JP2001257570A - 切換えスイッチング手段、双安定回路および多安定回路 - Google Patents

切換えスイッチング手段、双安定回路および多安定回路

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JP2001257570A
JP2001257570A JP2001032972A JP2001032972A JP2001257570A JP 2001257570 A JP2001257570 A JP 2001257570A JP 2001032972 A JP2001032972 A JP 2001032972A JP 2001032972 A JP2001032972 A JP 2001032972A JP 2001257570 A JP2001257570 A JP 2001257570A
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利康 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば第2発明の双安定回路はCMOSメモ
リーの様に消費電流の少ないメモリーをノーマリィ・オ
ン型のトランジスタ等で構成することである。 【構成】 例えば図の通りドレイン接地のNチャネル型
FETとゲート接地のPチャネル型FETでプル・アッ
プ手段を形成し、ドレイン接地のPチャネル型FETと
ゲート接地のNチャネル型FETでプル・ダウン手段を
形成し、両直流電源端子間に前記プル・アップ手段と前
記プル・ダウン手段を直列接続したことを特徴とする。
これにより前記プル・アップ手段がオンのとき前記プル
・ダウン手段側の両FETはゲート逆バイアスされてオ
フで、前記プル・ダウン手段がオンのとき前記プル・ア
ップ手段側の両FETはゲート逆バイアスされてオフと
なるので、安定状態では電流が流れず、消費電流は少な
くなる。本実施例では全て接合型FETの使用で書込み
速度が速くなる。(参考:特許第2853041号)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】第1発明はノーマリィ・オンの可制御スイ
ッチング手段(例:各種トランジスタ、各種サイリス
タ。)を使って構成した切換えスイッチ機能を持つ切換
えスイッチング手段に関する。当然、この切換えスイッ
チング手段を3端子スイッチング手段もしくは2端子ス
イッチング手段などとして利用することもできる。従っ
て、第1発明は電力変換装置、論理回路、各種の駆動装
置あるいはこれらを利用した各種装置又は各種回路等の
分野に大いに役に立つ。第2、第3発明は第1発明を利
用もしくは応用した双安定回路に関する。第4発明は第
2発明を用いた多安定回路に関し、多値メモリーや多値
論理回路に利用できる。
【0002】
【各発明の背景技術】本発明者の先行技術(特開平9−
130220号)を用いてノーマリィ・オンの可制御ス
イッチング手段を使って構成した切換えスイッチング手
段を図2に示す。Nチャネルのトランジスタ11、14
とPチャネルのトランジスタ12、13は接合型FET
で、互いに相補型である。この切換えスイッチング手段
は入力信号に従って切り換わるのであるが、電源線V1
・電源線V2間、電源線V2・電源線V3間、電源線V
3・電源線V4間それぞれに直流電源(図示せず。)が
有り、『直流電源が3つ必要である』という第1問題点
が有る。(第1問題点)また、『図2の様な切換えスイ
ッチング手段を用いた双安定回路が望まれる』という第
2問題点が有る。
(第2問題点)
【0003】そこで、第1発明は『直流電源手段が1つ
で済む』切換えスイッチング手段を提供することを目的
としている。 ( 第1発明の目的
) また、第2発明は『第1発明の切換えスイッチング手段
を用いた』双安定回路を提供することを目的としてい
る。 ( 第2発明の目的 ) さらに、第3発明は『図2の様な切換えスイッチング手
段を用いた』双安定回路を提供することを目的としてい
る。 ( 第3発明の目的 ) それから、第4発明は『第2発明の双安定回路を応用し
た』多安定回路を提供することを目的としている。
