JP2001257133A - 導電性高分子複合電極および電気化学キャパシタ - Google Patents

導電性高分子複合電極および電気化学キャパシタ

Info

Publication number
JP2001257133A
JP2001257133A JP2000066871A JP2000066871A JP2001257133A JP 2001257133 A JP2001257133 A JP 2001257133A JP 2000066871 A JP2000066871 A JP 2000066871A JP 2000066871 A JP2000066871 A JP 2000066871A JP 2001257133 A JP2001257133 A JP 2001257133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive polymer
electrode
polymer composite
conductive
composite electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000066871A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Saji
治 哲 夫 佐
Yasuhiko Osawa
澤 康 彦 大
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2000066871A priority Critical patent/JP2001257133A/ja
Publication of JP2001257133A publication Critical patent/JP2001257133A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/13Energy storage using capacitors

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電性高分子電極の構造を制御することによ
り応答性のよい電極を得ると共に、このような導電性高
分子電極を利用することにより、出力密度の大きな電気
化学キャパシタを提供する。 【解決手段】 導電性基板上に、イオン解離性基を形成
させた微粒子状および/または繊維状カーボンと導電性
高分子との複合膜を形成して導電性高分子複合電極と
し、このような導電性高分子複合電極2,3の間にイオ
ン透過性多孔質セパレータ4を挟んで電気化学キャパシ
タ1とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気化学的に高速
で充放電を行なう電気化学キャパシタに応用することが
できる導電性高分子複合電極と、このような導電性高分
子複合電極を用いた電気化学キャパシタに関するもので
ある。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】固体と液体とが接触す
る界面では、一般に極めて短い距離を隔てて正,負の電
荷が対向して配列し、電気二重層が形成される。この電
気二重層に直流電圧を印加すると、その電圧に応じて電
荷が蓄積され、結果として電気エネルギーが蓄積され
る。このような電気二重層の静電容量を利用した電気二
重層キャパシタが知られている(例えば、電気化学及び
工業物理化学 第59巻,p.607,1991 参
照)。
【0003】この電気二重層キャパシタは、活性炭の大
表面積を利用していて、容量の小さな電池のようなエネ
ルギデバイスとして、ICのメモリーバックアップ用を
始めとして、種々の家電製品に使われ始めている。ま
た、最近ではさらに容量の大きなキャパシタが開発さ
れ、低コストで高出力が得られるパワーキャパシタとし
てハイブリッド型の電気自動車(HEV)への応用が進
められている。
【0004】ハイブリッド型電気自動車への応用を考え
ると、パワーキャパシタといえども単位重量当たり、あ
るいは単位体積当たりの容量をもう少し増加させること
が望まれる。そのために、活性炭の代わりに酸化ルテニ
ウムなどを用い、高速の酸化還元反応で充放電を行う酸
化還元キャパシタの開発が進められている(例えば、El
ectrochemical capacitors, F.M.Delnick et al. Edito
rs, ElectrochemicalSociety PV96-25. P.208, The ele
ctrochemical Society Proceedings series,Penningto
n, NJ (1997).参照)。しかし、ルテニウムなどのよう
な稀少で高価な金属を用いるのは、コスト的にも資源的
にも問題があり、できれば低コストで成形加工性に優れ
る導電性高分子を酸化還元キャパシタの電極材料として
利用したい。
【0005】ところが、従来の方法で作製した導電性高
分子電極は、酸化還元キャパシタの電極とするには出力
が高くないという問題があり、導電性高分子を酸化還元
キャパシタの電極材料として使用するための課題となっ
ていた。なお、これは導電性高分子が電池用の電極への
応用を主眼として開発されてきたという経緯があり、い
かにしてエネルギー密度の大きい電池を作製するかに重
点がおかれ、酸化還元キャパシタの電極への応用のため
の高出力化には、従来さほど関心が払われていなかった
