JP2001258905A - 低摩擦矯正装置 - Google Patents

低摩擦矯正装置

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JP2001258905A
JP2001258905A JP2001023627A JP2001023627A JP2001258905A JP 2001258905 A JP2001258905 A JP 2001258905A JP 2001023627 A JP2001023627 A JP 2001023627A JP 2001023627 A JP2001023627 A JP 2001023627A JP 2001258905 A JP2001258905 A JP 2001258905A
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tube
buccal tube
buccal
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JP2001023627A
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Peter C Kesling
ピーター・シー・ケスリング
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C7/00Orthodontics, i.e. obtaining or maintaining the desired position of teeth, e.g. by straightening, evening, regulating, separating, or by correcting malocclusions
    • A61C7/12Brackets; Arch wires; Combinations thereof; Accessories therefor
    • A61C7/28Securing arch wire to bracket
    • A61C7/282Buccal tubes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61C7/28Securing arch wire to bracket
    • A61C7/30Securing arch wire to bracket by resilient means; Dispensers therefor
    • A61C7/303Elastic bands

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 トルクを加えるコントロール部分と、摺動摩
擦を減少するための軽減装置を提供する。 【解決手段】 一個体のバッカルチューブ15あるいは
転用口型チューブの形態の体摩擦矯正装置は、アーチワ
イヤー20からトルク力を受けるための締まり嵌めのコ
ントロール部分24を一端に含み、他端に隙間嵌めの軽
減部分26を含む内腔22を有している。軽減部分26
は、摺動摩擦を減少するために、アーチワイヤー20の
少なくとも3つの側面と装置15との間にクリアランス
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的な矯正装置
に関するものである。さらに、本発明は、特に、バッカ
ルチューブ(buccal tube)あるいは転用バ
ッカルチューブの形態の低摩擦矯正装置に関するもので
ある。さらに、本発明は、特に、トルクを加えるための
コントロール部分と、摺動摩擦を減少するための軽減部
分とを含んでいるアーチワイヤー装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】矯正治療中にアーチワイヤーを固定する
と共にトルクをかけるために、複数のバッカルチューブ
を提供することがよく知られている。矯正治療中、アー
チワイヤーは、該バッカルチューブに対して摺動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】また、従来は、アーチ
ワイヤーとバッカルチューブとの間のトルク調整を生じ
させるために長方形のアーチワイヤーを提供することが
知られている。トルクが望まれるチューブの内腔は、ア
ーチワイヤーとチューブとの間の摺動摩擦は、治療時間
に影響を与えるように形成されている。トルクをコント
ロールしたり、アーチワイヤ部分の周囲に逃げを設けて
いる、従来において知られているチューブとしては、米
国特許第4,781,582、米国特許第5,057,
012、及び、米国特許第5,727,941が挙げら
