JP2001255462A - 投射光学系及びそれを用いた投射型表示装置 - Google Patents

投射光学系及びそれを用いた投射型表示装置

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JP2001255462A JP2000065404A JP2000065404A JP2001255462A JP 2001255462 A JP2001255462 A JP 2001255462A JP 2000065404 A JP2000065404 A JP 2000065404A JP 2000065404 A JP2000065404 A JP 2000065404A JP 2001255462 A JP2001255462 A JP 2001255462A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の小型化を図りつつ、周辺光量比を確保
し、かつ拡大率の高い斜め投射方式を用いた投射光学系
及びそれを用いた投射型表示装置を得ること。 【解決手段】 画像表示パネルからの光束を基準軸に対
して傾斜したスクリーン面上に導光して、該スクリーン
面に画像情報を形成する為の投射光学系において、該投
射光学系は、曲率を有する回転非対称反射面を複数有
し、該画像表示パネルからの光束が該複数の回転非対称
反射面で反射をして該スクリーン面上に導光する反射光
学系を有しており、該反射光学系の複数の回転非対称反
射面間、又は、該反射光学系と該画像表示パネルの間に
絞りを設け、該絞りが該絞り位置より該スクリーン側に
配置した光学部材により負の倍率で結像をするように設
定していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投射光学系及びそ
れを用いた投射型表示装置に関し、例えば液晶表示素子
(液晶パネル)やデジタルマイクロミラーデバイス等の
画像表示パネルによって光変調された光束をスクリーン
又は壁に導光し、画像情報を形成する液晶プロジェクタ
ー(プロジェクション)等の光学機器に好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶パネル等の画像表示パネ
ルを光源からの光束により照明し、画像表示パネルで光
変調された透過光又は反射光を用いて投影レンズによ
り、スクリーン又は壁に拡大投射して画像形成する受動
型のプロジェクターが種々と提案されている。
【0003】プロジェクションに用いられる投射光学系
において、スクリーンと装置との距離を短くするために
スクリーンに対し斜め投射が可能な投射光学系が種々と
提案されている。図15は特開平05−100312号
公報に開示されている投射光学系の実施例の概略図であ
る。図中、Lは照明系、LVは透過又は反射型ドットマト
リックス液晶等を用いたライトバルブである。ライトバ
ルブLVに基づく画像を投射光学系PLによってスクリーン
S上に拡大投影し、スクリーンSに映し出す。この発明
では投射光学系PLとして大画角の広角レンズを用いて、
ライトバルブLV、及びスクリーンSを投射光学系PLの光
軸Laに対してシフトして配置し、画角の端の部分を使用
して投射することにより斜め投射の光学系を構成してい
る。
【0004】また、図16は特開平05−080418
号公報に開示されている投射光学系の実施例の概略図で
ある。図中、Lは照明系、LVは透過又は反射型ドットマ
トリックス液晶等を用いたライトバルブである。ライト
バルブLVに基づく画像を第1の投射光学系PL1によって
中間像を形成し、第2の投射光学系PL2によりスクリー
ンSに拡大投影している。この発明では、第1、2の投
射光学系の光軸を適切に傾けることにより、スクリーン
Sに対し斜めに投射している。
【0005】また、再公表特許WO97/01787号に
は、複数の反射面を用いて斜め方向から画像を投射する
投射光学系が開示されている。
【0006】一方、最近、非共軸光学系を利用し、光学
系全体の小型化を図った結像系が種々と提案されてい
る。非共軸光学系では、基準軸という概念を導入し構成
面を非対称非球面にすることで、十分収差が補正された
光学系が構築可能であることが、例えば特開平9−56
50号公報にその設計法が、特開平8−292371号
公報、特開平8−292372号公報にその設計例が示
されている。
【0007】こうした非共軸光学系はオフアキシャル光
学系(像中心と瞳中心を通る光線に沿った基準軸を考え
たとき、構成面の基準軸との交点における面法線が基準
軸上にない曲面(オフアキシャル曲面)を含む光学系と
して定義される光学系で、このとき、基準軸は折れ曲が
った形状となる)と呼ばれる。このオフアキシャル光学
系は、構成面が一般には非共軸となり、反射面でもケラ
レが生じることがないため、反射面を使った光学系の構
築がしやすい。また、光路の引き回しが比較的自由に行
なえる、構成面を一体成形する手法で一体型の光学系を
作りやすいという特徴をも持っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】特開平05−1003
12号公報では、光軸に対してライトバルブとスクリー
ンをシフトさせた投射光学系を用いており、この場合
は、図11に示すように、使用する投射光学系の画角の
大きさはθ2である。しかしながら、使用される投射光
学系としてはかなり大きい画角(θ1)を有した高画角
のレンズ系を必要とする。また、通常のレンズ系では光
軸Laから画角が大きくなるにしたがって光量が落ちてく
る。そのため、高画角のレンズ系を使用すればするほど
スクリーンSの特に上下方向で明るさに差が出てしま
う。また、光軸LaがスクリーンSの中心に向かうように
構成した場合(図12)、通常のレンズ系ではスクリー
ンS上に像が結像されず光軸Laに垂直な平面S’上に結
像される。この様に構成した場合、良く知られているよ
うに投影像が台形に歪み、スクリーンSの上下方向でピ
ントがずれてしまう。この像面の傾きを補正する場合、
スクリーンSの上部を通る光線の光路L1とスクリーン
Sの下部を通る光線の光路L2の差を打ち消さなければ
ならない。この差を補正する場合、結像面付近で補正で
きれば光路L1と光路L2の光路差は縮小されるので補
正量は少なくて済む。一方、投影像が拡大されたスクリ
ーン側の光学面で補正をする場合、光路L1と光路L2
