JP2001254098A - シート状洗剤 - Google Patents

シート状洗剤

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形性と強度と溶解性が良好なシート状洗剤
を提供する。 【解決手段】 α−スルホ脂肪酸アルキルエステルカリ
ウム塩とα−スルホ脂肪酸アルキルエステルナトリウム
塩と洗浄ビルダーを含む薄層を備えたシート状洗剤であ
って、α−スルホ脂肪酸アルキルエステルナトリウム塩
に対してα−スルホ脂肪酸アルキルエステルカリウム塩
が10/1〜1/10の重量比で配合されているシート
状洗剤を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は取り扱い性に優れた
シート状洗剤に関し、特にシート成形性および強度を向
上させたものである。
【0002】
【従来の技術】最近、タブレット状、シート状などの取
り扱いが簡便な形態の洗剤が注目されている。従来、特
開平8−165491号公報には、高分子とアニオン界
面活性剤との複合体をシート状やスティック状などの形
態に成形可能な高分子と界面活性剤との複合体が開示さ
れている。また、特開平10−204499号公報には
非イオン界面活性剤とアルカリ剤と金属イオン補足剤を
含有する非リン酸系洗剤組成物からなる薄層の両側にシ
ート状水溶性基体を有するシート状洗剤が開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シート状洗剤においては、組成によっては成形性が悪い
ためにシート状にすることが困難であったり、また成形
できたとしても強度が十分ではない場合があった。その
ため、薄いシート状にすることができなかったり、界面
活性剤を含む薄層の両側に必ず他の補助シートを設けて
製品化しなければならないなどの問題があった。一方、
シート成形性を重視すると溶解性が低下するという問題
があった。
【0004】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、成形性が良好で、薄いシート状に成形することがで
き、かつ強度が良好なシート状洗剤を提供することを課
題とする。さらには溶解性が良好なシート状洗剤を提供
することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のシート状洗剤は、α−スルホ脂肪酸アルキ
ルエステルカリウム塩とα−スルホ脂肪酸アルキルエス
テルナトリウム塩と洗浄ビルダーを含む薄層を備えたシ
ート状洗剤であって、α−スルホ脂肪酸アルキルエステ
ルナトリウム塩に対してα−スルホ脂肪酸アルキルエス
テルカリウム塩が10/1〜1/10の重量比で配合さ
れていることを特徴とする。このシート状洗剤において
は、前記薄層に水溶性の成形性向上剤を配合することも
できる。さらに、前記薄層の片面あるいは両面に補助シ
ートを設けた構成とすることもできる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明者らはα−スルホ脂肪酸ア
ルキルエステルカリウム塩がシート成形性に優れている
ことを見出し、本発明を完成させた。α−スルホ脂肪酸
アルキルエステルカリウム塩あるいはα−スルホ脂肪酸
アルキルエステルナトリウム塩としては、例えば、以下
の一般式で表されるα−スルホ脂肪酸アルキルエステル
塩のカリウム塩またはナトリウム塩を例示することがで
きる。
【0007】
【化1】
【0008】R1は炭素原子数6〜20、好ましくは8
〜18、特に好ましくは10〜16の直鎖または分岐鎖
のアルキル基またはアルケニル基であり、R2は炭素原
子数1〜6、好ましくは1〜3、特に好ましくは1〜2
の直鎖または分岐鎖の低級アルキル基であり、Mはカリ
ウムまたはナトリウムである。
【0009】R1のアルキル基の具体例としては、例え
ばオクチル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル
基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、エイコシル基、
ドコシル基などが例示でき、好ましくはデシル基、ドデ
シル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシ
ル基などである。またアルケニル基の具体例としては、
例えばドデシニル基、テトラデシニル基、ヘキサデシニ
ル基、オクタデシニル基、エイコシニル基などが例示で
き、好ましくはテトラデシニル基、ヘキサデシニル基、
オクタデシニル基などである。R2のアルキル基の具体
例としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、
イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル
基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオ
ペンチル基、ヘキシル基、イソヘキシル基などが挙げら
れる。
【0010】α−スルホ脂肪酸アルキルエステルナトリ
ウム塩に対するα−スルホ脂肪酸アルキルエステルカリ
ウム塩の重量比率は10/1〜1/10、好ましくは8
/2〜2/8とされる。10/1をこえてα−スルホ脂
肪酸アルキルエステルカリウム塩が多くなると溶解性が
低下し、1/10をこえて、α−スルホ脂肪酸アルキル
エステルナトリウム塩が多くなるとシート成形性が低下
したり、強度が低下する場合がある。
【0011】洗浄ビルダーとしては無機のアルカリビル
ダーと無機または有機のキレートビルダーが好適であ
る。アルカリビルダーの具体例としては、アルカリ金属
酸化物や、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸
