JP2001258071A - 無線通信ユニットおよび無線通信方法 - Google Patents

無線通信ユニットおよび無線通信方法

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JP2001258071A JP2000068851A JP2000068851A JP2001258071A JP 2001258071 A JP2001258071 A JP 2001258071A JP 2000068851 A JP2000068851 A JP 2000068851A JP 2000068851 A JP2000068851 A JP 2000068851A JP 2001258071 A JP2001258071 A JP 2001258071A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の通信用識別番号を維持しながら、多様
な着信情報の受信および再生を行う。 【解決手段】 無線通信ユニット10は、単一の通信用
識別番号を有している。同ユニットに着信があったと
き、そのマイクロコントローラ22は、接続中の外部ユ
ニット50が着信情報を再生する機能を有するか否かを
判定し、かかる機能を有していない場合には、着信情報
をメールとして記憶手段10bに書き込む。その際、必
要であれば、着信情報を外部ユニット50に適した形態
の代替情報に変換する。また、別の動作モードでは、か
かる場合における外部ユニットの交換を許容するため、
無線通信回線を所定時間維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外部ユニットに
接続および分離可能な無線通信ユニットおよびこの無線
通信ユニットを用いた無線通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、携帯電話や簡易型携帯電話システ
ム(パーソナル・ハンディホン・システム、以下PHS
という)等の無線通信を利用した電話が普及するととも
に、従来のノートパソコン等の情報端末に比べてより小
型・軽量な携帯型情報端末類が開発されている。このよ
うな携帯型情報端末としては、様々なタイプのものが開
発されており、いわゆるPDA(パーソナル・ディジタ
ル・アシスタント)等として多用されている。
【0003】このような状況下で、通常の音声通信やF
AX/データ通信に加え、情報サービス提供者(IP)に
よる各種オンラインサービスや電子メールの閲覧、イン
ターネット接続等の各種のサービスが提供されている。
この通信サービスの多様化に伴い、各種の情報の受信機
能や再生機能を持った一体型複合機が各種提供されてい
る。しかしながら、これらの一体型複合機は、電話番号
(無線通信用の識別番号)が各機器毎に与えられてい
る。このため、多くの種類の情報の受信および再生を望
むユーザは、各情報に対応した一体型複合機を用意しな
ければならず、不便である。
【0004】そこで、特開平10−173799号公
報、特開平11−65725号公報および特開平5−3
47574号公報に記載のように、電話番号(ID)を
含み、各種のユーザインタフェースを持った外部ユニッ
トに着脱可能な通信装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の着脱型通信装置により何等かの情報を受信して
再生しようとする場合に、その情報を再生し得る外部ユ
ニットを予め接続しておく必要がある。そして、かかる
着脱型通信装置に対し、ユーザが予期してなかった着信
があり、その時点において着信情報を再生可能な外部ユ
ニットが着脱型通信装置に接続されていない場合には、
着信情報の受信および再生を仕損じるという問題があっ
た。
【0006】この発明は、以上説明した事情に鑑みてな
されたものであり、単一の無線通信用の端末識別番号を
維持しながら、多様な着信情報の受信および再生を可能
にする無線通信ユニットおよび無線通信方法を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、外部ユニッ
トと接続を行うためのインタフェースと、無線通信用の
識別番号を有し、外部との無線通信を行う無線通信手段
と、着信があったとき、着信情報の種別と、前記インタ
フェースにおける外部ユニットの接続状況に応じて、着
信動作および再生動作を制御する制御手段とを具備する
ことを特徴とする無線通信ユニットを提供する。また、
この発明は、無線通信ユニットは、着信があったとき、
着信情報を再生可能な外部ユニットが接続されていない
場合には、所定時間の間、無線通信回線を維持すること
を要求する回線維持要求信号を通信網側に送信し、前記
通信網側では、前記無線通信ユニットからの回線維持要
求信号を受信した後の所定時間の間は前記無線通信回線
を維持する回線制御を実行し、前記無線通信ユニット
は、前記所定時間の間に、当該着信情報を再生する機能
を有する外部ユニットが接続された場合に、自動着信を
行い、前記通信網側から当該着信情報を受信して当該外
部ユニットに供給することを特徴とする無線通信方法を
提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について説明する。
【0009】[第1実施形態]<本実施形態の構成>図
1は本発明の第1実施形態に係る無線通信ユニット10
と外部ユニット50からなる無線通信端末1の概略構成
を示すブロック図である。図2は同無線通信ユニット1
0の外観斜視図である。図1に示すように、無線通信ユ
ニット10は、外部ユニット50に対し差し込む等して
着脱可能に接続されるものである。そして、外部ユニッ
ト50は、この無線通信ユニット10と協働して無線通
信の処理および無線通信ユニット10内のメモリ情報の
読み出し/読み書きの処理を行うことができる。この外
部ユニット50は、例えば携帯端末の本体部(端末本
体)であってもよい。あるいは、この外部ユニット50
は、無線通信ユニット10とデータの授受が可能な非携
帯型を含む様々な外部情報機器であってもよい。
【0010】なお、携帯端末とは、例えば次のような端
末をいう。a.無線通信により一般電話回線網に接続可
能な携帯電話もしくは簡易型携帯電話システム(PH
S:Personal Handy-phone System)b.広域もしくは
局所の無線による送受信が可能な携帯型移動通信端末そ
の他の移動通信用端末c.通信機能はないが無線通信ユ
ニット10との接続によりデータの入力もしくは出力ま
たは入出力双方が可能な携帯型の端末
【0011】図2に示すように、無線通信ユニット10
は、ほぼ直方体状の筐体11と、この筐体11の先端に
装着されたアンテナ12と、筐体11の後端に装着され
た外部コネクタ13と、筐体11の側面に設けられたモ
ード選択スイッチ14と、報知手段である発光素子(L
ED)15とを有している。なお、発光素子15に代え
てブザー等を報知手段として採用することもできる。ア
ンテナ12は、例えばPHSアンテナで、筐体11の先
端部に設けられている。外部コネクタ13は、無線通信
ユニット10と外部ユニットとの接続用コネクタであ
る。モード選択スイッチ14は、無線通信ユニット10
の動作モードを切り換えるために手動により切替え操作
されるスイッチである。
【0012】また、外部コネクタ13は、例えばコンパ
クトフラッシュ・タイプII(Compact Flash Type II)
のような汎用性の高いコネクタである。この外部コネク
タ13は、外部ユニット50との接続用の外部インター
フェースを構成している。なお、無線通信ユニット10
の外部インターフェースは、コンパクトフラッシュ・タ
イプIIのコネクタに限定されないことはいうまでもな