れる。しかしながら、治療時間は、アーチワイヤーとチ
ューブとの間の摺動摩擦のレベルに少なくともある程度
は依存している。摺動摩擦のレベルを低くすると、治療
の質を高め、治療時間を短くする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の改善されたチュ
ーブは、チューブの一端にアーチワイヤー用のコントロ
ール部分を設けると共に、アーチワイヤーの少なくとも
3つの面の周囲に逃げ(リリーフ)を画定する軽減部分
をチューブの他端に設けることによって、アーチワイヤ
ーとチューブとの間の最大限に軽減された摺動摩擦を提
供する。本発明は、バッカルチューブあるいは転用バッ
カルチューブの形態である低摩擦矯正装置を提供してい
る。本発明のバッカルチューブあるいは転用バッカルチ
ューブにおいて、チューブの内腔は、トルク力を生じさ
せることができるコントロール部分を一端に有し、摺動
摩擦を減少するためにアーチワイヤーの少なくとも3つ
の面に沿ってクリアランスを画定する軽減部分を他端に
含んでいる。コントロール部分は、チューブの近心端
(口の前方)にあるのが好ましいが、チューブの遠心端
(口の奥方)にあってもよい。転用しないバッカルチュ
ーブの形態では、軽減部分は、アーチワイヤーの全ての
面及びエッジに対してクリアランスを提供し、転用バッ
カルチューブの形態では、軽減部分は、アーチワイヤー
の少なくとも3つの側面に対してクリアランスを提供す
る。従って、トルクをかけるバッカルチューブの摺動摩
擦は、一個体(ワンピース)のバッカルチューブと転用
バッカルチューブの双方共に、本発明によって最小限に
抑えられ、これによって、バッカルチューブの治療適応
性を最大にすることができる。
【0005】従って、本発明の目的は、アーチワイヤー
とチューブとの間の摺動摩擦を減少する、新規かつ改善
された、矯正治療に利用されるバッカルチューブを提供
することである。
【0006】さらに、本発明の目的は、アーチワイヤー
とチューブとの間の摺動摩擦を減少し、それによって、
患者の矯正治療の効率を最大にする、バッカルチューブ
あるいは転用バッカルチューブの形態の矯正装置を提供
することである。
【0007】さらに、本発明の目的は、チューブの一端
にトルクコントロール部分を含み、アーチワイヤーとチ
ューブとの間の摺動摩擦を最小限に抑えるための軽減部
分をチューブの他端に含む、低摩擦バッカルチューブを
提供することである。
【0008】さらに、本発明の目的は、チューブの一端
にトルクコントロール部分を含み、アーチワイヤーの少
なくとも3つの側面と装置との間にクリアランスを提供
する軽減部分をチューブの他端に含む、転用バッカルチ
ューブを提供することである。
【0009】本発明の他の目的、特徴、及び利点は、同
じ参照符号は同じ部分を参照している、添付の図面と共
に、以下の詳細な開示から理解することができるであろ
う。
【0010】また、本発明は、歯に固定されるように適
用される低摩擦矯正トルク付与装置であって、近遠心に
伸び、それを通じて、アーチワイヤーの遠心端を受ける
ための内腔を備え、前記内腔は、近心端及び遠心端を含
み、前記内腔は、前記装置の近心端あるいは遠心端の一
方の端におけるコントロール部分を有し、前記コントロ
ール部分は、前記アーチワイヤーと前記装置との間にト
ルクがかかるように、前記装置と前記アーチワイヤーと
の間に締まり嵌めを画定し、さらに、前記装置は、前記
アーチワイヤーの少なくとも3つの側面と、前記装置と
の間にクリアランスを提供し、それによって、前記装置
と前記アーチワイヤーとの間の摺動摩擦を減少する、前
記装置の近心端あるいは遠心端の一方の端における軽減
部分を備えていることを特徴とする、低摩擦矯正トルク
付与装置を提供する。
【0011】前記軽減部分は、アーチワイヤーの表面全
体にクリアランスを提供してもよい。軽減部分の長さ
は、装置の長さの略80パーセントにしてもよい。軽減
部分の長さは、装置の長さの50〜99パーセントの範
囲にしてもよい。コントロール部分の近遠心の幅は、装
置の長さの1から50パーセントにしてもよい。コント
ロール部分は、長方形状にしてもよい。コントロール部
分は、正方形状にしてもよい。コントロール部分は、装
置の近心端にあってもよい。コントロール部分は、装置
の遠心端にあってもよい。コントロール部分は、アーチ
ワイヤーと接触する潜在的連続部を有していてもよい。
コントロール領域は、唇舌側の調整及び歯肉の咬合調整
をアーチワイヤーに及ぼしてもよい。装置は、一個体の
バッカルチューブの形態であってもよい。装置は、転用
バッカルチューブの形態であってもよい。
【0012】さらに、本発明は、歯に固定されるように
適用される一個体の低摩擦バッカルチューブであって、
