JP2001255005A - ヒートポンプ給湯装置 - Google Patents
ヒートポンプ給湯装置Info
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- JP2001255005A JP2001255005A JP2000069806A JP2000069806A JP2001255005A JP 2001255005 A JP2001255005 A JP 2001255005A JP 2000069806 A JP2000069806 A JP 2000069806A JP 2000069806 A JP2000069806 A JP 2000069806A JP 2001255005 A JP2001255005 A JP 2001255005A
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Abstract
て、一定温度の利用水を速やかに貯湯できるようにす
る。 【解決手段】 貯湯が開始された際に、定常的に貯湯が
行えるようになったときの目標流量Qnを演算し(ステ
ップS2)、冷媒により加熱された利用水の温度Tが循
環開始温度Tsになるまで当該利用水の循環を停止して
おく。そして、循環開始温度Tsより高くなったときに
は(ステップS4)、目標流量Qnより所定量多い流量
を循環させ(ステップS5)、また温度Tが定常循環温
度Tn以上になると目標流量Qnを循環させる(ステッ
プS6、ステップS7)。これにより効率的に圧縮機が
所定の周波数になるようにして、一定温度の利用水を速
やかに貯湯できるようにする。
Description
クルを利用して給湯が行えるようにしたヒートポンプ給
湯装置に関する。
電気を熱源として市水を加熱して利用する構成が一般的
である。
用い大気の熱を汲上げて水を加熱するために運転効率が
良いヒートポンプサイクルを利用した給湯装置が開発さ
れている。
て開示されている給湯装置の構成図で、冷媒回路110
と貯湯部120とを主要構成としている。
111、圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器112、凝
縮した冷媒を減圧させる膨張弁113、冷媒を膨張蒸発
させる蒸発器114等を有している。
等の利用水を貯留する貯湯槽121、利用水が循環して
凝縮器112を循環する冷媒と熱交換させることにより
当該利用水を加熱させる受熱器122、貯湯槽121の
利用水を受熱器122を介して循環させる送水ポンプ1
23等を有している。
高温な湯を必要としたりする場合があるので、かかる場
合には電気ヒータ127に通電して補助加熱するように
なっている。
圧縮機111により圧縮されて高温高圧となった冷媒は
凝縮器112に循環し、ここで温水熱交換器126に設
けられた受熱器122を循環する利用水と熱交換して凝
縮する。
減圧され、蒸発器114で蒸発する。このときの蒸発に
要する熱は大気から供給される。
は、当該貯湯槽121の底部側から送水ポンプ123に
より受熱器122を介して貯湯槽121の上部側に送ら
れ、当該受熱器122を通過する際に冷媒と熱交換して
加熱されてお湯になる。
お湯は、給水口124から加圧給水される市水の圧力で
取水口125から吐出されて利用される。
や氷が着氷して外気と冷媒との熱交換効率を低下させて
しまうので、このような場合には例えば冷媒の循環方向
を逆にして蒸発器114に圧縮機111からの高温高圧
の冷媒を循環させて着氷した氷等を除去する除霜運転が
行われる。
路を起動した直後における圧縮機の駆動周波数は低く、
徐々に所定の周波数に近づいて定常状態となるため、こ
の間は凝縮器の冷媒により加熱された利用水の温度も低
く、かかる温度の低い利用水を貯湯槽に循環させてしま
うと、既に所定温度で貯湯されている利用水が冷えてし
まう問題がある。
態で駆動されるまで、利用水の循環を停止させておくこ
とも可能であるが、かかる場合には定常状態に達するま
での時間が長くなってしまい、貯湯完了が遅れる問題が
あった。
状態になるように、また貯湯完了までの時間を短くでき
るようにして利便性を高めたヒートポンプ給湯装置を提
供することを目的とする。
め、請求項1にかかる発明は、圧縮機、該圧縮機から吐
出される高温高圧の冷媒で利用水を加熱する凝縮器、減
