JP2001257138A - 電子部品用素材硬化装置 - Google Patents

電子部品用素材硬化装置

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JP2001257138A
JP2001257138A JP2000064903A JP2000064903A JP2001257138A JP 2001257138 A JP2001257138 A JP 2001257138A JP 2000064903 A JP2000064903 A JP 2000064903A JP 2000064903 A JP2000064903 A JP 2000064903A JP 2001257138 A JP2001257138 A JP 2001257138A
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JP
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hoop
temperature
electromagnetic induction
curing
electronic parts
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JP2000064903A
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Hiroshi Kimura
拡 木村
Mikio Kobashi
幹生 小橋
Isao Kaneko
功 金子
Hideji Yamashita
英児 山下
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の省エネルギーが図れ、装置が小型化で
き、生産性の向上が図れる電子部品用素材硬化装置を提
供することを目的とするものである。 【解決手段】 軸2、プーリー3からなり、電子部品を
形成する素子12、素材13を積層し載置したフープ1
1を間欠あるいは定速度で移送する搬送部1と、電磁誘
導により加熱したフープ11を介して素材13を加熱し
硬化する電磁誘導加熱炉4と、フープ11の温度を測定
する温度測定部5からなる電子部品用素材硬化装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子部品を形成する
素材を硬化する際に使用される電子部品用素材硬化装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子部品用素材硬化装置について
図面を用いて説明する。図3(a),(b)は固体電解
コンデンサを形成するフープの構成を示す要部平面図お
よび側面図、図4および図5は従来における電子部品用
素材硬化装置の構成を示す要部正面断面図および要部平
面図である。
【0003】電子部品を形成する素材を硬化させる例と
して、図3に示すように電子部品である固体電界コンデ
ンサを形成する素子12が、誘電体、絶縁性あるいは導
電性の接着剤、塗料などの素材13を介して複数枚積層
した構成となっており、耐熱性金属の薄板帯状材でなる
フープ11の片面に定間隔に載置されている。
【0004】素子12と素子12間、あるいは素子12
とフープ11の表面間に塗布あるいは挿入された素材1
3が乾燥や熱化学変化など、すなわち硬化することによ
り素子12どうしおよび素子12とフープ11が積層あ
るいは接着される。
【0005】図4、図5において、電子部品用素材硬化
装置は装置内から装置外への熱の放出を防止するため、
耐熱性がありかつ断熱性の良い部材でなる断熱壁21に
より覆われて装置の本体23を構成しており、本体23
における断熱壁21の上下内面には複数の遠赤外線ヒー
ター22が設置されている。
【0006】本体23内の中央部を前記フープ11が間
欠あるいは定速度で通過し、素材13は遠赤外線ヒータ
ー22により加熱された装置の本体23内の空気から熱
伝導や対流などによりその熱を受取り、所定の硬化温度
まで加熱されて硬化する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の電子部品用
素材硬化装置においては、素材13を加熱し硬化するた
めの熱エネルギーは、ほとんど装置の本体23内全体の
空気を介して遠赤外線ヒーター22から素材13に与え
られるため、熱伝導効率が悪く、エネルギーロスが多い
という課題があった。
【0008】また、断熱壁21により本体23内の加熱
された空気およびその熱が本体23の外に漏れないよう
にしているが、漏れを少なくするためには断熱壁21の
厚さを厚くしなければならず、装置が大型化し、コスト
高になるという課題があった。
【0009】さらにまた、生産タクトを短くする際に
は、装置が大型化するため生産性の向上を図ることが難
しいという課題があった。
【0010】本発明は前記従来の課題を解決しようとす
るものであり、装置の省エネルギーが図れ、装置が小型
化でき、生産性の向上が図れる電子部品用素材硬化装置
を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明による電子部品用素材硬化装置は、電子部品を
形成する素子や素材を積層し載置したフープを移送する
