録ヘッドの模式的斜視図、図14は、
そのインクジェット記録ヘッドのインク吐出機構を模式
的に示した断面図、図15(a)は、そのインクジェッ
ト記録ヘッドの模式的上面図、図15(b)は図15
(a)のA−A断面図、図15(c)は図15(a)の
B−B断面図である。
ェット記録ヘッドは、記録素子基板201の中央付近の
表面側にインクを吐出するための吐出口202が複数開
口しており、これら吐出口202から吐出されるインク
滴によって記録を行うものである。
示すように、記録素子基板201上には、各々の吐出口
202に対応して加熱用ヒータ204が形成されてお
り、これら加熱用ヒータ204に通電加熱してインクを
発泡させ、その運動エネルギーで記録液であるインクを
吐出させる。
記録素子基板201上の駆動素子205の実装部に伸び
ており、ここに実装された駆動素子205に電気的に接
続されている。駆動素子205は、異方性導電フィルム
を介してCOB(chip on boad)の接続方法により、記録
素子基板201に接続されている。また、駆動素子20
5には、トランジスタ回路の他にトランジスタを駆動す
るためのロジック回路が搭載されており、そのロジック
回路を駆動する信号は、記録素子基板201を介してフ
レキシブルフィルム206に接続される。更に、このフ
レキシブルフィルム206は、ガラスエポキシ等の複合
材料からなる回路基板207(図15(a))に接続さ
れている。この回路基板207には、外部から電気的信
号を入力するための電気コネクタ208(図15
(b))が搭載されている。
206の電気的接続部は、電極部が露出すると吐出口2
02から飛散した液滴もしくはシートより跳ね返ったイ
ンク等が電極に付着して、電極やその下地金属を腐食す
るため、該電極部は封止性、イオン遮断性に優れた不図
示のシリコン樹脂封止剤により被覆され、封止されてい
る。
録素子基板保持部材211及び支持部材212によって
形成された、インクを保持するための共通液室210
(図15(c))が、複数の吐出口202の配列長さと
ほぼ等しい長さで開口して形成されている。また記録素
子基板201には、この裏面側のインクを表面側に供給
するためのスリット203(図15(c))が設けられ
ている。この共通液室210は、更にインク供給口21
5,216に連通しており、インク吐出時には、インク
ジェット記録ヘッド外部の不図示のインクタンクから、
これら双方のインク供給口215,216を通じてイン
クの供給を受ける構成になっている。
充填する際は、インク供給口(流入)215からインク
を加圧流入させ、共通液室210内の空気を、主にイン
ク供給口(流出)216から抜くことで、共通液室21
0内に気泡を残さないで充填することができる。インク
が共通液室210内に完全にインクが充填されるまでこ
の動作は続けられ、その間、気泡が混入したインクがイ
ンク供給口(流出)216から排出されるが、このイン
クはインク供給口(流入)215の上流にある元の不図
示のインクタンクに戻すという、インクを循環させるタ
イプのインク供給流路構成になっている。
ット記録ヘッド基板の回路構成を示す図である。図にお
いて、各々の駆動トランジスタと、シフトレジスタおよ
びラッチが1対1に対応しない駆動ICを用いた駆動回
路の例を示している。
0におけるドライバの個数は1つのIC当たり256個
であり、それに対しシフトレジスタ1601及びラッチ
1602は共に16ビットである。画像データ(SI)は、
シフトレジスタ1601にシリアルで順次転送され、1
6ビットデータがシフトレジスタ1601に転送されて
保持された後、この16ビットデータはラッチ1602
に格納される。この16ビットラッチの各々の出力は、
16本の信号線に接続されており、外部から制御入力さ
れるデコーダ1603の出力信号とAND回路1604
によりANDがとられている。更に、AND回路160
4の出力信号とトランジスタを駆動するパルス幅を決定
するENB信号(ENB0,ENB1)との論理積がAND回路1
605により取られ、その出力信号でドライバ回路16
00が駆動される。
まず16ビットのシフトレジスタ1601にシリアルで
画像データを順次入力し、16ビット分の画像データが
転送されたところで、この画像データをラッチ回路16
02にラッチする。次に、デコーダ1603に信号BE0*
〜BE3*(*は負論理の信号を示す)を入力し、デコーダ1
603の1番目のみをハイレベルにし、その他の出力を
ロウレベルにする(BE0*〜BE3*=1)。この状態でENB
信号を印加すると、1番目、17番目、33番目…のト
ランジスタ素子が駆動されて、それに対応するノズルか
らインクが吐出される。
(1110)としてデコーダ1603の9番目の出力のみを
ハイレベル、その他の出力をロウレベルにする。そして
同様にENB信号を印加すると、9番目、25番目、4
1番目、…のトランジスタ素子が駆動されて、それに対
応するノズルからインクが吐出される。以下、デコーダ
1603に入力する信号BE0*〜BE3*を順次切換えること
により、例えば以下のような順番で各ノズルを駆動して
インクを吐出させることができる。
と同様に本発明に適用できる。
