JP2001256438A - 手書き文字管理装置、手書き文字管理方法、手書き文字照会システムおよび手書き文字照会方法 - Google Patents

手書き文字管理装置、手書き文字管理方法、手書き文字照会システムおよび手書き文字照会方法

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JP2001256438A
JP2001256438A JP2000071165A JP2000071165A JP2001256438A JP 2001256438 A JP2001256438 A JP 2001256438A JP 2000071165 A JP2000071165 A JP 2000071165A JP 2000071165 A JP2000071165 A JP 2000071165A JP 2001256438 A JP2001256438 A JP 2001256438A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 書類の発生を抑制し、手書き文字の管理を簡
略化し、手書き文字の管理を確実に行うとともに、手書
き文字の照会を迅速、かつ、確実に行う。 【解決手段】 入力された手書き文字を文字認識し、手
書き文字を図形データファイルとして格納し、文字認識
結果に基づいて、当該手書き文字と他の手書き文字との
間で相似比率を算出する。さらに、照会対象の手書き文
字の文字認識結果および相似比率に基づいて、同一文字
データベースおよび相似図形データベースを参照するこ
とにより格納された図形データファイルを検索し、照会
対象の手書き文字と同一文字である確率が高い手書き文
字の候補である候補手書き文字をディスプレイ上に表示
する。そして、表示された候補手書き文字のなかからい
ずれかの手書き文字を選択して照会に対応する回答とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は手書き文字管理装
置、手書き文字の管理方法、手書き文字照会システムお
よび手書き文字照会方法に係り、特に戸籍の再製業務を
支援するために用いられる戸籍再製業務支援システム
や、古文書の再製業務を支援するために用いられる古文
書再製業務支援システムなどのように、手書き文字を誤
字なども含めてそのまま管理し、照会を行うための手書
き文字管理装置、手書き文字の管理方法、手書き文字照
会システムおよび手書き文字照会方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より自治体などにおいては、戸籍業
務を電算化する場合、紙ベースの除籍原簿の再製(汚れ
落とし、塗抹、切り詰め、補筆など)の作業が必要とさ
れていた。このような除籍原簿の再製は、一般に業者に
より行われているが、この再製作業において、除籍原簿
に記載されている文字などが理解できない場合が生じ
る。このような場合には、当該業者が自治体などの職員
に対し、問い合わせを行う疑義照会が行われていた。と
ころで、戸籍に使用される文字は、固有なものであり、
除籍原簿の再製を行う際には、除籍原簿の文字そのまま
に再製を行う必要があり、疑義照会においても、一般の
コンピュータにおいて扱っている文字フォントや文字コ
ードの存在しない文字(図)をそのまま管理する必要が
あった。
【0003】ここで、従来の紙ベースの疑義照会システ
ムの概要について図11及び図12を参照して説明す
る。以下の説明においては、自治体として「市」の場合
について説明する。まず、一括管理方式の疑義照会シス
テムについて図11を参照して説明する。従来の一括管
理方式の疑義照会システムにおいては、疑義発行者が疑
義の内容を記載した疑義票を作成し(ステップS7
1)、市役所側の疑義照会における責任者(以下、疑義
責任者という。)に対してファクシミリ装置などにより
送付する(ステップS72)。疑義責任者は、疑義票を
受け付けると(ステップS73)、自己の管理下にある
市役所側の複数の回答者(当該市役所内あるいは支所内
の戸籍担当者)に対して、疑義票を振り分け(ステップ
S74)、各回答者に対しファクシミリなどにより送付
する(ステップS75)。疑義票を受け取った回答者
は、当該疑義票に関する調査を行う(ステップS7
6)。ここで、調査とは、以前に行った疑義票の調査結
果を参照したり、当該疑義票に対応する除籍原簿の記
入、作成にあたった担当者が作成した他の除籍原簿を参
照することをいう。
【0004】この調査の結果に基づいて、回答者は、疑
義内容に対する回答書を作成し(ステップS77)、疑
義責任者にファクシミリなどにより送付する(ステップ
S78)。これと並行して回答者は、疑義票及び対応す
る回答書の管理、ファイリングを行う(ステップS7
9)。回答者より回答書を受け取った疑義責任者は、回
答書について以前の回答書との矛盾あるいは誤りの有無
などをチェックし、問題がないと判断した場合には、当
該回答に対し承認を行う(ステップS80)。そして、
承認を行った回答書について、当該回答書に対応する疑
義発行者に対し、回答書をファクシミリなどにより送付
する(ステップS81)。これと並行して疑義責任者
は、疑義票及び対応する承認済みの回答書の管理、ファ
イリングを行う(ステップS82)。一方、回答書を受
け取った疑義発行者は、得られた回答書を元に除籍原簿
の再製を行うとともに、受け取った回答書の管理、ファ
イリングを行うこととなっていた(ステップS83)。
この場合において、疑義発行者、疑義責任及び回答者に
おける回答書の管理、ファイリングは内容が一致してい
るように管理されている。上記一括管理方式の疑義照会
システムにおいては、疑義責任者が疑義照会業務全体を
把握することができ、市側の統一見解として回答を行う
ことができ、責任の所在がより明確になるというメリッ
トがあった。
【0005】次に、分散管理方式の疑義照会システムに
ついて図12を参照して説明する。従来の分散管理方式
の疑義照会システムにおいては、疑義発行者が疑義の内
容を記載した疑義票を作成し(ステップS91)、市役
所側の複数の回答者のうち、当該疑義票に対応する除籍
原簿の管理を行う回答者に対してファクシミリ装置など
により送付する(ステップS92)。疑義票を受け取っ
た各回答者は、当該疑義票に関する調査を行い(ステッ
プS93)、調査の結果に基づいて、疑義内容に対する
回答書を作成し(ステップS94)、疑義発行者にファ
クシミリなどにより送付する(ステップS95)。これ
と並行して回答者は、疑義票及び対応する回答書の管
理、ファイリングを行う(ステップS96)。一方、回
答書を受け取った疑義発行者は、得られた回答書を元に
除籍原簿の再製を行うとともに、受け取った回答書の管
理、ファイリングを行うこととなっていた(ステップS
97)。この場合においても、疑義発行者及び回答者に
おける回答書の管理、ファイリングは内容が一致してい
るように管理されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記各疑義照会システ
ムにおいては、ファクシミリなどを利用して紙を用いて
疑義照会を行っているため、大量の書類が発生してしま
うという問題点があった。また、疑義照会を書類で管理
しているため、どのような疑義照会に対し、どのような
回答をしたのかを容易に把握することができず、ひいて
は調査を行う際に履歴管理あるいは検索の手間がかかる
という問題点があった。さらに疑義発行者及び回答者
(さらに疑義責任者)の双方でファイリング状態に誤り
があると疑義照会の管理を有効に行うことができず、最
終的な照合書類としての機能を果たすことができないと
いう問題点があった。また、一括管理方式の疑義照会シ
ステムにおいては、疑義発行者、疑義責任者及び回答者
のそれぞれでドキュメント管理が必要となり、数万件の
紙管理が必要となってしまうという問題点があった。
【0007】また、一括管理方式の疑義照会システムに
おいては、ドキュメントの管理責任が疑義責任者に集中
するため、回答状況、進捗状況などの把握と管理に時間
が割かれることとなり、実際のシステム稼働に難がある
という問題点があった。また、分散管理方式の疑義照会
