JP2001252871A - 研磨布用ドレッサーおよびその製造方法 - Google Patents

研磨布用ドレッサーおよびその製造方法

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JP2001252871A
JP2001252871A JP2000066860A JP2000066860A JP2001252871A JP 2001252871 A JP2001252871 A JP 2001252871A JP 2000066860 A JP2000066860 A JP 2000066860A JP 2000066860 A JP2000066860 A JP 2000066860A JP 2001252871 A JP2001252871 A JP 2001252871A
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polishing
dresser
polishing cloth
diamond abrasive
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Yutaka Matsuzawa
豊 松澤
Kazuo Fujiwara
一夫 藤原
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化学機械研磨に用いる研磨布表面のドレッシ
ングに際して、研磨布へのダイヤモンド砥粒脱落の恐れ
がなく、ドレッサーのドレッシング能力の製品間ばらつ
きを低減し、ドレッシング後の研磨布の長寿命化、研磨
レートの高レート維持を可能にする。 【解決手段】 ドレッサーの切削面に、大粒径のダイヤ
モンド砥粒3と小粒径のダイヤモンド砥粒2を混合して
均一に貼り付ける。小粒径のダイヤモンド砥粒2で、研
磨布表面に固着した研磨屑、スラリーを除去し、目詰ま
りしたポアを開孔する。大粒径ダイヤモンド砥粒3で、
表面を深く切り込んで強制的にポア径よりも大きな溝を
形成し研磨布表面を部分的に荒れた状態にして、研磨レ
ートを高レート化する。2つの切削面を持つことによ
り、表面を必要以上に切削することなく、研磨布の長寿
命化、かつ高研磨レートを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板の多層
配線プロセスにおける層間絶縁膜や、半導体基板のトレ
ンチに埋め込んだ絶縁膜を平坦化する目的で行われる化
学機械研磨(CMP;Chemical Mechanical Polishin
g)に関し、特に、研磨後に研磨剤や研磨中の反応生成
物の固着によって劣化した研磨布に対して、その表面の
目詰まり除去と目立てを同時に行うことが可能なドレッ
サー、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の高密度化、微細
化に伴い、種々の微細加工技術が量産に導入されてい
る。その中でも、化学機械研磨(CMP)は、層間絶縁
膜の平坦化、あるいはコンタクト部の埋め込みプラグ形
成、埋め込み素子分離、および埋め込み配線形成のため
の必須技術である。
【0003】化学機械研磨(CMP)は、スラリーと呼
ばれる分散媒に研磨粒子を含んだ研磨剤を研磨布にしみ
込ませ、回転する研磨定盤上で半導体基板表面を研磨す
ることにより、半導体基板の表面の薄膜を平坦化する方
法である。すなわち、化学機械研磨(CMP)では、研
磨布と半導体基板の間に、研磨剤を介在させて研磨を行
う。
【0004】現在、研磨布でもっとも一般的に使用され
ているものは、発泡ポリウレタン製の研磨布である。こ
の研磨布内には、独立した約30μmの微小なポアが多
数存在し、表面に露出したポア中に研磨剤を保持して、
研磨を行う構造になっている。研磨布に発泡ポリウレタ
ン製の研磨布を用いて化学機械研磨(CMP)を行う場
合、研磨回数の増加に伴って、研磨布表面のポア開孔部
には研磨中に生じた反応生成物や研磨剤粒子自体が圧縮
して閉じ込められ固着し、ポアの閉塞が進行する。さら
に、研磨中に、研磨布が上方からの圧縮力と水平方向か
らの摩擦によるせん断力を同時に受け続ける事により、
研磨布表面のポア開孔部以外の表面は、研磨布材料自体
が目視して光沢を持った状態に平滑化される。さらに研
磨を続けると、やがて研磨布の表面全体にスラリーや半
導体基板からの研磨屑の固着面が拡大し、研磨布の表面
が劣化した状態となって、研磨レートの低下、研磨均一
性の悪化を招く。
【0005】研磨布を用いる場合はさらに、研磨布の使
