JP2001258587A - 光学的に活性な3−ヒドロキシピロリジン誘導体の微生物による製造方法 - Google Patents

光学的に活性な3−ヒドロキシピロリジン誘導体の微生物による製造方法

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JP2001258587A JP2001046375A JP2001046375A JP2001258587A JP 2001258587 A JP2001258587 A JP 2001258587A JP 2001046375 A JP2001046375 A JP 2001046375A JP 2001046375 A JP2001046375 A JP 2001046375A JP 2001258587 A JP2001258587 A JP 2001258587A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学的に活性な3−ヒドロキシピロリジン誘
導体の製造方法を提供する。 【解決手段】 クンニンハメラ・エキヌラタ(Cunn
inghamellaechinulata)属の種又
はアスペルギルス(Aspergillus)属の微生
物によって製造される酵素の存在下で式(I): 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的に活性な3
−ヒドロキシピロリジン誘導体の微生物学的な製造方法
に関する。より具体的には、本発明は、ピロリジン−1
−カルボン酸フェニルエステル〔式(I)で表される化
合物〕と前記式(I)で表される化合物をヒドロキシル
化することのできる適当な微生物とを接触させ、そして
選択的に形成され蓄積される光学的に活性な3−ヒドロ
キシピロリジン誘導体〔式(II)及び式(III)で表さ
れる化合物〕を回収することを含む方法に関する。本発
明の別の観点は、ケトン前駆体を不整還元することによ
る、光学的に活性な3−ヒドロキシピロリジン誘導体の
微生物学的な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】光学的
に活性な3−ヒドロキシピロリジン誘導体の製造方法に
関して、いくつかの方法が開示されている。それらの方
法のいくつかは、光学的に活性な有機酸と塩を形成する
ことによって3−ヒドロキシピロリジン誘導体のラセミ
体を分割することを包含している。特願平2−1039
65(J.P.A.N.96−103965)、特願平
4−77749(J.P.A.N.92−7774
9)、及び特願昭59−185583(J.P.A.
N.84−185583)各明細書には、いずれも、光
学的に活性な有機酸を用いて3−ヒドロキシピロリジン
誘導体のラセミ体を分割する方法が記載されている。ま
た、3−ヒドロキシピロリジン誘導体のラセミ体を酵素
により分割する方法も開示されている〔Hasegaw
aら,Enantiomer,2(3−4):311−
314(1997);特願昭62−301052(J.
P.A.N.87−301052)〕。酵素によるこれ
らの方法は、加水分解酵素を用いてN−ベンジル−3−
アシルオキシピロリジンのラセミ体を立体選択的に加水
分解することを包含している。別の方法は、光学的に活
性な前駆体を化学的に変形することを包含している。欧
州特許出願番号(E.P.A.N.)95−11068
5明細書は、光学的に活性な3−ヒドロキシピロリジン
−2,5−ジオンを活性化アルカリボロハイドライドを
用いて還元することによって、光学的に活性な3−ヒド
ロキシピロリジン誘導体を調製する方法を開示してい
る。別の方法は、光学的に活性なブタノエート誘導体を
化学的に変形することを包含する(E.P.A.N.9
1−303245)。また、真菌であるクンニンハメラ
・ベルチシラタ(Cunninghamella ve
rticillata)VKM F−430を用いてフ
ェニル−ピロリジン−1−イル−メタノンから(−)−
(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−フェニル
−メタノンを調製するための微生物学的方法が報告され