近遠心に伸び、それを通じて、アーチワイヤーの遠心端
を受けるための内腔を備え、前記内腔は、近心端及び遠
心端を含み、前記内腔は、前記チューブの近心端あるい
は遠心端の一方の端におけるコントロール部分を有し、
前記コントロール部分は、前記アーチワイヤーと前記チ
ューブとの間にトルクがかかるように、前記チューブと
前記アーチワイヤーとの間に締まり嵌めを画定し、さら
に、前記チューブは、前記アーチワイヤーとチューブと
の間の摺動摩擦を低減し、前記アーチワイヤーの少なく
とも3つの側面の周りに軽減領域を有している内腔内の
手段を備えていることを特徴とする、一個体の低摩擦バ
ッカルチューブを提供する。
【0013】さらに、本発明は、低摩擦転用バッカルチ
ューブであって、近遠心に伸び、それを通じて、アーチ
ワイヤーの遠心端を受けるための内腔を備え、前記内腔
は、近心端及び遠心端を含み、前記内腔は、前記チュー
ブの近心端あるいは遠心端の一方の端にコントロール部
分を有すると共に、前記チューブの近心端あるいは遠心
端の他方の端に軽減部分を有し、前記コントロール部分
は、前記アーチワイヤーと前記チューブとの間にトルク
がかかるように、前記チューブと前記アーチワイヤーと
の間に締まり嵌めを画定し、前記軽減部分は、前記アー
チワイヤーと前記チューブとの間との摺動摩擦を減少
し、さらに、前記チューブは、連結ウイングと、前記チ
ューブを、連結ウイングにかかったリガチャーによって
保持可能なアーチワイヤーを受けるための頬側開口を含
むブラケットに転用するための、取り外し可能な転用キ
ャップとを備えていることを特徴とする、低摩擦転用バ
ッカルチューブを提供する。
【0014】コントロール部分の近遠心の幅は、該チュ
ーブの長さの1〜50パーセントの範囲にしてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】図面、特に、図1乃至図5の実施
態様を参照すると、一個体のバッカルチューブの形状を
した低摩擦矯正装置は、その全体が符号15で示されて
いて、バンド16に適当に取り付けられて示されてい
る。バンド16は、さらに、歯17に接着固定されてい
る。バッカルチューブ15は、バンド16に適当な方法
で固定されていてもよいということを理解することがで
きるであろう。また、バッカルチューブ15及びバンド
16は、共に、適当な金属であるということを理解する
ことができるであろう。従って、バッカルチューブ15
及びバンド16を歯17上に取り付ける前に、バッカル
チューブ15は、バンド16に適当に半田付け及び/又
はろう付けされていてもよい。また、バッカルチューブ
15は、結合基部に取り付けられていてもよいし、歯に
結合されていてもよいということを理解することができ
るであろう。歯17は、臼歯して示されており、図には
上右側の臼歯を示している。歯17は、アーチワイヤー
20の遠心端用のアンカー(固定装置)として働く。同
様に、アーチワイヤー20の他端は、左側にある対向臼
歯に通常取り付けられたバッカルチューブに固定されて
いるということを理解することができるであろう。
【0016】また、以下に述べるように、バッカルチュ
ーブ15に具体的に表されたコントロール機構の効力に
よって、歯17に対してトルク力を提供することができ
るように、アーチワイヤー20は、長方形状にできると
いうことを理解することができるであろう。任意の適当
なタイプの長方形あるいは正方形のアーチワイヤーを、
本発明のバッカルチューブ15と一緒に用いてもよい。
この点で、アーチワイヤー20は、好ましくは金属であ
るが、金属、プラスチック、あるいは、繊維ガラスにす
ることができる。同様に、バッカルチューブ15は、金
属、プラスチック、あるいは、セラミックにしてもよい
が、好ましくは、ステンレス鋼のような金属である。さ
らに、バッカルチューブ15のコントロール部分が、ア
ーチワイヤー20を密接に支持するように適当な大きさ
に形成されていれば、任意の適当な大きさのアーチワイ
ヤー20を用いてもよい。この図示の例では、アーチワ
イヤー20の遠心端20aが曲がっているので、アーチ
ワイヤー20がバッカルチューブ15を通して近心側に
引っ込むことが抑制される。
【0017】バッカルチューブ15は、横断面が長方形
であるが、任意の望まれた横断面形にすることができ
る。アーチワイヤー20と同様に、バッカルチューブ1
5は、好ましくはステンレス鋼のような適当な金属から
成るが、プラスチック、セラミックとすることもでき、
あるいは、そのような材質を組み合わせてもよい。
【0018】バッカルチューブ15は、近心端にコント
ロール部分24を含み、遠心端に軽減部分26を含んで
いる。また、バッカルチューブ15は、バッカルチュー
ブ15を通って近心及び遠心に伸びた内腔22を有して