( 第4発明の目的 )
【0004】
【第1発明の開示】即ち、第1発明は請求項1に記載し
た通りの切換えスイッチング手段である。主端子mt1
bと制御端子ct3をそのプラス電源端子に接続して両
方の電位を共通化し、主端子mt2bと制御端子ct4
をそのマイナス電源端子に接続して両方の電位を共通化
したので、『直流電源手段が1つで済む。』 (効
果)
【0005】尚、制御端子ct1とは例えば接合型FE
T、SIT、IGBTあるいはSIサイリスタならゲー
ト端子である。主端子mt1aとは例えば接合型FE
T、SITならソース端子、IGBTならエミッタ端
子、SIサイリスタなら「プラス・ゲート端子に対する
カソード端子、マイナス・ゲート端子に対するアノード
端子」である。主端子mt1bとは例えば接合型FE
T、SITならドレイン端子、IGBTならコレクタ端
子、SIサイリスタなら「プラス・ゲート端子に対する
アノード端子、マイナス・ゲート端子に対するカソード
端子」である。
【0006】
【第2発明の開示】また、第2発明は請求項2に記載し
た通りの双安定回路である。要するに第1発明の切換え
スイッチング手段の入力端子と出力端子を接続して信号
を正帰還させているので、双安定動作ができる回路とな
る。 (効 果)
【0007】
【第3発明の開示】さらに、第3発明は請求項3に記載
した通りの双安定回路である。要するに図2の様な切換
えスイッチング手段の入力端子と出力端子を接続して信
号を正帰還させているので、双安定動作ができる回路と
なる。 (効 果)
【0008】
【第4発明の開示】それから、第4発明は請求項4に記
載した通りの多安定回路である。そのプル・ダウン手
段、その各双方向性プル手段、そのプル・アップ手段の
うち1つのプル手段だけがオンとなり、「そのプル手段
の一端に接続される電位供給手段」と「その他端に接続
されるその出力端子」が導通状態となるので、その出力
端子の電位はその電位供給手段の電位となる。同様に他
の各プル手段がオンのときその出力端子の電位は「その
プル手段に接続される電位供給手段の電位」となるか
ら、第4発明は多安定動作が行うことができる多安定回
路となる。 (効 果)
【0009】
【各発明を実施するための最良の形態】各発明をより詳
細に説明するために以下添付図面に従ってこれを説明す
る。図1に示す第1発明の実施例では次の通りそれぞれ
が前述した請求項1記載中の各構成要素に相当する。 a)トランジスタ11〜14が前述した第1〜第4の可
制御スイッチング手段に。 b)トランジスタ11のゲート端子、ソース端子および
ドレイン端子が前述した制御端子ct1、主端子mt1
aおよび主端子mt1bに。 c)トランジスタ12のゲート端子、ソース端子および
ドレイン端子が前述した制御端子ct2、主端子mt2
aおよび主端子mt2bに。 d)トランジスタ13のゲート端子、ソース端子および
ドレイン端子が前述した制御端子ct3、主端子mt3
aおよび主端子mt3bに。 e)トランジスタ14のゲート端子、ソース端子および
ドレイン端子が前述した制御端子ct4、主端子mt4
aおよび主端子mt4bに。 f)直流電源1が前述した直流電源手段に。 尚、Inは入力端子、Outは出力端子である。
【0010】入力信号がハイ・レベルのときトランジス
タ11はオンで、トランジスタ11がトランジスタ13
のソース・ゲート間を短絡してゼロ・バイアスにするの
で、トランジスタ13もオンである。そうすると直流電
源1がトランジスタ11、13を介してトランジスタ1
4のドレイン・ゲート間に逆バイアス電圧を供給し、同
時に入力信号電圧は「トランジスタ12のゲート・ソー
ス間」と「トランジスタ14のソース・ゲート間」の直
列回路にとってゲート逆バイアス電圧となり、トランジ
スタ12、14はオフ駆動される。その結果、出力電圧
もハイ・レベルとなる。入力信号がロー・レベルのとき
同様に出力電圧もロー・レベルとなる。
【0011】尚、トランジスタ11〜14それぞれの代
わりに「その駆動信号入力用に対を成す制御端子と主端
子の間の逆バイアス電圧極性が同じで、ノーマリィ・オ
ンの可制御スイッチング手段」ならば何でも使用でき