用開始時に表面を十分に荒らす初期処理が必要である。
この初期処理を行って研磨布表面を一定の状態に荒らさ
なければ研磨粒子を表面に保持できず、研磨中に研磨布
表面から研磨剤を、研磨布と半導体基板の間に十分供給
する事が出来ないため、高い研磨レートと研磨の均一性
を確保する事が出来ないことは周知となっている。
【0006】研磨により研磨布の表面に固着したスラリ
ーや研磨屑などの異物を除去し、研磨布の表面をポア径
以上の深さの荒れた凹凸面にするために、従来から、ダ
イヤモンド電着砥石を用いたドレッサーにより、ドレッ
シングと呼ばれる研磨布表面の目立て処理が行われてい
る。ドレッシングに使用するドレッサーは、通常ダイヤ
モンド粒子をレジンで埋め込んだ砥石や、ニッケルなど
により台金に電着保持させたダイヤモンド電着砥石を使
用している。ダイヤモンド電着砥石によるドレッシング
は、発泡ポリウレタン製の研磨布表層を切削除去する方
法であるから、固着したスラリーや異物を完全に除去で
きるものの、研磨布はドレッシングを行う毎に一定量だ
け切削され、膜厚が減少する。
【0007】図8はドレッサー表面の一部を示した図で
あり、(a)はその平面図である。(b)は(a)のD
−D断面を示す拡大断面図である。図9はドレッサー表
面へのダイヤモンド砥粒電着工程を示す拡大断面図であ
る。図10はドレッサーの製造工程を説明するフロー図
である。
【0008】従来のドレッサーの製造工程では、最初に
台金1を製作し(図10のステップS10)、ダイヤモ
ンド粒子を電着する部分、すなわち図8におけるダイヤ
モンド砥粒が固定されるべき、電着面4以外をテープで
マスキングする(ステップS20)。その後、所定の大
きさの粒子だけを選別、すなわち分級(ステップS3
0)したダイヤモンド砥粒7を台金1の電着面4に散布
し、図9(a)に示すように、薄いニッケルメッキ層等
の一次電着層10を形成する(ステップS40)。な
お、9は下地メッキ層示す。この段階で、ダイヤモンド
砥粒7は必要分だけ仮固定される。すなわち、台金1の
表面にほぼ接触しているダイヤモンド砥粒7が主として
仮固定され、最初に散布したときに上層に積層された余
剰ダイヤモンド砥粒7aは固定されないままである。次
に通常、図9(b)に示すように、固定されなかった余
剰ダイヤモンド砥粒7aを取り除いて(同ステップS5
0)、仮固定されたダイヤモンド砥粒7を、図9(c)
に示すように、所定の膜厚まで再度ニッケル電着を行
い、メイン電着層11を形成する(同ステップS6
0)。従来からこうした方法でドレッサーが製作されて
いた。
【0009】しかしながら、製作過程で、ダイヤモンド
砥粒7により形成されるドレッサーの切削面は一様では
なく、ダイヤモンド砥粒7の間に挟まって浮き上がって
固定された浮き石8(図9(b)参照)が必ず存在し、
これがドレッシング中に脱落して研磨布上に残存し、半
導体基板研磨時に基板表面を傷つけ、半導体集積回路な
どの不良の直接原因になるという問題があった。
【0010】さらに従来の製法では、浮き石自体の固着
が生じないように出来ない。そのため、研磨布ドレッシ
ングに有効なダイヤモンド粒子の数や、ダイヤモンドの
ニッケル電着膜からの突き出し量において、浮き石の存
在により、製造されたドレッサーに差が生じる。従っ
て、どのドレッサーを使うかによって研磨布のドレッシ
ング性能にばらつきが生じた。その結果、研磨布を十分
荒らせないために、実際の基板研磨レートが運用規格ま
で達しないと言う問題が発生したり、研磨レートを満た
しても、ドレッシング中の研磨布切削量のばらつきによ
り、研磨布の寿命にばらつきが発生するという問題があ
った。
【0011】この問題に対して、浮き石取りを行うドレ
ッサーの製法が開発されている。この製造工程のフロー
を図11に示す。図11において、図10の製法におけ
る各工程と同様の工程については、同一のステップ番号
を付して説明を簡略にする。図11の製造工程では、一
次電着により仮固定されなかったダイヤモンド砥粒を除
去(ステップS50)した後、電着部をドレッシングす
ることにより浮き石を除去する工程(ステップS51)
を備えることにより、電着面に存在する浮き石を除去す
る。その後、さらにメイン電着(ステップS60)を施
す。この方法により作製されたドレッサーを用いれば、
浮き石がほとんどなくなるので、当然浮き石がドレッシ
ング中に脱落することなく、基板研磨時に基板表面を傷
つけることはないという利点を有する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、浮き石