ことにも原因があると思われる。
【0006】
【発明の目的】本発明は、従来の導電性高分子電極にお
ける上記課題に着目してなされたものであって、導電性
高分子電極の構造を制御して応答性のよい電極を構成
し、もって出力密度の大きな電気化学キャパシタを提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る導電性高分子複合電極は、導電性基板上に、イオン解
離性基を形成させた微粒子状および/または繊維状カー
ボンと、導電性高分子を備えている構成としたことを特
徴としており、請求項2に係わる導電性高分子複合電極
においては、前記カーボンのイオン解離性基がスルホン
酸基あるいはその塩である構成とし、請求項3に係わる
導電性高分子複合電極においては、前記カーボンが酸化
還元され得る界面活性剤で分散させた溶液から界面活性
剤の酸化あるいは還元で導電性基板上に析出させてあ
り、該導電性基板上に導電性高分子が電解重合法で形成
させてある構成としたことを特徴としており、導電性高
分子複合電極におけるこのような構成を前述した従来の
課題を解決するための手段としている。
【0008】本発明の請求項4に係わる電気化学キャパ
シタは、薄膜状をなす2枚の電極をイオン透過性多孔質
セパレータを挟んで対向させた電気化学キャパシタにお
いて、少なくとも一方の電極が請求項1ないし請求項3
のいずれかに記載の導電性高分子複合電極である構成と
しており、電気化学キャパシタにおけるこのような構成
を前述した従来の課題を解決するための手段としたこと
を特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】応答性のよい電極を構成するため
の理論は、まだ十分に確立されているとは言えないが、
電気化学的知見に基づいて考察すると、電極厚さを薄く
するなどの形状的因子の制御のほかに、(1)電極活物
質の電荷移動過程を速くし、(2)電極内での電子伝導
性を向上し、(3)電極内でのイオン伝導性を向上する
ことが効果的と考えられる。
【0010】導電性高分子は、酸化還元状態により電気
伝導性が大きく変化するので、電気伝導性が低い酸化状
態においても酸化還元反応が高速で進行するためには、
導電助材としてのカーボンブラックとの複合化が有効と
考えられる。
【0011】本発明に係わる導電性高分子複合電極は、
イオン解離性の官能基が微粒子表面に結合しているカー
ボンブラックと種々の導電性高分子との複合化薄膜を例
えばステンレススチール箔などの導電性基板上に形成さ
せたものであって、これによって電極内での電子伝導性
とイオン伝導性が同時に向上することになる。このとき
使用できるカーボンとしては、表面領域にイオン解離性
基を設けられるものなら必ずしも微粒子状(平均粒径1
μm以下)のカーボンである必要はなく、原理的には繊
維状のカーボンを使用することもできる。
【0012】図1は、本発明に係わる導電性高分子複合
電極の原理,作用を概念的に示す模式図であって、電子
は微粒子状カーボンCp、あるいは繊維状カーボンCf
からなるカーボン骨格上を移動して、電子の通り道Pe
が形成され、周りのイオン性領域にイオンの通り道Pi
が形成されてイオンが移動することになる。カーボンC
p,Cfの周りにイオン性領域をつくることで電極内で
の電解液のしみこみも生じやすくなり、膜がリジッドで
電解液がしみこみにくい電極においても、このようなカ
ーボンとの複合化によって膜内での電子伝導性の向上の
みならず、イオン伝導性も向上するものと考えられる。
【0013】このカーボン上のイオン解離性基として
は、請求項2に記載しているように、スルホン酸基が好
ましいが、とくにこれに限定される訳ではなく、例え
ば、カルボキシル基,イオン解離性のイミド基,イオン
解離性のメサイド基、などを用いることができる。ま
た、使用する導電性高分子の種類によっては、カーボン
に結合するイオンをアンモニウムイオンのような陽イオ
ンとしてもよい。
【0014】また、導電性高分子としては、ポリピロー
ル,ポリチオフェン,ポリアニリン、およびこれらの誘
導体を始めとして、種々のものを使用することができ
る。
【0015】本発明に係わる導電性高分子複合電極は、
請求項3に記載しているように、イオン解離性基を形成
させたカーボンを界面活性剤で分散させた溶液から、界
面活性剤を酸化あるいは還元することによって、まず集
電体としての導電性基板の表面に析出させて薄膜を形成
し、この上に導電性高分子を電解重合析出させる子とが
できる。子のとき、導電性高分子については、溶液から
製膜することも原理的には可能であるが、製造工程上電
解重合法で製膜することがとくに好ましい。
【0016】なお、カーボン薄膜の析出形成には、佐治
らが最近開発したアゾベンゼン修飾界面活性剤(AZP
EG)を用いるミセル無電解法T.Saji,K.Ebata,K.Sugaw
ara,L.Liu and K.Kabayashi J.Am.Chem.Soc.,116(1994)
6053]を用いることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明の請求項1に係わる導電性高分子
複合電極は、導電性基板上に、イオン解離性基を形成さ
せた微粒子状または繊維状カーボン、あるいは微粒子状
および繊維状カーボンと、導電性高分子を備えたもので
あるから、電極内における電子伝導性とイオン伝導性を
同時に向上させることができ、応答速度の速い電極を構