ている〔Parshikovら,Khimiya Ge
terotsiklicheskikh Soedin
enii,2:195−199(1992)〕。別の微
生物学的方法は、シュードモナス・オレオボランス(P
seudomonasoleovorans)Gpo1
及び他種の細菌を用いてN−ベンジルピロリジンをヒド
ロキシル化することによる光学的に活性なN−ベンジル
−3−ヒドロキシピロリジンの調製を報告している〔L
iら,Tetrahedron:Asymmetry,
10:1323−1333(1999)〕。
【0003】
【課題を解決するための手段】或る態様では、本発明
は、式(I):
【化12】 で表される化合物から、式(II):
【化13】 で表される化合物を製造する方法であって、微生物によ
って生成されるヒドロキシル化酵素少なくとも1種類の
存在下で前記式(I)で表される化合物をヒドロキシル
化することを含む、前記製造方法に関する。
【0004】好ましい態様では、本発明は、前記微生物
が、アスペルギルス・オクラセウス(Aspergil
lus ochraceus)ATCC18500、ス
トレプトミセス・オウレオファシエンス(Strept
omyces aureofaciens)ATCC1
0762、クンニンハメラ・エキヌラタ・バラエティー
・エレガンズ(Cunninghamella ech
inulata v. elegans)ATCC86
88b、クンニンハメラ・エキヌラタ・バラエティー・
エレガンズ(Cunninghamella echi
nulata v. elegans)ATCC868
8a、クンニンハメラ・エキヌラタ・バラエティー・エ
キヌラタ(Cunninghamella echin
ulata v. echinulata)ATCC9
244、クンニンハメラ・ホモタリカ(Cunning
hamella homothallica)ATCC
16161、クンニンハメラ・エキヌラタ・バラエティ
ー・エレガンズ(Cunninghamella ec
hinulata v. elegans)ATCC3
6112、クンニンハメラ・エキヌラタ・バラエティー
・エキヌラタ(Cunninghamella ech
inulata v. echinulata)ATC
C36190、クンニンハメラ・エキヌラタ・バラエテ
ィー・エレガンズ(Cunninghamella e
chinulata v. elegans)ATCC
10028b、クンニンハメラ・エキヌラタ・バラエテ
ィー・エレガンズ(Cunninghamella e
chinulata v. elegans)ATCC
9245、クンニンハメラ・エキヌラタ・バラエティー
・エレガンズ(Cunninghamella ech
inulata v. elegans)ATCC89
83、クンニンハメラ・エキヌラタ・バラエティー・エ
レガンズ(Cunninghamella echin
ulata v. elegans)ATCC2626
9、ピソミセス・シノドンチス(Pithomyces
cynodontis)ATCC26150、アブシ
ジア・グラウカ(Absidia glauca)AT
CC22752、ボーベリア・バシアナ(Beauve
ria bassiana)ATCC7159、ノカル
ジア種(Nocardia sp.)ATCC5375
8、ストレプトミセス・リモサス(Streptomy
ces rimosus)ATCC55043、及びス
トレプトミセス・リモサス(Streptomyces
rimosus)ATCC23955からなる群から
選択した微生物である方法に関する。
【0005】別の態様では、本発明は、式(I):
【化14】 で表される化合物から、式(II):
【化15】 で表される化合物を製造する方法であって、クンニンハ
メラ種(Cunninghamella specie
s)の微生物によって生成されるヒドロキシル化酵素少
なくとも1種類の存在下で前記式(I)で表される化合
物をヒドロキシル化することを含む、前記製造方法に関
する。
【0006】前記の方法は、前記のクンニンハメラ種
が、クンニンハメラ・エキヌラタ・バラエティー・エレ
ガンズであることが好ましい。更に、前記の方法は、前
記のクンニンハメラ・エキヌラタ種(Cunningh
