JP2001254673A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

密閉型圧縮機

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JP2001254673A JP2000066530A JP2000066530A JP2001254673A JP 2001254673 A JP2001254673 A JP 2001254673A JP 2000066530 A JP2000066530 A JP 2000066530A JP 2000066530 A JP2000066530 A JP 2000066530A JP 2001254673 A JP2001254673 A JP 2001254673A
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浩業 明石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密閉型圧縮機に関し、多圧力の冷凍システム
に適用し、ならびに高効率化、低消費電力化、高信頼性
化を図る。 【解決手段】 密閉容器29内にモーター30と第一圧
縮要素31と第二圧縮要素32とを備え、第一圧縮要素
31用吸入パイプ46と、吸入マフラー36とが密閉容
器29内に連通せず、第一圧縮要素31用吐出パイプ4
7と、吐出管48と、吐出マフラー37とが密閉容器2
9内に連通せず、第二圧縮要素32用吐出パイプ50
と、吐出管51と、吐出マフラー42とが密閉容器29
内に連通せず、第二圧縮要素32用吸入パイプ49と、
吸入マフラー41とが密閉容器29内に連通した構成と
なっているので、冷凍システムに二つの吸入圧力、二つ
の吐出圧力を提供し、高効率、且つ高信頼性、冷媒流量
の制御が容易に図れる密閉型圧縮機とすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、最低2つの圧縮要
素を備えた多圧力の密閉型圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、冷凍機器分野において、高効率化
の一環として、多蒸発器のマルチ冷凍システム用の多圧
力圧縮機が提案されている。従来の圧縮機として、例え
ば特開平11−223397号公報に示されているもの
がある。
【0003】以下、図面を参照しながら上記従来の圧縮
機の一例について説明する。
【0004】図6は従来の二蒸発器冷凍冷蔵庫に適用す
るロータリー型圧縮機の側面図である。
【0005】図6において、1は密閉容器であり、密閉
容器1内の上部空間にはモーター2、その下部にはこの
モーターで回転駆動される二段圧縮機構3が収納されて
いる。モーター2は、密閉容器1の内壁に固定された固
定子4と、この固定子4の内側に回転子5と回転軸6と
から構成されている。そして、固定子4は回転子5に回
転磁界を与える固定子巻線7を備えている。圧縮機構3
は中間仕切板8で仕切られたシリンダー9及びシリンダ
ー10を備えている。各シリンダー9、10には回転軸
6で回転駆動される偏心部11、12が取り付けられて
おり、これら偏心部11、12は偏心位置が互いに18
0度位相がずれている。上側のシリンダー9、偏心部1
1、ローラ13などによって高段側圧縮要素14が構成
され、下側のシリンダー10、偏心部12、ローラ15
などによって低段側圧縮要素16が構成される。配管1
7、吸入管18、低段側圧縮要素16、吐出ポート1
9、膨張型消音器20、配管21などによって低段側の
冷媒通路が構成され、配管22、合流器23、配管2
4、高段側用吸入管25、高段側圧縮要素14、吐出マ
フラー26、密閉容器1、配管27などによって高段側
の冷媒通路が構成される。
【0006】以上のように構成された二段圧縮冷凍装置
について、以下その動作を説明する。
【0007】モーター2が駆動されると、低段側圧縮要
素16は冷凍用蒸発器(図示せず)からの冷媒を配管1
7、低段側用吸入管18を経て冷媒を吸入して圧縮(一
段圧縮)し、吐出ポート19から膨張型消音器20を経
て配管21に吐出する。配管21に吐出された一段圧縮
ガス冷媒は合流器23で、冷蔵用蒸発器(図示せず)か
ら配管22を経て流入した冷媒と合流してから、配管2
4、高段側用吸入管25から高段側圧縮要素14に吸入
される。そこで圧縮(冷凍室用蒸発器からの冷媒にとっ
ては二段圧縮で、冷蔵室用蒸発器からの冷媒にとっては
一段圧縮である。)されたガス冷媒は、吐出マフラー2
6に吐出され、吐出マフラー26から密閉容器1内に一
旦吐出された後に、配管27を介して凝縮器(図示せ
ず)に送られる。
【0008】低段側圧縮要素16から吐出された冷媒ガ