成することができるという極めて優れた効果をもたらす
ものである。
【0018】また、本発明の請求項2に係わる導電性高
分子複合電極においては、前記カーボンに形成させたイ
オン解離性基がスルホン酸あるいはスルホン酸塩である
から、イオン伝導性をより確実に向上させることがで
き、応答速度の速い電極とすることができ、請求項3に
係わる導電性高分子複合電極においては、イオン解離性
基を備えたカーボンを、酸化還元され得る界面活性剤で
分散させた溶液から、界面活性剤の酸化あるいは還元に
よって、当該カーボンが導電性基板の表面に析出させて
あり、該基板上にさらに導電性高分子が電解重合法によ
り形成させたものであるから、当該複合電極を極めて合
理的な工程で製造することができる。
【0019】さらに、本発明の請求項4に係わる電気化
学キャパシタは、イオン透過性多孔質セパレータを挟ん
で対向する電気化学キャパシタの電極の少なくとも一方
に、請求項1ないし請求項3のいずれかに係わる複合電
極を適用したものであるから、出力密度の高い電気化学
キャパシタを構成することができるという極めて優れた
効果がもたらされる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて、さらに具
体的に説明する。
【0021】発明例 電解重合性の導電性高分子としてポリピロールを選択す
ると共に、平均粒径1μm以下の微粒子状をなし、表面
にスルホン酸基を有するカーボンブラック(以下、スル
ホン化カーボンブラックと称する)を選んで、スルホン
化カーボンブラック/ポリピロール複合膜電極を作成し
た。なお、スルホン化カーボンブラックは、カーボンブ
ラックを濃硫酸などによりスルホン化することによって
得られる。
【0022】まず、前記ミセル無電解法により、集電体
として導電性基板であるステンレススチール箔上に、ス
ルホン化カーボンブラックの薄膜を形成した、すなわ
ち、0.1MのHCl、2mMのアゾベンゼン修飾界面
活性剤(AZPEG)を含む水溶液に前記スルホン化カ
ーボンブラックを1リットル当たり5g添加し、超音波
処理(トミー精工製超音波粉砕器:UR−200P使
用)を2回に分けて、合計30分行い、スルホン化カー
ボンブラックを溶液内に分散させた。そして、この分散
液中に、アルミニウム板と接触させたステンレススチー
ル箔を浸漬して5分間静置したのち、分散液から取り出
し、空気中で乾燥した。得られたスルホン化カーボンブ
ラックの膜が均一に形成されていることが目視によって
確認された。
【0023】次に、このようにして得られたスルホン化
カーボンブラック膜電極上にピロールを電解重合した。
ピロールの電解重合は水溶液中で行い、電解液の支持塩
には0.5MのLiClOを用い、ピロール濃度を
0.5Mとした。参照電極には、飽和カロメル電極(S
CE)を用い、対極としてはカーボン電極を用いた。サ
イクリックボルタメトリーを行い、ピロールの電解酸化
挙動を調べ、参照電極SCEに対して1.0Vの電位で
定電位電解重合を行った。電解重合電気量は、電流の積
算による電気量を制御した。ステンレススチール箔基板
電極での電解重合電気量は、1cm当たり2C(クー
ロン)であった。
【0024】このように、先に得られたスルホン化カー
ボンブラック薄膜電極を用いて、電解重合した試料に
は、金属的な光沢が認められ、明らかにスルホン化カー
ボンブラックのみからなる膜ではなく、以下のサイクリ
ックボルタモグラムの結果によっても支持されるように
ポリピロールとの複合膜となっていることが確認され
た。
【0025】図2は、このようにして得られたスルホン
化カーボンブラックとポリピロールのSEM(走査型電
子顕微鏡)写真であって、ポリピロールがスルホン化カ
ーボンブラック層の上に析出していたり、膜が多孔質状
となっていたりすることなく、ポリピロールとスルホン
化カーボンブラックとが均一に分布していることが判
る。
【0026】比較例 スルホン化カーボンブラック膜を形成することなく、上
記発明例と全く同様の条件のもとに、ステンレススチー
ル箔上にポリピロールのみの膜を形成した。
【0027】評価試験1(サイクリックボルタメトリ
ー) ステンレススチール箔上にスルホン化カーボンブラック
/ポリピロール複合薄膜を備えた発明例電極の非水電解
液中での反応性を調べ、上記比較例によって得られたス
テンレススチール箔上にポリピロールのみを備えた比較
例電極の場合と比較した。非水電解液として、1.0M
のLiBFのPC+DMC(1:1体積比)を用い、
測定には、リチウム金属に対して2.884Vの電位を
示す仮の参照電極(プロピレンカーボネート中のAg/
AgCl)を用いた。これら発明例および比較例電極に
よるサイクリックボルタモグラムを図3に示す。
【0028】図3から判るように、スルホン化カーボン
ブラック/ポリピロール複合薄膜を備えた発明例の場合
には、応答性が非常によく、0.3V/sというかなり
速い掃引速度でもよく追随しているのが判る。
【0029】これに対し、ポリピロール膜のみを備えた
比較例の場合には、酸化還元反応はするものの、スルホ
ン化カーボンブラック/ポリピロール複合薄膜を備えた
上記発明例の場合に比較して、電極反応がかなり遅いこ
とが確認された。
【0030】評価試験2(電気化学キャパシタ) 上記発明例において得られた、片面にスルホン化カーボ
ンブラック/ポリピロール複合薄膜を備えたステンレス
スチール箔から、直径15mmの円板を2枚切り取り、
