JP2001213682A - コンポスト装置 - Google Patents

コンポスト装置

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JP2001213682A
JP2001213682A JP2000017378A JP2000017378A JP2001213682A JP 2001213682 A JP2001213682 A JP 2001213682A JP 2000017378 A JP2000017378 A JP 2000017378A JP 2000017378 A JP2000017378 A JP 2000017378A JP 2001213682 A JP2001213682 A JP 2001213682A
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stirring
exhaust gas
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Masatsugu Yamagata
昌継 山縣
Michihiko Kamata
充彦 鎌田
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Kubota Corp
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/10Process efficiency
    • Y02P20/129Energy recovery, e.g. by cogeneration, H2recovery or pressure recovery turbines

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、被処理物を分解させる発酵槽1
と、発酵槽1の被処理物を攪拌する攪拌機構部2とを備
えたコンポスト装置100において、好ましい条件で被
処理物を分解処理し、高効率化を実現することを目的と
する。 【解決手段】 空気を発酵槽1に供給する空気供給手段
7を備え、発酵槽1から排出される排出ガスが流れる排
出ガス流路19に、排出ガスを給熱側に流通させ、空気
供給手段7によって供給される空気を受熱側に流通さ
せ、排出ガスと空気の熱交換を行う熱交換器3を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】被処理物を分解させる発酵槽
と、前記発酵槽の被処理物を攪拌する攪拌機構部とを備
えたコンポスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ごみのコンポスト化(高速堆肥化)は、
資源の有効利用、農業への有機資材の提供という点から
評価され、野菜くずなどの農業廃棄物や分別収集された
家庭厨芥等を、コンポストとなる被処理物として利用す
ることができる。また、このようなコンポスト化は、自
然界に存在する微生物による分解反応を利用したもので
あるが、こうした分解反応を制御する主な因子として
は、含水率、酸素濃度、温度等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】分解反応に最適な含水
率(水分量/湿重量)は、60%程度である。含水率が
高すぎると、空気中の酸素の材料への吸収が妨げられ、
好気性分解の妨げになり、含水率が低すぎると、分解反
応が停止する。また、野菜くずなどの農業廃棄物や分別
収集された家庭厨芥等を被処理物とする場合には、それ
自身の含水率が80%程度と高く、それを下げるため
に、おが屑やもみ殻等が添加される。また、酸素が不足
すると嫌気性分解が起こり悪臭成分が生成される虞があ
るので、被処理物を好気的に保つため、充分な量の空気
(酸素含有ガス)を供給することが必要である。好気性
分解反応の温度は、分解速度の観点から、高温菌が最も
高い活性を示すように、分解速度の観点から、60℃程
度に保つのが最適である。分解反応に伴って大量の熱を
発生するが、従来のコンポスト装置においては、被処理
物中の水分の蒸発潜熱や新しい材料の投入による温度低
下を防止して、分解反応の最適温度を保つために、電気
ヒータ等を備え、発酵槽中の被処理物を加熱していた。
【0004】また、ごみのコンポスト化を行う従来のコ
ンポスト装置の構成においては、投入した材料を充分に
分解処理してコンポスト化するために、1つの発酵槽に
おける分解処理を間欠的に行う、所謂バッチ処理を行う
ように構成されており、連続的な処理とコンポストの質
の向上等の改善が求められていた。
【0005】従って、本発明は、上記の事情に鑑みて、
好ましい条件で被処理物を分解処理でき、省エネルギー
