JP2001256839A - 細径同軸ケーブル - Google Patents
細径同軸ケーブルInfo
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- JP2001256839A JP2001256839A JP2000073944A JP2000073944A JP2001256839A JP 2001256839 A JP2001256839 A JP 2001256839A JP 2000073944 A JP2000073944 A JP 2000073944A JP 2000073944 A JP2000073944 A JP 2000073944A JP 2001256839 A JP2001256839 A JP 2001256839A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】製造面での問題をクリアにした上で中心導体に
φ0.08mm以下の細径線を適用可能とした細径同軸ケ
ーブルの提供。 【解決手段】中心導体としてφ0.08mm以下の単線を
用い、この上に充実弗素樹脂を被覆してコアとなし、そ
の外周にφ0.04mm以下の導体をシールド線として横
巻きし、外側にジャケットを設けた。単線及び横巻きシ
ールド線には、次の中から選択された銅合金を用いるこ
とができる。Cu−0.1〜0.9wt%Sn、Cu−
0.1〜0.9wt%Sn−0.1〜0.9wt%In、C
u−0.1〜0.9wt%Cr、Cu−0.05〜0.2
wt%Zr、Cu−0.05〜0.2wt%Zr−0.1〜
0.9wt%Cr。また、単線及び横巻きシールド線に
は、引張り強度1200MPa 以上、導電率50%IAC
S以上の銅合金を用いることができる。この銅合金の導
体には、CuにAg、Nb、Cr、Feの中のいずれか
1元素を1%以上添加した線材を芯材とし、その外周に
Ag、Sn、Niのいずれかを被覆した複合線を用いる
ことができる。
φ0.08mm以下の細径線を適用可能とした細径同軸ケ
ーブルの提供。 【解決手段】中心導体としてφ0.08mm以下の単線を
用い、この上に充実弗素樹脂を被覆してコアとなし、そ
の外周にφ0.04mm以下の導体をシールド線として横
巻きし、外側にジャケットを設けた。単線及び横巻きシ
ールド線には、次の中から選択された銅合金を用いるこ
とができる。Cu−0.1〜0.9wt%Sn、Cu−
0.1〜0.9wt%Sn−0.1〜0.9wt%In、C
u−0.1〜0.9wt%Cr、Cu−0.05〜0.2
wt%Zr、Cu−0.05〜0.2wt%Zr−0.1〜
0.9wt%Cr。また、単線及び横巻きシールド線に
は、引張り強度1200MPa 以上、導電率50%IAC
S以上の銅合金を用いることができる。この銅合金の導
体には、CuにAg、Nb、Cr、Feの中のいずれか
1元素を1%以上添加した線材を芯材とし、その外周に
Ag、Sn、Niのいずれかを被覆した複合線を用いる
ことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コア;絶縁線にお
ける中心導体のサイズをφ0.08mm以下とした細径同
軸ケーブルの提供に関する。
ける中心導体のサイズをφ0.08mm以下とした細径同
軸ケーブルの提供に関する。
【0002】
【従来の技術】医療用機器等の精密機器の高精度化に伴
い、それらに適用されるケーブルの高密度化、つまり、
ケーブル外径は従来と同等で同軸ケーブルの芯数を増大
させたケーブルが求められている。
い、それらに適用されるケーブルの高密度化、つまり、
ケーブル外径は従来と同等で同軸ケーブルの芯数を増大
させたケーブルが求められている。
【0003】従来、同軸ケーブルの中心導体には強度、
導電性に優れる銅合金(Cu−Sn合金など)が適用さ
れている。また、屈曲特性を重視しているため撚線導体
を適用しており、主流はφ0.03mm以下の素線を3本
または7本撚り合わせた導体である。
導電性に優れる銅合金(Cu−Sn合金など)が適用さ
れている。また、屈曲特性を重視しているため撚線導体
を適用しており、主流はφ0.03mm以下の素線を3本
または7本撚り合わせた導体である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】同軸ケーブルの細径化
には、コア;絶縁線における中心導体の細径化が不可欠
である。中心導体を細径化するためには、撚線導体の素
線の細径化が不可欠である。
には、コア;絶縁線における中心導体の細径化が不可欠
