JP2001252341A - 生物脱臭装置 - Google Patents

生物脱臭装置

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JP2001252341A
JP2001252341A JP2000065147A JP2000065147A JP2001252341A JP 2001252341 A JP2001252341 A JP 2001252341A JP 2000065147 A JP2000065147 A JP 2000065147A JP 2000065147 A JP2000065147 A JP 2000065147A JP 2001252341 A JP2001252341 A JP 2001252341A
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deodorizing
water
biological
humidity
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Shigeru Kobayashi
茂 小林
Kazuo Shibazaki
和夫 柴崎
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Toshiba Corp
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Gas Separation By Absorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】脱臭材の水分、圧力損失を適切に維持し、微生
物の活性を活発にさせて臭気ガスの処理特性を良好と
し、また処理ガス量を維持し、効率の良い脱臭を行なう
こと。 【解決手段】微生物を含んだ脱臭材1aを脱臭槽1bの
内部に保持し、臭気を含んだガスが脱臭材1aを通過す
ることによって微生物の作用で臭気が酸化分解処理され
処理ガスとして排出する生物脱臭器1と、脱臭材1aに
水分を供給する散水手段2と、生物脱臭器1に入る臭気
ガス、および生物脱臭器1から排出される処理ガス中の
湿度を測定する湿度測定手段3と、湿度測定手段3によ
り測定された臭気ガスおよび処理ガス中の湿度に基づい
て、脱臭材1a内での水分を適切に維持するように、散
水手段2による脱臭材1aへの散水を制御する制御手段
4とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、臭気を含んだガス
を、微生物を含んだ脱臭材を用いて脱臭処理する生物脱
臭装置に係り、特に脱臭材の水分、圧力損失を適切に維
持し、微生物の活性を活発にさせて臭気ガスの処理特性
を良好とし、また処理ガス量を維持し、効率の良い脱臭
を行なえるようにした生物脱臭装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、大量消費文化の発展と共に、廃棄
物問題は地球規模で大きくなり、減量化、再資源化が重
要な課題となってきている。
【0003】特に、生ごみは、一般廃棄物の約30%を
占めており、その約70%が焼却されている。そして、
これらを適正に処理することにより、焼却の負荷軽減や
最終処分場不足の改善に大きく貢献することができる。
【0004】最近の生ごみ処理機としては、培養基材と
好気性菌が内在している生ごみ分解槽内に投入された生
ごみを、好気性菌の働きで発酵分解処理する方式の生ご
み処理機が、例えば食堂や給食センター等、大量の生ご
みが発生する分野で使用されている。
【0005】生ごみの80%程度は水分であり、この生
ごみは、水分、炭酸ガス、アンモニア等に分解される。
これにより、量的には1/10〜1/5に減量され、分
解処理後の残渣は、堆肥として有効利用が可能である等
の特徴を有している。
【0006】好気性菌による発酵分解には酸素を要する
ため、新鮮な空気の供給が必要である。生ごみの分解生
成物である水分、炭酸ガス、アンモニアは、この空気に
より排出される。従って、生ごみ処理槽から直接排気さ
れる空気には、臭気成分であるアンモニア、硫化水素等
が含まれており、実用化にあたっては脱臭機能が必要で
ある。
【0007】生ごみ処理の過程で発生する臭気を処理す