圧装置、蒸発器を冷媒配管により環状に接続した冷媒回
路と、貯湯槽内の利用水を該貯湯槽の下部より取出し凝
縮器を介して貯湯槽の上部に循環ポンプを用いて循環さ
せる温水回路とを有するヒートポンプ給湯装置におい
て、温水回路を循環する利用水の量を信号に基づいて調
整する流量調整弁と、凝縮器で加熱された利用水の温度
が第1の設定温度以上で温水回路を循環する利用水の循
環量を凝縮器で加熱された利用水の温度が第2の設定温
度になるように0から変える信号を流量調整弁へ出力す
ると共に、この凝縮器で加熱された利用水の温度が第3
の設定温度以下の際に信号を流量調整弁が開く方向へ補
正する制御手段とを有して、圧縮機が効率的に定常状態
になるように、また貯湯完了までの時間を短くできるよ
うにして利便性を高めたことを特徴とする。
度、第2の設定温度及び第3の設定温度が、第1の設定
温度<第2の設定温度<第3の設定温度の関係を満たす
ように設定されていることを特徴とする。
れた利用水の温度は、貯湯槽の下部の利用水の温度で補
正されることを特徴とする。
く方向へ補正する信号は、開度が1.1倍に補正された
ものであることを特徴とする。
を約40℃、第2の設定温度を約47℃に設定したこと
を特徴とする。
て説明する。図1は本発明の実施の形態の説明に適用さ
れるヒートポンプ給湯装置の構成図で、冷媒回路1、貯
湯部2及びこれらの動きを制御する制御手段である制御
部3を主要構成としている。
1、冷媒Rを凝縮させる凝縮器12、冷媒Rを減圧又は
絞る減圧装置13、冷媒Rと外気とを熱交換させて当該
冷媒Rを蒸発させる蒸発器14等を有している。
造の貯湯槽21、利用水Wが循環すると共に凝縮器と熱
接触するように設けられた受熱器22、貯湯槽21の利
用水Wを受熱器22を介して循環させる循環ポンプ2
3、該循環ポンプ23で循環させる利用水の循環量を調
整する流量調整弁である流量調整弁24、受熱器22か
ら貯湯槽21に戻る利用水の温度を検出する吐出温度検
出器25、受熱器22入る利用水の温度を検出する流入
温度検出器27等を有し、貯湯槽の底部側には電気ヒー
タ47が適宜設けられて、特に高温の湯を貯湯したいよ
うな場合に用いられる。
熱伝導特性の優れたパイプ(銅パイプ等)等により形成
され、これらが熱交換可能に密着されて温水熱交換器2
6を形成している。無論、このような密接構造でなく、
種々の構造、例えば受熱器22のパイプに凝縮器12の
パイプを挿入して形成された2重管構造であっても良
い。
機11で圧縮されて高温高圧となって凝縮器12に供給
される。この凝縮器12と熱接触する受熱器22には貯
湯槽21の底部に設けられた循環供給口41から貯湯槽
21内の利用水が循環ポンプ23で圧送されて供給され
るようになっているので、凝縮器12を循環する冷媒は
当該受熱器22に供給される利用水に熱を与えて凝縮
し、減圧装置により減圧又は絞られて、蒸発器14で蒸
発して圧縮機に戻る。このとき、冷媒は外気から蒸発熱
を奪う(汲上げる)ことにより蒸発する。
熱を受けて約60℃にまで加熱された利用水は、貯湯槽
21の上部に設けられた循環吐出口42から当該貯湯槽
21に戻り、貯湯槽21の上部から順に約60℃の湯が
溜るようになる。
出器43〜46が上下方向に並んで設けられて、これら
の槽内温度検出器43〜46が全て所定の温度以上にな
ると、貯湯槽21内が所定温度のお湯で満たされ、貯湯
が完了したと判断する。
は、止水栓51、減圧弁52、逆止弁53等を経て貯湯
槽21の底部に設けられた貯留給水口49から市水が供
給される。
されていて、利用水が利用されるとその分だけ補給され
るようになっていて、これにより貯湯槽は常に満タンの
状態が維持されるようになっている。
湯槽内が常に一定の減圧後の圧力となるようにし、当該
圧力で当該貯湯槽に貯湯されている利用水が蛇口等から
吐出されて取水できるようになっている。
や蛇口等の取水器35から取水する場合には、利用水が
湯取出口48から当該貯湯槽の内圧により圧送されて、
電動混合弁54で市水等と混合されて設定温度(30℃
〜60℃)に調整された後取水される。
は、貯湯槽21に貯湯した利用水Wが冷えてしまい、給
湯時に所望の温度より低くなっている場合もある。そこ
で、外気温が例えば15℃以下の場合には、電気ヒータ
47を駆動するようにして、貯湯温度が適宜高くなるよ
うにしている。
圧縮機11が定常周波数で駆動されず、また凝縮器12