である。中心導体を細径化するためには、撚線導体の素
線の細径化が不可欠である。
【0005】一方、撚線導体を細径化するとなると、極
細伸線工程や撚線工程で過負荷による破断が起りやすく
なることなどから、製造面での技術的な解決すべき課題
が多くなる。
細伸線工程や撚線工程で過負荷による破断が起りやすく
なることなどから、製造面での技術的な解決すべき課題
が多くなる。
【0006】そこで本発明の目的は、製造面での問題を
クリアにした上で中心導体にφ0.08mm以下の細径線
を適用可能とした細径同軸ケーブルを提供することにあ
る。
クリアにした上で中心導体にφ0.08mm以下の細径線
を適用可能とした細径同軸ケーブルを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する細
径同軸ケーブルは、中心導体としてφ0.08mm以下の
単線を用い、この上に充実弗素樹脂を被覆してコアとな
し、その外周にφ0.04mm以下の導体をシールド線と
して横巻きし、外側にジャケットを設けた構造とした。
このように、中心導体を単線としたことで、伸線工程が
低減でき、撚線工程が不要となることからケーブルのコ
スト低減が図れ、ケーブルの安定製造が可能となる。
径同軸ケーブルは、中心導体としてφ0.08mm以下の
単線を用い、この上に充実弗素樹脂を被覆してコアとな
し、その外周にφ0.04mm以下の導体をシールド線と
して横巻きし、外側にジャケットを設けた構造とした。
このように、中心導体を単線としたことで、伸線工程が
低減でき、撚線工程が不要となることからケーブルのコ
スト低減が図れ、ケーブルの安定製造が可能となる。
【0008】上記の単線において、線径をφ0.08mm
以下としているのは、φ0.08mmより大きくなると同
軸ケーブルとしたときのケーブルのしなやかさがなくな
り、屈曲させたときに断線しやすくなるためである。ま
た、被覆に充実弗素樹脂を用いたのは、導体上の絶縁は
勿論、ケーブルとして折り曲げるなどの大きな歪みが加
えられた場合に中心導体の細径単線が座屈するのを防ぐ
ためである。
以下としているのは、φ0.08mmより大きくなると同
軸ケーブルとしたときのケーブルのしなやかさがなくな
り、屈曲させたときに断線しやすくなるためである。ま
た、被覆に充実弗素樹脂を用いたのは、導体上の絶縁は
勿論、ケーブルとして折り曲げるなどの大きな歪みが加
えられた場合に中心導体の細径単線が座屈するのを防ぐ
ためである。
【0009】上記の中心導体の単線として、次の中から
選択された銅合金の導体を用いることができる。Cu−
0.1〜0.9wt%Sn、Cu−0.1〜0.9wt%S
n−0.1〜0.9wt%In、Cu−0.1〜0.9wt
%Cr、Cu−0.05〜0.2wt%Zr、Cu−0.
05〜0.2wt%Zr−0.1〜0.9wt%Cr。これ
らは、強度、導電性に優れる銅合金線である。
選択された銅合金の導体を用いることができる。Cu−
0.1〜0.9wt%Sn、Cu−0.1〜0.9wt%S
n−0.1〜0.9wt%In、Cu−0.1〜0.9wt
%Cr、Cu−0.05〜0.2wt%Zr、Cu−0.
05〜0.2wt%Zr−0.1〜0.9wt%Cr。これ
らは、強度、導電性に優れる銅合金線である。
【0010】上記の中心導体の単線及び横巻きシールド
線として、次の中から選択された銅合金の導体を用いる
ことができる。Cu−0.1〜0.9wt%Sn、Cu−
0.1〜0.9wt%Sn−0.1〜0.9wt%In、C
u−0.1〜0.9wt%Cr、Cu−0.05〜0.2
wt%Zr、Cu−0.05〜0.2wt%Zr−0.1〜
0.9wt%Cr。これらは、単線のみならず横巻きシー
ルド線においても、強度、導電性に優れた銅合金線を用
いるものである。
線として、次の中から選択された銅合金の導体を用いる
ことができる。Cu−0.1〜0.9wt%Sn、Cu−
0.1〜0.9wt%Sn−0.1〜0.9wt%In、C
u−0.1〜0.9wt%Cr、Cu−0.05〜0.2
wt%Zr、Cu−0.05〜0.2wt%Zr−0.1〜
0.9wt%Cr。これらは、単線のみならず横巻きシー
ルド線においても、強度、導電性に優れた銅合金線を用
いるものである。
【0011】上記の中心導体の単線として、引張り強度
1200MPa 以上、導電率50%IACS以上の銅合金
の導体を用い、上記の横巻きシールド線として、次の中
から選択された銅合金の導体を用いることができる。C
u−0.1〜0.9wt%Sn、Cu−0.1〜0.9wt
%Sn−0.1〜0.9wt%In、Cu−0.1〜0.