く、PCカード・スタンダード(PC Card Standard)等
に対応したものであってもよい。ここで、PCカード・
スタンダードとは、JEIDA(Japan Electronics In
dustry Development Association:日本電子工業振興協
会)と米国PCMCIA(Personal Computer Memory C
ard International Association)が共同で制定した規
格であり、厚さによって異なるタイプI、タイプII、タ
イプIII、タイプIV等がある。コンパクトフラッシュ(C
ompact Flash)・タイプは更に小型で、タイプIIは縦横
が42.8(mm)×36.4(mm)、厚さが5.0(mm)であり、こ
れを外部コネクタ13として採用することにより、装置
の小型化が容易となる。
【0013】汎用のコンパクトフラッシュやPCカード
のインターフェースにおいては、アナログ音声の伝送を
することはできない。従って、無線通信ユニット10お
よび外部ユニット50間で音声信号を伝達する際には、
音声信号を一旦符号化してから受信側へ伝達し、受信側
では符号化された音声信号を復号することにより音声信
号を得ることができる。この場合、符号化手法として
は、標準的なボイス・モデム(Voice Modem)の手法、
PHSで用いられているADPCM(Adaptive Differe
ntial Pulse Code Modulation)等の他に、GSM:(Gl
obal System for Mobile telecommunication)やPDC
(Personal Digital Cellular)のような様々な通信シ
ステムにおいて用いられている符号化手法を採用するこ
とができる。さらに、符号化手法を無線通信ユニット1
0の無線部分の符号化手法と一致させることにより、符
号化および復号化のプロセスを簡略化することができ、
機器の小型化の点で有利である。なお、外部コネクタ1
3以外に、筺体11の一部に音声信号伝達用のコネクタ
を特別に設けてもよい。この場合は、アナログ音声を含
めた信号形態で音声信号を無線通信ユニット10と外部
ユニット50との間で送受信することができる。
【0014】図3は、本実施形態に係る無線通信ユニッ
ト10の構成を示すブロック図である。同図に示すよう
に、無線通信ユニット10には、アンテナ12と、この
アンテナ12に接続された無線送受信部(TRX)21
と、モード選択スイッチ14と、無線送受信部(TR
X)21と、外部コネクタ13と、モード選択スイッチ
14と、マイクロコントローラ(MC)22と、マイク
ロコントローラ(MC)22によりデータの読み出しお
よび書き込みが行われるメモリ(MEM)23と、無線
通信用の識別番号(ID)を記憶するとともにマイクロ
コントローラ(MC)22に接続されたID格納機構
(IDB)24と、これらに動作電力を供給する充電式
の内蔵バッテリ25と、が搭載されている。
【0015】アンテナ12および無線送受信部21は、
広域もしくは局所の無線通信手段として、例えばPHS
による送受信が可能な無線通信機構10aを構成してい
る。この無線通信機構10aは、外部コネクタ13およ
びマイクロコントローラ22を通じて、外部の機器(例
えば図1における外部ユニット50)からは通常の標準
ATモデム(Standard AT Modem)として認識されるよ
うになっている。
【0016】マイクロコントローラ22は、無線通信機
構10aによる送受信データやメモリ機構10bに対す
る書き込み/読み出しデータのデータ処理を行う機能を
有する。また、メモリ23およびID格納機構24は、
メモリ機構10bを構成している。このメモリ機構10
bは、マイクロコントローラ22が所定のオペレーティ
ングシステムによりファイル管理を行うことができる記
憶手段である。メモリ23は主として汎用メモリの役割
をなす。
【0017】ここで、所定のオペレーティングシステム
とは、メモリ機構10bを用いて汎用ファイル管理が可
能なもの、例えばMS−DOS(登録商標)、MS−W
indows(登録商標)、Mac OS(登録商標)
またはUNIX(登録商標)などとして知られるオペレ
ーティングシステムをいう。マイクロコントローラ22
がこのようなオペレーティングシステムに従う場合、通
常の電話帳や電子メールのログファイル等をATAフラ
ッシュディスク上の汎用ファイルとして、外部ユニット
50側からメモリ23に自由に読み書きが可能であり、
電話帳へのアクセスや自局番号表示を実現することがで
きる。
【0018】以上説明した無線通信機構10aおよびメ
モリ機構10bは、両機構間に介在するマイクロコント
ローラ22と共に一体的に結合されて無線通信ユニット
10を構成しており、この無線通信ユニット10が図1
における外部ユニット50に合体し、必要に応じて分離
されるようになっている。
【0019】また、これら無線通信機構10aおよびメ
モリ機構10bは、それぞれ外部コネクタ13を含む所
定形式、例えばPCカード・スタンダードもしくはコン
パクトフラッシュ・タイプII形式の外部インターフェー
スを介して外部ユニット50に接続され、それぞれ標準
モデムおよびATA(AT Attachment)フラッシュディ
スクとして動作する。
【0020】具体的には、無線通信ユニット10は、外
部の機器からは、例えば標準モデムおよびATAフラッ
シュディスク(ATA Flash Disk)のマルチファンクショ
ン・コンパクトフラッシュ・タイプII(Multi-function
Compact Flash Type II)のカードとして認識される。
なお、フラッシュディスク(Flash Disk)は大容量の不
揮発性メモリを持つ、PCカードスロットに直接挿入可
能なストレージ系PCカードであり、ATAフラッシュ
ディスクはATA(AT Attachment)に準拠したもので
ある。また、ATA(AT Attachment)はANSI(Ame
rican NationalStandard Institute)で規格化が進んで
いるIDE(Integrated Drive Electronics)の規格で
ある。
【0021】ID格納機構24は、無線通信ユニット1
0の筐体11より十分に小さいメモリカード、例えば無
線通信ユニット10の筐体11に着脱することができる
SIM(Subscriber Identification Module)カードも
しくは小型メモリカードであり、筐体11に設けたスロ
ット(図示していない)に差し込まれる。このSIMカ
ードもしくは小型メモリカードの内部には電話番号もし
くは無線通信機構10aの識別コード等のID情報(無
線通信用の識別番号)が格納されている。
【0022】このID情報は、無線通信ユニット10の
外部インターフェースを通じて外部ユニット50により
参照もしくは読み書きされる。そして、無線通信ユニッ
ト10の無線通信機構10aは、SIMカードもしくは
小型メモリカード内部のID情報に従って無線通信サー
ビスへのアクセスを行う。
【0023】なお、ここでSIMカードとは、各ユーザ
端末の電話番号やその他特定の無線通信用の識別番号
(加入者のID情報)を格納し、無線通信サービスへの
アクセスを可能にするモジュールである。この場合、無
線通信ユニット10に対し着脱可能なSIMカードを交
換することにより、無線通信ユニット10を任意の加入
者識別番号に対応させることができ、無線通信ユニット
10の汎用性をさらに高めることができる。
【0024】マイクロコントローラ22は、メモリ23
に格納された所定の制御プログラムに従って作動し、無
線通信ユニット10全体の制御を行う制御手段である。
このマイクロコントローラ22の制御機能のうち主要な
ものとして、着信があったとき、着信情報の種別と、イ