amella echinulata specie
s)が、クンニンハメラ・エキヌラタ・バラエティー・
エレガンズATCC8688bであることが好ましい。
【0007】別の態様では、本発明は、式(I):
【化16】 で表される化合物から、式(III):
【化17】 で表される化合物を製造する方法であって、アスペルギ
ルス属(genus Aspergillus)の微生
物を培養することによって生成されるヒドロキシル化酵
素少なくとも1種類の存在下で前記式(I)で表される
化合物をヒドロキシル化することを含む、前記製造方法
に関する。
【0008】前記の方法は、前記のアスペルギルス培養
物が、アスペルギルス・フラビペス(Aspergil
lus flavipes)であることが好ましい。更
に、前記の方法は、前記のアスペルギルス・フラビペス
培養物が、アスペルギルス・フラビペスATCC167
95であることが好ましい。
【0009】別の態様では、本発明は、式(IV):
【化18】 で表される化合物から、式(II):
【化19】 で表される化合物を製造する方法であって、クンニンハ
メラ属(genus Cunninghamella)
の微生物を培養することによって生成される還元酵素少
なくとも1種類の存在下で前記式(IV)で表される化合
物を選択的に還元することを含む、前記製造方法に関す
る。
【0010】好ましい態様では、本発明は、前記のクン
ニンハメラ属の微生物が、クンニンハメラ・エキヌラタ
・バラエティー・エレガンズである方法に関する。別の
好ましい態様では、本発明は、前記のクンニンハメラ種
の微生物が、クンニンハメラ・エキヌラタ・バラエティ
ー・エレガンズATCC8688bである方法に関す
る。
【0011】別の好ましい態様では、クンニンハメラ・
エキヌラタ由来の酵素によって前記式(III)で表され
る化合物を前記式(II)で表される化合物に変換するこ
とを含む方法によって、式(II)で表される化合物と式
(III)で表される化合物との混合物から式(II)で表
される化合物を製造する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、光学的に活性な3−ヒ
ドロキシピロリジン誘導体の微生物学的な製造方法に関
する。より具体的には、本発明は、ピロリジン−1−カ
ルボン酸フェニルエステル〔式(I)で表される化合
物〕と前記式(I)で表される化合物をヒドロキシル化
することのできる適当な微生物とを接触させ、そして選
択的に形成され蓄積される光学的に活性な3−ヒドロキ
シピロリジン誘導体〔式(II)及び式(III)で表され
る化合物〕を回収することを含む方法に関する。本発明
の別の観点は、ケトン前駆体を不整還元することによ
る、光学的に活性な3−ヒドロキシピロリジン誘導体の
微生物学的な製造方法に関する。この方法は、式(I
V):
【化20】 で表される3−オキソ−ピロリジン−1−カルボン酸フ
ェニルエステルと、そのケトン基を選択的に還元して式
(II)で表される化合物を形成及び蓄積することができ
る適当な微生物とを接触させることを含む。また、式
(II)で表される化合物と式(III)で表される化合物
とのラセミ体混合物から式(II)で表される化合物を製
造する方法も開示する。この方法は、式(II)で表され
る化合物と式(III)で表される化合物とのラセミ体混
合物と、式(III)で表される(R)−異性体を式(I
I)で表される(S)−異性体に選択的に変換すること
ができる適当な微生物とを接触させることを含む。光学
的に活性な3−ヒドロキシピロリジン誘導体は、製剤学
的化合物及び農芸化学的化合物の合成に有用な中間体で
ある。
【0013】ピロリジン−1−カルボン酸フェニルエス
テル〔式(I)で表される化合物〕から光学的に活性な
3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボン酸フェニルエ
ステル〔式(II)及び式(III)で表される化合物〕へ
の微生物学的ヒドロキシル化は、式(I)で表される化
合物と適当な微生物の培養物とを接触させることによっ
て実施することができる。あるいは、前記微生物からそ
の酵素を精製するか部分的に精製することができるか、