塩、アルカリ金属珪酸塩、層状珪酸塩もしくはこれらの
混合物などが挙げられる。アルカリ金属としては、例え
ば、ナトリウムや、カリウムなどが挙げられる。また、
アルカリ金属の珪酸塩としては、SiO2 : M2Oのモ
ル比が約1:2〜約2.5:1であり、Mがナトリウム
またはカリウムであるものが好適である。上記アルカリ
ビルダーとしては、特に、炭酸ナトリウム(ソーダ灰)
や、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、珪酸ナトリウ
ム、層状珪酸ナトリウム等が好ましいものとして挙げる
ことができる。キレートビルダーの具体例としては層状
珪酸塩、結晶状アルミノ珪酸塩、非晶質アルミノ珪酸塩
などの無機キレートビルダー、ポリカルボン酸塩やアミ
ノポリ酢酸塩などの有機キレートビルダーなどが挙げら
れる。上記のキレートビルダーとしては特にA型、P
型、X型、Y型のゼオライト、ポリアクリル酸塩、アク
リル酸とマレイン酸の共重合体などが好適なものとして
挙げることができる。上記アルカリビルダーとキレート
ビルダーの配合量は薄層に対してそれぞれ5〜60重量
%、好ましくは10〜50重量%とされる。5重量%未
満であると洗浄力が低下する傾向にあり、60重量%を
こえると界面活性剤などの他の洗剤成分の含有量が減少
し、バランスが崩れる傾向にある。
【0012】水溶性の成形性向上剤としては、シート状
洗剤の溶解性の観点と成形性向上の観点から水溶性高分
子などが好適であり、具体的にはポリビニルアルコー
ル、プルラン、ポリアクリルアミド、キサンタンガム、
ガーガム、アラビアガム、コラーゲン、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチル
セルロース、アルギン酸またはそのアルカリ金属塩など
が好適である。また、特開平8−165491号公報に
記載の水溶性高分子も好適である。この水溶性高分子は
(A)親水部と疎水部とからなり、その親水部がベタイ
ン構造である両性高分子および親水部と疎水部とから
なり、その親水部がカルボキシル基またはカルボキシル
基とオキシエチレン鎖であるアニオン性高分子からな
る群から選ばれる少なくとも1種の重量平均分子量が2
000以上の水溶性またはアルカリ水に可溶性の高分子
である。また、植物系のものとしてヘミセルロース、水
溶性リグニン誘導体、水溶性でんぷん、デキストリン、
ファーセレランなどを用いることもできる。ファーセレ
ランは紅藻類の1種であるFurcellaria fastigiataから
抽出して得られる硫酸化多糖類である。動物系のものと
して、カゼインナトリウム、加水分解ゼラチンなどを用
いることもできる。これらの水溶性の成形性向上剤は1
種あるいは2種以上混合して用いることもできる。
【0013】成形性向上剤の配合量は薄層に対して0.
05〜15重量%、好ましくは0.1〜10重量%とさ
れる。0.05重量%未満であるとシート成形性と溶解
性のの向上効果が少ない傾向にあり、15重量%をこえ
ると洗剤成分の濃度が低下するため、洗浄時の使用量を
増加させなければならず、不経済である。
【0014】この他、前記薄層には任意成分として通常
洗剤に配合される以下のようなものを配合することがで
きる。 (1)ノニオン界面活性剤:好ましいノニオン界面活性
剤としては、例えば以下のものを挙げることができる。 (i)ポリオキシアルキレンアルキル(またはアルケニ
ル)エーテル。 (ii)ポリオキシエチルアルキル(またはアルケニル)
フェニルエーテル。 (iii)長鎖脂肪酸アルキルエステルのエステル結合間
にアルキレンオキシドが付加した脂肪酸アルキルエステ
ルアルコキシレート。 (iv)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル。 (v)ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル。 (vi)ポリオキシエチレン脂肪酸エステル。 (vii)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油。 (viii)グリセリン脂肪酸エステル。 (2)両性界面活性剤:イミダゾリン系や、アミドベタ
イン系など。
【0015】(3)粘土鉱物:スメクタイト群に属し、
その結晶構造がジオクタヘドラル型3層構造またはトリ
オクタヘドラル型3層構造をとるものなど。 (2)蛍光剤:ビス(トリアゾニルアミノ)スチルベン
ジスルホン酸誘導体、ビス(スルホスチリル)ビフェニ
ル塩〔チノパールCBS〕など。 (3)酵素:リパーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、ア
ミラーゼなど。 (4)漂白剤:過炭酸塩、過硼酸塩など。 (5)帯電防止剤:ジアルキル型4級アンモニウム塩な
どのカチオン界面活性剤など。 (6)表面改質剤:微粉炭酸カルシウム、微粉ゼオライ
ト、ポリエチレングリコールなど。 (7)再汚染防止剤:カルボキシメチルセルロースなど
のセルロース誘導体など。 (8)増量剤:硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、塩化ナ
トリウムなど。 (9)還元剤:亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウムな
ど。 (10)香料類 (11)色素類 (12)柔軟性付与剤
【0016】本発明においては、粉末状、フレーク状な
どの固体状、あるいはペースト状などの液体を含む性状
のα−スルホ脂肪酸アルキルエステルカリウム塩、α−
スルホ脂肪酸アルキルエステルナトリウム塩、および洗
浄ビルダーと、必要に応じて成形性向上剤を混合してド
ウ状洗剤組成物とし、これをシート状に成形して薄層と
し、この薄層自体をシート状洗剤として用いることがで
きる。薄層の厚さは0.05〜5mm、好ましくは0.
