JP2001256990A - 低温作動固体電解質型燃料電池 - Google Patents

低温作動固体電解質型燃料電池

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JP2001256990A JP2000117258A JP2000117258A JP2001256990A JP 2001256990 A JP2001256990 A JP 2001256990A JP 2000117258 A JP2000117258 A JP 2000117258A JP 2000117258 A JP2000117258 A JP 2000117258A JP 2001256990 A JP2001256990 A JP 2001256990A
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充 佐野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、作動温度よりも低温の電池セル
に作動温度よりも低温の炭化水素燃料と空気の混合ガス
を導入しても電池セルを作動開始温度にまで急速に立ち
上げることが可能であり、加熱ヒーターの軽量・小型化
を可能にするという特長を持った固体電解質型燃料電池
を提供することを目的とする。 【構成】 酸化物イオン導電体の固体電解質に取り付
けた負極にサマリウムもしくはガドリニウムの少なくと
も1つを10モル%〜30モル%ドープしたセリアを仕
込み重量で5重量%〜30重量%と残部酸化ニッケルか
らなる材料を混合調整したサーメットが使用され、作動
温度以下にある電池セルへ炭化水素と空気からなる混合
ガスを供給することにより、負極の発熱反応により燃料
電池を構成する各部材が急速に加熱されて作動温度とな
り、発電が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作動温度よりも低
温の電池セルに、作動温度よりも低温の炭化水素燃料と
空気の混合ガスを導入することにより、負極上で生じる
反応熱を利用して、電池セルを作動開始温度にまで立ち
上げることが可能な固体電解質型燃料電池に関するもの
である。
【0002】さらに詳しくは、本発明は燃料電池を作動
開始させる温度を200〜500℃にできるため、固体
電解質型燃料電池の立ち上げ時間を大幅に短縮すること
が可能で、また燃料電池を加熱するヒーターを軽量・小
型化できるため、車両搭載型やポータブル型燃料電池と
しての用途に適している。
【0003】
【従来の技術とその課題】固体電解質型燃料電池は炭化
水素燃料から直接発電でき、また耐久性に優れているた
め、車両搭載型燃料電池に期待されている。使用される
電解質として、750〜1000℃の作動温度をもつ安
定化ジルコニアや650℃で作動可能なストロンチウム
やマグネシウムをドープしたランタンガーレートやサマ
リウムをドープしたセリアが知られている。
【0004】しかし、電池を作動状態に立ち上げるため
にはヒーターで温めて650℃以上にしなければなら
ず、作動開始に時間が掛かるために車両搭載型には不適
である。
【0005】作動開始時間を短縮するため、低温作動の
固体電解質型燃料電池が研究されているが適当なものが
なく、知られている中で最も低温で作動する材料は先に
挙げたストロンチウムやマグネシウムをドープしたラン
タンガーレートやサマリウムをドープしたセリアであ
る。これらの作動温度は650℃以上であり、さらに低
温作動のためには、固体電解質の厚さを600℃で50
μm、500℃では10μm以下にしなければならな
い。
【0006】加えて、低温になるに従い、オーム抵抗だ
けでなく電極反応抵抗も大きくなるため、500℃以下
においてこれら材料を用いた固体電解質型燃料電池を高
出力で作動させることは難しい。
【0007】例えば、固体電解質型燃料電池の低温にお
ける世界最高のデータは、厚さ30μmのサマリウムド
ープセリアを使用した場合に得られ、500℃において
140mWcm−2であり(Journal of T
he Electrochemical Societ
y、146巻、1273ページ (1999年))、実
用的に必要な300mWcm−2を大きく下回ってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
した課題は、固体電解質型燃料電池の立ち上げに時間が
掛かる困難さを解決しようとするものである。すなわ
ち、電池作動温度以下にある固体電解質型燃料電池セル
を負極上の反応熱を利用して電池作動温度にまで急速に