システムにおいては、上記一括管理方式の疑義照会シス
テムと比較して市役所側の管理負担は低減することが可
能であるが、回答者の水準を一定に保つのは困難であ
り、回答書の回答内容にばらつきが生じる可能性があ
る。さらに疑義発行者側では、疑義照会業務全体を把握
する必要があるという問題点があった。そこで、本発明
の目的は、書類の発生を抑制し、手書き文字の管理を簡
略化し、手書き文字の管理を確実に行うことができる手
書き文字管理装置および手書き文字の管理方法を提供す
るとともに、手書き文字の照会を迅速、かつ、確実に行
うことが可能な手書き文字照会システムおよび手書き文
字照会方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の構成は、入力された手書き文字を文
字認識する文字認識手段と、前記手書き文字を図形デー
タファイルとして格納する図形データ格納手段と、前記
文字認識手段における文字認識結果に基づいて、当該手
書き文字と他の手書き文字との間で相似比率を算出する
相似比率算出手段と、前記文字認識結果に基づいて同一
文字とみなせる一群の手書き文字の管理を行う同一文字
データベース手段と、前記相似比率に基づいて相似して
いるとみなせる一群の手書き文字の管理を行う相似図形
データベース手段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】請求項2記載の構成は、請求項1記載の構
成において、前記相似比率算出手段は、前記他の手書き
文字を前記図形データファイルとして格納されている手
書き文字とすることを特徴としている。
【0010】請求項3記載の構成は、請求項1記載の構
成において、前記同一文字データベース手段は、キーと
なる手書き文字に対して当該手書き文字と同一とみなせ
る一群の手書き文字についての管理コードデータおよび
当該管理コードデータに対応する前記図形データファイ
ルのファイル名を関連づけて管理することを特徴として
いる。
【0011】請求項4記載の構成は、請求項3記載の構
成において、前記同一文字データベース手段を構成する
同一文字レコードとして、少なくともキーとなる手書き
文字の管理コードデータ、当該キーとなる手書き文字と
同一とみなせる一群の手書き文字についての管理コード
データおよび当該管理コードデータに対応する前記図形
データファイルのファイル名データを含むことを特徴と
している。
【0012】請求項5記載の構成は、請求項1記載の構
成において、前記相似図形データベース手段は、キーと
なる手書き文字に対して、当該手書き文字に対応する前
記図形データファイル名、前記キーとなる手書き文字に
相似しているとみなせる一群の手書き文字についての管
理コードデータ、当該管理コードデータに対応する前記
図形データファイルのファイル名および前記相似比率を
関連づけて管理することを特徴としている。
【0013】請求項6記載の構成は、請求項5記載の構
成において、前記相似図形データベース手段を構成する
相似図形レコードとして、少なくとも、キーとなる手書
き文字に対応する管理コードデータ、当該手書き文字に
対応する前記図形データファイルのファイル名データ、
前記キーとなる手書き文字に相似しているとみなせる一
群の手書き文字についての管理コードデータ、当該管理
コードデータに対応する前記図形データファイルのファ
イル名データおよび前記相似比率に対応する相似比率デ
ータを含むことを特徴としている。
【0014】請求項7記載の構成は、請求項1記載の構
成において、前記相似図形データベース手段は、あらか
じめ定めた所定の相似比率以上の相似比率を有する複数
の手書き文字を前記相似しているとみなせる一群の手書
き文字として扱うことを特徴としている。
【0015】請求項8記載の構成は、請求項1記載の構
成において、前記相似図形データベース手段は、前記相
似しているとみなせる一群の手書き文字に新たな手書き
文字を追加するに際し、前記相似しているとみなせる一
群の手書き文字の個数があらかじめ定めた所定の個数を
超過する場合には、最も前記相似比率の低い手書き文字
に関する情報を削除することを特徴としている。
【0016】請求項9記載の構成は、請求項1記載の構
成において、前記相似比率として、類似度を用いること
を特徴としている。
【0017】請求項10記載の構成は、入力された手書
き文字を文字認識する文字認識過程と、前記手書き文字
を図形データファイルとして格納する図形データ格納過
程と、前記文字認識手段における文字認識結果に基づい
て、当該手書き文字と他の手書き文字との間で相似比率
を算出する相似比率算出過程と、前記文字認識結果に基
づいて同一文字とみなせる一群の手書き文字の管理を行
う同一文字管理過程と、前記相似比率に基づいて相似し
ているとみなせる一群の手書き文字の管理を行う相似図
形管理過程と、を備えたことを特徴としている。
【0018】請求項11記載の構成は、請求項1ないし
請求項9のいずれかに記載の手書き文字管理装置を備
え、入力された手書き文字の照会を行う手書き文字照会
システムにおいて、照会対象の手書き文字を前記文字認
識手段により文字認識することにより得られた文字認識
結果に基づいて、前記同一文字データベース手段および
前記相似図形データベース手段を参照することにより前
記図形データ格納手段に格納された図形データファイル
を検索する検索手段と、前記検索の結果に対応する前記
図形データファイルに基づいて、前記照会対象の手書き
文字と同一文字である確率が高い手書き文字の候補であ
る候補手書き文字を表示する候補表示手段と、を備えた
ことを特徴としている。
【0019】請求項12記載の構成は、請求項11記載
の構成において、前記候補表示手段により表示された前
記候補手書き文字のうち、最も前記照会対象の手書き文
字と同一文字である確率が高い手書き文字を照会回答者
であるユーザに選択手書き文字として選択させる選択手
段を備えたことを特徴としている。
【0020】請求項13記載の構成は、請求項12記載
の構成において、前記選択手書き文字を含む回答書の作
成を支援する回答書作成支援手段と、前記回答書の承認
業務を支援する回答承認業務支援手段と、作成された前
記回答書を前記回答承認業務支援手段に対して転送する
回答書転送手段と、前記回答承認業務支援手段により承
認された前記回答書を照会先に対し送信する回答書送信
手段と、を備えたことを特徴としている。
【0021】請求項14記載の構成は、請求項1ないし
請求項9のいずれかに記載の手書き文字管理装置と、手
書き文字を入力し、照会書を作成する照会者用端末装置
と、前記照会書の回答作成者用端末装置への振り分け業
務を支援するとともに、前記照会書に対応する回答書に
対する承認業務を支援する回答責任者用端末装置と、振
り分けられた前記照会書に対応する回答書を前記同一文
字データベース手段および相似図形データベース手段を
参照することにより前記回答書を作成する回答書作成業
務を支援する複数の回答作成者用端末装置と、を備え、
前記照会者用端末装置、前記回答責任者用端末装置およ
び前記回答作成者用端末装置はネットワークを介して接
続される、ことを特徴としている。
【0022】請求項15記載の構成は、請求項14記載
の構成において、前記照会者用端末装置は、手書き文字
を入力する手書き文字入力手段と、前記入力された手書
き文字に対応する照会書の作成を支援する照会書作成支
援手段と、前記照会書作成支援手段により作成された前
記照会書を前記回答責任者用端末装置に送信する照会書
送信手段と、を備えたことを特徴としている。
【0023】請求項16記載の構成は、請求項14記載
の構成において、前記回答責任者用端末装置は、前記照
会者用端末から送信された前記照会書を前記複数の回答
作成者用端末装置に振り分ける振り分け業務を支援する
振り分け業務支援手段と、振り分けられた前記照会書を
対応する前記回答作成者用端末装置に送信する照会書振
り分け送信手段と、前記回答作成者用端末装置から送信
される回答書の承認業務を支援する回答承認業務支援手
段と、前記回答承認業務支援手段により承認された前記
回答書を前記照会者用端末装置に送信する回答書送信手
段と、を備えたことを特徴としている。