ンタフェースにおける外部ユニット50の接続状況に応
じて、着信動作および再生動作を制御する機能がある。
【0025】この機能に対応したマイクロコントローラ
22の動作モードには以下の2週類がある。ユーザは、
例えばメモリ機構10bにおける所定の記憶エリアに動
作モードを指定する情報を書き込んでおく等の措置を採
ることにより、マイクロコントローラ22に対して動作
モードの指定を行うことができる。
【0026】A.第1の動作モード(即時応答モード) マイクロコントローラ22は、無線通信ユニット10に
外部ユニット50が接続されると、その外部ユニット1
0の端末識別番号やデバイス情報等を入手する。そし
て、この入手された情報に基づき、接続中の外部ユニッ
ト50の機能が、文字の通信・再生機能、音声通話機
能、静止画データの通信・再生機能、動画データの通信
・再生機能のいずれか、もしくはこれらを組合せた機能
のどれを具備するかを判定して、その外部ユニット50
により通信および再生処理可能な範囲を特定する。
【0027】次に、無線通信ユニット10に対して着信
があると、マイクロコントローラ22は、無線送受信部
(TRX)21により受信した着信情報のヘッダ部に含
まれる各階層の属性情報から、送信元の端末電話番号や
通話モード、情報の種別等を識別するとともに、これら
の識別情報から個々の着信情報(ファイル)の再生条件
を把握する。
【0028】そして、上記再生処理可能な範囲がこの再
生条件を満たすか否かを判定する。マイクロコントロー
ラ22は、この判定結果に基づいて、無線通信機構10
aによる通信やメモリ機構10bに対するデータの書き
込み/読み出しを制御する。
【0029】さらに詳述すると、マイクロコントローラ
22は、着信情報が接続中の外部ユニット50により再
生処理可能なものである場合には、その着信情報を受信
して外部ユニット50へ供給する。これに対し、着信情
報が接続中の外部ユニット50により再生処理可能なも
のでない場合には、マイクロコントローラ22は、その
着信情報を所定の形態でメモリ23に書き込む。その際
に、必要であれば、着信情報の本来の形態から接続中の
外部ユニット50に適した形態への変換処理を行う。
【0030】一方、マイクロコントローラ22は、着信
情報が接続中の外部ユニット50により再生処理可能な
情報ではないときには、その着信情報についての送信
元、着信時刻若しくは情報種別のいずれか少なくとも一
つをメモリ23の所定の記録ファイルに書き込む。
【0031】そして、マイクロコントローラ22は、こ
の記録ファイルに書き込まれた情報に基づいて、無線通
信ユニット10の使用者に対し、接続中の外部ユニット
50により再生処理可能でない着信情報の着信があった
ことを、発光素子(またはブザー)15により報知す
る。
【0032】さらにマイクロコントローラ22は、再生
処理可能でない着信情報の着信があったことを、外部ユ
ニット50により、当該外部ユニット50が出力可能な
何らかの出力形式(表示画面、ランプ点灯、音声出力、
振動発生等)で報知する。
【0033】B.第2の動作モード(外部ユニット交換
許容モード) この動作モードでは、マイクロコントローラ22は、着
信情報が接続中の外部ユニット50により再生処理可能
な情報ではないと判定したとき、無線通信ユニット10
の接続先を着信情報の再生処理可能な外部ユニットに切
替えるのに要する所定時間の間は、接続中の無線通信回
線を維持することを要求する信号(回線維持要求信号)
を生成し、その回線維持要求信号を無線通信手段10a
によって通信網側に出力する。具体的には、例えばタイ
ムアウトになる時間を通常より延ばすことを要求する。
【0034】ここで、通信網側には、無線通信端末1か
らの回線維持要求信号を受信したときに所定時間の間は
接続中の無線通信回線を維持することができる回線制御
装置が設けられている。そして、所定時間内において無
線通信端末1の無線通信ユニット10が外部ユニット5
0から取り外される間、接続中の無線通信回線はこの回
線制御装置によって維持され、所定時間内に無線通信ユ
ニット10が着信情報の再生処理が可能な外部ユニット
に接続された時点で、無線通信ユニット10およびその
外部ユニットによって受信処理が即座に実行されるよう
回線制御される。なお、着信情報が接続中の外部ユニッ
ト50により再生処理可能な情報ではないと判定されて
から、特定の外部ユニットへの接続切替えがされるまで
の間(最長で前記所定時間が経過するまでの間)、発信
者側には通常のリンガ・トーン(ringer tone)が流れ
ている。
【0035】また、マイクロコントローラ22は、再生
処理可能でない着信情報の着信があった場合において、
無線通信ユニット10の接続先を他の外部ユニットに切
替えるために無線通信ユニット10が単体の取り外し状
態になっている間、着信中であって外部ユニットの接続
切替え待ちであることをユーザに報知し続けるよう発光
素子またはブザー15を駆動する。
【0036】この間、外部ユニット50が他の外部ユニ
ットへの交換のため取り外されると、マイクロコントロ
ーラ22は、交換された外部ユニットが着信情報の再生
条件に適合するか否かをチェックする。マイクロコント
ローラ22は、この切替え判定手段としての機能により
着信情報の再生条件に適合する外部ユニットへの接続切
替えを確認したとき、着信情報の着信処理を実行する。
以上がマイクロコントローラ22の諸機能である。
【0037】図4は、メモリ機構10bにおけるファイ
ル構造の一例である。同図において、システムエリア3
1は、電話番号等のID情報の格納場所であり、マイク
ロコントローラ22によりこのエリアに格納される電話
番号等のID情報は、ユーザからは、拡張されたATコ
マンド(標準ATモデムコマンドの拡張形式を有するコ
マンド)を用いる参照か、読み出し専用ファイルとして
の参照のみが可能である。ただし、特別な手順を踏むこ
とで、端末製作メーカや通信サービス提供者(キャリ
ア)はこの領域に新規な情報または更新情報を書き込む
ことができる。
【0038】プログラムエリア32には少なくとも一種
類の外部ユニットコントロール用の情報が格納されてお
り、この情報は特定の手順を踏むことでユーザによって
も読み書きが可能となる。外部ユニットコントロール用
の情報とは、例えば電話(音声通話)モジュール用、キ
ーボード型モジュール用、パッド型モジュール用等の各
種外部ユニットに対応するプログラムやパッチ情報(パ
ッチを当てるための変更・修正情報)等を含み、更に、
マイクロコントローラ22が上述した判定手段22a、
制御手段22b等の各手段としての機能を発揮するため
のプログラムを含む。
【0039】ここに格納された情報は、無線通信ユニッ
ト10が外部ユニットに差し込み結合され、両者のハン
ドシェイクによってその外部ユニットの形式が判定され
たとき、該当するプログラムやパッチ情報として無線通
信ユニット10から外部ユニットにダウンロードされ
て、外部ユニットの機能変更のために使用される。な
お、外部ユニットのコントロール手法を公開すること
で、ユーザによる外部ユニットの動作変更や、自作の外
部ユニットの接続が可能となる。
【0040】ユーザエリア33は、ユーザに解放された
区画であり、自由に読み書きをすることができる。電話
帳や電子メールのログファイル等はこの領域に書き込ま
れる。また、外部から通常のフォーマット操作を行なっ
た場合には、この区画のみが消去されるが、場合によっ
ては、電話帳等の一部のデータを、前述のプログラムエ
リア32に書き込むことも可能である。なお、電話帳等
のデータは、CSV形式等の汎用フォーマットで記述し
ておくことにより、他の情報機器との連携性を高めるこ
とができる。
【0041】また、無線通信機構10aからもATコマ