スは密閉容器1の外にある配管21を通ることにより、
冷媒ガス温度を下げられ、高段側圧縮要素14が吸入す
る冷媒ガスの温度を下げることができ、効率を向上する
ことができる。また、高段側圧縮要素14の吐出ガスの
温度も低くなるため、圧縮機の過熱を防止でき、潤滑油
の粘度低下による潤滑不良や潤滑油の劣化を防止でき
る。
【0009】このように二段圧縮機により、二蒸発器の
圧縮冷凍サイクルを使用した方が、一段圧縮冷凍サイク
ルを使用する場合よりも冷凍サイクルの効率が向上す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、低段側の吐出冷媒が必ず冷蔵室用蒸発器か
ら出た冷媒と合流してから高段側で圧縮するので、低段
側の圧縮は高段側に影響があり、その圧縮機を使用した
サイクルの低段側と高段側の流量制御が難しくなる。ま
た、低段側圧縮要素16と高段側圧縮要素14との排除
容積比を調整することで、理論的には高いサイクル効率
を得られるが、実際にこのサイクルを適用する場合、特
に低段側の圧縮効率が低くなる。例えば冷凍冷蔵庫に応
用される場合は、低段側の圧縮比、圧縮ガス体積が小さ
いために、理論圧縮動力は小さいが、実際に必要となる
動力は固定的に発生する摺動損失等のために、かなり大
きくなる。すなわち、低段側の圧縮効率や機械効率が非
常に悪くなるという欠点があった。
【0011】本発明の目的は、多温度レベルの蒸発器を
もつ冷凍サイクルに適用するために多圧力を提供し、冷
凍サイクル全体の高効率化が図れ、各圧縮要素の間に圧
縮ガスの交互影響がなく、冷凍サイクル流量制御が容易
になり、且つ信頼性が高い多圧力密閉型圧縮機を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、モーターと、吸入部と吐出部をそれぞれ持
つ二つ以上の圧縮要素と、前記モーターと前記圧縮要素
とを収納した密閉容器とからなり、前記吸入部の一つが
前記密閉容器内に連通し、他の前記吸入部が前記密閉容
器内に連通せず、前記吐出部が互いに連通していない構
成としたのである。
【0013】これにより、適正な圧縮比をベースに冷凍
サイクルに2つ以上の吸入圧力、並びに2つ以上の吐出
圧力を提供することができ、冷凍サイクル全体の効率を
向上することができる。また、密閉容器内を中間圧力に
することにより、各圧縮要素のそれぞれの圧縮室内と密
閉容器内との圧力差が小さく、各圧縮要素と密閉容器内
の間での冷媒ガスの漏れ量を少なくすることができ、圧
縮機の冷凍能力、ならびに効率を向上することができ
る。或いは、密閉容器内を低圧力にすることにより、温
度の低い冷媒ガスで密閉容器内の各圧縮要素やモーター
を冷却できるので、各圧縮要素の過熱を防止でき信頼性
が向上すると共に、モーター、並びに潤滑油の温度低下
によりモーター効率、並びに機械効率と信頼性を向上す
ることができる。また、各圧縮要素の間に交互影響がな
く、サイクル冷媒流量の制御が容易にでき、並びに各圧
縮要素の高効率圧縮ができる。更に、冷凍装置が要求す
る各圧力並びに冷凍能力に応じた気筒容積の比率から、
それぞれに適正なボア径にすることにより、モーターの
最大トルクとトルク変動を小さくすることができ、モー
ター効率の向上と振動低減ができる。
【0014】また、本発明は、モーターと、吸入部と吐
出部をそれぞれ持つ二つ以上の圧縮要素と、前記モータ
ーと前記圧縮要素とを収納した密閉容器とからなり、前
記吸入部の一つが前記密閉容器内に連通し、他の前記吸
入部が前記密閉容器内に連通せず、前記吐出部が互いに
連通している構成としたのである。
【0015】これにより、適正な圧縮比をベースに冷凍
サイクルに2つ以上の吸入圧力、並びに1つの吐出圧力
を提供することができ、冷凍サイクル全体の効率を向上
すると共に、各圧縮要素用の吐出部が互いに連通してい
るので、冷凍装置の凝縮器を一つにすることができ、高
効率化、並びに省スペース化ができる。また、密閉容器
内を中間圧力にすることにより、各圧縮要素のそれぞれ
の圧縮室内と密閉容器内との圧力差が小さく、各圧縮要
素と密閉容器内の間での冷媒ガスの漏れ量を少なくする
ことができ、圧縮機の冷凍能力、ならびに効率を向上す
ることができる。或いは、密閉容器内を低圧力にするこ
とにより、温度の低い冷媒ガスで密閉容器内の各圧縮要
素やモーターを冷却できるので、各圧縮要素の過熱を防
止でき信頼性が向上すると共に、モーター、並びに潤滑
油の温度低下によりモーター効率、並びに機械効率と信
頼性を向上することができる。また、各圧縮要素の間に
交互影響がなく、サイクル冷媒流量の制御が容易にで
き、並びに各圧縮要素の高効率圧縮ができる。更に、冷
凍装置が要求する各圧力並びに冷凍能力に応じた気筒容
積の比率から、それぞれに適正なボア径にすることによ