る方法としては、活性炭吸着、触媒燃焼、生物脱臭等が
あるが、生ごみ処理機から排気される空気の臭気成分の
大半はアンモニアである点や、省エネルギー、環境に優
しい等の点から、脱臭にも微生物(例えば、亜硝酸菌、
硝酸菌)を利用した生物脱臭器を使用することができ
る。
【0008】この種の生物脱臭器は、微生物を含んだ脱
臭材を脱臭槽の内部に保持し、生ゴミ処理機等からの臭
気を含んだガスが脱臭材を通過することによって、微生
物の作用で臭気が酸化分解処理され、処理ガスとして排
出するものである。
【0009】すなわち、この生物脱臭器は、臭気成分で
あるアンモニア、硫化水素等を、微生物の働きで酸化分
解するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
生物脱臭器では、微生物を活発に活動させて活性を維持
するためには、脱臭材に水分を適切に供給して、水分等
を微生物に適した状態に保たないと、脱臭作用が鈍って
しまうという問題点がある。
【0011】すなわち、水分の供給が不足すると、脱臭
材に隙間が生じ、臭気ガスが処理されずに排出されてし
まうことになる。また、逆に、過度に水分を供給する
と、脱臭材として特に土壌等を用いた場合、水分を含み
過ぎて圧力損失の原因となり、処理ガス量の低下につな
がってしまう。
【0012】しかしながら、生ごみが分解すると水分が
発生し、この水分は生ごみ処理機から排気される空気と
共に運ばれて微生物に供給されるが、この空気に含まれ
る水分の量は、投入される生ごみ量によって変動する。
そのため、生ごみからの分解生成物である水分のみで
は、脱臭材への水分の供給が過剰になったり、あるいは
不足したりしてしまう。
【0013】本発明の目的は、脱臭材の水分、圧力損失
を適切に維持し、微生物の活性を活発にさせて臭気ガス
の処理特性を良好とし、また処理ガス量を維持し、効率
の良い脱臭を行なうことが可能な生物脱臭装置を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に対応する発明の生物脱臭装置は、微生
物を含んだ脱臭材を脱臭槽の内部に保持し、臭気を含ん
だガスが脱臭材を通過することによって微生物の作用で
臭気が酸化分解処理され処理ガスとして排出する生物脱
臭器と、脱臭材に水分を供給する散水手段と、生物脱臭
器に入る臭気ガス、および当該生物脱臭器から排出され
る処理ガス中の湿度を測定する湿度測定手段と、湿度測
定手段により測定された臭気ガスおよび処理ガス中の湿
度に基づいて、脱臭材内での水分を適切に維持するよう
に、散水手段による脱臭材への散水を制御する制御手段
とを備えている。
【0015】ここで、特に上記制御手段としては、例え
ば請求項2に記載したように、臭気ガスおよび処理ガス
中の湿度に基づいて、脱臭槽内の水分の変化傾向を算出
し、当該脱臭槽内の水分が低下傾向にある場合に、散水
手段による脱臭材への散水量を増加するように制御する
ようにしている。
【0016】従って、請求項1および請求項2に対応す
る発明の生物脱臭装置においては、生物脱臭器に入る臭
気ガス、および生物脱臭器から排出される処理ガス中の
湿度に基づいて、脱臭材内での水分を適切に維持するよ
うに、散水手段による脱臭材への散水を制御する、すな
わち例えば臭気ガスおよび処理ガス中の湿度に基づい
て、脱臭槽内の水分の変化傾向を算出し、脱臭槽内の水
分が低下傾向にある場合に、散水手段による脱臭材への
散水量を増加するように制御することにより、脱臭材内
での水分を適切に維持できるため、微生物の活性を最良
に保ち、良好な臭気処理を行なうことができる。
【0017】また、請求項3に対応する発明の生物脱臭
装置は、微生物を含んだ脱臭材を脱臭槽の内部に保持
し、臭気を含んだガスが脱臭材を通過することによって
微生物の作用で臭気が酸化分解処理され処理ガスとして
排出する生物脱臭器と、脱臭材に水分を供給する散水手
段と、生物脱臭器に入る臭気ガス、および当該生物脱臭
器から排出される処理ガス中の湿度を測定する湿度測定
手段と、生物脱臭器に入る臭気ガス、および当該生物脱
臭器から排出される処理ガスの温度を測定する温度測定
手段と、生物脱臭器から排出される処理ガスの流量を測
定する処理ガス量測定手段と、湿度測定手段により測定
