JP2001257614A - 受信機 - Google Patents
受信機Info
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- JP2001257614A JP2001257614A JP2000064310A JP2000064310A JP2001257614A JP 2001257614 A JP2001257614 A JP 2001257614A JP 2000064310 A JP2000064310 A JP 2000064310A JP 2000064310 A JP2000064310 A JP 2000064310A JP 2001257614 A JP2001257614 A JP 2001257614A
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- signal
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- image spurious
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- Pending
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- Superheterodyne Receivers (AREA)
- Noise Elimination (AREA)
Abstract
ス分離を行わずにイメージスプリアス(2ndイメージ
スプリアス、3ndイメージスプリアス)を除去できる
ようにした極めて安定性の良い受信機を提供することを
目的とする。 【解決手段】第一局発信号発振部と第一周波数変換器の
間に第一高域通過型ろ波器を設けることにより、第一周
波数変換器から出力される2ndイメージスプリアスを
第一高域通過型ろ波器にて減衰させ、第二局発信号に重
畳して第二周波数変換器に入力されないようにすること
で、2ndイメージスプリアスを除去するようにする。
同様にして、第二周波数変換器から出力される3rdイ
メージスプリアスも第二高域通過型ろ波器にて減衰させ
第三周波数変換器に入力されないようにする。
Description
に関し、妨害波と局発信号が混合することによって発生
するノイズ(以下、イメージスプリアスと記載する。)
の除去に関するものである。
説明する。図1は、従来の受信機の一例であるトリプル
・スーパ・ヘデロダイン受信機(3つの周波数変換器を
有するスーパ・ヘデロダイン受信機)の構成を示すブロ
ック図である。101はアンテナ入力端子、102はフ
ロントエンド部、103は第一周波数変換器、104は
第一局発信号発振部、105は第一IF帯域通過型ろ波
器、106は第一IF部、107は第二周波数変換器、
108は第二局発信号発振部、109は第二IF帯域通
過型ろ波器、110は第二IF部、111は第三周波数
変換器、112は第三局発信号発振部、113は第三I
F部、114は復調部である。
(以下、希望波と記載する。)はフロントエンド部10
2を通過した後、第一周波数変換器103で第一局発信
号(第一局発信号発振部104からの出力信号)と混合
され、第一IF信号に変換される。第一IF信号は、第
一IF帯域通過型ろ波器105にてノイズを除去し、第
一IF部106を通過した後、第二周波数変換器107
で第二局発信号(第二局発信号発振部108からの出力
信号)と混合されて、第二IF信号に変換される。第二
IF信号は、第二IF帯域通過型ろ波器109にてノイ
ズを除去し、第二IF部110を通過した後、第三周波
数変換器111で第三局発信号(第三局発信号発振部1
12からの出力信号)と混合され、第三IF信号に変換
される。第三IF信号は第三IF部113を通過した
後、復調部114で復調され、音声、データ信号に変換
される。
の希望波の周波数と局発信号の周波数との差、局発信号
の周波数と妨害波の周波数との差が等しいとき、周波数
変換された希望波の周波数と、周波数変換された妨害波
(以下、イメージスプリアスと記載する。)の周波数と
が同一となり、受信感度が劣化することがある。
イメージスプリアスの周波数が同一になることがあるこ
とを、図3を参照して説明する。図3は、希望波、妨害
波の周波数を示した図である。例えば、希望波の周波数
fA=400(MHz)、妨害波の周波数fB=39
9.1(MHz)、第一局発信号の周波数f1=34
4.975(MHz)のとき、第一IF信号の周波数f
C、第一周波数変換器103で周波数変換された妨害波
(以下、2ndイメージスプリアスと記載する。)の周
波数fDは、下式(1)、(2)に示す値となる。 fC=fA−f1=400−344.975=55.025(MHz) ………(1) fD=fB−f1=399.1−344.975=54.125(MHz) ………(2) 更に、第一IF信号の周波数fC=55.025(MH
z)、2ndイメージスプリアスの周波数fD=54.