のあるドレッサーは、浮き石が研磨布表面の目立ての役
目をしており、研磨布の粗度を確保できるのに対し、改
善されたドレッサーでは浮き石がないために目立てが不
十分となることが多い。
【0013】従って、ドレッサーの製造段階で浮き石を
十分に除去し、単層のダイヤモンド砥粒を配列した改善
されたドレッサーを用いて、浮き石のあるドレッサーと
同等のドレッシング性能を得る、すなわち研磨布表面の
充分な粗度を得るためには、以下の条件を満たすことが
必要である。 (1)ダイヤモンド砥粒の、ニッケルなどの電着膜への
埋め込み量を、砥粒の平均直径の20%以上は確保し
て、砥粒の脱落を防止する。 (2)ダイヤモンド砥粒の電着膜からの突き出し量を、
研磨布のポア径、特にポアの深さ方向の径以上に大きく
しなければならない、上記(1)、(2)の条件を満た
すためには、ダイヤモンド粒径を従来より大きくする事
を要するが、そのようにすれば研磨布のドレッシング時
の目立てが充分な反面、切削量が大きくなり過ぎ、研磨
布の寿命を短命化する問題は解決されない。
【0014】ドレッサーの重要なパラメータであるダイ
ヤモンドの電着膜からの突き出し量を、研磨布の寿命を
あまりに短命化する事なく、また研磨布に所定の充分な
研磨性能すなわち、研磨布の適切な表面粗度などを与え
ることができるように制御する為には、ダイヤモンド粒
子の大きさ、ニッケルメッキ膜厚の二つの要素を、トー
タルで十数μmレベル以下に精密に制御する必要があ
る。しかしすでに説明したように、図10に示したドレ
ッサーの製造方法では、ドレッサーの製品差によるドレ
ッシング、研磨布寿命バラツキを抑制する事は非常に困
難であった。また図11に示したドレッサーの製造方法
では、充分な研磨性能が得られる研磨布の目立てが可能
な範囲に、ダイヤモンドの大きさやニッケルメッキ膜厚
を制御する事は非常に困難であった。
【0015】本発明は、このような事情によりなされた
ものであり、化学機械研磨(CMP)において劣化した
研磨布表面に対して、その寿命を損なうことなく、研磨
速度が充分でしかも基板にスクラッチを生じない適切な
研磨性能を保持できるようにドレッシングすることが可
能なドレッサー、及びそのようなドレッサーをバラツキ
なく製作しうる方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の研磨布用ドレッサーは、平均粒径の異なる
少なくとも2種類の砥粒を、所定の割合で台金上に分布
させ固定した構成を有する。この構成の研磨布用ドレッ
サーは、大粒径のダイヤモンド砥粒により形成される第
一切削面と小粒径のダイヤモンド砥粒2により形成され
る第二切削面を有することになる。その二面によって、
研磨中に研磨布に固着したスラリーや異物を効率的に除
去できると共に、研磨布に所定の研磨レートを持たせる
ための目立てが可能となる。
【0017】上記の構成において、全砥粒の量に対する
粒径の大きい砥粒の量の割合が1〜40%であることが
望ましい。また、平均粒径の異なる少なくとも2種類砥
粒を一定の割合で混合した砥粒が台金上に均一に固定さ
れた構成とすることができる。あるいは第1の平均粒径
を有する第1の砥粒が、台金上の第1の領域に固定さ
れ、第2の平均粒径を有する第2の砥粒が、前記台金上
の第2の領域に固定された構成としてもよい。
【0018】本発明のドレッサーの製造方法は、第1の
平均粒径を有する第1の砥粒と、第2の平均粒径を有す
る第2の砥粒とを一定の割合で混合する工程と、混合さ
れた砥粒を台金上に均一に散布する工程と、散布された
砥粒を台金上に固定する工程と、散布された砥粒からな
る浮き石を除去する工程とを含む。
【0019】あるいは、本発明の研磨布用ドレッサーの
製造方法は、第1の平均粒径を有する第1の砥粒を台金
上の第1の領域上に散布する工程と、第1の砥粒を台金
上に固定する工程と、第1の砥粒からなる浮き石を除去
する工程と、台金上の第2の領域に第2の平均粒径を有
する第2の砥粒を散布する工程と、第2の砥粒を固定す
る工程と、第2の砥粒からなる浮き石を除去する工程と
を含む。
【0020】上記構成の研磨布用ドレッサー、あるいは
その製造方法において、第1の砥粒と第2の砥粒のそれ
ぞれの平均粒径の差が40μm以上あることが望まし
い。
【0021】また上記の製造方法において、第1の砥粒
および第2の砥粒を固定する工程は、さらに望ましくは
台金上に形成される電着膜に第1の砥粒あるいは第2の
砥粒を部分的に埋め込む工程であり、第1の砥粒が第1