1.0M LiBF 4 のPC+DMC(1:1体
積比)に1日浸漬した。そして、これらの電極を正負両
極に用いて、図4に示すようなコインタイプの電気化学
キャパシタを構成し、充放電特性を評価した。
【0031】その結果を図5(a)に示す。なお、図5
(a)は、電流値を0.25mAとし、キャパシタの電
圧範囲を0Vから1.2Vの範囲で定電流充放電を行っ
たときの電圧変化を示すものである。また、図4におい
て、キャパシタ1は、上記2枚の電極2,3と、これら
の間に介在する石英ガラスセパレータ4と、これらを収
納する金属缶5,6と、これら金属缶5,6の間に挟ん
だポリプロピレン製のガスケット7から構成される。
【0032】一方、上記比較例おいて得られた、ポリピ
ロール膜のみを備えたステンレススチール箔から、同様
に直径15mmの円板を2枚切り取り、これらの電極を
正負両極に用いて、同様のコインタイプの電気化学キャ
パシタを構成し、当該キャパシタの充放電特性を同様に
評価した。この結果を図5(b)に示す。
【0033】図5(a)および図5(b)から明らかな
ように、スルホン化カーボンブラック/ポリピロール複
合薄膜を備えた本発明電極を用いたキャパシタにおいて
は、ポリピロールのみの膜を備えた比較例電極を用いた
キャパシタに較べて、約6倍の時間充電および放電を行
うことができることが確認された。どちらの電極も同程
度のピロール電解重合時間をかけて作製しているので、
スルホン化カーボンブラック/ポリピロール複合膜を備
えた本発明電極の応答性が非常に優れていることを示し
ている。また、この複合膜からなる電極を備えたキャパ
シタは、充放電電流値を大きくしても充放電できる電気
量があまり変わらないことからも応答性のよさが判る。
【0034】以上のように、スルホン化カーボンブラッ
クとポリピロールの複合膜を備えた本発明に係わる導電
性高分子複合電極は、ポリピロール膜のみを備えた比較
例電極に較べ、応答性が格段に改善されていると共に、
スルホン化カーボンブラックとポリピロールの複合膜電
極を用いて構成した本発明に係わる電気化学キャパシタ
は、ポリピロール薄膜のみの電極を備えた比較例キャパ
シタに対して、応答性が飛躍的に増大していることが確
認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる導電性高分子複合電極におけ
る電子およびイオンの通り道を模式的に示す説明図であ
る。
【図2】 本発明の実施例で合成したスルホン化カーボ
ンブラックとポリピロールの複合膜のSEM像を示す図
である。
【図3】 本発明に係わる導電性高分子複合電極と比較
例電極のサイクリックボルタモグラムである。
【図4】 コインタイプの電気化学キャパシタの構造を
示す断面図である。
【図5】 (a)および(b)は本発明に係わる電気化
学キャパシタと比較例に係わる電気化学キャパシタの充
放電曲線をそれぞれ示すグラフである。
【符号の説明】
1 電気化学キャパシタ 2,3 電極(導電性高分子複合電極) 4 石英ガラスセパレータ(イオン透過性多孔質セパレ
ータ) Cp 微粒子状カーボン Cf 繊維状カーボン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 101/00 H01G 9/00 H01G 9/00 301A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性基板上に、イオン解離性基を形成
    させた微粒子状および/または繊維状カーボンと、導電
    性高分子を備えていることを特徴とする導電性高分子複
    合電極。
  2. 【請求項2】 前記カーボンのイオン解離性基がスルホ
    ン酸基あるいはその塩であることを特徴とする請求項1
    記載の導電性高分子複合電極。
  3. 【請求項3】 前記カーボンが酸化還元され得る界面活
    性剤で分散させた溶液から界面活性剤の酸化あるいは還
    元で導電性基板上に析出させてあり、該導電性基板上に
    導電性高分子が電解重合法で形成させてあることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の導電性高分子複合
    電極。
  4. 【請求項4】 薄膜状をなす2枚の電極をイオン透過性
    多孔質セパレータを挟んで対向させた電気化学キャパシ
    タにおいて、少なくとも一方の電極が請求項1ないし請
    求項3のいずれかに記載の導電性高分子複合電極である
    ことを特徴とする電気化学キャパシタ。
JP2000066871A 2000-03-10 2000-03-10 導電性高分子複合電極および電気化学キャパシタ Pending JP2001257133A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000066871A JP2001257133A (ja) 2000-03-10 2000-03-10 導電性高分子複合電極および電気化学キャパシタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000066871A JP2001257133A (ja) 2000-03-10 2000-03-10 導電性高分子複合電極および電気化学キャパシタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001257133A true JP2001257133A (ja) 2001-09-21