ンドの拡張等によって、これらのファイルの一部もしく
は全部にアクセスが可能である。例えば「・AT@@FILE//
USER/TELDIC.CSV」等といった拡張形式のコマンドによ
り、電話帳データを読み出すことが可能である。したが
って、マルチファンクションをサポートしない一部のP
DAからでも、無線通信ユニット10に対して最低限の
ファイル操作を行なうことができる。
【0042】また、無線通信ユニット10は、一部のP
DA等のようにマルチファンクションをサポートしない
外部ユニットに対しては、モード選択スイッチ14の切
替え操作によってモデムもしくはATAフラッシュディ
スクとして認識させることができる。この場合において
も、ATコマンドの拡張等によって、モデム部から一部
のファイル(電話帳等)への最低限のアクセスを可能に
することで、無線通信ユニット10の利便性を高めるこ
とができる。
【0043】<本実施形態の動作>次に、本実施形態の
動作について説明する。
【0044】A.第1の動作モードでの動作 以下、第1の動作モード(即時応答モード)において無
線通信ユニット10に着信があった場合について本実施
形態の動作を説明する。なお、以下の説明においては、
着信情報は、リアルタイム系(通話)であろうと蓄積系
(メール)であろうと同じ再生処理が行われるので
(「留守電のトーキ」を返すか否かが異なる程度)、こ
の観点からの区別は行わず、着信情報をそのサブジェク
トで区別し、場合分けを行なっている。もちろん、着信
情報が文字メール、音声メール、静止画メール、動画メ
ールのいくつかを含むマルチメディアメールである場合
には、そのメール種別の組合せを考慮した処理を適宜行
なうことができることはいうまでもない。
【0045】A1)着信時に、着信情報を受信して再生
する機能を持った外部ユニットが無線通信ユニット10
に接続されている場合 この場合、無線通信ユニット10により着信情報が受信
され、外部ユニット50により着信情報の再生が行われ
る。
【0046】A2)着信時に、着信情報を受信して再生
する機能を持った外部ユニットが無線通信ユニット10
に接続されていない場合 この場合、着信情報の種類(着信モード)と外部ユニッ
トの再生機能(端末モード)に応じて表1の処理A1〜
A15のいずれかが行なわれる。
【0047】
【表1】
【0048】なお、この表1中のそれぞれの処理は、更
に次のp、q、rのような場合分けをして行なわれる。
【0049】p: 外部ユニット50が着信情報に対応し
た通信モードを持たない場合(例:音声の着信があった
場合において外部ユニット50が音声通話プロトコルに
対応していない場合)q: 外部ユニット50が着信情報
に対応した通信モードを持つが着信情報の再生をするこ
とができない場合(例:音声の着信があった場合におい
て外部ユニット50は音声通信プロトコルに対応してい
るがスピーカを持っていない場合)r: 外部ユニット5
0の再生機能に合わせて着信情報を他の形態の代替情報
に変換可能である場合
【0050】次に、表1に従い、同表に示された着信モ
ードと端末モードの各組み合わせ毎に、各々の場合に行
われる処理内容について説明する。
【0051】(1)文字端末モードで音声着信した場合
の処理(処理A1) (1−p)無線通信ユニット10が着信情報たる音声情
報を受信する通信機能を持たないときには、着信履歴と
して発呼側(送信元)の電話番号等のCaller-IDおよび
着信時刻を蓄積し、更に着信情報の種別(音声着信)を
文字メールとしてメモリ23に蓄積する。 (1−q)外部ユニット50が音声情報を受信し得る通
信機能を持っているが、音声情報を再生する再生手段
(例:スピーカ)を持っていないときには、留守番電話
と同様な方法で自動着信し、音声メールとしてメモリ2
3に蓄積する。 (1−r)無線通信ユニット10が音声認識機能を有す
るときには、留守番電話と同様な方法で自動着信した
後、着信情報たる音声情報を文字情報に変換し、文字メ
ールとしてメモリ23に蓄積する。
【0052】(2)文字端末モードで静止画情報を着信
した場合の処理(処理A2) (2−p)外部ユニット50が静止画情報を受信し得る
通信機能を持たないときには、着信履歴として発呼側
(送信元)の電話番号等のCaller-IDおよび着信時刻を
メモリ23内に蓄積し、更に着信情報の種別(静止画着
信)を文字メールとして蓄積する。 (2−q)外部ユニット50が静止画情報を受信し得る
通信機能を持っているが、静止画情報を再生する再生手
段(例:所定解像度の表示画面)を持っていないときに
は、自動着信し、静止画メールとして蓄積する。 (2−r)静止画像の文字化は、該当技術がないので行
なわない。
【0053】(3)文字端末モードで動画情報を着信し
た場合の処理(処理A3) (3−p)動画情報を受信する通信機能を持たないとき
には、着信履歴として発呼側(送信元)の電話番号等の
Caller-IDおよび着信時刻を蓄積し、更に着信情報の種
別(動画着信)を文字メールとして蓄積する。 (3−q)動画情報を受信する通信機能を持つが、動画
情報を再生する手段がないときには、自動着信し、動画
メールとして蓄積する。 (3−r)動画の文字化は、該当技術がないので行なわ
ない。
【0054】(4)音声端末モードで文字情報を着信し
た場合の処理(処理A4) (4−p)文字情報を受信し得る通信機能を持たないと
きには、着信履歴として発呼側(送信元)の電話番号等
のCaller-IDおよび着信時刻をメモリ23に蓄積する。 (4−q)文字情報を受信し得る通信機能を持つが、再
生手段がないときには、自動着信し、文字メールとして
蓄積する。 (4−r)文字情報を再生する手段はないが、文字情報
に対応した音声を合成する機能を有する場合には、可能
であれば着信メッセージの種別(文字着信)の表示を行
い、さらに自動着信後、文字情報から音声合成を行って
音声メールとして蓄積する。
【0055】(5)音声端末モードで静止画情報を着信
した場合の処理(処理A5) (5−p)静止画情報を受信し得る通信機能を持たない
ときには、着信履歴として発呼側(送信元)の電話番号
等のCaller-IDおよび着信時刻をメモリ23に蓄積す
る。 (5−q)静止画情報を受信し得る通信機能を持つが、
再生手段がないときには、自動着信し、静止画メールと
して蓄積する。 (5−r)静止画の文字化は、該当技術がないので行な
わない。なお、可能であれば、着信メッセージの種別
(文字着信)の表示を行う。
【0056】(6)音声端末モードで動画情報を着信し
た場合の処理(処理A6) (6−p)動画情報を受信し得る通信機能を持たないと
きには、着信履歴として発呼側(送信元)の電話番号等
のCaller-IDおよび着信時刻をメモリ23に蓄積する。
また、可能であれば、着信メッセージの種別(動画着
信)の表示を行う。 (6−q)動画情報を受信し得る通信機能を持つが、再
生手段がないときには、自動着信し、動画メールとして
蓄積する。 (6−q)動画の音声化は、該当技術がないので行なわ
ない。
【0057】(7)静止画端末モードまたは動画端末モ
ードで文字情報を着信した場合の処理(処理A7、処理
A10または処理A13) (7−p)文字情報を受信し得る通信機能を持たないと
きには、着信履歴として発呼側(送信元)の電話番号等
のCaller-IDおよび着信時刻をメモリ23に蓄積し、更
に着信情報の種別(文字着信)を静止画メールとして蓄
積する。 (7−q)文字情報を受信し得る通信機能を持つが、再
生手段(文字表示機能)がないとき、自動着信し、静止
画メールとして蓄積する。
【0058】勿論、文字メールの受信・表示が可能であ
れば、文字メールとして蓄積することができ、その自動
着信後、文字の画像化を行って静止画メールとして蓄積
することもできる。多くの静止画/動画端末の場合、文