り、モーターの最大トルクとトルク変動を小さくするこ
とができ、並びにモーター効率の向上と振動低減ができ
る。
【0016】また、本発明は、モーターと、吸入部と吐
出部をそれぞれ持つ二つ以上の圧縮要素と、前記モータ
ーと前記圧縮要素とを収納した密閉容器とからなり、前
記吸入部が全て前記密閉容器内に連通せず、前記吐出部
が全て前記密閉容器内に連通している構成としたのであ
る。
【0017】これにより、適正な圧縮比をベースに冷凍
サイクルに2つ以上の吸入圧力、並びに1つの吐出圧力
を提供することができ、冷凍サイクル全体の効率を向上
すると共に、吐出圧力が一つなので、冷凍装置の凝縮器
を一つにすることができ、高効率化、並びに省スペース
化ができる。また、密閉容器内が高圧になっているた
め、圧力差により密閉容器内から各圧縮要素それぞれの
圧縮室内への潤滑油の供給が十分にでき、ピストンとシ
リンダー等の摺動部の潤滑性が向上して信頼性を向上す
ることができる。また、各圧縮要素の間に交互影響がな
く、サイクル冷媒流量の制御が容易にでき、並びに各圧
縮要素の高効率圧縮ができる。更に、冷凍装置が要求す
る各圧力並びに冷凍能力に応じた気筒容積の比率から、
それぞれに適正なボア径にすることにより、モーターの
最大トルクとトルク変動を小さくすることができ、並び
にモーター効率の向上と振動低減ができる。
【0018】また、モーターと、吸入部と吐出部をそれ
ぞれ持つ二つ以上の圧縮要素と、前記モーターと前記圧
縮要素とを収納した密閉容器とからなり、前記吸入部が
全て前記密閉容器内に連通せず、前記吐出部の一つが前
記密閉容器内に連通し、他の前記吐出部が前記密閉容器
内に連通していない構成としたのである。
【0019】これにより、適正な圧縮比をベースに冷凍
サイクルに2つ以上の吸入圧力、並びに2つ以上の吐出
圧力を提供することができ、冷凍サイクル全体の効率を
向上することができる。また、密閉容器内が高圧になっ
ているため、圧力差により密閉容器内から各圧縮要素そ
れぞれの圧縮室内への潤滑油の供給が十分にでき、ピス
トンとシリンダー等の摺動部の潤滑性が向上して信頼性
を向上することができる。また、各圧縮要素の間に交互
影響がなく、サイクル冷媒流量の制御が容易にでき、並
びに各圧縮要素の高効率圧縮ができる。更に、冷凍装置
が要求する各圧力並びに冷凍能力に応じた気筒容積の比
率から、それぞれに適正なボア径にすることにより、モ
ーターの最大トルクとトルク変動を小さくすることがで
き、並びにモーター効率の向上と振動低減ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、モーターと、吸入部と吐出部をそれぞれ持つ二つ以
上の圧縮要素と、前記モーターと前記圧縮要素とを収納
した密閉容器とからなり、前記吸入部の一つが前記密閉
容器内に連通し、他の前記吸入部が前記密閉容器内に連
通せず、前記吐出部が互いに連通していないものであ
り、適正な圧縮比をベースに冷凍サイクルに2つ以上の
吸入圧力、並びに2つ以上の吐出圧力を提供することが
でき、冷凍サイクル全体の効率を向上することができ
る。また、密閉容器内を中間圧力にすることにより、各
圧縮要素のそれぞれの圧縮室内と密閉容器内との圧力差
が小さく、各圧縮要素と密閉容器内の間での冷媒ガスの
漏れ量を少なくすることができ、圧縮機の冷凍能力、な
らびに効率を向上することができる。或いは、密閉容器
内を低圧力にすることにより、温度の低い冷媒ガスで密
閉容器内の各圧縮要素やモーターを冷却できるので、各
圧縮要素の過熱を防止でき信頼性が向上すると共に、モ
ーター、並びに潤滑油の温度低下によりモーター効率、
並びに機械効率と信頼性を向上することができる。ま
た、各圧縮要素の間に交互影響がなく、サイクル冷媒流
量の制御が容易にでき、並びに各圧縮要素の高効率圧縮
ができる。更に、冷凍装置が要求する各圧力並びに冷凍
能力に応じた気筒容積の比率から、それぞれに適正なボ
ア径にすることにより、モーターの最大トルクとトルク
変動を小さくすることができ、並びにモーター効率の向
上と振動低減ができるという作用を有する。
【0021】請求項2記載の発明は、モーターと、吸入
部と吐出部をそれぞれ持つ二つ以上の圧縮要素と、前記
モーターと前記圧縮要素とを収納した密閉容器とからな
り、前記吸入部の一つが前記密閉容器内に連通し、他の
前記吸入部が前記密閉容器内に連通せず、前記吐出部が
互いに連通しているものであり、適正な圧縮比をベース
に冷凍サイクルに2つ以上の吸入圧力、並びに1つの吐
出圧力を提供することができ、冷凍サイクル全体の効率
を向上すると共に、各圧縮要素用の吐出部が互いに連通
しているので、冷凍装置の凝縮器を一つにすることがで
き、高効率化、並びに省スペース化ができる。また、密