る。例えば、MOS・FET、「図41(a)、(b)
それぞれに示すノーマリィ・オン型IGBT又はその等
価回路」、SIT、SIサイリスタ、図42〜図50各
図の(a)、(b)それぞれに示すノーマリィ・オンの
各可制御スイッチング手段」あるいは「図48〜図50
各図の(a)、(b)それぞれに示す各可制御スイッチ
ング手段もしくはそれと同じ回路構成の等価回路を持つ
ノーマリィ・オン型サイリスタ」である。また、図1の
実施例では同じ種類の可制御スイッチング手段を組み合
わせているが、異種類の可制御スイッチング手段を組み
合わせても構わない。例えば後述する図7の実施例の様
にする。また、図1の実施例においてトランジスタ1
1、12はそのままでトランジスタ13、14だけノー
マリィ・オン型の「SIT、IGBT又はSIサイリス
タ」あるいは上述した「図41〜図50各図の(a)、
(b)それぞれに示すノーマリィ・オンの各可制御スイ
ッチング手段」等にする。これらの事は後述する他の各
実施例についても言える。この様に各構成要素の置換え
によって各実施例から新しい実施例(派生実施例)がい
くつも派生する。
【0012】図3〜図7各図に示す他の第1発明の実施
例を1つずつ示す。図5の実施例では一般的でないノー
マリィ・オン型IGBTが使用されているが、その等価
回路は図41(a)、(b)それぞれの様になる。図8
〜図9各図に示す第5発明の実施例を1つずつ示す。図
10〜図14各図に1つずつ示す第2発明の実施例は図
1、図3〜図7各図に示す実施例を利用した双安定回路
である。図15〜図20各図の(a)、(b)それぞれ
に示す第1発明の実施例は図1、図3〜図7各図に示す
実施例を利用したAND回路とOR回路である。
【0013】図21〜図25各図の(a)、(b)それ
ぞれに示す第6発明の実施例は図10〜図14各図に示
す第2発明の実施例を利用した多安定回路で、nは所定
数である。各図中V1〜Vnは電源線で、電源線V1か
ら電源線Vnの方へ順々に電位が高くなって行く。図2
1(b)の実施例では(n−2)個のSITをダイオー
ドとして使用し、図24(a)の実施例では(n−2)
個のMOS・FET(これらはノーマリィ・オフ型でも
良い。)をダイオードとして使用している。図24
(b)、図25(a)の各実施例で逆阻止型IGBTあ
るいは逆阻止型SIサイリスタを使用するならば各図中
で点線で示す各ダイオードは要らない。図25(b)の
実施例では逆導通型(逆導電型)SIサイリスタが使用
される。
【0014】尚、図21(a)の実施例では電源線V2
〜電源線V(n−1)それぞれに接続されている負性抵
抗特性を持つ各プル手段はプル・ダウン機能しか持って
いないので、これらのプル・アップ機能を助けるために
「図中点線で接続を示すプル・アップ抵抗」を接続した
方が良い。そのプル・アップ抵抗が接続される場合、例
えばその出力端子が電源線V(n−1)と導通状態のと
き「電源線V(n−1)に接続されるトランジスタ対な
ど」が「電源線Vnに接続されるトランジスタ対」をオ
フ駆動し、そのプル・アップ抵抗が「電源線V1〜V
(n−2)それぞれに接続される各トランジスタ対」を
オフ駆動する。これらの事は図21〜図25の(a)、
(b)それぞれに示す各実施例についても言える。特許
第2853041号の多安定回路と比べ部品点数が少な
いという利点が各実施例に有る。
【0015】その「プル・アップ抵抗を接続した方が良
い」という欠点を解決したのが図26〜図28に示す第
4発明の各実施例である。各実施例では「電源線V2〜
電源線V(n−1)それぞれに接続されている各プル手
段」は「その両端電圧の大きさが小さくなると抵抗が小
さくなる負性抵抗特性」を双方向に対して持つため、プ
ル・アップ機能とプル・ダウン機能の両方を持ってお
り、読み出し速度が速くなるという利点が有る。もちろ
ん「各電源線Vnに接続されているプル・アップ手段」
も同様に負性抵抗特性を双方向に対して持つものを使っ
ても構わないし、あるいは、「各電源線V1に接続され
ているプル・ダウン手段」も同様に負性抵抗特性を双方
向に対して持つものを使っても構わない。例えば各実施
例において「電源線V1〜Vnそれぞれに接続されるプ