字メールの受信および表示は可能であるので、静止画メ
ールとしての蓄積は「文字」を「画像」として見せるの
が好ましい場合である。
【0059】(8)音声処理できない静止画端末モード
で音声情報を着信した場合の処理(処理A8) (8−p)音声情報を受信し得る通信機能を持たないと
きには、着信履歴として発呼側(送信元)の電話番号等
のCaller-IDおよび着信時刻をメモリ23に蓄積し、更
に着信情報の種別(音声着信)を静止画メールとして蓄
積する。 (8−q)音声情報を受信し得る通信機能を持つが、再
生手段(音声処理なし)がないとき、留守番電話と同様
に自動着信し、音声メールとして蓄積する。 (8−r)音声認識機能を有する場合には、自動着信
後、着信情報たる音声情報を文字情報または画像情報に
変換し、文字若しくは静止画メールとして蓄積する。
【0060】(9)静止画端末モードで動画情報を着信
した場合の処理(処理A9または処理A12) (9−p)動画情報を受信し得る通信機能を持たないと
きには、着信履歴として発呼側(送信元)の電話番号等
のCaller-IDおよび着信時刻をメモリ23に蓄積し、更
に着信情報の代表画面を静止画メールとして蓄積する。 (9−q)動画情報を受信し得る通信機能を持つが、動
画再生手段がないときには、自動着信し、動画メールと
して蓄積する。 (9−r)動画情報は多数の静止画情報の集まりである
ので、動画情報から静止画情報を取り出して表示するこ
とは容易である。その場合の形態として、例えば自動着
信後に、着信した動画のシーンチェンジを検出し、縮小
された代表画面表示(いわゆるサムネイル表示)を行
う、という形態が考えられる。
【0061】(10)音声処理可能な静止画端末モード
または動画端末モードで音声情報を着信した場合の処理
(処理A11または処理A14) (10−p)音声情報を受信し得る通信機能を持たない
ときには、着信履歴として発呼側(送信元)の電話番号
等のCaller-IDおよび着信時刻をメモリ23に蓄積し、
更に着信情報の種別(音声着信)を音声メールとして蓄
積する。また、留守番電話と同様に自動着信し、音声メ
ールとして蓄積する。 (10−q、r)音声情報を受信し得る通信機能を持つ
場合には、音声端末に音声着信があった場合と同様であ
るので、(10−q)および(10−r)に相当する処
理はない。
【0062】(11)動画端末モードで静止画を着信し
た場合の処理(処理A15) この場合、端末モードは動画端末モードであるから、静
止画情報を通信する機能を有している。従って、静止画
像の再生手段の有無に関係なく、自動着信し、静止画メ
ールとして蓄積する。認識処理が不要であるのはいうま
でもない。
【0063】以上が本実施形態における着信モードおよ
び端末モードの組合せに対応した着信動作およびメモリ
への記録動作である。なお、上記の各場合において、無
線通信ユニット10が着信情報を受信し得る通信機能を
有していない場合には、発呼側端末には「属性不一致」
もしくは「着信拒否」の応答が帰り、即座に呼切断が行
われる。
【0064】B.第2の動作モード(外部ユニット交換
許容モード)での動作 無線通信ユニット10に着信があると、マイクロコント
ローラ22は、着信情報を再生可能な外部ユニット50
が接続されているか否かを判定する。そして、外部ユニ
ット50が接続されていない場合または何等かの外部ユ
ニット50が接続されてはいるが、その外部ユニット5
0により着信情報の再生をすることができない場合に
は、マイクロコントローラ22は、無線通信手段10a
により、無線通信回線を維持することを要求する回線維
持要求信号を通信網側に送信する。通信網側では、この
無線通信ユニット10からの回線維持要求信号を受信す
ると、以後の所定時間の間、当該無線通信ユニット10
との通信のために使用されている無線通信回線を維持す
る回線制御を実行する。この間、無線通信ユニットで
は、再生処理をすることができない情報の着信があった
旨の着信報知が行われる。そして、着信情報を再生する
機能を有する外部ユニットが接続された場合に、マイク
ロコントローラ22は、自動着信を行い、通信網側から
の着信情報を無線通信手段10aによって受信して当該
外部ユニットに供給する。以上が第2の動作モード(外
部ユニット交換許容モード)での動作である。
【0065】C.着信報知 着信動作およびランプ等での着信報知の実行方法として
は、数種類あるが、例えば次の方法がある。 a)通信網からの着信時に報知する方法 b)(メディア変換が行われた)メールとして蓄積時に
報知する方法 c)上記第2の動作モードにおいて、着信せずに発光素
子15等で着信報知を行う方法 d)「属性不一致」の応答を返して着信拒否し、ログ
(通信記録)には残さない方法
【0066】上記(c)の場合、無線通信ユニット10を
端末の本体部である接続中の外部ユニット50から即座
に抜いて着信モードに該当する特定の外部ユニットに差
し込み直して新たな端末構成とすれば、着信通話が可能
となる。
【0067】この間、発信者側にはリンガ・トーンが流
れ、無線通信ユニット10からの回線維持要求信号に応
じてタイムアウトの延長等の回線制御がなされる一方、
外部ユニットの接続切替え中には上述した発光素子15
やブザーによる着信報知がされる。
【0068】D.着信情報をメールとして蓄積する場合
の形態 次に、着信情報を受信し得る通信機能がない場合に蓄積
される文字メール等のメールヘッダとしては、例えば次
のようなものが考えられる。
【0069】・着信日時を示すメールヘッダの例: 「 Date: Thu, 29 Jul 1999 19:35:00 +0900 」 ・発呼側(送信元)を示すメールヘッダの例 アドレス帳に載っていた場合 「 From:どこも太郎(0412-34-5678) 」 アドレス帳に載っていない場合 「 From: (0412-34-5678) 」 それぞれの属性の場合 「From: 非通知 / 表示圏外 / 公衆電話 」 ・音声通話の場合 「Subject: 音声通話着信がありました。」 ・静止画通話の場合 「Subject: 静止画通話着信がありました。」 ・動画通話の場合 「Subject: 動画通話着信がありました。 」 その他、文字メール、音声メール、静止画メール、動画
メールのメールヘッダに「 Subject: 文字メール 」、
「 Subject: 音声メール 」、「 Subject: 静止画メー
ル 」、「 Subject: 動画メール」と表示したり、ある
いは、文字メール、音声メール、静止画メールまたは動
画メール、静止画メール(音声つき)のメールヘッダ
に、それぞれ「 X-type: Text」、「 X-type: Voice
」、「 X-type:Still 」「 静止画メール 」、「 X-ty
pe: Movie 」、「 X-type: StillV 」と表示したりする
ことができる。より具体的には、マルチメディアメイラ
で、例えば図5(a)に示すような着信一覧の表示を行
なうことができる。
【0070】E.メモリ23に記憶された情報(音声メ
ールや動画メール等)の閲覧・再生時の動作 無線通信ユニット10のマイクロコントローラ22は、
ユーザがメモリ23に記憶されている情報の閲覧または
再生をしようとするとき、その時点において接続中の外
部ユニット50が閲覧・再生の対象であるメモリ23内
の情報を再生する再生手段を持っているか否かを判定す
る。外部ユニット50がそのような再生手段を持ってい
ない場合、無線通信ユニット10は、閲覧・再生の対象
である情報の再生条件と外部ユニット50の再生モード
とに応じて、表2の処理B1〜B15のいずれかを行
う。
【0071】
【表2】
【0072】なお、この表2中のそれぞれの処理は、更
に次のq、rのような場合分けをして行なわれる。 p:メールを再生し得る再生手段を持たない場合(例:音