された臭気ガスおよび処理ガス中の湿度と、温度測定手
段により測定された臭気ガスおよび処理ガスの温度と、
処理ガス量測定手段により測定された処理ガス流量とに
基づいて、脱臭材内での水分および散水時期を適切に維
持するように、散水手段による脱臭材への散水を制御す
る制御手段とを備えている。
【0018】ここで、特に上記制御手段としては、例え
ば請求項4に記載したように、臭気ガスおよび処理ガス
中の湿度と、臭気ガスおよび処理ガスの温度と、処理ガ
ス流量とに基づいて、脱臭材中で凝結する水分量を脱臭
槽内の水分の変化傾向として算出し、当該凝結水分量が
負数になる場合に、散水手段による脱臭材への散水量を
増加するように制御するようにしている。
【0019】従って、請求項3および請求項4に対応す
る発明の生物脱臭装置においては、生物脱臭器に入る臭
気ガス、および生物脱臭器から排出される処理ガス中の
湿度と、生物脱臭器に入る臭気ガス、および生物脱臭器
から排出される処理ガスの温度と、生物脱臭器から排出
される処理ガスの流量とに基づいて、脱臭材内での水分
および散水時期を適切に維持するように、散水手段によ
る脱臭材への散水を制御する、すなわち例えば臭気ガス
および処理ガス中の湿度と、臭気ガスおよび処理ガスの
温度と、処理ガス流量とに基づいて、脱臭材中で凝結す
る水分量を脱臭槽内の水分の変化傾向として算出し、凝
結水分量が負数になる場合に、散水手段による脱臭材へ
の散水量を増加するように制御することにより、脱臭材
内での水分および散水時期を適切に維持できるため、微
生物の活性を最良に保ち、良好な臭気処理を行なうこと
ができる。
【0020】さらに、請求項5に対応する発明の生物脱
臭装置は、微生物を含んだ脱臭材を脱臭槽の内部に保持
し、臭気を含んだガスが脱臭材を通過することによって
微生物の作用で臭気が酸化分解処理され処理ガスとして
排出する生物脱臭器と、脱臭材に水分を供給する散水手
段と、生物脱臭器に入る臭気ガス、および当該生物脱臭
器から排出される処理ガス中の湿度を測定する湿度測定
手段と、生物脱臭器に入る臭気ガス、および当該生物脱
臭器から排出される処理ガスの温度を測定する温度測定
手段と、生物脱臭器から排出される処理ガスの流量を測
定する処理ガス量測定手段と、生物脱臭器における圧力
損失を測定する圧力損失測定手段と、湿度測定手段によ
り測定された臭気ガスおよび処理ガス中の湿度と、温度
測定手段により測定された臭気ガスおよび処理ガスの温
度と、処理ガス量測定手段により測定された処理ガス流
量と、圧力損失測定手段により測定された圧力損失とに
基づいて、脱臭材内での水分および散水時期を適切に維
持すると共に脱臭槽内での圧力損失の増大を抑制するよ
うに、散水手段による脱臭材への散水を制御する制御手
段とを備えている。
【0021】ここで、特に上記制御手段としては、例え
ば請求項6に記載したように、臭気ガスおよび処理ガス
中の湿度と、臭気ガスおよび処理ガスの温度と、処理ガ
ス流量とに基づいて、脱臭材中で凝結する水分量を脱臭
槽内の水分の変化傾向として算出し、当該凝結水分量が
負数になる場合に、散水手段による脱臭材への散水量を
増加し、また圧力損失が規定値を上回る場合に、散水手
段による脱臭材への散水量を減少するように制御するよ
うにしている。
【0022】従って、請求項5および請求項6に対応す
る発明の生物脱臭装置においては、生物脱臭器に入る臭
気ガス、および生物脱臭器から排出される処理ガス中の
湿度と、生物脱臭器に入る臭気ガス、および生物脱臭器
から排出される処理ガスの温度と、生物脱臭器から排出
される処理ガスの流量、生物脱臭器における圧力損失と
に基づいて、脱臭材内での水分および散水時期を適切に
維持すると共に脱臭槽内での圧力損失の増大を抑制する
ように、散水手段による脱臭材への散水を制御する、す
なわち例えば臭気ガスおよび処理ガス中の湿度と、臭気
ガスおよび処理ガスの温度と、処理ガス流量とに基づい
て、脱臭材中で凝結する水分量を脱臭槽内の水分の変化
傾向として算出し、凝結水分量が負数になる場合に、散
水手段による脱臭材への散水量を増加し、また圧力損失
が規定値を上回る場合に、散水手段による脱臭材への散
水量を減少するように制御することにより、脱臭材内で
の水分および散水時期、脱臭槽内での圧力損失を適切に
維持できるため、微生物の活性を最良に保ち、良好な臭