の平均粒径の60〜90%埋め込まれ、第2の砥粒が第
2の平均粒径の25〜60%埋め込まれるようにする。
【0022】以上の構成により、従来の課題が解決でき
ることは、以下の詳細な説明により更に明らかとなる。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、図面
を参照ながら本発明について詳細に説明する。図1は本
発明の第1の実施の形態でにおけるドレッサーの切削部
の図であり、図1(a)はその平面図、図1(b)は図
1(a)のA−A断面の断面図である。また、図2はそ
の製造方法を示すフローチャートである。
【0024】図1に示すように、本実施の形態のドレッ
サーは、小粒径ダイヤモンド砥粒2と大粒径ダイヤモン
ド砥粒3の2種類の混合砥粒を、表面を精密切削し平滑
にした台金1の電着表面4の上に均一に固定したもので
ある。このとき使用する2種類の砥粒は、平均粒径の差
が40μm以上のものである。
【0025】次に、図2を用いてドレッサーの製造方法
を説明する。なお、図2に示した工程は、後の説明から
理解できるように、必ずしも図示の順序で行う必要はな
く、適宜順序を入れ替えたり、並行して行ったりするこ
とができる。他の実施の形態についても同様である。ま
た、図2において、図10に示した製法における各工程
と同様の工程については、同一のステップ番号を付して
説明を簡略化する。
【0026】ダイヤモンド砥粒は、予め分級、選別を行
う(ステップS30)ことによって、大粒径の砥粒と小
粒径の砥粒を2種類用意する。本実施形態においては、
例えば230μmと150μmの粒径のダイヤモンド砥
粒を用いる。大粒径ダイヤモンド砥粒3と小粒径ダイヤ
モンド砥粒2は、混合機を利用して一定の割合、例えば
小粒径の方を主体として1:5の個数比で混合する(ス
テップS31)。
【0027】一方、台金1の表面上は、約10μmの厚
さに予めNiメッキされている。これは、ドレッシング
の条件によっては、研磨材に含まれる分散剤により台金
1が腐食を受ける環境下で行われるので、それを防止す
る目的がある。Niメッキされた台金1の電着表面4以
外の部分をマスキングテープで被覆し(ステップS1
0)、上記の混合砥粒を散布し、Niメッキ最終膜厚の
約20%程度の厚さ、例えば約30μmになるまでNi
めっき一次電着を施す事によって大小のダイヤモンド砥
粒を仮固定する(ステップS40)。第一次のNiめっ
き電着によってダイヤモンド砥粒は、台金1表面の下地
Ni層の接触している部分が電着表面4に仮固定され、
それより上層の固定されない余剰となるダイヤモンド砥
粒は、ブラシあるいは硬質研磨布を用いて表面を摩擦す
ることにより容易に除去される(ステップS50)。
【0028】次に硬質研磨布よってダイヤモンド砥粒の
電着表面4をドレッシングすることにより、一次電着時
に台金1から浮き上がって固定されている浮き石を除去
する(ステップS51)。次に、小粒径のダイヤモンド
砥粒が約90%埋め込まれる状態まで、メインのNiめ
っき電着を施し、完全に砥粒を固定する(ステップS6
0)。この様な状態では、大粒径の砥粒はその径の約6
0%が電着膜に埋め込まれた状態になっている。この埋
め込み量については、本実施の形態を代表として、小粒
径のダイヤモンド砥粒に対して60〜90%、大粒径の
ダイヤモンド砥粒に対して40〜60%となる事が望ま
しい。以上のようにしてドレッサーが完成する。
【0029】本実施の形態によれば、ドレッサーの切削
表面には、大粒径と小粒径のダイヤモンド砥粒2,3が
一定の割合で均一に貼り付けられている事になる。以下
に図3を参照して、この構成を有する本発明によるドレ
ッサーの作用を説明する。
【0030】図3(a)は使用前の研磨布、(b)は目
詰まりした状態の研磨布、(c)は小粒径のダイヤモン
ド砥粒を用いてドレッシングした研磨布、(d)は大粒
径のダイヤモンド砥粒を用いてドレッシングした研磨
布、(e)は本発明のドレッサーでドレッシングした研
磨布を、それぞれ拡大して示す断面図である。
【0031】図3(a)は使用前の新品の研磨布の断面
を示す。図3(a)において、31は研磨布の基材であ
り、その上に多数のポアを含む発泡層32が設けられて
いる。使用前には、発泡ポリウレタンで構成された研磨
布の発泡層32は、ほぼ均一に形成されている。図3
(a)の研磨布を用いて半導体基板を研磨すると、凹部
となっている表面のポアに保持された研磨剤が研磨時に
半導体表面に供給されるが、研磨レートはまだ十分上昇
していない。また、研磨を続行する事により、図3