で高効率のコンポスト装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明の
コンポスト装置の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0007】〔特徴〕被処理物を分解させる発酵槽と、
前記発酵槽の被処理物を攪拌する攪拌機構部とを備えた
コンポスト装置であって、空気を前記発酵槽に供給する
空気供給手段を備え、前記発酵槽から排出される排出ガ
スが流れる排出ガス流路に、前記排出ガスを給熱側に流
通させ、前記空気供給手段によって供給される空気を受
熱側に流通させ、排出ガスと空気の熱交換を行う熱交換
器を備える。
【0008】〔作用・効果〕本構成のごとく、前記空気
供給手段を備えて、空気を発酵槽に供給することで、被
処理物を好気的に保つことができ、悪臭成分の生成を抑
制することができる。さらに、前記排出ガス流路に前記
熱交換器を備えて、排出ガスと空気の熱交換を行うこと
で、分解処理に伴って発生する高温の排出ガスの熱を、
供給される空気の加熱に利用することができ、空気を加
熱するための別のヒータ等を備える必要が無く、省エネ
ルギ化を実現できる。また、このように、供給される空
気によって排出ガスを冷却することで、排出ガス中の水
蒸気等が凝縮され水滴となるため、大気に排出される臭
気成分を抑制することができ、さらに、排出ガスの容積
を縮小することができるので、脱臭装置の小型化をも図
ることができる。従って、好ましい温度及び酸素濃度条
件で被処理物を分解処理でき、高効率のコンポスト装置
を実現することができる。
【0009】請求項2に係る本発明の特徴・作用・効果
は次の通りである。
【0010】〔特徴〕上記請求項1に係る本発明のコン
ポスト装置において、前記排出ガス流路の前記熱交換器
の下流側に、排出ガスの微生物脱臭を行う脱臭部を備
え、前記熱交換器において前記排出ガス中の水蒸気が凝
縮した凝縮水を、前記脱臭部へ散水する散水手段を備え
ることができる。
【0011】〔作用・効果〕コンポスト装置において、
固形の担体等に付着している微生物によって発酵槽から
排出される排出ガスの悪臭成分を分解する消臭部を通過
させて排出するように構成することができるが、このよ
うな微生物脱臭を行う消臭部において、微生物の活性を
高く保つために、湿気を正確にコントロールする必要が
有り、水を散水する必要がある。そこで、本構成のごと
く、前記消臭部を備えると共に、前記散水手段を備え、
熱交換器において発生する凝縮水を、脱臭部へ散水する
とこで、装置に散水用の水を供給する必要が無く、さら
に消臭部において微生物の活性を高く保って、悪臭成分
を分解することができる。従って、高効率且つ排出ガス
の悪臭を抑制できるコンポスト装置を実現することがで
きる。
【0012】請求項3に係る本発明のコンポスト装置の
特徴・作用・効果は次の通りである。
【0013】〔特徴〕被処理物を分解させる発酵槽と、
前記発酵槽の被処理物を攪拌する攪拌機構部とを備えた
コンポスト装置であって、前記発酵槽へ被処理物を投入
する投入口から空気を吸引し、前記発酵槽に供給する空
気供給手段を備える。
【0014】〔作用・効果〕本構成のごとく、投入口の
例えば周囲から空気を吸引して、その吸引した空気を発
酵槽に供給して、被処理物の分解反応に利用するように
構成された前記空気供給手段を備えることで、発酵槽に
おいて発生する悪臭成分を含んだ排出ガスが、投入口か
ら外部へもれ出ることを防ぐことができる。従って、例
えば投入口から被処理物を投入するときに、投入口から
外部へ悪臭を放出することが無く、作業環境等を良好に
保つことができる。
【0015】請求項4に係る本発明のコンポスト装置の
特徴・作用・効果は次の通りである。
【0016】〔特徴〕被処理物を分解させる発酵槽と、
前記発酵槽の被処理物を攪拌する攪拌機構部とを備えた
コンポスト装置であって、前記攪拌機構部が、水平軸廻
りに回転する回転軸と、前記回転軸から枝状に突出して
設けられた攪拌棒とを有して構成され、空気を前記発酵
槽に供給する空気供給手段を備え、前記空気供給手段
が、空気が供給される前記回転軸内の流路と、前記攪拌
棒の先端部に開口を有する前記攪拌棒内の流路と、前記
回転軸内の流路から前記攪拌棒内の流路への空気の供給
を、前記回転軸に対して前記攪拌棒が下方に位置すると
きに供給状態とし、前記回転軸に対して前記攪拌棒が上
方に位置するときに否供給状態とする切換手段とを有し
て構成されている。
【0017】〔作用・効果〕本構成のごとく、前記攪拌
機構部が、水平軸廻りに回転する回転軸と、前記回転軸
から枝状に突出して設けられた攪拌棒とを有して構成さ
れることで、発酵槽の被処理物を、鉛直面内で回転する