気処理を行なうことができ、また処理ガス量を維持でき
るため、効率の良い脱臭を行なうことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0024】(第1の実施の形態)図1は、本実施の形
態による生物脱臭装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【0025】すなわち、本実施の形態による生物脱臭装
置は、図1に示すように、生物脱臭器1と、散水手段で
ある散水ポンプ2と、湿度測定手段である湿度センサ3
と、制御装置4とを備えて構成している。
【0026】生物脱臭器1は、微生物を含んだ脱臭材1
aを脱臭槽1bの内部に保持し、臭気を含んだガスが脱
臭材1aを通過することによって微生物の作用で臭気が
酸化分解処理され、処理ガスとして排出する。
【0027】ここで、脱臭材1aとしては、例えば腐葉
土等を用いることができる。
【0028】散水ポンプ2は、脱臭材1aに水分を供給
する。
【0029】湿度センサ3は、生物脱臭器1に入る臭気
ガス、および生物脱臭器1から排出される処理ガス中の
湿度を測定する。
【0030】制御装置4は、湿度センサ3により測定さ
れた臭気ガスおよび処理ガス中の湿度に基づいて、脱臭
材1a内での水分を適切に維持するように、散水ポンプ
2による脱臭材1aへの散水を制御する。
【0031】ここで、制御装置4としては、例えば臭気
ガスおよび処理ガス中の湿度に基づいて、脱臭槽1b内
の水分の変化傾向を算出し、脱臭槽1b内の水分が低下
傾向にある場合に、散水ポンプ2による脱臭材1aへの
散水量を増加するように制御する。
【0032】次に、以上のように構成した本実施の形態
による生物脱臭装置の作用について説明する。
【0033】図1において、臭気ガスは脱臭器1に導入
され、脱臭槽1bの内部に保持した脱臭材1a中の臭気
酸化用の微生物によって酸化分解処理され、処理ガスと
して排出される。
【0034】この時、臭気ガスと処理ガスに含まれる水
分を湿度として湿度センサ3で測定し、制御装置4で脱
臭槽1b内の水分の変化方向が算出される。
【0035】その結果、脱臭槽1b内の水分が低下傾向
にある時には、散水ポンプ2を駆動して、脱臭材1aに
水分が補給される。
【0036】これによリ、脱臭材1a内での水分を適切
に維持して、微生物の活性を最良に保ち、良好な臭気処
理を行なうことができる。
【0037】上述したように、本実施の形態による生物
脱臭装置では、生物脱臭器1に入る臭気ガス、および生
物脱臭器1から排出される処理ガス中の湿度に基づい
て、脱臭材1a内での水分を適切に維持するように、散
水ポンプ2による脱臭材1aへの散水を制御するように
しているので、脱臭材1a内での水分を適切に維持でき
るため、微生物の活性を最良に保ち、良好な臭気処理を
行なうことが可能となる。
【0038】(第2の実施の形態)図2は、本実施の形
態による生物脱臭装置の構成例を示すブロック図であ
り、図1と同一要素には同一符号を付してその説明を省
略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0039】すなわち、本実施の形態による生物脱臭装
置は、図2に示すように、図1に加えて、温度センサ5
と、処理ガス量測定手段である風量センサ6とを備えた
構成としている。
【0040】温度センサ5は、生物脱臭器1に入る臭気
ガス、および生物脱臭器1から排出される処理ガスの温
度を測定する。
【0041】風量センサ6は、生物脱臭器1から排出さ
れる処理ガスの流量を測定する。
【0042】制御装置4は、湿度センサ3により測定さ
れた臭気ガスおよび処理ガス中の湿度と、温度センサ5
により測定された臭気ガスおよび処理ガスの温度と、風
量センサ6により測定された処理ガス流量とに基づい
て、脱臭材1a内での水分および散水時期を適切に維持
するように、散水ポンプ2による脱臭材1aへの散水を
制御する。
【0043】ここで、制御装置4としては、例えば臭気
ガスおよび処理ガス中の湿度と、臭気ガスおよび処理ガ
スの温度と、処理ガス流量とに基づいて、脱臭材1a中
で凝結する水分量を脱臭槽1b内の水分の変化傾向とし
て算出し、凝結水分量が負数になる場合に、散水ポンプ