又は、前記微生物の細胞フラグメントを用いることがで
きる。また、前記微生物の固定化細胞も用いることがで
きる。
【0014】ピロリジン−1−カルボン酸フェニルエス
テル、すなわち、式(I):
【化21】 で表される化合物と、前記微生物クンニンハメラ・エキ
ヌラタATCC8688bとを接触させると、その結果
として、(S)−3−ヒドロキシピロリジン−1−カル
ボン酸フェニルエステル、すなわち、式(II):
【化22】 で表される化合物を形成し、そして蓄積する。
【0015】(R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−
カルボン酸フェニルエステル、すなわち、式(III):
【化23】 で表される化合物は、ピロリジン−1−カルボン酸フェ
ニルエステル〔式(I)で表される化合物〕と、前記微
生物アスペルギルス・フラビペスATCC16795の
培養物とを接触させることによって、形成され、そして
蓄積される。
【0016】また、式(II)で表される(S)−3−ヒ
ドロキシピロリジン−1−カルボン酸フェニルエステル
は、式(IV):
【化24】 で表される3−オキソ−ピロリジン−1−カルボン酸フ
ェニルエステルと、前記微生物クンニンハメラ・エキヌ
ラタATCC8688bの培養物とを接触させることに
よっても、形成され、そして蓄積される。
【0017】また、式(II)で表される(S)−3−ヒ
ドロキシピロリジン−1−カルボン酸フェニルエステル
は、式(II)で表される化合物と式(III)で表される
化合物とのラセミ体混合物と、前記微生物クンニンハメ
ラ・エキヌラタATCC8688bの培養物とを接触さ
せることによっても、形成され、そして蓄積される。
【0018】
【実施例】
【実施例1】《式(I)で表されるピロリジン−1−カ
ルボン酸フェニルエステルの微生物によるヒドロキシル
化に関するスクリーニング》式(I)で表されるピロリ
ジン−1−カルボン酸フェニルエステルをヒドロキシル
化する下記微生物の能力は、以下の方法によって確認し
た。種々の微生物の細胞を、デキストロース・栄養ダイ
ズ粉(nutrisoy flour)培地〔2%デキ
ストロース、0.5%栄養ダイズ粉、0.5%酵母抽出
物、0.5%NaCl、及び0.5%K2HPO4;pH
7.0〕2.5mLを含有する管中で生長させた。前記
培地のpHは、滅菌前に調整し、接種後は制御していな
い。個々の管に、冷凍グリセロール懸濁液として貯蔵し
ておいた種々の微生物の胞子又は栄養細胞(胞子又は栄
養細胞の約1%w/v保存培養物)を接種し、そして回
転式振とう器上で220rpmで攪拌しながら約28℃
でインキュベートした。約48時間後、エタノール中の
ピロリジン−1−カルボン酸フェニルエステル(20m
g/mL)の溶液0.025mLを各管に加えた。基質
を加えた後に前記管を約4日間インキュベートし、その
後、内容物を酢酸エチル(ETOAc)で抽出した。そ
の酢酸エチル抽出物を窒素流下で乾燥し、アセトニトリ
ル(ACN):水(1:1,v/v)1mL中で再構成
し、そしてInertsil(商標)C8カラムCカラ
ムエンジニアリング社(オンタリオ州,カナダ)(内径
4.6mm×250mm)を用いる逆相高速液体クロマ
トグラフィー(HPLC)によって分析した。前記分析
は、20mM−NaH2PO4(pH4.5)とACNと
の混合物を用いる勾配溶出により、以下の条件下で実施
した:0〜2分の間は、25%ACN;2.1分〜15
分の間は、50%ACN;溶媒の流速は、1mL/分。
これらの条件下において、基質は、11.2分の時点で
溶離し、そしてアルコール生成物〔化合物(II)及び
(III)〕は、6.9分の時点で溶離した。生成したア
ルコールを含有する抽出物を乾固し、ヘキサン:イソプ
ロピルアルコール(ipa)(9:1,v/v)の混合
物中で再構成し、そしてChiracel(商標)OD
カラム(キラルテクノロジーズ社,Exton,ペンシ
ルバニア州)(内径4.6mm×250mm)上におけ
るHPLCによって分析した。前記Chiracel
(商標)OD分析は、1mL/分の流速で、ヘキサン:
ipa(92:8,v/v)を用いる全体に平等な(i
socratic)溶出により実施した。これらの条件