攪拌棒によって破砕して攪拌し、被処理物における通気
性を向上する上に、被処理物の表面積を増やし、分解し
やすくすることができる。
【0018】さらに、本構成のごとく、前記空気供給手
段を備えて、回転軸内の流路に供給された空気を、攪拌
棒内の流路を介して攪拌棒先端の開口から発酵槽へ供給
し、さらに、その開口からの空気供給が、攪拌棒が回転
軸よりも下方に位置するときのみに行われるように構成
されているので、攪拌棒が充分に被処理物に埋まってい
るときに攪拌棒の先端の開口から空気が供給され、被処
理物内に効率よく空気を供給することができる。従っ
て、好ましい酸素濃度条件で被処理物を分解処理でき、
高効率のコンポスト装置を実現することができる。
【0019】請求項5に係る本発明のコンポスト装置の
特徴・作用・効果は次の通りである。
【0020】〔特徴〕被処理物を分解させる発酵槽と、
前記発酵槽の被処理物を攪拌する攪拌機構部とを備えた
コンポスト装置であって、前記発酵槽が、夫々の上方部
が連通する複数の室部を有して構成され、前記攪拌機構
部が、前記複数の室部にわたって設けられ水平軸廻りに
回転する回転軸と、前記回転軸から枝状に突出して設け
られ、夫々の前記室部の被処理物を攪拌する複数の攪拌
棒とを有して構成されている。
【0021】〔作用・効果〕本構成のごとく、夫々の上
方部が連通する複数の室部を有して構成された発酵槽を
備えるとともに、水平軸廻りに回転する回転軸と、前記
回転軸から枝状に突出して設けられた攪拌棒とを有して
構成された記攪拌機構部を備えることで、排出側の後段
室部の被処理物が完成品のコンポストとして取出される
と、その取出された分の被処理物が、夫々の室部の被処
理物が夫々の室部において連通する上方部を介して次の
室部に送られることになり、被処理物が投入側の初段室
部から後段側の室部に送られるにつれて分解が進行し、
被処理物を連続して分解させることができる。従って、
投入されてすぐの分解が完了していない未完成の被処理
物が完成品のコンポストに混入して排出されることを防
ぐことができ、被処理物を連続して分解処理することが
できる高効率のコンポスト装置を実現することができ
る。
【0022】請求項6に係る本発明の特徴・作用・効果
は次の通りである。
【0023】〔特徴〕上記請求項5に係る本発明のコン
ポスト装置において、前記複数の室部において、排出側
の後段室部の被処理物の一部を、投入側の初段室部へ返
送する返送手段を備えることができる。
【0024】〔作用・効果〕上記のような複数の室部に
おいて被処理物を連続処理するコンポスト装置におい
て、厨芥等が投入される投入側の初段室部の被処理物
は、含水率が比較的高い状態であるため、その含水率を
分解反応に最適な程度まで下げる必要が有る。そこで、
本構成のごとく、スクリューコンベヤ等で構成される前
記返送手段を備えて、複数の室部において、分解反応が
充分進行して比較的含水率が低い状態である排出側の後
段室部の被処理物の一部を、含水率が高い投入側の初段
室部へ返送することで、初段室部の被処理物の含水率を
最適な状態まで下げることができる。さらに、後段室部
の被処理物中の充分に活性化した微生物を初段室部に返
送することができるため、初段室部の被処理物の発酵を
促進することができる。従って、投入された被処理物の
含水率調整を行うためのおが屑やもみ殻等を投入する必
要が無く、さらに投入された被処理物の発酵を促進し、
高効率のコンポスト装置を実現することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明に係るコンポスト装置10
0は、図1に示すように、投入口16から発酵槽1へ投
入された厨芥等の被処理物を、発酵槽1の攪拌機構部2
によって攪拌しながら微生物分解反応させ、完成品とし
て堆肥等に利用されるコンポストを取出すものである。
【0026】本発明のコンポスト装置においては、被処
理物を連続的に分解処理することができ、その特徴構成
について以下に説明する。即ち、本発明のコンポスト装
置100において、発酵槽1は、底部から上方に延出し
た2つの隔壁18によって、夫々の上方部が連通する初
段室部1a、中段室部1b、後段室部1cの複数の室部
を有して構成されている。さらに、攪拌機構部2が、複
数の室部1a,1b,1cにわたって設けられ、ベルト
23を介してモータ22の動力により水平軸廻りに回転
する回転軸2aと、回転軸2aから枝状に突出して設け
られ、夫々の室部1a,1b,1cの被処理物を攪拌す
る複数の攪拌棒2bとを有して構成されている。このよ
うに構成することで、後段室部1cの被処理物が完成品
のコンポストとして取出されると、攪拌棒2bによって
攪拌されている1つ前の中段室部1bの被処理物が、隔
壁18を乗り越えて後段室部1cへ送られると共に、初