自己加熱できる特長をもった固体電解質型燃料電池を提
供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の様態は、作動温度以下にある電池セルに燃料
ガスと酸素の混合ガスを導入して負極上の部分酸化反応
による熱を利用して電池セルを作動状態に急速に立ち上
げることであり、大型加熱ヒーターの軽量・小型化を可
能にする自己加熱という特長を持っている。
【0010】酸化物イオン導電体の固体電解質には、安
定化ジルコニア、ストロンチウムやマグネシウムをドー
プしたランタンガーレートまたはサマリウムをドープし
たセリア系セラミックスが使用され、負極にサマリウム
もしくはガドリニウムの少なくとも1つを10モル%〜
30モル%ドープしたセリアを仕込み重量で5重量%〜
30重量%と残部酸化ニッケルからなる材料を混合調整
したサーメットが使用され、正極は特に限定されない
が、ストロンチウムをドープしたサマリウムコバルタイ
トやストロンチウムをドープしたランタンコバルタイト
などが推奨される。
【0011】以上で構成され、作動温度以下にある電池
セルへ炭化水素と空気からなる混合ガスを供給すること
により、負極の発熱反応により燃料電池を構成する各部
材が急速に加熱されて作動温度となり、発電が可能にな
る。
【0012】これまでにも多くの固体電解質型燃料電池
が報告されてきたが、すべてが作動状態の温度でガスを
導入して発電をしている。発電とともに、エントロピー
に関連する熱力学的非利用エネルギーと抵抗に基づく熱
が大量に発生する。この熱は燃料電池作動状態において
発生するものであり、作動状態の燃料電池の持続にこの
熱は利用され得るが、作動以下の状態では上記熱の発生
は無く、燃料電池の作動立ち上げに上記の熱を利用する
ことは原理上できない。
【0013】負極上におけるメタンの酸素による部分酸
化反応はいくつも報告されているが(Chem.Let
t.、1131ページ(1993)、日本化学会誌、6
00ページ(1994)、セラミックス、30巻、33
7ページ(1995)、Solid State Io
nics、86−88巻、1267(1996)、So
lid State Ionics、113−115
巻、1267ページ(1996)、Journal o
f The ElectrochemicalSoci
ety、146巻、2821ページ(1999)、特許
第2810977号)、これらのすべては電池セル作動
温度でメタンを導入しており、作動温度以下の電池セル
にメタンを導入して反応熱により燃料電池を立ち上げる
ことが可能であることを発見するまでには至っていな
い。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明において、電解質としては
安定化ジルコニア系、ストロンチウム10モル%〜30
モル%をランタンと置換しマグネシウム10モル%〜3
0モル%をガリウムと置換したランタンガーレート系ま
たはサマリウムを10モル%〜30モル%ドープしたセ
リア系が使用されるが、これらに限らず、これらに金属
酸化物を加えた固体電解質で同効のものであれば使用で
きることはいうまでもない。
【0015】負極にはサマリウムもしくはガドリニウム
の少なくとも1つを10モル%〜30モル%ドープした
セリアを仕込み重量で5重量%〜30重量%と残部酸化
ニッケルからなる材料を混合して調整したサーメットが
使用される。ここで、上記電極用酸化物としては、サマ
リウムまたはガドリニウムをドープしたセリアが好適な
ものとしてあげられるが、これに限らず、これと同効の
ものであれば使用できることはいうまでもない。
【0016】正極にはストロンチウム30モル%〜70
モル%をサマリウムと置換したサマリウムコバルタイト
もしくはストロンチウム30モル%〜50モル%をラン
タンと置換したランタンコバルタイトもしくはそれらの
混合物が使用されるが、これに限らず、これと同効のも
のであれば使用できることはいうまでもない。
【0017】電解質の厚みと正極及び負極の電極面積は
限定されるものではないが、0.0005から0.5m
m、電極面積については0.5から100cmが好適
な例としてあげられる。
【0018】本発明における作動条件しては、上記電池
を200℃以上の温度領域に加熱し、そこへ爆発限界外
の組成を持つ炭化水素ガスと空気の混合ガスを導入し
て、改質による自己発熱により固体電解質が600℃以
上になり、正極及び負極の端子から電力を取り出すもの
である。
【0019】電池セルの構造は、1室型でも2室型でも
構わない。また、室温状態にある電池セルに酸化反応が