中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネル
ギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱
変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーにより
インクの状態変化を生起させる方式のプリント装置につ
いて説明したが、例えば特公平6−6357号公報等に
記載されているような圧電方式のインクジェット記録方
式においても同様の効果が得られる。かかる方式によれ
ば記録の高密度化、高精細化が達成できる。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
体の幅に対応した長さに記録要素を配したフルラインタ
イプの記録ヘッドとしては、上述した明細書に開示され
ているような複数記録ヘッドの組み合わせによってその
長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘ
ッドとしての構成のいずれでもよい。
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても達成される。
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれる。
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
ば、隣接するノズルから吐出されるインク滴による影響
を無くして高品位の画像を記録できるという効果があ
る。
録シートを静電吸着法を用いて搬送する装置において生
じる隣接する記録要素間の相互影響を無くして、高品位
の画像を記録できる。
(ノズル)から吐出されるインク滴による影響をなくし
て、高品位の画像を記録できる。
ズル)から吐出されるインク滴による影響をなくすとと
もに、記録ヘッドの駆動用電源の容量の増大を防止でき
るという効果がある。
を複数のグループに分けて時分割駆動し、現駆動タイミ
ングにおいて、前の駆動タイミングでインクを吐出した
記録要素で発生した圧力波による影響をなくすことがで
きる。
録材を搬送する場合でも、隣接する記録要素(ノズル)
から吐出されるインク滴による影響をなくして、高品位
の画像を記録できるという効果がある。
ットを示す斜視図、(b)はその記録ヘッド部分の拡大
断面斜視図である。
の駆動回路図である。
る。
の駆動順序を説明する模式図である。
装置の構成を示すブロック図である。
装置の制御部の制御処理を示すフローチャートである。
トの駆動順序を説明する模式図である。
装置の制御部の制御処理を示すフローチャートである。
装置の模式的斜視図である。
ズレ量を説明する図である。
録装置よるインクの飛翔状態を説明する図である。
を説明する模式図である。
記録ヘッドの模式的斜視図である。
記録ヘッドのインク吐出機構を模式的に示した断面図で
ある。
記録ヘッドを説明する図で、(a)は模式的上面図、
(b)は図15(a)のA−A断面図、(c)は図15
(a)のB−B断面図である。
板の回路構成を示す図である。
ッドの等価回路を説明するための図である。
ずれへの影響を示す図である。
Claims (31)
- 【請求項1】 記録可能な最大幅に対応して配された記
録ヘッドの記録要素を画信号に応じて駆動して被記録材
にインクを飛翔させて画像を記録するインクジェット記
録装置であって、 画信号に応じて前記記録ヘッドの複数の記録要素を駆動
するタイミングを複数の駆動タイミングに分割する分割
手段と、 前記記録ヘッドの複数の記録要素のうち、前記複数の駆
動タイミングの数に応じた所定間隔を空けて離散した記
録要素群を同時駆動される記録要素の群として選択する
選択手段と、 前記複数の駆動タイミングの1つで、前記画信号に応じ
て前記選択手段により選択された記録要素群に通電して
駆動する駆動手段と、 前記駆動手段による駆動後、前記選択手段により選択さ
れる記録要素の位置を所定量ずらして新たな記録要素群
を選択させ、前記駆動手段により駆動させる駆動制御手
段と、 前記選択手段により前記記録ヘッドの複数の記録要素が
選択されて前記複数の駆動タイミングでの駆動が終了す
るまで、前記駆動制御手段による駆動を繰り返し実行さ
せる制御手段と、を有することを特徴とするインクジェ
ット記録装置。 - 【請求項2】 前記所定間隔に対応した記録要素の数は
前記複数の駆動タイミングの数(N)に相当することを
特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 前記複数の駆動タイミングのうち、ある
駆動タイミングで駆動される記録要素群と、当該ある駆
動タイミングに前後する駆動タイミングで駆動される記
録要素群との相対位置が、少なくともN/2或いは(N
/2−1)だけずれていることを特徴とする請求項2に
記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項4】 前記記録ヘッドの複数の記録要素を複数
ブロックに分割し、各ブロック単位に記録要素を選択可