段室部1aの被処理物も中段室部1bへ送られる。よっ
て、投入口16から投入された被処理物は、分解反応を
行いながら夫々の室部に順に送られて、充分に分解反応
してコンポストとなった完成品のコンポストを後段室部
1cから取出すことができ、被処理物を連続した処理す
ることができるのである。
【0027】さらに、このような複数の室部1a,1
b,1cにおいて被処理物を連続処理する場合、厨芥等
が投入される投入口16側の初段室部1aの被処理物
は、含水率が比較的高い状態であるため、その含水率を
分解反応に最適な程度まで下げる必要が有る。そこで、
本発明のコンポスト装置100は、ベルト23を介して
モータ22の動力により水平軸廻りに回転するスクリュ
ー回転軸15aと、そのスクリュー回転軸15aの外周
部に螺旋状に形成されているスクリュー羽15bと、そ
のスクリュー羽15cの外周部を前段室部1aの中間付
近から後段室部1cに面する隔壁18にわたって包囲す
るケーシング15cから構成されているスクリューコン
ベヤ15(返送手段の一例)を備えており、分解反応が
充分進行して比較的含水率が低い状態である後段室部1
cの被処理物の一部を、初段室部1aへ返送することが
できる。よって、初段室部1aの被処理物の含水率を最
適な状態まで下げることができ、さらに、後段室部1c
の発酵が進行した被処理物を初段室部1aに返送するた
め、初段室部1aの被処理物の発酵を促進することがで
きるのである。
【0028】次に、本発明のコンポスト装置100は、
発酵槽1の被処理物に空気を供給するための送風機7
(空気供給手段に一例)を備えており、その空気供給系
の特徴構成について以下に説明する。本発明のコンポス
ト装置100は、内側に複数の孔を有する環状チューブ
形状の空気吸引部6を投入口16の開口部の周囲に備え
ており、空気を供給するための駆動源としての送風機7
によって、空気吸引部6を介して投入口16周囲の空気
を吸引することができる。このことによって、投入蓋1
7を開いて厨芥等の被処理物を投入するときでも、悪臭
が外部に漏れ出すことを防ぐ事ができるのである。
【0029】また、発酵槽1から排出ガス流路19へ排
出される排出ガスを給熱側に流通させ、送風機7によっ
て供給される空気を受熱側に流通させ、排出ガスと空気
の熱交換を行い、発酵槽1に供給される空気を加熱する
熱交換器3を備えており、熱交換器3は分解処理に伴っ
て発生する高温の排出ガスの熱を加熱に利用するので、
発酵槽1に供給する空気を外部からエネルギを供給する
必要がなくエネルギ消費量を小さくでき、さらに排出ガ
スを冷却して排出するので、排出ガス中の水蒸気等に含
まれる悪臭成分を除去できる上に、排出ガスの容積を縮
小することができ、排出ガス流路19等を小さく設計で
きるのである。また、熱交換器3によって加熱された加
熱空気は、後に説明する回転軸2aの軸受け部に設けら
れた回転軸内空気供給部8に送られる。
【0030】また、攪拌機構部2においては、図2に示
すように、回転軸内空気供給部8を介して空気が供給さ
れる回転軸2a内の流路9と、攪拌棒2bの先端部に開
口14を有する攪拌棒2b内の流路10と、回転軸2a
内の流路9から攪拌棒2b内の流路10への空気の供給
を、回転軸2aに対して攪拌棒2bが下方に位置すると
きに供給状態とし、その逆のときは否供給状態とする切
換手段11が備えられており、切換手段11は、攪拌棒
2b内の流路10を回転軸2a内の流路9側にテーパ状
に縮小させる円錐壁11aと、その円錐壁11aと、そ
の円錐壁11aの攪拌棒2b内の流路10側に金属製の
メッシュ部材11cと、円錐壁11aとメッシュ部材1
1cとの間に球部材11bを有して構成されている。即
ち、この切換手段11において、回転軸2aに対して攪
拌棒2bが上方に位置するときには、球部材11bが円
錐壁11aに嵌まり込んで空気の供給を遮断し、その反
対に回転軸2aに対して攪拌棒2bが下方に位置すると
きには、球部材11bが円錐壁11aから外れてメッシ
ュ部材11cに落ちるので、空気の供給を許容すること
ができるのである。このような切換手段11によって、
攪拌棒2bが充分に被処理物に埋まっているときに開口
部14から被処理物に空気が供給されることになり、被
処理物内に好ましい状態で空気を供給することができる
のである。
【0031】次に、本発明のコンポスト装置100は、
発酵槽1から排出ガス流路19を介して排出される排出
ガスの消臭を行う消臭部4を備えており、消臭部4は固
形の担体4aに付着している微生物によって発酵槽1か
ら排出される排出ガスの悪臭成分を分解するように構成
されており、このような微生物脱臭を行う消臭部4にお
いて、微生物の活性を高く保つために、水を散水して湿
気を正確にコントロールする必要が有る。また、排出ガ