下において、式(II)で表される(S)−3−ヒドロキ
シピロリジン−1−カルボン酸フェニルエステルは、約
36.1分の時点で溶離し、そして式(III)で表され
る(R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボン酸
フェニルエステルは、約33.6分の時点で溶離した。
これら逆相HPLC分析及びキラルHPLC分析の結果
を、表1にまとめる。
【0019】
【表1】
【0020】
【実施例2】《種々の培地中のクンニンハメラ・エキヌ
ラタATCC8688bによる式(I)で表されるピロ
リジン−1−カルボン酸フェニルエステルの微生物的ヒ
ドロキシル化》下記のとおりに調製した5種類の培地の
2.5mLアリコートを含有するガラス管(125mm
×内径16mm)中で、クンニンハメラ・エキヌラタA
TCC8688bを生長させた。培地1は、実施例1に
記載のとおりに、デキストロース及び栄養ダイズ粉を用
いて調製した。培地2は、コーン煎じ液(4%)及びデ
キストロース(2%)を用いて調製し、そして滅菌前に
pH4.85に調整した。培地3は、コーン煎じ固形物
(4%)及びデキストロース(2%)を用いて調製し、
そして滅菌前にpH4.85に調整した。培地4は、フ
ァーマメディア〔Pharmamedia(商標);ト
レーダーズプロテイン,メンフィス,テネシー州〕(2
%)及びデキストロース(2%)を用いて調製し、そし
て滅菌前にpH7.2に調整した。培地5は、麦芽抽出
物(1%)、デキストロース(1%)、ペプトン(0.
5%)、及び酵母抽出物(0.2%)を用いて調製し、
そして滅菌前にpH7.0に調整した。生長培地1、
3、4、及び5を含有する管にクンニンハメラ・エキヌ
ラタATCC8688bの胞子を接種し、そして攪拌
(220rpm)しながら28℃でインキュベートし
た。約48時間生長させた後に、式(I)で表されるピ
ロリジン−1−カルボン酸フェニルエステルの60mg
/mLエタノール溶液0.025mLを各管に加えた。
基質を加えてから約10日間その管をインキュベート
し、その後、その内容物を酢酸エチルで抽出した。その
酢酸エチル抽出物を窒素流下で乾燥し、ACN:水
(1:1,v/v)混合液中で再構成し、そして実施例
1に記載のとおりに逆相HPLC及びキラルHPLCに
よって分析した。生長培地2を含有する管を、接種時に
基質を加えること以外は培地1、3、4、及び5に対す
る前記と同じ方法で処理する。前記の逆相HPLC及び
キラルHPLCの分析結果を表2にまとめる。
【0021】
【表2】
【0022】
【実施例3】《クンニンハメラ・エキヌラタATCC8
688bのフラスコ培養物における式(I)で表される
ピロリジン−1−カルボン酸フェニルエステルの微生物
的ヒドロキシル化》実施例2に記載の培地2(0.5
L)をそれぞれ含有する6個のフェルンバッハフラスコ
に、クンニンハメラ・エキヌラタATCC8688bの
胞子を接種し、そして回転振とう器(220rpm)上
で29℃でインキュベートした。24時間後に、各フラ
スコに式(I)で表されるピロリジン−1−カルボン酸
フェニルエステルの60mg/mLエタノール溶液5m
Lを加え、そして更に16日間インキュベートした。発
酵ブロスのサンプルを摘出し、酢酸エチルで抽出し、そ
してその抽出物を実施例1に記載のとおりに逆相HPL
C及びキラルHPLCで分析することによって、フラス
コ6個の内の2個(フラスコA及びB)において生変換
(bioconversion)を監視した。これらの
HPLC分析の結果を表3にまとめる。前記の16日間
のインキュベーション後に、6個のフラスコ全ての内容
物を貯留(プール)し、そして3重層のチーズクロスを
通してろ過することによって細胞を除去した。次に、そ
のろ液を、Amberlite(商標)XAD−16樹
脂(Rohm and Haas,フィラデルフィア,
ペンシルバニア州)50gを用いて、21℃で4.5時
間攪拌した。前記樹脂をろ紙上に収集し、そして酢酸エ
チル0.8Lで洗浄した。その酢酸エチル抽出物を水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、そして
減圧下で濃縮して粗生成物0.93gを得た。この粗生