閉容器内を中間圧力にすることにより、各圧縮要素のそ
れぞれの圧縮室内と密閉容器内との圧力差が小さく、各
圧縮要素と密閉容器内の間での冷媒ガスの漏れ量を少な
くすることができ、圧縮機の冷凍能力、ならびに効率を
向上することができる。或いは、密閉容器内を低圧力に
することにより、温度の低い冷媒ガスで密閉容器内の各
圧縮要素やモーターを冷却できるので、各圧縮要素の過
熱を防止でき信頼性が向上すると共に、モーター、並び
に潤滑油の温度低下によりモーター効率、並びに機械効
率と信頼性を向上することができる。また、各圧縮要素
の間に交互影響がなく、サイクル冷媒流量の制御が容易
にでき、並びに各圧縮要素の高効率圧縮ができる。更
に、冷凍装置が要求する各圧力並びに冷凍能力に応じた
気筒容積の比率から、それぞれに適正なボア径にするこ
とにより、モーターの最大トルクとトルク変動を小さく
することができ、並びにモーター効率の向上と振動低減
ができるという作用を有する。
【0022】請求項3記載の発明は、モーターと、吸入
部と吐出部をそれぞれ持つ二つ以上の圧縮要素と、前記
モーターと前記圧縮要素とを収納した密閉容器とからな
り、前記吸入部が全て前記密閉容器内に連通せず、前記
吐出部が全て前記密閉容器内に連通しているものであ
り、適正な圧縮比をベースに冷凍サイクルに2つ以上の
吸入圧力、並びに1つの吐出圧力を提供することがで
き、冷凍サイクル全体の効率を向上すると共に、吐出圧
力が一つなので、冷凍装置の凝縮器を一つにすることが
でき、高効率化、並びに省スペース化ができる。また、
密閉容器内が高圧になっているため、圧力差により密閉
容器内から各圧縮要素それぞれの圧縮室内への潤滑油の
供給が十分にでき、ピストンとシリンダー等の摺動部の
潤滑性が向上して信頼性を向上することができる。ま
た、各圧縮要素の間に交互影響がなく、サイクル冷媒流
量の制御が容易にでき、並びに各圧縮要素の高効率圧縮
ができる。更に、冷凍装置が要求する各圧力並びに冷凍
能力に応じた気筒容積の比率から、それぞれに適正なボ
ア径にすることにより、モーターの最大トルクとトルク
変動を小さくすることができ、並びにモーター効率の向
上と振動低減ができるという作用を有する。
【0023】請求項4記載の発明は、モーターと、吸入
部と吐出部をそれぞれ持つ二つ以上の圧縮要素と、前記
モーターと前記圧縮要素とを収納した密閉容器とからな
り、前記吸入部が全て前記密閉容器内に連通せず、前記
吐出部の一つが前記密閉容器内に連通し、他の前記吐出
部が前記密閉容器内に連通していないものであり、適正
な圧縮比をベースに冷凍サイクルに2つ以上の吸入圧
力、並びに2つ以上の吐出圧力を提供することができ、
冷凍サイクル全体の効率を向上することができる。ま
た、密閉容器内が高圧になっているため、圧力差により
密閉容器内から各圧縮要素それぞれの圧縮室内への潤滑
油の供給が十分にでき、ピストンとシリンダー等の摺動
部の潤滑性が向上して信頼性を向上することができる。
また、各圧縮要素の間に交互影響がなく、サイクル冷媒
流量の制御が容易にでき、並びに各圧縮要素の高効率圧
縮ができる。更に、冷凍装置が要求する各圧力並びに冷
凍能力に応じた気筒容積の比率から、それぞれに適正な
ボア径にすることにより、モーターの最大トルクとトル
ク変動を小さくすることができ、並びにモーター効率の
向上と振動低減ができるという作用を有する。
【0024】
【実施例】以下、本発明による密閉型圧縮機の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。尚、従来と同一
構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0025】(実施例1)図1は本発明の実施例1によ
る密閉型圧縮機の平面断面図を示す。図2は同実施例の
密閉型圧縮機の縦断面図を示す。
【0026】図1、図2において、28は、密閉容器2
9内にモーター30と第一圧縮要素31と第二圧縮要素
32とを備えた密閉型圧縮機である。
【0027】第一圧縮要素31は、シリンダー33、ピ
ストン34、コンロッド35、吸入マフラー36、吐出
マフラー37等からなり、第二圧縮要素32も同様にシ
リンダー38、ピストン39、コンロッド40、吸入マ
フラー41、吐出マフラー42等からなる。モーター3
0は、クランクシャフト43に固定されたローター4
4、ステーター45により構成されている。クランクシ
ャフト43は偏心部43aを有し、偏心部43aとピス
トン34、39はそれぞれコンロッド35、40により
連結されている。46は密閉容器29に固定され、吸入
マフラー36から密閉容器29内に連通しないで密閉容
器29外に出した吸入パイプである。47は密閉容器2
9に固定された吐出パイプであり、一端が吐出管48を