の光路差がそのまま影響する。
【0009】また、特開平05−080418号公報に
開示されている装置では、レンズ系をチルトしているだ
けなので像面を十分に傾けることが難しい。また、チル
ト量が多すぎると光学性能を確保することが難しくな
る。
【0010】再公表特許特許WO97/01787号に開
示されている反射型ディスプレー装置における投射光学
系は、1枚の凹面鏡と1枚又は2枚の凸面鏡を用いて共
軸系を構成し、該凹面鏡と凸面鏡の一部の反射面を用い
て画像を斜め方向から投射している。共軸系である為、
収差補正が難しく、反射光学系を明るくすること(Fナ
ンバーを小さくすること)が難しい。
【0011】又、投射光学系は反射部材間に絞りを配置
した構成を用いている。そして絞りを通過した光束が凸
面鏡に入射し、該凸面鏡からの発散光束が次の凸面鏡に
入射している。この為、2番目の凸面鏡の有効径が増大
する傾向があった。又、このとき2つの凸面鏡は絞りの
虚像を形成している。
【0012】本発明は、投射光学系及びそれを用いた投
射型表示装置の提供を目的とする。
【0013】又、更に、明るい投射光学系及びそれを用
いた投射型表示装置の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の投射光
学系は、画像表示パネルからの光束を基準軸に対して傾
斜したスクリーン面上に導光して、該スクリーン面に画
像情報を形成する為の投射光学系において、該投射光学
系は、曲率を有する回転非対称反射面を複数有し、該画
像表示パネルからの光束が該複数の回転非対称反射面で
反射をして該スクリーン面上に導光する反射光学系を有
しており、該反射光学系の複数の回転非対称反射面間、
又は、該反射光学系と該画像表示パネルの間に絞りを設
け、該絞りが該絞り位置より該スクリーン側に配置した
光学部材により負の倍率で結像をするように設定してい
ることを特徴としている。
【0015】請求項2の発明の投射光学系は、表示パネ
ルからの光を投射する投射光学系であって、絞りと複数
の反射面とを有し、該複数の反射面のうち前記絞りを通
過した光が最初に入射する屈折力を有する反射面の屈折
力が正であることを特徴としている。
【0016】請求項3の発明は 請求項2の発明におい
て、前記屈折力が正の反射面は凹面反射面または回折面
であることを特徴としている。
【0017】請求項4の発明は請求項2の発明におい
て、前記絞りは前記複数の反射面と前記パネルの間にあ
るか、前記屈折力が正の反射面と屈折力を有する別の反
射面との間にあることを特徴としている。
【0018】請求項5の発明は請求項2,3又は4の発
明において、前記屈折力が正の反射面は非球面であるこ
とを特徴としている。
【0019】請求項6の発明は請求項5の発明におい
て、前記複数の反射面は、屈折力を有する非球面反射面
を複数含むことを特徴としている。
【0020】請求項7の発明は請求項2,3又は4の発
明において、前記屈折力が正の反射面は非回転対称な非
球面であることを特徴としている。
【0021】請求項8の発明は請求項7の発明におい
て、前記複数の反射面は、非回転対称な非球面を持ち且
つ屈折力を有する複数の反射面を含むことを特徴として
いる。
【0022】請求項9の発明は請求項8の発明におい
て、前記複数の反射面のうち屈折力を有する複数の反射
面の全てが非回転対称な非球面を持つことを特徴として
いる。
【0023】請求項10の発明は請求項9の発明におい
て、屈折力を有するレンズも有することを特徴としてい
る。
【0024】請求項11の発明は請求項1の発明におい
て、前記投射光学系は、前記画像表示パネルと前記スク
リーンとが非平行の状態で配置されているときに使用さ
れるものであることを特徴としている。
【0025】請求項12の発明は請求項1又は11の発
明において、前記反射光学系は、前記画像表示パネルか
らの光束を集光させて、光路中に中間像を結像すること
を特徴としている。
【0026】請求項13の発明は請求項1,11又は1
2の発明において、前記複数の回転非対称反射面の少な
くとも一つは表面反射鏡より成っていることを特徴とし
ている。
【0027】請求項14の発明は請求項1,11又は1
2の発明において、前記複数の回転非対称反射面の少な
くとも一つは裏面反射鏡より成っていることを特徴とし
ている。
【0028】請求項15の発明は請求項1又は11から
14のいずれか1項の発明において、前記反射光学系
は、透明体の表面に2つの屈折面と曲率を有する前記回
転非対称反射面を複数形成し、前記画像表示パネルから
の光束が1つの屈折面から該透明体の内部へ入射し、該
複数の回転非対称反射面で反射して別の屈折面から射出
するように構成された光学ブロックを少なくとも一つ含
むことを特徴としている。
【0029】請求項16の発明は請求項1又は11から
15のいずれか1項の発明において、前記複数の回転非
対称反射面の少なくとも2つの反射面はモールド成形に
より一体で作成されていることを特徴としている。
【0030】請求項17の発明は請求項1又は11から
16のいずれか1項の発明において、前記画像表示パネ
ルの中心とスクリーン面上の画像情報の中心とを結ぶ中
心線のまわりに前記反射光学系を展開したときの画像表
示パネル側のアジムスξ度における主点位置をH(ξ)と
し、該中心線と該スクリーン面の法線を含む面を表すア
ジムスをαとしたとき |(H(α+90°)−H(α))/H(α)|<0.2・・・(1) となる条件を満足することを特徴としている。
【0031】請求項18の発明は請求項1又は11から
17のいずれか1項の発明において、前記画像表示パネ
ルの中心とスクリーン面上の画像情報の中心を結ぶ中心
線と前記スクリーンの法線とのなす角をθとし、該中心
線のまわりに前記反射光学系を展開したときのアジムス
ξ度における焦点距離をf(ξ)とし、該中心線と前記ス
クリーンの法線を含む面を表すアジムスをαとしたとき |1−cosθf(α)/f(α+90°)|<0.2・・・(2) となる条件を満足することを特徴としている。
【0032】請求項19の発明の投射型表示装置は請求
項1から18のいずれか1項に記載の投射光学系を用い
て画像表示パネルに基づく光束をスクリーン面上に導光
し、該スクリーン面に画像情報を形成していることを特
徴としている。
【0033】請求項20の発明の投射型表示装置は請求
項1から18のいずれか1項に記載の投射光学系を用い