成物を、5gシリカSeppak(商標)カートリッジ
(Waters Corporation,ミルフォー
ド,マサチューセッツ州)に適用し、そして酢酸エチル
とヘキサンとの混合物(2:3,1:1)を用いて溶出
し、そして所望の生成物を含むフラクションを減圧下で
濃縮して、式(II)で表される(S)−3−ヒドロキシ
ピロリジン−1−カルボン酸フェニルエステル0.64
g(収率33%,89%e.e.)を得た。
【0023】
【表3】
【0024】
【実施例4】《クンニンハメラ・エキヌラタATCC8
688bの発酵器培養物における式(I)で表されるピ
ロリジン−1−カルボン酸フェニルエステルの微生物的
ヒドロキシル化》実施例2に記載の培地2(0.5L)
をそれぞれ含有する3個のフェルンバッハフラスコに、
クンニンハメラ・エキヌラタATCC8688bの胞子
を接種し、そして回転振とう器(220rpm)上で2
9℃でインキュベートした。約24時間後に、前記フラ
スコ3個の内容物を一緒にし、そしてこれを使用して発
酵器2個〔それぞれ、培地2(8L)を含有する〕に接
種した。発酵器(発酵器A及びB)は、600rpmで
攪拌し、そして毎分8L通気するようにしながら、29
℃で運転した。そのpHは、6〜7の間に制御した。2
4時間後に、各発酵器に、エタノール20mL中に溶解
した基質(I)4.8gを加えることによって生変換を
開始した。前記生変換に続いてサンプルを除去し、酢酸
エチルで抽出し、そして実施例1に記載のとおりに逆相
HPLC及びキラルHPLCによって分析した。これら
のHPLC分析の結果を表4にまとめる。基質添加から
約9日後に、前記発酵器の内容物を貯留し、そして3重
層のチーズクロスを通してろ過した。そのろ液を、XA
D−16樹脂約500gを含有するカラムを通過させ
た。次に、その樹脂を水1Lで洗浄し、そして酢酸エチ
ル6Lで溶出した。その酢酸エチル溶離液を水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、そして減圧下で
濃縮して、粗生成物を得た。この粗生成物を、シリカフ
ラッシュカートリッジ(Biotage Herts
SGl3 7NW,英国)に適用し、そして酢酸エチル
とヘキサンとの混合物(2:3,1:1)を用いて、1
0%酢酸エチルで開始し、そして10%の増加量で80
%酢酸エチルまで増加させながら溶出した。60〜80
%酢酸エチルで溶出したフラクションを一緒にし、そし
て減圧下で濃縮して、式(II)で表される(S)−3−
ヒドロキシピロリジン−1−カルボン酸フェニルエステ
ル2.9g(収率28%,88%e.e.)を得た。
【0025】
【表4】
【0026】
【実施例5】《アスペルギルス・フラビペスATCC1
6795の発酵器培養物における式(I)で表されるピ
ロリジン−1−カルボン酸フェニルエステルの微生物的
ヒドロキシル化》培地2(実施例2)2.5mLを含有
する管4本にアスペルギルス・フラビペスATCC16
795の胞子を接種し、そして回転振とう器(210r
pm)上で29℃でインキュベートした。約24時間後
に、管2本に式(I)で表されるピロリジン−1−カル
ボン酸フェニルエステルの20mg/mLエタノール溶
液0.025mLを加え、そして残りの管2本に式
(I)で表されるピロリジン−1−カルボン酸フェニル
エステルの50mg/mLエタノール溶液0.025m
Lを加えた。基質を添加した後に、前記管を約10日間
インキュベートし、その後、その内容物を酢酸エチルで
抽出した。その酢酸エチル抽出物を窒素流下で乾燥し、
ACN:水(4:1,v/v)混合液中で再構成し、そ
して実施例1に記載のとおりに逆相HPLC及びキラル
HPLCによって分析した。これらのHPLC分析の結
果を表5にまとめる。
【0027】
【表5】
【0028】
【実施例6】《クンニンハメラ・エキヌラタATCC8
688bの管培養物における式(IV)で表される3−オ
キソ−ピロリジン−1−カルボン酸フェニルエステルの
微生物による還元》実施例2に記載の培地2(2.5m
L)を含有する管2本にクンニンハメラ・エキヌラタA
TCC8688bの胞子を接種し、そして回転振とう器
(210rpm)上で29℃でインキュベートした。約