いる。そして、コントロール部分24とアーチワイヤー
20との間の摺動を許容するように、コントロール部分
24は、アーチワイヤー20よりも僅かに大きい寸法に
形成されている。また、アーチワイヤー20と内腔22
との摩擦を本質的に除くために、軽減部分26は、アー
チワイヤー20よりも十分に大きい寸法に形成されてい
る。しかしながら、コントロール部分24は、遠心端に
配置することができ、軽減部分26は、近心端に配置す
ることができるということを理解することができるだろ
う。コントロール部分24は、バッカルチューブ15の
近心端に配置されるのが好ましい。
【0019】コントロール部分24は、アーチワイヤー
係合部分30によって画定されている。アーチワイヤー
係合部分30は、一方の側に近心の斜面あるいはフレア
状部分28を含み、他方の側に遠心の斜面あるいはフレ
ア状部分32を含んでいる。バッカルチューブ15の内
腔22に初めて挿入するときに、近心の斜面部分28
は、アーチワイヤー20に案内作用を提供し、これによ
って、係合あるいは接触部分30を通してアーチワイヤ
ー20は案内される。アーチワイヤー20とバッカルチ
ューブ15と摺動関係を許容している間、アーチワイヤ
ー20とバッカルチューブ15との間にトルクコントロ
ールをもたらすように、係合部分30あるいはコントロ
ール部分24は、アーチワイヤー20の外周寸法よりも
僅かに大きい寸法に形成されている。また、トルクコン
トロールを維持している間、摺動摩擦が最小限度に抑え
られるように、係合部分30あるいはコントロール部分
24は、近遠心の幅がかなり狭くなっている。遠心の斜
面部分32は、軽減あるいは緩和部分26に通じてい
る。アーチワイヤー20が通常は軽減部分26の側壁の
一つより多くとは係合しないように、軽減あるいは緩和
部分26は、アーチワイヤー20の外周の横断面寸法よ
りも十分に大きい寸法に形成されている。図3に示すよ
うに、アーチワイヤー20が軽減部分26の中心に位置
するときに、アーチワイヤー20の周囲に潜在的に等し
いクリアランスを提供する側壁34a,34b,34
c,34dを軽減部分26は有している。そのため、軽
減部分26は、アーチワイヤー20の周囲全体にクリア
ランスを提供している。軽減部分26の長さは、好まし
くは、バッカルチューブ15の長さの少なくとも80パ
ーセントは伸びている。しかしながら、軽減部分26の
長さは、バッカルチューブ15の長さの50〜99パー
セントの範囲にしてもよい。同様に、コントロール部分
24の近遠心の幅は、バッカルチューブ15の長さの1
〜50パーセントの範囲にしてもよい。
【0020】遠心の斜面部分32は、患者の治療中、ア
ーチワイヤー20の取り出しを容易にする。つまり、遠
心の斜面部分32において、アーチワイヤー20の遠心
端は、アーチワイヤー20の軸線から僅かに曲がること
ができるからである。
【0021】係合部分30は、アーチワイヤー20と概
ね接触するエッジを含むように図示されているが、係合
部分30の縦方向の長さは、図6乃至図11の実施態様
に概ね示されているように、前記エッジよりも僅かに長
くてもよいということを理解することができるであろ
う。しかしながら、アーチワイヤー20と接触する係合
部分30は、トルクコントロールを提供する間、アーチ
ワイヤー20とバッカルチューブ15との間の摩擦を抑
えるために、十分に滑らかな面であることが望ましい。
【0022】図6乃至図11の転用バッカルチューブ4
0の実施態様を参照すると、本発明は、このような転用
バッカルチューブ40の摩擦を減少するために、アーチ
ワイヤー20の少なくとも3つの側面が、内腔50の内
壁から一定の間隔を置いて配置されているようなチュー
ブに具体化してもよいということを理解することができ
るであろう。転用キャップ45は、転用バッカルチュー
ブ40の一つの側面として作用すると共に、アーチワイ
ヤー20を受ける開口スロットを形成するために、選択
的に取り外し可能である。連結ウィングが、連結ウィン
グがブラケット状態にあるときに転用バッカルチューブ
40にアーチワイヤー20を保持するためのリガチャー
(結合体)を受けるために設けられている。転用バッカ
ルチューブ40は、転用バッカルチューブ40内にアー
チワイヤー20を第一に単に固定したい場合に用いられ
ると共に、その後、より進んだ治療の段階で、当該装置
をエッジワイズブラケットとして使えるようにしたとい
うことを理解することができるであろう。
【0023】本発明の転用バッカルチューブは、その全
体が符号40で示されていて、上連結ウィング42及び
下連結ウィング43を含んでいる胴体41を有してい
る。転用キャップ45は、転用バッカルチューブ40に
固定されたときに、アーチワイヤースロット48と共に