介して吐出マフラー37に連通し、他端が密閉容器29
に出ている。49は密閉容器29に固定され、密閉容器
29内に連通した吸入パイプである。吸入マフラー41
は密閉容器29内に連通している。50は密閉容器29
に固定された吐出パイプであり、一端が吐出管51を介
して吐出マフラー42に連通し、他端が密閉容器29外
に出ている。52は潤滑油で、密閉容器29の下部に貯
溜している。
【0028】以上のように構成された密閉型圧縮機につ
いて、以下その動作を説明する。
【0029】モーター30によってクランクシャフト4
3が回転すると、コンロッド35、40によりピストン
34、39はそれぞれシリンダー33、38内を往復運
動する。そして、第一圧縮要素31は、吸入パイプ4
6、吸入マフラー36を介してシリンダー33内に冷媒
ガスを吸入して、圧縮した後に吐出マフラー37、吐出
管48を介して吐出パイプ47から密閉容器29の外に
吐出する。第二圧縮要素32は、吸入パイプ49から吸
い込んだガスが一旦密閉容器29内に入ってから、吸入
マフラー41を介してシリンダー38内に冷媒ガスを吸
入して、圧縮した後に吐出マフラー42、吐出管51を
介して吐出パイプ50から密閉容器29の外に吐出す
る。
【0030】また、潤滑油52はクランクシャフト43
の下端部から遠心力によって吸い上げられ、クランクシ
ャフト43の各摺動部を潤滑した後、偏心部43aの上
端部から遠心力によって飛散して、ピストン34、39
とシリンダー33、38の摺動部やコンロッド35、4
0の摺動部を潤滑する。
【0031】本実施例では適正な圧縮比をベースに冷凍
サイクルに2つの吸入圧力、並びに2つの吐出圧力を提
供することができ、冷凍サイクル全体の効率を向上する
ことができる。たとえば、この密閉型圧縮機をツイン蒸
発器の冷凍冷蔵装置用冷凍サイクルに適用する場合、第
一圧縮要素31で冷凍用蒸発器から出る冷媒を圧縮し、
第二圧縮要素32で冷蔵用蒸発器から出る冷媒を圧縮す
ることにより、冷凍用蒸発器から出る冷媒を従来の二段
圧縮から一段圧縮に変えることができるため、この部分
の冷媒の高効率圧縮ができ、冷凍冷蔵装置の全体の効率
を向上することができる。また、各圧縮要素31、32
の間に交互影響がなく、サイクル冷媒流量の制御が容易
にできる。また、密閉容器29内を冷凍サイクルの中間
圧力にすることにより、第一圧縮要素31と第二圧縮要
素32の圧縮室内と密閉容器29内との圧力差が小さ
く、各圧縮要素31、32と密閉容器29内の間での冷
媒ガスの漏れ量を少なくすることができ、圧縮機の冷凍
能力、ならびに効率を向上することができる。或いは、
密閉容器29内が冷凍サイクルの低圧力にすることによ
り、温度の低い冷媒ガスで密閉容器29内の各圧縮要素
31、32やモーター30を冷却できるので、各圧縮要
素31、32の過熱を防止でき信頼性が向上すると共
に、モーター30、並びに潤滑油52の温度低下により
モーター30効率、並びに密閉型圧縮機28の機械効率
と信頼性を向上することができる。更に、冷凍装置が要
求する各圧力並びに冷凍能力に応じた気筒容積の比率か
ら、それぞれに適正なボア径にすることにより、モータ
ー30の最大トルクとトルク変動を小さくすることがで
き、モーター30効率の向上と振動低減ができる。
【0032】以上のように本実施例の密閉型圧縮機は、
密閉容器29内にモーター30と第一圧縮要素31と第
二圧縮要素32とを備え、第一圧縮要素31用吸入パイ
プ46と、吸入マフラー36とが密閉容器29内に連通
せず、第一圧縮要素31用吐出パイプ47と、吐出管4
8と、吐出マフラー37とが密閉容器29内に連通せ
ず、第二圧縮要素32用吐出パイプ50と、吐出管51
と、吐出マフラー42とが密閉容器29内に連通せず、
第二圧縮要素32用吸入パイプ49と、吸入マフラー4
1とが密閉容器29内に連通した構成となっているの
で、冷凍システムに二つの吸入圧力、二つの吐出圧力を
提供し、高効率、且つ高信頼性で、冷媒流量の制御が容
易に図れる密閉型圧縮機とすることができる。
【0033】(実施例2)図3は本発明の実施例2によ
る密閉型圧縮機の平面断面図を示す。
【0034】以下、図面を参照しながら説明するが、実
施例1と同一構成については、同一符号を付して詳細な
説明を省略する。図3において、53は、第一圧縮要素
54と第二圧縮要素55とを備えた密閉型圧縮機であ
る。56は密閉容器29に固定された吐出パイプであ
り、一端が吐出管57を介して吐出マフラー37、吐出
マフラー42に連通し、他端が密閉容器29外に出てい
る。
【0035】以上のように構成された密閉型圧縮機につ
いて、以下その動作を説明する。
【0036】密閉型圧縮機53の吐出部分の構成以外は
実施例1と同じなので、本圧縮機による効果は実施例1