起こる温度で混合ガスを導入しても同じ効果をもつこと
は言うまでもない。上記燃料ガスとして特に限定されな
いが、メタン、エタン、プロパン、ブタンが好適なもの
としてあげられる。また、燃料ガスと空気の混合比は特
に限定されるものではないが、部分酸化反応が起こる混
合比で導入することが望ましい。
【0020】
【作用】固体電解質型燃料電池の立ち上げ温度を200
から500℃へ低温化することにより、加熱ヒーターを
軽量・小型化できるためシステム全体がポータブルにな
り、同時に短時間で立ち上げ温度まで到達しやすくなる
ため、これまで集中型と分散型に限られていた用途を車
両搭載型やポータブル型にも広げることが期待できる。
【0021】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づき具体的
に説明するが、本発明は当該実施例のみに限定されるも
のではない。
【0022】実施例1 安定化ジルコニア、ランタンガーレートまたはセリア系
セラミックスは、従来行われている焼結方法に従い、緻
密なセラミックスとして調整し、円盤状(14mm直
径、0.5mm厚さ)に加工した。また、サマリウムも
しくはガドリニウムの少なくとも1つを10モル%〜3
0モル%ドープしたセリアを仕込み重量で5重量%〜3
0重量%と残部酸化ニッケルからなる材料を適当な有機
溶媒の中で混合粉砕した後、ペースト状にしたものを電
解質表面にスクリーン印刷し、1450℃で焼き付け処
理を行った。正極は、従来の固相反応法で調整し、負極
と同様な方法でペースト状に加工し、電解質の裏面にス
クリーン印刷した後、950℃で焼き付け処理を行っ
た。
【0023】実施例2 厚さ0.5mmの20モル%サマリウムドープセリア電
解質、酸化ニッケルに10重量%Ce0.8Gd0.2
1.9を混合してなるサーメット負極、40モル%ス
トロンチウムをドープしたサマリウムコバルタイト正極
から成るセルを使用し、通常の水素・空気燃料電池を構
成して発電特性を評価した。図1はいろいろな温度での
放電特性である。700℃では開回路電圧が幾分小さ
く、セリアが還元されていたが、温度の減少とともに理
論電圧に近づき、純粋なイオン導電体として挙動し始め
た。各温度での出力密度は、安定化ジルコニアを使用し
た場合に比べてかなり高いものの、実用レベルで要求さ
れる性能に十分でなく、電解質の大幅な薄膜化を必要と
する。ただし、500℃では電極反応抵抗が大きいの
で、薄膜効果を期待できないと思われる。
【0024】実施例3 実施例2と同じ材料を使用し、水素の代わりに爆発限界
組成外のメタン(39%)、エタン(18%)、プロパ
ン(13%)またはブタン(10%)と空気の混合ガス
をヒーター温度150〜600℃で供給した。表1は、
ヒーター温度500℃で各炭化水素と空気の混合ガスを
供給した際の出口ガス組成をガスクロマトグラフィーで
測定した結果である。どの炭化水素も負極上で水素、一
酸化炭素、二酸化炭素などに酸化されており、この材料
が各炭化水素の酸化反応に対し高い触媒活性を持ってい
ることが確認された。
【0025】
【表1】
【0026】図2は、ヒーター温度500℃でエタンと
空気の混合ガスを供給した際の開回路状態において、負
極上、正極上、また負極から5mm離れた気相中の三カ
所の温度を熱電対で測定した結果である。250〜50
0℃の状態で発電可能であると当初思いこんでいたが、
温度の測定を正確に行うと電解質の温度は作動温度であ
る。混合ガスを供給する前の温度は、どの場所でもヒー
ター温度と同じ500℃であった。供給後の温度は、負
極上ではほんの数秒で700℃以上に到達し、その後6
97℃前後で安定した。正極上では負極に比べやや緩や
かに上昇し、その後653℃前後で安定した。一方、気
相中ではほとんど温度上昇が観察されなかった。従っ
て、負極上での酸化反応によりまず負極が瞬時に加熱さ
れ、その後、電解質を介して正極へ次第に熱伝導してい
ることがわかる。図3と4は、ヒーター温度200〜6
00℃で各種炭化水素と空気の混合ガスを供給した際の
負極と正極上の平衡温度をまとめたものである。ヒータ
ー温度600℃ではどの炭化水素でも両電極の温度を効
果的に150から200℃も上昇させることができた。
ヒーター温度の低下とともに、温度上昇幅が特に負極に
おいて大きくなる傾向が見られ、同時にメタンでは40
0℃、エタンでは250℃、プロパンでは200℃、ブ
タンでは150℃で温度上昇効果がなくなることがわか
った。図5はヒーター温度500℃でエタンと空気の混
合ガスを供給した際の放電特性である。セルは、安定