125(MHz)、第二局発信号の周波数f2=54.
575(MHz)のとき、第二IF信号の周波数fE、
第二周波数変換器210で周波数変換された2ndイメ
ージスプリアスの周波数fFは、下式(3)、(4)に
示す値となる。 fE=fC−f2=55.025−54.575 =0.45(MHz)=450(KHz) ………(3) fF=f2−fD=54.575−54.125 =0.45(MHz)=450(KHz) ………(4) 上記式(3)、(4)により、第二IF信号の周波数、
第二周波数変換器210で周波数変換された2ndイメ
ージスプリアスの周波数は同一となる。
ヘデロダイン受信機では周波数変換された希望波の周波
数とイメージスプリアスの周波数が同一になることがあ
る。このイメージスプリアスは、ろ波器(例えば、第一
IF帯域通過型ろ波器105、第二IF帯域通過型ろ波
器109)で妨害波を除去することで取り除くことがで
きると考えられる。しかし、ろ波器だけではイメージス
プリアスを除去することはできない。それは、イメージ
スプリアスが希望波に対してレベルが大きいこと及び局
発信号間の干渉により、2ndイメージスプリアスが第
一局発信号発振部104、第二局発信号発振部108を
経由して第二周波数変換器107に入力されること、及
び3rdイメージスプリアスが第二局発信号発振部10
8、第三局発信号発振部112を経由して第三周波数変
換器111に入力されるためである。その結果、周波数
変換された希望波の周波数と周波数変換されたイメージ
スプリアスの周波数が同一になることがある。
ヘデロダイン受信機では、周波数変換された希望波の周
波数と周波数変換されたイメージスプリアスの周波数が
同一となり、受信感度が劣化するという欠点がある。
を備えることでイメージスプリアスを取り除くことによ
り除去することができると考えられる。しかし、イメー
ジスプリアスは希望波に対してレベルが大きいこと、及
び局発信号間の干渉により局発信号部を介してイメージ
スプリアスが周波数変換器へ入力される(例えば、2n
dイメージスプリアスが第一局発信号発振部、第二局発
信号発振部を経由して第二周波数変換器へ入力されるこ
とがある。また、3rdイメージスプリアスが第二局発
信号発振部、第三局発信号発振部を経由して第三周波数
変換器へ入力されることがある。)ことがある。その結
果、ろ波器だけではイメージスプリアスを取り除くこと
ができない。そこで受信感度劣化を防止するため、局発
信号発振部周辺にわざわざシールドやアース分離を行わ
なければならないという欠点がある。
ス分離を行わなくても、イメージスプリアスを除去でき
るようにした極めて安定性の良い受信機を提供すること
にある。
達成するために、第一の発振部(第一局発信号発振部)
と第一周波数変換器との間に第一の高域通過型ろ波器を
設けることにより、第一周波数変換器で発生する2nd
イメージスプリアスを第一の高域通過型ろ波器で減衰さ
せ、第二周波数変換器へ入力されないようにしたもので
ある。
周波数変換器との間に第二の高域通過型ろ波器を設ける
ことにより、第二周波数変換器で発生する3rdイメー
ジスプリアスを第二の高域通過型ろ波器で減衰させ、第
三周波数変換器へ入力されないようにしたものである。
信機について説明する。まず、本実施例の受信機(トリ
プル・スーパ・ヘデロダイン受信機)の動作について図
2を参照して説明する。図2は本実施例の受信機の構成
を示すブロック図である。201はアンテナ入力端子、
202はフロントエンド部、203は第一周波数変換