とほぼ同様に得られる。すなわち、高効率、且つ高信頼
性で、冷媒流量の制御が容易に図れる。
【0037】本実施例では、第一圧縮要素54と第二圧
縮要素55の吐出管57を共用し、一本の吐出パイプ5
6から密閉容器29の外に吐出するので、冷凍システム
の配管が簡単になり、冷凍装置の凝縮器を一つにするこ
とができ、高効率化、並びに省スペース化ができる。
【0038】以上のように本実施例の密閉型圧縮機は、
密閉容器29内にモーター30と第一圧縮要素54と第
二圧縮要素55とを備え、第一圧縮要素54用吸入パイ
プ46と、吸入マフラー36とが密閉容器29内に連通
せず、第一圧縮要素54、第二圧縮要素55が吐出パイ
プ56を共用し、第二圧縮要素55用吸入パイプ49
と、吸入マフラー41とが密閉容器29内に連通した構
成となっているので、冷凍システムに二つの吸入圧力、
一つの吐出圧力を提供し、高効率、且つ高信頼性で、冷
媒配管が容易になり、冷凍装置の凝縮器の省スペース化
が図れる密閉型圧縮機とすることができる。
【0039】(実施例3)図4は本発明の実施例3によ
る密閉型圧縮機の平面断面図を示す。
【0040】以下、図面を参照しながら説明するが、実
施例1と同一構成については、同一符号を付して詳細な
説明を省略する。図4において、58は、第一圧縮要素
59と第二圧縮要素60とを備えた密閉型圧縮機であ
る。61は密閉容器29に固定された吸入パイプであ
り、一端が吸入マフラー41に連通し、他端が密閉容器
29外に出ている。62は密閉容器29に固定された吐
出パイプであり、一端が密閉容器29内に連通し、他端
が密閉容器29外に出ている。吐出マフラー37、42
は密閉容器29内に連通している。
【0041】以上のように構成された密閉型圧縮機につ
いて、以下その動作を説明する。
【0042】密閉型圧縮機58の吸入と吐出部分の構成
以外は実施例1と同じなので、本圧縮機による効果は実
施例1とほぼ同様に得られる。すなわち、高効率、且つ
高信頼性で、冷媒流量の制御が容易に図れる。
【0043】本実施例では、第一圧縮要素59と第二圧
縮要素60の吐出パイプ62を共用しているので、冷凍
システムの配管が簡単になり、冷凍装置の凝縮器を一つ
にすることができ、高効率化、並びに省スペース化がで
きる。且つ密閉容器29内が高圧になっているため、圧
力差により密閉容器29内から各圧縮要素59、60そ
れぞれの圧縮室内への潤滑油の供給が十分にでき、ピス
トン34、39とシリンダー33、38等の摺動部の潤
滑性が向上して信頼性を向上することができる。
【0044】以上のように本実施例の密閉型圧縮機は、
密閉容器29内にモーター30と第一圧縮要素59と第
二圧縮要素60とを備え、第一圧縮要素59用吸入パイ
プ46と、吸入マフラー36とが密閉容器29内に連通
せず、第一圧縮要素59、第二圧縮要素60が密閉容器
29内に連通している吐出パイプ62を共用し、第二圧
縮要素60用吸入パイプ61と、吸入マフラー41とが
密閉容器29内に連通しない構成となっているので、冷
凍システムに二つの吸入圧力、一つの吐出圧力を提供
し、高効率、且つ高信頼性で、冷媒配管が容易になり、
冷凍装置の凝縮器の省スペース化が図れる密閉型圧縮機
とすることができる。
【0045】(実施例4)図5は本発明の実施例4によ
る密閉型圧縮機の平面断面図を示す。
【0046】以下、図面を参照しながら説明するが、実
施例1、実施例3と同一構成については、同一符号を付
して詳細な説明を省略する。図5において、63は、第
一圧縮要素64と第二圧縮要素65とを備えた密閉型圧
縮機である。66は密閉容器29に固定された第一圧縮
要素64用吐出パイプであり、一端が密閉容器29内に
連通し、他端が密閉容器29外に出ている。第一圧縮要
素64の吐出マフラー37は密閉容器29内に連通して
いる。67は密閉容器29に固定された第二圧縮要素6
5用吐出パイプであり、一端が吐出管68を介して吐出
マフラー42に連通し、他端が密閉容器29外に出てい
る。
【0047】以上のように構成された密閉型圧縮機につ
いて、以下その動作を説明する。
【0048】密閉型圧縮機63の吐出部分の構成以外は
実施例3と同じなので、本圧縮機による効果は実施例3
とほぼ同様に得られる。すなわち、高効率、且つ高信頼
性で、冷媒流量の制御が容易に図れる。
【0049】本実施例では、第一圧縮要素64と、第二
圧縮要素65とがそれぞれの吐出パイプ66、67を持
っているので、冷凍システムに二つの吸入圧力と二つの
吐出圧力を提供でき、たとえば、2つの独立した冷凍サ
イクルを形成でき、各冷凍サイクルに適した条件に設定
できるので、高効率化が図れる。且つ密閉容器29内が
高圧になっているため、圧力差により密閉容器29内か
ら各圧縮要素64、65それぞれの圧縮室内への潤滑油
