JP2001252177A - 炊飯器利用調理棚 - Google Patents

炊飯器利用調理棚

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JP2001252177A
JP2001252177A JP2000064694A JP2000064694A JP2001252177A JP 2001252177 A JP2001252177 A JP 2001252177A JP 2000064694 A JP2000064694 A JP 2000064694A JP 2000064694 A JP2000064694 A JP 2000064694A JP 2001252177 A JP2001252177 A JP 2001252177A
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cooking
rice cooker
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rice
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Sadayasu Tokuchi
完泰 徳地
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KURASHIKI DENKI KOJI KK
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KURASHIKI DENKI KOJI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炊飯器の釜内に置き、この釜内に発生する蒸
気又は熱気を調理に利用する調理用具を提供する。 【解決手段】 炊飯器の釜内に置き、この釜内に発生す
る蒸気又は熱気を利用して調理に利用する調理用具であ
って、炊飯器の釜内に納まる外径の枠体5内にステンレ
ス製棒6を架設して棚部7を形成し、この棚部7から3
本以上の支柱9を垂下した炊飯器利用調理棚である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯器の釜内に置
き、この釜内に発生する蒸気又は熱気を調理に利用する
調理用具に関する。
【0002】
【従来の技術】炊飯器を用いて炊飯する際、大量に蒸気
が発生するが、通常この蒸気は大気中に放出し、利用さ
れない。そこで、この蒸気を調理に利用する調理用具が
いくつか提案されている。例えば特開平08-294452号
「ゆで卵調理器」では、炊飯器の釜の縁に2本の軸を架
け渡し、この軸に網かごを渡す構成の調理用具を提案し
ている。網かごに卵を入れ、炊飯の際に発生する蒸気で
ゆで卵を作るのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在の炊飯器は、釜の
圧力調整のために蒸気を放出するが、その他は密閉され
ている。すなわち、釜の縁と蓋とはしっかりとシール材
で塞がれるわけである。通常シール材は柔軟な素材で構
成されるため、上記特開平08-294452号のように、釜の
縁へ軸を架け渡しても蓋が閉まらなくはないが、軸がシ
ール材を傷める原因ともなりかねない。また、厳密に設
計された蓋と釜との密閉性が妨げられ、炊飯器の性能が
十分に発揮できない虞れもある。
【0004】また、特開平08-294452号では、卵を収納
する場所として網かごを提示しているが、炊飯器から出
る蒸気は多分に米のねばりが含まれているので、目の細
かな網かごでは目詰まりを起こし、釜内における蒸気の
流れを妨げてしまう。近年では、釜内における蒸気の流
れをも考慮して炊飯器が作られているので、こうした網
かごの目詰まりは、やはり炊飯器の性能を低下させるこ
とになる。加えて、調理後に目詰まりをした網かごを洗
浄しても、十分に目詰まりを解消できず、雑菌の繁殖を
もたらす問題もある。そこで、炊飯器の性能を損ねず、
蒸気の通りもよく、調理後の洗浄も容易な構造の調理用
具を提供するため、検討した。
【0005】
【課題を解決するための手段】検討の結果開発したもの
が、炊飯器の釜内に置き、この釜内に発生する蒸気又は
熱気を利用して調理に利用する調理用具であって、炊飯
器の釜内に納まる外径の枠体内に棒を架設して棚部を形
成し、この棚部から3本以上の支柱を垂下した炊飯器利
用調理棚である。本発明の調理棚は、炊飯の際に発生す
る蒸気を利用して蒸し調理をするために用いる場合を基
本とするが、水だけを入れた釜に調理棚を置き、発生す
る蒸気により蒸し調理をしてもよいし、近年の保温性能
に優れた釜の中に調理棚を置き、保温の際の熱気を利用
して、蒸し調理又は調理済食品の保温に用いてもよい。
【0006】この調理棚は、基本的には1層構成となる
が、例えば下層となる棚部から3本以上の中柱を立設