2による脱臭材1aへの散水量を増加するように制御す
る。
【0044】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるの作用について説明する。
【0045】図2において、臭気ガスは脱臭器1に導入
され、脱臭槽1bの内部に保持した脱臭材1a中の臭気
酸化用の微生物によって酸化分解処理され、処理ガスと
して排出される。
【0046】この時、臭気ガスと処理ガスに含まれる水
分を湿度として湿度センサ3で測定し、臭気ガスおよび
処理ガスの温度を温度センサ5で測定し、処理ガス流量
を風量センサ6で測定し、制御装置4で脱臭材1a中で
凝結する水分量が、脱臭槽1b内の水分の変化方向とし
て算出される。
【0047】その結果、凝結水分量が負数になる時に
は、散水ポンプ2を駆動して、脱臭材1aに水分が補給
される。
【0048】これによリ、脱臭材1a内での水分および
散水時期を適切に維持して、微生物の活性を最良に保
ち、良好な臭気処理を行なうことができる。
【0049】上述したように、本実施の形態による生物
脱臭装置では、生物脱臭器1に入る臭気ガス、および生
物脱臭器1から排出される処理ガス中の湿度と、生物脱
臭器1に入る臭気ガス、および生物脱臭器1から排出さ
れる処理ガスの温度と、生物脱臭器1から排出される処
理ガスの流量とに基づいて、脱臭材1a内での水分およ
び散水時期を適切に維持するように、散水ポンプ2によ
る脱臭材1aへの散水を制御するようにしているので、
脱臭材1a内での水分および散水時期を適切に維持でき
るため、微生物の活性を最良に保ち、良好な臭気処理を
行なうことが可能となる。
【0050】(第3の実施の形態)図3は、本実施の形
態による生物脱臭装置の構成例を示すブロック図であ
り、図2と同一要素には同一符号を付してその説明を省
略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0051】すなわち、本実施の形態による生物脱臭装
置は、図3に示すように、図2に加えて、圧力損失測定
手段である圧力センサ7を備えた構成としている。
【0052】圧力センサ7は、生物脱臭器1に入る臭気
ガスと生物脱臭器1から排出される処理ガスとの差圧を
測定することで、生物脱臭器1における圧力損失を測定
する。
【0053】制御装置4は、温度センサ3により測定さ
れた臭気ガスおよび処理ガス中の湿度と、温度センサ5
により測定された臭気ガスおよび処理ガスの温度と、風
量センサ6により測定された処理ガス流量と、圧力セン
サ7により測定された圧力損失とに基づいて、脱臭材1
a内での水分および散水時期を適切に維持すると共に脱
臭槽1b内での圧力損失の増大を抑制するように、散水
ポンプ2による脱臭材1aへの散水を制御する。
【0054】ここで、制御装置4としては、例えば臭気
ガスおよび処理ガス中の湿度と、臭気ガスおよび処理ガ
スの温度と、処理ガス流量とに基づいて、脱臭材1a中
で凝結する水分量を脱臭材1a内の水分の変化傾向とし
て算出し、凝結水分量が負数になる場合に、散水ポンプ
2による脱臭材1aへの散水量を増加し、また圧力損失
が規定値を上回る場合に、散水ポンプ2による脱臭材1
aへの散水量を減少するように制御する。
【0055】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるの作用について説明する。
【0056】図3において、臭気ガスは脱臭器1に導入
され、脱臭槽1bの内部に保持した脱臭材1a中の臭気
酸化用の微生物によって酸化分解処理され、処理ガスと
して排出される。
【0057】この時、臭気ガスと処理ガスに含まれる水
分を湿度として湿度センサ3で測定し、臭気ガスおよび
処理ガスの温度を温度センサ5で測定し、処理ガス流量
を風量センサ6で測定し、制御装置4で脱臭材1a中で
凝結する水分量が、脱臭槽1b内の水分の変化方向とし
て算出される。
【0058】その結果、凝結水分量が負数になる場合に
は、散水ポンプ2を駆動して、脱臭材1aに水分が補給
される。
【0059】これによリ、脱臭材1a内での水分および
散水時期を適切に維持して、微生物の活性を最良に保
ち、良好な臭気処理を行なうことができる。
【0060】また、本実施の形態では、、生物脱臭器1
に入る臭気ガスと生物脱臭器1から排出される処理ガス