て画像表示パネルに基づく光束を1つ又は複数の平面ミ
ラーを介して透過型のスクリーンに導光し、該スクリー
ン面に画像情報を形成していることを特徴としている。
【0034】
【発明の実施の形態】本実施形態の説明に入る前に、実
施形態の構成諸元の表し方及び実施形態全体の共通事項
について説明する。
【0035】図17は本発明の光学系の構成データを定
義する座標系の説明図である。本発明の実施形態では物
体側から像面に進む1つの光線(図17中の一点鎖線で
示すもので基準軸光線と呼ぶ)に沿ってi番目の面を第
i面とする。
【0036】図17において第1面R1は屈折面、第2 面
R2は第1 面R1に対してチルトされた反射面、第3 面R3、
第4 面R4は各々の前面に対してシフト、チルトされた反
射面、第5 面R5は第4 面R4に対してシフト、チルトされ
た屈折面である。第1 面R1から第5 面R5までの各々の面
はガラス、プラスチック等の媒質で構成される一つの光
学素子上に構成されており、図17中では第1の光学素
子B1としている。
【0037】従って、図17の構成では不図示の物体面
から第1 面R1までの媒質は空気、第1 面R1から第5 面R5
まではある共通の媒質、第5 面R5から不図示の第6 面R6
までの媒質は空気で構成している。
【0038】本発明の光学系はOff-Axial 光学系である
ため光学系を構成する各面は共通の光軸を持っていな
い。そこで、本発明の実施形態においては先ず第1面の
中心を原点とする絶対座標系を設定する。
【0039】そして、本発明の実施形態においては、第
1面の中心点を原点とすると共に、原点と最終結像面の
中心とを通る光線(基準軸光線)の経路を光学系の基準
軸と定義している。さらに、本実施形態中の基準軸は方
向(向き)を持っている。その方向は基準軸光線が結像
に際して進行する方向である。
【0040】本発明の実施形態においては、光学系の基
準となる基準軸を上記の様に設定したが、光学系の基準
となる軸の決め方は光学設計上、収差の取り纏め上、若
しくは光学系を構成する各面形状を表現する上で都合の
良い軸を採用すれば良い。しかし、一般的には像面の中
心と、絞り又は入射瞳又は射出瞳又は光学系の第1面の
中心若しくは最終面の中心のいずれかを通る光線の経路
を光学系の基準となる基準軸に設定する。
【0041】つまり、本発明の実施形態においては、基
準軸は第1面の中心点を通り、最終結像面の中心へ至る
光線(基準軸光線)が各屈折面及び反射面によって屈折
・反射する経路を基準軸に設定している。各面の順番は
基準軸光線が屈折・反射を受ける順番に設定している。
【0042】従って基準軸は設定された各面の順番に沿
って屈折若しくは反射の法則に従ってその方向を変化さ
せつつ、最終的に像面の中心に到達する。
【0043】本発明の各実施形態の光学系を構成するチ
ルト面は基本的にすべてが同一面内でチルトしている。
そこで、絶対座標系の各軸を以下のように定める。
【0044】Z 軸:原点と物体面中心を通る直線。物体
面から第1面R1に向かう方向を正とする Y 軸:原点を通りチルト面内(図17の紙面内)でZ 軸
に対して反時計回りに90゜をなす直線 X 軸:原点を通りZ、Y 各軸に垂直な直線(図17の紙面
に垂直な直線) 又、光学系を構成する第i面の面形状を表すには、絶対
座標系にてその面の形状を表記するより、基準軸と第i
面が交差する点を原点とするローカル座標系を設定し
て、ローカル座標系でその面の面形状を表した方が形状
を認識する上で理解し易い為、第i面の面形状をローカ
ル座標系で表わす。
【0045】また、第i面のYZ面内でのチルト角は絶対
座標系のZ 軸に対して反時計回り方向を正とした角度θ
i (単位°)で表す。よって、本発明の実施形態では各
面のローカル座標の原点は図17中のYZ平面上にある。
またXZおよびXY面内での面の偏心はない。さらに、第i
面のローカル座標(x,y,z) のy,z 軸は絶対座標系(X,Y,
Z) に対してYZ面内で角度θi 傾いており、具体的には
以下のように設定する。
【0046】z 軸:ローカル座標の原点を通り、絶対座
標系のZ 方向に対しYZ面内において反時計方向に角度θ
i をなす直線 y 軸:ローカル座標の原点を通り、z 方向に対しYZ面内
において反時計方向に90゜をなす直線 x 軸:ローカル座標の原点を通り、YZ面に対し垂直な直
線 また、Diは第i面と第(i+1) 面のローカル座標の原点間
の間隔を表すスカラー量、Ndi 、νdiは第i面と第(i
+1)面間の媒質の屈折率とアッベ数である。
【0047】ここで、球面は以下の式で表される形状で
ある:
【0048】
【数1】
【0049】また、本発明の光学系は少なくとも回転非
対称な非球面を一面以上有し、その形状は以下の式によ
り表す: z =C02y2+C20x2+C03y3+C21x2y+C04y4+C22x2y2+C40x4 +C
05y5+C23x2y3+C41x4y+C06y6+C24x2y4+C42x4y2+C60x6 上記曲面式はx に関して偶数次の項のみであるため、上
記曲面式により規定される曲面はyz面を対称面とする面
対称な形状である。さらに以下の条件が満たされる場合
はxz面に対して対称な形状を表す。
【0050】C03 =C21 =t =0 さらに C02 =C20 C04=C40 = C22/2 C06 =C60 =C24/3 =C4
2/3 が満たされる場合は回転対称な形状を表す。以上の条件
を満たさない場合は非回転対称な形状である。
【0051】次に本発明の各実施形態について説明す
る。
【0052】図1は本発明の投射光学系を用いた投射型
表示装置の実施形態1の要部概略図である。
【0053】図1においてLVは反射型ドットマトリック
ス液晶やデジタルマイクロミラーデバイス等を用いたラ
イトバルブ(画像表示パネル)である。Lはライトバル
ブLVに光を照明する照明系である。照明系Lはランプ、
コンデンサーレンズ、波長を選択するフィルター等から
成り立っている。1はライトバルブLVで光変調された光
をスクリーンSに導光し、スクリーンS面上に画像を形
成するためのオフアキシャル系を利用した投射光学系で
ある。図2は図1の投射光学系1とライトバルブLV、そ
して照明系Lの拡大図である。
【0054】図2の投射光学系は曲率を有する回転非対
称反射面を複数有し、画像表示パネルからの光束が複数
の回転非対称反射面で反射を繰り返してスクリーンに投