ル手段(当然の事ながらプル・アップ手段もプル・ダウ
ン手段もプル手段の1種である。)」を「負性抵抗特性
を双方向に対して持つ、同じ構成のプル手段」で統一す
れば、IC化の際にICパターンが同じになるので、大
変都合が良く、大変便利である。
【0016】「電源線V2〜電源線V(n−1)それぞ
れに接続される双方向性プル手段」は、図26の実施例
では「逆導通型プル手段を2つ逆向きに直列接続したも
の」であり、図27の実施例では「(逆導通型)プル手
段とダイオード・ブリッジ接続型整流回路の組合せ」で
あり、図28の実施例では「『逆導通型プル手段とダイ
オードを直列接続した逆阻止型プル手段』を2つ逆並列
接続したもの」である。当然、図26〜図28の各実施
例においてP、Nチャネルの接合型FETそれぞれの代
わりに「その駆動信号入力用に対を成す制御端子と主端
子の間の逆バイアス電圧極性がそれと同じで、ノーマリ
ィ・オンの可制御スイッチング手段」ならば何でも使用
できる。例えば、MOS・FET、SIT、SIサイリ
スタ、図41〜図47の(a)、(b)それぞれに示す
各可制御スイッチング手段もしくはそれと同じ構成の等
価回路を持つノーマリィ・オン型スイッチング手段」、
「図48〜図50の(a)、(b)それぞれに示す各可
制御スイッチング手段もしくはそれと同じ構成の等価回
路を持つノーマリィ・オン型サイリスタ」である。
【0017】尚、図26〜図28の各実施例では同じ種
類の可制御スイッチング手段を組み合わせているが、異
種類の可制御スイッチング手段を組み合わせても構わな
い。また、図27〜図28の各実施例もしくはその各派
生実施例において各ダイオードの代わりに「図21〜図
23、図25各図の(b)や図24の(a)の各実施例
でダイオード代わりに使用している各トランジスタ」を
使用しても構わない。さらに、図28の実施例において
各接合型FETの代わりにノーマリィ・オンで、逆阻止
型の「IGBTまたはSIサイリスタ」等を使用する場
合、逆阻止用の各ダイオードは要らなくなる。それか
ら、図26〜図28の各実施例またはそれから派生する
各派生実施例において「ある電源線に接続されるプル手
段」がオンのとき、他の各プル手段をオフ駆動するだけ
の各オフ駆動電圧(例:ゲート逆バイアス電圧。)を電
源線V1〜Vnが各電源線間電圧から供給することがで
きるのであれば、CMOSメモリーと同様に安定状態
(記憶保持状態)では電流消費は無いから、エネルギー
損失や発熱が無く便利である。そして、特許第2853
041号の多安定回路と比べて部品点数が少ないという
利点が各実施例に有る。
【0018】図29〜図31の(a)、(b)それぞれ
に示す第3発明の実施例はバッファー機能を持つ図2の
切換えスイッチング手段などを利用し、その入力端子と
出力端子を接続した双安定回路である。逆に言えば、こ
れら各実施例においてその入力端子と出力端子を切り放
せば、当然の事ながら各双安定回路は切換えスイッチン
グ手段に戻る。尚、各図中V1〜V4は電源線で、電源
線V1から電源線V4の方へ順々に電位が高くなって行
く。図32(a)、(b)に1つずつ示す第7発明の実
施例は図1の実施例を利用した双安定回路で、図32
(b)の実施例では2つの接合型FETをダイオードと
して使用している。もちろん、図29(a)や図32
(a)、(b)の各実施例においても各接合型FETの
代わりに前述した他のノーマリィ・オン型の可制御スイ
ッチング手段を同様に使用できる。
【0019】図33〜図36の(a)、(b)それぞれ
に示す各実施例は、図8〜図9に示す第5発明の各実施
例を応用したNAND回路、NOR回路、AND回路お
よびOR回路である。図37〜図38の(a)、(b)
それぞれに第1、5発明を組み合わせた各種論理回路の
実施例を1つずつ示す。図37(a)の実施例は「対等
あるいは一致回路」、図37(b)の実施例は「排他的
論理和(exclusive OR)回路」、図38
(a)の実施例は「含意回路」、図38(b)の実施例
は「含意の否定回路」である。図39〜図40の
(a)、(b)それぞれに示す第8発明の各実施例も
「対等あるいは一致回路」、「排他的論理和回路」、
「含意回路」、「含意の否定回路」それぞれである。