1〜4mmとされる。0.05mm未満であると複数枚
のシート状洗剤を容器に充填したとき、1枚ずつ取り出
すのに不便であり、5mmをこえるとシート状洗剤を破
いて使用する場合に不都合である。
【0017】あるいは、この薄層の片面あるいは両面に
補助シートを設けてシート状洗剤とすることもできる。
上述のように本発明のシート状洗剤は薄層単独でも製品
化することができるため、補助シートは必須ではない
が、補助シートを設けることによって、保存中に薄層が
水分を吸収しにくくなり、また、シート状洗剤自体の強
度もさらに向上するため、保存安定性が向上する。
【0018】補助シートとしては例えば水溶性シートま
たは非水溶性シートを用いることができる。水溶性シー
トを用いる場合は薄層から補助シートを剥離することな
く水中に投入し、洗浄を行うことができる。水溶性シー
トの材料としては、例えば上述の成形性向上剤として例
示したものと同様の水溶性高分子などを用いることがで
きる。水溶性シートの形態は、例えばフィルム、高分子
繊維からなる不織布もしくは織布、あるいはフィルムと
不織布もしくは織布との積層体などが好ましい。 水溶
性シートの厚さは、その溶解性などによって適宜選択す
べきであり、特に限定しないが、例えば0.01〜1m
m程度とされる。
【0019】非水溶性シートを用いる場合は使用前に薄
層から補助シートを剥離し、薄層のみを水中に投入して
洗浄を行う。したがって、非水溶性シートは薄層から剥
離しやすいものが好ましく、紙、織布などの表面をシリ
コーン樹脂で被覆したシートや、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリカーボネートなどのプラスチックならな
るシートなどが用いられる。その厚さは特に限定しない
が、例えば0.01〜1mm程度とされる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例を示して詳しく説明す
る。 <使用原料>SF−K:α−スルホ脂肪酸メチルエステ
ルのカリウム塩(ライオン(株)製) SF−Na:α−スルホ脂肪酸メチルエステルのナトリ
ウム塩(ライオン(株)製) AE:POE(15)ラウリルエーテル(ライオン化学
(株)製) 石鹸:牛脂脂肪酸ナトリウムH(ライオン(株)製) Ash:炭酸ナトリウム(旭硝子(株)製) 炭カリ:炭酸カリウム(旭硝子(株)製) 層状珪酸塩:結晶性層状ケイ酸ナトリウム(ヘキスト社
製) 結晶性ゼオライト:A型ゼオライト(水澤化学(株)
製) 非晶質ゼオライト:非晶質ゼオライト(水澤化学(株)
製) ポリカルボキシレート:アクリル酸/マレイン酸コポリ
マーのナトリウム塩(日本触媒工業(株)製) 亜硫酸塩:亜硫酸ナトリウム(神州化学(株)製) PEG:ポリエチレングリコール(ライオン化学(株)
製) ポリビニルアルコール:(クラレ(株)製) アルギン酸ナトリウム:(紀文フードケミファ(株)
製) その他少量成分:酵素、蛍光染料、消泡・抑泡剤、水
分、不純物等 ※SF−KとSF−Naの脂肪酸由来のアルキル基の炭
素数はC12/C14=2/8。
【0021】<シート状洗剤の製造> (実施例1〜5)上述の原料を用いて、以下のようにし
てシート状洗剤を製造した。表1に示した割合で原料を
ダルトン社製万能混合機に仕込み、均一なドウ状洗剤組
成物を調製した。ついで、このドウ状洗剤組成物を互い
に相反する方向に回転するよう設計されたステンレス製
ローラーの間に挿入し、2mmの厚さにロール成形した
後、50×80mmに切断して薄層とし、シート状洗剤
を得た。このシート状洗剤について以下のように加工性
試験、溶解性試験、強度試験を行い、結果を表1にあわ
せて示した。
【0022】(実施例6)実施例1〜5と同様にして薄
層を製造し、以下のようにして製造した不織布をこの薄
層の両面に積層、一体化してシート状洗剤とし、実施例
1〜5と同様にして評価した。すなわち、イタコン酸変
性ポリビニルアルコール(重合度1800、ケン化度9