【0024】請求項17記載の構成は、請求項14記載
の構成において、前記回答作成者用端末装置は、照会対
象の手書き文字を前記文字認識手段により文字認識する
ことにより得られた文字認識結果に基づいて、前記同一
文字データベース手段および前記相似図形データベース
手段を参照することにより前記図形データ格納手段に格
納された図形データファイルを検索する検索手段と、前
記検索の結果に対応する前記図形データファイルに基づ
いて、前記照会対象の手書き文字と同一文字である確率
が高い手書き文字の候補である候補手書き文字を表示す
る候補表示手段と、前記候補表示手段により表示された
前記候補手書き文字のうち、最も前記照会対象の手書き
文字と同一文字である確率が高い手書き文字を照会回答
者であるユーザに選択手書き文字として選択させる選択
手段と、前記選択手書き文字を含む回答書の作成を支援
する回答書作成支援手段と、前記回答書の承認業務を支
援する回答承認業務支援手段と、作成された前記回答書
を前記回答承認業務支援手段に対して転送する回答書転
送手段と、を備えたことを特徴としている。
【0025】請求項18記載の構成は、同一文字とみな
せる一群の手書き文字の管理を行う同一文字データベー
スと、二つの手書き文字間の相似比率に基づいて相似し
ているとみなせる一群の手書き文字の管理を行う相似図
形データベースを利用する手書き文字照会方法であっ
て、入力された手書き文字を文字認識する文字認識過程
と、前記手書き文字を図形データファイルとして格納す
る図形データ格納過程と、前記文字認識過程における文
字認識結果に基づいて、当該手書き文字と他の手書き文
字との間で前記相似比率を算出する相似比率算出過程
と、照会対象の手書き文字を前記文字認識過程において
文字認識することにより得られた文字認識結果及び前記
相似比率に基づいて、前記同一文字データベースおよび
前記相似図形データベースを参照することにより前記図
形データ格納過程において格納された図形データファイ
ルを検索する検索過程と、前記検索の結果に対応する前
記図形データファイルに基づいて、前記照会対象の手書
き文字と同一文字である確率が高い手書き文字の候補で
ある候補手書き文字を表示する候補表示過程と、を備え
たことを特徴としている。
【0026】請求項19記載の構成は、請求項18記載
の手書き文字照会方法において、前記候補表示過程にお
いて表示された前記候補手書き文字のうち、最も前記照
会対象の手書き文字と同一文字である確率が高い手書き
文字を照会回答者であるユーザに選択手書き文字として
選択させる選択過程を備えたことを特徴としている。
【0027】請求項20記載の構成は、請求項19記載
の手書き文字照会方法において、前記選択手書き文字を
含む回答書の作成を支援する回答書作成支援過程と、前
記回答書の承認業務を支援する回答承認業務支援過程
と、作成された前記回答書を前記回答承認業務支援過程
に対して転送する回答書転送過程と、前記回答承認業務
支援過程において承認された前記回答書を照会先に対し
送信する回答書送信過程と、を備えたことを特徴として
いる。
【0028】請求項21記載の構成は、請求項1ないし
請求項9のいずれかに記載の手書き文字管理装置と、手
書き文字を入力し、照会書を作成する照会者用端末装置
と、前記照会書の回答作成者用端末装置への振り分け業
務をおこなうとともに、前記照会書に対応する回答書に
対する承認業務を行う回答責任者用端末装置と、振り分
けられた前記照会書に対応する回答書を前記同一文字デ
ータベース手段および相似図形データベース手段を参照
することにより前記回答書を作成する回答書作成業務を
行う複数の回答作成者用端末装置と、を備え、前記照会
者用端末装置、前記回答責任者用端末装置および前記回
答作成者用端末装置はネットワークを介して接続された
手書き文字照会システムにおける手書き文字照会方法に
おいて、手書き文字を入力する手書き文字入力過程と、
前記入力された手書き文字に対応する照会書の作成を支
援する照会書作成支援過程と、前記照会書作成過程にお
いて作成された前記照会書を前記回答責任者用端末装置
に送信する照会書送信過程と、前記照会者用端末装置か
ら送信された前記照会書を前記複数の回答作成者用端末
装置に振り分ける振り分け業務を支援する振り分け業務
支援過程と、振り分けられた前記照会書を対応する前記
回答作成者用端末装置に送信する照会書振り分け送信過
程と、前記回答作成者用端末装置から送信される回答書
の承認業務を支援する回答承認業務支援過程と、前記回
答承認業務支援過程において承認された前記回答書を前
記照会者用端末装置に送信する回答書送信過程と、を備
えたことを特徴としている。
【0029】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施形態につ
いて説明する。以下の説明においては、手書き文字管理
システムとして疑義照会システムを構成する場合につい
て説明する。 [1] 前提 まず、本発明の具体的な実施形態の説明に先立ち、本発
明の必要性を理解するための前提について説明する。歴
史的文書や、官公庁の保存文書等のような長期間の保存
の必要(長期間の保存の義務)がある文書においては、
保存に耐えられるように書かれている内容を修復する作
業が生じる。また、そのような文書は閲覧する場合にお
いても読みにくい文字を確認する作業が必要となる場合
がある。そこで、本発明の手書き文字管理システムは、
このような長期間の保存に伴う修復あるいは内容確認が
必要となる手書き文字の管理を行うために用いられるも
のである。
【0030】より具体的には、戸籍の再製処理において
は、除籍原簿に記載されている内容をそのまま再製する
必要があり、疑義照会があった場合には、回答として、
除籍原簿に記載されているものをそのまま答える必要が
ある。すなわち、疑義照会システムにおける文字の扱い
は以下のような条件を満たす必要がある。 現在使用されていない文字についても再現する必要
がある。 従来の戸籍/除籍原簿は手書き文字で書かれている
ものが多くあり、記載者の癖字がある場合でもそのまま
再現する必要がある。 全ての文字において、はね、とめ、はらいをはじめ
漢字のつくりなどの大きさなどの微妙な違いも忠実に再
現する必要がある。 誤字は誤字のまま再現する必要がある。 また、照会業務における正確性を確保するためには、文
書分析の正確性および疑義照会者に対する回答責任の所
在を明確にする必要が生じる。
【0031】[2] 実施形態の構成 次に上記前提を満たす疑義照会システムの一例について
その構成を説明する。 [2.1] 疑義照会システムの概要構成 図1の疑義照会システムの概要構成ブロック図を示す。
疑義照会システム10は、大別すると、業者側システム
20と、業者側システムと単独回線25を介して接続さ
れた市役所側システム30と、を備えて構成されてい
る。業者側システム20は、業者の入力環境を提供する
ための環境として、業者用端末装置21と、手書き文字
を入力するためのタブレット22と、が設けられてい
る。この場合において、業者用端末21には、図示して
いないが、各種情報を表示するためのディスプレイ、ハ
ードディスクなどの外部記憶装置、キーボード、マウス
等の入力装置、必要に応じてプリンタ等の他の周辺機器
が含まれる。また、業者側システム20は、市役所側シ
ステム30と接続するための接続環境を構成するために
単独回線25に接続されたモデム23を備えて構成され
ている。
【0032】この場合において、業者用端末21及びモ
デム23は、業者側でLAN(Local Area Network)の
一部を構成していてもよい。市役所側システム30は、
庁内LAN31のサーバ環境を提供するとともに、疑義
照会システム全体の制御を行う疑義照会サーバ32と、
庁内LAN31のクライアント環境を提供するととも
に、疑義責任者用の各種操作を行うための責任者用端末
装置33と、を備えて構成されている。この場合におい
て、疑義照会サーバ32および責任者用端末装置33に
は、図示していないが、各種情報を表示するためのディ
スプレイ、ハードディスクなどの外部記憶装置、キーボ
ード、マウス等の入力装置、必要に応じてプリンタ等の