9wt%Cr、Cu−0.05〜0.2wt%Zr、Cu−
0.05〜0.2wt%Zr−0.1〜0.9wt%Cr。
上記の銅合金の導体は、前述した銅合金線よりも高強度
であり、ケーブルにおいての屈曲特性を向上させること
ができる。
1200MPa 以上、導電率50%IACS以上の銅合金
の導体を用い、上記の横巻きシールド線として、次の中
から選択された銅合金の導体を用いることができる。C
u−0.1〜0.9wt%Sn、Cu−0.1〜0.9wt
%Sn−0.1〜0.9wt%In、Cu−0.1〜0.
9wt%Cr、Cu−0.05〜0.2wt%Zr、Cu−
0.05〜0.2wt%Zr−0.1〜0.9wt%Cr。
上記の銅合金の導体は、前述した銅合金線よりも高強度
であり、ケーブルにおいての屈曲特性を向上させること
ができる。
【0012】上記の中心導体の単線及び横巻きシールド
線として、引張り強度1200MPa以上、導電率50%
IACS以上の銅合金の導体を用いることができる。こ
れらは、単線のみならず横巻きシールド線においても高
強度となし、ケーブルにおいての屈曲特性のさらなる向
上を図ることができる。
線として、引張り強度1200MPa以上、導電率50%
IACS以上の銅合金の導体を用いることができる。こ
れらは、単線のみならず横巻きシールド線においても高
強度となし、ケーブルにおいての屈曲特性のさらなる向
上を図ることができる。
【0013】上記の、引張り強度1200MPa 以上、導
電率50%IACS以上の銅合金の導体には、CuにA
g、Nb、Cr、Feの中のいずれか1元素を1%以上
添加した線材を芯材とし、その外周にAg、Sn、Ni
のいずれかを被覆した複合線を用いることができる。
電率50%IACS以上の銅合金の導体には、CuにA
g、Nb、Cr、Feの中のいずれか1元素を1%以上
添加した線材を芯材とし、その外周にAg、Sn、Ni
のいずれかを被覆した複合線を用いることができる。
【0014】このように改良された細径同軸ケーブル
は、複数本撚り合わせた構造の高密度実装ケーブルに適
用できる。
は、複数本撚り合わせた構造の高密度実装ケーブルに適
用できる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明に係る細
径同軸ケーブルの構造例を示したもので、いずれの例
も、中心導体1に線径φ0.064mmの銅合金単線を用
い、その外周に充実弗素樹脂(FEP,PFA,ETF
E)の被覆2をφ0.06mmの肉厚に設けてコアが形成
されている。このコアの外径は、φ0.184mmであ
る。
径同軸ケーブルの構造例を示したもので、いずれの例
も、中心導体1に線径φ0.064mmの銅合金単線を用
い、その外周に充実弗素樹脂(FEP,PFA,ETF
E)の被覆2をφ0.06mmの肉厚に設けてコアが形成
されている。このコアの外径は、φ0.184mmであ
る。
【0016】図1の場合、上記のコアの外周にノイズ除
去のための横巻きシールド線3として、線径φ0.04
mmの銅合金線を用いこれを17本横巻きし、外側のジャ
ケット4にはPFAを用いて0.04mmの肉厚に被覆し
た。このケーブルの外径は、φ0.344mmである。
去のための横巻きシールド線3として、線径φ0.04
mmの銅合金線を用いこれを17本横巻きし、外側のジャ
ケット4にはPFAを用いて0.04mmの肉厚に被覆し
た。このケーブルの外径は、φ0.344mmである。
【0017】図2の場合、上記のコアの外周にノイズ除
去のための横巻きシールド線3´として、線径φ0.0
25mmの銅合金線を用いこれを24本横巻きし、外側の
ジャケット4´にはPETを用い0.02mmの肉厚に被
覆した。このケーブルの外径は、φ0.274mmであ
る。
去のための横巻きシールド線3´として、線径φ0.0
25mmの銅合金線を用いこれを24本横巻きし、外側の
ジャケット4´にはPETを用い0.02mmの肉厚に被
覆した。このケーブルの外径は、φ0.274mmであ
る。
【0018】表1は、中心導体の銅合金単線及び横巻き
シールド線の銅合金線における材質サンプルについて示
したもので、図1のケーブルと図2のケーブルのそれぞ
れについて適用した。
シールド線の銅合金線における材質サンプルについて示
したもので、図1のケーブルと図2のケーブルのそれぞ
れについて適用した。
【0019】
【表1】
【0020】図3は細径同軸ケーブルの比較例を示した
もので、中心導体11に、φ0.025mmのCu−0.