射され、その面上に実像を結ぶ反射光学系より成ってい
る場合を示しているが、投射光学系は図2に示す反射光
学系の他にレンズ系や他の反射光学系を有するように構
成しても良い。
【0055】図1,図2において、反射光学系1はライ
トバルブLVからの光線の通過順に、絞りSS、凹面鏡R1・
凸面鏡R2・凹面鏡R3・凸反射面R4・凸面鏡R5・凹面鏡R6
の6つの反射面で構成されている。すべての反射面はYZ
平面のみに対して対称な面である。ここで、凸面鏡R5と
凹面鏡R6の間でライトバルブLVに基づく画像は中間結像
しており、絞りSSは凹面鏡R6付近の位置SSaで結像して
いる。即ち凹面鏡R6付近で瞳の結像をしている。この位
置SSaはスクリーンS側の瞳となる。ここで絞りSSはス
クリーンS側の光学系により一度実像として結像し、こ
のときの結像倍率は負の倍率となっている。この様に、
本実施形態では絞りSSの像が絞り位置よりスクリーンS
側の光学系(反射面R1〜R5)により負の倍率の結像をす
る構成を取ることにより、各面の光線有効径を小さく抑
え、反射面等の各光学素子及び光学系全体のコンパクト
化を達成している。
【0056】本実施形態では、ライトバルブLVの大きさ
は10.8×19.2mm、スクリーンSの大きさは縦横比
9:16の60インチ(747×1328mm)であ
る。また、スクリーンSの法線Saは基準軸Aに対し42
度傾いている。以下、本実施例に用いられる反射光学系
の構成データを示す。構成データでは絞りS面から像面
(スクリーン面)に至る各面に順に番号を付している。 絞り径 9.00 i Yi Zi θi Di Ndi νdi 1 0.00 0.00 0.00 32.26 1 絞り 2 0.00 32.26 17.67 45.33 1 反射面 3 -26.22 -4.71 8.29 46.47 1 反射面 4 -41.18 39.28 17.39 45.51 1 反射面 5 -77.79 12.25 14.50 59.90 1 反射面 6 -102.68 66.73 -2.06 102.23 1 反射面 7 -138.37 -29.06 -4.71 980.17 1 反射面 8 -635.29 836.51 12.14 1 像面 非球面形状 R1面 C02=-4.49687e-03 C20=-4.86771e-03 C03=5.69210e-06 C21=1.24178e-05 C04=-1.51960e-07 C22=-2.54883e-07 C40=-1.42672e-07 C05=-2.46793e-10 C23=-4.09563e-09 C41=-1.82622e-09 C06=-6.21629e-11 C24=-1.54069e-10 C42=-2.02039e-10 C60=-7.59135e-12 R2面 C02=-3.53809e-03 C20=-3.25444e-03 C03= 4.17013e-05 C21= 1.32567e-04 C04=-9.98623e-07 C22=-1.51987e-06 C40=-4.45744e-07 C05= 1.30709e-08 C23=-9.55779e-09 C41=-1.73083e-08 C06=-5.65529e-10 C24=-6.97342e-11 C42=-4.30573e-10 C60=-2.13646e-11 R3面 C02=-1.30032e-03 C20=-2.56607e-04 C03= 4.43561e-06 C21= 1.32174e-04 C04=-2.62553e-08 C22= 1.00960e-06 C40= 7.68176e-07 C05= 1.74031e-09 C23= 8.37695e-09 C41= 1.20650e-08 C06=-1.36927e-11 C24= 1.74384e-10 C42= 2.96519e-10 C60= 6.13742e-11 R4面 C02=-1.66701e-03 C20=-3.65447e-03 C03= 2.01207e-05 C21= 2.02910e-04 C04= 4.13482e-07 C22=-1.01346e-06 C40= 5.37830e-07 C05= 1.69426e-10 C23= 2.13758e-08 C41= 2.22534e-09 C06=-1.10132e-10 C24=-4.19386e-10 C42=-3.64616e-10 C60=-2.17667e-10 R5面 C02=-3.70314e-04 C20=-2.44681e-03 C03= 1.34521e-06 C21= 3.26044e-05 C04= 3.10235e-07 C22= 1.40380e-08 C40=-7.66155e-08 C05= 1.21219e-09 C23= 1.33276e-08 C41= 2.02925e-09 C06=-7.87877e-11 C24= 1.31044e-10 C42= 5.22698e-11 C60=-1.13702e-11 R6面 C02= 3.77979e-03 C20= 5.98505e-03 C03=-1.57953e-05 C21=-3.81115e-05 C04= 9.47079e-08 C22= 1.91802e-07 C40=-2.34207e-07 C05= 5.93045e-10 C23= 1.52327e-09 C41= 4.88138e-09 C06=-1.73838e-11 C24=-7.00697e-12 C42=-5.86393e-11 C60= 1.15306e-11 次に本実施形態の光学系における光学作用を説明する。
照明系Lの光源LPから発生した光は、不図示のコンデン
サーレンズ、カラーフィルター等を通りライトバルブLV
を照明し、ライトバルブLVで光変調された光が反射光学
系1で集光されスクリーンに導光され、ライトバルブLV
に基づく画像が映し出される。
【0057】図4はスクリーンS上でのデフォーカス特
性、周辺光量を評価する評価位置を示してる。本実施形
態の投射光学系1のディストーションの様子を図3に、
スクリーンS上の像位置、、、、の位置での
デフォーカス特性を図5に示す。本実施形態の投射光学
系1は図3を見れば分かるとおり、大きなディストーシ
ョンはなく、非対称なディストーションも少ない。図5
のデフォーカス特性を表す個々のグラフは基準軸上にお
いてスクリーンから−25cm〜25cmの範囲における周波数