他の周辺機器が含まれる。また、市役所側システム30
は、庁内LAN31のクライアント環境を提供するとと
もに、疑義照会における回答を行う回答担当者用の各種
操作を行うためのn台の担当者用端末装置34-1〜34
-nと、各担当者用端末装置34-1〜34-nに接続され手
書き文字を入力するためのタブレット35-1〜35-n
と、が設けられている。さらに市役所側システム30
は、業者側システム20と接続するための接続環境を構
成するために単独回線25および疑義照会サーバ32に
接続され、モデム機能36Aを有するダイヤルアップル
ータ36を備えて構成されている。
【0033】[2.2] 疑義照会システムの機能構成 次に疑義照会システム10の機能構成について図2を参
照して説明する。業者用端末装置21の機能としては、
除籍原簿に疑義が発生した場合に疑義発行者が疑義問い
合わせのための疑義票を作成する疑義票作成機能F1
1、作成した疑義票をネットワーク(単独回線25)を
介して市役所側システム30に送信する疑義票送信機能
F12および市役所側システム30からの回答書を確認
する回答確認機能F13がある。また、疑義照会サーバ
32の機能としては、業者用端末21から受信した疑義
票の蓄積および更新機能F21、手書き文字をデータベ
ースとして蓄積する機能F22及び文字認識機能F23
等がある。さらに責任者用端末装置33の機能として
は、業者用端末21か受信した疑義票の受け取り確認機
能F31、受け取り確認がすんだ疑義票を各回答担当者
に振り分けるための疑義票振り分け機能F32および回
答書に対して承認を与える回答承認機能F33がある。
担当者用34-1〜34-nの機能としては、疑義票に対応
する回答を作成する回答作成機能F41および作成した
回答書をネットワーク(単独回線25)を介して業者側
システム20に送信する回答送信機能F42がある。
【0034】[2.3] 疑義照会サーバにおけるデー
タベース構成 次に疑義照会サーバにおけるデータベースの構成につい
て説明する。疑義照会サーバ32におけるデータベース
は、図3に示すように、疑義票を蓄積する疑義票データ
ベース(DB)32Aと、同一文字と認識される複数の
文字を格納する同一文字データベース(DB)32B
と、ある文字に対して相似の関係にある複数の文字を格
納する相似図形データベース(DB)32Cと、手書き
文字に対応する図形データを格納する手書き文字ファイ
ルフォルダ32Dと、を備えて構成されている。 [2.3.1] 手書き文字管理の概要 まず、手書き文字の管理の概要について説明する。手書
き文字相互の関連性については、上述した同一文字デー
タベース32Bおよび相似図形データベース32Cによ
り管理されている。より具体的には、同一文字データベ
ース32Bにおいては、図4に示すように、ある文字
(図4では、「あ」)をキーとして当該キーとなる文字
と同一とみなせる文字についてのデータ(管理コードデ
ータおよび図形ファイル名)が同一文字レコードRSと
して管理されている。また、相似図形データベース32
Cにおいては、ある文字(図4では、「お」、「め」、
「わ」、「安」)をキーとして当該キーとなる文字に似
た文字についてのデータ(管理コードデータおよび図形
ファイル名)がキーとなる文字との相似比率とともにそ
れぞれが相似図形レコードRLとして管理されている。
【0035】そして、同一文字データベース32Bは、
キーとなる文字と同一とみなせる文字についてのデータ
に基づいて相似図形データベース32Cとリンクしてい
る。また、相似図形データベース32C内においても、
特定の管理コードデータに対応する文字との相関がある
ように構成されている。より具体的には、例えば、図5
に示すように、手書き文字の認識結果が「あ」の文字で
ある場合に、同一文字データベース32B上に管理コー
ド「あ−5」の文字として登録されるとともに、相似図
形データベース32C上の管理コード「お−2」に対応
する相似図形レコードとして登録され、さらに管理コー
ド「お−2」は管理コード「わ−1」に対応する相似図
形レコードRLとして登録される。このように、同一文
字データベース32Bおよび相似図形データベース32
Cは、相似比率に基づいて網目状にリンクが形成される
ようになっている。図6(A)に同一文字データベース
32B上における同一文字レコードのレコードフォーマ
ットの一例を示す。
【0036】同一文字レコードRSは、キーとなる文字
RS1と、当該キーとなる文字と同一とみなせる文字に
ついての管理コードRSC1〜RSCnおよび管理コー
ドRSC1〜RSCnに対応づけられた図形ファイル名
RSG1〜RSGnにより構成されている。より具体的
には、キーとなる文字RS1としては、文字認識で認識
された文字「あ」であり、管理コードRSC1〜RSC
nとしては、例えば、「あ−1」、「あ−2」、「あ−
3」、「あ−4」、……、「あ−n」であり、図形ファ
イル名RSG1〜RSGnとしては、例えば、「あ−
1.GIF」、「あ−2.JPG」、「あ−3.JP
G」、「あ−4.BMP」、……、「あ−n.GIF」
である。図6(B)に相似図形データベース32C上に
おける相似図形レコードのレコードフォーマットの一例
を示す。相似図形レコードRLは、管理コードRLC
と、当該管理コードRL1に対応する文字が属する文字
のキーRLKと、管理コードRL1に対応する図形ファ
イル名RLGと、当該管理コードRL1に対応する文字
が属する文字のキーRLKで表される同一文字レコード
RSに属さない類似文字の管理コードRLC1〜RLC
nと、類似文字の管理コードRLC1〜RLCnに対応
する図形ファイル名RLG1〜RLGnと、管理コード
RLCに対応する文字と類似文字との相似比率RLR1
〜RLRnと、により構成されている。
【0037】より具体的には、管理コードRLCとして
は、「あ−1」であり、当該管理コードRLCに対応す
る文字が属する文字のキーRLKとしては「あ」であ
り、図形ファイル名RLGは「あ−1.GIF」であ
る。さらに、類似文字の管理コードRLC1〜RLCn
と、類似文字の図形ファイル名RLG1〜RLGnと、
相似比率RLR1〜RLRnと、は一組として管理され
ており、類似文字の管理コードRLC1=「お−3」に
対応する図形ファイル名RLG1=「お−3.GIF」
であり、相似比率RLR1=70[%]である。同様
に、類似文字の管理コードRLC2=「め−2」に対応
する図形ファイル名RLG2=「め−2.JPG」であ
り、相似比率RLR2=64[%]であり、類似文字の
管理コードRLCn=「ち−4」に対応する図形ファイ
ル名RLGn=「ち−4.BMP」であり、相似比率R
LRn1=52[%]である。上述したように手書き文
字を図形として管理を行っているため、特定の記述者の
特徴、癖を有する文字が関連するグループ内に集まるこ
とが期待でき、手書き文字についての正確な回答を得る
ことができる。例えば、図7に示すように、記述者がA
氏である文字「藤」と記述者がB氏である文字「籐」で
は相似比率は低くなるが、記述者がA氏である文字
「藤」と文字「籐」では相似比率は高くなるため、相似
図形として扱われることとなる。また、一旦相似比率の
高い図形をヒットした場合には、当該ヒットした図形を
中心として検索対象を広げてゆく構成が可能であるの
で、初めて認識された文字の図形に対して全件比較を行
う必要がなくなり、似ていそうもない図形まで比較対照
とはならず、相似図形の抽出時間を比較的短くすること
が可能となる。
【0038】[2.4] 手書き文字データの追加処理 次に、手書き文字データの追加処理について図8および
図9のデータフローチャートを参照して説明する。 [2.4.1] 同一文字レコードが存在する場合 まず同一文字レコードが存在する場合の手書き文字の追
加処理について図8を参照して説明する。手書き文字が
入力されると(ステップS1)、入力された手書き文字
に対して文字認識を行い、文字を特定する(ステップS
2)。図8の場合、特定された文字は「あ」とする。特
定した文字について同一文字データベース32Bを参照
して同一文字レコードRSの有無をチェックする(ステ
ップS3)。上述の例の場合、「あ」の文字に対応する
レコードが存在するか否かをチェックすることとなる。