器、204は第一局発信号発振部、205は第一高域通
過型ろ波器、206は第一局発信号、207は第一IF
信号、208は第一IF帯域通過型ろ波器、209は第
一IF部、210は第二周波数変換器、211は第二局
発信号発振部、212は第二高域通過型ろ波器、213
は第二局発信号、214は第二IF信号、215は第二
IF帯域通過型ろ波器、216は第二IF部、217は
第三周波数変換器、218は第三局発信号発振部、21
9は第三局発信号、220は第三IF信号、221は第
三IF部、222は復調部である。
(以下、希望波と記載する。)はフロントエンド部20
2を通過した後、第一周波数変換器203で第一局発信
号206(第一局発信号発振部204からの出力信号)
と混合されて、第一IF信号207に変換される。第一
IF信号207は第一IF帯域通過型ろ波器208にて
ノイズを除去し、第一IF部209を通過した後、第二
周波数変換器210で第二局発信号213(第二局発信
号発振部211からの出力信号)と混合されて、第二I
F信号214に変換される。第二IF信号214は第二
IF帯域通過型ろ波器215にてノイズを除去し、第二
IF部216を通過した後、第三周波数変換器217で
第三局発信号219(第三局発信号発振部218からの
出力信号)と混合されて、第三IF信号220に変換さ
れる。第三IF信号220は第三IF部221を通過し
た後、復調部222で復調され、音声、データ信号に変
換される。
り、周波数変換された希望波の周波数と、周波数変換さ
れた妨害波(以下、イメージスプリアスと記載する。)
の周波数とが同一となることを防ぐために、第一高域通
過型ろ波器205、第二高域通過型ろ波器212を設け
ている。
域通過型ろ波器212によるイメージスプリアスの除去
について説明する。まず、妨害波が第一周波数変換器2
03で周波数変換されたことで発生する2ndイメージ
スプリアスについて詳細に説明する。2ndイメージス
プリアスは受信感度を劣化させる成分であり、一般的に
は第一IF帯域通過型ろ波器208で帯域制限を行って
除去することにより、希望波のみを通過させるようにす
る。
パー・ヘテロダイン受信機であるため、第一局発信号2
06と第二局発信号213との干渉により、2ndイメ
ージスプリアスが第一周波数変換器203から第一局発
信号発振部204を介して第二局発信号発振部211へ
伝送されることがある。この伝送により、2ndイメー
ジスプリアスが第二局発信号213に重畳し、第二周波
数変換器210で周波数変換された2ndイメージスプ
リアスが第二IF信号と同じ周波数に変換されることが
ある。そこで、第一周波数変換器203と第一局発信号
発振部204との間に第一高域通過型ろ波器205を設
けることにより、第一周波数変換器203で発生した2
ndイメージスプリアスを第一高域通過型ろ波器205
で除去し、第二周波数変換器210へ伝送されるのを防
ぐようにする。
Hz)、妨害波の周波数fB=399.1(MHz)、
第一局発信号の周波数f1=344.975(MHz)
のとき、第一IF信号の周波数fC、2ndイメージス
プリアスの周波数fDは、下式(5)、(6)に示す値
となる。 fC=fA−f1=400−344.975=55.025(MHz) ………(5) fD=fB−f1=399.1−344.975=54.125(MHz) ………(6) 更に、第一IF信号の周波数fC=55.025(MH
z)、2ndイメージスプリアスの周波数fD=54.
125(MHz)、第二局発信号の周波数f2=54.