の供給が十分にでき、ピストン34,39とシリンダー
33,38等の摺動部の潤滑性が向上して信頼性を向上
することができる。
【0050】以上のように本実施例の密閉型圧縮機は、
密閉容器29内にモーター30と第一圧縮要素64と第
二圧縮要素65とを備え、第一圧縮要素64用吸入パイ
プ46と、吸入マフラー36とが密閉容器29内に連通
せず、第一圧縮要素64用吐出パイプ66と、吐出マフ
ラー37とが密閉容器29内に連通し、第二圧縮要素6
5用用吸入パイプ61と、吸入マフラー41とが密閉容
器29内に連通せず、第二圧縮要素65用吐出パイプ6
7が吐出管68を介して吐出マフラー42に連通してい
る構成となっているので、冷凍システムに二つの吸入圧
力、二つの吐出圧力を提供し、高効率、且つ高信頼性、
冷媒流量制御の容易性が図れる密閉型圧縮機とすること
ができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、モーターと、吸入部と吐出部をそれぞれ持つ二つ
以上の圧縮要素と、前記モーターと前記圧縮要素とを収
納した密閉容器とからなり、前記吸入部の一つが前記密
閉容器内に連通し、他の前記吸入部が前記密閉容器内に
連通せず、前記吐出部が互いに連通していないものであ
り、適正な圧縮比をベースに冷凍サイクルに2つ以上の
吸入圧力、並びに2つ以上の吐出圧力を提供することが
でき、冷凍サイクル全体の効率を向上することができ
る。また、密閉容器内を中間圧力にすることにより、各
圧縮要素のそれぞれの圧縮室内と密閉容器内との圧力差
が小さく、各圧縮要素と密閉容器内の間での冷媒ガスの
漏れ量を少なくすることができ、圧縮機の冷凍能力、な
らびに効率を向上することができる。或いは、密閉容器
内を低圧力にすることにより、温度の低い冷媒ガスで密
閉容器内の各圧縮要素やモーターを冷却できるので、各
圧縮要素の過熱を防止でき信頼性が向上すると共に、モ
ーター、並びに潤滑油の温度低下によりモーター効率、
並びに機械効率と信頼性を向上することができる。ま
た、各圧縮要素の間に交互影響がなく、サイクル冷媒流
量の制御が容易にでき、並びに各圧縮要素の高効率圧縮
ができる。更に、冷凍装置が要求する各圧力並びに冷凍
能力に応じた気筒容積の比率から、それぞれに適正なボ
ア径にすることにより、モーターの最大トルクとトルク
変動を小さくすることができ、並びにモーター効率の向
上と振動低減ができる。
【0052】また、請求項2に記載の発明は、モーター
と、吸入部と吐出部をそれぞれ持つ二つ以上の圧縮要素
と、前記モーターと前記圧縮要素とを収納した密閉容器
とからなり、前記吸入部の一つが前記密閉容器内に連通
し、他の前記吸入部が前記密閉容器内に連通せず、前記
吐出部が互いに連通しているものであり、適正な圧縮比
をベースに冷凍サイクルに2つ以上の吸入圧力、並びに
1つの吐出圧力を提供することができ、冷凍サイクル全
体の効率を向上すると共に、各圧縮要素用の吐出部が互
いに連通しているので、冷凍装置の凝縮器を一つにする
ことができ、高効率化、並びに省スペース化ができる。
また、密閉容器内を中間圧力にすることにより、各圧縮
要素のそれぞれの圧縮室内と密閉容器内との圧力差が小
さく、各圧縮要素と密閉容器内の間での冷媒ガスの漏れ
量を少なくすることができ、圧縮機の冷凍能力、ならび
に効率を向上することができる。或いは、密閉容器内を
低圧力にすることにより、温度の低い冷媒ガスで密閉容
器内の各圧縮要素やモーターを冷却できるので、各圧縮
要素の過熱を防止でき信頼性が向上すると共に、モータ
ー、並びに潤滑油の温度低下によりモーター効率、並び
に機械効率と信頼性を向上することができる。また、各
圧縮要素の間に交互影響がなく、サイクル冷媒流量の制
御が容易にでき、並びに各圧縮要素の高効率圧縮ができ
る。更に、冷凍装置が要求する各圧力並びに冷凍能力に
応じた気筒容積の比率から、それぞれに適正なボア径に
することにより、モーターの最大トルクとトルク変動を
小さくすることができ、並びにモーター効率の向上と振
動低減ができる。
【0053】また、請求項3に記載の発明は、モーター
と、吸入部と吐出部をそれぞれ持つ二つ以上の圧縮要素
と、前記モーターと前記圧縮要素とを収納した密閉容器
とからなり、前記吸入部が全て前記密閉容器内に連通せ
ず、前記吐出部が全て前記密閉容器内に連通しているも
のであり、適正な圧縮比をベースに冷凍サイクルに2つ
以上の吸入圧力、並びに1つの吐出圧力を提供すること
ができ、冷凍サイクル全体の効率を向上すると共に、吐
出圧力が一つなので、冷凍装置の凝縮器を一つにするこ
とができ、高効率化、並びに省スペース化ができる。ま
た、密閉容器内が高圧になっているため、圧力差により
密閉容器内から各圧縮要素それぞれの圧縮室内への潤滑