等の部材の温度も定常状態に達していない。このため、
同じ貯湯条件でも凝縮器12から貯湯槽21に戻る利用
水Wの温度が低くなったりすることがある。
達するまで利用水Wが貯湯槽21に戻るのを停止させる
ことも可能である。
までの時間は、凝縮器12の温度が低い方が早くなるの
で、利用水Wの循環を止めてしまうと当該時間が長くな
ってしまう不都合がある。
的に貯湯が行えるように、図2に示すような手順で貯湯
槽21に戻る利用水Wの流量を調整するようにしてい
る。図2に示す手順を図3に示す昇温過程を参照して説
明する。
で、曲線は、最初から後述する目標流量で利用水Wを
循環させた場合、曲線は利用水Wを循環させない場
合、曲線は本発明に従い流量を調整して循環させた場
合の昇温過程を示している。また、点線は、定常状態で
の温度を示している。
停止状態になるようにして(Q=0)冷媒回路1が起動
する(ステップS1)。
ける循環量を演算し、これを目標流量Qとして設定して
(ステップS2)、貯湯槽21に戻る利用水Wの温度T
を吐出温度検出器25で検出する(ステップS3)。
ので、凝縮器12の温度上昇は最も早いが、このことは
圧縮機11等が最も早く定常状態に達することを意味し
ていない。
もよるが、凝縮器12の温度が余り高くなると当該凝縮
器12での凝縮量が少なくなって、圧縮機11にとって
高負荷の状態となり図示しない保護回路が圧縮機11の
駆動周波数を下げるように作用する。
波数が制御された点を示している。本発明では、この保
護回路が動作する前に循環を開始させるようにしてい
る。
された第1の設定温度である循環開始温度Tsより低い
場合(T≦Ts)には、循環停止状態を継続させ、循環
開始温度Tsより高くなった場合(T>Ts)には流量
QをQ=Qn*αとして循環を開始する。
い温度であることは、上述したとおりであり、また循環
を開始することにより凝縮器12の温度は下がるので圧
縮機11の負荷が小さくなってより早く定常状態に近づ
こうとする。図3における点Bから点Cに向けた昇温過
程がこれに対応している。
である定常循環温度Tnに達すると(ステップS6)、
流量Qを目標流量Qnに設定する(ステップS7)。
ているので、単位時間あたりに凝縮器12が失う熱も少
なくなって温度が上昇すると共に、圧縮機11にとって
は負荷が大きくなる方向に作用して、これらの総合的な
効果により、系は速やかに定常状態に達するようにな
る。
て、Ts=40℃、Tn=47℃、α=1.1を例示す
ることができるが、これらの値は圧縮機11や凝縮器1
2等の冷媒回路1の能力、循環ポンプ23の送水制御精
度等に依存するので一概に規定することができないこと
は言うまでもない。
860/(WS2−WS1)/60[リットル/分]に
より求められる。
検出した受熱器22に入ってくる利用水Wの温度であ
り、WS2は吐出温度検出器25が検出して受熱器22
から出ていく利用水Wの温度である。そして、このWS
2が第3の設定温度である目標温度になるように循環流
量Qを制御部3が演算する。
必ずしも実際に流入している利用水Wの温度と一致して
いない場合がある。例えば、冷媒回路1を起動した際に
前回の起動により温水熱交換器26や受熱器22等の流
入温度検出器27が取付けられている部分の温度が高く
なっている場合があったり、また外気温の影響を受けた
りする。
る利用水Wが貯留されている場所の温度、即ち貯湯槽2
1の下部に位置する利用水Wの温度TS1を流入温度と
している。
46により検出された温度で、これにより、より正確な
流量制御が可能になる。
利用水の循環量を調整する流量調整器と、凝縮器の冷媒
で加熱された利用水の温度が所定温度になるように循環
量を演算すると共に、凝縮器の冷媒で加熱された利用水
の温度が、予め設定された循環開始温度以下のときには
循環を停止させ、また当該循環開始温度以上であって予
め設定された定常循環温度以下の温度のときには、演算
した循環量より所定量多い量を循環させ、さらに定常循
環温度以上のときには演算した循環量で循環させるよう
に流量調整器を制御する制御部とを設けたので、圧縮機
が効率的に定常状態になると共に、貯湯完了までの時間
が短くできるようになって利便性を高めたることが可能
になる。
ポンプ給湯装置の構成図である。
ートである。
めの図である。
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 圧縮機、該圧縮機から吐出される高温高