3wt%Sn(銀めっき品)の素線を7本撚り合わせた撚
線を用い、その外周の被覆12として充実弗素樹脂(F
EP、PFA、ETFE)を用い0.06mmの肉厚にし
てコアを形成している。横巻きシールド線13には、線
径φ0.025mmの銅合金線;Cu−0.3wt%Sn
(銀めっき品)を用い27本を横巻きしている。外側の
ジャケット14には、PETを用い0.02mmの肉厚に
被覆した。このケーブルの外径は0.274mmである。
もので、中心導体11に、φ0.025mmのCu−0.
3wt%Sn(銀めっき品)の素線を7本撚り合わせた撚
線を用い、その外周の被覆12として充実弗素樹脂(F
EP、PFA、ETFE)を用い0.06mmの肉厚にし
てコアを形成している。横巻きシールド線13には、線
径φ0.025mmの銅合金線;Cu−0.3wt%Sn
(銀めっき品)を用い27本を横巻きしている。外側の
ジャケット14には、PETを用い0.02mmの肉厚に
被覆した。このケーブルの外径は0.274mmである。
【0021】表1のサンプルを採用した実施例;図1及
び図2の細径同軸ケーブルによれば、比較例;図3の同
軸ケーブルに比べて、同じ細径でありながら、製造コス
トを10%程度低減することができた。これは、中心導
体における伸線工程の省略による製造コストの大幅な低
減によるものである。また、ケーブルの細径化が容易と
なり、細径同軸ケーブルの安定製造が図れる。端末加工
及び端末接続も実施例;中心導体に単線採用の方がより
容易となる。そして、このように細径化された同軸ケー
ブルは、数百から数千芯の高密度実装ケーブルに適用で
き、この種のケーブルの製造が容易になるなどの効果を
奏する。
び図2の細径同軸ケーブルによれば、比較例;図3の同
軸ケーブルに比べて、同じ細径でありながら、製造コス
トを10%程度低減することができた。これは、中心導
体における伸線工程の省略による製造コストの大幅な低
減によるものである。また、ケーブルの細径化が容易と
なり、細径同軸ケーブルの安定製造が図れる。端末加工
及び端末接続も実施例;中心導体に単線採用の方がより
容易となる。そして、このように細径化された同軸ケー
ブルは、数百から数千芯の高密度実装ケーブルに適用で
き、この種のケーブルの製造が容易になるなどの効果を
奏する。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、製
造面での問題をクリアにした上で中心導体にφ0.08
mm以下の細径線を適用可能とした細径同軸ケーブルを提
供するという所期の課題;目的を達成することができ、
製造コストの低減に大いに貢献することができる。
造面での問題をクリアにした上で中心導体にφ0.08
mm以下の細径線を適用可能とした細径同軸ケーブルを提
供するという所期の課題;目的を達成することができ、
製造コストの低減に大いに貢献することができる。
【図1】本発明に係る細径同軸ケーブルの第一実施例を
示す横断面説明図。
示す横断面説明図。
【図2】本発明に係る細径同軸ケーブルの第二実施例を
示す横断面説明図。
示す横断面説明図。
【図3】細径同軸ケーブルの比較例を示す横断面説明
図。
図。
1 中心導体;銅合金単線 2 被覆;充実弗素樹脂 3,3´ 横巻きシールド線;銅合金線 4,4´ ジャケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22F 1/08 C22F 1/08 H01B 3/44 H01B 3/44 B 7/17 7/18 D (72)発明者 青山 正義 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社総合技術研究所内 (72)発明者 瀬谷 修 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)発明者 岡田 良平 茨城県日立市川尻町4丁目10番1号 日立 線材株式会社内 Fターム(参考) 5G305 AA02 AB17 BA12 CA03 CA38 5G313 AB01 AB02 AB05 AC03 AD07 AE08
Claims (7)
- 【請求項1】中心導体としてφ0.08mm以下の単線を
用い、この上に充実弗素樹脂を被覆してコアとなし、そ
の外周にφ0.04mm以下の導体をシールド線として横
巻きし、外側にジャケットを設けたことを特徴とする細
径同軸ケーブル。 - 【請求項2】上記の中心導体の単線として、次の中から
選択された銅合金の導体を用いた、請求項1記載の細径
同軸ケーブル。Cu−0.1〜0.9wt%Sn、Cu−
0.1〜0.9wt%Sn−0.1〜0.9wt%In、C
u−0.1〜0.9wt%Cr、Cu−0.05〜0.2
wt%Zr、Cu−0.05〜0.2wt%Zr−0.1〜
0.9wt%Cr。 - 【請求項3】上記の中心導体の単線及び横巻きシールド
線として、次の中から選択された銅合金の導体を用い
た、請求項1記載の細径同軸ケーブル。Cu−0.1〜
0.9wt%Sn、Cu−0.1〜0.9wt%Sn−0.