1本/mmのMTFを示して、実線がスクリーン上のローカ
ル座標でのy方向のコントラスト値で、破線がスクリー
ン上のローカル座標でのx方向のコントラスト値を表し
ている。この図から各像位置において、スクリーン上で
MTFがピークをもつ、つまり、スクリーン上にピントが
合っていることがわかる。また、各像位置でコントラス
ト値はほぼ50%を確保している。
【0058】また、図4に示してあるスクリーンにおけ
る対角線上の位置、、、、の像位置における
光量比は以下のようになる(位置の光量を100とす
る)。
【0059】 =94.8、=95.3、=100、=94.2、=91.8 この様に光量分布にほとんど差は見られない。
【0060】本実施形態で用いられている反射光学系に
おいて、基準軸の周りに展開したアジムス0度と90度に
おける焦点距離f1(0)、f1(90)とライトバル
ブLV側の主点位置H1(0)、H1(90)を計算すと
以下のような値になる。ただし、アジムス0度は図4に
おいて像位置、、を含むアジムスであり、アジム
ス90度は図4において像位置、を含むアジムスで
ある。また、主点位置は凹面鏡R1を基準とし、光の進む
方向を正としている。
【0061】f1(0)=−17.83、f1(90)=−13.7,H1(0)
=−132.72、H1(90)=−128.764 故に、前述の(1),(2)式による値は、 |(H(90)−H(0))/H(0)|=0.03<0.2・・・(1) |1−cos(42°)・f(0)/f(90)|=0.03<0.2 ・・・(2) となる(ここで42度はスクリーンSの法線Saと基準軸
Aのなす角である。)。
【0062】本実施形態においては基準軸Aに対し、ラ
イトバルブLVをシフト、若しくはチルトさせているわけ
ではないので、反射光学系1をライトバルブLVから見た
ときにアジムス依存性が少ない、つまり主点位置にアジ
ムス依存性が少ない方が望ましい。本実施形態では、
(1)式の値から解るように主点位置のアジムス依存性が
少ないといえる。もし、(1)式の値が大きい場合、非対
称性の収差が多く発生することになり収差補正上好まし
くなく、0.2以上になると収差補正が難しくなる。図1
3は図12の状態におけるスクリーン部を表している。
図13において、Aは基準軸、Sは傾いたスクリーン、
S’は基準軸Aに垂直な平面であり、スクリーンSと面
S’は角度θだけ傾いている。本来は面S’上に反射光
学系1で拡大投影されたライトバルブLVの像面が結像さ
れる。特開平09-5650号公報に開示されているように、
基準軸Aの周りに展開し、評価面を基準軸に垂直な平面
S’で評価した場合、近軸量はアジムスξとアジムスξ
+180°で同じ値を示す。故に、特開平09-5650号公報で
表される近軸量が像面の傾きを起こすわけではない。つ
まり、像面湾曲と同種の収差が、詳しく述べると、スク
リーンSと面S’の交線から離れるにしたがってピント
位置がずれる収差が発生しているために像面が傾くと解
釈できる。こう解釈した場合、評価面である面S’にお
けるy方向の倍率βy’はスクリーンSにおける倍率β
yが射影されたと考えることができるので、スクリーン
S上で縦横比が保たれるためには、以下の関係を満たし
ている必要がある。
【0063】 βy=βy’/cosθ=βx(図14参照) ゆえに
【0064】
【数2】
【0065】ここで、SS'(0)、SS'(90)はアジムス0°
と90°における反射光学系のスクリーンS側の主点位置
からスクリーンSまでの距離である。上式において、本
実施形態ではSS'(0)=1034、SS'(90)=991であるので、
SS'(0)≒SS'(90)、SS'(0)≫f(0)、SS'(90)≫f(90)とし
て近似した。つまり、(2)式が小さいことが縦横比が保
たれる条件である。(2)式の値が0.2より大きくなると
ディストーションが大きくなり収差補正が難しくなる。
また、スクリーン側の瞳SSaに絞りを置いた場合、スク
リーンの上部を通る光路長とスクリーン下部を通る光路
長が異なるためにこの位置に絞りを設けるとスクリーン
の上下で明るさに差がでるので好ましくない。
【0066】本実施形態では前述の(1),(2)式の
うち少なくとも一方を満足させるようにしている。
【0067】本実施形態では絞りを表示パネル(ライト
バルブ)LVと反射光学系1との間に設けたが本実施形態
はこれに限らない。本実施形態では回転非対称反射面を
表面反射面として用いているが、特開平8-292372号公
報、特開平9-222561号公報、特開平9-258105号公報等で
開示されているように透明体の表面に回転非対称反射面
を形成した光学ブロックを使用しても良い。さらに、複
数の回転非対称表面反射面を一体にモールド成形しても
良い。本実施形態では、回転非対称反射面を6面用いて
いるが、反射面は6面に限らずいくつあっても良い。た
だし、収差補正上、少なくとも3枚以上あることが望ま
しい。また、回転非対称反射面はある平面に対して対称
な形状であるが、これに限らない。
【0068】図6は本発明の投射型表示装置の実施形態
2の要部概略図である。図6においてLLはライトバル
ブLV1に光を照明する照明系である。2はライトバルブL
V1で光変調された光をスクリーンSに投射するためのオ
フアキシャル系を利用した反射光学系である。図7は図
6の反射光学系2と照明系LLの詳細図である。図6,
図7において、LV1は透過型ドットマトリックス液晶等
から成るライトバルブ、M(M1〜M5)は平面ミラ
ー、または、ダイクロイックミラーであり、L2は光
源、Pはダイクロイックプリズムである。SSは絞りであ
る。
【0069】図6,図7において、反射光学系2はダイ
クロイックプリズムPからの光線の通過順に、凹面鏡R1
・凸面鏡R2、絞りSS、凹面鏡R3・凸反射面R4・凸面鏡R5
・凹面鏡R6の6つの反射面で構成されている。すべての
反射面はYZ平面のみに対して対称な面である。ここで、
凸面鏡R5と凹面鏡R6の間でライトバルブLV1に基づく画
像は中間結像しており、絞りSSは凹面鏡R6付近で結像し
ている。即ち凹面鏡R6付近で瞳の結像をしている。この
様に、絞りSSの像が絞り位置よりスクリーン側の光学系
(R3〜R6)により負の倍率の結像をする構成を取ること
により、各面の光線有効径を小さく抑え、各光学素子及
び光学系全体のコンパクト化を達成している。
【0070】また、凹面鏡R1・凹面鏡R3・凸面鏡R5、凸