スを前に説明した熱交換器3において冷却するため、熱
交換器4の下方に排出ガス中の水蒸気の凝縮水が滴下す
る。そこで、本発明のコンポスト装置100は、この滴
下した凝縮水を消臭部4の散水に利用する為の散水手段
5を備えており、散水手段5は、熱交換器3から滴下す
る凝縮水を受容する受け側容器部5aと、その受け側容
器部5aに対して鉛直下方に位置して接続された散水側
容器部5bとによって構成され、受け側容器部5aで受
容した凝縮水を散水側容器部5bに流し、散水側容器部
5bにおいて凝縮水をオーバーフローさせて消臭部4に
散水する。よって、装置に散水用の水を別途供給する必
要が無く、さらに消臭部4において微生物の活性を高く
保って、悪臭成分を分解することができるのである。ま
た、消臭部4によって消臭された排出ガスは、排出ガス
出口部20より排出され、さらに、消臭部4に散水した
凝縮水等は、消臭部4の下方の容器部21に溜まるよう
に構成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンポスト装置の実施の形態を示
す側断面図
【図2】図1のコンポスト装置の攪拌機構部における空
気供給系の詳細を示す部分断面図
【符号の説明】
1 発酵槽 2 攪拌機構部 2a 攪拌棒 2b 回転軸 3 熱交換器 4 消臭部 5 散水手段 7 送風機(空気供給手段) 9 回転軸内の流路 10 攪拌棒内の流路 11 切換手段 14 開口 15 スクリューコンベヤ(返送手段) 19 排出ガス流路
フロントページの続き Fターム(参考) 4D004 AA02 AA03 BA04 CA19 CA48 CB04 CB05 CB28 CB44 4H061 AA03 CC55 GG14 GG15 GG16 GG43 GG47 GG49 GG67 GG70

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物を分解させる発酵槽と、前記発
    酵槽の被処理物を攪拌する攪拌機構部とを備えたコンポ
    スト装置であって、 空気を前記発酵槽に供給する空気供給手段を備え、 前記発酵槽から排出される排出ガスが流れる排出ガス流
    路に、前記排出ガスを給熱側に流通させ、前記空気供給
    手段によって供給される空気を受熱側に流通させ、排出
    ガスと空気の熱交換を行う熱交換器を備えたコンポスト
    装置。
  2. 【請求項2】 前記排出ガス流路の前記熱交換器の下流
    側に、排出ガスの微生物脱臭を行う脱臭部を備え、 前記熱交換器において前記排出ガス中の水蒸気が凝縮し
    た凝縮水を、前記脱臭部へ散水する散水手段を備えた請
    求項1に記載のコンポスト装置。
  3. 【請求項3】 被処理物を分解させる発酵槽と、前記発
    酵槽の被処理物を攪拌する攪拌機構部とを備えたコンポ
    スト装置であって、 前記発酵槽へ被処理物を投入する投入口から空気を吸引
    し、前記発酵槽に供給する空気供給手段を備えたコンポ
    スト装置。
  4. 【請求項4】 被処理物を分解させる発酵槽と、前記発
    酵槽の被処理物を攪拌する攪拌機構部とを備えたコンポ
    スト装置であって、 前記攪拌機構部が、水平軸廻りに回転する回転軸と、前
    記回転軸から枝状に突出して設けられた攪拌棒とを有し
    て構成され、 空気を前記発酵槽に供給する空気供給手段を備え、 前記空気供給手段が、空気が供給される前記回転軸内の
    流路と、前記攪拌棒の先端部に開口を有する前記攪拌棒
    内の流路と、前記回転軸内の流路から前記攪拌棒内の流
    路への空気の供給を、前記回転軸に対して前記攪拌棒が
    下方に位置するときに供給状態とし、前記回転軸に対し
    て前記攪拌棒が上方に位置するときに否供給状態とする
    切換手段とを有して構成されているコンポスト装置。
  5. 【請求項5】 被処理物を分解させる発酵槽と、前記発
    酵槽の被処理物を攪拌する攪拌機構部とを備えたコンポ
    スト装置であって、 前記発酵槽が、夫々の上方部が連通する複数の室部を有
    して構成され、 前記攪拌機構部が、前記複数の室部にわたって設けられ
    水平軸廻りに回転する回転軸と、前記回転軸から枝状に
    突出して設けられ、夫々の前記室部の被処理物を攪拌す
    る複数の攪拌棒とを有して構成されているコンポスト装
    置。
  6. 【請求項6】 前記複数の室部において、排出側の後段
    室部の被処理物の一部を、投入側の初段室部へ返送する
    返送手段を備えた請求項5に記載のコンポスト装置。
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