声メールを再生するためのスピーカが無い) r:外部ユニットに適した形態への変換を行う場合
【0073】次に、表2に従い、同表に示された再生条
件と端末モードの各組み合わせ毎に、各々の場合に行わ
れる処理内容について説明する。
【0074】(1)文字端末モードで音声情報の内容を
閲覧する場合の処理(処理B1) (1−p)音声情報を再生し得る再生手段を持たないと
きは、音声情報自体の再生はできない。 (1−r)音声認識機能を有する場合には、音声認識に
より音声情報を文字情報に変換し、文字情報を表示す
る。
【0075】(2)文字端末モードで静止画情報を再生
する場合の処理(処理B2) この場合、静止画に該当する再生モードを持たないとき
は、静止画情報をそのまま表示することはできないが、
これをモノクロビットマップに変換することで、多くの
文字端末にて表示可能とする。
【0076】(3)文字端末モードで動画情報を再生す
る場合の処理(処理B3) この場合、動画に該当する再生モードを持たないとき
は、静止画情報をそのまま表示することはできないが、
認識処理を伴うときは、これをモノクロビットマップに
変換することで、多くの文字端末にて表示可能となる。
【0077】(4)音声端末モードで文字情報を再生す
る場合の処理(処理B4) この場合、文字に該当する再生モードを持たないとき
は、文字情報そのままの表示はできないが、認識処理を
伴うときは、音声合成により文字情報を読み上げる。
【0078】(5)音声端末モードで静止画情報を再生
する場合の処理(処理B5) この場合、静止画に該当する再生モードを持たないとき
は、静止画情報をそのまま表示できないが、認識処理を
伴うときは、音声入りの静止画メールであれば、音声だ
けの再生ができる。
【0079】(6)音声端末モードで動画情報を再生す
る場合の処理(処理B6) この場合、動画に該当する再生モードを持たないとき
は、動画情報をそのまま表示することはできないが、音
声入りの動画メールであれば、音声だけの再生ができ
る。
【0080】(7)静止画端末モードまたは動画端末モ
ードで文字情報を再生する場合の処理(処理B7、処理
B10または処理B13) この場合、文字情報に該当する再生モードを持たないと
きは、着信情報をそのまま表示できないが、認識処理を
伴うときは、文字の画像化を行ない、静止画メールとし
て表示する。なお、多くの静止画/動画端末の場合、文
字メールの受信および表示は可能であるので、静止画メ
ールとしての蓄積は「文字」を「画像」として見せるの
が好ましい場合である。
【0081】(8)音声処理できない静止画端末モード
で音声情報を再生する場合の処理(処理B8) この場合、音声に該当する再生モードを持たないので、
着信情報をそのまま表示することはできないが、認識処
理を伴うときは、音声認識により文字化し、静止画メー
ルとして表示する。
【0082】(9)静止画端末モードで動画情報を再生
する場合の処理(処理B9または処理B12) この場合、動画に該当する再生モードを持たないので、
代表画面を静止画メールとして表示したり、シーンチェ
ンジごとの代表画面を縮小・圧縮したサムネイル表示を
行なったりする。認識処理は必要ではないが、音声入り
の動画メールの場合に、処理B12において音声処理可
能なら音声再生し、処理B9において音声認識により文
字化可能なら、静止画メールとして表示することができ
る。
【0083】(10)音声処理可能な静止画端末モード
または動画端末モードで音声情報を再生する場合の処理
(処理B11または処理B14) この場合、音声情報に該当する再生モードがあるので、
音声メールとしての再生を行なう。
【0084】(11)動画端末モードで静止画情報を再
生する場合の処理(処理B15) この場合、静止画表示が可能な再生モードがあるので、
静止画メールとしての再生を行なう。
【0085】以下、マルチメディアメイラでの画面例
(サブジェクト欄)をあげる。例えば、文字メールの場
合には、例えば図5(b)のような画面表示がされる。
また、ボイスメールの再生の場合には、例えば図5
(c)のような画面表示がされる。なお、ボイスメール
の場合、発信者およびサブジェクト(Subject)は、送
信元端末ID(Caller-ID )若しくは所定のプロトコル
による文字転送が考えられるが、音声認識による変換も
あり得る。
【0086】また、静止画メールの場合には、例えば図
6(a)のような画面表示(音声付きの場合は送信者名
の前に「S」に代えて「W」を表示)がされ、動画メー
ルの場合には、例えば図6(b)のような画面表示がさ
れ、メディア変換済みの場合には、例えば図6(c)の
ような画面表示がされる。なお、静止画メール、動画メ
ールのいずれの場合にも、発信者およびサブジェクト
(Subject)は送信元端末ID(Caller-ID)若しくは所
定のプロトコルによる文字転送が考えられるが、音声認
識による変換もあり得る。
【0087】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、着信情報が使用中の外部ユニット50で再生可能な
情報か否かを判定し、使用中の外部ユニット50では再
生機能が不足する場合に、その外部ユニット50の再生
機能と着信情報毎の再生条件とに応じて選択的な着信制
御を行うようになっている。したがって、無駄な通信を
なくすことができ、通信効率を高めることができる。
【0088】また、再生機能が不足しているとき、送信
元情報、着信時間、着信情報の種別のうちいずれかがメ
モリ機構10bに蓄積記憶され、その記憶情報に基づい
て使用者に着信があったことが外部ユニット50によっ
て通知されるので、使用中の外部ユニット50で受信で
きない着信情報の場合であってもユーザに必要な着信通
知およびその概要通知ができる。したがって、ユーザは
その通知を基に無線通信ニット10を的確な再生機能を
持つ任意の外部ユニットに着脱でき、効率のよい無線通
信ができる。
【0089】しかも、使用中の外部ユニット50の再生
機能に応じて、着信情報の再生モードを使用中の外部ユ
ニット50に適した再生モードや他の所定の再生モード
に変更する(例えば認識処理を行う)ことができるの
で、閲覧や再生可能な範囲を広げることができる。ま
た、その認識処理等の変換処理があったことをユーザに
通知することで、操作性をより向上させることができ
る。
【0090】さらに、本実施形態においては、無線通信
ユニット10の差し替え作業等のみで、単一の電話番号
やそれに関連するID情報をメモリ機構10b内に保持
したまま、操作目的に応じて複数種類の外部ユニット5
0のうちから操作スタイルの好ましいものを選択して使
用することができる。その結果、無線通信端末1の操作
性を向上させるとともに、複数の端末形態(無線通信ユ
ニット10と複数種類のうちいずれかの外部ユニット5
0とからなる複数種類の端末)間でメールログや電話帳
等を汎用ファイルとして相互参照することができる。
【0091】なお、本実施形態においては、現在の外部
ユニット50で再生できない情報を着信する場合の処理
が上述した場合に限定されるものでなく、着信モード
(音声・画像・文字等の着信情報の種類、リアルタイム
の再生か蓄積後の再生かの相違)や現在使用中の外部ユ
ニット50の種類によって、着信報知を行なう、着信通
知を行なうがタイムアウトすれば現在の外部ユニット5
0で再生可能な情報に自動変換できる場合には自動変換
する、あるいは、属性不一致として非着信といった着信
方法を任意に選択して設定することができる。
【0092】[第2実施形態]図7は本発明の第2実施
形態に係る無線通信ユニットおよび外部機器を示す図で
あり、図8はその構成を示すブロック図である。なお、