能なブロック選択手段を更に有し、 前記駆動手段は、前記複数の駆動タイミングを前記複数
ブロックの数だけ分割した1つのタイミングで、前記選
択手段により選択された記録要素群であって、前記ブロ
ック選択手段により選択された記録要素群に通電して駆
動することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項
に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項5】 記録可能な最大幅に対応して配された記
録ヘッドの記録要素を画信号に応じて駆動して被記録材
にインクを飛翔させて画像を記録するインクジェット記
録方法であって、 画信号に応じて前記記録ヘッドの複数の記録要素を駆動
するタイミングを複数の駆動タイミングに分割する分割
工程と、 前記記録ヘッドの複数の記録要素のうち、前記複数の駆
動タイミングの数に応じた所定間隔を空けて離散した記
録要素群を同時駆動される記録要素の群として選択する
選択工程と、 前記複数の駆動タイミングの1つで、前記画信号に応じ
て前記選択工程で選択された記録要素群に通電して駆動
する駆動工程と、 前記駆動工程での駆動後、前記選択工程で選択される記
録要素の位置を所定量ずらして新たな記録要素群を選択
させ、前記駆動工程で駆動させる駆動制御工程と、 前記選択工程で前記記録ヘッドの複数の記録要素が選択
されて前記複数の駆動タイミングでの駆動が終了するま
で、前記駆動制御工程による駆動を繰り返し実行させる
制御工程と、を有することを特徴とするインクジェット
記録方法。 - 【請求項6】 前記所定間隔に対応した記録要素の数は
前記複数の駆動タイミングの数(N)に相当することを
特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項7】 前記複数の駆動タイミングのうち、ある
駆動タイミングで駆動される記録要素群と、当該ある駆
動タイミングに前後する駆動タイミングで駆動される記
録要素群との相対位置が、少なくともN/2或いは(N
/2−1)だけずれていることを特徴とする請求項5に
記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項8】 前記記録ヘッドの複数の記録要素を複数
ブロックに分割し、各ブロック単位に記録要素を選択可
能なブロック選択工程を更に有し、 前記駆動工程では、前記複数の駆動タイミングを前記複
数ブロックの数だけ分割した1つのタイミングで、前記
選択工程で選択された記録要素群であって、前記ブロッ
ク選択工程で選択された記録要素群に通電して駆動する
ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載
のインクジェット記録方法。 - 【請求項9】 画信号に応じて記録ヘッドの記録要素を
駆動して被記録材にインクを飛翔させて画像を記録する
インクジェット記録装置であって、 前記記録ヘッドの複数の記録要素を複数ブロックに分割
し、各ブロック単位に記録要素を選択可能な第1選択手
段と、 前記各ブロックの離散した記録要素群を1グループとし
て同時に選択可能な第2選択手段と、 前記第1選択手段により複数ブロックを同時に選択し、
前記画信号に応じて前記第2選択手段により選択された
記録要素群に通電して駆動する駆動手段と、 前記駆動手段による駆動後、所定時間をおいて前記第2
選択手段により選択する記録要素群を変更し、前記駆動
手段により駆動するように制御する制御手段と、を有す
ることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項10】 前記駆動手段による駆動後、所定時間
をおいて前記第2選択手段により選択する記録要素を変
更し前記駆動手段により駆動する際、当該駆動されるタ
イミングが隣接している前記記録要素群同士の相対位置
は、前記第2選択手段により選択されるグループの数の
略半分ずれていることを特徴とする請求項9に記載のイ
ンクジェット記録装置。 - 【請求項11】 静電気による吸着力を利用して前記被
記録材を搬送する搬送手段を更に有することを特徴とす
る請求項9又は10に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項12】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに
与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換
体を備えていることを特徴とする請求項9乃至11のい
ずれか1項に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項13】 画信号に応じて記録ヘッドの記録要素
を駆動して被記録材にインクを飛翔させて画像を記録す
るインクジェット記録装置であって、 前記記録ヘッドの複数の記録要素を複数ブロックに分割
し、各ブロック単位に記録要素を選択可能な第1選択手
段と、 前記各ブロックの離散した記録要素群を1グループとし
て同時に選択可能な第2選択手段と、 前記第1選択手段により選択されたブロックの記録要素