1〜0.9wt%In、Cu−0.1〜0.9wt%Cr、
Cu−0.05〜0.2wt%Zr、Cu−0.05〜
0.2wt%Zr−0.1〜0.9wt%Cr。 - 【請求項4】上記の中心導体の単線として、引張り強度
1200MPa 以上、導電率50%IACS以上の銅合金
の導体を用い、上記の横巻きシールド線として、次の中
から選択された銅合金の導体を用いた、請求項1記載の
細径同軸ケーブル。Cu−0.1〜0.9wt%Sn、C
u−0.1〜0.9wt%Sn−0.1〜0.9wt%I
n、Cu−0.1〜0.9wt%Cr、Cu−0.05〜
0.2wt%Zr、Cu−0.05〜0.2wt%Zr−
0.1〜0.9wt%Cr。 - 【請求項5】上記の中心導体の単線及び横巻きシールド
線として、引張り強度1200MPa以上、導電率50%
IACS以上の銅合金の導体を用いた、請求項1記載の
細径同軸ケーブル。 - 【請求項6】上記の、引張り強度1200MPa 以上、導
電率50%IACS以上の銅合金の導体には、CuにA
g、Nb、Cr、Feの中のいずれか1元素を1%以上
添加した線材を芯材とし、その外周にAg、Sn、Ni
のいずれかを被覆した複合線を用いた、請求項4または
請求項5記載の細径同軸ケーブル。 - 【請求項7】複数本撚り合わせた構造の高密度実装ケー
ブルに適用される、請求項1乃至請求項4いずれか1項
記載の細径同軸ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000073944A JP2001256839A (ja) | 2000-03-13 | 2000-03-13 | 細径同軸ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000073944A JP2001256839A (ja) | 2000-03-13 | 2000-03-13 | 細径同軸ケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001256839A true JP2001256839A (ja) | 2001-09-21 |
Family
ID=18592082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000073944A Pending JP2001256839A (ja) | 2000-03-13 | 2000-03-13 | 細径同軸ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001256839A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006112098A1 (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-26 | Junkosha Inc. | フラットケーブル |
JP2007059150A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | シールドケーブルとシールド用複合素線 |
US7297872B2 (en) | 2005-01-17 | 2007-11-20 | Junkosha Inc. | Flat cable |
KR100817983B1 (ko) | 2006-12-07 | 2008-03-31 | 엘에스전선 주식회사 | 동축케이블 |
KR101274133B1 (ko) | 2011-09-21 | 2013-06-12 | 주식회사 경신전선 | 차량의 후방 이동형 카메라용 통신케이블 |
-
2000
- 2000-03-13 JP JP2000073944A patent/JP2001256839A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7297872B2 (en) | 2005-01-17 | 2007-11-20 | Junkosha Inc. | Flat cable |
WO2006112098A1 (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-26 | Junkosha Inc. | フラットケーブル |
JP2007059150A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | シールドケーブルとシールド用複合素線 |
KR100817983B1 (ko) | 2006-12-07 | 2008-03-31 | 엘에스전선 주식회사 | 동축케이블 |
WO2008069462A1 (en) * | 2006-12-07 | 2008-06-12 | Ls Cable, Ltd. | Coaxial cable |
GB2456732A (en) * | 2006-12-07 | 2009-07-29 | Ls Cable Ltd | Coaxial cable |
GB2456732B (en) * | 2006-12-07 | 2011-02-16 | Ls Cable Ltd | Coaxial cable |
US8198535B2 (en) | 2006-12-07 | 2012-06-12 | Ls Cable & System Ltd. | Coaxial cable |
KR101274133B1 (ko) | 2011-09-21 | 2013-06-12 | 주식회사 경신전선 | 차량의 후방 이동형 카메라용 통신케이블 |
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