面鏡R2・凸反射面R4は、それぞれモールド成形等により
一体的に構成されている。
【0071】本実施形態においてライトバルブLV1の大
きさは12.82×22.8mm、スクリーンSの大きさは
縦横比9:16の60インチ(747×1328mm)
である。また、スクリーンSの法線Saは基準軸Aに対
し42度傾いている。以下、本実施形態に用いられる反射
光学系の構成データを示す。 絞り 楕円形状長軸 10mm 短軸 8mm 物体側NA0.14 i Yi Zi θi Di Ndi νdi 1 0.00 0.00 0.00 40.00 1.51633 0.00 屈折面 2 0.00 40.00 0.00 94.44 1 屈折面 3 0.00 134.44 24.10 62.00 1 反射面 4 -46.22 93.12 3.20 20.00 1 反射面 5 -59.55 108.03 -41.80 66.05 1 絞り 6 -103.58 157.27 -5.43 65.00 1 反射面 7 -137.00 101.52 -1.54 60.95 1 反射面 8 -171.10 152.04 -4.02 112.93 1 反射面 9 -220.57 50.52 5.48 969.57 1 反射面 10 -466.94 969.57 26.99 1 像面 非球面形状 R1面 C02=-3.44101e-03 C20=-4.58807e-03 C03=3.00440e-07 C21=2.78030e-06 C04=-7.01756e-08 C22=-1.74221e-07 C40=-1.12497e-07 C05=-1.27294e-10 C23=8.12098e-11 C41=3.12082e-10 C06=-3.83615e-12 C24=-1.10477e-11 C42=-1.44544e-11 c60=-7.14330e-12 R2面 C02=-1.77378e-03 C20=-5.41577e-03 C03=5.41708e-06 C21=7.40562e-05 C04=-1.76494e-07 C22=-8.51854e-07 C40=-3.39088e-07 C05=1.36936e-09 C23=1.39948e-08 C41=1.57616e-08 C06=-1.31153e-11 C24=-1.03951e-10 C42=-3.22676e-10 c60= 5.17060e-11 R3面 C02=-4.06842e-04 C20=4.21014e-04 C03=-1.71357e-05 C21=5.33947e-05 C04=1.45062e-07 C22=-1.23899e-07 C40=5.80084e-07 C05=-5.71252e-10 C23=6.97038e-09 C41=1.25680e-08 C06=6.89521e-13 C24=3.16751e-12 C42=2.25270e-10 c60=8.97051e-11 R4面 C02=1.20784e-03 C20=2.06883e-03 C03=-1.40533e-05 C21=4.44511e-05 C04=1.42042e-07 C22=-1.75304e-09 C40=1.84753e-07 C05=9.01218e-10 C23=1.46871e-09 C41=2.53895e-10 C06=-4.31366e-12 C24=-8.79849e-12 C42=-1.82599e-12 c60=-4.30585e-12 R5面 C02=2.70769e-03 C20=1.00819e-03 C03=5.68901e-06 C21=3.16537e-05 C04=4.86535e-07 C22=-9.16386e-08 C40=4.00354e-08 C05=-1.21193e-09 C23=-6.83278e-10 C41=1.45772e-09 C06=5.47807e-12 C24=-1.36131e-10 C42=-9.34573e-11 c60=-7.03592e-13 R6面 C02=3.62336e-03 C20=5.17427e-03 C03=-1.38973e-05 C21=-2.14069e-05 C04=1.47678e-07 C22=1.65634e-07 C40=-4.61086e-08 C05=-1.05417e-09 C23=-7.54144e-10 C41=3.87584e-10 C06=5.56347e-12 C24=5.18352e-12 C42=-1.00483e-12 c60= 7.76995e-12 次に本実施形態における光学作用を説明する。照明系LL
の光源L2から発生した光は複数枚の反射鏡Mを通り、
R(赤色)G(緑色)B(青色)の三原色に分割され
る。そして、R,G,B各色光はそれぞれに対応するラ
イトバルブLV1を通り、ダイクロイックプリズムPによ
り合成され、反射光学系2でスクリーンS上に導光され
る。ライトバルブLV1に基づく画像(カラー画像)が反
射光学系でスクリーンに映し出される。本実施形態の投
射光学系2のディストーションの様子を図8に、図4に
おけるスクリーンS上の像位置、、、、の位
置でのデフォーカス特性を図9に示す。本実施形態の投
射光学系2は図8を見れば分かるとおり、大きなディス
トーションはなく、非対称なディストーションも少な
い。図9のデフォーカス特性を表す個々のグラフは基準
軸上においてスクリーンから−25cm〜25cmの範囲におけ
る周波数1本/mmのMTFを示して、実線がスクリーン上
のローカル座標でのy方向のコントラスト値で、破線が
スクリーン上のローカル座標でのx方向のコントラスト
値を表している。この図から各像位置において、スクリ
ーン上でMTFがピークをもつ、つまり、スクリーン上に
ピントが合っていることがわかる。また、各像位置でコ
ントラスト値はほぼ50%を確保している。
【0072】また、図4に示してあるスクリーンにおけ
る対角線上の、、、、の像位置における光量
比は以下のようになる(の光量を100とする)。
【0073】 =96.5、=101.2、=100、=102.9、=105.5 この様に光量分布にほとんど差は見られない。
【0074】本実施形態で用いられている反射光学系に
おいて、基準軸の周りに展開したアジムス0度と90度に
おける焦点距離f1(0)、f1(90)とライトバル
ブLV1側の主点位置H1(0)、H1(90)を計算す
と以下のような値になる。ただし、アジムス0度は図4