圧の冷媒で利用水を加熱する凝縮器、減圧装置、蒸発器
を冷媒配管により環状に接続した冷媒回路と、貯湯槽内
の利用水を該貯湯槽の下部より取出し前記凝縮器を介し
て前記貯湯槽の上部に循環ポンプを用いて循環させる温
水回路とを有するヒートポンプ給湯装置において、 前記温水回路を循環する利用水の循環量を信号に基づい
て調整する流量調整弁と、 前記凝縮器で加熱された利用水の温度が第1の設定温度
以上で温水回路を循環する利用水の循環量を前記凝縮器
で加熱された利用水の温度が第2の設定温度になるよう
に0から変える信号を前記流量調整弁へ出力すると共
に、この凝縮器で加熱された利用水の温度が第3の設定
温度以下の場合に前記信号を前記流量調整弁が開く方向
へ補正する制御手段とを有することを特徴とするヒート
ポンプ給湯装置。 - 【請求項2】 前記第1の設定温度、第2の設定温度及
び第3の設定温度が、 第1の設定温度<第2の設定温度<第3の設定温度の関
係を満たすように設定されていることを特徴とする請求
項1記載のヒートポンプ給湯装置。 - 【請求項3】 前記凝縮器で加熱された利用水の温度
は、前記貯湯槽の下部の利用水の温度で補正されること
を特徴とする請求項1又は2記載のヒートポンプ給湯装
置。 - 【請求項4】 前記流量調整弁が開く方向へ補正する信
号は、開度が1.1倍に補正されたものであることを特
徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載のヒートポン
プ給湯装置。 - 【請求項5】 前記第1の設定温度を約40℃、第2の
設定温度を約47℃に設定したことを特徴とする請求項
1乃至4いずれか1項記載のヒートポンプ給湯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000069806A JP4090179B2 (ja) | 2000-03-14 | 2000-03-14 | ヒートポンプ給湯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001255005A true JP2001255005A (ja) | 2001-09-21 |
JP4090179B2 JP4090179B2 (ja) | 2008-05-28 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4090179B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006258375A (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ヒートポンプ式給湯装置 |
US7225629B2 (en) | 2004-01-20 | 2007-06-05 | Carrier Corporation | Energy-efficient heat pump water heater |
JP2016001069A (ja) * | 2014-06-11 | 2016-01-07 | 富士電機株式会社 | 自動販売機 |
CN112902293A (zh) * | 2021-02-03 | 2021-06-04 | 威瑞(天津)机电有限公司 | 一种循环泵站以及循环泵站控制系统、热循环控制方法 |
-
2000
- 2000-03-14 JP JP2000069806A patent/JP4090179B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006258375A (ja) * | 2005-03-17 | 2006-09-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ヒートポンプ式給湯装置 |
JP2016001069A (ja) * | 2014-06-11 | 2016-01-07 | 富士電機株式会社 | 自動販売機 |
CN112902293A (zh) * | 2021-02-03 | 2021-06-04 | 威瑞(天津)机电有限公司 | 一种循环泵站以及循环泵站控制系统、热循环控制方法 |
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