Family

ID=18586157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000066871A Pending JP2001257133A (ja) 2000-03-10 2000-03-10 導電性高分子複合電極および電気化学キャパシタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001257133A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7169509B2 (en) 2003-03-27 2007-01-30 Nec Tokin Corporation Electrode and electrochemical cell therewith
JP2007246780A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Shinshu Univ 炭素繊維−導電性ポリマー複合膜およびその製造方法
WO2021039371A1 (ja) * 2019-08-26 2021-03-04 日東電工株式会社 蓄電デバイス正極用活物質層、蓄電デバイス用正極、及び蓄電デバイス

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7169509B2 (en) 2003-03-27 2007-01-30 Nec Tokin Corporation Electrode and electrochemical cell therewith
JP2007246780A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Shinshu Univ 炭素繊維−導電性ポリマー複合膜およびその製造方法
WO2021039371A1 (ja) * 2019-08-26 2021-03-04 日東電工株式会社 蓄電デバイス正極用活物質層、蓄電デバイス用正極、及び蓄電デバイス

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Li et al. Membrane‐free Zn/MnO2 flow battery for large‐scale energy storage
Rudge et al. Conducting polymers as active materials in electrochemical capacitors
CN110176591B (zh) 一种水系锌离子二次电池及其基于有机电极材料的正极的制备方法
Carlberg et al. Poly (3, 4‐ethylenedioxythiophene) as electrode material in electrochemical capacitors
EP0402554A1 (en) Method of conditioning of organic polymeric electrodes
CN103361698A (zh) 一种用共电沉积法制备超级电容器电极材料的方法
Alguail et al. Battery type hybrid supercapacitor based on polypyrrole and lead-lead sulfate
SE512579C2 (sv) Polymer gel-elektrod, samt förfarande för dess framställning
CN106298254A (zh) 聚苯胺/多孔金属薄膜材料、复合正极极片、制备方法及应用
Honda et al. Polymerization of transition metal complexes in solid polymer electrolytes
JP2012033783A (ja) 電気二重層キャパシタ
JP4553731B2 (ja) 電気化学コンデンサ及びその使用方法
JP2001257133A (ja) 導電性高分子複合電極および電気化学キャパシタ
JPS61203565A (ja) 二次電池およびその電極
LIa et al. A hollow spherical polypyrrole-sulfur cathode for lithium-sulfur batteries
JP3349191B2 (ja) 電池用電極
Guo et al. Supercapacitor-battery hybrid energy storage devices from an aqueous nitroxide radical active material
JP5317322B2 (ja) 電気化学キャパシタ及びその製造方法。
JPH11185815A (ja) 電池及び電池の製造方法
JPS60150563A (ja) 高分子化合物蓄電池の製造方法
JP3344152B2 (ja) 鉛蓄電池用極板の製造法
CN114628163A (zh) 一种电解液及在锌离子混合超级电容器或锌离子电池中的应用
Machida et al. Polyfluorene/carbon nanocomposite for electrochemical capacitors
JPH01319268A (ja) 二次電池
CN114068197A (zh) 一种改性电极及其制备方法和应用