【0039】ステップS3の判別においては同一文字レ
コードが存在するので、当該文字に対応する図形に対
し、新たな管理コードRSCnを付与し、当該手書き文
字に対応する図形ファイル名RSGnとともに、同一文
字データベース32Bに追加する(ステップS4)。さ
らに当該手書き文字に対応する図形ファイル名を付した
図形ファイルを蓄積図ファイルフォルダ32Dに格納す
る。より具体的には、上述の例の場合、「あ」の文字に
対応する同一文字レコードRSが存在しているので、あ
らたに入力された手書き文字に対して新たな管理コード
RSCnを付与し、当該手書き文字が格納された図形フ
ァイル名RSGnを同一文字データベース32Bに追加
して書き込むこととなる(ステップS5)。この場合に
おいて、管理コードRSCnとしては、例えば、図8に
おいては、文字「あ」をキーとする第n番目のレコード
であるとして「あ−n」で示しているが、「文字に対応
する区点コード+当該文字におけるレコード通番」とす
るなど様々な設定が可能である。
【0040】また、手書き文字に対応する図形ファイル
の形式としては、一般的に用いられているGIF(Grap
hics Interchange Format)形式、JPEG(Joint Pho
tographic Experts Group)形式、BMP形式など様々
な形式が用いられる。次に、新たな管理コードをキーと
して相似図形データベース32Cに新たな相似図形レコ
ードを作成する(ステップS6)。より具体的には、管
理コード「あ−n」をキーとする新たな相似図形レコー
ドを作成する。続いて入力された手書き文字が属する文
字の第1番目のレコードの管理コードをキーとして相似
図形データベース32Cを参照し(ステップS7)、相
似図形レコードを取得する(ステップS8)。より具体
的には、上述の例の場合、「あ」の第1番目のレコード
の管理コード「あ−1」をキーとして相似図形データベ
ース32Cを参照することとなる。続いて取得した相似
図形レコードRL内の第1番目のレコードの管理コード
および対応する図形ファイルを特定し(ステップS
9)、取得する(ステップS10)。
【0041】具体的には、文字「あ」の相似図形の第1
番目のレコードである管理コード「お−3」および対応
する図形ファイル「お−3.GIF」を特定する。そし
て、蓄積図ファイルフォルダ32Dから「お−3.GI
F」のファイルを読み出し(ステップS11)、入力さ
れた手書き文字の図形と「お−3.GIF」のファイル
に対応する図形を比較する(ステップS12)。そし
て、入力された手書き文字の図形と「お−3.GIF」
のファイルに対応する図形の相似比率(例えば、類似
度)を算出する(ステップS13)。そして、得られた
相似比率が所定の比率(例えば、相似比率50[%])
以上であったならば、管理コード「あ−n」をキーとす
る相似図形レコードに得られた相似率に対応する領域
(初期状態では、第1番目の領域)に管理コード「お−
3」、管理コード「お−3」に対応する図形ファイル名
「お−3.GIF」及び相似率を新たなレコードとし
(ステップS14)、相似図形データベース32Cに追
加する(ステップS15)。また、得られた相似比率に
基づいて相似図形データベース32Cの当該相似図形レ
コード(上述の例の場合、管理コード「おー3」のレコ
ード)が対応する領域に新たな管理コードに対応するレ
コードを追加する(ステップS16)。この場合におい
て、相似図形レコードの追加により追加先の管理コード
に対応する相似図形レコード数があらかじめ定めた設定
数を超過する場合には、もっとも相似比率の低い相似図
形レコードを削除した後に相似図形レコードRLを追加
することとなる。
【0042】より具体的には、管理コード「あ−n」に
対応する手書き文字と「お−3.GIF」のファイルに
対応する図形との相似率が70[%]である場合、文字
「あ」に対応する相似図形レコードを構成する図形レコ
ードはその相似率の高さの順番で格納されているので、
相似率70[%]に対応する位置に管理コード「あ−
n」、管理コード「あ−n」に対応する手書き文字の図
形ファイル名及び相似率を新たなレコードとして相似図
形データベース32Cに追加することとなる。以下、取
得した相似図形レコード内の第2番目以降のレコードに
ついても同様の処理を行い、取得した相似図形レコード
内の全てのレコードに対する処理が終了するまで、処理
を継続する。
【0043】[2.4.2] 同一文字レコードが存在
しない場合 次に同一文字レコードが存在しない場合の手書き文字の
追加処理について図9を参照して説明する。手書き文字
が入力されると(ステップS21)、入力された手書き
文字に対して文字認識を行い、文字を特定する(ステッ
プS22)。図9の場合、特定された文字は「あ」と
し、同一文字レコードに「あ」に相当するものは存在し
ないものとする。特定した文字について同一文字データ
ベース32Bを参照して同一文字レコードRSの有無を
チェックする(ステップS23)。上述の例の場合、
「あ」の文字に対応する同一文字レコードRSが存在す
るか否かをチェックすることとなる。ステップS23の
判別においては、同一文字レコードRSが存在しないの
で、当該文字に対応する図形に対し、新たな管理コード
を付与し(ステップS24)、当該手書き文字に対応す
る図形ファイル名とともに、同一文字データベース32
Bに追加する(ステップS25)。さらに当該手書き文
字に対応する図形ファイル名を付した図形ファイルを蓄
積図ファイルフォルダに格納する(ステップS26)。
【0044】より具体的には、上述の例の場合、「あ」
の文字に対応するレコードが存在しないので、あらたに
入力された手書き文字に対して新たな管理コードを付与
し、当該手書き文字が格納された図形ファイルとして同
一文字データベース32Bに追加して書き込むこととな
る。この場合において、管理コードとしては、例えば、
文字「あ」をキーとする第1番目のレコードであるとし
て「あ−1」で示しているが、通常のコンピュータ処理
では存在しない文字コードに対応すると考えられるの
で、「任意のコード+当該文字におけるレコード通番」
とするなど様々な設定が可能である。次に、新たな管理
コードをキーとして相似図形データベース32Cに新た
な相似図形レコードを作成する(ステップS27)。よ
り具体的には、管理コード「あ−1」をキーとする新た
な相似図形レコードを作成する。続いて入力された手書
き文字に対応する図形と蓄積図ファイルフォルダに蓄積
されている図形とを比較して、相似比率(例えば、類似
度)を算出する(ステップS28)。
【0045】そして、得られた相似比率が所定の比率
(例えば、相似比率50[%])以上の図形が管理コー
ド「お−1」をキーとするものであったならば、当該管
理コード「お−1」をキーとして同一文字データベース
32Bを参照し(ステップS29)、管理コード「お」
の同一文字レコードRSを取得する(ステップS3
0)。続いて管理コード「お」の同一文字レコードRS
の第1番目のレコードの管理コード「お−1」をキーと
して相似図形データベース32Cを参照し(ステップS
31)、相似図形レコードRLを取得する(ステップS
32)。さらに当該管理コード「お−1」をキーとして
相似図形データベースを参照し(ステップS33)、管
理コード「お−1」の第1番目のレコードの管理コード
をキーとして相似図形データベース32Cを参照し、相
似図形レコードRLを取得する(ステップS34)。
【0046】より具体的には、上述の例の場合、「お」
の第1番目のレコードの管理コード「わ−1」をキーと
して相似図形データベース32Cを参照することとな
る。そして得られた相似図形レコードRLの内の第1番
目のレコードの管理コードおよび対応する図形ファイル
を特定し(ステップS35)、取得する(ステップS3
6)。具体的には、管理コード「わ−1」の相似図形の
第1番目のレコードである管理コード「お−1」および
対応する図形ファイル「お−1.GIF」を特定する。
そして、蓄積図ファイルフォルダから「お−1.GI
F」のファイルを読み出し、管理コード「あ−1」に対
応する手書き文字の図形と「お−1.GIF」のファイ