(参考:昭和56年、オーム社発行の『ディジタル回路
の考え方』、P.34)
【0020】図41(a)、(b)それぞれにノーマリ
ィ・オン型IGBTの等価回路を示す。ノーマリィ・オ
ン型IGBTはノーマリィ・オフ型IGBT中のMOS
・FET部をノーマリィ・オフ型からノーマリィ・オン
型に置き換えたものである。各ノーマリィ・オン型IG
BTにおいて各バイポーラ・トランジスタの代わりにB
SIT(バイポーラ・モードのSITで、ノーマリィ・
オフ型である。)あるいはGTBT(接地した溝型電極
を持つバイポーラ型FETで、ノーマリィ・オフ型であ
る。)を1つずつ使用した各IGBTも可能である。
【0021】図42、図44〜図45の(a)、(b)
それぞれに示すノーマリィ・オンの各可制御スイッチン
グ手段はノーマリィ・オンの可制御スイッチング手段と
ノーマリィ・オフの可制御スイッチング手段を組み合わ
せたもので、BPTはバイポーラ・トランジスタのこと
である。「図43、図46〜図47の(a)、(b)そ
れぞれに示すノーマリィ・オンの各可制御スイッチング
手段」は2つのノーマリィ・オン型の可制御スイッチン
グ手段をカスケード接続したもので、駆動信号1つでオ
ン・オフ駆動され、駆動逆バイアス電圧は各ゲート・ソ
ース間に分圧、供給される。「図48〜図50の
(a)、(b)それぞれに示すノーマリィ・オンの各可
制御スイッチング手段」はノーマリィ・オンの可制御ス
イッチング手段とノーマリィ・オフの可制御スイッチン
グ手段をサイリスタの様に構成したもので、ノーマリィ
・オン側で駆動すれば駆動信号1つでオン・オフ駆動で
きる。
【0022】最後に以下の事を補足する。 a)図51の従来の切換えスイッチング手段は『主電源
の他にP型、N型FETの各ゲート逆バイアス用に駆動
電源が2つ必要である』という第1問題点と『オン・オ
フ切換え時に同時オンしてしまう』という第2問題点を
持つが、第1発明の切換えスイッチング手段はこれらの
問題点を解決することができる。 b)図2の切換えスイッチング手段にも『オン・オフ切
換え時の同時オンを防止することができる』という効果
が有る。図1に示す第1発明の実施例の場合と同じでト
ランジスタ11〜14それぞれの代わりに「その駆動信
号入力用に対を成す制御端子と主端子の間の逆バイアス
電圧極性がそれと同じで、ノーマリィ・オンの可制御ス
イッチング手段」ならば何でも使用できる。 c)図52の(a)、(b)の各実施例は図22の
(a)、(b)に示す第6発明の各実施例に対して電圧
極性または電圧方向に関して対称的な関係に有る。 d)各実施例において一部構成要素の置換え、変更又は
追加等により新実施例(派生実施例)が派生するが、各
実施例またはそれから派生する各派生実施例において各
可制御スイッチング手段を「それと相補関係に有る可制
御スイッチング手段(例:NMOS・FETに対するP
MOS・FET。)」で1つずつ置き換え、電圧極性ま
たは電圧方向の有る各構成要素(例:直流電源、ダイオ
ード。)の向きを逆にした「元の(派生)実施例に対し
て電圧極性または電圧方向に関して対称的な関係に有る
実施例」もまた上記b)項の様に可能である。 e)「図10〜図14の各双安定回路」、「図21〜図
28、図52各図に示す各多安定回路」、「図29〜図
32各図に示す各双安定回路」もしくはそれから派生す
る各派生実施例をメモリー・セルとして利用する場合、
その読み出し時や書き込み時のセル指定用の切換えスイ
ッチとして例えば双方向性の絶縁スイッチを利用するこ
とができる。(参考:特開平5−226998号、特開
平5−268037号、特開平5−304453〜4
号、特開平6−196991号、特開平7−19348
0号、特開平7−264030号、特開平7−3076
54号、実開平8−630号、特開平8−33348
号、特開平9−182414号、特開平9−25258
2号、特開平10−164826号、特開平11−16
4546号、特開2000−60112号。) f)例えば図26の実施例において電源線V1に接続さ
れている「Pチャネル型FETとNチャネル型FETを
接続した接合型FET対」の場合、その両端電圧がゼロ