性、再現性よく放電を行うことができ、しかも、図1に
おける同じヒーター温度の水素・空気燃料電池に比べて
圧倒的に高い出力密度を示した。これは、図1の水素・
空気供給下では発熱作用が実質的にないのに対して、図
5の混合ガス供給下では図2のような発熱に伴う温度上
昇が起きたことに基づいており、本発明が主張する内部
改質反応の反応熱利用効果を実証したものである。ま
た、このような効果は、電解質としてセリア系を使用し
た場合に限らず、ストロンチウム、マグネシウムドープ
ランタンガーレートや安定化ジルコニアの場合にも確認
され、汎用性に優れていることがわかった。
【0027】また、各種電解質、正極、負極を用いて、
エタンと空気の混合ガス(エタン/酸素のモル比1)を
500℃で導入した際に発生した起電力の一部を表2、
表3、表4に示す。
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】
【0031】実施例4 本発明が薄膜の電解質にも適用可能であること、及びさ
らなる低温作動化が可能であることを実証するために、
いろいろな厚みを持つ20モル%サマリウムをドープし
たセリアを使用したセルの放電特性を実施例3と同じ条
件下で評価した。図6は、ヒーター温度500℃でエタ
ンと空気の混合ガスを供給した際の放電特性に対する電
解質厚さの効果を示す。試験した厚さの範囲では、開回
路電圧が全て同じ値を示すとともに、厚さの減少ととも
に電圧降下が小さくなり、薄膜効果が理想的に起こって
いることがわかった。特に、厚さ0.15mmでの出力
密度は、401mWcm−2であり、実用レベルで求め
られる値を超している。図7、8、9、10は、厚さ
0.15mmの電解質を使用したセルにメタン、エタ
ン、プロパン、ブタンと空気の混合ガスをいろいろな温
度で供給した際の放電特性である。メタンの場合には4
00℃で開回路電圧がなくなったが、その他の炭化水素
の場合には300℃まで大きな電圧を発生した。これ
は、図3と4で示す加熱効果の結果とよく対応してお
り、放電特性と加熱効果が密接に関連していることを意
味する。メタン以外の炭化水素では、比較的よく似た放
電特性を示し、例えばヒーター温度350℃において1
00mWcm−2という常識的には考えられない性能を
発揮している。
【発明の効果】以上説明したように、本発明の燃料電池
は、立ち上げ温度が200から500℃であり、加熱ヒ
ーターを軽量・小型化できるためシステム全体がポータ
ブルになり、同時に短時間で立ち上げ温度まで到達しや
すくなるためこれまで集中型と分散型に限られていた用
途を車両搭載型やポータブル型にも広げることが期待で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】20モル%サマリウムをドープしたセリア電解
質(厚さ0.5mm)、サマリウム20モル%ドープし
たセリアを仕込み重量で10重量%と残部酸化ニッケル
からなる材料を混合調整したサーメット電極、もう片面
にストロンチウム50モル%をサマリウムと置換したサ
マリウムコバルタイト正極から成るセルでの水素・空気
燃料電池特性である。
【図2】図1と同じ電解質、正極、負極から成る電池セ
ルへエタンと空気の混合ガスを加熱温度500℃で供給
した際の各位置での温度変化である。
【図3】図2の電池セルへエタンと空気の混合ガスをい
ろいろな加熱温度で供給した際の負極の平衡温度であ
る。
【図4】図2の電池セルへエタンと空気の混合ガスをい
ろいろな加熱温度で供給した際の正極の平衡温度であ
る。
【図5】図2の電池セルへエタンと空気の混合ガスを加
熱温度500℃で供給した場合の放電特性である(ただ
し、電解質としてストロンチウム、マグネシウムドープ
ランタンガーレートや安定化ジルコニアを使用した結果
も含む)。
【図6】20モル%サマリウムをドープしたセリア電解
質(厚さ0.18−0.50mm)、サマリウム20モ
ル%ドープしたセリアを仕込み重量で10重量%と残部
酸化ニッケルからなる材料を混合調整したサーメット負
極、50モル%ストロンチウムドープサマリウムコバル
タイト正極から成る電池セルへエタンと空気の混合ガス
を加熱温度500℃で供給した際の各位置での温度変化
である。
【図7】20モル%サマリウムをドープしたセリア電解
質(厚さ0.18mm)、サマリウム20モル%ドープ
したセリアを仕込み重量で10重量%と残部酸化ニッケ
ルからなる材料を混合調整したサーメット負極、50モ
ル%ストロンチウムドープサマリウムコバルタイト正極
から成る電池セルへメタンと空気の混合ガスをいろいろ
な加熱温度で供給した際の各位置での温度変化である。