24時間後に、各管に式(IV)で表される3−オキソ−
ピロリジン−1−カルボン酸フェニルエステルの20m
g/mLエタノール溶液0.025mLを加えた。基質
を添加した後に、その管を約6日間インキュベートし、
その後、その内容物を酢酸エチルで抽出した。その酢酸
エチル抽出物を窒素流下で乾燥し、ACN:水(4:
1,v/v)混合液中で再構成し、そして実施例1に記
載のとおりに逆相HPLC及びキラルHPLCによって
分析した。これらのHPLC分析の結果、79%の収率
及び99%より大きいe.e.で、式(IV)で表される
化合物が式(I)で表される化合物に変換したことが明
らかになった。
【0029】
【実施例7】《クンニンハメラ・エキヌラタATCC8
688bの管培養物における(+/−)−3−ヒドロキ
シ−ピロリジン−1−カルボン酸フェニルエステルの脱
ラセミ化》実施例2に記載の培地2(2.5mL)を含
有する管24本にクンニンハメラ・エキヌラタATCC
8688bの胞子を接種し、そして回転振とう器(21
0rpm)上で29℃でインキュベートした。約24時
間後に、管12本に(+/−)−3−ヒドロキシ−ピロ
リジン−1−カルボン酸フェニルエステルの60mg/
mLエタノール溶液0.025mLを加え(処理A)、
そして残りの管12本に(+/−)−3−ヒドロキシ−
ピロリジン−1−カルボン酸フェニルエステルの100
mg/mLエタノール溶液0.025mLを加えた(処
理B)。その管を、29℃で、回転振とう器(210r
pm)上で攪拌しながらインキュベートした。インキュ
ベーション後2、4、6、8、10、及び12日目に各
処理群から管2本を回収し、そしてその内容物を酢酸エ
チルで抽出した。その酢酸エチル抽出物を窒素流下で乾
燥し、ACN:水(4:1,v/v)混合液中で再構成
し、そして実施例1に記載のとおりに逆相HPLC及び
キラルHPLCによって分析した。これらのHPLC分
析の結果を表6にまとめる。
【0030】
【表6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12R 1:485) C12R 1:485) (C12P 17/10 (C12P 17/10 C12R 1:645) C12R 1:645) (C12P 17/10 (C12P 17/10 C12R 1:365) C12R 1:365) (C12P 17/10 (C12P 17/10 C12R 1:59) C12R 1:59) (C12P 41/00 (C12P 41/00 J C12R 1:645) C12R 1:645)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 で表される化合物から、式(II): 【化2】 で表される化合物を製造する方法であって、適当な微生
    物によって生成されるヒドロキシル化酵素少なくとも1
    種類の存在下で前記式(I)で表される化合物をヒドロ
    キシル化することを含む、前記製造方法。
  2. 【請求項2】 前記微生物が、アスペルギルス・オクラ
    セウス(Aspergillus ochraceu
    s)ATCC18500、ストレプトミセス・オウレオ
    ファシエンス(Streptomyces aureo
    faciens)ATCC10762、クンニンハメラ
    ・エキヌラタ・バラエティー・エレガンズ(Cunni
    nghamella echinulata v. e
    legans)ATCC8688b、クンニンハメラ・
    エキヌラタ・バラエティー・エレガンズ(Cunnin
    ghamella echinulata v. el
    egans)ATCC8688a、クンニンハメラ・エ
    キヌラタ・バラエティー・エキヌラタ(Cunning
    hamella echinulata v. ech
    inulata)ATCC9244、クンニンハメラ・
    ホモタリカ(Cunninghamella homo
    thallica)ATCC16161、クンニンハメ
    ラ・エキヌラタ・バラエティー・エレガンズ(Cunn
    inghamella echinulata v.