群の内、前記画信号に応じて前記第2選択手段により選
択されたグループの記録要素群に通電して駆動する駆動
手段と、 前記駆動手段による駆動後、所定時間をおいて前記第1
選択手段により選択するブロックを変更し前記駆動手段
により駆動するように制御する制御手段と、を有するこ
とを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項14】 前記駆動手段による駆動後、所定時間
をおいて前記第2選択手段により選択するブロックを変
更し前記駆動手段により駆動する際、当該駆動されるタ
イミングが隣接している前記記録要素群同士の相対位置
は、前記第2選択手段により選択されるグループの数の
略半分ずれていることを特徴とする請求項13に記載の
インクジェット記録装置。 - 【請求項15】 静電気による吸着力を利用して前記被
記録材を搬送する搬送手段を更に有することを特徴とす
る請求項13又は14に記載のインクジェット記録装
置。 - 【請求項16】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに
与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換
体を備えていることを特徴とする請求項13乃至15の
いずれか1項に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項17】 画信号に応じて記録ヘッドの記録要素
を駆動して被記録材にインクを飛翔させて画像を記録す
るインクジェット記録方法であって、 前記記録ヘッドの複数の記録要素を複数ブロックに分割
し、各ブロック単位に記録要素を選択する第1選択工程
と、 前記各ブロックの離散した記録要素を1グループとして
同時に選択する第2選択工程と、 前記第1選択工程で複数ブロックを同時に選択し、前記
画信号に応じて前記第2選択工程で選択されたグループ
の記録要素に通電して駆動する駆動工程と、 前記駆動工程による駆動後、所定時間をおいて前記第2
選択工程で選択する記録要素を変更し前記駆動工程によ
り駆動するように制御する制御工程と、を有することを
特徴とするインクジェット記録方法。 - 【請求項18】 前記駆動工程による駆動後、所定時間
をおいて前記第2選択工程により選択する記録要素を変
更し前記駆動工程で駆動する際、当該駆動されるタイミ
ングが隣接している前記記録要素群同士の相対位置は、
前記第2選択工程で選択されるグループの数の略半分ず
れていることを特徴とする請求項17に記載のインクジ
ェット記録方法。 - 【請求項19】 画信号に応じて記録ヘッドの記録要素
を駆動して被記録材にインクを飛翔させて画像を記録す
るインクジェット記録方法であって、 前記記録ヘッドの複数の記録要素を複数ブロックに分割
し、各ブロック単位に記録要素を選択する第1選択工程
と、 前記各ブロックの離散した記録要素を1グループとして
同時に選択可能な第2選択工程と、 前記第1選択工程で選択されたブロックの記録要素の
内、前記画信号に応じて前記第2選択工程で選択された
グループの記録要素に通電して駆動する駆動工程と、 前記駆動工程による駆動後、所定時間をおいて前記第1
選択工程で選択するブロックを変更し前記駆動工程で駆
動するように制御する制御工程と、を有することを特徴
とするインクジェット記録方法。 - 【請求項20】 前記駆動工程による駆動後、所定時間
をおいて前記第1選択工程で選択するブロックを変更し
前記駆動工程で駆動する際、当該駆動されるタイミング
が隣接している前記記録要素群同士の相対位置は、前記
第2選択工程で選択されるグループの数の略半分ずれて
いることを特徴とする請求項19に記載のインクジェッ
ト記録方法。 - 【請求項21】 静電気による吸着力を利用して前記被
記録材を搬送する搬送工程を更に有することを特徴とす
る請求項19又は20に記載のインクジェット記録方
法。 - 【請求項22】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに
与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換
体を備えていることを特徴とする請求項19乃至21の
いずれか1項に記載のインクジェット記録方法。 - 【請求項23】 画信号に応じて記録ヘッドの記録要素
を駆動して被記録材にインクを飛翔させて画像を記録す
るインクジェット記録装置であって、 前記記録ヘッドの複数の記録要素を、所定数の記録要素
毎に時分割で駆動する駆動手段と、 前記駆動手段により、それぞれ隣接するタイミングで駆
動される複数の記録要素同士の相対距離が、前記駆動手
段によりあるタイミングで駆動される複数の記録素子の
間隔の略半分となるように制御する駆動制御手段と、を
有することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項24】 前記記録ヘッドは、フルラインヘッド
であることを特徴とする請求項23に記載のインクジェ
ット記録装置。 - 【請求項25】 画信号に応じて記録ヘッドの記録要素