この以下の実施形態において、無線通信ユニット自体は
上述のものと同一であるので、無線通信ユニットについ
ては上述例と同様の符号を付して説明し、相違する外部
ユニットについて詳述する。
【0093】両図において、40は無線通信ユニット1
0を着脱することができるバッテリモジュールで、他の
外部情報機器に装填され外部ユニットの一部を構成する
とともに、無線通信機構10aおよびメモリ機構10b
に電源を供給するバッテリとして機能する。このバッテ
リモジュール40の筺体41には、バッテリ制御機構
(BMU)42およびバッテリ(BT)43が収納され
ており、更に、無線通信ユニット10を装填できる切欠
き状のスロット44が形成されている。そして、そのス
ロット44の両側に、充電の要否を選択する充電選択用
切替えスイッチ45と、充電状態を表示するインジケー
タとしてのLED46とが装着されている。
【0094】また、バッテリモジュール40のスロット
44の底部には、無線通信ユニット10の外部コネクタ
13と着脱可能に結合するコネクタ47が設けられてい
る。バッテリモジュール40の後端部には、さらに、P
Cカード形式のコネクタ48が設けられており、コネク
タ47、48の間に図示しない配線がなされている。す
なわち、バッテリモジュール40は、PCカード形式の
インターフェースを有するカードアダプタとしても機能
し、例えば図7に示すノート型パーソナルコンピュータ
60のPCカードスロット61に挿入することができ
る。したがって、無線通信ユニット10をバッテリ内蔵
の所定タイプのマルチファンクションPCカードとし
て、もしくはモード切替えスイッチ14で指定された任
意の動作モードのPCカードとして、動作させることが
できる。なお、ここにいう「所定形状」は、例えばPC
カード・スタンダードのタイプII、タイプIIIまたはタ
イプIVであり、その場合、縦横が85.6mm×54.0 mm、
厚さがそれぞれ5.0mm(タイプII)、10.5mm(タイプII
I)、16.0mm(タイプIV)である。
【0095】無線通信ユニット10を装備したバッテリ
モジュール40をコンピュータ60のPCカードスロッ
ト61に挿入し、PCカード形式のコネクタをコンピュ
ータ60側の底部コネクタ62に接続すると、外部機器
からは、例えば標準モデムおよびATAフラッシュとし
て機能するマルチファンクションPCカードと認識さ
れ、無線通信ユニット10単体の場合と同じ動作が可能
である。無線通信ユニット10の動作電力はバッテリモ
ジュール40内のバッテリ43から供給される。したが
って、コンピュータ60のバッテリに余裕がない場合で
も、長時間の動作が可能となる。
【0096】本実施形態においても、無線通信ユニット
10の着信情報が使用中のパーソナルコンピュータ60
で再生可能な情報か否かをマイクロコントローラ22で
判定し、使用中のパーソナルコンピュータ60では再生
機能が不足する場合に、そのパーソナルコンピュータ6
0の再生機能と着信情報毎の再生条件とに応じて選択的
な着信制御や好ましい再生処理を行うことができる。し
たがって、無駄な通信をなくして通信効率を高めること
ができ、上述の実施形態と同様な効果が期待できる。
【0097】なお、本実施形態の場合、例えば音声再生
機能の不足が考えられるが、再生機能が備わっているこ
とが多いと考えられ、専ら、高性能CPUや大容量メモ
リ等を搭載している利点を活用して、メモリ機構10b
に記憶された着信情報を他の外部機器での再生が可能と
なるように認識処理等を行なったり、データを加工した
りすることがきる端末形態となる。
【0098】[第3実施形態]図9は本発明の第3実施
形態に係る無線通信ユニットとこれを装着した携帯端末
をそれぞれ示す図であり、図10はそのブロック図であ
る。
【0099】この携帯端末は、無線通信ユニット10
と、音声通話用モジュールである外部ユニット80と
を、分離および合体可能にしたものである。外部ユニッ
ト80は、筐体81を有し、更に、その筐体81の内部
に収納された、外部ユニット用マイクロコントローラ
(OMC)82、外部メモリ(OMEM)83、バッテ
リ(BT)84およびスロット(SLT)85を有して
いる。また、外部ユニット80の筐体81には、テンキ
ー(TK)86、ディスプレイ(DSP)87、マイク
(MIC)88およびスピーカ(SP)89がそれぞれ
装着されている。
【0100】本実施形態の無線通信ユニット10には外
部ユニット80のマイク88およびスピーカ89に対応
する音声用の外部インターフェース(図示していない)
が付加されている。この場合、外部ユニット80のマイ
クロコントローラ82および無線通信ユニット10のマ
イクロコントローラ22の双方が、メモリ機構10bに
格納された情報に基づいて無線通信機構10aの通信制
御を行うためのデータ処理や、メモリ機構10bに格納
された情報をディスプレイ87やスピーカ89を介して
外部に出力するためのデータ処理を適宜分担する。ま
た、マイクロコントローラ82は、外部ユニット80か
らの入力情報およびその通信制御状態に応じてメモリ機
構10bに対し情報の読み出しおよび書き込みを行うフ
ァイル管理部としても機能し得る。
【0101】使用時には、外部ユニット80のスロット
85に無線通信ユニット10を差し込んで使用する。無
線通信ユニット10がこのようにスロット85に装填さ
れた状態では、無線通信ユニット10先端のアンテナ1
2のみが露出し、これによって携帯性を高めると共に、
良好な送受信感度を達成することができる。
【0102】使用方法は通常の携帯電話と同様である
が、外部ユニット80のマイクロコントローラ82によ
って無線通信ユニット10内の電話帳ファイルを読み書
き可能であることから、複数の携帯電話およびその他の
情報機器である外部ユニット毎に電話帳管理をする必要
がなく、統一性を保つことができる。また、通話の録音
(簡易留守電機能)や録音された音声ファイルの送出も
行なえるが、これらの音声ファイルも無線通信ユニット
10のメモリ機構10bにファイルとして格納すること
ができる。
【0103】本実施形態においても、無線通信ユニット
10の着信情報が使用中の外部ユニット80で再生可能
な情報か否かをマイクロコントローラ22で判定し、使
用中のパーソナルコンピュータ60では再生機能が不足
する場合に、その外部ユニット80の再生機能と着信情
報毎の再生条件とに応じて選択的な着信制御や好ましい
再生処理を行うことができる。したがって、無駄な通信
をなくして通信効率を高めることができ、上述の実施形
態と同様な効果が期待できる。
【0104】なお、上述の音声通話モジュール80はマ
イク88およびスピーカ89を備えたものであったが、
スピーカ89に代えてイヤホンもしくはその他の音声出
力手段を用いることができ、あるいは、音声入力と音声
出力のいずれか片方の機能を画像や文字の入出力にした
もの、例えばマイク88を用いないでコマンドボタンや
テンキーを設けたものも考えられる。したがって、無線
通信ユニット10のメモリ機構10bに格納されるファ
イルは、電話帳ファイルや音声ファイルのみならず、電
子メールやその他の各種汎用ファイル情報とすることが
できる。
【0105】また、本発明においては、無線通信ユニッ
ト10の外部インターフェースを汎用のものにすること
で、上述のような外部ユニットに限らず、メール閲覧に
適した小型パッドモジュールや、ペン入力型の携帯端
末、デスクトップ型のパーソナルコンピュータなど、各
種の外部ユニットを採用することができることはいうま
でもない。
【0106】
【発明の効果】本発明によれば、着信情報が使用中の外
部ユニットで再生可能な情報か否かを判定し、使用中の
外部ユニットでは再生機能が不足する場合に、その外部
ユニットの再生機能と着信情報毎の再生条件とに応じて