575(MHz)のとき、第二IF信号の周波数fE、
周波数変換された2ndイメージスプリアスの周波数f
Fは、下式(7)、(8)に示す値となる。 fE=fC−f2=55.025−54.575 =0.45(MHz)=450(KHz) ………(7) fF=f2−fD=54.575−54.125 =0.45(MHz)=450(KHz) ………(8) 上記式(7)、(8)により、第二IF信号の周波数、
第二周波数変換器210で周波数変換された2ndイメ
ージスプリアスの周波数は同一となる。
変換器210で周波数変換された2ndイメージスプリ
アスの周波数が同一となるのを防ぐために、第一高域通
過型ろ波器205を第一周波数変換器203と第一局発
発振部204の間に追加する。この第一高域通過型ろ波
器205の追加により、2ndイメージスプリアスを除
去させる。例えば、第一高域通過型ろ波器205は30
0(MHz)以上の信号のみしか通過できないろ波器を
用いたとき、2ndイメージスプリアスの周波数fD=
54.125(MHz)<300(MHz)より除去す
ることができる。
が第二周波数変換器210に入力されるのを防ぐこと
で、受信感度が劣化するのを防止することができる。
周波数変換されたことで発生する3rdイメージスプリ
アスの除去について説明する。3rdイメージスプリア
スについても第二高域通過型ろ波器212で除去し、第
三周波数変換器217へ入力されるのを防ぐことで、同
様にして受信感度が劣化するのを防止することができ
る。
ジスプリアスによる第一、第二局発信号間、第二、第三
局発信号間の干渉の要因がなくなるため、局発信号周辺
部のシールドやアース分離を省いても、受信感度の劣化
を防止することができる。従って、極めて利便性の良い
受信機を提供することができる。
ヘデロダイン受信機の構成を示すブロック図
デロダイン受信機の構成を示すブロック図
ナ入力端子 102:フロントエンド部 202:フロン
トエンド部 103:第一周波数変換器 203:第一周
波数変換器 104:第一局発信号発振部 204:第一局
発信号発振部 105:第一IF帯域通過型ろ波器 205:第一高
域通過型ろ波器 106:第一IF部 206:第一局
発信号 107:第二周波数変換器 207:第一I
F信号 108:第二局発信号発振部 208:第一I
F帯域通過型ろ波器 109:第二IF帯域通過型ろ波器 209:第一I
F部 110:第二IF部 210:第二周
波数変換器 111:第三周波数変換器 211:第二局
発信号発振部 112:第三局発信号発振部 212:第二高
域通過型ろ波器 113:第三IF部 213:第二局
発信号 114:復調部 214:第二I
F信号 215:第二IF帯域通過型ろ波器 216:第二IF部 217:第三周波数変換器 218:第三局発信号発振部 219:第三局発信号 220:第三IF信号 221:第三IF部 222:復調部
Claims (2)
- 【請求項1】高周波受信部と、第一の局発信号を出力す
る第一の発振部と、第一の局発信号と受信信号とを混合
して該受信信号の周波数を変換する第一の周波数変換部
とを含む受信機において、 第一の発振部と第一の周波数変換部との間に第一の高域
通過型ろ波器を備え、第一の周波数変換部で周波数変換
したときに2ndイメージスプリアスとなる妨害波を第
一の高域通過型ろ波器で除去するように構成したことを
特徴とする受信機。 - 【請求項2】請求項1記載の受信機において、 第二の局発信号を出力する第二の発振部と、第一の周波
数変換部の後段に設けられ第二の局発信号と受信信号と
を混合して該受信信号の周波数を変換する第二の周波数
変換部と、第二の発振部と第二の周波数変換部との間に
設けられた第二の高域通過型ろ波器を備え、第二の周波
数変換部で周波数変換したときに3rdイメージスプリ
アスとなる妨害波を第二の高域通過型ろ波器で除去する
ように構成したことを特徴とする受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000064310A JP2001257614A (ja) | 2000-03-09 | 2000-03-09 | 受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000064310A JP2001257614A (ja) | 2000-03-09 | 2000-03-09 | 受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001257614A true JP2001257614A (ja) | 2001-09-21 |
Family
ID=18584027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000064310A Pending JP2001257614A (ja) | 2000-03-09 | 2000-03-09 | 受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001257614A (ja) |
-
2000
- 2000-03-09 JP JP2000064310A patent/JP2001257614A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
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A977 | Report on retrieval |
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|
A131 | Notification of reasons for refusal |
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|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090710 |
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A02 | Decision of refusal |
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