を駆動して被記録材にインクを飛翔させて画像を記録す
るインクジェット記録方法であって、 前記記録ヘッドの複数の記録要素を、所定数の記録要素
毎に時分割で駆動する駆動工程と、 前記駆動工程により、それぞれ隣接するタイミングで駆
動される複数の記録要素同士の相対距離が、前記駆動工
程で、あるタイミングで駆動される複数の記録素子の間
隔の略半分となるように制御する駆動制御工程と、を有
することを特徴とするインクジェット記録方法。 - 【請求項26】 画信号に応じて記録ヘッドの記録要素
を駆動して被記録材にインクを飛翔させて画像を記録す
るインクジェット記録装置であって、 前記被記録材を静電気力で吸着して搬送する搬送手段
と、 記録ヘッドの配列された前記記録要素の中で離散した位
置の記録要素を同時駆動する1グループとして選択する
選択手段とを有し、 前記選択手段で1グループとして選択される記録要素
は、前記搬送手段による静電力の影響による着弾位置ず
れが画像に影響しない程度に離散して選択されることを
特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項27】 前記1グループとして選択される記録
要素の間隔は、前記静電気力による着弾の位置ずれが前
記記録ヘッドの記録要素の配列ピッチの1/2以下にな
る間隔であることを特徴とする請求項26に記載のイン
クジェット記録装置。 - 【請求項28】 更に、連続吐出される液滴間での影響
が画像に影響しない程度に離散するようなグループ間の
駆動間隔に制御する手段を有する事を特徴とする請求項
26又は請求項27に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項29】 画信号に応じて記録ヘッドの記録要素
を駆動して被記録材にインクを飛翔させて画像を記録す
るインクジェット記録方法であって、 前記被記録材を静電気力で吸着して搬送する工程と、 記録ヘッドの配列された前記記録要素の中で離散した位
置の記録要素を同時駆動する1グループとして選択する
工程とを有し、 前記選択手段で1グループとして選択される記録要素
は、前記搬送手段による静電力の影響による着弾位置ず
れが画像に影響しない程度に離散して選択されることを
特徴とするインクジェット記録方法。 - 【請求項30】 前記1グループとして選択される記録
要素の間隔は、前記静電気力による着弾の位置ずれが前
記記録ヘッドの記録要素の配列ピッチの1/2以下にな
る間隔である事を特徴とする請求項29に記載のインク
ジェット記録方法。 - 【請求項31】 更に、連続吐出される液滴間での影響
が画像に影響しない程度に離散するようなグループ間の
駆動間隔に制御する手段を有する請求項29又は請求項
30に記載のインクジェット記録方法。
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---|---|---|---|
JP2001006947A JP3814486B2 (ja) | 2000-01-14 | 2001-01-15 | インクジェット記録方法及び装置 |
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---|---|---|---|
JP2000-6537 | 2000-01-14 | ||
JP2000006537 | 2000-01-14 | ||
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Publication Number | Publication Date |
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JP3814486B2 JP3814486B2 (ja) | 2006-08-30 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006095773A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Fuji Photo Film Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2009166508A (ja) * | 2003-12-18 | 2009-07-30 | Canon Inc | 記録ヘッドの素子基体、記録ヘッド、記録ヘッドカートリッジ、及び記録装置 |
US8177333B2 (en) | 2003-12-18 | 2012-05-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Element board for printhead, and printhead having the same |
-
2001
- 2001-01-15 JP JP2001006947A patent/JP3814486B2/ja not_active Expired - Fee Related
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