(b)に示すように、ポア内部に研磨時の反応生成物、
研磨屑、研磨粒子等の固着層33が圧縮して閉じ込めら
れ、ポアは目詰まりが生じる。したがって、研磨時に研
磨剤が表面ポアに入り込まず、半導体表面に研磨剤が充
分供給できないようになり、研磨に適さない表面とな
る。
【0032】図3(b)のような状態になったとき、ド
レッサーを用いて研磨布をドレッシングする。図3
(c)は、小粒径のみのダイヤモンド砥粒を単層で電着
したドレッサーを用いて、時間をかけて図3(b)の目
詰まりを除去したときの研磨布の状態を示している。言
い換えれば本発明によるドレッサーの機能の一部である
小粒径ダイヤモンド砥粒の作用を説明するものでもあ
る。図3(c)では、反応生成物、研磨屑などの表面上
の固着層33をほぼ除去できており、図3(a)の使用
前の状態に概ね回復している。そして表面ポアが再び露
出するようになっており、一部のポアには研磨剤が保持
されている。しかしながらポアによる研磨剤の保持量が
十分でないため、図3(a)と同様に、研磨レートが低
い状態でとどまっている。
【0033】一方、図3(d)に示す研磨布の表面状態
は、大粒径のダイヤモンドのみを単層電着し、表面ポア
の深さ方向での径以上に、電着膜からのダイヤモンド突
き出し量を確保したドレッサーを使用し、図3(b)の
ような研磨後の状態になった研磨布をドレッシングし
て、研磨布の表面を切削除去した状態を示す。図3
(b)で存在した反応生成物や研磨屑の固着層33が除
去されると共に、研磨布の表面は十分に荒らされてお
り、表面の凹部34に研磨剤を充分保持できるようにな
っている。すなわち、大きい粒径のダイヤモンド砥粒
は、研磨布の目立てを実行する役目を果たす。しかしそ
の反面、このドレッサーでは研磨布の切削量が大きく消
耗が激しいので、研磨布の寿命は短くなる。
【0034】また一方図3(e)は、本実施の形態によ
るドレッサーのように、表面ポアの深さ方向での径以上
に電着膜からのダイヤモンド突き出し量を確保した、大
きい粒径のダイヤモンド砥粒と、それより小さい粒径の
ダイヤモンド砥粒を均一に混在させて電着したドレッサ
ーを使用し、図3(b)のような研磨後にドレッシング
を行った状態の研磨布表面を示す。
【0035】この場合は反応生成物や研磨屑を含んだ固
着層が除去できており、表面の一部は図3(a)の使用
前の状態に回復している。そして表面ポアが再び露出す
るようになっており、一部のポアには研磨剤が保持され
ている。それと共に、研磨布の表面は十分に荒らされ、
その一部は研磨剤の保持能力を良好にする凹部35を形
成し、半導体デバイスなどの研磨レートが向上する状態
となっている。図3(e)の場合、小さい砥粒は研磨布
を部分的に使用前の状態に戻し、さらに大きい砥粒は表
面を部分的に十分に荒らして研磨布の研磨能力を向上さ
せるように働き、図3(d)におけるほど研磨布の寿命
を短くさせない。このように本実施の形態によるドレッ
サーは、研磨布の研磨能力を確保すると共に、従来問題
であった寿命の短命化も防止することを可能にする。
【0036】なお、異なる粒径を有するダイヤモンド砥
粒の混合割合を調節すれば、以上の議論から理解できる
ように、研磨布の表面状態、および寿命を所望の値に制
御できる。以上のような効果を得るためには、全砥粒の
量に対する粒径の大きい砥粒の量の割合が、1〜40%
であることが望ましい。粒径の大きい砥粒が1%以上あ
れば、研磨布を活性化する効果が得られる。粒径の大き
い砥粒の割合を増加させれば、ドレッシングの効率が高
くなり、ドレッシングに要する時間を短縮することがで
きる。但し、粒径の大きい砥粒の割合が40%を超える
と、研磨布の表面を荒らしすぎるおそれがある。
【0037】本実施の形態によるドレッサーは、2種類
の粒径のダイヤモンド砥粒を電着する製法で製造される
ため、研磨布の切削能力を決める大粒径のダイヤモンド
砥粒3の突き出し量は、砥粒の粒径とNiメッキの膜厚
を設定すれば決めることができる。また、研磨布表面の
目詰まりを除去する能力を決める小粒径のダイヤモンド
砥粒の突き出し量は、例えば上記設定されたNiメッキ
の膜厚に応じて粒径を決めることによって実現される。
したがって、従来、図10に示した製造過程で生じる、
数の不安定な浮き石で決められていたドレッサーの切削
能力などの個体差を低減できる。
【0038】また、図11に示された方法で製造された
ドレッサーは、浮き石がないためにドレッサー間の切削
能力の差は出ないが、研磨布の切削能力が小さいという
問題があったのに対して、本実施の形態のドレッサーも