搬送部と、上記フープを電磁誘導加熱して素材を加熱し
硬化する電磁誘導加熱炉と、上記フープの温度を測定す
る温度測定部からなる構成としたものである。
【0012】この構成により、装置の省エネルギー、装
置の小型化そして生産性の向上を図ることが可能とな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、電子部品を形成する素子や素材を積層し載置したフ
ープを移送する搬送部と、上記フープを電磁誘導加熱し
て素材を加熱し硬化する電磁誘導加熱炉と、上記フープ
の温度を測定する温度測定部からなる電子部品用素材硬
化装置としたものであり、電磁誘導により電子部品の形
成材を載置したフープを直接加熱するのであり、エネル
ギーロスを少なくでき、装置を断熱壁で覆う必要がな
く、装置の小型化を図ることができるという作用を有す
る。
【0014】請求項2に記載の発明は、フープを2方向
以上より電磁誘導加熱する構成としてなる請求項1に記
載の電子部品用素材硬化装置としたものであり、電磁誘
導をフープの複数の面から行うことにより、硬化のため
の加熱パワーを大きくかつ均一にすることができ、装置
の小型化が図れ、生産タクトが短くでき、生産性の向上
を図ることができるという作用を有する。
【0015】請求項3に記載の発明は、断面がコ字状の
電磁誘導加熱炉を1個あるいは複数配設してなる請求項
1に記載の電子部品用素材硬化装置としたものであり、
操作性、作業性およびメンテナンス性が向上するという
作用を有する。
【0016】請求項4に記載の発明は、装置停止時の保
持温度、装置運転開始可能温度、装置運転時の保持温度
および上限温度に設定し制御する電磁誘導加熱炉として
なる請求項1に記載の電子部品用素材硬化装置としたも
のであり、装置稼動率の向上が図れ、素材の硬化むらや
バラツキをなくし、電子部品の品質の向上を図ることが
できるという作用を有する。
【0017】以下、本発明の実施の形態について、電子
部品として固体電解コンデンサを例に図面を用いて説明
する。なお、従来の技術において説明した同一の構成部
材には、同一番号を付与し詳細な説明は省略する。
【0018】図1は本発明の実施の形態における電子部
品用素材硬化装置の要部斜視図である。図1において1
は搬送部であり、対の軸を中心に同期して回転自在な同
じく対のプーリー3により構成されており、装置本体の
前後に配設されて鉄系の金属材でなるフープ11を矢印
方向に間欠あるいは定速度で移送する。
【0019】4は電磁誘導加熱炉であり、断面がコ字状
をしており、コ字状内部の空間を前記フープ11が通過
するようになっており、本装置としては2個以上複数の
電磁誘導加熱炉4を長手方向に密着あるいは間隔を設け
て配置してある。
【0020】4a,4bは電磁誘導加熱炉4に設置され
た電磁誘導部であり、電磁誘導により加熱されるフープ
11を挟んで向い合う上下対向する位置に配設されてい
る。
【0021】5はフープ11の温度を測定する温度測定
部であり、各電磁誘導加熱炉4ごとに配置されている。
温度測定部5は、軸6を中心として耐熱性材でなるブロ
ック7が回転し、ブロック7に取付けられた熱電対8が
フープ11に線あるいは面で押圧されて当接する構成と
なっている。
【0022】次に前記構成の電子部品用素材硬化装置の
動作について説明する。図1において、プーリー3が軸
2を中心に間欠あるいは連続回転動作(駆動機構は図示
せず)することにより、フープ11が矢印方向に間欠あ
るいは定速度で移動する。
【0023】フープ11が電磁誘導加熱炉4のコ字状内
部の空間を通過する際、発生源である電磁誘導部4a,
4bの駆動(駆動機構は図示せず)による電磁誘導によ
りフープ11が発熱して加熱され、その結果、フープ1
1に載置された素材13が加熱されて硬化し、素子12
どうしおよび素子12とフープ11の積層あるいは接着
などが完了する。
【0024】フープ11は電磁誘導部4a,4bにより
上下の2方向からによる電磁誘導で加熱されることにな
り、素材13の硬化時間の短縮と硬化の均一化を図って
いる。
【0025】フープ11の移送時には、軸6を中心にブ
ロック7が図1に示すイ方向に回転し、熱電対8をフー
プ11から離脱し浮いた状態で保持し、フープ11との
摺動や摩擦による損傷を防止している。
【0026】フープ11の停止時には、軸6を中心にブ
ロック7が同ロ方向に回転し、熱電対8はフープ11に
押圧されて当接し、フープ11の温度を測定するのであ
り、その信号により電磁誘導加熱炉4における印加電圧
の制御を行う。
【0027】図2は同電子部品用素材硬化装置の設定温
度のイメージ特性図であり、本装置における電磁誘導加
熱炉4の印加電圧を制御して、フープ材11を低温から
高温に可変するのであり、装置停止時の保持温度(装置
を支障なく再動作するための予熱温度に相当)、装置運
転開始可能温度(装置が動作開始して素材13が確実に
硬化するために必要な予熱温度)、装置運転時の保持温
度(すなわち素材13の硬化温度)および上限温度(電
子部品の構成部材における機能を保証する限界温度)が
設定されている。
【0028】本装置の運転開始時には、運転開始と同時
にフープ11を移送すると、電磁誘導加熱炉4の出口付
近にあったフープ11の素材13が未硬化のまま移送さ
れるため、電磁誘導加熱炉4に電圧を印加し、熱電対8