作用して、内腔50を画定する。従って、転用バッカル
チューブ40は二つの個体のユニット(2ピースユニッ
ト)であるが、転用キャップ45が所定の位置に取り外
し可能に固定されるように取り付けられたときには、転
用バッカルチューブ40は一個体のユニット(1ピース
ユニット)状態になる。遠心に向いたフック52は、図
6には転用バッカルチューブ40に設けられて示されて
いるが、一方、残りの図7乃至図11には、構成を簡単
にするためにフック52が設けられていない転用バッカ
ルチューブ40が示されている。望むのであれば、いく
つかの種類のフックを連結ウイング42上に設けてもよ
いし、また、必要でないならばフックを取り外し可能に
してもよいということを理解することができるであろ
う。さらに、上連結ウィング42は、2本のウィングと
して示されていて、一方、下連結ウィング43は、1本
のウィングとして示されているが、上連結ウィング42
及び下連結ウィング43は、双方共に、2本のウィング
にしてもよいし、あるいは、1本のウィングとしてもよ
いということを理解することができるであろう。
【0024】転用キャップ45は、形状が長方形であ
り、転用バッカルチューブ40の胴体41に取り付けら
れたときに、上切り欠き溝54および下切り欠き溝55
と合致する。転用キャップ45は、転用バッカルチュー
ブ40をブラケットとして転用するために治療中取り外
し可能にする場合を除いて、溶接あるいは半田付けによ
って所定の位置に適当に固定されていてもよい。図7、
図8、図9、及び図10には、転用キャップ45は、転
用バッカルチューブ40の胴体41に取り付けられた態
勢が図示されており、この態勢において内腔50を画定
する。内腔50は、転用バッカルチューブ40の近心端
にコントロール部分58を有し、コントロール部分58
の遠心に軽減部分59を有している。コントロール部分
58は、水平かつ上下平行に対向された隆起部58a、
58b、及び、垂直方向に伸びて隆起部58aと隆起部
58bとを連結している隆起部58cによって画定され
ている。コントロール部分58の4番目の面は、転用キ
ャップ45によって画定されている。特に、図8に示す
ように、アーチワイヤー20の頬側の面は、少なくとも
時々は、転用キャップ45の内面に当接してもよいの
で、図9及び図10に示すように、軽減部分59は、ア
ーチワイヤー20の三面の周りにのみ伸びていてもよ
い。軽減部分59は、上下に対向された壁50a、50
b、及び、垂直側壁50cによって画定されている。軽
減部分59は、転用キャップ45によって閉じられてい
る。好ましくは、軽減部分59は、内腔50の長さの少
なくとも80パーセント伸びているが、第1実施態様の
ように、内腔50の長さの50〜99パーセントであっ
てもよい。また、図6乃至図10の実施態様に示されて
いるコントロール部分58は、転用バッカルチューブ4
0の近心端にあるが、図1乃至図5の実施態様でその可
能性に関して説明したように、転用バッカルチューブ4
0の遠心端に配置することもできる。コントロール部分
58の面58a、58b、及び58cは、転用バッカル
チューブ40とアーチワイヤー20との間にトルク力を
かけるような面であるので厳密に設定する必要はある
が、コントロール部分58の面58a、58b、及び5
8cの幅は、変更してもよい。アーチワイヤー20とコ
ントロール部分58との間の係合の長さが縮小されてい
るため、アーチワイヤー20と転用バッカルチューブ4
0との間の摩擦は、最小値に減少され、それによって、
患者の治療内容を高めることができる。一例として、転
用バッカルチューブが0.175インチ(4.445m
m)の長さを含んでおり、コントロール部分の近遠心の
接触エッジ幅が0.005インチ(0.127mm)で
あれば、軽減部分は、転用バッカルチューブの長さの略
97パーセントである。
【0025】転用バッカルチューブ40が、バッカルチ
ューブとしてその目的を果たし、そして、転用バッカル
チューブ40をブラケットとして利用する必要があれ
ば、転用キャップ45は、水平あるいは頬側に開口した
アーチワイヤースロットを提供するために取り外され、
その場合に、図11に示された弾力性のあるリガチャー
62のようなリガチャーによって、アーチワイヤー20
はアーチワイヤー開口スロットに保持される。コントロ
ール部分58は、ブラケットとアーチワイヤー20との
間にトルク関係を提供するように機能し続け、また、治
療段階の間、アーチワイヤー20と転用バッカルチュー
ブ40との間の摩擦を減少するように機能し続ける。
【0026】従って、図6乃至図11の実施態様の転用
バッカルチューブ40は、減少された摩擦機能を有する
バッカルチューブとして働く機能を有するだけでなく、
減少された摩擦機能を有するブラケットとしても働く機