油の供給が十分にでき、ピストンとシリンダー等の摺動
部の潤滑性が向上して信頼性を向上することができる。
また、各圧縮要素の間に交互影響がなく、サイクル冷媒
流量の制御が容易にでき、並びに各圧縮要素の高効率圧
縮ができる。更に、冷凍装置が要求する各圧力並びに冷
凍能力に応じた気筒容積の比率から、それぞれに適正な
ボア径にすることにより、モーターの最大トルクとトル
ク変動を小さくすることができ、並びにモーター効率の
向上と振動低減ができる。
【0054】また、請求項4に記載の発明は、モーター
と、吸入部と吐出部をそれぞれ持つ二つ以上の圧縮要素
と、前記モーターと前記圧縮要素とを収納した密閉容器
とからなり、前記吸入部が全て前記密閉容器内に連通せ
ず、前記吐出部の一つが前記密閉容器内に連通し、他の
前記吐出部が前記密閉容器内に連通していないものであ
り、適正な圧縮比をベースに冷凍サイクルに2つ以上の
吸入圧力、並びに2つ以上の吐出圧力を提供することが
でき、冷凍サイクル全体の効率を向上することができ
る。また、密閉容器内が高圧になっているため、圧力差
により密閉容器内から各圧縮要素それぞれの圧縮室内へ
の潤滑油の供給が十分にでき、ピストンとシリンダー等
の摺動部の潤滑性が向上して信頼性を向上することがで
きる。また、各圧縮要素の間に交互影響がなく、サイク
ル冷媒流量の制御が容易にでき、並びに各圧縮要素の高
効率圧縮ができる。更に、冷凍装置が要求する各圧力並
びに冷凍能力に応じた気筒容積の比率から、それぞれに
適正なボア径にすることにより、モーターの最大トルク
とトルク変動を小さくすることができ、並びにモーター
効率の向上と振動低減ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例1における密閉型圧縮機の
平面断面図
【図2】本発明による実施例1における密閉型圧縮機の
縦断面図
【図3】本発明による実施例2における密閉型圧縮機の
平面断面図
【図4】本発明による実施例3における密閉型圧縮機の
平面断面図
【図5】本発明による実施例4における密閉型圧縮機の
平面断面図
【図6】従来の二段圧縮冷凍サイクルに使用した密閉型
圧縮機の縦断面図
【符号の説明】
29 密閉容器 30 モーター 31 第一圧縮要素 32 第二圧縮要素 36 吸入マフラー 37 吐出
マフラー 41 吸入マフラー 42 吐出マフラー 46 吸入パイプ 47 吐出パイプ 48 吐出管 49 吸入パイプ 50 吐出パイプ 51 吐出管 54 第一圧縮要素 55 第二圧縮要素 56 吐出パイプ57 吐出管 59 第一圧縮要素 60 第二圧縮要素 61 吸入パイプ 62 吐出パイプ 64 第一圧縮要素 65 第二圧縮要素 66 吐出パイプ 67 吐出パイプ 68 吐出管
フロントページの続き (72)発明者 坪井 康祐 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3H003 AA02 AB03 AC03 CD06 3H076 AA03 BB01 BB21 BB43 CC07 CC24 CC92 CC93 CC94 CC95

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モーターと、吸入部と吐出部をそれぞれ
    持つ二つ以上の圧縮要素と、前記モーターと前記圧縮要
    素とを収納した密閉容器とからなり、前記吸入部の一つ
    が前記密閉容器内に連通し、他の前記吸入部が前記密閉
    容器内に連通せず、前記吐出部が互いに連通していない
    密閉型圧縮機。
  2. 【請求項2】 モーターと、吸入部と吐出部をそれぞれ
    持つ二つ以上の圧縮要素と、前記モーターと前記圧縮要
    素とを収納した密閉容器とからなり、前記吸入部の一つ
    が前記密閉容器内に連通し、他の前記吸入部が前記密閉
    容器内に連通せず、前記吐出部が互いに連通している密
    閉型圧縮機。
  3. 【請求項3】 モーターと、吸入部と吐出部をそれぞれ
    持つ二つ以上の圧縮要素と、前記モーターと前記圧縮要
    素とを収納した密閉容器とからなり、前記吸入部が全て
    前記密閉容器内に連通せず、前記吐出部が全て前記密閉
    容器内に連通している密閉型圧縮機。
  4. 【請求項4】 モーターと、吸入部と吐出部をそれぞれ
    持つ二つ以上の圧縮要素と、前記モーターと前記圧縮要
    素とを収納した密閉容器とからなり、前記吸入部が全て
    前記密閉容器内に連通せず、前記吐出部の一つが前記密
    閉容器内に連通し、他の前記吐出部が前記密閉容器内に
    連通していない密閉型圧縮機。
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