において像位置、、を含むアジムスであり、アジ
ムス90度は図4において像位置、を含むアジムス
である。また、主点位置は凹面鏡R1を基準とし、光の進
む方向を正としている。
【0075】f1(0)=−19.81、f1(90)=−15.25,H1(0)
=−140.15、H1(90)=−135.79 故に |(H(90)−H(0))/H(0)|=0.03<0.2・・・(1) |1−cos(42°)f(0)/f(90)|=0.03<0.2・・・(2) となる(ここで42度はスクリーンSの法線Saと基準軸
Aのなす角である。)。
【0076】本実施形態においては基準軸Aに対し、ラ
イトバルブLV1をシフト、若しくはチルトさせているわ
けではないので、反射光学系2をライトバルブLV1から
見たときにアジムス依存性が無い、つまり主点位置にア
ジムス依存性が無い方が望ましい。本実施形態では、
(1)式の値から解るように主点位置のアジムス依存性が
少ないといえる。もし、(1)式の値が大きい場合、非対
称性の収差が多く発生することになり収差補正上好まし
くなく、0.2以上になると収差補正が難しくなる。ま
た、(2)式が小さいので、スクリーン上での縦横比が保
たれている。(2)式の値が0.2より大きくなるとディス
トーションが大きくなり収差補正が難しくなる。また、
スクリーンS側の瞳に絞りを置いた場合、スクリーンの
上部を通る光路長とスクリーン下部を通る光路長が異な
るためにこの位置に絞りを設けるとスクリーンの上下で
明るさに差が出で来る。
【0077】本実施形態では絞りSSを回転非対称反射面
R2と回転非対称反射面R3の間に設けたが本実施形態
はこれに限らない。本実施形態では回転非対称反射面を
表面反射面として用いているが、特開平8-292372号公
報、特開平9-222561号公報、特開平9-258105号公報等で
開示されているように透明体の表面に回転非対称反射面
を形成した光学ブロックを使用しても良い。
【0078】さらに、本実施形態では、凹面鏡R1・凹面
鏡R3・凸面鏡R5、凸面鏡R2・凸反射面R4は、それぞれモ
ールド成形等により一体的に構成されているがこれに限
定はされない。本実施形態では、回転非対称反射面を6
面用いているが、反射面は6面に限らず、いくつであっ
ても良い。ただし、収差補正上、少なくとも3枚以上あ
ることが望ましい。また、回転非対称反射面はある平面
に対して対称な形状であるが、これに限らない。
【0079】図10は本発明の投射型表示装置の実施形
態3の要部概略図である。本実施形態は図6の実施形態
2に比べて、投射光学系を、前面に透過型スクリーンS
を設けたケースK内に備え背面投射型表示装置に適用し
た点が異なっている。反射光学系2からの光束を平面ミ
ラーMM1と平面ミラーMM2で折り返され透過型のス
クリーンSに投射している。この様にスクリーンS上に
斜めに投射する投射光学系を用いることにより装置の奥
行きを小さくしている。この場合、基準軸とスクリーン
の角度が大きければ大きいほど装置の奥行きを縮めるこ
とができる。
【0080】本実施例では平面ミラーMM1とMM2の
2つのミラーで光路を折り曲げているが本実施形態はこ
れに限定されず、2以上の複数のミラーを用いても良
い。
【0081】以上のように本発明の各実施形態によれ
ば、斜め投射をする投射型表示装置において、曲率を有
する回転非対称反射面を3面以上有し、画像表示パネル
からの光束が前記複数の回転非対称反射面で反射を繰り
返してスクリーンに投影され実像を結ぶ反射光学系を用
い、かつ反射光学系として回転非対称反射面と反射面の
間、又は、反射光学系と表示パネルの間に絞りを設け、
絞りの像が絞り位置よりスクリーン側の光学系により負
の倍率の結像をするように構成することにより、装置の
小型化を図りつつ、周辺光量比を確保し、かつ拡大率の
高い斜め投射の投射型表示装置を得ることができる。さ
らに、本実施形態によればスクリーン面上に拡大投影さ
れる像面が基準軸に対して斜めに結像されるように構成
し、基準軸周りに展開される焦点距離、主点位置等を適
切な値に設定することにより、斜め投射でありながらス
クリーンでの光量をほぼ均一にし、ディストーション、
主に台形歪みを抑え良好なる投射画像を得ることができ
る。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば以上のように各要素を設
定することにより、装置の小型化を図りつつ、周辺光量
比を多く確保し、かつ拡大率の高い斜め投射の方式を用
いた投射光学系及びそれを用いた投射型表示装置を達成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の投射光学系を用いた投射
型表示装置の構成図
【図2】図1の投射光学系の反射光学系1と照明系L、
ライトバルブLVの構成図
【図3】本発明の実施形態1の投射光学系のディストー
ションを示す説明図
【図4】本発明に係るスクリーン上における評価位置を
示す説明図
【図5】本発明の実施形態1の投射光学系のデフォーカ
ス特性を示す説明図
【図6】本発明の実施形態2の投射光学系を用いた投射
型表示装置の構成図
【図7】本発明の実施形態2の投射光学系の反射光学系
2と照明系の構成図
【図8】本発明の実施形態2の投射光学系のディストー
ションを示す説明図
【図9】本発明の実施形態2の投射光学系のデフォーカ
ス特性を示す説明図
【図10】本発明の実施形態3の投射型表示装置を示す
説明図
【図11】従来のシフト光学系の概念図
【図12】従来の斜め投射した光学系の概念図
【図13】斜め投射した場合の倍率の関係を示す説明図
【図14】斜め投射した場合の倍率の関係を示す説明図
【図15】従来の斜め投射光学系を示す説明図
【図16】従来の斜め投射光学系を示す説明図
【図17】本発明における反射光学系の座標系の説明図
【符号の説明】
1、2・・・反射光学系 L、L2・・・照明光学系 LV、LV1・・・ライトバルブ LL・・・ライトバルブ、照明系 R1〜R6・・・回転非対称反射面 S・・・スクリーン SS・・・絞り S’・・・基準軸に垂直な平面 M・・・ミラー、及びダイクロイックミラー M1、M2・・・折り返しミラー P・・・ダイクロイックプリズム A・・・基準軸 K・・・収納ケース βx、βy、βy'・・・倍率 Ri,Rm,n面 Bi 第i の光学素子 Di 基準軸に沿った面間隔 Ndi 屈折率 νdi アッベ数