同様に浮き石はなく、しかも数の制御された大粒径のダ
イヤモンド砥粒で切削能力が確保され、浮き石による半
導体基板へのマイクロスクラッチも防止される。
【0039】以上述べたように、本実施の形態によるド
レッサーは、ダイヤモンド砥粒に基づく大小2種類の切
削面を持たせることにより、研磨布の表面を効率的にド
レッシングでき、ダイヤモンド粒子の粒子数と突き出し
量が制御されるため、従来のドレッサーに比べて、個体
差を縮小できる。
【0040】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、大きさの異なるダイヤモンド砥粒を混合して均一に
台金1の電着面4に貼り付けるものであったが、大きさ
の異なる砥粒の電着には、別の形態を用いることが可能
である。
【0041】図4に本発明の第2の実施の形態によるド
レッサーの切削部を示す。図4(a)は平面図、図4
(b)は図4(a)のB−B断面の拡大断面図である。
また、図5にその製造工程フローを示す。
【0042】第1の実施の形態と同様の方法により、平
均粒径の差が40μm以上となる2種類のダイヤモンド
砥粒を選択する(ステップS30)。この実施の形態に
おいても230μmと150μmの2種類の粒径のダイ
ヤモンド砥粒を用いる。
【0043】台金1の電着部4以外をテープなどでマス
キングして(ステップS20)、まず小粒径150μm
のダイヤモンド砥粒2を、予め約10μmの厚さにNi
メッキされた台金1の電着表面4の上に散布し、その
後、最終膜厚の約20%程度の厚さ、例えば約30μm
になるまでNi第一次めっきを施す事によってダイヤモ
ンド砥粒2を仮固定する(ステップS41)。第一次の
メッキ電着によって、ダイヤモンド砥粒2は電着面4の
約10μm厚さのNiメッキ層に接してほぼ単層が固定
され、それよりも上層に積層した砥粒はほとんど固定さ
れない。そのため、そのダイヤモンド砥粒は、ブラシあ
るいは硬質研磨布を用いて表面を摩擦すれば容易に除去
される。
【0044】次に硬質研磨布よって、一次電着されたダ
イヤモンド砥粒の電着表面をドレッシングすることによ
り、一次電着時に台金から浮き上がって固定されている
浮き石を除去する(ステップS42)。その後例えば、
仮固定されたダイヤモンド砥粒電着表面4上に一定の間
隔で孔加工されたマスキングテープ等を貼りつける方法
によって所定の部分をマスキングする。
【0045】その後、図4(a)に示す、電着表面4
の、マスキングされないダイヤモンド砥粒2が露出した
選択部5に、230μmの大粒径のダイヤモンド砥粒3
を散布し、更に約30μmになるまで第二次のNiメッ
キ電着を施して固定する(ステップS43)。この時、
大粒径ダイヤモンド砥粒3の下には小粒径のダイヤモン
ド砥粒2が分布しているが、この砥粒間には若干の隙間
があるので、そこに大粒径のダイヤモンド砥粒3が固定
される。
【0046】第二次のメッキ電着によって大粒径のダイ
ヤモンド砥粒3はほぼ単層だけ電着表面4に固定され、
それより上層の固定されない余剰となるダイヤモンド砥
粒は、ブラシあるいは硬質研磨布を用いて表面を摩擦す
ることにより除去する。その後、硬質研磨布よってダイ
ヤモンド砥石の電着表面4をドレッシングすることによ
り、電着時に台金1から浮き上がって固定されている大
粒径のダイヤモンド砥粒3からなる浮き石を除去する
(ステップS52)。
【0047】以上の方法で、浮き石を除去した上で、小
粒径のダイヤモンド砥粒2が平均粒径の60〜90%埋
め込まれる状態までメインのNiめっき電着を施し、完
全に砥粒を固定する(ステップS60)。この埋め込み
量に対して大粒径のダイヤモンド砥粒は平均粒径の約2
5〜45%の埋め込みとなる。以上が第2の実施の形態
によるドレッサーの製造方法である。
【0048】以上の製造方法により製造されたドレッサ
ーは、大粒径のダイヤモンド砥粒3が選択部5の領域に
のみ存在し、大小2種類の粒径を有するダイヤモンド砥
粒を一定の面積比で電着面4に貼り付けた状態となる。
これにより、図1に示したドレッサーでは2種類の砥粒
が均一に分布するのに対して、本実施の形態では2種類
の砥粒が領域を分けて分布する。このような砥粒の分布
でも、上記第1の実施の形態と同様の効果を有する。
【0049】(第3の実施の形態)ドレッサー切削部の
別の形態として、さらに次のものが可能である。図6に
本発明の第3の実施の形態であるドレッサーの切削部を
示す。図6(a)は平面図、図6(b)は図6(a)の
C−C断面の拡大断面図である。また、図7にそのドレ