選択的な着信制御を行うようになっているので、無駄な
通信をなくすことができ、通信効率を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る無線通信ユニッ
トの概略構成を示すブロック図である。
【図2】 第1実施形態に係る無線通信ユニットの外観
斜視図である。
【図3】 第1実施形態に係る無線通信ユニットの概略
構成を示すブロック図である。
【図4】 第1実施形態の無線通信ユニットにおける記
憶手段のファイル構造の説明図である。
【図5】 第1実施形態における再生時の表示例を示す
図で、(a)は着信表示の場合、(b)は文字メールの
場合、(c)は認識処理により文字化したボイスメール
の場合を示す。
【図6】 第1実施形態における画像再生時の表示例を
示す図で、(a)は静止画メールの場合、(b)は動画
メールの場合、(c)は認識処理により文字化し更に静
止画とボイスメールの場合を示す。
【図7】 本発明の第2実施形態に係る無線通信端末の
無線通信ユニットおよび外部ユニットを示す斜視図であ
る。
【図8】 第2実施形態に係る無線通信端末の概略構成
を示すブロック図である。
【図9】 本発明の第3実施形態に係る無線通信端末の
無線通信ユニットおよび外部ユニットを示す斜視図であ
る。
【図10】 第3実施形態に係る無線通信端末の概略構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 無線通信ユニット 10a 無線通信機構(無線通信手段) 10b 汎用メモリ機構(記憶手段) 11 筐体 12 アンテナ 13 外部コネクタ(接続用のインターフェース) 14 モード選択スイッチ 21 無線送受信部 22 マイクロコントローラ(制御手段) 23 メモリ 24 ID格納機構 40 バッテリモジュール(外部ユニット) 50 外部ユニット 60 ノート型パーソナルコンピュータ(外部ユニッ
ト) 80 音声通話用外部モジュール(外部ユニット)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/00 303 H04L 11/20 101B Fターム(参考) 5K023 AA07 BB02 BB11 MM21 PP02 5K030 GA17 GA18 HA06 HB18 HB21 HC09 JL01 JT03 JT09 KA06 KA13 LB02 LD14 LE11 MA06 MD08 5K067 AA11 BB04 DD13 DD17 DD51 EE02 FF02 FF13 FF23 FF24 FF27 FF28 FF31 FF36 GG11 HH23 KK15 5K101 KK02 LL12 MM06 9A001 BB03 BB04 CC05 DD11 EE02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部ユニットと接続を行うためのインタ
    フェースと、 無線通信用の識別番号を有し、外部との無線通信を行う
    無線通信手段と、 着信があったとき、着信情報の種別と、前記インタフェ
    ースにおける外部ユニットの接続状況に応じて、着信動
    作および再生動作を制御する制御手段とを具備すること
    を特徴とする無線通信ユニット。
  2. 【請求項2】 前記インタフェースに接続された外部ユ
    ニットからアクセス可能な記憶手段を具備し、 前記制御手段は、着信があったとき、着信情報を再生す
    る機能を有する外部ユニットが前記インタフェースに接
    続されていない場合に、当該着信情報を前記記憶手段に
    書き込むことを特徴とする請求項1に記載の無線通信ユ
    ニット。
  3. 【請求項3】 前記インタフェースに接続された外部ユ
    ニットからアクセス可能な記憶手段と、 着信情報を他の形態の情報に変換する変換手段とを具備
    し、 前記制御手段は、着信があったとき、前記インタフェー
    スに接続されている外部ユニットが着信情報の再生をす
    ることができず、かつ、前記変換手段が当該着信情報を
    当該外部ユニットにより再生可能な形態に変換すること
    ができる場合に、当該着信情報を前記変換手段によって
    当該外部ユニットにより再生可能な形態の代替情報に変
    換し、前記着信情報の代わりに当該代替情報を前記記憶
    手段に書き込むことを特徴とする請求項1に記載の無線
    通信ユニット。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段に書き込まれた情報の再生
    指示があり、その時点において前記インタフェースに接
    続されている外部ユニットが着信情報の再生をすること
    ができず、かつ、前記変換手段が当該情報を当該外部ユ
    ニットにより再生可能な形態に変換することができる場
    合に、前記制御手段は、当該情報を前記変換手段によっ
    て当該外部ユニットにより再生可能な形態の代替情報に
    変換し、当該情報の代わりに当該代替情報を前記記憶手
    段に書き込むことを特徴とする請求項3に記載の無線通
    信ユニット。
  5. 【請求項5】 前記変換手段による変換がなされたこと
    を報知する変換報知手段を具備することを特徴とする請
    求項3または4に記載の無線通信ユニット。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、着信があったとき、着
    信情報を再生する機能を有する外部ユニットが前記イン
    タフェースに接続されていない場合に、所定時間の間、
    無線通信回線を維持することを要求する回線維持要求信
    号を前記無線通信手段により通信網側に送信し、その間
    に、当該着信情報を再生する機能を有する外部ユニット
    が前記インタフェースに接続された場合には、自動着信
    を行い、前記無線通信手段により前記通信網側から当該
    着信情報を受信して当該外部ユニットに供給することを
    特徴とする請求項1に記載の無線通信ユニット。
  7. 【請求項7】 着信があったとき、着信情報を再生する
    機能を有する外部ユニットが前記インタフェースに接続
    されていない場合に、着信の報知を行う報知手段を具備
    することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1の請求
    項に記載の無線通信ユニット。
  8. 【請求項8】 着信があったとき、着信情報を再生する
    機能を有する外部ユニットが前記インタフェースに接続
    されていない場合に、前記制御手段は、着信情報の送信
    元、着信時刻、情報種別のうち少なくとも1つを前記記
    憶手段に書き込むことを特徴とする請求項1〜7のいず
    れか1の請求項に記載の無線通信ユニット。
  9. 【請求項9】 無線通信ユニットは、着信があったと
    き、着信情報を再生可能な外部ユニットが接続されてい
    ない場合には、所定時間の間、無線通信回線を維持する
    ことを要求する回線維持要求信号を通信網側に送信し、 前記通信網側では、前記無線通信ユニットからの回線維
    持要求信号を受信した後の所定時間の間は前記無線通信
    回線を維持する回線制御を実行し、 前記無線通信ユニットは、前記所定時間の間に、当該着
    信情報を再生する機能を有する外部ユニットが接続され
    た場合に、自動着信を行い、前記通信網側から当該着信
    情報を受信して当該外部ユニットに供給することを特徴
    とする無線通信方法。
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