ルに対応する図形を比較する(ステップS37)。そし
て、得られた相似比率が所定の比率(例えば、相似比率
50[%])以上であったならば、管理コード「わ−
1」をキーとする相似図形レコードに得られた相似率に
対応する領域(初期状態では、第1番目の領域)に管理
コード「あ−1」、管理コード「あ−1」に対応する図
形ファイル名「あ−1.GIF」及び相似率(図では7
0[%])を新たなレコードとして挿入し(ステップS
38)、相似図形データベース32Cに追加する(ステ
ップS39)。
【0047】さらに管理コード「あ−1」をキーとする
相似図形レコードに得られた相似率に対応する領域(初
期状態では、第1番目の領域)に管理コード「わ−
1」、管理コード「わ−1」に対応する図形ファイル名
「わ−1.GIF」及び相似率(図では70[%])を
新たなレコードとして挿入し(ステップS40)、相似
図形データベース32Cに追加する(ステップS4
1)。以下、取得可能なレコードが相似図形レコード内
になくなるまで同様の処理を行う。
【0048】[3] 疑義照会の概要処理 次に上述した疑義照会システムを用いた疑義照会の概要
処理について図3および図10を参照して除籍原簿の再
製処理を例として説明する。除籍原簿の再製業者は、除
籍原簿の再製業務において、疑義照会を行いたい手書き
文字が発生すると、当該文字を図示しないスキャナで読
み込んだり、タブレット22を介して入力することによ
り、業者用端末装置21の疑義票作成支援システムを利
用して疑義票データを作成する(ステップS51)。そ
して、モデム23および単独回線25を介して市役所側
システム30の疑義照会サーバ32および責任者用端末
装置33に対して送信する。これにより疑義照会サーバ
32は、疑義票データベースに疑義票データを格納す
る。一方、責任者用端末装置33に疑義票データが送信
されると、当該責任者用端末装置33のオペレータであ
る疑義責任者のディスプレイ上にその旨を表示すること
となる。
【0049】これにより、疑義責任者は、責任者用端末
装置33の支援の下、当該表示にかかる疑義票データを
いずれかの回答担当者に振り分け(ステップS52)、
対応する担当者用端末装置34-1〜34-nのいずれかに
回答作成指示とともに送信する(ステップS53)。こ
れと並行して疑義照会サーバ32において疑義票データ
に含まれる手書き文字に対応する図形データの文字認識
を行い、同一文字データベース32Bおよび相似図形デ
ータベース32Cを参照し、上述した疑義票データに含
まれる手書き文字の候補となる手書き文字に対応する図
形ファイルを選択し、図形ファイルを担当者用端末装置
34-1〜34-nのうち疑義票データが振り分けられた担
当者用端末装置に送信する。これにより、図形ファイル
を送信された担当者用端末装置34-1〜34-nは、ディ
スプレイ上に送信された図形ファイルに対応する図形を
文字候補図形として表示する(図3および図10右上部
分参照)。これにより回答担当者は、疑義票データに対
応する手書き文字と文字候補図形を比較し、文字候補図
形に疑義票データに対応する手書き文字に相当する手書
き文字含まれる場合には、相当する手書き文字に対応す
る候補データを選択する(図3左下部分参照)。
【0050】また、文字候補図形に疑義票データに対応
する手書き文字に相当する手書き文字が含まれていない
場合には、回答担当者は、疑義照会サーバ32におい
て、同一文字データベース32Bあるいは相似図形デー
タベース32Cを参照して、疑義票データに対応する手
書き文字に相当する手書き文字を検索したり、逆にタブ
レット35-1〜35-nを用いて疑義票データに対応する
手書き文字を入力し、疑義照会サーバ32において、文
字認識を行わせることにより同一文字データベース32
Bあるいは相似図形データベース32Cに登録する。こ
の後、担当者用端末装置34-1〜34-nは、回答書作成
を支援し、各回答担当者は疑義票データに対応する手書
き文字についての回答書を作成する(ステップS5
4)。そして当該回答書を責任者用端末装置33に送信
する。回答書が送信されると責任者用端末装置33はそ
の旨を疑義責任者に対し、画面表示を行うなどして告知
する。この結果、疑義責任者は、責任者用端末装置33
のディスプレイ上で回答書の内容と対応する疑義票デー
タの内容を検討し、問題がなければ、当該回答書に対し
承認を与え(ステップS55)、ダイヤルアップルータ
36のモデム機能36Aを利用して、単独回線25を介
して業者用端末装置21に送信する(ステップS5
6)。
【0051】また以前に作成した回答書等と矛盾するな
どの内容的に問題がある場合には、コメントを添えて、
再度対応する担当者用端末装置に返送し、回答書の再作
成を依頼することとなる。 [4] 実施形態の効果 以上の説明のように、本実施形態によれば、疑義照会を
行う場合に、手書き文字の管理を容易にするとともに、
回答基準の統一化を容易に図ることができる。従って、
疑義照会の信頼度を向上させることが可能となる。ま
た、疑義照会に伴う書類の発生を抑制することができ、
効率的に業務を行うことが可能となる。
【0052】[5] 変形例 [5.1] 第1変形例 以上の説明においては、データベース構築の初期段階に
ついての説明はしていなかったが、回答担当者としての
業務を行う窓口担当者等の経験に基づいて、疑義照会が
発生すると思われる文字および図形並びにシステム固有
(例えば、戸籍再製業務支援システム固有)の間違いや
すい文字および図形を初期データとしてシステム導入時
に登録するように構成してもよい。
【0053】[5.2] 第2変形例 以上の説明においては、業者用端末から送信されている
疑義照会対象の図形あるいは回答者が新たに作成する図
については、受信あるいは作成した時点で自動的に各デ
ータベースに登録するように構成することも可能であ
る。これにより、よりデータベースの充実を図ることが
可能となる。
【0054】[5.3] 第3変形例 以上の説明においては、図形認識における相似比率の算
出方法として類似度を用いた場合について説明したが、
これに限定されることなく、ダイナミックプログラミン
グマッチングのようなパターンマッチング法を用いるこ
とも可能である。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、手書き文字をそのまま
の形状で、すなわち、図形として管理する場合であって
も、手書き文字の管理を簡略化し、手書き文字の管理を
確実に行うことができる。また、手書き文字の照会を行
う場合には、手書き文字の照会を迅速、かつ、確実に行
うことができ、手書き文字照会の正確性を期すことがで
きるとともに、書類の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の疑義照会システムの概要構成ブロ
ック図である。
【図2】 疑義照会システムの機能構成を説明するため
の図である。
【図3】 実施形態のデータベース構成を説明するため
の図である。
【図4】 手書き文字相互の関連性を説明するための図
である。
【図5】 実施形態のデータベースの関係を説明するた
めの図である。
【図6】 同一文字レコードおよび相似図形レコードの
フォーマットを説明するための図である。
【図7】 データベースの効果を説明するための図であ
る。
【図8】 同一文字レコードが存在する場合のレコード
追加の説明図である。
【図9】 同一文字レコードが存在しない場合のレコー
ド追加の説明図である。
【図10】 疑義照会システムの概要処理説明図であ
る。
【図11】 従来の一括管理における疑義照会業務の説
明図である。
【図12】 従来の分散管理における疑義照会業務の説
明図である。
【符号の説明】
10…疑義照会システム 20…業者側システム 25…単独回線 30…市役所側システム 21…業者用端末装置 22…タブレット 23…モデム 31…庁内LAN 32…疑義照会サーバ 33…責任者用端末装置 34-1〜34-n…担当者用端末装置 35-1〜35-n…タブレット 36…ダイヤルアップルータ 36A…モデム機能