    elegans)ATCC36112、クンニンハメラ
    ・エキヌラタ・バラエティー・エキヌラタ(Cunni
    nghamella echinulata v. e
    chinulata)ATCC36190、クンニンハ
    メラ・エキヌラタ・バラエティー・エレガンズ(Cun
    ninghamella echinulata v.
    elegans)ATCC10028b、クンニンハ
    メラ・エキヌラタ・バラエティー・エレガンズ(Cun
    ninghamella echinulata v.
    elegans)ATCC9245、クンニンハメラ
    ・エキヌラタ・バラエティー・エレガンズ(Cunni
    nghamella echinulata v. e
    legans)ATCC8983、クンニンハメラ・エ
    キヌラタ・バラエティー・エレガンズ(Cunning
    hamella echinulata v. ele
    gans)ATCC26269、ピソミセス・シノドン
    チス(Pithomyces cynodontis)
    ATCC26150、アブシジア・グラウカ(Absi
    dia glauca)ATCC22752、ボーベリ
    ア・バシアナ(Beauveria bassian
    a)ATCC7159、ノカルジア種(Nocardi
    a sp.)ATCC53758、ストレプトミセス・
    リモサス(Streptomyces rimosu
    s)ATCC55043、及びストレプトミセス・リモ
    サス(Streptomyces rimosus)A
    TCC23955からなる群から選択した微生物であ
    る、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 式(I): 【化3】 で表される化合物から、式(II): 【化4】 で表される化合物を製造する方法であって、クンニンハ
    メラ属(genus Cunninghamella)
    の微生物によって生成される酵素少なくとも1種類の存
    在下で前記式(I)で表される化合物をヒドロキシル化
    することを含む、前記製造方法。
  4. 【請求項4】 前記のクンニンハメラ属の微生物が、ク
    ンニンハメラ・エキヌラタ・バラエティー・エレガンズ
    である、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記のクンニンハメラ・エキヌラタ種
    (Cunninghamella echinulat
    a species)が、クンニンハメラ・エキヌラタ
    ・バラエティー・エレガンズATCC8688bであ
    る、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 式(I): 【化5】 で表される化合物から、式(III): 【化6】 で表される化合物を製造する方法であって、アスペルギ
    ルス属(genus Aspergillus)の微生
    物によって生成される酵素少なくとも1種類の存在下で
    前記式(I)で表される化合物をヒドロキシル化するこ
    とを含む、前記製造方法。
  7. 【請求項7】 前記のアスペルギルス属の微生物が、ア
    スペルギルス・フラビペス(Aspergillus
    flavipes)である、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記のアスペルギルス・フラビペスが、
    アスペルギルス・フラビペスATCC16795であ
    る、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 式(IV): 【化7】 で表される化合物から、式(I): 【化8】 で表される化合物を製造する方法であって、クンニンハ
    メラ属の微生物によって生成される酵素少なくとも1種
    類の存在下で前記式(IV)で表される化合物を選択的に
    還元することを含む、前記製造方法。
  10. 【請求項10】 前記のクンニンハメラ属の微生物が、
    クンニンハメラ・エキヌラタである、請求項9に記載の
    方法。
  11. 【請求項11】 前記のクンニンハメラ属の微生物が、
    クンニンハメラ・エキヌラタATCC8688bであ
    る、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 式(II): 【化9】 で表される化合物と式(III): 【化10】 で表される化合物との混合物から式(II): 【化11】 で表される化合物を製造する方法であって、適当な微生
    物を培養することによって生成される酵素少なくとも一
    種類によって前記式(III)で表される化合物を前記式
    (II)で表される化合物に変換することを含む、前記製
    造方法。
  13. 【請求項13】 前記微生物が、クンニンハメラ・エキ
    ヌラタ・バラエティー・エレガンズATCC8688b
    である、請求項12に記載の方法。
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