し、この中柱に上層の棚部を支持させるようにして、棚
部を多層に設けてもよい。いずれにしても、棚部に雌ネ
ジ部を、支柱又は中柱端部に雄ネジ部をそれぞれ設け、
棚部と支柱又は中柱とを着脱自在にする。各部材は、耐
熱性素材であれば、金属製、合成樹脂製を問わないが、
清潔度や強度を考慮した場合、ステンレス製が好まし
い。この場合、とりわけ炊飯時に利用するに際しては、
事前に煮沸消毒することができる。
【0007】棚部は、枠体内に架設した棒を支持面とし
て調理対象を載せて、棒の間を通過してくる蒸気を調理
対象へと導く。この支持面は、直線状の棒を複数本架設
して構成してもよいし、1本の棒を蛇行して構成しても
よい。棒の配列間隔又は蛇行間隔は、10〜30mm、好まし
くは10〜15mmとすれば、棚部に載せる調理対象を落とす
ことなく、それでいて網に比べて当然目も粗いので蒸気
の通りもよく、調理後の洗浄も容易になる。枠体は、高
さ(垂直方向の厚さ)が少なくとも棒よりも大きければ、
この棒が形成する支持面に対して外周の段差を構成し、
棚部に載せた調理対象を受け止めて、落下防止を図る。
【0008】支柱は、釜の底に接地する支持部材である
と共に、棚部を釜の上方に位置させる働きを有する。あ
まり支柱の数が多いと、取扱いが不便となり、枠体の周
方向に等間隔で3本以上設ければ、安定な棚部の支持が
可能となる。支柱の長さは自由であるが、およそ棚部が
炊飯する米又は水に触れない長さとして5〜12cm、好ま
しくは6〜11cmが目安となる。短い支柱とした場合、1
升炊き等比較的大型な炊飯器では上方が大きく空いてし
まうので、棚部を多層にして利用する。
【0009】また、本発明の調理棚はいたって構造が簡
単であるから、洗浄に際しても洗い残しは少ないが、よ
り丁寧に洗浄するために、支柱又は中柱と各棚部とを分
離する。最も簡単な分離構造は、棚部に設けた嵌合雌部
へ、支柱又は中柱の端部に設けた嵌合雄部を差し込む構
成であるが、使用に際して容易に分離しない安全性を考
慮した場合、棚部に雌ネジ部を設け、支柱又は中柱の端
部に設けた雄ネジ部を螺合する構成が望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図を参照しながら説明する。図1は本発明に基づい
て蛇行するステンレス製棒6を蛇行させて棚部7を構成
した炊飯器利用調理棚1の一例を表した斜視図、図2は
同調理棚1の平面図、図3は別例の棚部2を有する調理
棚1の同平面図、図4はより簡易な構成の調理棚の図1
相当斜視図、図5は使用状態を表した炊飯器3の部分断
面図であり、図6は調理後に支柱9を取り外している状
態を表した同調理棚1の断面図である。本例の調理棚1
は、後述するようにすべてステンレス製の各部材から構
成する。
【0011】本例の調理棚1は、図1に見られるよう
に、ステンレス製板材を彎曲させて形成した枠体5と、
この枠体5内で蛇行させたステンレス製棒6(図2参照)
との接触部位を個別に溶接Wで固着し、棚部7を構成し
ている。蛇行させたステンレス製棒6を枠体5に対する
溶接だけで強度が足りない場合は、例えば図3に見られ
るように、ステンレス製棒6相互を溶接Wで固着するよ
うに蛇行させてもよい。本例では、枠体5の内面に3個
のナットを雌ネジ部8として周方向等間隔に溶接Wで固
着し、この雌ネジ部8にステンレス製棒からなる支柱9
の上端に設けた雄ネジ部10を螺合して(図6参照)、使用
可能状態となる。本例の支柱9は、釜を傷つけないよう
に下端を丸く整形している。
【0012】棚部7を構成するステンレス製棒6を蛇行
させるのは、そのほうが結果として溶接Wが少なくて済
み、低コストでの製造が可能になるからである。しか
し、例えば図4に見られるように、ステンレス製棒を丸
めた円環をナットからなる雄ネジ部8で上下2段に配し
た枠体5の下段円環に、直線状ステンレス製棒6を複数
架設して棚部7を構成してもよい。この調理棚1は、構
成上は上記例示のものより簡易であるが、実際には溶接
Wの総数が増えるため、若干コスト高になる。
【0013】本発明の調理棚1は、炊飯器の釜内に置
き、蓋を閉じることができれば、各部の形状や寸法は自
由に決めてよい。目安として、1升炊き炊飯器に適した
大きさを本例の構成において例示すれば、次の通りとな
る。枠体5は幅10mm、厚さ1mmのステンレス板を曲げて
外径180mmの円環として形成し、径3mmのステンレス製
棒6を間隔20mmで蛇行させ、折り曲げ部分を枠体5内面
に接触させて溶接Wにより固着し、棚部7とする。棚部
7は調理時に加熱されるので、ステンレス製棒6の破裂
を防止するため、両端を開放しておくか、一部に空気抜
き孔を設けておくとよい。支柱9は、棚部7に接続した
ときに枠体5下縁から110mmほど垂下する長さで、径5m
mのステンレス製棒を用いる。この寸法の調理棚1を用
いると、1升炊き炊飯器3の釜11に置いた場合でも、棚