【図8】20モル%サマリウムをドープしたセリア電解
質(厚さ0.18mm)、サマリウム20モル%ドープ
したセリアを仕込み重量で10重量%と残部酸化ニッケ
ルからなる材料を混合調整したサーメット負極、50モ
ル%ストロンチウムドープサマリウムコバルタイト正極
から成る電池セルへエタンと空気の混合ガスをいろいろ
な加熱温度で供給した際の各位置での温度変化である。
【図9】20モル%サマリウムをドープしたセリア電解
質(厚さ0.18mm)、サマリウム20モル%ドープ
したセリアを仕込み重量で10重量%と残部酸化ニッケ
ルからなる材料を混合調整したサーメット負極、50モ
ル%ストロンチウムドープサマリウムコバルタイト正極
から成る電池セルへプロパンと空気の混合ガスをいろい
ろな加熱温度で供給した際の各位置での温度変化であ
る。
【図10】20モル%サマリウムをドープしたセリア電
解質(厚さ0.18mm)、サマリウム20モル%ドー
プしたセリアを仕込み重量で10重量%と残部酸化ニッ
ケルからなる材料を混合調整したサーメット負極、50
モル%ストロンチウムドープサマリウムコバルタイト正
極から成る電池セルへブタンと空気の混合ガスをいろい
ろな加熱温度で供給した際の各位置での温度変化であ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サマリウムもしくはガドリニウムの少な
    くとも1つを10モル%〜30モル%ドープしたセリア
    を仕込み重量で5重量%〜30重量%と残部酸化ニッケ
    ルからなる材料を混合調整したサーメット負極、酸化物
    イオン導電性固体電解質、及び、正極から構成されてい
    て作動温度以下の電池セルに、炭化水素と空気からなる
    混合ガスを酸化反応が起こる混合比で導入することによ
    り、作動温度にまで立ち上げることが可能な固体電解質
    型燃料電池。
  2. 【請求項2】 サマリウムもしくはガドリニウムの少な
    くとも1つを10モル%〜30モル%ドープしたセリア
    を仕込み重量で5重量%〜30重量%と残部酸化ニッケ
    ルからなる材料を混合調整したサーメット負極、安定化
    ジルコニア系あるいはランタンガーレート系あるいはセ
    リア系の酸化物イオン導電性固体電解質、及び、正極か
    ら構成されていて作動温度以下の電池セルに、炭化水素
    と空気からなる混合ガスを酸化反応が起こる混合比で導
    入することにより、作動温度にまで立ち上げることが可
    能な固体電解質型燃料電池。
  3. 【請求項3】 サマリウムもしくはガドリニウムの少な
    くとも1つを10モル%〜30モル%ドープしたセリア
    を仕込み重量で5重量%〜30重量%と残部酸化ニッケ
    ルからなる材料を混合調整したサーメット負極、安定化
    ジルコニア系あるいはランタンガーレート系あるいはセ
    リア系の酸化物イオン導電性固体電解質、及び、正極か
    ら構成されていて200〜500℃の電池セルに、炭化
    水素と空気からなる混合ガスを酸化反応が起こる混合比
    で導入することにより、作動温度にまで立ち上げること
    が可能な固体電解質型燃料電池。
  4. 【請求項4】 サマリウムもしくはガドリニウムの少な
    くとも1つを10モル%〜30モル%ドープしたセリア
    を仕込み重量で5重量%〜30重量%と残部酸化ニッケ
    ルからなる材料を混合調整したサーメット負極、安定化
    ジルコニア系あるいはランタンガーレート系あるいはセ
    リア系の酸化物イオン導電性固体電解質、及び、正極か
    ら構成されていて200〜500℃の電池セルに、炭化
    水素と空気からなる混合ガスを酸化反応が起こる混合比
    で導入することにより、600℃以上に上げることが可
    能な固体電解質型燃料電池。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008288173A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Nihon Ceratec Co Ltd 固体電解質膜およびその製造方法
JP2010177105A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 固体電解質型燃料電池の発電膜及びこれを備える固体電解質型燃料電池
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