の時その接合型FET対はオンであり、その両端電圧が
各FETのピンチ・オフ電圧以上であれば、その接合型
FET対はオフであるから、その負性特性は本発明にと
って大変都合が良い。この事は他のノーマリィ・オン型
の可制御スイッチング手段を使用する場合についても言
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の1実施例を示す回路図である。
【図2】切換えスイッチング手段の1例を示す回路図で
ある。
【図3〜図40】各図は、各発明の実施例を1つずつ、
もしくは、2つずつ示す回路図である。
【図41〜図50】各図は、各発明の構成要素の例を2
つずつ示す回路図である。
【図51】従来の切換えスイッチング手段の1例を示す
回路図である。
【図52】第6発明の1実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
V1〜Vn 電源線 SIThy SIサイリスタ BPT バイポーラ・トランジスタ GTBT 接地した溝形電極を持つバイポーラ型FE
T BSIT バイポーラ・モードのSIトランジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノーマリィ・オンの第1〜第4の可制御
    スイッチング手段が有って、その第1番目の制御端子と
    両主端子を制御端子ct1、主端子mt1a及び主端子
    mt1bと呼び、その第2番目の制御端子と両主端子を
    制御端子ct2、主端子mt2a及び主端子mt2bと
    呼び、その第3番目の制御端子と両主端子を制御端子c
    t3、主端子mt3a及び主端子mt3bと呼び、その
    第4番目の制御端子と両主端子を制御端子ct4、主端
    子mt4a及び主端子mt4bと呼ぶとしたときに、そ
    の第1番目の駆動信号入力用に制御端子ct1と主端子
    mt1aが対を成し、その第2番目の駆動信号入力用に
    制御端子ct2と主端子mt2aが対を成し、その第3
    番目の駆動信号入力用に制御端子ct3と主端子mt3
    aが対を成し、その第4番目の駆動信号入力用に制御端
    子ct4と主端子mt4aが対を成し、制御端子ct1
    ・主端子mt1a間と制御端子ct4・主端子mt4a
    間の逆バイアス電圧極性はマイナスであり、制御端子c
    t2・主端子mt2a間と制御端子ct3・主端子mt
    3a間の逆バイアス電圧極性はプラスであり、直流電圧
    を供給する直流電源手段のプラス電源端子に主端子mt
    1bと制御端子ct3を接続し、主端子mt1aと主端
    子mt3aを接続し、制御端子ct1と制御端子ct2
    を接続し、主端子mt3bと主端子mt4bを接続し、
    主端子mt2aと主端子mt4aを接続し、前記直流電
    源手段のマイナス電源端子に主端子mt2bと制御端子
    ct4を接続したことを特徴とする切換えスイッチング
    手段。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の切換えスイッチング手段
    において、「制御端子ct1と制御端子ct2の接続
    点」と「主端子mt3bと主端子mt4bの接続点」を
    接続したことを特徴とする双安定回路。
  3. 【請求項3】 ノーマリィ・オンの第1〜第4の可制御
    スイッチング手段が有って、その第1番目の制御端子と
    両主端子を制御端子ct1、主端子mt1a及び主端子
    mt1bと呼び、その第2番目の制御端子と両主端子を
    制御端子ct2、主端子mt2a及び主端子mt2bと
    呼び、その第3番目の制御端子と両主端子を制御端子c
    t3、主端子mt3a及び主端子mt3bと呼び、その
    第4番目の制御端子と両主端子を制御端子ct4、主端
    子mt4a及び主端子mt4bと呼ぶとしたときに、そ
    の第1番目の駆動信号入力用に制御端子ct1と主端子
    mt1aが対を成し、その第2番目の駆動信号入力用に
    制御端子ct2と主端子mt2aが対を成し、その第3