部7は水面12から離隔し、蓋13との間におよそ50mmの空
間を残すことができ、図5に見られるように、この炊飯
器3の使用に際して発生する蒸気を利用して、卵やサツ
マイモを蒸すことができる。
【0014】調理に使用後は、調理棚1を釜から取り出
すと共に、図6に見られるように、支柱9を取り外し、
水洗する。棚部7と支柱9とが分離できることから、収
納、保管時には分解すれば、場所も取らない。洗浄後、
改めて組み立て、本発明の調理棚1を物置き台として利
用できるし、耐熱性に優れた金属製であれば、可搬式の
コンロと併用して、焼き調理の調理用具としても利用で
きる。
【0015】また、棚部7に長尺ナットからなる雌ネジ
部14を設ければ、図7に見られるように、中柱15を各雌
ネジ部14に螺合して、2層の棚部7,7を有する調理棚
1を構成できる。この場合、下層の棚部7が低くなるこ
とから、炊飯時に調理棚1を炊飯器の釜に置き、利用す
ることが難しくなるが、例えば、釜に水のみを入れて調
理棚を置き、蒸し調理のみを目的として利用するとか、
少ない米を保温するときに図7の調理棚を釜に入れ、食
材の保温に供する等の利用が考えられる。このように、
本発明の調理棚は、様々な利用態様が考えられるのであ
る。
【0016】
【実施例】上記例示の1升炊き炊飯器に適した大きさの
図1以下に示す調理棚をすべてステンレス製として製作
し、必要な調理を確認することとした。炊飯開始前に、
釜の中へ調理棚を置き、炊飯を利用してサツマイモ、ゆ
で卵等の蒸し調理を実施したところ、炊飯完了と共に、
蒸したサツマイモやゆで卵の完成が確認された。また、
保温状態を利用すれば、サツマイモ、ゆで卵、茶わん蒸
しの調理には、5〜6時間で同様に蒸し料理ができた。
このほか、牛乳、中華饅頭、大判焼、味噌汁又はその他
のおかず食材の加温は、概ね15分程度で十分な加温が可
能であった。保温時よりも炊飯時の方がより多くの蒸気
又は熱気が発生するので、炊飯時に同様の調理を試みれ
ば、より短時間で蒸し料理又は加温が可能と思われる。
【0017】
【発明の効果】本発明の炊飯器利用調理棚を用いれば、
特段蒸し器を用意することなく、炊飯と同時に、又は炊
飯とは別に、容易に蒸し料理や加温が可能となる。調理
対象を載せる棚部の支持面は、従来の同種調理用具のよ
うに網になっておらず、間隔が空いた複数の棒を架設し
た構成又は蛇行した棒からなる構成なので、蒸気の通過
もよく、洗浄も容易になっている。また、棚部と支柱と
が分解可能であるので、収納、保管も容易であるし、洗
浄も十分することができる。加えて、様々な利用形態が
考えるられ、本発明の調理棚を用いた調理の仕方に幅を
持たせることができる効果を有するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく炊飯器利用調理棚の一例を表し
た斜視図である。
【図2】同調理棚の平面図である。
【図3】別例の棚部を有する調理棚の同平面図ある。
【図4】より簡易な構成の調理棚の図1相当斜視図であ
る。
【図5】調理後に支柱を取り外している状態を表した同
調理棚の断面図である。
【図6】調理後に支柱を取り外している状態を表した同
調理棚の断面図である。
【図7】本発明に基づく多層の炊飯器利用調理棚を表し
た斜視図である。
【符号の説明】
1 炊飯器利用調理棚 5 枠体 6 ステンレス製棒 7 棚部 8 雌ネジ部 9 支柱 10 雄ネジ部 W 溶接

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊飯器の釜内に置き、該釜内に発生する
    蒸気又は熱気を調理に利用する調理用具であって、炊飯
    器の釜内に納まる外径の枠体内に棒を架設して棚部を形
    成し、該棚部から3本以上の支柱を垂下してなる炊飯器
    利用調理棚。
  2. 【請求項2】 下層となる棚部から3本以上の中柱を立
    設し、該中柱に上層の棚部を支持させるようにして、棚
    部を多層に設けてなる請求項1記載の炊飯器利用調理
    棚。
  3. 【請求項3】 棚部に雌ネジ部を、支柱又は中柱端部に
    雄ネジ部をそれぞれ設け、棚部と支柱又は中柱とを着脱
    自在にしてなる請求項1又は2いずれか記載の炊飯器利
    用調理棚。
JP2000064694A 2000-03-09 2000-03-09 炊飯器利用調理棚 Pending JP2001252177A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200460822Y1 (ko) 2009-07-06 2012-06-11 곽지은 소독하는 압력 밥솥
CN103815666A (zh) * 2014-03-24 2014-05-28 贵州大学 一种三叶草取暖茶几

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