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 9/62 G06K 9/62 G G06T 1/00 200 G06T 1/00 200C (72)発明者 大室 久子 東京都港区港南一丁目9番1号 エヌ・テ ィ・ティ・コミュニケーションウェア株式 会社内 (72)発明者 堀 敦子 東京都港区港南一丁目9番1号 エヌ・テ ィ・ティ・コミュニケーションウェア株式 会社内 Fターム(参考) 5B049 BB00 BB26 CC21 DD01 DD02 DD05 EE05 EE08 FF02 FF03 FF04 FF09 GG04 GG07 5B050 AA07 BA20 CA07 EA18 FA02 FA19 5B064 AA01 AA08 AA10 AB03 AB04 AB14 AB16 BA06 DA21 DA27 EA12 FA04 5B075 KK03 KK07 KK13 KK33 KK37 KK43 KK54 KK63 MM11 ND03 ND07 ND23 ND36 NK07 NK13 NK24 NK34 PP02 PP04 PP10 PP12 PP30 PQ02 PQ03 PR06 QM08 UU01 UU06 UU32 UU40

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された手書き文字を文字認識する
    文字認識手段と、 前記手書き文字を図形データファイルとして格納する図
    形データ格納手段と、 前記文字認識手段における文字認識結果に基づいて、当
    該手書き文字と他の手書き文字との間で相似比率を算出
    する相似比率算出手段と、 前記文字認識結果に基づいて同一文字とみなせる一群の
    手書き文字の管理を行う同一文字データベース手段と、 前記相似比率に基づいて相似しているとみなせる一群の
    手書き文字の管理を行う相似図形データベース手段と、 を備えたことを特徴とする手書き文字管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の手書き文字管理装置にお
    いて、 前記相似比率算出手段は、前記他の手書き文字を前記図
    形データファイルとして格納されている手書き文字とす
    ることを特徴とする手書き文字管理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の手書き文字管理装置にお
    いて、 前記同一文字データベース手段は、キーとなる手書き文
    字に対して当該手書き文字と同一とみなせる一群の手書
    き文字についての管理コードデータおよび当該管理コー
    ドデータに対応する前記図形データファイルのファイル
    名を関連づけて管理することを特徴とする手書き文字管
    理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の手書き文字管理装置にお
    いて、 前記同一文字データベース手段を構成する同一文字レコ
    ードとして、少なくとも、キーとなる手書き文字の管理
    コードデータ、当該キーとなる手書き文字と同一とみな
    せる一群の手書き文字についての管理コードデータおよ
    び当該管理コードデータに対応する前記図形データファ
    イルのファイル名データを含むことを特徴とする手書き
    文字管理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の手書き文字管理装置にお
    いて、 前記相似図形データベース手段は、キーとなる手書き文
    字に対して、当該手書き文字に対応する前記図形データ
    ファイルのファイル名、前記キーとなる手書き文字に相
    似しているとみなせる一群の手書き文字についての管理
    コードデータ、当該管理コードデータに対応する前記図
    形データファイルのファイル名および前記相似比率を関
    連づけて管理することを特徴とする手書き文字管理装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の手書き文字管理装置にお
    いて、 前記相似図形データベース手段を構成する相似図形レコ
    ードとして、少なくとも、キーとなる手書き文字に対応
    する管理コードデータ、当該手書き文字に対応する前記
    図形データファイルのファイル名データ、前記キーとな
    る手書き文字に相似しているとみなせる一群の手書き文
    字についての管理コードデータ、当該管理コードデータ
    に対応する前記図形データファイルのファイル名データ
    および前記相似比率に対応する相似比率データを含むこ
    とを特徴とする手書き文字管理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の手書き文字管理装置にお
    いて、 前記相似図形データベース手段は、あらかじめ定めた所
    定の相似比率以上の相似比率を有する複数の手書き文字
    を前記相似しているとみなせる一群の手書き文字として
    扱うことを特徴とする手書き文字管理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の手書き文字管理装置にお
    いて、 前記相似図形データベース手段は、前記相似していると
    みなせる一群の手書き文字に新たな手書き文字を追加す
    るに際し、前記相似しているとみなせる一群の手書き文
    字の個数があらかじめ定めた所定の個数を超過する場合
    には、最も前記相似比率の低い手書き文字に関する情報
    を削除することを特徴とする手書き文字管理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の手書き文字管理装置にお
    いて、 前記相似比率として、類似度を用いることを特徴とする
    手書き文字管理装置。
  10. 【請求項10】 入力された手書き文字を文字認識する
    文字認識過程と、 前記手書き文字を図形データファイルとして格納する図
    形データ格納過程と、 前記文字認識手段における文字認識結果に基づいて、当
    該手書き文字と他の手書き文字との間で相似比率を算出
    する相似比率算出過程と、 前記文字認識結果に基づいて同一文字とみなせる一群の
    手書き文字の管理を行う同一文字管理過程と、 前記相似比率に基づいて相似しているとみなせる一群の
    手書き文字の管理を行う相似図形管理過程と、 を備えたことを特徴とする手書き文字管理方法。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項9のいずれかに
    記載の手書き文字管理装置を備え、入力された手書き文
    字の照会を行う手書き文字照会システムにおいて、 照会対象の手書き文字を前記文字認識手段により文字認
    識することにより得られた文字認識結果に基づいて、前
    記同一文字データベース手段および前記相似図形データ
    ベース手段を参照することにより前記図形データ格納手
    段に格納された図形データファイルを検索する検索手段
    と、 前記検索の結果に対応する前記図形データファイルに基
    づいて、前記照会対象の手書き文字と同一文字である確
    率が高い手書き文字の候補である候補手書き文字を表示
    する候補表示手段と、 を備えたことを特徴とする手書き文字照会システム。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の手書き文字照会シス
    テムにおいて、 前記候補表示手段により表示された前記候補手書き文字
    のうち、最も前記照会対象の手書き文字と同一文字であ
    る確率が高い手書き文字を照会回答者であるユーザに選
    択手書き文字として選択させる選択手段を備えたことを
    特徴とする手書き文字照会システム。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の手書き文字照会シス
    テムにおいて、 前記選択手書き文字を含む回答書の作成を支援する回答