    番目の駆動信号入力用に制御端子ct3と主端子mt3
    aが対を成し、その第4番目の駆動信号入力用に制御端
    子ct4と主端子mt4aが対を成し、制御端子ct1
    ・主端子mt1a間と制御端子ct4・主端子mt4a
    間の逆バイアス電圧極性はマイナスであり、制御端子c
    t2・主端子mt2a間と制御端子ct3・主端子mt
    3a間の逆バイアス電圧極性はプラスであり、低い方か
    ら高い方へ第1電位から第4電位まで4個の一定電位を
    供給する第1電位供給手段〜第4電位供給手段が有っ
    て、前記第4電位供給手段に主端子mt1bを接続し、
    前記第3電位供給手段に制御端子ct3を接続し、主端
    子mt1aと主端子mt3aを接続し、主端子mt2a
    と主端子mt4aを接続し、前記第2電位供給手段に制
    御端子ct4を接続し、前記第1電位供給手段に主端子
    mt2bを接続し、制御端子ct1、制御端子ct2、
    主端子mt3b及び主端子mt4bを接続したことを特
    徴とする双安定回路。
  4. 【請求項4】 Nを3以上の所定数としたときに、「低
    い方から高い方へ第1電位から第N電位までN個の一定
    電位を供給する第1電位供給手段〜第N電位供給手段」
    と、「前記第1電位供給手段と出力端子の間に接続さ
    れ、その両端電圧の大きさが小さくなるに連れて抵抗が
    小さくなる負性抵抗特性を持つプル・ダウン手段」と、
    「前記第2電位供給手段から前記第(N−1)電位供給
    手段までの各電位供給手段と前記出力端子の間に1つず
    つ接続され、その両端電圧の大きさが小さくなるに連れ
    て抵抗が小さくなる負性抵抗特性を双方向に対して持つ
    (N−2)個の双方向性プル手段」と、「前記第N電位
    供給手段と前記出力端子の間に接続され、その両端電圧
    の大きさが小さくなるに連れて抵抗が小さくなる負性抵
    抗特性を持つプル・アップ手段」、を有することを特徴
    とする多安定回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005116168A (ja) * 2003-09-16 2005-04-28 Toshiyasu Suzuki 多値記憶手段
JP2005198226A (ja) * 2004-01-11 2005-07-21 Toshiyasu Suzuki 多値論理回路、多値特定値論理回路、多値特定値判定回路、多値特定値not回路、多値特定値and回路、多値特定値nand回路、多値and回路、多値特定値or回路、多値特定値nor回路、多値特定値over回路、多値特定値nover回路、多値特定値and・over回路、多値特定値nand・over回路、多値特定値or・over回路、多値特定値nor・over回路、多値特定値under回路、多値特定値nunder回路、多値特定値and・under回路、多値特定値nand・under回路、多値特定値or・under回路、多値特定値nor・under回路、多値特定値and・nunder回路、多値特定値nand・nunder回路、多値特定値or・nunder回路、多値特定値nor・nunder回路、多値特定値and・nover回路、多値特定値nand・nover回路、多値特定値or・nover回路、多値特定値nor・nover回路、多値特定値and・over−or−and・under回路および多値特定値nand・over−or−nand・under回路
JP2006228388A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Toshiyasu Suzuki 多値記憶手段
JP2006252742A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Toshiyasu Suzuki 多値記憶手段、多値バッファ手段および双方向性スイッチング手段

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