によって測定されたフープ温度が装置運転開始可能温度
に上昇するまでフープ11を移送せずに停止させてい
る。
【0029】フープ温度が装置運転開始可能温度に上昇
後、熱電対8をフープ11より離脱させて浮かせ、同時
に搬送部1を動作させてフープ11の移送動作を開始
し、フープ温度を装置運転時の保持温度(すなわち素材
13の硬化温度)に維持して硬化動作を連続および継続
する。
【0030】もし装置の故障、異常などによりフープ温
度が上限温度まで上昇したならば、装置を非常停止し、
かつ電磁誘導加熱炉4への電圧の印加を停止する。そし
て、装置の停止時においては、フープ温度が装置運転開
始可能温度に上昇するまでの時間の短縮を図るため、装
置停止時の保持温度にフープ温度を維持するよう電磁誘
導加熱炉4に設定制御された電圧を印加する。
【0031】電磁誘導加熱炉4における印加電圧の制御
は各電磁誘導加熱炉4ごとに行って、本装置全体におけ
る装置停止時の保持温度、装置運転開始可能温度、装置
運転時の保持温度および上限温度をより精密に設定ある
いは制御する。
【0032】なお、形成する電子部品の形状に対応し
て、電磁誘導部4a,4bを前後、左右など対向する位
置あるいは3個以上複数個を配設してもよく、そしてフ
ープ11の移送はフープ11を保持したプーリー3ある
いは別個の保持体(図示せず)を往復直線運動すること
により行うことも可能であり、フープ温度の測定は非接
触式の表面温度計を用いて行うことも可能である。
【0033】なおまた、本実施の形態では固体電解コン
デンサについて説明したが、それ以外の電子部品につい
ても適用できることは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明の電子部品用素材硬
化装置によれば、電磁誘導加熱炉のパワーを直接素子や
素材を載置したフープに与えるので装置の省エネルギー
を図ることができ、装置の小型化、生産性の向上が図れ
るとともに、素材の未硬化や不均一な硬化を防止し、電
子部品の品質の向上を図ることができるという有利な効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における電子部品用素材硬
化装置の要部斜視図
【図2】同電子部品用素材硬化装置の設定温度のイメー
ジ特性図
【図3】(a)固体電解コンデンサを形成するフープの
要部平面図(b)同側面図
【図4】従来における電子部品用素材硬化装置の要部正
面断面図
【図5】同電子部品用素材硬化装置の要部平面図
【符号の説明】
1 搬送部 2 軸 3 プーリー 4 電磁誘導加熱炉 4a,4b 電磁誘導部 5 温度測定部 6 軸 7 ブロック 8 熱電対 11 フープ 12 素子 13 素材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 功 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山下 英児 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E082 AB03 AB09 BC38 BC40 FG27 HH47 MM01 MM11 MM24 PP08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を形成する素子や素材を積層し
    載置したフープを移送する搬送部と、上記フープを電磁
    誘導加熱して素材を加熱し硬化する電磁誘導加熱炉と、
    上記フープの温度を測定する温度測定部からなる電子部
    品用素材硬化装置。
  2. 【請求項2】 フープを2方向以上より電磁誘導加熱す
    る構成としてなる請求項1に記載の電子部品用素材硬化
    装置。
  3. 【請求項3】 断面がコ字状の電磁誘導加熱炉を1個あ
    るいは複数配設してなる請求項1に記載の電子部品用素
    材硬化装置。
  4. 【請求項4】 装置停止時の保持温度、装置運転開始可
    能温度、装置運転時の保持温度および上限温度に設定し
    制御する電磁誘導加熱炉としてなる請求項1に記載の電
    子部品用素材硬化装置。
JP2000064903A 2000-03-09 2000-03-09 電子部品用素材硬化装置 Pending JP2001257138A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014513970A (ja) * 2011-05-11 2014-06-19 ハース・フード・イクイップメント・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 無端式のベーキングコンベアを有するオーブン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014513970A (ja) * 2011-05-11 2014-06-19 ハース・フード・イクイップメント・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 無端式のベーキングコンベアを有するオーブン

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