    書作成支援手段と、 前記回答書の承認業務を支援する回答承認業務支援手段
    と、 作成された前記回答書を前記回答承認業務支援手段に対
    して転送する回答書転送手段と、 前記回答承認業務支援手段により承認された前記回答書
    を照会先に対し送信する回答書送信手段と、 を備えたことを特徴とする手書き文字照会システム。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし請求項9のいずれかに
    記載の手書き文字管理装置と、 手書き文字を入力し、照会書を作成する照会者用端末装
    置と、 前記照会書の回答作成者用端末装置への振り分け業務を
    支援するとともに、前記照会書に対応する回答書に対す
    る承認業務を行う回答責任者用端末装置と、 振り分けられた前記照会書に対応する回答書を前記同一
    文字データベース手段および相似図形データベース手段
    を参照することにより作成する回答書作成業務を支援す
    る複数の回答作成者用端末装置と、を備え、 前記照会者用端末装置、前記回答責任者用端末装置およ
    び前記回答作成者用端末装置はネットワークを介して接
    続される、 ことを特徴とする手書き文字照会システム。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の手書き文字照会シス
    テムにおいて、 前記照会者用端末装置は、手書き文字を入力する手書き
    文字入力手段と、 前記入力された手書き文字に対応する回答書の作成を支
    援する照会書作成支援手段と、 前記照会書作成支援手段により作成された前記回答書を
    前記回答責任者用端末装置に送信する照会書送信手段
    と、 を備えたことを特徴とする手書き文字照会システム。
  16. 【請求項16】 請求項14記載の手書き文字照会シス
    テムにおいて、 前記回答責任者用端末装置は、前記照会者用端末から送
    信された前記照会書を前記複数の回答作成者用端末装置
    に振り分ける振り分け業務を支援する振り分け業務支援
    手段と、振り分けられた前記照会書を対応する前記回答
    作成者用端末装置に送信する照会書振り分け送信手段
    と、前記回答作成者用端末装置から送信される回答書の
    承認業務を支援する回答承認業務支援手段と、前記回答
    承認業務支援手段により承認された前記回答書を前記照
    会者用端末装置に送信する回答書送信手段と、を備えた
    ことを特徴とする手書き文字照会システム。
  17. 【請求項17】 請求項14記載の手書き文字照会シス
    テムにおいて、 前記回答作成者用端末装置は、照会対象の手書き文字を
    前記文字認識手段により文字認識することにより得られ
    た文字認識結果に基づいて、前記同一文字データベース
    手段および前記相似図形データベース手段を参照するこ
    とにより前記図形データ格納手段に格納された図形デー
    タファイルを検索する検索手段と、前記検索の結果に対
    応する前記図形データファイルに基づいて、前記照会対
    象の手書き文字と同一文字である確率が高い手書き文字
    の候補である候補手書き文字を表示する候補表示手段
    と、前記候補表示手段により表示された前記候補手書き
    文字のうち、最も前記照会対象の手書き文字と同一文字
    である確率が高い手書き文字を照会回答者であるユーザ
    に選択手書き文字として選択させる選択手段と、前記選
    択手書き文字を含む回答書の作成を支援する回答書作成
    支援手段と、前記回答書の承認業務を支援する回答承認
    業務支援手段と、作成された前記回答書を前記回答承認
    業務支援手段に対して転送する回答書転送手段と、 を備えたことを特徴とする手書き文字照会システム。
  18. 【請求項18】 同一文字とみなせる一群の手書き文字
    の管理を行う同一文字データベースと、二つの手書き文
    字間の相似比率に基づいて相似しているとみなせる一群
    の手書き文字の管理を行う相似図形データベースを利用
    する手書き文字照会方法において、 入力された手書き文字を文字認識する文字認識過程と、 前記手書き文字を図形データファイルとして格納する図
    形データ格納過程と、 前記文字認識過程における文字認識結果に基づいて、当
    該手書き文字と他の手書き文字との間で前記相似比率を
    算出する相似比率算出過程と、 照会対象の手書き文字を前記文字認識過程において文字
    認識することにより得られた文字認識結果および前記相
    似比率に基づいて、前記同一文字データベースおよび前
    記相似図形データベースを参照することにより前記図形
    データ格納過程において格納された図形データファイル
    を検索する検索過程と、 前記検索の結果に対応する前記図形データファイルに基
    づいて、前記照会対象の手書き文字と同一文字である確
    率が高い手書き文字の候補である候補手書き文字を表示
    する候補表示過程と、 を備えたことを特徴とする手書き文字照会方法。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の手書き文字照会方法
    において、 前記候補表示過程において表示された前記候補手書き文
    字のうち、最も前記照会対象の手書き文字と同一文字で
    ある確率が高い手書き文字を照会回答者であるユーザに
    選択手書き文字として選択させる選択過程を備えたこと
    を特徴とする手書き文字照会方法。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の手書き文字照会方法
    において、 前記選択手書き文字を含む回答書の作成を支援する回答
    書作成支援過程と、 前記回答書の承認業務を支援する回答承認業務支援過程
    と、 作成された前記回答書を前記回答承認業務支援過程に対
    して転送する回答書転送過程と、 前記回答承認業務支援過程において承認された前記回答
    書を照会先に対し送信する回答書送信過程と、 を備えたことを特徴とする手書き文字照会方法。
  21. 【請求項21】 請求項1ないし請求項9のいずれかに
    記載の手書き文字管理装置と、手書き文字を入力し、照
    会書を作成する照会者用端末装置と、前記照会書の回答
    作成者用端末装置への振り分け業務をおこなうととも
    に、前記照会書に対応する回答書に対する承認業務を行
    う回答責任者用端末装置と、振り分けられた前記照会書
    に対応する回答書を前記同一文字データベース手段およ
    び相似図形データベース手段を参照することにより前記
    回答書を作成する回答書作成業務を行う複数の回答作成
    者用端末装置と、を備え、前記照会者用端末装置、前記
    回答責任者用端末装置および前記回答作成者用端末装置
    はネットワークを介して接続された手書き文字照会シス
    テムにおける手書き文字照会方法において、 手書き文字を入力する手書き文字入力過程と、 前記照会者用端末装置において前記入力された手書き文
    字に対応する照会書の作成を支援する照会書作成支援過
    程と、 前記照会書作成過程において作成された前記照会書を前
    記回答責任者用端末装置に送信する照会書送信過程と、 送信された前記照会書を前記複数の回答作成者用端末装
    置に振り分ける振り分け業務を支援する振り分け業務支
    援過程と、 振り分けられた前記照会書を対応する前記回答作成者用
    端末装置に送信する照会書振り分け送信過程と、 前記回答作成者用端末装置から送信される回答書の承認
    業務を支援する回答承認業務支援過程と、 前記回答承認業務支援過程において承認された前記回答
    書を前記照会者用端末装置に送信する回答書送信過程
    と、 を備えたことを特徴とする手書き文字照会方法。
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