ッサーの製造方法を示す工程フロー図を示す。このドレ
ッサーの切削部は、大粒径ダイヤモンド砥粒3と小粒径
ダイヤモンド砥粒2とをそれぞれ異なる領域に電着した
ものである。
【0050】製造工程は、第1の実施の形態と同様の方
法により、平均粒径の差が40μm以上となる2種類の
ダイヤモンド砥粒、例えば230μmと150μmを予
め選別する(ステップS30)。ドレッサーの台金1の
表面には予め約10μmの厚さのNiメッキがされてお
り、その電着表面以外の部分と図6(a)の電着表面選
択部6以外の部分にマスキングテープを貼り付ける(ス
テップS20)。そして小粒径150μmのダイヤモン
ド砥粒2を散布した後、最終膜厚の約20%程度の厚
さ、例えば約30μmになるまで第一次Niめっきを施
す事によって小粒径ダイヤモンド砥粒2を選択領域6上
に仮固定する(ステップS44)。
【0051】第一次のメッキ電着によって、ダイヤモン
ド砥粒2は電着表面4に接触した第1層目が主として仮
固定され、それより上層にある砥粒は浮き石を除いて固
定されないので、そのような余剰となるダイヤモンド砥
粒は、ブラシあるいは硬質研磨布を用いて表面を摩擦す
ることにより除去する。さらに硬質研磨布よって、ダイ
ヤモンド砥粒の電着された選択領域6もドレッシングし
て、電着時に台金1から浮き上がって固定されている浮
き石を除去する(ステップS45)。
【0052】その後再び、電着表面4に所定の配列で孔
加工されたマスキングテープを貼りつけ、電着表面4の
選択部5の領域だけが露出するようにし、平均粒径23
0μmの大粒径のダイヤモンド砥粒3をその上に散布
し、更に約30μmになるまで第二次のNiメッキ電着
を施して大粒径のダイヤモンド砥粒3を固定する(ステ
ップS46)。第二次のメッキ電着によって大粒径のダ
イヤモンド砥粒は、選択部5の領域にほぼ1層だけ電着
表面4に仮固定され、浮き石を除いて余剰となるダイヤ
モンド砥粒は、ブラシあるいは硬質研磨布を用いて表面
を摩擦することにより除去する。その後、硬質研磨布よ
ってダイヤモンド砥粒の電着表面4をドレッシングする
ことにより、電着時に台金1から浮き上がって固定され
ている浮き石を除去する(ステップS52)。
【0053】以上の方法で選択部5の浮き石を除去した
上で、小粒径のダイヤモンド砥粒2がその平均粒径に対
して60〜90%埋め込まれる状態まで電着表面4前面
にメインのNiめっき電着を施し、完全に砥粒を固定す
る(ステップS60)。この時、大粒径のダイヤモンド
砥粒3については40〜60%の埋め込み量となる。以
上が第3の実施の形態におけるドレッサーの製造方法で
ある。
【0054】以上のように、電着表面4の異なる孤立し
た選択部5,6にそれぞれ大粒径、小粒径のダイヤモン
ド砥粒を固定したドレッサーとしてもよい。この場合、
選択部5,6の個数やそれらの面積を適度に設定するこ
とによって、電着表面4上に固定される大小粒径のダイ
ヤモンド砥粒の全体としての面積比を、所望の研磨布ド
レッシング効果(図3(b)における目詰まり物質除去
効果、目立て効果など)が得られるように調整すること
ができる。このように第3の実施の形態によるドレッサ
ーにおいても、大小粒径のダイヤモンド砥粒を混合して
貼り付けるので、実施の形態1に示したドレッサーと同
様の効果を有することは明らかである。
【0055】
【発明の効果】本発明のドレッサーは、大粒径のダイヤ
モンド砥粒により形成される第一切削面と小粒径のダイ
ヤモンド砥粒2により形成される第二切削面の二面によ
って、研磨中に研磨布に固着したスラリーや異物を効率
的に除去できると共に、研磨布に所定の研磨レート持た
せるための目立てが可能になる。
【0056】また、従来のドレッサーのような浮き石が
存在しないため、ドレッサーの製造過程に依存するドレ
ッサーの製品差がなくなり、ドレッシング後の研磨布で
半導体基板などを研磨してもマイクロスクラッチが生じ
ないし、研磨布の寿命バラツキが低減できる。
【0057】さらに、本発明によるドレッサーでは、高
研磨レートで均一な研磨特性を有する研磨布が確保で
き、かつ研磨布の長寿命化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるドレッサーの切
削部を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)
のA−A断面における拡大断面図
【図2】本発明の実施の形態1におけるドレッサーの製
造工程フロー図
【図3】様々な状態の研磨布を示す拡大断面図