との差圧を測定することで、生物脱臭器1における圧力
損失を圧力センサ7で測定する。
【0061】一般に、生物脱臭器では、微生物の増殖、
脱臭材1aの劣化等による目詰まりが生じ易い。そし
て、このような現象が生じている時に過度に散水を行な
うと、脱臭槽1b内での圧力損失が大きくなり過ぎ、処
理できるガス量が著しく減少してしまう。
【0062】そこで、圧力センサ7で脱臭槽1b内での
圧力損失を測定し、制御装置4で規定値を上回る時に
は、散水ポンプ2による散水量を減少させて、圧力損失
の増大を防ぎ、良好な脱臭処理を維持することができ
る。
【0063】この場合、圧力損失の規定値は、生物脱臭
器1の形式により異なるため、事前に試験によって決定
することが望ましい。
【0064】上述したように、本実施の形態による生物
脱臭装置では、生物脱臭器1に入る臭気ガス、および生
物脱臭器1から排出される処理ガス中の湿度と、生物脱
臭器1に入る臭気ガス、および生物脱臭器1から排出さ
れる処理ガスの温度と、生物脱臭器1から排出される処
理ガスの流量、生物脱臭器1における圧力損失とに基づ
いて、脱臭材1a内での水分および散水時期を適切に維
持すると共に脱臭槽1b内での圧力損失の増大を抑制す
るように、散水ポンプ2による脱臭材1aへの散水を制
御するようにしているので、脱臭材1a内での水分およ
び散水時期、脱臭槽1b内での圧力損失を適切に維持で
きるため、微生物の活性を最良に保ち、良好な臭気処理
を行なうことが可能となり、また処理ガス量を維持でき
るため、効率の良い脱臭を行なうことが可能となる。
【0065】尚、前述した各実施の形態において、散水
量は、生物脱臭器の形式に応じて、事前に試験によって
決定することが望ましい。
【0066】また、湿度、温度、風量、および圧力の各
センサは、夫々目的とする物理量を測定し、信号に変換
・伝送できればよく、生物脱臭器の形式に応じて適切な
ものを選択することが可能である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の生物脱臭
装置によれば、脱臭材の水分、圧力損失を適切に維持
し、微生物の活性を活発にさせて臭気ガスの処理特性を
良好とし、また処理ガス量を維持し、効率の良い脱臭を
行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による生物脱臭装置の第1の実施の形態
を示すブロック図。
【図2】本発明による生物脱臭装置の第2の実施の形態
を示すブロック図。
【図3】本発明による生物脱臭装置の第3の実施の形態
を示すブロック図。
【符号の説明】
1…生物脱臭器 1a…脱臭材 1b…脱臭槽 2…散水ポンプ 3…湿度センサ 4…制御装置 5…温度センサ 6…風量センサ 7…圧力センサ。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C080 AA07 BB02 CC04 CC08 HH05 JJ01 KK08 LL01 MM33 QQ11 4D002 AA03 AA13 AB02 AC10 BA05 BA17 CA01 CA07 DA58 EA06 GA01 GA03 GB01 GB03 GB04 4D020 AA09 BA22 BA30 BB01 BB03 BC05 CB08 CB25 DA01 DA02 DB01 DB04 DB20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微生物を含んだ脱臭材を脱臭槽の内部に
    保持し、臭気を含んだガスが前記脱臭材を通過すること
    によって前記微生物の作用で臭気が酸化分解処理され処
    理ガスとして排出する生物脱臭器と、 前記脱臭材に水分を供給する散水手段と、 前記生物脱臭器に入る臭気ガス、および当該生物脱臭器
    から排出される処理ガス中の湿度を測定する湿度測定手
    段と、 前記湿度測定手段により測定された臭気ガスおよび処理
    ガス中の湿度に基づいて、前記脱臭材内での水分を適切
    に維持するように、前記散水手段による脱臭材への散水
    を制御する制御手段と、 を備えて成ることを特徴とする生物脱臭装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の生物脱臭装置にお