8モル%、変性率2モル% )とポリビニルアルコール
(重合度400、ケン化度88モル%)とを各々95重
量%と5重量%になるように90℃のDMSOに窒素雰
囲気下で溶解し、紡糸原液とした。この紡糸原液を孔径
0.08mm、孔数500のノズルを通し、メタノール
70重量%とDMSO 30重量%からなる3℃の固化
液中に湿式紡糸した。この固化糸に5.0倍の湿延伸を
施こし、メタノール液に浸漬して固化糸篠中のDMSO
を抽出洗浄し、鉱物油系油剤を付与し、100℃で乾燥
し、ついで215℃で全延伸倍率が13倍となるよう乾
熱延伸した。この繊維をステープル化し、カードにかけ
目付30g/m2のウエッブを作り、これに温度190
℃、線圧60kg/cm処理時間1秒以下の熱圧着条件
で熱カレンダーロール処理を施こし、25g/m2、厚
さ1mmの不織布とした。
【0023】(比較例)実施例1〜5と同様にして薄層
を製造してシート状洗剤とし、実施例と同様にして評価
した。
【0024】<加工性試験>10cm×10cmのシー
ト状洗剤の上面の2分の1の上にガラス板を置き、手で
押さえて双方の対峙面を密着、固定した。そして、ガラ
ス板が置かれていない部分のシート状洗剤の端を持ち上
げ、このシート状洗剤にゆっくり変形を加えていったと
きの状態を観察し、以下の基準で加工性を評価した。 ◎:極めて柔軟性がある。 ○:柔軟性がある。 △:やや柔軟性がある。 ×:全く柔軟性がない。
【0025】<溶解性試験>5℃の水1Lにシート状洗
剤を0.742g投入し、マグネチックスターラー25
0rpmで撹拌し、洗剤の90%が溶解するのに要する
時間を電気伝導度計を用いて測定した。
【0026】<強度試験>JIS K 7113に準拠
し、引張り強さを測定して以下の基準で判定した。 ◎:500g/cm2以上 ○:300g/cm2以上500g/cm2未満 △:100g/cm2以上300g/cm2未満 ×:100g/cm2未満
【0027】
【表1】
【0028】表1に示した結果より、α−スルホ脂肪酸
アルキルエステルカリウム塩が多い比較例1は溶解性が
劣り、α−スルホ脂肪酸アルキルエステルナトリウム塩
が多い比較例2は加工性が悪く、強度が低かったのに対
し、本発明に係る実施例においては加工性、溶解性、強
度のいずれも良好であった。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明のシート状洗
剤はα−スルホ脂肪酸アルキルエステルカリウム塩とα
−スルホ脂肪酸アルキルエステルナトリウム塩を所定の
配合量で組み合わせて用いることにより、良好な成形性
と、強度を有し、かつ溶解性も良好な薄層を備え、取り
扱いの容易なシート状洗剤を提供することができる。そ
のため薄層のみをシート状洗剤とすることもでき、経済
的でごみの減量化を図ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 α−スルホ脂肪酸アルキルエステルカリ
    ウム塩とα−スルホ脂肪酸アルキルエステルナトリウム
    塩と洗浄ビルダーを含む薄層を備えたシート状洗剤であ
    って、α−スルホ脂肪酸アルキルエステルナトリウム塩
    に対してα−スルホ脂肪酸アルキルエステルカリウム塩
    が10/1〜1/10の重量比で配合されていることを
    特徴とするシート状洗剤。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシート状洗剤におい
    て、前記薄層が水溶性の成形性向上剤を含むことを特徴
    とするシート状洗剤。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の薄層の片面あ
    るいは両面に、補助シートが設けられていることを特徴
    とするシート状洗剤。
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