【図4】本発明の実施の形態2におけるドレッサーの切
削部を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)
のB−B断面における拡大断面図
【図5】本発明の実施の形態2におけるドレッサーの製
造工程フロー図
【図6】本発明の実施の形態3におけるドレッサーの切
削部を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)
のC−C断面における拡大断面図
【図7】本発明の実施の形態3におけるドレッサーの製
造工程フロー図
【図8】従来のドレッサー切削部を示す図であり、
(a)は平面図、(b)は(a)のD−D断面における
拡大断面図
【図9】ダイヤモンド砥粒を電着する工程を示す工程断
面図
【図10】従来のドレッサー製造工程フロー図
【図11】従来のドレッサー製造工程フロー図
【符号の説明】
1 台金 2 小粒径のダイヤモンド砥粒 3 大粒径のダイヤモンド砥粒 4 電着表面 5 電着表面の選択部 6 電着表面の一部 7 ダイヤモンド砥粒 7a 余剰ダイヤモンド砥粒 8 浮き石 10 一次電着層 11 メイン電着層
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B24D 3/06 B24D 3/06 B Fターム(参考) 3C047 EE11 EE18 EE19 3C058 AA07 AA19 BC02 CB01 CB03 DA12 DA17 3C063 AA02 AB05 BA02 BB02 BB07 BB20 BB24 BC02 BG07 CC12 EE40 FF08 FF22 FF23

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径の異なる少なくとも2種類の砥
    粒を、所定の割合で台金上に分布させ固定した研磨布用
    ドレッサー。
  2. 【請求項2】 全砥粒の量に対する粒径の大きい砥粒の
    量の割合が1〜40%である請求項1に記載の研磨布用
    ドレッサー。
  3. 【請求項3】 平均粒径の異なる少なくとも2種類砥粒
    を所定の割合で混合した砥粒が台金上に均一に固定され
    た請求項1に記載の研磨布用ドレッサー。
  4. 【請求項4】 第1の平均粒径を有する第1の砥粒が、
    台金上の第1の領域に固定され、第2の平均粒径を有す
    る第2の砥粒が、前記台金上の第2の領域に固定された
    請求項1に記載の研磨布用ドレッサー。
  5. 【請求項5】 第1の平均粒径を有する第1の砥粒と、
    第2の平均粒径を有する第2の砥粒とを一定の割合で混
    合する工程と、前記混合された砥粒を台金上に均一に散
    布する工程と、前記散布された砥粒を前記台金上に固定
    する工程と、前記散布された砥粒からなる浮き石を除去
    する工程とを含むことを特徴とする、研磨布用ドレッサ
    ーの製造方法。
  6. 【請求項6】 第1の平均粒径を有する第1の砥粒を台
    金上の第1の領域上に散布する工程と、前記第1の砥粒
    を前記台金上に固定する工程と、前記第1の砥粒からな
    る浮き石を除去する工程と、前記台金上の第2の領域に
    第2の平均粒径を有する第2の砥粒を散布する工程と、
    前記第2の砥粒を固定する工程と、前記第2の砥粒から
    なる浮き石を除去する工程とを含むことを特徴とする、
    研磨布用ドレッサーの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の砥粒と前記第2の砥粒のそれ
    ぞれの平均粒径の差が40μm以上であることを特徴と
    する、請求項1に記載の研磨布用ドレッサー、または請
    求項5または6に記載の研磨布用ドレッサーの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記第1の砥粒および前記第2の砥粒を
    固定する工程が、前記台金上に形成される電着膜に前記
    第1の砥粒あるいは前記第2の砥粒を部分的に埋め込む
    工程であり、前記第1の砥粒が前記第1の平均粒径の6
    0〜90%埋め込まれ、前記第2の砥粒が前記第2の平
    均粒径の25〜60%埋め込まれることを特徴とする、
    請求項5または6に記載の研磨布用ドレッサーの製造方
    法。
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