能を有している。
【0027】変更態様及び変形態様は、本発明の新規な
概念の範囲に反しないで実施できることを理解できるだ
ろうが、本願は、添付されたクレームの範囲だけに限定
されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、透視したバッカルチューブの内部、及
び適所にあるアーチワイヤーの一部断面を示す、歯に支
えられたバンドに取り付けられた本発明による改善され
たバッカルチューブの斜視図である。
【図2】図2は、図1の線2−2に沿って実質的に切断
された横断面図である。
【図3】図3は、図1の線3−3に沿って実質的に切断
された横断面図である。
【図4】図4は、アーチワイヤーの側面が示された、図
1の線4−4に沿って実質的に切断された縦断面図であ
る。
【図5】図5は、アーチワイヤーの横断面を示す、図1
のバッカルチューブの近心端の正面図である。
【図6】図6は、本発明の装置が、転用キャップが取り
除かれた転用バッカルチューブである本発明の変更態様
の斜視図、及び、水平に面したアーチワイヤーのスロッ
トを有するブラケットとしての本発明を明確に図示する
分解図を示している。
【図7】図7は、アーチワイヤーの上平面を示し、ま
た、明確にするため下連結ウィングが取り除かれた、図
8の線7−7に沿って実質的に切断された、図6の実施
態様の縦断面図である。
【図8】図8は、図7の線8−8に沿って矢印方向に実
質的に切断された、図6及び図7の転用バッカルチュー
ブの近心端の正面図である。
【図9】図9は、図7の線9−9に沿って実質的に切断
された、図6及び図7の転用バッカルチューブの横断面
図である。
【図10】図10は、図7の線10−10に沿って実質
的に切断された横断面図である。
【図11】図11は、アーチワイヤースロットの中のア
ーチワイヤーを所定の位置に保持するためのリガチャー
を示す、フックが省略された図6に示すような転用チュ
ーブの形態の装置の斜視図である。
【符号の説明】 15 低摩擦矯正装置(バッカルチューブ) 16 バンド 17 歯 20 アーチワイヤー 20a 遠心端 22 内腔 24 コントロール部分 26 軽減部分(緩和部分) 28 斜面部分 30 係合部分(接触部分) 34a,34b,34c,34d 側壁 32 斜面部分 40 転用バッカルチューブ 41 胴体 42 上連結ウィング 43 下連結ウィング 45 転用キャップ 48 アーチワイヤースロット 50 内腔 50a、50b 壁 50c 垂直側壁 52 フック 54 上切り欠き溝 55 下切り欠き溝 58 コントロール部分 59 軽減部分 58a、58b、58c 隆起部 62 リガチャー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯に固定可能な低摩擦矯正トルク付与装
    置であって、 近遠心に伸び、アーチワイヤーの遠心端を受けるための
    内腔を備え、 前記内腔は、近心端及び遠心端を含み、 前記内腔は、前記装置の近心端におけるコントロール部
    分を有し、 前記コントロール部分は、前記アーチワイヤーと前記装
    置との間にトルクをかけることができるように、前記装
    置と前記アーチワイヤーとの間に締まり嵌めを画定し、 さらに、前記装置は、 前記アーチワイヤーの少なくとも3つの側面及び角隅
    と、前記装置との間にクリアランスを提供し、それによ
    って、前記装置と前記アーチワイヤーとの間の摺動摩擦
    を減少する、前記装置の遠心端における軽減部分を備え
    ていることを特徴とする低摩擦矯正トルク付与装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の低摩擦矯正トルク付与
    装置において、前記軽減部分は、前記アーチワイヤーの
    表面全体にクリアランスを提供することを特徴とする低
    摩擦矯正トルク付与装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の低摩擦矯正トルク付与
    装置において、前記軽減部分の長さは、前記装置の長さ
    の50乃至99パーセントの範囲にあることを特徴とす
    る低摩擦矯正トルク付与装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の低摩擦矯正トルク付与
    装置において、前記低摩擦矯正トルク付与装置は、前記
    低摩擦矯正トルク付与装置をブラケットに転用するため
    の手段を有していることを特徴とする低摩擦矯正トルク
    付与装置。
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