    いて、 前記制御手段としては、 前記臭気ガスおよび処理ガス中の湿度に基づいて、前記
    脱臭槽内の水分の変化傾向を算出し、当該脱臭槽内の水
    分が低下傾向にある場合に、前記散水手段による脱臭材
    への散水量を増加するように制御することを特徴とする
    生物脱臭装置。
  3. 【請求項3】 微生物を含んだ脱臭材を脱臭槽の内部に
    保持し、臭気を含んだガスが前記脱臭材を通過すること
    によって前記微生物の作用で臭気が酸化分解処理され処
    理ガスとして排出する生物脱臭器と、 前記脱臭材に水分を供給する散水手段と、 前記生物脱臭器に入る臭気ガス、および当該生物脱臭器
    から排出される処理ガス中の湿度を測定する湿度測定手
    段と、 前記生物脱臭器に入る臭気ガス、および当該生物脱臭器
    から排出される処理ガスの温度を測定する温度測定手段
    と、 前記生物脱臭器から排出される処理ガスの流量を測定す
    る処理ガス量測定手段と、 前記湿度測定手段により測定された臭気ガスおよび処理
    ガス中の湿度と、前記温度測定手段により測定された臭
    気ガスおよび処理ガスの温度と、前記処理ガス量測定手
    段により測定された処理ガス流量とに基づいて、前記脱
    臭材内での水分および散水時期を適切に維持するよう
    に、前記散水手段による脱臭材への散水を制御する制御
    手段と、 を備えて成ることを特徴とする生物脱臭装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3に記載の生物脱臭装置にお
    いて、 前記制御手段としては、 前記臭気ガスおよび処理ガス中の湿度と、前記臭気ガス
    および処理ガスの温度と、前記処理ガス流量とに基づい
    て、前記脱臭材中で凝結する水分量を脱臭槽内の水分の
    変化傾向として算出し、当該凝結水分量が負数になる場
    合に、前記散水手段による脱臭材への散水量を増加する
    ように制御することを特徴とする生物脱臭装置。
  5. 【請求項5】 微生物を含んだ脱臭材を脱臭槽の内部に
    保持し、臭気を含んだガスが前記脱臭材を通過すること
    によって前記微生物の作用で臭気が酸化分解処理され処
    理ガスとして排出する生物脱臭器と、 前記脱臭材に水分を供給する散水手段と、 前記生物脱臭器に入る臭気ガス、および当該生物脱臭器
    から排出される処理ガス中の湿度を測定する湿度測定手
    段と、 前記生物脱臭器に入る臭気ガス、および当該生物脱臭器
    から排出される処理ガスの温度を測定する温度測定手段
    と、 前記生物脱臭器から排出される処理ガスの流量を測定す
    る処理ガス量測定手段と、 前記生物脱臭器における圧力損失を測定する圧力損失測
    定手段と、 前記湿度測定手段により測定された臭気ガスおよび処理
    ガス中の湿度と、前記温度測定手段により測定された臭
    気ガスおよび処理ガスの温度と、前記処理ガス量測定手
    段により測定された処理ガス流量と、前記圧力損失測定
    手段により測定された圧力損失とに基づいて、前記脱臭
    材内での水分および散水時期を適切に維持すると共に前
    記脱臭槽内での圧力損失の増大を抑制するように、前記
    散水手段による脱臭材への散水を制御する制御手段と、 を備えて成ることを特徴とする生物脱臭装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項5に記載の生物脱臭装置にお
    いて、 前記制御手段としては、 前記臭気ガスおよび処理ガス中の湿度と、前記臭気ガス
    および処理ガスの温度と、前記処理ガス流量とに基づい
    て、前記脱臭材中で凝結する水分量を脱臭槽内の水分の
    変化傾向として算出し、当該凝結水分量が負数になる場
    合に、前記散水手段による脱臭材への散水量を増加し、
    また前記圧力損失が規定値を上回る場合に、前記散水手
    段による脱臭材への散水量を減少するように制御するこ
    とを特徴とする生物脱臭装置。
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