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/74 H04N 5/74 A Fターム(参考) 2H087 KA06 KA07 TA01 2H088 EA13 EA14 EA15 HA13 HA21 HA24 HA28 MA01 MA20 5C058 EA02 EA12 EA13 5G435 AA01 AA18 BB17 DD02 FF03 FF08 GG03 GG08 GG23 LL15 9A001 BB04 BB06 HZ23 KK16

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示パネルからの光束を基準軸に対
    して傾斜したスクリーン面上に導光して、該スクリーン
    面に画像情報を形成する為の投射光学系において、該投
    射光学系は、曲率を有する回転非対称反射面を複数有
    し、該画像表示パネルからの光束が該複数の回転非対称
    反射面で反射をして該スクリーン面上に導光する反射光
    学系を有しており、該反射光学系の複数の回転非対称反
    射面間、又は、該反射光学系と該画像表示パネルの間に
    絞りを設け、該絞りが該絞り位置より該スクリーン側に
    配置した光学部材により負の倍率で結像をするように設
    定していることを特徴とする投射光学系。
  2. 【請求項2】 表示パネルからの光を投射する投射光学
    系であって、絞りと複数の反射面とを有し、該複数の反
    射面のうち前記絞りを通過した光が最初に入射する屈折
    力を有する反射面の屈折力が正であることを特徴とする
    投射光学系。
  3. 【請求項3】 前記屈折力が正の反射面は凹面反射面ま
    たは回折面であることを特徴とする請求項2の投射光学
    系。
  4. 【請求項4】 前記絞りは前記複数の反射面と前記パネ
    ルの間にあるか、前記屈折力が正の反射面と屈折力を有
    する別の反射面との間にあることを特徴とする請求項2
    の投射光学系。
  5. 【請求項5】 前記屈折力が正の反射面は非球面である
    ことを特徴とする請求項2,3又は4の投射光学系。
  6. 【請求項6】 前記複数の反射面は、屈折力を有する非
    球面反射面を複数含むことを特徴とする請求項5の投射
    光学系。
  7. 【請求項7】 前記屈折力が正の反射面は非回転対称な
    非球面であることを特徴とする請求項2,3又は4の投
    射光学系。
  8. 【請求項8】 前記複数の反射面は、非回転対称な非球
    面を持ち且つ屈折力を有する複数の反射面を含むことを
    特徴とする請求項7の投射光学系。
  9. 【請求項9】 前記複数の反射面のうち屈折力を有する
    複数の反射面の全てが非回転対称な非球面を持つことを
    特徴とする請求項8の投射光学系。
  10. 【請求項10】 屈折力を有するレンズも有することを
    特徴とする請求項9の投射光学系。
  11. 【請求項11】 前記投射光学系は、前記画像表示パネ
    ルと前記スクリーンとが非平行の状態で配置されている
    ときに使用されるものであることを特徴とする請求項1
    の投射光学系。
  12. 【請求項12】 前記反射光学系は、前記画像表示パネ
    ルからの光束を集光させて、光路中に中間像を結像する
    ことを特徴とする請求項1又は11の投射光学系。
  13. 【請求項13】 前記複数の回転非対称反射面の少なく
    とも一つは表面反射鏡より成っていることを特徴とする
    請求項1,11又は12の投射光学系。
  14. 【請求項14】 前記複数の回転非対称反射面の少なく
    とも一つは裏面反射鏡より成っていることを特徴とする
    請求項1,11又は12のいずれか1項の投射光学系。
  15. 【請求項15】 前記反射光学系は、透明体の表面に2
    つの屈折面と曲率を有する前記回転非対称反射面を複数
    形成し、前記画像表示パネルからの光束が1つの屈折面
    から該透明体の内部へ入射し、該複数の回転非対称反射
    面で反射して別の屈折面から射出するように構成された
    光学ブロックを少なくとも一つ含むことを特徴とする請
    求項1又は11から14のいずれか1項の投射光学系。
  16. 【請求項16】 前記複数の回転非対称反射面の少なく
    とも2つの反射面はモールド成形により一体で作成され
    ていることを特徴とする請求項1又は11から15のい
    ずれか1項の投射光学系。
  17. 【請求項17】 前記画像表示パネルの中心とスクリー
    ン面上の画像情報の中心とを結ぶ中心線のまわりに前記
    反射光学系を展開したときの画像表示パネル側のアジム
    スξ度における主点位置をH(ξ)とし、該中心線と該ス
    クリーン面の法線を含む面を表すアジムスをαとしたと
    き |(H(α+90°)−H(α))/H(α)|<0.2 となる条件を満足することを特徴とする請求項1又は1
    1から16のいずれか1項の投射光学系。
  18. 【請求項18】 前記画像表示パネルの中心とスクリー
    ン面上の画像情報の中心を結ぶ中心線と前記スクリーン
    の法線とのなす角をθとし、該中心線のまわりに前記反
    射光学系を展開したときのアジムスξ度における焦点距
    離をf(ξ)とし、該中心線と前記スクリーンの法線を含
    む面を表すアジムスをαとしたとき |1−cosθf(α)/f(α+90°)|<0.2 となる条件を満足することを特徴とする請求項1又は1
    1から17のいずれか1項の投射光学系。
  19. 【請求項19】 請求項1〜18のいずれか1項に記載
    の投射光学系を用いて画像表示パネルに基づく光束をス
    クリーン面上に導光し、該スクリーン面に画像情報を形
    成していることを特徴とする投射型表示装置。
  20. 【請求項20】 請求項1〜18のいずれか1項に記載
    の投射光学系を用いて画像表示パネルに基づく光束を1
    つ又は複数の平面ミラーを介して透過型のスクリーンに
    導光し、該スクリーン面に画像情報を形成していること
    を特徴とする投射型表示装置。
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